JPH0744752U - 高周波焼入装置 - Google Patents

高周波焼入装置

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JPH0744752U
JPH0744752U JP004433U JP443395U JPH0744752U JP H0744752 U JPH0744752 U JP H0744752U JP 004433 U JP004433 U JP 004433U JP 443395 U JP443395 U JP 443395U JP H0744752 U JPH0744752 U JP H0744752U
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work
heating
immersion liquid
tank
cooling
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JP004433U
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Inventor
日吉 渡邊
立美 中村
Original Assignee
富士電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波加熱された軸状のワーク90に冷却液
を噴射し、その後ワーク90を浸漬液Wにより冷却する
2段冷却の高周波焼入において、作業能率を高める。浸
漬液タンク30の大型化を回避する。液噴射時間および
液浸漬時間を正確に管理し、焼入品質を高める。 【構成】 高周波加熱冷却装置10内の加熱位置におい
てワーク90を高周波加熱した後、ジャケット15,1
5により加熱位置でワーク90に冷却液を噴射する。冷
却液を噴射した後、ワーク90を浸漬液タンク30内に
移送して浸漬液Wにより冷却する。浸漬液タンク30内
でワーク90を浸漬液Wにより冷却する間、加熱位置に
おいて次のワーク90の高周波加熱および液噴射による
冷却を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は軸状ワークの高周波焼入装置、特に、高周波加熱後のワークに冷却液 を噴射した後、そのワークを更に冷却液に浸漬する2段冷却方式の高周波焼入装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車に用いられるドライブシャフトのような軸状のワークを焼入する 場合、通常は高周波加熱後のワークに冷却液を噴射してワークを急冷することに より、ワークの表面に硬化層が形成される。しかし、ワークの冷却温度は通常4 0〜100℃と低く、冷却液の噴射だけでは冷却時間が長くなり、サイクルタイ ムの延長を招く。前記ドライブシャフトの場合、冷却液の噴射時間は例えば12 秒である。また、焼入温度に加熱されたワークがこのような低温になるまで、冷 却液を噴射し続けると、ワークに焼き割れを生じることがある。
【0003】 このような問題を解決するために、高周波加熱後のワークに冷却液を噴射した 後、そのワークを更に冷却液に浸漬する2段冷却方式の高周波焼入法が提案され ている。例えば特開昭57−43927号公報には、複数個のワークを次々と焼 入する場合に、加熱後のワークをシュートにより浸漬液タンクに投入すると共に 、シュート上をワークが自重で降下する過程で冷却液の噴射を行う方法が示され ている。また、実願昭61−4914号(実開昭62−118160号)のマイ クロフィルムには、定位置で軸状ワークを軸方向に移動させながら加熱、液噴射 、液浸漬を順次行う方法が示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の焼入法は、冷却液の噴射時間および冷却液への浸漬時間 を厳密に管理することができない。また、浸漬液タンク内をワークが移動するこ とで液浸漬時間を確保するため、液浸漬時間を長くする場合はタンク長が長くな るという問題を生じる。
【0005】 一方、後者の焼入法は液噴射時間および液浸漬時間の管理が可能であるが、液 浸漬時間を長くする場合にタンクが大型化する問題は解決できない。その上、液 浸漬を行っている間に加熱、液噴射を行うことができないので、本質的に能率が 低い。また、加熱および液噴射と液浸漬とで独立に時間管理をできないので、焼 入品質の低下を引き起こす危険がある。更にまた、この種の焼入では加熱および 液噴射に要する時間より、液浸漬に要する時間の方が長いのが通例であるが、後 者の焼入法はこの時間差を吸収できないために、能率が一層低い。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、2段冷却方式の高周波焼 入において冷却液の噴射時間および冷却液への浸漬時間を厳密に管理することが でき、しかも浸漬液タンクの大型を回避し、更には能率も高い高周波焼入装置を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の高周波焼入装置は、複数個の軸状 のワークを次々と連続的に高周波焼入する高周波焼入装置であって、前記ワーク を水平にして加熱位置へ順番に搬入するワーク供給手段と、前記加熱位置におい てワークを水平に支持するワーク支持装置と、前記加熱位置とその上方との間を 昇降移動し、加熱位置に水平に支持されたワークに上方から載置されてそのワー クを高周波加熱する鞍型の高周波加熱コイルと、前記加熱位置の両側に対向配置 されて加熱後のワークに冷却液を噴射する冷却液噴射ジャケットと、冷却液が噴 射された後のワークを冷却する浸漬液を収容する浸漬液タンクと、前記ワーク支 持装置から冷却液噴射後のワークを受け取り、且つそのワークを前記浸漬液タン ク内へ移送するワーク移送装置と、前記浸漬液タンクに装備されてタンク内のワ ークを押し上げるワーク上昇装置と、ワーク上昇装置で押し上げられたワークを 搬出するワーク搬出装置とを具備する。
【0008】 請求項2に記載の高周波焼入装置は、請求項1に記載の高周波焼入装置におい て、2位置の間を切り換え移動する2台の浸漬液タンクを設け、加熱位置におい て冷却液を噴射した後のワークを、前記2位置のうちの一方に停止する浸漬液タ ンク内へ移送するものである。
【0009】 請求項3に記載の高周波焼入装置は、請求項1に記載の高周波焼入装置におい て、ワーク支持装置から冷却液噴射後のワークを受け取り、且つそのワークを前 記浸漬液タンク内へ移送するワーク移送装置、浸漬液タンクに装備されてタンク 内のワークを押し上げるワーク上昇装置、およびワーク上昇装置で押し上げられ てタンク外へ排出されたワークを搬出するワーク搬出装置を、いずれも傾斜面を 用いてワークを自重転動させるシュート式としたものである。
【0010】 請求項4に記載の高周波焼入装置は、請求項1に記載の高周波焼入装置におい て、2位置の間を切り換え移動する2台の浸漬液タンクを設け、加熱位置におい て冷却液を噴射した後のワークを、前記2位置のうちの一方に停止する浸漬液タ ンク内へ移送すると共に、ワーク支持装置から冷却液噴射後のワークを受け取り 、且つそのワークを前記浸漬液タンク内へ移送するワーク移送装置、浸漬液タン クに装備されてタンク内のワークを押し上げるワーク上昇装置、およびワーク上 昇装置で押し上げられてタンク外へ排出されたワークを搬出するワーク搬出装置 を、いずれも傾斜面を用いてワークを自重転動させるシュート式としたものであ る。
【0011】
【作用】
請求項1に記載の高周波焼入装置においては、軸状のワークが加熱位置に搬入 され支持されると、そのワークが、上方から降下した鞍型の高周波加熱コイルに より加熱される。加熱が終わると、高周波加熱コイルが上昇し、両側のジャケッ トからワークに冷却液が噴射される。冷却液の噴射が終わると、液噴射を受けた ワークが浸漬液タンクに移送され、浸漬液による第2の冷却を受ける。浸漬液に よる冷却を終えたワークはタンク外へ排出され搬出される。つまり、本考案の高 周波加熱装置は、第1の定位置で加熱および液噴射を行い、第2の定位置で液浸 漬を行う。
【0012】 請求項2および4に記載の高周波焼入装置においては、冷却液の噴射を終えた ワークが一方の浸漬液タンク内で冷却を受けている間、冷却液の噴射を終えた次 のワークが他方の浸漬液タンク内に移送される。
【0013】 請求項3および4に記載の高周波焼入装置においては、加熱を終えたワークが 自重による転動で浸漬液タンクに移送され、更に浸漬液タンク内で冷却を終えた ワークが、自重による転動で浸漬液タンクから自動排出され、引き続き自重によ る転動で高周波焼入装置の外へ搬出される。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1〜図4は本考案の1実 施例を示す高周波焼入装置の正面図であり、図1はワークの加熱中、図2はワー クに冷却液を噴射している状態、図3はワーク移送装置がワークを支持した状態 、図4はワークが浸漬液中で冷却されている状態をそれぞれ示す。また、図5は 同高周波焼入装置の側面図である。
【0015】 図1に示すように、本実施例の高周波焼入装置は、高周波加熱冷却装置10、 ワーク移送装置20、浸漬液タンク30、ワーク上昇装置40、ワーク搬出装置 50およびワーク供給装置60とを具備している。そして、本実施例で焼入する ワークは、図5に示すように、軸状のワーク90である。
【0016】 高周波加熱冷却装置10は、高周波加熱コイル体14と、ワーク90に冷却液 を噴射する1対の対向して配置されたジャケット15とを具備している。高周波 加熱コイル体14は、ワーク90の周面を加熱する鞍型の高周波加熱コイル体1 1(図中ではこのコイルのワークに対向する平行な部分のみを示している)と、 この高周波加熱コイル体11を支持するコイル支持装置12とを備えている。な お、高周波加熱コイル体14を昇降させるシリンダ13が、高周波加熱コイル体 14の上部に設けられている。
【0017】 浸漬液タンク30は、高周波加熱冷却装置10の下方に、側方へ偏位して設置 されている。浸漬液タンク30には、ワーク90を冷却するための浸漬液W(通 常は湯)が収容されている。
【0018】 ワーク上昇装置40は、浸漬液タンク30に付設されている。このワーク上昇 装置40は、所定間隔で浸漬液タンク30内に平行配置されそれぞれの上面が外 側へ下降傾斜した一対のワーク支持部材41と、一対のワーク支持部材41を支 持連結する水平部材411と、浸漬液タンク30の下方に立設されたシリンダ4 2と、シリンダ42から上方に延出し浸漬液タンク30の底部を移動自在に且つ 水密に貫通して上端に前記水平部材411を支持するピストンロッド412とを 備えている。
【0019】 ワーク移送装置20は、高周波加熱冷却装置10において冷却液lを噴射した 後のワーク90を浸漬液タンク30に転送するもので、高周波加熱冷却装置10 の下方に、浸漬液タンク30の内側に位置して配置されている。この浸漬液タン ク30は、所定の間隔で平行配置されそれぞれの上面が外側(浸漬液タンク30 の側)へ下降傾斜した一対のワーク支持部材21と、一対のワーク支持部材21 を支持連結する水平部材211と、ワーク支持部材21を昇降させるべくピスト ンロッドの先端を水平部材211の下面に連結したシリンダ22とを備えている 。
【0020】 ワーク搬出装置50は、浸漬液タンク30で冷却された後のワーク90を高周 波焼入装置から搬出するものであって、浸漬液タンク30の外側に配置されてい る。このワーク搬出装置50は、所定の間隔で平行配置されそれぞれの上面が外 側へ下降傾斜した一対のワーク支持部材51を備えている。前記ワーク移送装置 20のワーク支持部材21が上昇したとき、ワーク支持部材21は浸漬液タンク 30の上方に位置し、この状態でワーク支持部材51の上面はワーク支持部材2 1の上面と繋がって、連続した下降傾斜面を形成する。
【0021】 ワーク供給装置60は、ワーク90を加熱位置に搬入するものであって、高周 波加熱冷却装置10の下方に、浸漬液タンク30とは反対側に偏位して配置され ている。このワーク供給装置60は、所定の間隔で平行配置されそれぞれがレ字 状をした一対のワーク支持部材61と、ワーク支持部材61を支持連結する平板 状の部材611と、ワーク支持部材61を加熱位置に対して前進後退させるべく 傾斜配置されると共にピストンロッドの先端を部材611の下面に連結したシリ ンダ62とを備えている。
【0022】 なお、前記ワーク支持部材21、41、51および61のそれぞれの間隔は、 ワーク90を支持するのに適した寸法としてある。
【0023】 また図5に示すように、ワーク90を加熱位置に保持するために、ワーク90 の両端面の中心を支持する1対のセンターピン71が設けられており、これらセ ンターピン71は、それぞれセンターピン71の前進後退装置を含むセンターピ ン制御装置70に取り付けられている。
【0024】 次に本実施例の高周波焼入装置の動作について説明する。
【0025】 ワーク搬出装置60のワーク支持部材61にワーク90を載置し、シリンダ6 2を動作させてワーク90を加熱位置に搬入後、センターピン制御装置70によ ってセンターピン71が前進してワーク90の両端面を支持する。次いで、シリ ンダ13を動作させて高周波加熱コイル体14を降下させ、高周波加熱コイル1 1がワーク90の表面に接近配置されたときに、高周波加熱コイル11に図示し ない高周波電源から高周波電流を所定時間通電する。そうすると、ワーク90に 生じる誘導電流によってワーク90の周面が加熱される(図1)。
【0026】 高周波電流の通電終了後、シリンダ13を動作させて高周波加熱コイル体14 を上昇させてから、ジャケット15より冷却液lをワーク90に所定時間噴射す る(図2)。
【0027】 この噴射が終了する頃、ワーク移送装置20のシリンダ22を動作させてワー ク支持部材21を、ワーク支持部材21の上面がワーク90に接触する程度上昇 させてから、センターピン制御装置70によってセンターピン71を後退させる (図3)。
【0028】 そうすると、ワーク90はワーク移送装置20のワーク支持部材21の上面に 沿って転がりながら降下してゆき、浸漬液タンク30内に落下する。このとき、 ワーク搬入装置60は次のワーク90を加熱位置に搬入しており、ワーク90が 浸漬液Wで冷却されている間に、次の高周波加熱が開始されている(図4)。
【0029】 ワーク90が浸漬液タンク30内に落下してから所定時間経過後、ワーク上昇 装置40のシリンダ42を動作させてワーク支持部材41を上昇させる。そうす ると、浸漬液タンク30内のワーク90は浸漬液Wの液面から出て、ワーク搬出 装置50のワーク支持部材51上に移り、そのワーク支持部材51上を転がりな がら降下して高周波焼入装置外の所定位置に到着する。
【0030】 このように、本実施例の高周波焼入装置においては、加熱位置でワーク90の 加熱から冷却液lの噴出までを行い、その後、ワーク90を浸漬液タンク30内 に移してその浸漬液タンク30内で決められた時間の冷却を行うので、液噴射時 間および液浸漬時間を正確に管理することができる。浸漬液タンク30内にワー ク90を静置するので、液浸漬時間を長くする場合も浸漬液タンク30を大型化 する必要がない。浸漬液タンク30内で液浸漬を行っている間に、高周波加熱冷 却装置10内の加熱位置で加熱、液噴射を行うので、本質的に能率が高い。ワー ク移送装置20、ワーク上昇装置40およびワーク搬出装置50を、いずれもシ ュート式としたので、構成が簡単である。
【0031】 本実施例の高周波焼入装置における各工程の時間は、例えば加熱時間が6秒、 噴射冷却時間が8秒、浸漬冷却時間が20秒である。
【0032】 この例に見るように、液噴射と液浸漬とを組み合わせた冷却では、通常、加熱 時間と液噴射時間との合計時間よりも、液浸漬時間の方が長いので、浸漬液タン ク30内でワーク90が冷却されているときに、次のワーク90が浸漬液タンク 30内に落下してくることを防止する必要があり、ここに待ち時間が生じる。こ のため、浸漬液タンク30と、浸漬液タンク30に装備されるワーク上昇装置4 0とを2台ずつ設けておき、ワーク90がワーク搬出装置50に移るごとに、例 えば、ワーク上昇装置40のシリンダ42を支持する図示しない上昇装置移動機 構により、2台の浸漬液タンク30を交互に切り換え移動する。そうすることに より、加熱および液噴射に要する時間と液浸漬に要する時間との時間差を吸収で き、能率が一層向上する。
【0033】
【考案の効果】
以上に説明した通り、請求項1に記載の高周波焼入装置は、冷却液の噴射によ る冷却後、浸漬液により冷却を行うので、液噴射のみを行う装置に比して高周波 焼入作業のサイクルタイムを短くし、且つ焼入されたワークに焼き割れが生じる のを防ぐことができるのみならず、定位置でワークの加熱から冷却液の噴出まで を行い、その後、浸漬液タンク内で決められた時間の冷却を行うので、液噴射時 間および液浸漬時間を正確に管理することができる。また、浸漬液タンク内にワ ークを静置するので、液浸漬時間を長くする場合も浸漬液タンクを大型化する必 要がない。更に、浸漬液タンク内で液浸漬を行っている間に、加熱位置で加熱、 液噴射を行うので、能率も高い。
【0034】 請求項2に記載の高周波焼入装置は、2位置の間を切り換え移動する2台の浸 漬液タンクを設け、加熱位置において冷却液を噴射した後のワークを、前記2位 置のうちの一方に停止する浸漬液タンク内へ移送するので、加熱および液噴射に 要する時間と液浸漬に要する時間との時間差を吸収でき、能率が一層高い。
【0035】 請求項3に記載の高周波焼入装置は、ワーク支持装置から冷却液噴射後のワー クを受け取り、且つそのワークを前記浸漬液タンク内へ移送するワーク移送装置 、浸漬液タンクに装備されてタンク内のワークを押し上げるワーク上昇装置、お よびワーク上昇装置で押し上げられてタンク外へ排出されたワークを搬出するワ ーク搬出装置を、いずれも傾斜面を用いてワークを自重転動させるシュート式と したので、構成が簡単である。
【0036】 請求項4に記載の高周波焼入装置は、2位置の間を切り換え移動する2台の浸 漬液タンクを設け、加熱位置において冷却液を噴射した後のワークを、前記2位 置のうちの一方に停止する浸漬液タンク内へ移送するので、加熱および液噴射に 要する時間と液浸漬に要する時間との時間差を吸収でき、能率が一層高い。更に 、ワーク支持装置から冷却液噴射後のワークを受け取り、且つそのワークを前記 浸漬液タンク内へ移送するワーク移送装置、浸漬液タンクに装備されてタンク内 のワークを押し上げるワーク上昇装置、およびワーク上昇装置で押し上げられて タンク外へ排出されたワークを搬出するワーク搬出装置を、いずれも傾斜面を用 いてワークを自重転動させるシュート式としたので、構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す高周波焼入装置の正面
図であり、ワークの加熱中を示す。
【図2】本考案の1実施例を示す高周波焼入装置の正面
図であり、ワークに冷却液を噴射している状態を示す。
【図3】本考案の1実施例を示す高周波焼入装置の正面
図であり、ワーク移送装置がワークを支持した状態を示
す。
【図4】本考案の1実施例を示す高周波焼入装置の正面
図であり、ワークが浸漬液中で冷却されている状態を示
す。
【図5】同高周波焼入装置の側面図である。
【符号の説明】
10 高周波加熱冷却装置 11 高周波加熱コイル 15 ジャケット 20 ワーク移送装置 30 浸漬液タンク 40 ワーク上昇装置 50 ワーク搬出装置 90 ワーク l 冷却液 W 浸漬液

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の軸状のワークを次々と連続的に
    高周波焼入する高周波焼入装置であって、前記ワークを
    水平にして加熱位置へ順番に搬入するワーク供給手段
    と、前記加熱位置においてワークを水平に支持するワー
    ク支持装置と、前記加熱位置とその上方との間を昇降移
    動し、加熱位置に水平に支持されたワークに上方から載
    置されてそのワークを高周波加熱する鞍型の高周波加熱
    コイルと、前記加熱位置の両側に対向配置されて加熱後
    のワークに冷却液を噴射する冷却液噴射ジャケットと、
    冷却液が噴射された後のワークを冷却する浸漬液を収容
    する浸漬液タンクと、前記ワーク支持装置から冷却液噴
    射後のワークを受け取り、且つそのワークを前記浸漬液
    タンク内へ移送するワーク移送装置と、前記浸漬液タン
    クに装備されてタンク内のワークを押し上げるワーク上
    昇装置と、ワーク上昇装置で押し上げられたワークを搬
    出するワーク搬出装置とを具備することを特徴とする高
    周波焼入装置。
  2. 【請求項2】 複数個の軸状のワークを次々と連続的に
    高周波焼入する高周波焼入装置であって、前記ワークを
    水平にして加熱位置へ順番に搬入するワーク供給手段
    と、前記加熱位置においてワークを水平に支持するワー
    ク支持装置と、前記加熱位置とその上方との間を昇降移
    動し、加熱位置に水平に支持されたワークに上方から載
    置されてそのワークを高周波加熱する鞍型の高周波加熱
    コイルと、前記加熱位置の両側に対向配置されて加熱後
    のワークに冷却液を噴射する冷却液噴射ジャケットと、
    冷却液が噴射された後のワークを冷却する浸漬液をそれ
    ぞれ収容し、且つそれぞれが2位置の間を切り換え移動
    する2台の浸漬液タンクと、前記ワーク支持装置から冷
    却液噴射後のワークを受け取り、且つそのワークを、前
    記2位置のうちの一方に停止する浸漬液タンク内へ移送
    するワーク移送装置と、前記浸漬液タンクに装備されて
    タンク内のワークを押し上げるワーク上昇装置と、ワー
    ク上昇装置で押し上げられたワークを搬出するワーク搬
    出装置とを具備することを特徴とする高周波焼入装置。
  3. 【請求項3】 複数個の軸状のワークを次々と連続的に
    高周波焼入する高周波焼入装置であって、前記ワークを
    水平にして加熱位置へ順番に搬入するワーク供給手段
    と、前記加熱位置においてワークを水平に支持するワー
    ク支持装置と、前記加熱位置とその上方との間を昇降移
    動し、加熱位置に水平に支持されたワークに上方から載
    置されてそのワークを高周波加熱する鞍型の高周波加熱
    コイルと、前記加熱位置の両側に対向配置されて加熱後
    のワークに冷却液を噴射する冷却液噴射ジャケットと、
    冷却液が噴射された後のワークを冷却する浸漬液を収容
    する浸漬液タンクと、前記加熱位置の下方からその側方
    に位置する浸漬液タンクへかけて上面が下降傾斜した昇
    降式のワーク支持部材を有し、該ワーク支持部材が上昇
    した状態でワーク支持装置から冷却液噴射後のワークを
    受け取り、且つそのワークを前記浸漬液タンク内へ自重
    により転動移送するシュート式のワーク移送装置と、前
    記浸漬液タンクに装備されてタンク内のワークを傾斜し
    た上面により押し上げてタンク外へ自重により転動排出
    するシュート式のワーク上昇装置と、ワーク上昇装置で
    押し上げられてタンク外へ排出されたワークを自重によ
    り転動搬出するシュート式のワーク搬出装置とを具備す
    ることを特徴とする高周波焼入装置。
  4. 【請求項4】 複数個の軸状のワークを次々と連続的に
    高周波焼入する高周波焼入装置であって、前記ワークを
    水平にして加熱位置へ順番に搬入するワーク供給手段
    と、前記加熱位置においてワークを水平に支持するワー
    ク支持装置と、前記加熱位置とその上方との間を昇降移
    動し、加熱位置に水平に支持されたワークに上方から載
    置されてそのワークを高周波加熱する鞍型の高周波加熱
    コイルと、前記加熱位置の両側に対向配置されて加熱後
    のワークに冷却液を噴射する冷却液噴射ジャケットと、
    冷却液が噴射された後のワークを冷却する浸漬液をそれ
    ぞれ収容し、且つそれぞれが2位置の間を切り換え移動
    する2台の浸漬液タンクと、前記加熱位置の下方からそ
    の側方に存在する前記2位置のうちの一方にかけて上面
    が下降傾斜した昇降式のワーク支持部材を有し、該ワー
    ク支持部材が上昇した状態でワーク支持装置から冷却液
    噴射後のワークを受け取り、且つそのワークを前記2位
    置のうちの一方に停止する浸漬液タンク内へ自重により
    転動移送するシュート式のワーク移送装置と、前記浸漬
    液タンクに装備されてタンク内のワークを傾斜した上面
    により押し上げてタンク外へ自重により転動排出するシ
    ュート式のワーク上昇装置と、ワーク上昇装置で押し上
    げられてタンク外へ排出されたワークを自重により転動
    搬出するシュート式のワーク搬出装置とを具備すること
    を特徴とする高周波焼入装置。
JP004433U 1995-04-13 1995-04-13 高周波焼入装置 Pending JPH0744752U (ja)

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