JPH0744162A - 伴奏装置 - Google Patents

伴奏装置

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JPH0744162A
JPH0744162A JP5209043A JP20904393A JPH0744162A JP H0744162 A JPH0744162 A JP H0744162A JP 5209043 A JP5209043 A JP 5209043A JP 20904393 A JP20904393 A JP 20904393A JP H0744162 A JPH0744162 A JP H0744162A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伴奏に合わせて電子楽器を演奏するにあたり
その演奏をし易くするよう支援する伴奏装置に関するも
のであり、伴奏に合わせて電子楽器を演奏する場合にお
いて、伴奏の音高を移調したときなどにも楽譜等の支援
表示として演奏し易いものを用い、しかも実際の演奏音
は伴奏に合わせて移調することで、楽器演奏の支援表示
として演奏し易いものを利用できるようにすることを目
的とする。 【構成】 伴奏に合わせて電子楽器を演奏するための伴
奏装置であって、伴奏を発生する伴奏発生手段40と、
上記伴奏に合わせて電子楽器の演奏を行うための楽譜等
の演奏支援表示を発生する表示発生手段41と、表示発
生手段41で発生される演奏支援表示を変更する変更手
段42と、変更手段42で変更された演奏支援表示に演
奏音が合うように電子楽器を移調させるための制御情報
を電子楽器に送信する送信手段43とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伴奏に合わせて電子楽器
を演奏するにあたりその演奏をし易くするよう支援する
伴奏装置に関するものである。本発明の伴奏装置は、カ
ラオケ歌唱と伴奏に合わせて楽器演奏も行える形態のカ
ラオケ装置に組み込んだり、あるいは例えば自動演奏装
置の伴奏に合わせて電子ピアノを演奏する利用形態など
に適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、カラオケ装置はその機能がカラオ
ケ伴奏演奏再生機能と歌唱用歌詞表示機能とから構成さ
れている。カラオケ装置によりカラオケ歌唱を行う場
合、歌唱曲の音域が実際の歌唱者の声域に一致している
とは限らない。そのため、従来よりカラオケ装置にはキ
ーコントロール機能と称して伴奏演奏のピッチを半音単
位で変更指定して演奏する機能が装備されている。この
キーコントロール機能を用いれば伴奏演奏の音域を実際
の歌唱者の声域に合わせることができる。これは一般に
チューニングと称されている。
【0003】カラオケ装置は最近大変多様な使われ方を
するようになってきている。それは単に歌唱者が歌詞を
歌うというだけではなく、例えば、カラオケ伴奏で歌う
歌唱者と一緒にピアノなどの楽器を演奏したり、歌唱の
代わりに伴奏演奏に合わせて楽器を演奏したりなどして
いる。このように、カラオケ装置を利用して楽器演奏を
行ったり楽器演奏の練習を行ったりする利用態様が発展
しつつある。
【0004】このような利用態様において楽器演奏を行
う場合には、画面に単に歌詞を表示するだけでなく、楽
器の演奏を支援するための情報、例えば楽譜を歌詞と同
じ手段を用いて表示すれば、楽器の演奏が大変し易くな
る。
【0005】かかる演奏支援表示を歌詞と共に表示する
カラオケ装置は例えば特開昭59−110083号にも
提案されており、このカラオケ装置では上述のピッチ変
更機能により移調を行うと楽譜も同時に移調されて表示
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ピッチ変更機能を用い
て移調を行いそれに応じて同時に楽譜が移調されると、
曲によっては移調後の調がシャープやフラットの数が多
くなることがあるが、このような楽譜を楽器で演奏する
のは余程熟練しないと難しい場合が多い。つまりカラオ
ケ伴奏の音高はキーコントロール機能により歌唱者に合
ったものになっても、移調後の曲の調がシャープやフラ
ットの数が多くなってその楽譜等を楽器で演奏すること
が難しくなってしまうことがある。
【0007】同様の問題はカラオケ装置に限らず自動演
奏装置の伴奏音に合わせて電子楽器を演奏しようとする
場合などにも生じる。すなわち自動演奏装置の伴奏音に
合わせて表示装置上に楽譜等を表示して電子楽器の演奏
を支援する場合、そのオリジナルの楽譜が奏者にとって
演奏し難いものであることがある。あるいは伴奏音を移
調させたためその移調に伴って変更された楽譜が演奏し
難いものになることがある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、伴奏に合わせて電
子楽器を演奏する場合において、伴奏の音高を移調した
ときなどにも楽譜等の支援表示として演奏し易いものを
用い、しかも実際の演奏音は伴奏に合わせて移調するこ
とで、楽器演奏の支援表示として演奏し易いものを利用
できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の伴奏装置
を説明する図である。上述の課題を解決するために、本
発明においては、一つの形態として、伴奏に合わせて電
子楽器を演奏するための伴奏装置であって、伴奏を発生
する伴奏発生手段40と、上記伴奏に合わせて電子楽器
の演奏を行うための楽譜等の演奏支援表示を発生する表
示発生手段41と、表示発生手段41で発生される演奏
支援表示を変更する変更手段42と、変更手段42で変
更された演奏支援表示に演奏音が合うように電子楽器を
移調させるための制御情報を電子楽器に送信する送信手
段43とを備えた伴奏装置が提供される。
【0010】また本発明においては、他の形態として、
伴奏に合わせて電子楽器を演奏するための伴奏装置であ
って、伴奏(信号)を発生する伴奏発生手段と、上記伴
奏に合わせて電子楽器の演奏を行うための楽譜等の演奏
支援表示(信号)を発生する表示発生手段と、上記伴奏
を移調する移調手段と、この移調に合わせて変更された
表示発生手段の演奏支援表示が所定条件(例えば演奏者
が演奏し易い表示であることでシャープやフラットの数
が多過ぎないものなど)を満たすものでないときにそれ
を満たすよう演奏支援表示を変更する変更手段と、この
変更手段で変更された演奏支援表示に演奏音が合うよう
に電子楽器を移調させるための制御情報を電子楽器に送
信する送信手段とを備えた伴奏装置が提供される。
【0011】また本発明においては、また他の形態とし
て、伴奏に合わせて電子楽器を演奏するための伴奏装置
であって、伴奏を発生する伴奏発生手段と、上記伴奏に
合わせて電子楽器の演奏を行うための楽譜等の演奏支援
表示を発生する表示発生手段と、電子楽器を移調したと
きにその移調情報を受信する受信手段と、この受信した
移調情報に応じて表示発生手段で発生される演奏支援表
示を変更する変更手段とを備えた伴奏装置が提供され
る。
【0012】
【作用】1番目の形態の伴奏装置では、伴奏発生手段4
0で発生した伴奏(信号)を音響装置で伴奏音として放
音しつつ表示発生手段41で発生した演奏支援表示(信
号)を表示装置上に映し出す。この演奏支援表示が、例
えば演奏者にとって演奏しづらいものである場合には、
表示変更手段42によってその演奏支援表示を適当に変
更して演奏し易いものを選択する。演奏支援表示の選択
が終わったら、その選択結果に基づいて送信手段43に
より電子楽器に制御情報を送信し、表示変更手段42で
変更された演奏支援表示に演奏音が合うように電子楽器
を移調させる。
【0013】2番目の形態の伴奏装置では、伴奏発生手
段で発生した伴奏(信号)を音響装置で伴奏音として放
音しつつ表示発生手段で発生した演奏支援表示(信号)
を表示装置上に映し出す。変更手段は所定条件を判定
し、条件を満たさない場合には満たすようにその演奏支
援表示を変更する。この変更があった時には、その変更
結果に基づいて送信手段43により電子楽器に制御情報
を送信し、変更手段42で変更された演奏支援表示に演
奏音が合うように電子楽器を移調させる。
【0014】3番目の形態の伴奏装置では、伴奏発生手
段で発生した伴奏(信号)を音響装置で伴奏音として放
音しつつ表示発生手段で発生した演奏支援表示(信号)
を表示装置上に映し出すが、電子楽器側から移調情報を
受信したときには、その移調情報に応じて演奏支援表示
を変更する。これにより電子楽器側からその演奏者が所
望の演奏支援表示を選択することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の伴奏装置をカラオケ装置に適用
した場合の実施例が示される。図2において、1は装置
全体の制御を行うCPU(中央処理装置)、2は作業用
のRAM、3はプログラム等を格納するROM、4は入
出力インタフェース部、10はCPU1に制御情報を入
力するための操作部である。この操作部10は選曲を行
うための選曲機能、操作子によりキー(調)変更を半音
単位で指定するためのキー指定機能(=ピッチ変更機
能)、画面上にパターン表示する演奏支援表示を指定す
るための表示指定機能などを含んでいる。
【0016】5はCD(コンパクトディスク)や磁気テ
ープ等の記録媒体に格納されたカラオケ曲データを再生
するカラオケ曲再生装置である。この記録媒体には多数
のカラオケ曲が保持されており、これらのカラオケ曲デ
ータは曲名・歌詞が文字コードの形式で、演奏支援に用
いる情報としての伴奏コード(和音)がデータコード
(以下、データ符号と記する)の形式で、また伴奏音デ
ータがMIDIによる楽譜データ形式でそれぞれ構成さ
れる。なお、伴奏音としては管楽器や弦楽器等の楽音の
ほか打楽器等の楽音(いわゆる噪音)も含まれる。カラ
オケ曲再生装置5はCPU1からの指示に従って、選曲
されたカラオケ曲データを記録媒体から再生出力するよ
うになっている。
【0017】上述の伴奏コードにかかわる曲データにつ
いて詳しく説明すると、これは一般のカラオケ映像に表
示される歌詞以外に、歌唱の音程把握や楽器演奏などの
支援情報として使用されるものであり、例えば、
Maj 、Bm 、A7 ・・・などのコードネームである。
ここで、添字Maj はメイジャー、mはマイナー、7 はセ
ブンスを表す。これらの伴奏コードはデータ符号の形式
でデータとして保持されている。すなわち、このデータ
符号は2桁の16進符号からなり、
【0018】 (上位桁) 伴奏コード A A# B C C# D D# E F F# G G# ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ データ符号 0H H H H H H H H H H H H (下位桁) 伴奏コード Maj m 7 ・・・・・・・ ↓ ↓ ↓ データ符号 0H H H ・・・・・・・ に従ったデータ構成となっている。ここで、データ符号
「0〜9、A、B」の添字Hは16進符号であることを
表す。よって、例えば伴奏コードが「DMaj 」のデータ
符号は上位の「D」が“5H ”、下位の「Maj 」が“0
H ”であるから“50H ”、同様に「Bm 」のデータ符
号は“21H ”、「A7 」のデータ符号は“02H ”と
なり、これらのデータ符号が伴奏コードを表す情報とし
て記録媒体に記録されている。
【0019】6はキー制御部であり、CPU1の制御下
にカラオケ曲再生装置5から読み出した伴奏音データ
(MIDIデータ)に対してそのキーを変更する処理を
行う。22は音響装置(音源)であり、キー制御部7を
介して入力されるMIDI楽譜データ形式の伴奏音デー
タに基づいて音響を発生する。
【0020】7は文字発生器であり、CPU1が読み出
した歌詞データに基づきそれに対応する文字パターンを
発生する。8は演奏支援表示発生器であり、種々の形態
の演奏支援表示パターンを保持しており、入力された演
奏支援情報(伴奏コードのデータ符号)に基づきそれに
対応した演奏支援表示パターンを発生する。9は文字発
生器7からの文字パターンと演奏支援表示発生器8から
の演奏支援表示パターンとを一つの画面上に重畳するよ
う処理を行う重畳部である。21はTVモニタ装置であ
り、重畳部10で合成したカラオケ映像を画面に映し出
す。
【0021】上記の演奏支援表示パターンについて詳し
く説明すると、これは前述の伴奏コードを図形等で表示
したものであり、例えば図3に示されるような表示にな
る。図3において、(1)は伴奏コードをコードネーム
表示したもの、(2)は楽譜表示したもの、(3)は鍵
盤表示したもの、(4)はフレット表示したものであ
る。この(3)、(4)は伴奏コードをコードポジショ
ンで表示したものである。
【0022】23はキーボード演奏装置であり、奏者が
カラオケ伴奏と共に演奏を行う場合に用いる。このキー
ボード23はキー指定の制御信号(MIDI形式)を入
出力インタフェース部4を介してCPU1と授受できる
よう接続されると共に音響装置22にも接続することが
でき、それにより演奏データ(MIDI形式)を音響装
置22に入力してキーボードの演奏に従って音響装置2
2で演奏音を鳴らすことができるようにしてある。
【0023】このキーボード23は、トランスポーズ機
能、つまり鍵盤とピッチの対応関係を半音単位で変更で
きる機能を備えている。このトランスポーズ機能を用い
ると、例えば通常Cの鍵盤を押せばCのピッチの音が発
生されるところをCの鍵を押せばDの音高が発生するよ
うに鍵盤とピッチの対応関係を変更することができ、こ
れによりハ長調(Cメイジャー)の鍵盤位置で演奏して
も実際に出力される演奏音としてはニ長調(Dメイジャ
ー)で演奏した音を発生することができる。
【0024】このトランスポーズ機能では、キーボード
23に備えられたトランスポーズ用の操作子を用いて移
調量を入力することにより、、あるいはCPU側から送
られてきた移調量を示す制御信号に応じて、半音単位で
鍵盤とピッチの対応関係を変更する。キーボード23の
トランスポーズ用操作子により移調を行った場合には、
その移調量を示すデータが制御信号として入出力インタ
フェース4を経てCPU1に送られる。
【0025】以下、実施例装置の動作を説明する。ま
ず、通常の動作を説明する。操作部10で選曲を行う
と、CPU1はその選曲情報に従ってカラオケ曲再生装
置5によりその選曲した曲のカラオケ曲データを再生さ
せ、そのデータを一旦、RAM2にロードする。この曲
データのうちの曲名・歌詞情報は文字コードの形で取り
出されて文字発生器7に送られ、それらの歌詞に対応す
る文字パターンが発生される。
【0026】一方、伴奏コード情報はデータ符号の形で
取り出されて演奏支援表示発生器8に送られ、その伴奏
コード情報に対応した表示パターンが発生される。表示
パターンの表示形式は操作部10の表示指定機能により
図3のうちの何れかの表示を選択することができる。こ
れらの文字パターンと表示パターンは重畳部9で合成さ
れてTVモニタ装置21の画面に映像として映し出され
る。
【0027】図4の(1)には表示の一例が示される。
図示のように、例えば「よろこび・せかいに・ひろめよ
う・・・」という歌詞に対して演奏支援表示として伴奏
コードがコードネーム表示の形態で「DMaj ・Bm ・A
7 ・・・」と画面表示される。
【0028】なお、伴奏音は、カラオケ曲再生装置5か
ら取り出された伴奏データ(MIDI)が入出力インタ
フェース4、キー制御部7を経て音響装置22に入力さ
れることで発生される。
【0029】いま、歌唱者がカラオケ歌唱を行おうとし
たが、カラオケ伴奏のピッチが低く歌唱が困難なため、
操作部10のキー指定によりキーコントロール機能を使
って半音数にして3個分、カラオケ伴奏のピッチを上げ
て演奏したものとする。この場合、ピッチ指定データは
「+3」となる。
【0030】CPU1はこのキー変更指定を受信する
と、曲データ中の伴奏コードデータに対してキー変更を
行う処理を実行する。すなわち、ピッチ変更量はピッチ
指定データにより「+3」であるので、読み出した伴奏
コードデータをこのピッチ指定データにより変更する。
この場合、伴奏コードデータ(データ符号)の上位桁を
+3すればよい。すなわち、上述のように伴奏コードが
コードネーム表示形態で「DMaj ・Bm ・A7 ・・・」
(データ符号で“50H ・21H ・02H ・・・)であ
る場合、上位の伴奏コード「D」のデータ符号“5”に
+3をして“8”とし、Bのデータ符号“2”に+3を
して“5”とし、「A」のデータ符号“0”に+3をし
て“3”とする。よって、「DMaj ・Bm ・A7 ・・
・」のデータ符号はキー変更後は“80H ・51H ・3
H ・・・”となり、これはコードネーム表示すれば
「FMaj ・Dm ・C7 ・・・」となる。
【0031】例えば図4の(1)のように、調がDであ
る場合には、調号はシャープ2つである。図4の(2)
には上述のように半音3つ分のキー変更をした後のカラ
オケ曲の表示例が示される。図示のように、歌詞「よろ
こび・せかいに・ひろめよう・・・」に対して伴奏コー
ドがコードネーム表示形態で「FMaj ・Dm ・C7 ・・
・」と画面表示される。この場合には調はF、調号はフ
ラット1つである。
【0032】一方、ピッチ変更を上述の半音数にして3
個分に換えて、半音数にして2個分ピッチを上げるもの
とする。この場合のピッチ指定データは「+2」とな
り、上述同様にして伴奏コードを変更すると、表示され
るコードネームは図4の(3)に示されるように「E・
# m ・B7・・・・・」となり、調はE、調号はシャ
ープ4個となるため、キーボードで演奏しづらくなる。
このようにシャープ/フラットの数が多い状態は演奏支
援表示発生器8で検出され、その検出情報がCPU1に
伝えられる。その場合、CPU1はTVモニタ装置21
に表示されるコードネームの表示を変更しないで元の図
4の(1)の「DMaj ・Bm ・A7 ・・・」のままにし
ておくよう演奏支援表示発生器8を制御し、一方、キー
コントロール機能で実際にピッチ変更した移調量を示す
制御信号を入出力インタフェース4経由でキーボード2
3に通知する。
【0033】キーボード23では、この制御信号を受信
するとトランスポーズ機能を起動させてその移調量だけ
鍵盤とピッチの対応関係を変更する。これにより、TV
モニタ装置21に画面表示されたコードネームに従って
キーボード演奏をした場合でも、発生される演奏音は操
作部10でピッチ変更された調のものとなる。
【0034】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば、上記の実施例では操作部10を
用いてキーコントロールを行う場合の動作で説明した
が、他の使用態様として、キーボード23側で行ったト
ランスポーズに応じてTVモニタ装置21の演奏支援表
示を変更するようにしたものであってもよい。すなわ
ち、キーボード23側でトランスポーズを行ってその移
調量データをCPU1に入力する。CPU1ではこの移
調量に応じてキー制御部6でカラオケ伴奏を移調すると
共に、その移調量に応じて演奏支援表示(例えばコード
ネーム)を変更して画面表示する。キーボード23の奏
者はこの演奏支援表示を見ながらトランスポーズの移調
量を変え、演奏し易い演奏支援表示を選択する。
【0035】また上記の実施例では、移調による変更後
の演奏支援表示が演奏し易いものか否かの判定をカラオ
ケ装置側で自動的に行うようにしたが、もちろんこれに
限られるものではなく、カラオケ装置に設けられた操作
子により電子楽器の演奏者が演奏し易いと考える演奏支
援表示(つまり曲の調)を手動で任意に選択し、その選
択した結果に応じてカラオケ装置側から制御情報をキー
ボード23に送ってその選択結果に適合するよう電子楽
器をトランスポーズさせるものであってもよい。カラオ
ケの場合、歌唱を行う者の好む調と楽器の演奏者の好む
調が異なる場合があるので、そのような場合に有効であ
る。いずれにしても、本発明では伴奏に合わせて演奏を
行う楽器を移調しても楽器から発生される音高と伴奏は
一致しており、また表示される楽譜は楽器を演奏しやす
い調に合わせられることになるから、歌唱者と演奏者が
互いに最も演奏を行い易いようにできる。
【0036】また上記の実施例では、本発明をカラオケ
装置に適用した場合について説明したが、これに限られ
るものではなく、本発明の伴奏装置は例えば電子ピアノ
などの電子楽器を伴奏に合わせて演奏する際の演奏支援
手段としての独立した装置として実施することができ
る。この場合、伴奏音を発生する機構と演奏支援表示を
発生する機構をパーソナルコンピュータで実現してこれ
を本伴奏装置に接続するようにしてもよい。あるいは伴
奏音を自動演奏装置で、演奏支援表示を表示装置でそれ
ぞれ発生するようにしてこれら自動演奏装置、表示装
置、電子楽器を本発明の伴奏装置に接続して使用するよ
うにしてもよい。さらに電子楽器、例えば電子ピアノ自
体に自動演奏装置と表示装置を内蔵するように構成して
もよい。
【0037】また、上記の実施例では半音数2個分ピッ
チを上げた場合には演奏支援表示を元の調で表示し、発
生される楽音のピッチを変更するようにし、演奏者は調
Dで演奏するようにしたが、これに換えて、演奏者は常
に調Cで演奏するように演奏支援表示と楽器の移調量の
設定を行うようにしてもよい。要は演奏者にとって演奏
し易い演奏支援表示が表示されるようにすればよいので
ある。
【0038】また、上記の実施例ではチューニングは半
音単位で行うようにしたが、これに限らず更に細かい設
定を行えるようにしてもよい。この場合にはMIDI規
格で規定されているようにチューニング情報を送受して
カラオケの伴奏と電子楽器のピッチが自動的に合うよう
にするのがよい。
【0039】また、上記の実施例では演奏支援情報とし
て伴奏コードを用いた場合について説明したが、この
他、通常の楽譜による音符など他の種々の形態の演奏支
援情報を画面に表示することができる。
【0040】また上記の実施例ではカラオケ装置をマイ
クロプロセッサを用いて実現したが、本発明はこれに限
られるものではなく、マイクロプロセッサを用いていな
いハードウェア回路で実現することも可能である。
【0041】また上記の実施例では、TVモニタ装置1
1の画面に表示する映像を歌詞と伴奏コードネームを重
畳した映像としたが、これは説明を分かり易くするため
であり、一般にはこの映像にカラオケ曲のイメージにあ
った背景映像を重ね合わせて映し出すよう構成するとよ
い。
【0042】また上記の実施例では、伴奏音をMIDI
楽譜データに基づいて音源で発生させるようにしたが、
もちろん伴奏音をアナログ信号の形で記録したもの、あ
るいは一定周期でサンプリングしたディジタル信号の形
で記録したものに基づいて伴奏音を発生させるものであ
ってもよい。また歌詞の表示は歌詞データに基づいて背
景映像とは別に発生させるほか、背景映像に歌詞と一緒
に映像信号の形で組み込んだものであってもよい。
【0043】なお、上記の説明からも明らかであるが、
本発明の伴奏装置は電子楽器や伴奏音の音源、演奏支援
表示の表示装置と別体の製品として取り扱うことができ
る。すなわち、音源と表示装置としては一般のテレビジ
ョン受信機やパーソナルコンピュータ等を用い、伴奏装
置からは演奏支援表示信号と伴奏音信号を出力するだけ
とし、その演奏支援表示信号と伴奏音信号をそれらの装
置に入力して演奏支援表示の表示と伴奏音の放音を行う
ようにする。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、伴奏に合わせて電子楽器を演奏する場合において、
伴奏の音高を移調したときなどにも楽譜等の支援表示と
して演奏し易いものを用い、しかも実際の演奏音は伴奏
に合わせて移調することで、楽器演奏の支援表示として
演奏し易いものを利用できるようになる。
【0045】また本発明では、演奏支援情報をデータ符
号の形で記録しておくことで、上述のようにそれに対応
した表示パターンの変更が容易になると共に、表示パタ
ーンとしてコードネーム、楽譜、鍵盤、フレットなど種
々の形態のものを適宜選んで表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の伴奏装置を示す図である。
【図2】 本発明の伴奏装置をカラオケ装置に適用した
場合の実施例を示す図である。
【図3】 演奏支援表示の例を示す図である。
【図4】 画面上の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 入出力インタ
フェース部 5 カラオケ曲再生装置 6 キー制御部 7 文字発生器 8 演奏支援表示
発生器 9 重畳部 10 操作部 21 TVモニタ装置 22 音響装置 23 キーボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伴奏に合わせて電子楽器を演奏するため
    の伴奏装置であって、 伴奏を発生する伴奏発生手段(40)と、 上記伴奏に合わせて上記電子楽器の演奏を行うための楽
    譜等の演奏支援表示を発生する表示発生手段(41)
    と、 上記表示発生手段で発生される演奏支援表示を変更する
    変更手段(42)と、 上記変更手段で変更された演奏支援表示に演奏音が合う
    ように上記電子楽器を移調させるための制御情報を上記
    電子楽器に送信する送信手段(43)とを備えた伴奏装
    置。
  2. 【請求項2】 伴奏に合わせて電子楽器を演奏するため
    の伴奏装置であって、 伴奏を発生する伴奏発生手段と、 上記伴奏に合わせて上記電子楽器の演奏を行うための楽
    譜等の演奏支援表示を発生する表示発生手段と、 上記伴奏を移調する移調手段と、 上記移調に合わせて変更された表示発生手段の演奏支援
    表示が所定条件を満たすものでないときにそれを満たす
    よう演奏支援表示を変更する変更手段と、 上記変更手段で変更された演奏支援表示に演奏音が合う
    ように上記電子楽器を移調させるための制御情報を上記
    電子楽器に送信する送信手段とを備えた伴奏装置。
  3. 【請求項3】 伴奏に合わせて電子楽器を演奏するため
    の伴奏装置であって、 伴奏を発生する伴奏発生手段と、 上記伴奏に合わせて上記電子楽器の演奏を行うための楽
    譜等の演奏支援表示を生成する表示発生手段と、 上記電子楽器を移調したときにその移調情報を受信する
    受信手段と、 上記受信した移調情報に応じて上記表示発生手段で発生
    される演奏支援表示を変更する変更手段とを備えた伴奏
    装置。
JP05209043A 1993-07-30 1993-07-30 伴奏装置 Expired - Fee Related JP3133569B2 (ja)

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