JPH0744353U - 循環式駐輪装置 - Google Patents

循環式駐輪装置

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JPH0744353U
JPH0744353U JP6363493U JP6363493U JPH0744353U JP H0744353 U JPH0744353 U JP H0744353U JP 6363493 U JP6363493 U JP 6363493U JP 6363493 U JP6363493 U JP 6363493U JP H0744353 U JPH0744353 U JP H0744353U
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JP
Japan
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circulation type
suspension
bicycle parking
installation surface
bicycle
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JP6363493U
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Inventor
瑞穂 佐藤
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Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、循環式搬送装置を用いて駐輪装
置を立体化し、省スペースで多数の自転車を収納するこ
とができる循環式駐輪装置に関する。 【構成】 循環式駐輪装置1は、支柱3に支持された左
右一対の循環式搬送装置2と、該循環式搬送装置2の延
出方向に沿って等間隔に吊下げられた吊下体4とからな
っている。循環式搬送装置2は、無端に形成されたチェ
ーン21を循環駆動するもので、長手方向を縦向きに配
置しており、左右に離反して一対に設けられた支柱3に
保持されている。上記チェーン21には等間隔に複数の
アーム12が設けられており、対向するアーム12間に
軸部13が横架されて、該軸部13に吊下体4が枢着さ
れている。吊下体4には自転車20が駐輪されるので、
自転車20を出入れする吊下体4を最下位置に移動する
ことにより、立体的に駐輪を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、駐輪装置を循環式搬送装置を用いて立体式にした循環式駐輪装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
駅前道路の無断駐輪を防止したり、駐輪場のスペースの有効利用を図るために 種々構成の駐輪装置が提案されているが、未だ簡単な構成で多数の自転車を収納 できる構造のものは提案されていない。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、その主たる課題は、循環式搬 送装置を用いて駐輪装置を立体化し、省スペースで多数の自転車を収納すること ができる循環式駐輪装置を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、 (a).環状に循環動する無端の搬送部を有する循環式搬送装置を設ける、 (b).該循環式搬送装置を長手方向を上下に向けて保持し、設置面に固定された保 持体を設ける、 (c).上記循環式搬送装置の搬送部に上部が枢着されて鉛直に吊り下げられ、循環 式搬送装置の下降側と上昇側に同一高さ位置で上下多段に並ぶように配置される と共に、自転車を収納可能とした複数の吊下体を設ける、 という技術的手段を講じている。 また、請求項2の考案では、 (d).環状に循環動する無端の搬送部を有する循環式搬送装置を、左右一対に設け る、 (e).該循環式搬送装置を長手方向を上下に向けて保持し、設置面に固定された保 持体を設ける、 (f).上記左右一対の循環式搬送装置の内側で、搬送部に左右の側部の上端がそれ ぞれ枢着されて鉛直に吊り下げられると共に、一対の側部間を横架する底板に自 転車を駐輪可能とした複数の吊下体を設ける、 という技術的手段を講じている。 また、請求項3の考案では、上記構成に加えて、 (g).循環式搬送装置に設けられた複数の吊下体が、下方に変位した際に、前後に 隣接する吊下体が同じ高さになる位置で出し入れができるように、設置面の出し 入れ位置が設定されており、 (h).吊下体が循環式搬送装置の最下位置となった時に吊下体が設置面と衝合しな いように設置面に凹部が形成されてなる、 という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】
上記構成からなっているので、請求項1の考案では、吊下体は、循環式搬送装 置に吊下げられており、常時鉛直姿勢に保持された状態で、上下に循環する。 従って、吊下体に自転車を収納(駐輪)して、吊下体を上下に循環動させるこ とにより、吊下体を下降側と上昇側の吊下体が同じ高さ位置となるように停止さ せ、上下多段に配置することができ、立体的に自転車を駐輪させることができる と共に、2つの吊下体から同時に出し入れが可能となる。 請求項2の考案では、循環式搬送装置が左右一対に設けられており、その間に 吊下体が嵌込まれ、その側部の上端が枢着されているので、吊下体の底板を広く 設定することができ、多数の自転車を収納することができる。 また、請求項3の考案では、設置面に凹部を形成しておけば、下方で前後に隣 接する吊下体が同じ高さになる位置を設置面と同じ高さにすることができ、同時 に2つの吊下体への自転車の出し入れが可能となる。
【0006】
【実施例】
以下に、この考案の循環式駐輪装置の好適実施例について図面を参照しながら 説明する。 図1および図2に示す循環式駐輪装置1は、保持体の一例を示す支柱3に支持 された左右一対の循環式搬送装置2と、該循環式搬送装置2の延出方向に沿って 等間隔で多段(多層)に吊下げられた吊下体4とからなっている。 即ち、循環式搬送装置2は、無端に形成されたチェーン21と、駆動モータ( 図示せず)と接続され上記チェーン21を循環させる駆動輪(スプロケット)2 2と、従動輪23とからなってケーシング24内に収納されている。 上記駆動輪と従動輪の位置は図示例とは逆に配置してもよい。 この循環式搬送装置2は、長手方向を縦向きに配置しており、左右に離反して 一対に設けられた支柱3の桟に固定され、それぞれ中空位置に支持されており、 操作コントローラCにより左右の循環式搬送装置2が同一速度で同期して循環動 乃至停止するように設定されている。
【0007】 支柱3は、本実施例の場合、横倒コ字状の枠体からなっており、下端が設置面 に固定されている。 また、上記循環式搬送装置2のチェーン21には、等間隔に8つのアーム12 が連結されている。 そして、左右の循環式搬送装置2の対応するアーム12、12間に柱部13が 横架し固着されて水平に保持されており、該柱部13に吊下体4が枢着されてい る。 これにより、吊下体4は、循環式搬送装置2の下降側と上昇側に二分されて、 対向する左右の吊下体が4段(4層)に並ぶように配置される。
【0008】 本実施例で吊下体4は、左右に一対に設けられた略三角形の側枠5と、該側枠 5の下部枠51間に連結される底板6とからなっている。 また、側枠5の下部枠51は、中央が上向きに横倒コ字状に窪む屈曲部51a が形成されており、下に配置された吊下体4の側枠5の上端が昇降循環中に衝合 しないようにしている。 そして、上記底板6は短手方向の幅が自転車20を載置可能な長さに設定され ており、底板6の上面には自転車20の車輪を留める係止部7が並列に多数設け られている。
【0009】 この係止部7は、図示例の場合、前輪の係止高さの高低を交互に繰り返すよう に配列しているので、隣接して駐輪する自転車20のハンドルが衝合せず、省ス ペースで駐輪させることができる。 また、吊下体4は、左右の側枠5の上端がアーム12に固着された柱部13に 枢着されているので、循環式搬送装置2による循環動に際して連動すると共に、 自重により常に鉛直姿勢に維持されている。
【0010】 次に、設置面8は、循環式搬送装置2に設けられた下降側と上昇側の吊下体4 が同じ高さになる位置で、最下段となる吊下体(説明の便宜上4’とする)に自 転車20を出し入れできるように、出し入れ位置が設定されている。 本実施例で、設置面8は吊下体4が循環式搬送装置2の最下位置となった時に 吊下体4が設置面8と衝合しないように設置面8に凹状に窪む凹部9が形成され る。
【0011】 更に、上記凹部9内には、吊下体4が設置面8の出し入れ位置に変位した際に 、吊下体4の底板6の揺動を拘束し、または係止するストッパ10を凹部9に設 けている。 出し入れ位置での吊下体4の揺れを防止するためのストッパ10としては、 対向する一対の板を突き合わせて開閉する方式(電気または油圧式による 構成、リンク等の機械式構成)、 ピンの出し入れ方式(電気または油圧式による構成、リンク等の機械式構 成)、 吊下体の左右の側枠を支柱等に連結し固定する構成、 等を適宜選択して用いることができる。
【0012】 本実施例では、前記凹部9の対向する位置に、同一高さ位置で左右一対に設け られて出没自在なピンからなるストッパ10が、最下段に配置された2つの吊下 体4’、4’の揺動を拘束するために、それぞれ前後2個所、合計で4個所に設 けられている。 即ち、吊下体4が凹部9を通過している間はストッパ10は、吊下体4’とぶ つからないように引っ込んで凹部9内に突出せず退動している。 吊下体4が出し入れ位置で停止すると、これに連動してストッパ10が突出し て、吊下体4の底板6の下面の前後で衝合可能となっているので、吊下体4は、 出し入れ位置で安定し、揺動する虞れがない。 そして、自転車20の出し入れが終了し、循環式搬送装置2の作動スイッチが 投入されると、これと連動して図示しないアクチュエータを介して前記ストッパ 10を退動し、最下段の吊下体4’がフリーとなって、循環動が行われる。
【0013】 上記実施例において吊下体4は、三角形の枠体を側部に設けた場合を例示した が、該側枠5’は、図3に示すように略五角形状であってもよい。 このように、吊下体4の上部をテーパ状に形成することにより、安定性を高め 且つ循環動に際して隣接する吊下体4相互が衝合することがなく、間隔を狭める ことができる。
【0014】 本実施例のように、吊下体4を8台、4段(層)に設ける場合には、利用者の 入口を、4段に配置される同一高さの吊下体毎に4個所に区分し、利用者が自分 の入れてある吊下体に相当する入口に並び、その吊下体4が下端に位置し出し入 れ可能な状態となった時、その区分毎にまとまって出し入れしうるようにすれば 、待ち時間の短縮と利用者の不公平とを解消することができる。
【0015】 上記利用例では、各利用者がそれぞれ所有する自転車20を駐輪する場合を示 したが、この駐輪装置では、法人または個人所有の多数の自転車20を予め吊下 体に備えた状態で提供し、利用者に共同使用(レンタル等)させることもでき、 その場合には、自転車20の取り出し、収納共に、利用者の来た順に行うことが できる。 これにより、1台の吊下体4に多数の自転車20を駐輪させても、効率的な使 用が可能となる。 なお、この考案では、循環式搬送装置の作動、即ち、吊下体を出し入れ位置に 停止させ、また移動させる操作は、管理人による運転が安全であり、好ましい。 利用者には、入場カードの方式をとることもできる。 また、循環式搬送装置を一方だけとし、これに吊下体の上部を枢着して循環動 させる構成であってもよい。 その他、この循環式駐輪装置の使用法に関しては上記実施例に限定されず適宜 方法を用いることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上、この考案によれば、吊下体に多数の自転車を上下多段に駐輪させ、循環 式搬送装置を用いて吊下体を上下に循環させることにより、2つの吊下体を同時 に出し入れ位置に変位させることができるので、設置面上を立体的に利用して、 効率よく自転車の駐輪を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の循環式駐輪装置の中央縦断面図であ
る。
【図2】図1の正面図である。
【図3】吊下体の異なる実施例を示す要部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 循環式駐輪装置 2 循環式搬送装置 3 支柱 4 吊下体 5 側枠 6 底板 7 係止部 8 設置面 9 凹部 10 ストッパ 20 自転車

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に循環動する無端の搬送部を有する
    循環式搬送装置と、 該循環式搬送装置を長手方向を上下に向けて保持し、設
    置面に固定された保持体と、 上記循環式搬送装置の搬送部に上部が枢着されて鉛直に
    吊り下げられ、循環式搬送装置の下降側と上昇側に同一
    高さ位置で上下多段に並ぶように配置されると共に、自
    転車を収納可能とした複数の吊下体とからなることを特
    徴とした循環式駐輪装置。
  2. 【請求項2】 環状に循環動する無端の搬送部を有し、
    左右一対に設けられた循環式搬送装置と、 該循環式搬送装置を長手方向を上下に向けて保持し、設
    置面に固定された保持体と、 上記左右一対の循環式搬送装置の内側で、搬送部に左右
    の側部の上端がそれぞれ枢着されて鉛直に吊り下げら
    れ、循環式搬送装置の下降側と上昇側に同一高さ位置で
    上下多段に並ぶように配置されると共に、一対の側部間
    を横架する底板に自転車を駐輪可能とした複数の吊下体
    とからなることを特徴とした循環式駐輪装置。
  3. 【請求項3】 循環式搬送装置に設けられた複数の吊下
    体が、下方に変位した際に、前後に隣接する吊下体が同
    じ高さになる位置で出し入れができるように、設置面の
    出し入れ位置が設定されており、吊下体が循環式搬送装
    置の最下位置となった時に吊下体が設置面と衝合しない
    ように設置面に凹部が形成されてなることを特徴とする
    請求項2に記載の循環式駐輪装置。
  4. 【請求項4】 吊下体が、略三角形または略五角形の側
    部を有し側部の下辺間に底面が一体に横架されてなるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の循環式駐輪装
    置。
  5. 【請求項5】 吊下体が設置面の出し入れ位置に変位し
    た際に、吊下体の底面を拘束し、または係止するストッ
    パを凹部に設けたことを特徴とする請求項3に記載の循
    環式駐輪装置。
JP6363493U 1993-11-02 1993-11-02 循環式駐輪装置 Pending JPH0744353U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108442789A (zh) * 2018-05-17 2018-08-24 浙江工业大学 一种可并行存取的自动化汽车停放装置用抬升机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108442789A (zh) * 2018-05-17 2018-08-24 浙江工业大学 一种可并行存取的自动化汽车停放装置用抬升机构
CN108442789B (zh) * 2018-05-17 2023-10-20 浙江工业大学 一种可并行存取的自动化汽车停放装置用抬升机构

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