JP3068383U - 多段式立体駐輪装置 - Google Patents

多段式立体駐輪装置

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栄次 塩沢
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株式会社フリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二輪車載置台がブランコのように前後に揺動
することがなく、二輪車載置台を安定確実に吊持できる
ようにした、多段式立体駐輪装置を提供する。 【解決手段】 上下方向に多段等間隔となるように環状
支持部材(3)に複数の二輪車載置台5を吊設させ、該
環状支持部材(3)を二輪車出入り口側に対して奥行き
方向に回転させることにより複数の二輪車載置台5を観
覧車式に巡回させる多段式立体駐輪装置において、二輪
車載置台5を略矩形箱状に枠組形成し、二輪車載置台5
上側に位置する上側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置
に相当する2点箇所を環状支持部材(3)に吊持させて
対角二点吊構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、全国の自治体、鉄道事業者、マンション、スーパー等の各方面にお いて、駐輪公害を解消して環境美化を推進することを目的にし、狭幅な設置スペ ースでも多数の自転車を効率良く収納できるようにした多段式立体駐輪装置の改 良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、駅前周辺等に自転車が無秩序に置かれて路上等が放置自転車であふれる ことになり、所謂不法駐輪公害を招いている。そのため、環境美化が損なわれた り、自転車盗難が急増発生しているのが現状である。
【0003】 そこで従来では、自転車を収納する多段式立体駐輪装置として、例えば地下に 筒形の密閉された多段収納空間を設け、そこに多数の自転車を収容させる地下立 体駐輪装置が提案されている。
【0004】 この装置では、狭い用地での地下工事を経済的に実施できる特殊な掘削機や工 法を利用し、さらには有機塩素系溶媒による地下水汚染を浄化するための工法等 を必要としていた。
【0005】 この様な従来の地下立体駐輪装置では、例えば駅前周辺のような建物が密集し ている狭小な地域、特に狭幅な設置スペースでの施工が困難であり、しかも掘削 作業や地下水汚染浄化工法等にかなりの労働力やコスト等が要求されるため、実 際のところ1〜2段式、例えば1層2段式の駐輪場を設けるしかなく、そのため 増え続ける自転車の数に対して駐輪場の収容台数が圧倒的に不足しているのが現 状であった。
【0006】 そこで、出願人は、「上下方向に多段等間隔となるように環状支持部材に複数 の二輪車載置台をブランコ状となるように吊設させ、該環状支持部材を二輪車出 入り口側に対して奥行き後方側に向けて回転させることにより複数の二輪車載置 台を観覧車式に巡回させる多段式立体駐輪装置」を開発した。この装置において 、「複数の二輪車載置台は、上側頂部がジョイント部を介してエンドレスチェー ンベルトに回動可能に一点支持された左右一対の略逆V字型の支持アーム下端側 に連結されているもの」である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、「二輪車載置台の上側頂部がジョイント部を介してエンドレス チェーンベルトに回動可能に一点支持された左右一対の略逆V字型の支持アーム 下端側に連結されているもの」では、外部から作用する振動・揺れ・風圧等によ って、二輪車載置台自体がブランコのように前後に揺動してしまうため、二輪車 載置台から二輪車が転落する虞れが生じて非常に危険であった。
【0008】 そこで本考案は、叙上のような従来存した問題点に鑑み創案されたもので、環 状支持部材において二輪車載置台がブランコのように前後に揺動することがなく 、二輪車載置台を安定確実に吊持できるようにした多段式立体駐輪装置を提供す ることを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案にあっては、上下方向に多段等間隔となるように環状支持部 材に複数の二輪車載置台を吊設させ、該環状支持部材を二輪車出入り口側に対し て奥行き方向側に回転させることにより複数の二輪車載置台を観覧車式に巡回さ せる多段式立体駐輪装置において、二輪車載置台を略矩形箱状に枠組形成し、二 輪車載置台上側に位置する上側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置に相当する2 点箇所を環状支持部材に吊持させて対角二点吊構造としたことで、上述した課題 を解決した。
【0010】 また、上下方向に多段等間隔となるようにエンドレスチェーンベルトに複数の 二輪車載置台を吊設させ、該エンドレスチェーンベルトを二輪車出入り口側に対 して奥行き方向に回転させることにより複数の二輪車載置台を観覧車式に巡回さ せる多段式立体駐輪装置において、略矩形箱状に枠組形成して成る複数の二輪車 載置台の互いに対角線位置にある上側矩形枠部の2点箇所を、この対角線位置に 対応して互いに位置をずらし、且つガイドフレームに沿って昇降回転する一対の エンドレスチェーンベルトの夫々に回動可能に支持させたことで、同じく上述し た課題を解決した。
【0011】 さらに、前記エンドレスチェーンベルトは、二輪車出入り口に対して前後方向 に互いに位置をずらして左右に対向設置された一対のガイドフレームに沿って案 内回転されることで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】 また、前記複数の二輪車載置台は、上側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置に 相当する2点箇所が、夫々ジョイント手段を介して一対のエンドレスチェーンベ ルトに回動可能に連結されていることで、同じく上述した課題を解決した。
【0013】 加えて、前記ジョイント手段は、二輪車載置台の上側矩形枠部の前枠側と後枠 側に夫々平行となるように配した一対のシャフトと、二輪車載置台の上側矩形枠 部にこれらのシャフトを回転可能に取り付けた軸受部から成り、軸受部から外方 へ突き出たシャフトの一端にエンドレスチェーンベルトに固着したジョイント板 部材を連結固定したことで、同じく上述した課題を解決した。
【0014】 また、一方のエンドレスチェーンベルトには、互いに隣接する二輪車載置台夫 々における上側矩形枠部の互いに対角線位置にある一方の隅角部が夫々連結され 、他方のエンドレスチェーンベルトには、当該二輪車載置台夫々における上側矩 形枠部の他方の隅角部が夫々連結されていることで、同じく上述した課題を解決 した。
【0015】 この他、前記エンドレスチェーンベルトに対する二輪車載置台の取り付け間隔 が、ガイドフレーム下側において2台の二輪車載置台が二輪車出入り口において 水平に位置するような距離となるように設定されていることで、同じく上述した 課題を解決した。
【0016】 また、前記二輪車載置台は、二輪車を少なくとも2列に収容並置させるスペー スを有することで、同じく上述した課題を解決した。
【0017】 さらに、前記一対のエンドレスチェーンベルトの周囲には、被覆設置乃至解体 撤去可能な防水性のある透明または不透明な壁体を備えたことで、同じく上述し た課題を解決した。
【0018】 本考案に係る多段式立体駐輪装置においては、二輪車載置台上側に位置する上 側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置に相当する2点箇所夫々を、互いに前後に 位置をずらした一対の環状支持部材の夫々に吊持させているため、二輪車載置台 の対角二点吊となり、外部からの振動・揺れ・風圧等が作用した場合であっても 、二輪車載置台が前後左右に揺動するのを防止してる。
【0019】 そして、二輪車載置台は、二輪車出入り口側に対して奥行き方向に巡回しなが ら昇降回転し、二輪車載置台を二輪車出入り口に対応させた位置で停止させ、そ こで二輪車の出し入れを行なう。
【0020】 また、二輪車載置台は、二輪車出入り口において、当該二輪車載置台の2台が 前後に隣接する状態で夫々が位置するようにタイミング的に停止し、二輪車の収 容能率を向上させている。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の一実施の形態を説明する。本考案に係る多段式 立体駐輪装置は、図1、図2に示すように、例えば駅前周辺のような建物が密集 している狭小な地域である狭幅の設置スペースにおいて、二輪車出入り口1の横 幅、すなわち自転車等の二輪車Qの略2台分の横幅に相当する約1.2m程度の 間隔でもって対向する複数の固定柱を配し、高さ約10m程度に構築される。具 体的には、環状支持部材(3)に、上下方向で多段等間隔となるように複数の二 輪車載置台5を吊設させ、該環状支持部材(3)を二輪車出入り口1側に対して 奥行き方向側に回転させることにより、複数の二輪車載置台5を観覧車式に巡回 させるものである。このとき、図3に示すように、二輪車載置台5を略矩形箱状 に枠組形成し、二輪車載置台5上側に位置する上側矩形枠部の四隅のうち、対角 線位置に相当する2点箇所を環状支持部材(3)に吊持させて対角二点吊構造と している。
【0022】 二輪車載置台5を吊設する環状支持部材(3)は、例えば、図1、図3に示す ように、一対のガイドフレーム2に沿って昇降回転する、同じく一対のエンドレ スチェーンベルト3により構成されている。このエンドレスチェーンベルト3は 、所定の作動装置を用いてガイドフレーム2に沿って昇降回転するものである。
【0023】 二輪車載置台5を吊設する一対のガイドフレーム2、エンドレスチェーンベル ト3は、図3に示すように、二輪車載置台5の互いに対角線位置にある上側矩形 枠部の2点箇所を支持すべく、この対角線位置に対応して互いに位置をずらして 立設されている。これを詳述すると、一対のガイドフレーム2、エンドレスチェ ーンベルト3は、二輪車出入り口1において、前後方向に位置をずらして左右に 対向設置されているのである。そして、図3に示すように、一方のエンドレスチ ェーンベルト3には、互いに隣接する二輪車載置台5夫々における上側矩形枠部 の互いに対角線位置にある一方の隅角部が夫々連結され、他方のエンドレスチェ ーンベルト3には、隣接する二輪車載置台5夫々における上側矩形枠部の他方の 隅角部が夫々連結されている。こうして図1に示すように、二輪車Qを載せるレ ール部を下側矩形枠部に前後方向に沿って配置した二輪車載置台5夫々は、上下 方向に等間隔に、例えば5段で前後合わせて合計10個が一対のエンドレスチェ ーンベルト3に吊設されている。
【0024】 そして、複数の二輪車載置台5は、上側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置に 相当する2点箇所が、夫々ジョイント手段Rを介して一対のエンドレスチェーン ベルト3に回動可能に連結される。
【0025】 二輪車載置台5をエンドレスチェーンベルト3に連結するジョイント手段Rは 、図3、図4に示すように、二輪車載置台5の上側矩形枠部の前枠側、後枠側に 夫々平行となるように配した一対のシャフト4と、このシャフト4を回転可能に 枢着させて二輪車載置台5の上側矩形枠部に取り付けた軸受部4aから成る。そ して、図4に示すように、軸受部4aから外方へ突き出たシャフト4の一端には 、ジョイント板部材8が連結固定されている。ジョイント板部材8は、図4、図 5に示すように、水平板部材の両端に、互いに逆向きとなるように起立片部8a を立設し、且つ水平板部材の一面に、略コ字形枠を形成するように2つの支持片 部8bを取り付けている。この支持片部8bにより形成される略コ字形枠は、エ ンドレスチェーンベルト3を構成する単独のリンクに固着されている。このジョ イント板部材8は、図3に示すように、二輪車載置台5に配した一対のシャフト 4の対角線位置に夫々固定されている。この状態で、夫々のジョイント板部材8 の支持片部8bを、前後方向にずらして対向配置したエンドレスチェーンベルト 3の夫々のリンクに固着するのである。
【0026】 一対のエンドレスチェーンベルト3は、ガイドフレーム2の上下前後の夫々計 4つの矩形コーナー部2aにおいて、回転可能に枢着させたスプロケット9に噛 合巻掛している。このとき、図5に示すように、シャフト4の中心回転軸と、ジ ョイント板部材8の支持片部8bにボルトを用いて固着したエンドレスチェーン ベルト3のリンク中心部とが互いに一致しており、シャフト4に無理な負荷が掛 からずに二輪車載置台5をエンドレスチェーンベルト3の回転移動に伴いスムー ズに移動できるようにしている。
【0027】 このようにして、二輪車載置台5上側に位置する上側矩形枠部の四隅のうち、 対角線位置に相当する2点箇所を、互いに前後方向にずらして対向配置したエン ドレスチェーンベルト3夫々のリンクに吊持させることにより、二輪車載置台5 を対角二点吊とした多段式立体駐輪装置を構築している。また、ジョイント手段 Rにおいては、シャフト4が固着されている起立片部8aと反対側にある他方の 起立片部8aに、二輪車載置台5の番号管理のためのICチップ10を付設して いる。そして、エンドレスチェーンベルト3に対する二輪車載置台5の取り付け 間隔は、二輪車出入り口1において2台の二輪車載置台5が夫々水平に位置する ような距離となるように設定されている。また、二輪車載置台5は、二輪車Qを 少なくとも2列に収容並置できる横幅スペースを有している。
【0028】 この他、二輪車載置台5には、収容載置された二輪車Qが保管状態で左右いず れの側にも転倒しないようにワンタッチで車輪を固定する、公知のバネ式固定手 段(図示せず)を備えている。さらに、二輪車出入り口1には、左右いずれかに 半開き状態となるよう横方向へスライド可能な自動開閉式(利用者自ら所持する メンバーズキーで開閉するタイプ、カードで開閉するタイプ等)または手動開閉 式等の左右一対のドア部6を設けている。加えて、二輪車載置台5を吊設してい るエンドレスチェーンベルト3の周囲には、これを暴風雨から保護するために、 防水性のある透明または不透明な壁体7を必要に応じて被覆設置している。
【0029】 そして、前記作動装置は、公知の自動式または手動式のものを使用し、例えば 駆動モータおよびエンドレスチェーンベルト3の回転装置の作動を自動制御する 不図示の制御装置を備え、操作部のスイッチボタンを操作することにより、駆動 モータの正逆回転によってエンドレスチェーンベルト3を介して二輪車載置台5 を正逆回転方向に昇降回転させるようにしている。
【0030】 尚、本実施の形態では、この多段式立体駐輪装置を、二輪車Qとしての自転車 を例として説明しているが、これに限らず、例えばオートバイや自動車等のガレ ージとして応用することも可能である。また、本実施の形態では、二輪車載置台 5は、二輪車Qを2列に収容並置させているが、設置スペースが許容される範囲 内で、3列あるいは4列に収容可能なスペースを有するものであっても良い。さ らに、本実施の形態では、エンドレスチェーンベルト3を左右一対のガイドフレ ーム2に対応して2列に並設してあるが、例えば4列以上のガイドフレーム2、 エンドレスチェーンベルト3を並設しても良い。
【0031】 次に、本実施の形態の使用の一例を説明する。例えば、図1に示すように、保 管している二輪車Qを取り出すか、またはこれから二輪車Qを保管しようとする ときは、二輪車載置台5をガイドフレーム2に沿って二輪車出入り口1側に対し 奥行き後方側へ観覧車式に順次巡回させ、所定の二輪車載置台5が二輪車出入り 口1に来た段階で停止させてドア部6を開き、二輪車Qの出し入れを行なう。こ のとき、2台の二輪車載置台5は、二輪車出入り口1において水平に位置する状 態となるように停止される。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、上下方向に多段等間隔となるように環状 支持部材(3)に複数の二輪車載置台5を吊設させ、該環状支持部材(3)を二 輪車出入り口1側に対して奥行き方向側に回転させることにより複数の二輪車載 置台5を観覧車式に巡回させる多段式立体駐輪装置を構築しているため、二輪車 Qに必要とされる駐輪スペースを必要最小限として省スペース化を実現し、土地 の有効利用を図り、駐輪公害を解消して環境美化に寄与すると共に、二輪車Qの 盗難防止にも役立つものである。
【0033】 また、二輪車載置台5を略矩形箱状に枠組形成し、二輪車載置台5上側に位置 する上側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置に相当する2点箇所を環状支持部材 (3)に吊持させて対角二点吊構造としているため、環状支持部材(3)の回転 移動中に各二輪車載置台5がブランコのように前後に揺動することがなく、載置 している二輪車Qを安定的に保持できる。
【0034】 また、上下方向に多段等間隔となるようにエンドレスチェーンベルト3に複数 の二輪車載置台5を吊設させ、該エンドレスチェーンベルト3を二輪車出入り口 1側に対して奥行き方向に回転させることにより複数の二輪車載置台5を観覧車 式に巡回させる多段式立体駐輪装置において、略矩形箱状に枠組形成して成る複 数の二輪車載置台5の互いに対角線位置にある上側矩形枠部の2点箇所を、この 対角線位置に対応して互いに位置をずらし、且つガイドフレーム2に沿って昇降 回転する一対のエンドレスチェーンベルト3の夫々に回動可能に支持させたこと から、二輪車載置台5をより安定的に保持できる。
【0035】 さらに、前記エンドレスチェーンベルト3は、二輪車出入り口1に対して前後 方向に互いに位置をずらして左右に対向設置された一対のガイドフレーム2に沿 って案内回転されるため、二輪車載置台5における対角線位置に相当する2点箇 所の吊持を、より簡単な構成で実現できる。
【0036】 また、前記複数の二輪車載置台5は、上側矩形枠部の四隅のうち、対角線位置 に相当する2点箇所が、夫々ジョイント手段Rを介して一対のエンドレスチェー ンベルト3に回動可能に連結されているので、二輪車載置台5の吊持姿勢を常に 一定にして、二輪車載置台5を安定的に保持できる。
【0037】 加えて、前記ジョイント手段は、二輪車載置台5の上側矩形枠部の前枠側と後 枠側に夫々平行となるように配した一対のシャフト4と、二輪車載置台5の上側 矩形枠部にこれらのシャフト4を回転可能に取り付けた軸受部4aから成り、軸 受部4aから外方へ突き出たシャフト4の一端に、エンドレスチェーンベルト3 に固着したジョイント板部材8を連結固定したものであるため、エンドレスチェ ーンベルト3に無理な負荷を掛けずに二輪車載置台5をスムーズに案内回転させ ることができる。
【0038】 また、一方のエンドレスチェーンベルト3には、互いに隣接する二輪車載置台 5夫々における上側矩形枠部の互いに対角線位置にある一方の隅角部が夫々連結 され、他方のエンドレスチェーンベルト3には、当該二輪車載置台5夫々におけ る上側矩形枠部の他方の隅角部が夫々連結されているので、複数の二輪車載置台 5を左右のエンドレスチェーンベルト3でもって安定的に吊持し、二輪車載置台 5をスムーズに案内回転させることができる。同時に、二輪車載置台5における 対角線位置に相当する2点箇所の吊持を、より簡単な構成で実現できる。
【0039】 この他、前記エンドレスチェーンベルト3に対する二輪車載置台5の取り付け 間隔が、ガイドフレーム2下側において2台の二輪車載置台5が二輪車出入り口 1において水平に位置するような距離となるように設定されているので、二輪車 出入り口1において2台の二輪車載置台5を水平状態で停止でき、2台の二輪車 載置台5に同時に二輪車Qの出し入れを行うことも可能であり、二輪車Qの収納 効率を向上させている。
【0040】 また、前記二輪車載置台5は、二輪車Qを少なくとも2列に収容並置させるス ペースを有するので、幅狭の設置スペースでも効率良く二輪車Qを収納しておく ことができる。
【0041】 一方、前記一対のエンドレスチェーンベルト3の周囲には、被覆設置乃至解体 撤去可能な防水性のある透明または不透明な壁体7を備えたので、必要に応じて 壁体7を設置して、載置している二輪車Qを暴風雨等から保護することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示しており、二輪車載
置台の昇降回転状態の概略を示す側面図である。
【図2】同じく環状支持部材に複数の二輪車載置台を吊
設した状態の概略を示す正面図である。
【図3】同じく二輪車載置台の対角線位置に相当する2
点箇所を、互いに位置をずらして設置された一対のエン
ドレスチェーンベルトの夫々に支持させた状態の概略を
示す斜視図である。
【図4】二輪車載置台のシャフトがジョイント手段を介
してエンドレスチェーンベルトに連結されている状態を
示す斜視図である。
【図5】二輪車載置台のシャフトがジョイント手段を介
してエンドレスチェーンベルトに連結されている状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1…二輪車出入り口 2…ガイドフレ
ーム 2a…矩形コーナー部 3…エンドレス
チェーンベルト 4…シャフト 4a…軸受部 5…二輪車載置台 6…ドア部 7…壁体 8…ジョイント
板部材 8a…起立片部 8b…支持片部 9…スプロケット 10…ICチッ
プ Q…二輪車 R…ジョイント
手段

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に多段等間隔となるように環状
    支持部材に複数の二輪車載置台を吊設させ、該環状支持
    部材を二輪車出入り口側に対して奥行き方向側に回転さ
    せることにより複数の二輪車載置台を観覧車式に巡回さ
    せる多段式立体駐輪装置において、二輪車載置台を略矩
    形箱状に枠組形成し、二輪車載置台上側に位置する上側
    矩形枠部の四隅のうち、対角線位置に相当する2点箇所
    を環状支持部材に吊持させて対角二点吊構造としたこと
    を特徴とする多段式立体駐輪装置。
  2. 【請求項2】 上下方向に多段等間隔となるようにエン
    ドレスチェーンベルトに複数の二輪車載置台を吊設さ
    せ、該エンドレスチェーンベルトを二輪車出入り口側に
    対して奥行き方向に回転させることにより複数の二輪車
    載置台を観覧車式に巡回させる多段式立体駐輪装置にお
    いて、略矩形箱状に枠組形成して成る複数の二輪車載置
    台の互いに対角線位置にある上側矩形枠部の2点箇所
    を、この対角線位置に対応して互いに位置をずらし、且
    つガイドフレームに沿って昇降回転する一対のエンドレ
    スチェーンベルトの夫々に回動可能に支持させたことを
    特徴とする多段式立体駐輪装置。
  3. 【請求項3】 前記エンドレスチェーンベルトは、二輪
    車出入り口に対して前後方向に互いに位置をずらして左
    右に対向設置された一対のガイドフレームに沿って案内
    回転される請求項2記載の多段式立体駐輪装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の二輪車載置台は、上側矩形枠
    部の四隅のうち、対角線位置に相当する2点箇所が、夫
    々ジョイント手段を介して一対のエンドレスチェーンベ
    ルトに回動可能に連結されている請求項2または3記載
    の多段式立体駐輪装置。
  5. 【請求項5】 前記ジョイント手段は、二輪車載置台の
    上側矩形枠部の前枠側と後枠側に夫々平行となるように
    配した一対のシャフトと、二輪車載置台の上側矩形枠部
    にこれらのシャフトを回転可能に取り付けた軸受部から
    成り、軸受部から外方へ突き出たシャフトの一端に、エ
    ンドレスチェーンベルトに固着したジョイント板部材を
    連結固定したものである請求項4記載の多段式立体駐輪
    装置。
  6. 【請求項6】 一方のエンドレスチェーンベルトには、
    互いに隣接する二輪車載置台夫々における上側矩形枠部
    の互いに対角線位置にある一方の隅角部が夫々連結さ
    れ、他方のエンドレスチェーンベルトには、当該二輪車
    載置台夫々における上側矩形枠部の他方の隅角部が夫々
    連結されている請求項2乃至5のいずれか記載の多段式
    立体駐輪装置。
  7. 【請求項7】 前記エンドレスチェーンベルトに対する
    二輪車載置台の取り付け間隔が、ガイドフレーム下側に
    おいて2台の二輪車載置台が二輪車出入り口において水
    平に位置するような距離となるように設定されている請
    求項2乃至6のいずれか記載の多段式立体駐輪装置。
  8. 【請求項8】 前記二輪車載置台は、二輪車を少なくと
    も2列に収容並置させるスペースを有する請求項1乃至
    7のいずれか記載の多段式立体駐輪装置。
  9. 【請求項9】 前記のエンドレスチェーンベルトの周囲
    には、被覆設置乃至解体撤去可能な防水性のある透明ま
    たは不透明な壁体を備えた請求項2乃至8のいずれか記
    載の多段式立体駐輪装置。
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