JPS5912755Y2 - 磁気ヘツド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はギャップ部を形成する前部コアの後端部とコイ
ルを巻装する後部コアの先端部とを接合して得られる磁
気ヘッドに関し、特に、部品点数が少なく、組立て作業
性の簡便な磁気ヘッドを提供するにある。

以下、本考案の１実施例を第１図、第２図により説明す
ると、１は端子２を埋設した絶縁物から成る端子保持体
で、該保持体１の両側面部１ａ。

１ａには一体に突出部１ｂ、１ｂが設けられ、且つ、該
突出部１ｂ、ｌｂの所定箇所には凹部１Ｃ及び凹部１Ｃ
に連通した透孔１ｄがそれぞれ形成されている。

３はギャップ４が形成される前部コアで、該前部コア３
の後端部は前記凹部１Ｃにその底面板１ｅに当接するま
で挿入される。

５はコイル６が巻装された後部コアで、該後部コア５の
先端部は前記透孔１ｄを挿通して凹部１Ｃ内に導出され
、前・後部コア３，５の各端部の側面がそれぞれ接合さ
れる。

７は一部を折曲げた略り字状のバネスペーサで、該バネ
スペーサ７は前記突出部１ｂの凹部１Ｃの内壁と前記後
部コア５との間に挿入され、その弾性により前記前・後
部コア３，５の接合面を接合固定し得るようになってい
る。

ここで、バネスペーサ７に設けられた折曲片７ａは突出
部１ｂの端面に当接して、バネスペーサ７を凹部１Ｃへ
挿入する際の深さ規制となる。

なお、８はシールドケース、９はシールドケース８のテ
ープ摺接面側に設けたコアマスク、１０はシールド板、
１１はシールドケース８内に注入した樹脂である。

斜上のように、本考案は端子２を埋設した端子保持体１
に一体に突出部１ｂ、ｌｂを設け、該突出部１ｂに前部
コア３及び後部コア５が挿入される凹部１Ｃを形成した
ものであるため、端子保持体１が前・後部コア３，５の
保持を兼用することになり、従来用いられていた前・後
部コア３，５を保持するコアホルダーを必要とせず、部
品点数の削減を果し、更に、磁気ヘッド自体の組立ても
容易となる。

また、前・後部コア３，５の接合固定も前記凹部ＩＣ内
に挿入したバネスペーサ７等の弾性力で行っているので
極めて簡便になし得る等の実用上顕著な結果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本考案の砲丸ヘッドに係り、第１図はその
要部断面図、第２図は第１図の直角方向からみた要部断
面図である。 １・・・・・・端子保持板、１ｂ・・・・・・突出部、
Ｃ・・・・・・ 凹部、２・・・・・・端子、３・・・・・・前部コア、
５・・・・・・後部コア、７・・・・・・バネスペーサ
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 端子を埋設した端子保持体に一体に突出部を設け、該突
   出部に前部コアの後端部及び後部コアの先端部がそれぞ
   れ挿入される凹部を形成すると共に、該凹部に連通され
   て前記後部コアが挿入される透孔を形成し、前記凹部に
   挿入したバネスペーサ等により前記前・後部コアを接合
   固定したことを特徴とする磁気ヘッド。