JPH0743769Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0743769Y2 JPH0743769Y2 JP16609088U JP16609088U JPH0743769Y2 JP H0743769 Y2 JPH0743769 Y2 JP H0743769Y2 JP 16609088 U JP16609088 U JP 16609088U JP 16609088 U JP16609088 U JP 16609088U JP H0743769 Y2 JPH0743769 Y2 JP H0743769Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic head
- positioning pin
- shield case
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Magnetic Heads (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 イ．考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気テープレコーダ、磁気カードリーダ等に
使用する磁気ヘッドに関する。
使用する磁気ヘッドに関する。
従来の磁気テープレコーダ、磁気カードリーダ等に使用
されているリング型の磁気ヘッドは第４図に示す構造で
あった。即ち第４図は従来のリング型の磁気ヘッドの磁
気テープ摺動面の斜視図であるが、巻線２を巻回した略
Ｃ字状の磁気コア11a,11bがホルダ13a,13bに組み込まれ
収納されている。磁気コアを収納した２個のホルダ13a,
13bの頭部突き合わせ部に磁気空隙材４を介挿して４本
のねじ５をホルダ13a,13bに通し、締めつけて磁気ヘッ
ド素子に組み立てられていた。この磁気ヘッド素子をシ
ールドケース６に収納し、内部に埋め込み樹脂を充填
し、磁気空隙部の磁気テープ摺動面をＲ面に研磨してリ
ング型の磁気ヘッドとしていた。
されているリング型の磁気ヘッドは第４図に示す構造で
あった。即ち第４図は従来のリング型の磁気ヘッドの磁
気テープ摺動面の斜視図であるが、巻線２を巻回した略
Ｃ字状の磁気コア11a,11bがホルダ13a,13bに組み込まれ
収納されている。磁気コアを収納した２個のホルダ13a,
13bの頭部突き合わせ部に磁気空隙材４を介挿して４本
のねじ５をホルダ13a,13bに通し、締めつけて磁気ヘッ
ド素子に組み立てられていた。この磁気ヘッド素子をシ
ールドケース６に収納し、内部に埋め込み樹脂を充填
し、磁気空隙部の磁気テープ摺動面をＲ面に研磨してリ
ング型の磁気ヘッドとしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕 前記、従来の技術による構造では磁気コアの突き合わせ
位置決め精度が粗く、２つの磁気コアの位置決めに時間
がかかるとともに、磁気空隙部の深さの寸法精度にばら
つきが生じ、磁気ヘッドを実用した時の磁気記録特性に
ばらつきを生じ、又、磁気ヘッドの寿命も一様でない
等、多くの問題点があった。
位置決め精度が粗く、２つの磁気コアの位置決めに時間
がかかるとともに、磁気空隙部の深さの寸法精度にばら
つきが生じ、磁気ヘッドを実用した時の磁気記録特性に
ばらつきを生じ、又、磁気ヘッドの寿命も一様でない
等、多くの問題点があった。
ロ．考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、磁気コアを高い方法精度で、且つ容易に位置
決めし、磁気空隙深さの寸法精度を向上した磁気ヘッド
とし、磁気記録特性のばらつきが少なく、又、寿命のば
らつきも少ない磁気ヘッドを提供するにある。
決めし、磁気空隙深さの寸法精度を向上した磁気ヘッド
とし、磁気記録特性のばらつきが少なく、又、寿命のば
らつきも少ない磁気ヘッドを提供するにある。
本考案によるリング型の磁気ヘッドでは、磁気コアに巻
線を施す前に予め磁気コアの磁気空隙側と反対側のバッ
クギャップ部の磁気コア突き合わせ対向面各々に磁気コ
アの突き合わせを位置決めするための位置決めピン挿入
穴を設けたことを特徴とする。位置決めピン挿入穴を設
けた２つの略Ｃ字状の磁気コアに巻線を巻回し、その各
々の磁気コアを突き合わせる際に、位置決めピンを磁気
コアのバックギャップ側の位置決めピン挿入穴へ圧入し
ながら突き合わせすることによって位置決めピンを基準
として容易に高い寸法精度で磁気コアを位置決めした磁
気ヘッドを形成するものである。
線を施す前に予め磁気コアの磁気空隙側と反対側のバッ
クギャップ部の磁気コア突き合わせ対向面各々に磁気コ
アの突き合わせを位置決めするための位置決めピン挿入
穴を設けたことを特徴とする。位置決めピン挿入穴を設
けた２つの略Ｃ字状の磁気コアに巻線を巻回し、その各
々の磁気コアを突き合わせる際に、位置決めピンを磁気
コアのバックギャップ側の位置決めピン挿入穴へ圧入し
ながら突き合わせすることによって位置決めピンを基準
として容易に高い寸法精度で磁気コアを位置決めした磁
気ヘッドを形成するものである。
即ち本考案は、巻線が巻回された２つの略Ｃ字状の磁気
コアを互いに突き合わせ、突き合わせ部の一方に磁気空
隙材を介挿し、磁気空隙を形成してなる磁気ヘッド素子
をシールドケースに収納し、シールドケース内に埋め込
み樹脂を充填した後、磁気空隙側の摺動面をＲ面に研磨
加工して形成するリング型の磁気ヘッドにおいて、磁気
空隙側と反対側の磁気コア突き合わせ対向面に位置決め
ピン挿入穴を設け、２つの磁気コアを組み合せる時、夫
々の位置決めピン挿入穴に位置決めピンを挿入し、組合
せ形成したことを特徴とする磁気ヘッドである。
コアを互いに突き合わせ、突き合わせ部の一方に磁気空
隙材を介挿し、磁気空隙を形成してなる磁気ヘッド素子
をシールドケースに収納し、シールドケース内に埋め込
み樹脂を充填した後、磁気空隙側の摺動面をＲ面に研磨
加工して形成するリング型の磁気ヘッドにおいて、磁気
空隙側と反対側の磁気コア突き合わせ対向面に位置決め
ピン挿入穴を設け、２つの磁気コアを組み合せる時、夫
々の位置決めピン挿入穴に位置決めピンを挿入し、組合
せ形成したことを特徴とする磁気ヘッドである。
２つのＣ字型の磁気コアを組み合わせ形成するリング型
の磁気ヘッドを組み立てる際、従来は磁気コアをホルダ
に位置決めした後、ホルダを位置決めのために突き合わ
せて２つのＣ字型の磁気コアの位置決めを行っていた
が、本考案では、Ｃ字型の磁気コアのバックギャップ部
の磁気コア突き合わせ面に位置決めピン挿入穴を設け突
き合わせ、磁気コアを位置決めピンにより直接位置決め
固定する構造としてあるので、磁気ヘッド組立て時の作
業のばらつきが磁気コアの組合せに影響することはなく
なり、常に磁気コアの組合せ寸法精度の良い、磁気記録
特性、磁気ヘッドの寿命に対してばらつきの少ないリン
グ型の磁気ヘッドとする。
の磁気ヘッドを組み立てる際、従来は磁気コアをホルダ
に位置決めした後、ホルダを位置決めのために突き合わ
せて２つのＣ字型の磁気コアの位置決めを行っていた
が、本考案では、Ｃ字型の磁気コアのバックギャップ部
の磁気コア突き合わせ面に位置決めピン挿入穴を設け突
き合わせ、磁気コアを位置決めピンにより直接位置決め
固定する構造としてあるので、磁気ヘッド組立て時の作
業のばらつきが磁気コアの組合せに影響することはなく
なり、常に磁気コアの組合せ寸法精度の良い、磁気記録
特性、磁気ヘッドの寿命に対してばらつきの少ないリン
グ型の磁気ヘッドとする。
本考案の一実施例について図面を参照して説明する。
第１図は本考案による磁気ヘッドの一実施例の外観を磁
気コアを組み立てる前の分解斜視図で示きし、第２図は
本考案の磁気ヘッドのシールドケース装着後の磁気テー
プ摺動面となる磁気空隙側と反対側の基板取付け側の外
観斜視図で示し、第３図は、磁気ヘッドの磁気空隙の面
をＲ面研磨した後の外観斜視図を示す。
気コアを組み立てる前の分解斜視図で示きし、第２図は
本考案の磁気ヘッドのシールドケース装着後の磁気テー
プ摺動面となる磁気空隙側と反対側の基板取付け側の外
観斜視図で示し、第３図は、磁気ヘッドの磁気空隙の面
をＲ面研磨した後の外観斜視図を示す。
第１図において、本考案による磁気コアのバックギャッ
プ部に２つの磁気コアを組み立てる際の位置決めを行う
ため磁気コアバックギャップ部の磁気コアつき合わせ面
に位置決めピン挿入穴９を設けた略Ｃ字状の磁気コア１
の胴部に巻線２を巻回し、この磁気コア１を第１図のホ
ルダ３に収納する。ホルダ３には磁気コア１を位置決め
する段差８があり、磁気コア１の磁気空隙側と反対側の
バックギャップ部がこの段差８によりホルダに位置決め
される。
プ部に２つの磁気コアを組み立てる際の位置決めを行う
ため磁気コアバックギャップ部の磁気コアつき合わせ面
に位置決めピン挿入穴９を設けた略Ｃ字状の磁気コア１
の胴部に巻線２を巻回し、この磁気コア１を第１図のホ
ルダ３に収納する。ホルダ３には磁気コア１を位置決め
する段差８があり、磁気コア１の磁気空隙側と反対側の
バックギャップ部がこの段差８によりホルダに位置決め
される。
このようにして組み立てた１対の磁気コアのホルダは互
いに別途に用意され、夫々対向する磁気コアに貫挿され
る位置決めピン10を介して位置決めピン挿入穴９にて位
置決めされる。一方２つの磁気コアを位置決めする際に
は磁気空隙部に磁気空隙材をはさみ突き合わされる。突
き合わされた磁気ヘッド素子にシールドケース６を装着
し、第２図に示す基板取付け側よりシールドケースの内
側に樹脂をシールドケース内部に注入して一体に固化
し、磁気テープを摺動する磁気空隙部の面をＲ面研磨
し、第３図に示す磁気ヘッドを完成する。
いに別途に用意され、夫々対向する磁気コアに貫挿され
る位置決めピン10を介して位置決めピン挿入穴９にて位
置決めされる。一方２つの磁気コアを位置決めする際に
は磁気空隙部に磁気空隙材をはさみ突き合わされる。突
き合わされた磁気ヘッド素子にシールドケース６を装着
し、第２図に示す基板取付け側よりシールドケースの内
側に樹脂をシールドケース内部に注入して一体に固化
し、磁気テープを摺動する磁気空隙部の面をＲ面研磨
し、第３図に示す磁気ヘッドを完成する。
ハ．考案の効果 以上のごとく、本考案による磁気ヘッドは、２つの磁気
コアの突き合わせは、従来のこの種の磁気ヘッドのよう
なホルダによらず直接組合せ位置決めることにより磁気
コアの組み合わせ寸法精度を高めることが可能となり、
磁気コアが位置決めピンを介して圧入による位置決め式
になっていることから、従来のようなホルダの組み合わ
せ位置の調整作業が不要となると共に作業時間の短縮が
図れる。
コアの突き合わせは、従来のこの種の磁気ヘッドのよう
なホルダによらず直接組合せ位置決めることにより磁気
コアの組み合わせ寸法精度を高めることが可能となり、
磁気コアが位置決めピンを介して圧入による位置決め式
になっていることから、従来のようなホルダの組み合わ
せ位置の調整作業が不要となると共に作業時間の短縮が
図れる。
又、磁気空隙深さについても磁気コアの突き合わせ対向
面の各磁気コアのずれが無くなることから、ばらつきの
少ない高い寸法精度を持つリング型の磁気ヘッドを提供
することが出来る。
面の各磁気コアのずれが無くなることから、ばらつきの
少ない高い寸法精度を持つリング型の磁気ヘッドを提供
することが出来る。
第１図は、本考案による磁気ヘッドの一実施例を示す外
観図で、磁気コアをホルダに装着する前の分解斜視図で
ある。 第２図は、磁気ヘッドのシールドケース装着後の磁気テ
ープと摺動する磁気空隙の反対側の外観斜視図である。 第３図は、本考案による磁気ヘッドの磁気空隙面をＲ面
研磨した後の外観斜視図である。 第４図は、従来の磁気ヘッドの分解斜視図である。 1,11a,11b……磁気コア、２……巻線、3,13a,13b……ホ
ルダ、４……磁気空隙材、５……ねじ、６……シールド
ケース、７……端子、８……段差、９……位置決めピン
挿入穴、10……位置決めピン。
観図で、磁気コアをホルダに装着する前の分解斜視図で
ある。 第２図は、磁気ヘッドのシールドケース装着後の磁気テ
ープと摺動する磁気空隙の反対側の外観斜視図である。 第３図は、本考案による磁気ヘッドの磁気空隙面をＲ面
研磨した後の外観斜視図である。 第４図は、従来の磁気ヘッドの分解斜視図である。 1,11a,11b……磁気コア、２……巻線、3,13a,13b……ホ
ルダ、４……磁気空隙材、５……ねじ、６……シールド
ケース、７……端子、８……段差、９……位置決めピン
挿入穴、10……位置決めピン。
Claims (1)
- 【請求項１】巻線が巻回された２つの略Ｃ字状の磁気コ
アを互いに突き合わせ、突き合わせ部の一方に磁気空隙
材を介挿し、磁気空隙を形成してなる磁気ヘッド素子を
シールドケースに収納し、シールドケース内に埋め込み
樹脂を充填した後、磁気空隙側の摺動面をＲ面に研磨加
工して形成するリング型の磁気ヘッドにおいて、磁気空
隙側と反対側の磁気コア突き合わせ対向面に位置決めピ
ン挿入穴を設け、２つの磁気コアを組み合せる時、夫々
の位置決めピン挿入穴に位置決めピンを挿入し、組合せ
形成したことを特徴とする磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16609088U JPH0743769Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16609088U JPH0743769Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0289605U JPH0289605U (ja) | 1990-07-16 |
| JPH0743769Y2 true JPH0743769Y2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=31453166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16609088U Expired - Fee Related JPH0743769Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743769Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP16609088U patent/JPH0743769Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0289605U (ja) | 1990-07-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |