JP3504296B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP3504296B2 JP19384293A JP19384293A JP3504296B2 JP 3504296 B2 JP3504296 B2 JP 3504296B2 JP 19384293 A JP19384293 A JP 19384293A JP 19384293 A JP19384293 A JP 19384293A JP 3504296 B2 JP3504296 B2 JP 3504296B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動演奏装置に関し、特
に、歌い手の要求に応じて演奏形態を様々に変化させる
ことが可能なカラオケ用の自動演奏装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のカラオケ用自動演奏装置は、テー
プ、CD、光ディスク、ビデオテープ等の音響再生装置
によるものであった。しかし最近、音楽を音響として記
録するのではなく、演奏の情報として記録し、再生時に
はそれらの演奏情報によって音源装置を駆動することで
音楽を再生する新たなカラオケ装置が注目されている。
具体的には、複数の演奏パートを同時に発音するマルチ
ティンバ音源とシーケンサ(コンピュータ)とを組み合
わせたシステムであり、MIDI規格の演奏情報に基づ
く自動演奏を行う装置である。この装置は、曲の情報を
音響としてではなく、演奏情報として記録するので、小
容量のメモリで多数の曲情報を記憶でき、装置の小型化
が図れると共に、再生時の音程やテンポの加工も容易で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のカ
ラオケ装置においては、テンポや音程は変更できても、
人の声を扱うことが出来ない、あるいは演奏者の演奏し
た音を忠実に再現するためには微妙なピッチや音量等の
制御情報を付加する必要があり、演奏情報を作成するた
めに多大な労力を必要とするなどの欠点があり、演奏情
報を扱うというMIDIシステムの特徴がカラオケの機
能として十分生かされないと、音響情報を扱う他のカラ
オケ装置に対する決定的なメリットがないという問題点
があった。本発明の目的は、前記のような従来技術の問
題点を改良し、MIDIシステムの特徴を生かして、歌
い手の要求に応じて演奏形態を様々に変化させることが
可能なカラオケ用の自動演奏装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガイドメロデ
ィ演奏情報、歌詞情報などを含む演奏情報を記憶する記
憶手段を備え、該記憶手段から情報を読み出して、楽音
を発生させる自動演奏装置において、歌い手が希望に応
じて指示操作することにより、ガイドメロディの発音の
みのオン/オフ、あるいは歌詞の表示のオン/オフなど
を設定できる手段を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は、このような手段により、例えば初心
者はガイドメロディと歌詞表示を共にオンとし、中級者
は歌詞表示のみオンとし、上級者は純粋なカラオケの楽
音のみにすることができるなど、演奏情報を扱うMID
Iシステムの特性を生かして、歌い手の要求に応じて演
奏形態を様々に変化させることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下に本発明が適用される自動演奏装置の実
施例を詳細に説明する。図1は自動演奏装置の構成を表
すブロック図である。CPU1はROM2に記憶されて
いるプログラムにより自動演奏装置全体の制御を行う。
またタイマ割り込み回路も内蔵している。ROM2には
制御用プログラムの他、例えばデモ曲用の楽曲データ、
あるいは各種音色データなども記憶している。RAM3
はCPU1の作業用領域として使用される他、キーアサ
インテーブル、音源制御情報テーブルなどの各種制御デ
ータを記憶している。パネル4は曲番号選択スイッチ、
プレイ/ストップスイッチ、テンポやキー(音程)を調
節するスイッチなどの各種スイッチ、あるいはLEDや
液晶の表示装置を有し、さらにスイッチ情報をCPU1
に読み込むためのスキャン回路、および表示装置を駆動
するドライブ回路を備えている。
【0007】フロッピディスクドライブ装置5は演奏情
報を記録したフロッピディスクから情報を読み出す。M
IDIインターフェース6は外部のMIDI機器との接
続を行う。これにより、本装置をMIDI音源装置とし
て用いることも可能である。音源回路7は、CPU1の
制御により、例えば16チャネルの独立したデジタル楽
音信号を発生することができるものである。波形メモリ
8は各種音色に対応する楽音波形情報を記憶するメモリ
である。D/A変換器9は音源回路7から出力されるデ
ジタル信号をデジタル−アナログ変換する。
【0008】アンプ10はアナログ楽音信号を増幅し、
スピーカ11から発音される。なお楽音信号を外部に出
力し、アンプやスピーカは外付けにしてもよい。バス1
2は自動演奏装置の各回路を接続している。なおこの他
に演奏情報記憶媒体として、CD−ROM、光磁気ディ
スク、メモリカードなど任意の記録媒体が利用可能であ
り、これらのドライブ装置を備えてもよい。
【0009】図2は自動演奏装置20のフロントパネル
の1例を示す正面図である。表示装置21は例えば液晶
表示装置を用い、演奏中は歌詞や、設定されているパラ
メータの値を表示し、選曲時には曲名等を表示する。2
2はフロッピディスクドライブ装置である。曲番号表示
器23は例えばLEDの表示器を用い、現在選択されて
いる曲番号を表示する。なお、表示装置21と曲番号表
示器23を1つの表示器で表示するようにしてもよい。
【0010】選曲スイッチ24、25はそれぞれを操作
することによって曲番号が+1あるいは−1する。スト
ップスイッチ26を操作すると演奏を中止し、待機状態
となる。プレイスイッチ27は待機状態のときに操作す
ると、指定されている曲番号の曲の演奏を開始する。ク
ラス選択スイッチ28、29、30はそれぞれ、初級、
中級、上級の演奏クラスを選択する。選択されたクラス
を表示装置21によって表示するようにしてもよい。キ
ー修正スイッチ31は、曲の音程全体を上下するための
スイッチであり、例えば半音単位で上下するように構成
されている場合に、+2にセットすれば半音2つ分音程
が上昇する。テンポ修正スイッチは曲のテンポを修正す
るためのものであり、例えばプラスの値を設定すれば、
設定値に比例して演奏のテンポが早くなり、マイナスの
場合は遅くなるように構成される。33は電源スイッチ
である。
【0011】次に、データについて説明する。図3は曲
データフォーマットの一例である標準MIDIファイル
を示す説明図である。ファイルの先頭にはファイルヘッ
ダがあり、”MThd”とアスキーコードで書かれてい
る。フォーマットタイプには0、1、2の3種類があ
り、フォーマット0は、複数のMIDIチャネルを1つ
のトラック(演奏データのかたまり)で扱うものであ
る。またフォーマット1は各MIDIチャネルごとにト
ラックが別に設けられている。更にフォーマット2はフ
ォーマット0のトラックが複数個集まったもので、フォ
ーマット0と1を合成したようなフォーマットである。
図3においてはフォーマット0の例を示しているが、本
発明はいずれのフォーマットにおいても実施可能であ
る。
【0012】タイムベースは、時間の物差しに相当する
データであり、4分音符1つ当たりの分解能で表現され
る。例えばタイムベースが96であれば、4分音符1つ
当たり96個のタイミングクロック信号が発生すること
になる。タイミングクロック信号の周期はテンポによっ
て決まり、例えばテンポ=60であれば、周期は1/9
6秒となる。トラックヘッダは、トラックの開始を示
し、”MTrk”とアスキーコードで書かれている。ブ
ロック長は演奏データの総バイト数を示す。
【0013】演奏データは、大きくMIDIイベント、
システム・エクスクルーシブ・イベント、メタイベント
の3つの種類に分けられる。MIDIイベントは実際の
演奏に関わるノートオン、ノートオフ等のデータであ
り、システム・エクスクルーシブ・イベントは図示して
いないが、MIDI装置メーカー毎に異なる機器の制御
情報である。メタイベントは演奏情報以外の情報であ
り、歌詞情報あるいは曲のテンポ情報などが含まれる。
これらの演奏情報は図3(b)に示すようにそれぞれデ
ルタタイム情報と組み合わせて記憶されている。
【0014】このデルタタイム情報は、タイムベースを
単位として、以前のデータ発生時点から、現在(その
次)のデータまでの時間を表すものである。従って、再
生時には、このデルタタイムで示された時間間隔ごとに
読み出されたMIDIイベントデータを発音処理してい
けば、演奏が再現されることになる。またメタイベント
もMIDIイベントと混在しているので、例えばメタイ
ベントで歌詞を表示するようにすれば、簡単に演奏と同
期を取ることができる。トラックエンドマークは特定の
符号により、トラックの最後であることを示している。
【0015】図4はMIDIイベントデータの1つであ
るノートオンイベントのフォーマットを示す説明図であ
る。このノートオンデータは3バイトのデータからな
り、第1バイトの上4ビットは”9”であり、下4ビッ
トはMIDIチャネル番号(0〜F)を示す16進数で
ある。第2バイトは音高情報を表すノートナンバー(0
〜127)であり、第3バイトは押鍵速度(タッチ強
度)を表すベロシティ(0〜127)である。
【0016】図5は各MIDIチャネルに割り当てられ
る楽器(音色)の例を示す図表であり、1チャネルには
ガイドメロディの音色が割り当てられている。このガイ
ドメロディは、本来のカラオケの演奏とは別に、歌い手
が歌うべき主旋律を、あまり目立たない音色で演奏する
ことにより歌い手を補助するものであり、特に初心者に
は必要なものである。従って実際には、1チャネルのM
IDIデータは主旋律のデータであり、音色は例えばバ
イオリンのような音色に割り当てられている。
【0017】このようなガイドメロディは、従来の音響
記録方式のカラオケ装置においても実現は可能である
が、専用のトラックが必要となり、記録媒体の量が増加
してしまうことになる。しかし本発明のMIDIカラオ
ケであればMIDIイベントデータ毎にチャネル番号が
付与されているので、他の演奏情報と混在して記憶でき
る。従って、記憶容量をそれほど増加させずにガイドメ
ロディパートを設け、さらにそれをチャネルごとに抽出
して制御可能である。
【0018】つぎに動作を説明する。図6は本発明の自
動演奏装置のCPU1のメイン処理を示すフローチャー
トである。電源を入れると、まずステップS1において
は、CPU1や音源回路7の各種レジスタ、あるいはR
AM内の各種制御データエリヤを初期化する。ステップ
S2においては、装置のパネルが操作されたか否かが調
べられ、操作された場合にはステップS3に移行し、該
操作に対応した処理を行う。これについては後述する。
ステップS4においては、現在演奏中であるか否かを、
演奏中フラグがオンか否かで調べ、演奏中であった場合
にはステップS5に移行する。
【0019】ステップS5においては、例えば図3に示
されているような演奏データを1ブロックだけメモリか
ら読み出し、演奏処理を行う。これについては後述す
る。ステップS6においては、例えばトラックエンドに
達したか否かを調べることにより演奏終了したか否かが
調べられ、演奏が終了した場合にはステップS7に移行
し、演奏フラグをオフにする。
【0020】図7は図6のステップS2および3のパネ
ル処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS
10においては、いずれかの選曲スイッチがオンになっ
たか否かが調べられ、例えば+の選曲スイッチがオンさ
れた場合には、ステップS11に移行し、メモリに記憶
されている曲番号を+1し、また曲番号表示を更新す
る。−の場合も同様に−1される。なおこの時に更新さ
れた局番号の曲名をフロッピディスクから読み出して、
表示するようにしてもよい。ステップS12において
は、キースイッチがオンされたか否かが調べられ、オン
された場合にはステップS13に移行し、押されたスイ
ッチに対応してメモリ内のキー補正値を+1あるいは−
1し、表示機能があれば表示する。
【0021】ステップS14においては、テンポスイッ
チがオンされたか否かが調べられ、オンされた場合には
ステップS15に移行し、押されたスイッチに対応して
メモリ内のテンポ補正値を+1あるいは−1し、表示機
能があれば表示する。ステップS16においては、クラ
ススイッチがオンされたか否かが調べられ、オンされた
場合にはステップS17に移行し、押されたスイッチに
対応してメモリ内の初級、中級、上級フラグの内の対応
するものを1にして、他のものを0にする。また表示機
能があれば表示する。
【0022】ステップS18においては、プレイスイッ
チがオンされたか否かが調べられ、オンされた場合には
ステップS19に移行し、現在の曲番号で指定されてい
る演奏データをフロッピディスクからRAMに読み込
み、また演奏フラグをオンにする。なお、演奏データは
初めに全ての演奏データをRAMに読み込んでもよい
し、演奏中に所定量づつ読み込むようにしてもよい。ス
テップS20においては、ストップスイッチがオンされ
たか否かが調べられ、オンされた場合にはステップS2
1に移行し、演奏フラグをオフにする。
【0023】図8は、図6のステップS5の演奏処理の
細部を示すフローチャートである。ステップS30にお
いては、メモリから1ブロックの演奏データ(例えば次
のデルタタイムまでのイベントデータ)を読み出す。ス
テップS31においては、読み出したデータがメタイベ
ントであり、歌詞を示すテキストデータであるか否かが
調べられ、テキストデータであった場合にはステップS
32に移行する。
【0024】ステップS32においては、上級フラグが
1であるか否かが調べられ、1であった場合には歌詞は
表示する必要がないので、ステップS34に移行する
が、0であった場合にはステップS33に移行し、表示
装置に歌詞を表示する。なおこの歌詞情報は、歌い手が
これを見ながら歌えるように、本来の歌詞の発音位置よ
り所定期間だけ前の時間位置に挿入する。
【0025】ステップS31においてテキストデータで
なかった場合にはステップS35に移行し、ステップS
35においては、MIDIデータのチャネルが1、即ち
ガイドメロディのチャネルであるか否かが調べられ、そ
うでない場合にはステップS37に移行して発音処理さ
れるが、そうであった場合にはステップS36に移行す
る。ステップS36においては、初級フラグが1である
か否かが調べられ、1でなければガイドメロディを演奏
する必要がないので、ステップS34に移行する。しか
し、初級フラグが1である場合にはステップS37に移
行し、ステップS37においては、前回の演奏処理から
デルタタイムによって示された時間が経過するまで待
つ。なおこの待ち時間はテンポ補正値によって補正され
ており、このテンポ補正値は演奏中においても変更が可
能である。
【0026】ステップS38においては、演奏データに
基づき、発音チャネルの割り当て、音源回路の制御等を
行い、楽音を発生させる。これらの処理は周知であるの
で詳しい説明は省略するが、この際、キー補正値に従っ
てキーナンバーの補正(例えばキーナンバーに補正値を
加算する)処理も行い、また後述するスケール変換処理
もここで行われる。なお楽音発生処理を行わないステッ
プS34においては、単にデルタタイムだけ待ち、処理
を終了する。
【0027】次に他の実施例について説明する。この実
施例は演奏データを例えば1〜8小節程度の演奏パター
ンデータに分解し、複数のパターンデータと、パターン
の配列情報であるシーケンスデータとで演奏データを表
すことにより、繰り返し部分のデータを圧縮するように
したものである。また、画一的な演奏にならないよう
に、その曲において特に印象的なパート(楽器または音
色)の演奏情報、および歌詞情報には独立したトラック
を用い、再生時にはこれら複数のトラックの演奏情報が
同期して発音処理されるようにしたものである。
【0028】図9は第2の実施例における演奏データの
トラック部分のフォーマットを示す説明図である。最初
のトラックには、シーケンスデータと、A〜Nまでの演
奏パターンデータが格納されており、シーケンスデータ
は図の右側に示すように、パターンの演奏順序を示して
いる。例えばパターンAから演奏を開始し、B、C、
D、E、と演奏されると、つぎにはまたパターンBが演
奏される。パターンは例えば図10(a)に示すよう
な、曲の任意の期間の演奏情報であり、この図の場合に
は1小節のパターンであり、4つのMIDIチャネルを
用いている。期間は繰り返される単位にもよるが、1小
節から8小節程度のものが考えられる。
【0029】図9の例では第2のトラックがあり、この
トラックには、例えばその曲において特に印象的なパー
トの全期間の演奏情報、および歌詞情報などが格納され
ている。そして再生時には2つのトラックが時分割処理
され、同期して発音処理される。このようにすれば、よ
り小容量の演奏データにより、第1の実施例と同様な演
奏を行うことができる。また、複数の曲のパターンデー
タを組み合わせて演奏するような演奏データも簡単に編
集することができる。
【0030】つぎに、第2の実施例におけるキースケー
ルの変換処理について説明する。このキースケールの変
換は、例えばメジャースケールをマイナースケールに変
換して演奏するものである。図10(a)に示すパター
ンデータはキーはCであり、コードはCM7(メジャーセ
ブンス)である。従ってスケールは図10(b)に示す
Cメジャースケールとなる。このスケールの音階番号は
図10(b)の音符の下に記した1から7までの番号で
あり、(a)に示すパターンデータに付されている番号
はこの音階番号である。ところがキーが同じCであって
も、CメジャースケールとCマイナースケールとでは図
10(b)と(c)に示すように同じ音階番号でも音高
が異なっている音がある。スケール変換処理はこの音高
の変換を行うものである。
【0031】ここで図10(a)のパターンデータに例
えばDm7(Dマイナ―セブンス)というコードを与える
と、キースケールは図10(d)に示すDマイナースケ
ールに決定される。そして、パターンデータのキーナン
バー(音高情報)は、該パターンデータの音階番号と同
じ、図10(d)に示す音階番号に対応するキーナンバ
ーに変換される。例えば3チャネルのキーボードの和音
「ドミソシ」は、音階番号が1、3、5、7であり、こ
れはDマイナースケールの音階番号の1、3、5、7に
対応する「レファラド」に変換される。
【0032】実際には各パターンデータ毎にコードネー
ムを指定しておき、キースケール変換時には、まず該コ
ードネームとキーナンバーデータから音階番号を求め、
次に求めた音階番号を目的とするコードネームのスケー
ルの同じ音階番号に対応するキーナンバーに変換する。
このようにすれば、演奏パターンデータを任意のコード
ネームに対応したスケールに変換して演奏することがで
きる。なおこのスケール変換処理は第1の実施例におい
ても適用可能である。
【0033】以上、実施例を説明したが、以下のような
変形例も考えられる。実施例としては、波形読み出し方
式の音源回路を示したが、例えば高調波合成方式など、
任意の楽音発生方式が採用可能である。また電子楽器の
機能の一部として組み込むことも可能である。歌詞情報
は内蔵する表示装置で表示する例を示したが、例えばビ
デオ信号に変換して外部に出力し、モニタ等を用いて表
示することもできる。また演奏データに曲名情報を付加
しておき、曲選択スイッチが操作されるたびに曲名を読
み出して表示するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、演
奏情報により楽音を発生させる自動演奏装置において、
ガイドメロディ情報や表示情報を分離し、発音あるいは
表示を歌い手が制御できるようにしたので、歌い手の要
求に応じて最適な演奏形態を得ることができるという効
果がある。また、ガイドメロディ情報や歌詞情報を演奏
情報と混在して記憶させることができ、かつ繰り返し部
分を演奏パターン情報として圧縮記憶できるので少ない
記憶容量で、多くの曲の演奏が可能となるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動演奏装置の構成を表すブロック図であ
る。
【図2】 自動演奏装置のフロントパネルの例を示す正
面図である。
【図3】 曲データフォーマットの一例を示す説明図で
ある。
【図4】 ノートオンイベントのフォーマットを示す説
明図である。
【図5】 各MIDIチャネルごとの音色の例を示す図
表である。
【図6】 CPUのメイン処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】 パネル処理を示すフローチャートである。
【図8】 演奏処理を示すフローチャートである。
【図9】 曲データフォーマットの他の例を示す説明図
である。
【図10】 パターンデータとスケールの例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…パネル、5
…フロッピディスクドライバ 6…MIDIインターフ
ェース、7…音源回路、8…波形メモリ、9…D/A変
換器、10…アンプ、11…スピーカ、12…バス、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/00 - 7/00 G10K 15/04 302 G11B 27/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一トラックに複数のMIDIチャネルを登
    録し、各MIDIチャネル番号に対応した演奏情報を所定の
    順序で読み出して順次に再生する自動演奏装置におい
    て、 ガイドメロディ演奏情報および他の演奏情報を、各演奏
    情報に固有のMIDIチャネル番号と共に同一トラックに
    憶する記憶手段と、前記記憶手段から、演奏情報を所定の順序で読み出す演
    奏情報読出手段と、 前記読み出された演奏情報を、そのMIDIチャネル番号に
    基づいて ガイドメロディ演奏情報と他の演奏情報と
    離する分離手段と、 利用者の操作を検出する操作検出手段と、 操作検出手段からの出力に基づき、ガイドメロディ演奏
    情報を出力するか否かを制御する切換手段と、 前記他の演奏情報と前記切換手段からの出力情報に基
    づいて楽音信号を発生する楽音信号発生手段とを備えた
    ことを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 同一トラックに複数のMIDIチャネルを登
    録し、各MIDIチャネル番号に対応した演奏情報を所定の
    順序で読み出して順次に再生する自動演奏装置におい
    て、 歌詞情報、ガイドメロディ演奏情報および他の演奏情報
    を、前記歌詞情報以外は各演奏情報に固有のMIDIチャネ
    ル番号と共に同一トラックに 記憶する記憶手段と、前記記憶手段から、演奏情報および歌詞情報を所定の順
    序で読み出す演奏情報読出手段と、 前記読み出された演奏情報を、そのMIDIチャネル番号に
    基づいてガイドメロディ演奏情報と他の演奏情報とに
    離する分離手段と、 利用者の操作を検出し、少なくとも第1ないし第3の3
    つのクラスの内の1つを選択する情報を出力する操作検
    出手段と、前記 操作検出手段からの出力情報が第1のクラスである
    場合には、ガイドメロディ演奏情報および歌詞情報を出
    力し、第2のクラスである場合には、ガイドメロディ演
    奏情報のみを出力し、第3のクラスである場合には、い
    ずれの情報も出力しない切換手段と、 前記他の演奏情報と前記切換手段からのガイドメロディ
    演奏情報に基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生
    手段と、前記 切換手段から出力される歌詞情報を表示する表示手
    段とを備えたことを特徴とする自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記演奏情報の少なくとも一部は、曲の
    任意の期間の演奏情報を表す複数の演奏情報パターン
    と、該パターンの配列情報からなることを特徴とする請
    求項1または2に記載された自動演奏装置。
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