JP2000320176A - 旋回式立体駐輪場 - Google Patents
旋回式立体駐輪場Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工事が容易で、運転動力が少なく、1基当た
りの収容台数も多い立体駐輪場を得る。 【解決手段】 1対の旋回輪2と、該旋回輪2間に掛け
回され、水平面内で旋回する無端状の旋回チェ−ン4、
および該旋回チェ−ン4に設けられた複数の吊具5から
なる旋回式自転車収容棚6と、地上41で自転車を収納
した自転車収納ケ−ス7を、地上41と前記自転車収容
棚6との間で搬送するケ−ス搬送装置9と、該ケ−ス搬
送装置9に搭載され、自転車収納ケ−ス7を旋回式自転
車収容棚6の吊具5に吊るしたり、吊具5から受け取っ
たりするケ−ス受渡し装置10とから構成される旋回式
立体駐輪場。
りの収容台数も多い立体駐輪場を得る。 【解決手段】 1対の旋回輪2と、該旋回輪2間に掛け
回され、水平面内で旋回する無端状の旋回チェ−ン4、
および該旋回チェ−ン4に設けられた複数の吊具5から
なる旋回式自転車収容棚6と、地上41で自転車を収納
した自転車収納ケ−ス7を、地上41と前記自転車収容
棚6との間で搬送するケ−ス搬送装置9と、該ケ−ス搬
送装置9に搭載され、自転車収納ケ−ス7を旋回式自転
車収容棚6の吊具5に吊るしたり、吊具5から受け取っ
たりするケ−ス受渡し装置10とから構成される旋回式
立体駐輪場。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数台の自転車
を収容する自転車収容棚が水平面内で旋回する旋回式立
体駐輪場に関する。
を収容する自転車収容棚が水平面内で旋回する旋回式立
体駐輪場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の立体駐輪場としては、特開平9−
203238号公報に開示されたものがある。この立体
駐輪場は、地下に掘削した下部収納スペ−スと、起立し
ているガイドレ−ルと、作動装置によって上記ガイドレ
−ルに沿って上下方向に昇降自在である自転車収納台と
を具備し、前記下部収納スペ−スは、前記自転車収納台
が昇降できる空間を備えており、自転車収納台は、自転
車が進入しかつ停止保管できる間隔を置いて上下方向に
層をなすようにそれぞれ配置されている複数台の片持ち
水平フレ−ム台を備えており、片持ち水平フレ−ム台
は、自転車の車輪を直進させかつ自転車を保管するため
のものであって、後端側の取付け部を介してジョイント
フレ−ムに片持ち的に支持されているものである。
203238号公報に開示されたものがある。この立体
駐輪場は、地下に掘削した下部収納スペ−スと、起立し
ているガイドレ−ルと、作動装置によって上記ガイドレ
−ルに沿って上下方向に昇降自在である自転車収納台と
を具備し、前記下部収納スペ−スは、前記自転車収納台
が昇降できる空間を備えており、自転車収納台は、自転
車が進入しかつ停止保管できる間隔を置いて上下方向に
層をなすようにそれぞれ配置されている複数台の片持ち
水平フレ−ム台を備えており、片持ち水平フレ−ム台
は、自転車の車輪を直進させかつ自転車を保管するため
のものであって、後端側の取付け部を介してジョイント
フレ−ムに片持ち的に支持されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の立体駐輪場は、次のような問題点がある。
た従来の立体駐輪場は、次のような問題点がある。
【0004】上下1列にしか駐輪できないので、収容台
数が限られる。また、自転車を出し入れするときに、1
列全体を上下に旋回させなければならないので、多大な
動力エネルギ−を必要とする。
数が限られる。また、自転車を出し入れするときに、1
列全体を上下に旋回させなければならないので、多大な
動力エネルギ−を必要とする。
【0005】また、収容台数を増やすために、立体駐輪
場を並列して設けた場合、大きな地下工事が必要とな
り、費用がかさむ。
場を並列して設けた場合、大きな地下工事が必要とな
り、費用がかさむ。
【0006】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、工事が容易
で、運転動力が少なく、1基当りの自転車収容台数も多
い立体駐輪場を提供することを目的としている。
点を解消するためになされたものであり、工事が容易
で、運転動力が少なく、1基当りの自転車収容台数も多
い立体駐輪場を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る旋回式立
体駐輪場は、1対の旋回輪と、該旋回輪間に掛け回さ
れ、水平面内で旋回する無端状の旋回チェ−ン、および
該旋回チェ−ンに設けられた複数の吊具からなる旋回式
自転車収容棚と、地上で自転車を収納した自転車収納ケ
−スを、地上と前記自転車収容棚との間で搬送するケ−
ス搬送装置と、該ケ−ス搬送装置に搭載され、自転車収
納ケ−スを旋回式自転車収容棚の吊具に吊るしたり、吊
具から受け取ったりするケ−ス受渡し装置とから構成さ
れるものである。
体駐輪場は、1対の旋回輪と、該旋回輪間に掛け回さ
れ、水平面内で旋回する無端状の旋回チェ−ン、および
該旋回チェ−ンに設けられた複数の吊具からなる旋回式
自転車収容棚と、地上で自転車を収納した自転車収納ケ
−スを、地上と前記自転車収容棚との間で搬送するケ−
ス搬送装置と、該ケ−ス搬送装置に搭載され、自転車収
納ケ−スを旋回式自転車収容棚の吊具に吊るしたり、吊
具から受け取ったりするケ−ス受渡し装置とから構成さ
れるものである。
【0008】この旋回式立体駐輪場においては、1対の
旋回輪間を旋回する無端状の旋回チェ−ン、および該旋
回チェ−ンに一定間隔毎に設けられた複数の自転車収納
ケ−ス用吊具とから構成しているので、上下方向に複層
の自転車収容棚を設けることができる。
旋回輪間を旋回する無端状の旋回チェ−ン、および該旋
回チェ−ンに一定間隔毎に設けられた複数の自転車収納
ケ−ス用吊具とから構成しているので、上下方向に複層
の自転車収容棚を設けることができる。
【0009】したがって、この旋回式立体駐輪場の基礎
工事としては、建屋の基礎工事は必要なく、主として2
本の柱の基礎工事のみを行なえばよく、工事費が安くな
る。
工事としては、建屋の基礎工事は必要なく、主として2
本の柱の基礎工事のみを行なえばよく、工事費が安くな
る。
【0010】また、上下方向に自転車の収容スペ−スを
増やすことができるので、土地の有効活用が行なえる。
増やすことができるので、土地の有効活用が行なえる。
【0011】また、1台の自転車を出し入れするのに、
自転車が収納されたケ−スを水平方向に旋回するだけで
よいので、出し入れが迅速にできるとともに、運転動力
が節約できる。
自転車が収納されたケ−スを水平方向に旋回するだけで
よいので、出し入れが迅速にできるとともに、運転動力
が節約できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態の旋回式立体駐
輪場の説明図であり、(a)は正面図、(b)は平断面
図である。
輪場の説明図であり、(a)は正面図、(b)は平断面
図である。
【0014】この立体駐輪場は、図1に示すように、地
上41に設けた2本の柱1aおよび1bと、この2本の柱
1aおよび1bの回りで旋回する1対の旋回輪2と、い
ずれか一方の旋回輪2を旋回させる旋回モ−タ3と、1
対の旋回輪2間に掛け回した無端状の旋回チェ−ン4、
および旋回チェ−ン4に一定間隔毎に設けた複数の吊具
(以下ハンガ−という)5とから構成される複数の旋回
式自転車収容棚6(図1では2つ)と、地上41で自転
車を収納した自転車収納ケ−ス7を、旋回式自転車収容
棚6の高さまで運び上げたり、旋回式自転車収容棚6か
ら地上41まで運び降ろしたりするため、搬送塔8内を
上下する搬送装置9と、自転車収納ケ−ス7を前記旋回
式自転車収容棚6のハンガ−5に吊るしたり、ハンガ−
5から取り外したりするため、搬送装置9に搭載された
受渡し装置10とから構成されている。なお、図1にお
いて、符号11は旋回式自転車収容棚6および搬送塔8
を覆う覆いである。
上41に設けた2本の柱1aおよび1bと、この2本の柱
1aおよび1bの回りで旋回する1対の旋回輪2と、い
ずれか一方の旋回輪2を旋回させる旋回モ−タ3と、1
対の旋回輪2間に掛け回した無端状の旋回チェ−ン4、
および旋回チェ−ン4に一定間隔毎に設けた複数の吊具
(以下ハンガ−という)5とから構成される複数の旋回
式自転車収容棚6(図1では2つ)と、地上41で自転
車を収納した自転車収納ケ−ス7を、旋回式自転車収容
棚6の高さまで運び上げたり、旋回式自転車収容棚6か
ら地上41まで運び降ろしたりするため、搬送塔8内を
上下する搬送装置9と、自転車収納ケ−ス7を前記旋回
式自転車収容棚6のハンガ−5に吊るしたり、ハンガ−
5から取り外したりするため、搬送装置9に搭載された
受渡し装置10とから構成されている。なお、図1にお
いて、符号11は旋回式自転車収容棚6および搬送塔8
を覆う覆いである。
【0015】この旋回式立体駐輪場に自転車を入れると
きおよび出すときの手順を説明すると次のとおりであ
る。
きおよび出すときの手順を説明すると次のとおりであ
る。
【0016】(1)自転車を駐輪場に入れるとき 地上41で自転車を自転車収納ケ−ス7に収納す
る。 搬送装置9を地上41まで降ろし、受渡し装置10
で1つの自転車収納ケ−ス7を掴む。 搬送装置9を所定の旋回式自転車収容棚6の高さま
で上昇させ、その位置で停止させる。 旋回式自転車収容棚6の旋回チェ−ン4を旋回モ−
タ3および旋回輪2により旋回させ、自転車収納ケ−ス
7が吊り下げられていないハンガ−5を、受渡し装置1
0に対向する位置まで移動させる。 受渡し装置10により、掴んでいた自転車収納ケ−
ス7をハンガ−5に移し替え、自転車収納ケ−ス7を旋
回式自転車収容棚6に収容する(収容方法の詳細は後述
する)。
る。 搬送装置9を地上41まで降ろし、受渡し装置10
で1つの自転車収納ケ−ス7を掴む。 搬送装置9を所定の旋回式自転車収容棚6の高さま
で上昇させ、その位置で停止させる。 旋回式自転車収容棚6の旋回チェ−ン4を旋回モ−
タ3および旋回輪2により旋回させ、自転車収納ケ−ス
7が吊り下げられていないハンガ−5を、受渡し装置1
0に対向する位置まで移動させる。 受渡し装置10により、掴んでいた自転車収納ケ−
ス7をハンガ−5に移し替え、自転車収納ケ−ス7を旋
回式自転車収容棚6に収容する(収容方法の詳細は後述
する)。
【0017】(2)自転車を駐輪場から出すとき 旋回式自転車収容棚6の旋回チェ−ン4を旋回モ−タ
3および旋回輪2により旋回させ、対象の自転車が収納
されている自転車収納ケ−ス7を、搬送塔8の受渡し装
置10に対向する位置まで移動させる。 自転車収納ケ−ス7を掴んでいない状態の受渡し装
置10を、搬送装置9を駆動させて、前記搬送塔8の受
渡し装置10の停止予定位置まで上昇させる。 受渡し装置10により、ハンガ−に吊るされた自転
車収納ケ−ス7を掴み取る(掴み取る方法の詳細は後述
する)。 搬送装置9を駆動させて、受渡し装置10を地上に
降ろす。 自転車収納ケ−ス7から自転車を取り出す。
3および旋回輪2により旋回させ、対象の自転車が収納
されている自転車収納ケ−ス7を、搬送塔8の受渡し装
置10に対向する位置まで移動させる。 自転車収納ケ−ス7を掴んでいない状態の受渡し装
置10を、搬送装置9を駆動させて、前記搬送塔8の受
渡し装置10の停止予定位置まで上昇させる。 受渡し装置10により、ハンガ−に吊るされた自転
車収納ケ−ス7を掴み取る(掴み取る方法の詳細は後述
する)。 搬送装置9を駆動させて、受渡し装置10を地上に
降ろす。 自転車収納ケ−ス7から自転車を取り出す。
【0018】図2は、本発明の実施の形態の旋回式立体
駐輪場における自転車収納ケ−ス7の詳細説明図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。図2にお
いて、符号12はケ−ス、13は吊り金物、14は自転
車、15は車止め、16は受渡し装置10の爪受け、1
7は吊り金物13の軸受である。吊り金物13は、小径
のパイプを曲げ加工したものであり、ケ−ス12の上面
に取り付けられた軸受17に両端部を軸支され、ケ−ス
12の上面で180度の回転が可能である。
駐輪場における自転車収納ケ−ス7の詳細説明図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。図2にお
いて、符号12はケ−ス、13は吊り金物、14は自転
車、15は車止め、16は受渡し装置10の爪受け、1
7は吊り金物13の軸受である。吊り金物13は、小径
のパイプを曲げ加工したものであり、ケ−ス12の上面
に取り付けられた軸受17に両端部を軸支され、ケ−ス
12の上面で180度の回転が可能である。
【0019】車止め15は、ケ−ス12の下面に設けた
水平軸の回りに回転可能な2枚の板材から構成されてお
り、2枚の板材間に置かれた自転車14を、両側から挟
み込んで固定できるようになっている。
水平軸の回りに回転可能な2枚の板材から構成されてお
り、2枚の板材間に置かれた自転車14を、両側から挟
み込んで固定できるようになっている。
【0020】爪受け16は、ケ−ス12の短辺側側面
(自転車14の前後が対向する面)に取り付けられてお
り、自転車収納ケ−ス7は、後述する受渡し装置10の
爪をこの爪受け16に差し込んで、搬送するようになっ
ている。
(自転車14の前後が対向する面)に取り付けられてお
り、自転車収納ケ−ス7は、後述する受渡し装置10の
爪をこの爪受け16に差し込んで、搬送するようになっ
ている。
【0021】ケ−ス12は、箱形に形成されており、長
辺側側面(自転車14)の両側が対向する面)の一面の
みが、折り畳み式開閉扉となっている。
辺側側面(自転車14)の両側が対向する面)の一面の
みが、折り畳み式開閉扉となっている。
【0022】この自転車収納ケ−ス7に自転車14を収
納するときには、前記開閉扉を開き、車止め15の開い
た状態にセットした2枚の板間に自転車14を置き、2
枚の板を自転車14側に倒して、自転車14が倒れない
ように固定した後、開閉扉を閉める。
納するときには、前記開閉扉を開き、車止め15の開い
た状態にセットした2枚の板間に自転車14を置き、2
枚の板を自転車14側に倒して、自転車14が倒れない
ように固定した後、開閉扉を閉める。
【0023】本発明の旋回式立体自転車駐輪場において
は、上述したように、自転車14を自転車収納ケ−ス7
に収納するようにしているので、屋根のない構造で風雨
にさらされても、自転車14に直接雨や風が当たること
がないので、自転車14が汚れたり、錆が発生したりす
ることがない。
は、上述したように、自転車14を自転車収納ケ−ス7
に収納するようにしているので、屋根のない構造で風雨
にさらされても、自転車14に直接雨や風が当たること
がないので、自転車14が汚れたり、錆が発生したりす
ることがない。
【0024】なお、開閉扉については、折り畳み式にこ
だわることはなく、蛇腹式でもよい。
だわることはなく、蛇腹式でもよい。
【0025】図3は、本発明の旋回式立体自転車駐輪場
における搬送装置9と受渡し装置10の詳細説明図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。図3にお
いて、符号9は搬送装置、21は搬送装置9のガイドロ
−ラ−、22は搬送装置9の駆動モ−タ−、23は搬送
装置9の駆動ギア、24は駆動チェ−ンである。
における搬送装置9と受渡し装置10の詳細説明図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図である。図3にお
いて、符号9は搬送装置、21は搬送装置9のガイドロ
−ラ−、22は搬送装置9の駆動モ−タ−、23は搬送
装置9の駆動ギア、24は駆動チェ−ンである。
【0026】また、符号10は受渡し装置、25は受渡
し装置10の走行車輪、26は受渡し装置10の走行モ
−タ−、27は受渡し装置10の爪回転機構、28は受
渡し装置10の回転爪、29は受渡し装置10の自転車
収納ケ−ス上下機構、30は受渡し装置10の爪であ
る。
し装置10の走行車輪、26は受渡し装置10の走行モ
−タ−、27は受渡し装置10の爪回転機構、28は受
渡し装置10の回転爪、29は受渡し装置10の自転車
収納ケ−ス上下機構、30は受渡し装置10の爪であ
る。
【0027】搬送装置9は、駆動モ−タ−22により駆
動チェ−ン24を介して駆動される駆動ギア23が、搬
送塔8の壁面に設けたラック(図示せず)に噛み合いな
がら移動することにより、搬送塔8内を上下できるよう
になっている。
動チェ−ン24を介して駆動される駆動ギア23が、搬
送塔8の壁面に設けたラック(図示せず)に噛み合いな
がら移動することにより、搬送塔8内を上下できるよう
になっている。
【0028】受渡し装置10は、搬送装置9に搭載され
ており、走行モ−タ−26により搬送装置9内に設けた
走行レ−ル(図示せず)に沿って、搬送装置9の走行す
る方向とは直交する方向に移動できるようになってお
り、自転車収納ケ−ス7を受け渡しするときには前進
し、搬送装置9が搬送塔8内を上下するときには、じゃ
まにならないように後退している。
ており、走行モ−タ−26により搬送装置9内に設けた
走行レ−ル(図示せず)に沿って、搬送装置9の走行す
る方向とは直交する方向に移動できるようになってお
り、自転車収納ケ−ス7を受け渡しするときには前進
し、搬送装置9が搬送塔8内を上下するときには、じゃ
まにならないように後退している。
【0029】受渡し装置10の回転爪28は、爪回転機
構27により軸線を中心として180度の範囲で回転で
き、任意の位置に停止させることができる。
構27により軸線を中心として180度の範囲で回転で
き、任意の位置に停止させることができる。
【0030】受渡し装置10の自転車収納ケ−ス上下機
構29は、受渡し装置10の爪30を、前記自転車収納
ケ−ス7の爪受け16に差し込むとともに、自転車収納
ケ−ス7を前記旋回式自転車収容棚6のハンガ−5に吊
るしたり、ハンガ−5から取り外したりするためのもの
であり、空のときだけでなく自転車収納ケ−ス7引っか
けた状態でも上下することができる。
構29は、受渡し装置10の爪30を、前記自転車収納
ケ−ス7の爪受け16に差し込むとともに、自転車収納
ケ−ス7を前記旋回式自転車収容棚6のハンガ−5に吊
るしたり、ハンガ−5から取り外したりするためのもの
であり、空のときだけでなく自転車収納ケ−ス7引っか
けた状態でも上下することができる。
【0031】搬送装置9と受渡し装置10は、旋回式自
転車収容棚6が1つのみの場合で説明したが、旋回式自
転車収容棚6を2本の柱1aおよび1bの上下方向に沿
って相重なる位置に複数設けることができる。この場
合、単位時間当たりの自転車の出し入れの能率が向上す
る。
転車収容棚6が1つのみの場合で説明したが、旋回式自
転車収容棚6を2本の柱1aおよび1bの上下方向に沿
って相重なる位置に複数設けることができる。この場
合、単位時間当たりの自転車の出し入れの能率が向上す
る。
【0032】図4は、本発明の実施の形態の旋回式立体
駐輪場における旋回式自転車収容棚6のハンガ−5の詳
細説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
駐輪場における旋回式自転車収容棚6のハンガ−5の詳
細説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
【0033】図4において、符号5はハンガ−、31は
フック、32はフック31の支持体、33は支持体32
の走行車輪、34は回転軸である。旋回式自転車収容棚
6の下方に設けられたハンガ−ガイド用底板35には、
フック31の幅よりも若干広い幅の溝36が、旋回チェ
−ン4の旋回経路に沿って設けられている。走行車輪3
3は、ハンガ−ガイド用底板35上を転がりながら、溝
36に沿って移動する。
フック、32はフック31の支持体、33は支持体32
の走行車輪、34は回転軸である。旋回式自転車収容棚
6の下方に設けられたハンガ−ガイド用底板35には、
フック31の幅よりも若干広い幅の溝36が、旋回チェ
−ン4の旋回経路に沿って設けられている。走行車輪3
3は、ハンガ−ガイド用底板35上を転がりながら、溝
36に沿って移動する。
【0034】フック31の先端には、自転車収納ケ−ス
7の吊り金物13を引っかけるための受け部31aが設
けられている。
7の吊り金物13を引っかけるための受け部31aが設
けられている。
【0035】図5は、本発明の実施の形態の旋回式立体
駐輪場における自転車収納ケ−スを受渡しするときの動
作を示す図であり、(a)は解除位置における、(b)
は掛け位置における、(c)は吊下位置における動作を
示す正面図である。この図により、自転車収納ケ−スを
受渡しするときの動作を説明すると、次のとおりであ
る。
駐輪場における自転車収納ケ−スを受渡しするときの動
作を示す図であり、(a)は解除位置における、(b)
は掛け位置における、(c)は吊下位置における動作を
示す正面図である。この図により、自転車収納ケ−スを
受渡しするときの動作を説明すると、次のとおりであ
る。
【0036】(1)自転車収納ケ−スをフックにかける
とき 図5(a)に示すように、受渡し装置10上におい
て、自転車収納ケ−ス7の吊り金物13を受渡し装置1
0の2つの回転爪28間に挟み込み、爪回転機構27を
作動させて、吊り金物13をフック31の受け部31a
が開口している側とは反対側に傾ける。 受渡し装置10を前進させ、吊り金物13の回転の
中心13aをフック31の真下に位置させる。 図5(b)に示すように、爪回転機構27により、
吊り金物13をフック31の受け部31aが開口してい
る側に回転させる。吊り金物13の高さは、受渡し装置
10の自転車収納ケ−ス上下機構29により、ちょうど
フック31に引っかけられる高さに調整されているの
で、回転により吊り金物13はフック31に引っかか
る。 自転車収納ケ−ス上下機構29を作動させ、爪30
を下げる。このとき、爪回転機構27を自由に回転でき
るようにしておくと、図5(c)の状態となる。
とき 図5(a)に示すように、受渡し装置10上におい
て、自転車収納ケ−ス7の吊り金物13を受渡し装置1
0の2つの回転爪28間に挟み込み、爪回転機構27を
作動させて、吊り金物13をフック31の受け部31a
が開口している側とは反対側に傾ける。 受渡し装置10を前進させ、吊り金物13の回転の
中心13aをフック31の真下に位置させる。 図5(b)に示すように、爪回転機構27により、
吊り金物13をフック31の受け部31aが開口してい
る側に回転させる。吊り金物13の高さは、受渡し装置
10の自転車収納ケ−ス上下機構29により、ちょうど
フック31に引っかけられる高さに調整されているの
で、回転により吊り金物13はフック31に引っかか
る。 自転車収納ケ−ス上下機構29を作動させ、爪30
を下げる。このとき、爪回転機構27を自由に回転でき
るようにしておくと、図5(c)の状態となる。
【0037】(2)自転車収納ケ−スをフックから外す
とき 爪回転機構27により、回転爪28を図5(c)の
位置に回転させておく。 自転車収納ケ−ス上下機構29により爪30を下げた
状態で、受渡し装置10を自転車収納ケ−ス7の短編側
側面の位置まで前進させた後、自転車収納ケ−ス上下機
構29により爪30を上昇させて、自転車収納ケ−ス7
の爪受け16に挟み込む。 自転車収納ケ−ス上下機構29をさらに上昇させ
て、回転爪28を回転(図の時計回り)させて、図5
(b)の状態とする。 回転爪28を回転(図の反時計回り)させ、図5
(a)に示すように、吊り金物13をフック31から外
す。
とき 爪回転機構27により、回転爪28を図5(c)の
位置に回転させておく。 自転車収納ケ−ス上下機構29により爪30を下げた
状態で、受渡し装置10を自転車収納ケ−ス7の短編側
側面の位置まで前進させた後、自転車収納ケ−ス上下機
構29により爪30を上昇させて、自転車収納ケ−ス7
の爪受け16に挟み込む。 自転車収納ケ−ス上下機構29をさらに上昇させ
て、回転爪28を回転(図の時計回り)させて、図5
(b)の状態とする。 回転爪28を回転(図の反時計回り)させ、図5
(a)に示すように、吊り金物13をフック31から外
す。
【0038】
【発明の効果】この発明により、安価な設備費用で多数
の自転車を収容することができ、狭い敷地であっても自
転車の収容密度が向上する。
の自転車を収容することができ、狭い敷地であっても自
転車の収容密度が向上する。
【0039】また自転車を専用の収納ケ−スに収納する
ので、屋外環境で長期保管する場合でも、自転車の損傷
を少なくすることができる。
ので、屋外環境で長期保管する場合でも、自転車の損傷
を少なくすることができる。
【0040】また、水平旋回式であるので、運転に要す
る動力費用が節約できる。さらには、昇降と旋回が同時
に行えるので、自転車の出し入れの能率が高まる。
る動力費用が節約できる。さらには、昇降と旋回が同時
に行えるので、自転車の出し入れの能率が高まる。
【図1】本発明の実施の形態の旋回式立体駐輪場の説明
図であり、(a)は正面図、(b)は平断面図である。
図であり、(a)は正面図、(b)は平断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の旋回式立体駐輪場におけ
る自転車収納ケ−スの詳細説明図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
る自転車収納ケ−スの詳細説明図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図3】本発明の旋回式立体自転車駐輪場における搬送
装置と受渡し装置の詳細説明図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図である
装置と受渡し装置の詳細説明図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図である
【図4】本発明の実施の形態の旋回式立体駐輪場におけ
る旋回式自転車収容棚のハンガ−の詳細説明図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図であ
る。
る旋回式自転車収容棚のハンガ−の詳細説明図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の旋回式立体駐輪場におけ
る自転車収納ケ−スを受渡しするときの動作を示す図で
あり、(a)は解除位置における、(b)は掛け位置に
おける、(c)は吊下位置における動作を示す正面図で
ある。
る自転車収納ケ−スを受渡しするときの動作を示す図で
あり、(a)は解除位置における、(b)は掛け位置に
おける、(c)は吊下位置における動作を示す正面図で
ある。
1a、1b 柱 2 旋回輪 3 旋回モ−タ− 4 旋回チェ−ン 5 ハンガ− 6 旋回式自転車収容棚 7 自転車収納ケ−ス 8 搬送塔 9 搬送装置 10 受渡し装置 11 覆い 12 ケ−ス 13 吊り金物 14 自転車 15 車止め 16 受渡し装置の爪受け 17 吊り金物の軸受 21 ガイドロ−ラ− 22 駆動モ−タ− 23 駆動ギア 24 駆動チェ−ン 25 走行車輪 26 走行モ−タ− 27 爪回転機構 28 回転爪 29 自転車収納ケ−ス上下機構 30 受渡し装置の爪 31 フック 32 フックの支持体 33 走行車輪 34 回転軸 35 ハンガ−ガイド用底板 36 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 宏幸 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小林 一人 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 安部 大志 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 1対の旋回輪と、該旋回輪間に掛け回さ
れ、水平面内で旋回する無端状の旋回チェ−ン、および
該旋回チェ−ンに設けられた複数の吊具からなる旋回式
自転車収容棚と、地上で自転車を収納した自転車収納ケ
−スを、地上と前記自転車収容棚との間で搬送するケ−
ス搬送装置と、該ケ−ス搬送装置に搭載され、自転車収
納ケ−スを旋回式自転車収容棚の吊具に吊るしたり、吊
具から受け取ったりするケ−ス受渡し装置とから構成さ
れることを特徴とする旋回式立体駐輪場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11131522A JP2000320176A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 旋回式立体駐輪場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11131522A JP2000320176A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 旋回式立体駐輪場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000320176A true JP2000320176A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15060036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11131522A Pending JP2000320176A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 旋回式立体駐輪場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000320176A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107893554A (zh) * | 2017-11-19 | 2018-04-10 | 三峡大学 | 一种高效利用空地面积的地下自行车停车设备及使用方法 |
CN108560962A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-21 | 广东工业大学 | 悬挂式自动存取自行车停车装置 |
CN108729704A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-11-02 | 温州职业技术学院 | 吊装式共享单车停车库 |
CN109057453A (zh) * | 2018-09-25 | 2018-12-21 | 苏州市星灏憬智能科技发展有限公司 | 立体式停车库及停车系统 |
CN112926919A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-08 | 太原重工股份有限公司 | 长材智能管理库及其管理方法 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131522A patent/JP2000320176A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107893554A (zh) * | 2017-11-19 | 2018-04-10 | 三峡大学 | 一种高效利用空地面积的地下自行车停车设备及使用方法 |
CN107893554B (zh) * | 2017-11-19 | 2019-11-08 | 三峡大学 | 一种高效利用空地面积的地下自行车停车设备及使用方法 |
CN108729704A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-11-02 | 温州职业技术学院 | 吊装式共享单车停车库 |
CN108560962A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-21 | 广东工业大学 | 悬挂式自动存取自行车停车装置 |
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CN112926919A (zh) * | 2021-03-08 | 2021-06-08 | 太原重工股份有限公司 | 长材智能管理库及其管理方法 |
CN112926919B (zh) * | 2021-03-08 | 2024-03-22 | 太原重工股份有限公司 | 长材智能管理库及其管理方法 |
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