JPH0743768Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0743768Y2 JPH0743768Y2 JP2272489U JP2272489U JPH0743768Y2 JP H0743768 Y2 JPH0743768 Y2 JP H0743768Y2 JP 2272489 U JP2272489 U JP 2272489U JP 2272489 U JP2272489 U JP 2272489U JP H0743768 Y2 JPH0743768 Y2 JP H0743768Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- holder
- holders
- gap
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気テープレコーダ,磁気カードリーダ,磁気
センサ等に使用する磁気ヘッドに関する。
センサ等に使用する磁気ヘッドに関する。
第2図は従来の磁気ヘッドの分解外観斜視図を示す。
従来、磁気ヘッドの組立てにおいて、例えば対をなす2
つの略C字状の磁気コア胴部にそれぞれ巻線を施す磁気
ヘッドの場合、磁気コアの突き合わせ位置決めは次のよ
うにして行われる。すなわち、磁気コアに巻線を施した
後磁気コアを固定するホルダ6を使用し、磁気カ1,2の
突き合わせ部分に磁気ギャップ用スペーサ5を挟み、こ
の中間組立て品をシールドケース8に入れ、ホルダ6と
シールドケース8の間へ板ばね7を挿入することにより
磁気コアの突き合わせ方向に前記のスペーサの厚さ相当
の磁気ギャップを形成させる。板ばね7はこの仮組状態
を接着固定するまで維持するために必要な圧力をホルダ
を介して磁気コアの突き合わせ面に与えていた。
つの略C字状の磁気コア胴部にそれぞれ巻線を施す磁気
ヘッドの場合、磁気コアの突き合わせ位置決めは次のよ
うにして行われる。すなわち、磁気コアに巻線を施した
後磁気コアを固定するホルダ6を使用し、磁気カ1,2の
突き合わせ部分に磁気ギャップ用スペーサ5を挟み、こ
の中間組立て品をシールドケース8に入れ、ホルダ6と
シールドケース8の間へ板ばね7を挿入することにより
磁気コアの突き合わせ方向に前記のスペーサの厚さ相当
の磁気ギャップを形成させる。板ばね7はこの仮組状態
を接着固定するまで維持するために必要な圧力をホルダ
を介して磁気コアの突き合わせ面に与えていた。
第2図においてそれぞれ巻線3,4の施された略C字状の
磁気コア1,2はホルダ6の基準面を使用し所定の位置に
組みつけられ接着剤によりホルダ6に仮固定されてい
る。この2個の磁気コア1,2の先端部分には、突き合わ
せに際しチタン箔,ベリリウム箔,カッパ箔などの磁気
ギャップ用スペーサ5の挟んで磁気ギャップが形成され
た状態で2個のホルダは仮組みされる。前記の仮組みさ
れた組立て品に板ばね7を組みつけた状態でシールドケ
ース8に入れ、樹脂にて内部を固定し、前記磁気ギャッ
プ形成部分をR状に研磨し摺動部分とする。板ばね7は
前記中間組立て品の磁気ギャップが接着剤で固定される
まで、所定の位置で所定の幅に維持するために磁気コア
1,2を覆っているホルダ6を互いに押しつけるよう働い
ている。
磁気コア1,2はホルダ6の基準面を使用し所定の位置に
組みつけられ接着剤によりホルダ6に仮固定されてい
る。この2個の磁気コア1,2の先端部分には、突き合わ
せに際しチタン箔,ベリリウム箔,カッパ箔などの磁気
ギャップ用スペーサ5の挟んで磁気ギャップが形成され
た状態で2個のホルダは仮組みされる。前記の仮組みさ
れた組立て品に板ばね7を組みつけた状態でシールドケ
ース8に入れ、樹脂にて内部を固定し、前記磁気ギャッ
プ形成部分をR状に研磨し摺動部分とする。板ばね7は
前記中間組立て品の磁気ギャップが接着剤で固定される
まで、所定の位置で所定の幅に維持するために磁気コア
1,2を覆っているホルダ6を互いに押しつけるよう働い
ている。
このような従来の磁気ヘッドは、磁気コア1,2を突き合
わせるときお互いの磁気コアの突き合わせ位置がずれた
りして一定に決まらず、組立て品をシールドケースへ挿
入した後磁気コア1,2の位置を合わせるためホルダをず
らし調整しなければならず作業性が悪いという問題点が
あった。
わせるときお互いの磁気コアの突き合わせ位置がずれた
りして一定に決まらず、組立て品をシールドケースへ挿
入した後磁気コア1,2の位置を合わせるためホルダをず
らし調整しなければならず作業性が悪いという問題点が
あった。
本考案はこの問題点を解決するため、ホルダにて位置決
めされた磁気コアは、ホルダを位置合わせすることによ
り一度磁気コアの突き合わせ位置が決められると、樹脂
により固定されるまで、そのままの状態で保持できる磁
気ヘッドの構造を提供するものである。即ち磁気コアを
組み付けるホルダの構造とホルダを押さえる板ばねの構
造を改善し、組立て後手直しの不要な磁気ヘッドの構造
を提供する。
めされた磁気コアは、ホルダを位置合わせすることによ
り一度磁気コアの突き合わせ位置が決められると、樹脂
により固定されるまで、そのままの状態で保持できる磁
気ヘッドの構造を提供するものである。即ち磁気コアを
組み付けるホルダの構造とホルダを押さえる板ばねの構
造を改善し、組立て後手直しの不要な磁気ヘッドの構造
を提供する。
ロ.考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、磁気コアを保持するホルダの両側面に磁気ギ
ャップ方向に貫通する孔を設け、かつ板ばねに取り付け
られ、貫通孔に嵌合する位置決め用板を板ばねに設け、
該貫通孔に該位置決め用板を挿入することにより、ホル
ダを磁気ギャップ方向以外には、ずれないよう仮固定で
きる磁気ヘッドの構造を提供する。即ち、対をなす2つ
の略C字状の磁気コアの胴部にそれぞれ巻線を施しホル
ダに固定しホルダを突き合わせ組みつける際、これらの
磁気コアの予め定められた突き合わせ部に磁気ギャップ
用スペーサを介在させ、磁気ギャップを形成し、しかる
後、ホルダが互いに押し合い所定の磁気ギャップが維持
されるようシールドケースとホルダの間に板ばねを介在
させ組み立ててなる磁気ヘッドにおいて、該ホルダの相
互の位置がギャップ方向以外にずれないようにギャップ
方向に各々ホルダに貫通する孔を設け、且つ、2個のホ
ルダの前記貫通孔に嵌合する大きさと長さを持つ位置決
め用板を持つ板ばねにより構成されることを特徴とする
磁気ヘッドを提供するものである。
ャップ方向に貫通する孔を設け、かつ板ばねに取り付け
られ、貫通孔に嵌合する位置決め用板を板ばねに設け、
該貫通孔に該位置決め用板を挿入することにより、ホル
ダを磁気ギャップ方向以外には、ずれないよう仮固定で
きる磁気ヘッドの構造を提供する。即ち、対をなす2つ
の略C字状の磁気コアの胴部にそれぞれ巻線を施しホル
ダに固定しホルダを突き合わせ組みつける際、これらの
磁気コアの予め定められた突き合わせ部に磁気ギャップ
用スペーサを介在させ、磁気ギャップを形成し、しかる
後、ホルダが互いに押し合い所定の磁気ギャップが維持
されるようシールドケースとホルダの間に板ばねを介在
させ組み立ててなる磁気ヘッドにおいて、該ホルダの相
互の位置がギャップ方向以外にずれないようにギャップ
方向に各々ホルダに貫通する孔を設け、且つ、2個のホ
ルダの前記貫通孔に嵌合する大きさと長さを持つ位置決
め用板を持つ板ばねにより構成されることを特徴とする
磁気ヘッドを提供するものである。
磁気ヘッドを構成する2個のホルダを所定位置に対向し
たとき、両者を貫通する孔をホルダに設け、またケース
内で2個のホルダを押圧し固定する板ばねに前記貫通孔
に嵌合し2個のホルダの貫通孔にわたる長さの位置決め
用板を板ばねに設け、組立て時磁気コアを組み付けたホ
ルダを突き合わせた後、ホルダの貫通孔に位置決め用板
を挿入し、ホルダが、突き合わせ組立て後移動しないよ
う押圧する。即ち、ケース内に位置決め用板のついた該
板ばねにて仮固定することにより、磁気コアのギャップ
を手直しすることなく所定の位置に接着固定できる。
たとき、両者を貫通する孔をホルダに設け、またケース
内で2個のホルダを押圧し固定する板ばねに前記貫通孔
に嵌合し2個のホルダの貫通孔にわたる長さの位置決め
用板を板ばねに設け、組立て時磁気コアを組み付けたホ
ルダを突き合わせた後、ホルダの貫通孔に位置決め用板
を挿入し、ホルダが、突き合わせ組立て後移動しないよ
う押圧する。即ち、ケース内に位置決め用板のついた該
板ばねにて仮固定することにより、磁気コアのギャップ
を手直しすることなく所定の位置に接着固定できる。
本考案の実施例について図面を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示し、組立て状態を説明す
る分解外観斜視図である。磁気コア1,2に巻線3,4を施
し、各々をホルダ6の位置決めガイド(図示せず)に合
わせ組付け仮止めする。次にこの2個のホルダ6を突き
合わせたとき、ホルダ押さえ用板ばね7に設けてある位
置決め用板9が挿入されるホルダの貫通孔10が重なるよ
う向かい合わせ、その際ホルダ6に仮止めされている磁
気コア1,2の間に磁気ギャップ用スペーサ5を挟んで、
ホルダの貫通孔10にホルダの一方の外側から位置決め用
板9を挿入し板ばね7により押さえシールドケース8内
に仮止めし樹脂モールド等により固定する。さらに、本
組立て品の磁気ギャップの近傍をR状に研磨し仕上げ
る。
る分解外観斜視図である。磁気コア1,2に巻線3,4を施
し、各々をホルダ6の位置決めガイド(図示せず)に合
わせ組付け仮止めする。次にこの2個のホルダ6を突き
合わせたとき、ホルダ押さえ用板ばね7に設けてある位
置決め用板9が挿入されるホルダの貫通孔10が重なるよ
う向かい合わせ、その際ホルダ6に仮止めされている磁
気コア1,2の間に磁気ギャップ用スペーサ5を挟んで、
ホルダの貫通孔10にホルダの一方の外側から位置決め用
板9を挿入し板ばね7により押さえシールドケース8内
に仮止めし樹脂モールド等により固定する。さらに、本
組立て品の磁気ギャップの近傍をR状に研磨し仕上げ
る。
前述のように従来の構造の磁気ヘッドでは、シールドケ
ース内に磁気コア,ホルダ等の仮止め部品を組み込み板
ばねのみで固定した場合、磁気コアの突き合わせ状態が
モールドを完了するまでに外力により変化してしまい、
歩留りを著しく低下させていた。従来外法で約13%の手
直しの必要があったものを本実施例の場合皆無でするこ
とができた。
ース内に磁気コア,ホルダ等の仮止め部品を組み込み板
ばねのみで固定した場合、磁気コアの突き合わせ状態が
モールドを完了するまでに外力により変化してしまい、
歩留りを著しく低下させていた。従来外法で約13%の手
直しの必要があったものを本実施例の場合皆無でするこ
とができた。
ハ.考案の効果 以上のように本考案によれば磁気コアの位置決め用板を
有する板ばね7と、位置決め用板が嵌合する貫通孔を有
するホルダを用いて、板ばねに取り付けられた位置決め
用板をホルダの貫通孔へ挿入することによりシールドケ
ース内での磁気コアの位置が決定され、シールドケース
に挿入した後の磁気コアの位置調整が不要となり作業性
が向上し経済的な磁気コアが提供できる。
有する板ばね7と、位置決め用板が嵌合する貫通孔を有
するホルダを用いて、板ばねに取り付けられた位置決め
用板をホルダの貫通孔へ挿入することによりシールドケ
ース内での磁気コアの位置が決定され、シールドケース
に挿入した後の磁気コアの位置調整が不要となり作業性
が向上し経済的な磁気コアが提供できる。
第1図は、本考案の一実施例で、組立て手順を示す分解
外観斜視図。 第2図は、従来の磁気ヘッドの組立て手順を示す分解外
観斜視図。 1,2……磁気コア、3,4……巻線、5……磁気ギャップ用
スペーサ、6……ホルダ、7……板ばね、8……シール
ドケース、9……位置決め用板、10……貫通孔。
外観斜視図。 第2図は、従来の磁気ヘッドの組立て手順を示す分解外
観斜視図。 1,2……磁気コア、3,4……巻線、5……磁気ギャップ用
スペーサ、6……ホルダ、7……板ばね、8……シール
ドケース、9……位置決め用板、10……貫通孔。
Claims (1)
- 【請求項1】対をなす2つの略C字状の磁気コアの胴部
にそれぞれ巻線を施しホルダに固定しホルダを突き合わ
せ組みつける際、これらの磁気コアの予め定められた突
き合わせ部に磁気ギャップ用スペーサを介在させ、磁気
ギャップを形成し、しかる後、ホルダが互いに押し合い
所定の磁気ギャップが維持されるようシールドケースと
ホルダの間に板ばねを介在させ組み立ててなる磁気ヘッ
ドにおいて、該ホルダの相互の位置がギャップ方向以外
にずれないようにギャップ方向に各々のホルダに貫通す
る孔を設け、且つ、2個のホルダの前記貫通孔に嵌合す
る大きさと長さを持つ位置決め板を持つ板ばねにより構
成されることを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272489U JPH0743768Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272489U JPH0743768Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02113801U JPH02113801U (ja) | 1990-09-12 |
JPH0743768Y2 true JPH0743768Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31241093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2272489U Expired - Lifetime JPH0743768Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743768Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-27 JP JP2272489U patent/JPH0743768Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02113801U (ja) | 1990-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |