JPH0743591B2 - 楽音発生制御装置 - Google Patents

楽音発生制御装置

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JPH0743591B2
JPH0743591B2 JP63054570A JP5457088A JPH0743591B2 JP H0743591 B2 JPH0743591 B2 JP H0743591B2 JP 63054570 A JP63054570 A JP 63054570A JP 5457088 A JP5457088 A JP 5457088A JP H0743591 B2 JPH0743591 B2 JP H0743591B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、楽音信号発生回路を構成する複数の楽音信号
発生チャンネルのいずれかに音高情報を割当てて楽音信
号の発生を制御するとともに、音色パラメータメモリに
記憶されている音色制御パラメータを楽音信号発生回路
に供給して該発生の制御された楽音信号の音色を制御す
る楽音発生制御装置に関する。
[従来技術] この種の装置に関する従来技術としては、例えば特開昭
59−189394号公報に示されるように、楽音信号発生回路
内の複数の楽音信号発生チャンネルを時間的には変更さ
れるものの複数の音群(メロディ、和音、ベース音等)
毎に予め固定して振分けるとともに、前記振分けられた
楽音信号発生チャンネルに各音群毎の音色情報を固定的
に供給するようにしておき、例えばメロディに関する音
高情報が入力された場合にはメロディ用の楽音信号発生
チャンネルに該音高情報を割当て、また和音に関する音
高情報が入力された場合には和音用の楽音信号発生チャ
ンネルに該音高情報を割当てるようにして、各音群毎に
異なる音色の楽音を発生させるようにしたものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上記従来の装置においては、各音群毎に楽音
信号発生チャンネル数が固定されているとともにその数
にも制限があるので、ある音群(例えばメロディ)に属
する楽音信号を多数発生させることを希望するとともに
他の音群に属する楽音信号の発生が不要な場合には、利
用してない楽音信号発生チャンネルがあるにもかかわら
ず、希望する楽音信号を発生させることができないとい
う不具合があった。
かかる不具合を解決するために、発生すべき楽音信号に
関する音高情報の楽音信号発生チャンネルへの割当てと
同時に、該楽音信号の音色を制御する音色制御パラメー
タをも前記割当て楽音信号発生チャンネルへ供給するよ
うにして、楽音信号の発生と該楽音信号の音色とを同時
に制御することも考えられる。
一方、近年、楽音信号の音質向上のための一つの楽音信
号を発生させるための音色制御パラメータの数が膨大に
なってきており、前記のように音高情報の割当て毎に該
割当てた楽音信号発生チャンネルにこの膨大な音色制御
パラメータを送出すると、該送出に多大な時間がかか
り、他の制御に支障を来して楽音信号の発生等が遅れる
という問題があった。
本発明は上記問題に鑑み案出されたもので、その目的
は、上記楽音信号発生チャンネルの利用における不具合
と上記楽音信号の発生遅れ等の問題を同時に解決した楽
音発生制御装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、
楽音信号発生回路を構成する複数の楽音信号発生チャン
ネルのいずれかに音高情報を割当てて楽音信号の発生を
制御するとともに、音色パラメータメモリに記憶されて
いる音色制御パラメータを楽音信号発生回路に供給して
該楽音信号の音色を制御する楽音発生制御装置におい
て、 発生すべき楽音信号の音高を表す音高情報と同楽音信号
の音色を表す音色情報とを入力する入力手段と(入力バ
ッファ回路12)、 前記入力音高情報を所定の条件に従って前記楽音信号発
生チャンネルのいずれかに割当てる割当て手段と(第6A
図_第6B図の処理)、 前記割当てられた入力音高情報を前記楽音信号発生回路
に出力して前記割当てた楽音信号発生チャンネルにおけ
る該音高情報に応じた楽音信号の発生を制御するととも
に、前記音色パラメータメモリ内の前記入力音色情報に
対応した音色制御パラメータを楽音信号発生回路に出力
して該割当てた楽音信号発生チャンネルにおける楽音信
号の音色を制御する出力手段と(第6B図のステップ135_
137)、 前記複数の楽音信号発生チャンネルにそれぞれ対応した
複数の記憶領域を有するとともに、各記憶領域に前記楽
音信号発生チャンネルにて発生される楽音信号の音色を
表す音色情報を前記入力音高情報の割当てに応じて更新
記憶する音色情報記憶手段と(レジスタTNT_第6B図のス
テップ134)、 前記入力音色情報と前記音色情報記憶手段に記憶されて
いる音色情報とに基づき該入力音色情報により表された
音色が前記割当てた楽音信号発生チャネルにて以前発生
されていた楽音信号の音色と同じであるとき、前記出力
手段による音色制御パラメータの楽音信号発生回路への
出力を禁止する禁止手段と(第6B図のステップ133_第6A
図のステップ111_113等)、 前記入力音色情報と前記音色情報記憶手段に記憶されて
いる音色情報とに基づき前記入力音高情報の割当てを以
前同じ音色の楽音信号を発生していた前記楽音信号発生
チャンネルに優先して割当てるように前記割当て手段を
制御する優先割当て制御手段と(第6A図のステップ104_
107_111_116等) を設けたことにある。
(発明の作用) 上記のように構成した本発明においては、入力手段に音
高情報及び音色情報が入力されると、割当て手段が該音
高情報を複数の楽音信号発生チャンネルのいずれかに割
当て、かつ出力手段が該音高情報を楽音信号発生回路に
出力して前記割当てた楽音信号発生チャンネルにおける
同音高情報に応じた楽音信号の発生を制御するので、該
楽音信号発生チャンネルにて同音高情報に応じた音高の
楽音信号が形成出力される。かかる場合、出力手段は、
音高情報とともに前記入力した音色情報に対応した音色
制御パラメータをも楽音信号発生回路に出力して前記形
成される楽音信号の音色を制御するが、該音色情報によ
り表される音色が前記割当てた楽音信号発生チャンネル
にて以前発生されていた楽音信号の音色と同じである場
合には、出力禁止手段が前記音色制御パラメータの出力
を禁止する。
さらに、音色情報記憶手段が前記音高情報の割当てに伴
い各楽音信号発生チャンネルに対応して同チャンネルに
て発生される楽音信号の音色を表す音色情報を記憶する
とともに、上述の割当て手段による音高情報の割当ての
際に、優先割当て制御手段が前記音色情報記憶手段の記
憶音色情報と入力した音色情報とに基づき前記音高情報
の割当てを以前同じ音色の楽音信号を発生していた楽音
信号発生チャンネルに優先的に割当てるように前記割当
て手段を制御するので、入力した音高情報は以前同じ音
色の楽音信号を発生していた楽音信号発生チャンネルに
割当てられる頻度が高くなる。
(発明の作用) 上記作用説明からも理解できるように、本発明によれ
ば、音高情報が割当てられた楽音信号発生チャンネルに
て以前同じ音色の楽音信号が発生されていて音色制御パ
ラメータを転送する必要がない場合には、出力禁止手段
が前記音色制御パラメータの出力を禁止するので、音色
制御パラメータを出力するための時間が節約され、他の
制御が支障なく行われるようになり、楽音信号の発生等
を遅れることなく迅速に制御できる。
しかも、本発明では、入力した音高情報は以前同じ音色
の楽音信号を発生していた楽音信号発生チャンネルに割
当てられる頻度が高くなるので、これに伴い音色制御パ
ラメータを出力する頻度がより少なくなり、さらに他の
制御を支障なく行うことができるようなる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、第
1図は本発明に係る楽音発生制御装置を適用した楽音信
号発生装置をブロック図により示している。
この楽音信号発生装置はバス11にそれぞれ接続された入
力バッファ回路12、楽音信号発生回路13及び音色パラメ
ータメモリ14を有する。入力バッファ回路12は鍵盤等の
演奏入力装置を備えた電子楽器、演奏データを記憶する
演奏データメモリを備えて該データを順次出力する自動
演奏装置等に接続されて、該電子楽器、自動演奏装置等
からイベントに関する各種データを入力するもので、入
力した各種データをバス11に供給するとともに同データ
の入力時にバス11に対してリクエスト信号REQを出力す
る。これらの各種データを第2図に示すとともに下記に
列挙する。なお、サフィックスHは16進表示を表す。
キーオンデータ 3バイト(1バイトは8ビットからなる)のデータで構
成されている。第1バイト目のデータは上位4ビットと
下位4ビットに分割され、上位4ビットは後続のデータ
がキーオンに関するものであることを表す識別コード
「9H」であり、下位4ビットは通信チャンネル番号を表
すものである。第2バイト目のデータは発生楽音の音高
を表すもので、その最上位ビットMSBが“0"であるとと
もに、その下位7ビットが同音高を表すキーコードであ
る。第3バイト目のデータは発生楽音の音量を表すもの
で、その最上位ビットMSBが“0"であるとともに、その
下位7ビットが同音量を表すタッチデータである。
キーオフデータ 2バイトのデータで構成されている。第1バイト目のデ
ータは上位4ビットと下位4ビットに分割され、上記4
ビットは後続のデータがキーオフに関するものであるこ
とを表す識別コード「8H」であり、下位4ビットは通信
チャンネル番号を表すものである。第2バイト目のデー
タは発生していた楽音の音高を表すもので、その最上位
ビットMSBが“0"であるとともに、その下位7ビットが
同音高を表すキーコードである。
トランケートリミットデータ 3バイトのデータで構成されている。第1バイト目のデ
ータは上位4ビットと下位4ビットに分割され、上位4
ビットは後続のデータがトランケートリミットに関する
ものであることを表す識別コード「DH」であり、下位4
ビットは通信チャンネル番号を表すものである。第2バ
イト目のデータは該トランケートリミットデータに係る
音色を表すもので、その最上位ビットMSBが“0"である
とともに、その下位7ビットが同音色名を表すものであ
る。第3バイト目のデータはトランケート値を表すもの
で、その最上位ビットMSBが“0"であるとともに、その
下位7ビットがトランケート値である。なお、トランケ
ート値とは、新たな楽音信号の発生のために発生中の楽
音信号が消去される楽音信号レベルのことである。
音色データ 2バイトのデータで構成されている。第1バイト目のデ
ータは上位4ビットと下位4ビットに分割され、上位4
ビットは後続のデータが音色に関するものであることを
表す識別コード「EH」であり、下位4ビットは通信チャ
ンネル番号を表すものである。第2バイト目のデータは
該通信チャンネルの音色を表すもので、その最上位ビッ
トMSBが“0"であるとともに、その下位7ビットが同音
色名を表すものである。
最大発音数データ 2バイトのデータで構成されている。第1バイト目のデ
ータは上位4ビットと下位4ビットに分割され、上位4
ビットは後続のデータが最大発音数に関するものである
ことを表す識別コード「FH」であり、下位4ビットは通
信チャンネル番号を表すものである。第2バイト目のデ
ータは該通信チャンネルに係る楽音の最大発音数を表す
もので、その最上位ビットMSBが“0"であるとともに、
その下位7ビットが同発音数を表すものである。
なお、前記通信チャンネル番号は、例えば第1メロディ
パート、第2メロディパート、第2伴奏パート、第2伴
奏パート等の各パートを表すもので、前記音色データが
通信チャンネル番号に対応して各パート毎の音色を表す
ので、該通信チャンネル番号は各パート毎に可変な音色
を表していることと同等となる。
楽音信号発生回路13は楽音信号形成回路13aと音色制御
パラメータ記憶回路13bとを備えている。楽音信号形成
回路13aは各チャンネル毎に楽音信号を形成する複数の
楽音信号形成チャンネル(本件実施例では12チャンネ
ル)と、該楽音信号の形成のために発生楽音の音高を表
すキーコードKC、同楽音のキーオン状態を表すキーオン
信号KON及び同楽音の音量を表す音量データVOL等を前記
各チャンネル毎に記憶する楽音制御データ記憶回路等と
からなる。音色制御パラメータ記憶回路13bは前記形成
される楽音信号の音色を制御する多数の音色制御パラメ
ータを前記楽音信号形成チャンネル毎に記憶する。この
楽音信号発生回路13の出力はアンプ15を介してスピーカ
16に接続されている。
音色パラメータメモリ14はROMにより構成され、各種音
色の楽音信号の形成のために必要な多数の音色制御パラ
メータを音色毎にそれぞれ記憶している。
また、当該楽音信号発生装置は入力バッファ回路12に供
給されたデータの前記楽音信号形成チャンネルに対する
割当て、該割当てデータ及び音色パラメータメモリ14に
記憶されている音色制御パラメータの楽音信号発生回路
13への転送等を制御するCPU21、プログラムメモリ22、
ワーキングメモリ23及びタイマ回路24を備えている。こ
れらのCPU21、プログラムメモリ22、ワーキングメモリ2
3及びタイマ回路24はバス11にそれぞれ接続され、CPU21
は電源スイッチの投入と同時に第3図のフローチャート
に対応したメインプログラムの実行を開始するととも
に、タイマ回路24からのタイマインタラプト信号IRPTに
同期して第4図のフローチャートに対応したタイマイン
タラプトプログラムを割込実行する。プログラムメモリ
22はROMにより構成され、前記メインプログラム、タイ
マインタラプトプログラム及び同メインプログラム内に
て実行される第5図乃至第7図のフローチャートに対応
した各種サブルーチンプログラムを記憶している。ワー
キングメモリ23はRAMにより構成され、前記プログラム
の実行において利用される各種データを一時的に記憶す
る。タイマ回路24は所定の時間毎、例えば数ミリ〜数十
ミリ秒毎にCPU21へタイマインタラプト信号IRPTを出力
する。
さらに、当該楽音信号発生装置は、バス11に接続され、
楽音信号発生回路13にて形成される楽音信号のトータル
音量等を制御するスイッチを内蔵した操作子スイッチ回
路25を備えている。
次に、上記のように構成した実施例の動作を第3図乃至
第7図のフローチャートを参照しながら説明する。電源
スイッチの投入により、CPU21は第3図のステップ30に
てメインプログラムの実行を開始し、ステップ31にてワ
ーキングメモリ23内の少なくとも発音チャンネル毎のダ
ンプデータDMP(0)〜DMP(11)、ダンプリミットデー
タDMPLMT(0)〜DMPLMT(11)及び音色データTNT
(0)〜TNT(11)と、論理チャンネル毎の音色データT
NL(0)〜TNL(15)及び最大発音数データMAXCH(0)
〜MAXCH(15)とを初期設定する。かかる場合、前記発
音チャンネルは楽音信号形成回路13a内の12個のチャン
ネルに対応するとともに、前記論理チャンネルは入力バ
ッファ回路12に供給される入力データの16個の通信チャ
ンネルに対応する。なお、前記各データの意味について
は後述するが、前記初期設定においては各データは次の
値に設定される。
DMP(0)〜DMP(11)=「0」 DMPLMT(0)〜DMPLMT(11)=「7FH」 TNT(0)〜TNT(11)=「FFH」 TNL(0)〜TNL(15)=「0」 MAXCH(0)〜MAXCH(15)=「12」 前記ステップ31の処理後、CPU21はステップ32にて入力
バッファ回路12からのリクエスト信号REQの有無を確認
することにより同回路12に外部から各種データが入力さ
れているか否かを判定する。かかる判定においては、入
力バッファ回路12へ各種データが入力されていれば、
「YES」との判定の基にステップ33にてイベントルーチ
ンが実行され、ステップ34にて操作子スイッチ回路25内
のスイッチ操作の検出に応じて楽音信号発生回路13の楽
音信号のトータル音量が制御されて、以降ステップ32〜
34なる循環処理が実行される。また、入力バッファ回路
12へ各種データが入力されていなければ、ステップ32に
おける「NO」との判定の基に前記ステップ33のイベント
ルーチンが実行されずにステップ34の処理が実行され
て、以降ステップ32〜34なる循環処理が実行される。
次に、前記イベントルーチンについて説明すると、同ル
ーチンの実行は第5図のステップ40にて開始され、ステ
ップ41にて入力バッファ回路12内の第1番目のデータが
入力データINとして取り込まれると同時に同回路12内か
ら消去される。前記ステップ41の処理後、ステップ42に
て入力データINの上位4ビット(識別コード)が分岐制
御データBRとして記憶されるとともに、同データINの下
位4ビットが当該楽音信号発生装置内における論理チャ
ンネル(前記通信チャンネルに対応)を表す論理チャン
ネルデータLCHとして記憶される。そして、ステッフ43
にて分岐制御データBRに基づく判定処理が実行されて、
入力バッファ回路12に供給される入力データの種類に応
じた各種処理が実行される。
すなわち、分岐制御データBRが「FH」であって最大発音
数データの識別コードであれば、ステップ43の判定処理
によりプログラムはステップ44へ進められ、同ステップ
44にて入力バッファ回路12内の第2番目のデータが入力
データINとして取り込まれると同時に同回路12内から消
去され、ステップ45にて前記論理チャンネルデータLCH
により指定された論理チャンネルの最大発音数データMA
XCH(LCH)が入力データIN値に設定される。かかる場
合、論理チャンネルデータLCH(通信チャンネル)は各
パートを表しており、これにより各パート毎の最大発音
数が設定されることになる。前記ステップ45の処理後、
ステップ46にて該イベントルーチンの実行が終了され
る。
また、分岐データBRが「EH」であって音色データの識別
コードであれば、ステップ43の判定処理によりプログラ
ムはステップ47へ進められ、同ステップ47にて入力バッ
ファ回路12内の第2番目のデータが入力データINとして
取り込まれると同時に同回路12内から消去され、ステッ
プ48にて前記論理チャンネルデータLCHにより指定され
た論理チャンネルの音色データTNL(LCH)が入力データ
IN値に設定される。これにより、論理チャンネル(各パ
ート)毎の音色データが設定されることになる。前記ス
テップ48の処理後、上記と同様にして該イベントルーチ
ンの実行が終了される。
また、分岐制御データBRが「DH」であってトランケート
リミットデータの識別コードであれば、ステップ43の判
定処理によりプログラムはステップ51へ進められ、同ス
テップ51にて入力バッファ回路12内の第2番目のデータ
が入力データINとして取り込まれると同時に同回路12内
から消去され、ステップ52にて音色を表す入力データIN
がトーンデータTONEとして一時記憶される。次に、ステ
ップ53にて入力バッファ回路12内の第3番目のデータが
入力データINとして取り込まれると同時に同回路12内か
ら消去され、ステップ54にて前記トーンデータTONEによ
り指定された音色のダンブリミットデータDMPLMT(TON
E)が入力データIN値に指定される。かかる場合、入力
データINはトランケート値を示しているので、音色毎の
トランケート値がダンブリミットデータDMPLMT(TONE)
として設定されることになる。前記ステップ54の処理
後、上記と同様にして該イベントルーチンの実行が終了
される。
また、分岐制御データBRが「9H」であってキーオンデー
タの識別コードであれば、ステップ43の判定処理により
プログラムはステップ55へ進められ、同ステップ55にて
入力バッファ回路12内の第2番目のデータが入力データ
INとして取り込まれると同時に同回路12内から消去さ
れ、ステップ56にて音高を表す入力データINがキーコー
ドKCとして設定される。次に、ステップ57にて入力バッ
ファ回路12内の第3番目のデータが入力データINとして
取り込まれると同時に同回路12内から消去され、ステッ
プ58にて音量を表す入力データINが音量データVOLとし
て設定される。そして、ステップ61にてキーオンルーチ
ンが実行されるとともに、ステップ46にて上記と同様に
して該イベントルーチンの実行が終了される。
次に、該キーコードKCの楽音信号発生チャンネルへの割
当て及び楽音信号発生回路13へのデータ転送を含むキー
オンルーチンについて説明するが、その前に、該割当て
の優先順位及び割当て制御動作にて利用される発音チャ
ンネル毎のダンプデータDMPの変更について説明してお
く。
割当て優先順位 ダンプデータDMP値が「0」であり、かつ新たに発生
を開始する楽音信号と同一音色の楽音信号を以前発して
いた楽音信号発生チャンネルを探す。
新たに発生を開始する楽音信号と同一音色の楽音信号
を発生中であり、かつダンプデータDMP値がダンプリミ
ットデータDMPLMT値以下であって、該ダンプデータDMP
値が最小の楽音信号発生チャンネルを探す。
ただし、同一音色の楽音信号を発生中の楽音信号発生チ
ャンネルが2個以上存在しない場合には、下記に基
づき新たな楽音信号発生チャンネルを探す。
新たに発生を開始する楽音信号の音色とは無関係に、
離鍵(キーオフ)された鍵に関する楽音信号を発生中又
は同音信号の発生を終了しており、かつダンプデータDM
P値が最小の楽音信号発生チャンネル(最古離鍵チャン
ネル)を探す。
ただし、新たに発生を開始する楽音信号と同一音色の楽
音信号を発生中の楽音信号発生チャンネル数が該音色に
関する最大発音数を越える場合には、前記同一音色の楽
音信号発生チャンネルの中でダンプデータDMP値が最小
の楽音信号発生チャンネルを探す。
新たに発生を開始する楽音信号の音色及び離鍵された
鍵に関する楽音信号を発生中か否かには無関係に、ダン
プデータDMP値が最小の楽音信号発生チャンネル(最古
押鍵チャンネル)を探す。
ただし、この場合も、新たに発生を開始する楽音信号と
同一音色の楽音信号を発生中の楽音信号発生チャンネル
数が該音色に関する最大発音数を越える場合には、前記
同一音色の楽音信号発生チャンネルの中でダンプデータ
DMP値が最小の楽音信号発生チャンネルを探す。
ダンプデータDMPの変更 上記第3図のメインプログラムの実行中、タイマ回路24
からのタイマインタラプト信号IRPTがCPU21へ入力され
ると、CPU21は第4図のステップ70にてタイマインタラ
プトプログラムの割込み実行を開始し、ステップ71によ
る変数iの初期設定(i=0)、ステップ74,75による
変数iの更新(i=i+1)及び変数iの比較(i<1
2)により変数iを「0」〜「11」まで変更しながら、
ステップ72,73の処理により12個の楽音信号発生チャン
ネルの各ダンプデータDMP(0)〜DMP(11)を更新す
る。
かかる場合、ステップ72においては、DMP(i).AND.7F
H≠0の演算により、各ダンプデータDMP(0)〜DMP(1
1)の下位7ビットが取出されるとともに、該取出され
たデータが「0」か否かが判定され、「0」でなければ
「YES」との判定の基に、ステップ73にてDMP(i)=DM
P(i)−1の演算によりダンプデータDMP(0)〜DMP
(11)が「1」ずつ減少される。また、前記取出された
データが「0」であれば、「NO」と判定の基に、ダンプ
データDMP(0)〜DMP(11)は変更されずに、プログラ
ムはステップ74に進められる。一方、これらのダンプデ
ータDMP(0)〜DMP(11)は後述するように押鍵に伴う
キーコードKCの割当て時に「FFH」に初期設定されるの
で、発生楽音信号が押鍵中に関するものであれば、上記
ステップ72〜75からなる循環処理により、該ダンプデー
タDMP(0)〜DMP(11)は「FFH」〜「80H」までタイマ
インタラプト信号IRPTの発生毎に「1」ずつ減少し、
「80H」にて前記減少を停止する。また、発生中の楽音
信号に係る鍵が離鍵されると、ダンプデータDMP(0)
〜DMP(11)は後述するように離鍵時に「7FH」に初期設
定されるので、発生楽音信号が離鍵中に関するものであ
れば、上記ステップ72〜75からなる循環処理により、該
ダンプデータDMP(0)〜DMP(11)は再び減少を開始し
て「7FH」〜「00H」までタイマインタラプト信号IRPTの
発生毎に「1」ずつ減少する。
そして、上記ステップ72〜75からなる循環処理中、全て
のダンプデータDMP(0)〜DMP(11)の更新処理が終了
して変数iが「12」になると、ステップ75における「N
O」との判定の基に、ステップ76にて該タイマインタラ
プトプログラムの実行が終了されて、CPU21は再び第3
図のメインプログラムの実行に移る。
次に、キーコードKCの楽音信号発生チャンネルへの割当
て及び楽音信号発生回路13へのデータ転送を含むキーオ
ンルーチンについて説明する。このルーチンは、第6A図
及び第6B図に詳細に示すように、その実行がステップ10
0にて開始され、ステップ101にてオフチャンネルデータ
OFREQ及び同一音色オフチャンネルデータOFTNREQの全ビ
ットがそれぞれ“0"に初期設定されるとともに、同一音
色オフチャンネル数データOFSMNOが「0」に初期設定さ
れる。この場合、オフチャンネルデータOFREQ及び同一
音色オフチャンネルデータOFTNREQは楽音信号発生チャ
ンネルにそれぞれ対応した12ビットのデータでそれぞれ
構成され、オフチャンネルデータOFREQの各ビットは
“1"にて離鍵されている鍵に関するチャンネルであるこ
とを表し、かつ“0"にて離鍵されていない(押鍵中の)
鍵に関するチャンネルであることを表す。同一音色オフ
チャンネルデータOFTNREQの各ビットは“1"にて離鍵さ
れているとともに、新たな押鍵により発生される楽音信
号と同一音色の楽音信号を発生中又は発生していた鍵に
関するチャンネルであることを表し、かつ“0"にてそう
でないチャンネルであることを表す。また、同一音色オ
フチャンネル数データOFSMNOは離鍵されているととも
に、新たな押鍵により発生される楽音信号と同一信号の
楽音信号を発生中又は発生していた鍵に関するチャンネ
ル数(同一音色オフチャンネルデータOFTNREQ中の“1"
であるビット数に対応)を表す。
前記ステップ101の初期設定後、ステップ102にて入力さ
れたキーオンデータに関する論理チャンネルLCHにより
指定される音色データTNL(LCH)、すなわち現在割当て
ようとしているキーコードKCの属するパートの音色がト
ーンデータTONEとして一時的に記憶される。次に、CPU2
1はステップ103による変数iの初期設定(i=0)、ス
テップ109,110による変数iの更新(i=i+1)及び
変数iの比較(i<12)により変数iを「0」〜「11」
まで変更しながら、ステップ104の処理によりダンプデ
ータDMP(i)値が「0」でありかつ新たに発生を開始
する楽音信号と同一音色の楽音信号を以前発生していた
楽音信号発生チャンネルを探す(上記割当て優先順位
に対応)とともに、ステップ105〜108の処理により離鍵
されている鍵に関するチャンネル、及びダンプデータDM
P(i)が音色により決まるダンプリミットDMPLMT以下
でかつ新たな押鍵により発生される楽音信号と同一音色
の楽音信号を発生中又は発生していた鍵に関するチャン
ネルを探す(上記割当て優先順位の一部に対応)。
前記ステップ104〜110からなる循環処理中、ステップ10
4における演算DMP(i)=0.AND.TNT(i)=TONEに基
づき上記割当て優先順位の条件を満たすチャンネルが
見つかると、同ステップ104にて「YES」と判定され、ス
テップ111にて同一音色フラグSMFLGが“1"に設定される
とともに、割当てチャンネルデータASSCHが前記条件を
満足したチャンネルを表す変数iに設定される。なお、
音色データTNT(i)は楽音信号発生チャンネルにて発
生中の楽音信号の音色を表し、割当てチャンネルデータ
ASSCHは新たな押鍵によるキーコードKCが割当てられた
楽音信号発生チャンネルを表し、同一音色フラグSMFLG
(=“1")は該チャンネルにおける音色が変更されない
ことを表す。
このステップ111の処理後、プログラムはステップ133
(第6B図)に進められ、同ステップ133にて同一音色フ
ラグSMFLGが“1"であるか否かが判定される。かかる場
合、同フラグSMFLGは前述のように“1"に設定されてい
るので、前記ステップ133における「YES」との判定の基
に、ステップ136にて割当てチャンネルデータASSCHによ
り指定されるキーコードバッファデータKCBUF(ASSCH)
が前記入力したキーコードKCに設定されるとともに、ダ
ンプデータDMP(ASSCH)が「FFH」に初期設定される。
このキーコードバッファデータKCBUF(ASSCH)は12個の
楽音信号発生チャンネルにそれぞれ対応して各チャンネ
ルに割当てられたキーコードKCを表しており、その結
果、新たに入力されたキーコードKCが上記割当て優先順
位に従った楽音信号発生チャンネルに割当てられたこ
とになる。次に、CPU21はステップ137にて前記キーコー
ドKC、同キーコードKCとともに入力した音量データVOL
(タッチデータ)及び前記割当てチャンネルデータASSC
Hを楽音信号発生回路13へ供給する。
これらのデータの供給により、楽音信号発生回路13の楽
音信号形成回路13aは割当てチャンネルデータASSCHによ
り指定される楽音制御データ記憶回路内のチャンネル別
記憶位置にキーコードKC及び音量データVOLを記憶する
とともに、同記憶回路内の前記割当チャンネルデータAS
SCHに対応したキーオン信号KONを“1"に設定する。な
お、音色制御パラメータメモリ13内の割当てチャンネル
データASSCHにより指定される記憶位置には、後述する
ように、以前に供給された音色制御パラメータが記憶さ
れている。かかる場合、該音色制御パラメータは新たに
入力されたキーコードKCに応じて発生される楽音信号の
音色に関するものと同じであるので、楽音信号形成回路
13aは前記キーコードKCに対応した音高であって音色制
御パラメータ記憶回路13bからの前記音色制御パラメー
タにより決定された音色の楽音信号を形成するととも
に、該楽音信号の音量を前記音量データVOLに応じて制
御してアンプ15を介してスピーカ16に出力する。その結
果、スピーカ16から前記楽音信号に対応した楽音が発音
される。前記ステップ137の処理後、ステップ138にて該
キーオンルーチンの実行が終了される。
一方、上記ステップ104〜110からなる循環処理(第6A
図)において、上記割当て優先順位の条件を満たすチ
ャンネルが見つからない場合、ステップ105におけるダ
ンプデータDMP(i)の最上位ビットMSBが“1"であるか
否かの判定処理(DMP(i)MSB=“1")と、ステップ10
6におけるオフチャンネルデータOFREQの変数iにより指
定されるビット位置へ“1"を設定する処理(OFREQ1
“1")とにより、オフチャンネルデータOFREQの離鍵さ
れている鍵に関するチャンネルに対応したビット位置に
“1"が設定される。なぜならば、ダンプデータDMP
(i)は、上述したように、押鍵中に関する場合には
「FFH」〜「80H」に渡り変化するとともに、離鍵中に関
する場合には「7FH」〜「00H」に渡り変化するものであ
って、押鍵中に限りその最上位ビットMSBが“1"に保た
れるので、押鍵中に関する場合にはステップ105におけ
る「YES」との判定の基にステップ106の処理がなされな
いで、すなわちオフチャンネルデータOFREQの変数iに
対応したビットデータが上記ステップ101の処理による
“0"に保たれたままプログラムがステップ107に進めら
れるとともに、離鍵中に関する場合にはステップ105に
おける「NO」との判定の基にステップ106にてオフチャ
ンネルデータOFREQの変数iに対応したビットデータが
“1"に変更されるからである。
また、これと同時に、ステップ107におけるダンプデー
タDMP(i)がダンプリミットデータDMP(TNT(i))
値以下であり、かつ新たに発生を開始する楽音信号と同
一音色の楽音信号を以前発生していた楽音信号発生チャ
ンネルであるかの判定処理(演算DMP(i)≦DMPLMT(T
NT(i)).AND.TNT(i)=TONEに対応)と、ステップ
108における同一音色オフチャンネルデータOFTNREQの変
数iにより指定されるビット位置へ“1"を設定する処理
(OFTNREQ1=“1")及び同一音色オフチャンネル数デー
タOFSMNOを増加する処理(OFSMNO=OFSMNO+1)とによ
り、同一音色オフチャンネルデータOFTNREQ中、現在発
生しようとする楽音信号と同一音色であってダンプデー
タDMP(i)がダンプリミットデータDMP(TNT(i))
値以下であるチャンネルに対応したビット位置に“1"が
設定されると同時に、かかる条件に合致したチャンネル
数が同一音色オフチャンネル数データOFTNREQとして設
定される。なぜならば、前記条件DMP(i)≦DMPLMT(T
NT(i)).AND.TNT(i)=TONEの成立時には、ステッ
プ107における「YES」との判定の基に、ステップ108に
て前記同一音色オフチャンネルデータOFTNREQの設定及
び同一音色チャンネルデータOFSMNOの増加がなされると
ともに、前記条件の不成立時には、ステップ107におけ
る「NO」との判定の基に、ステップ108の前記処理がな
されないで、すなわち同一音色オフチャンネルデータOF
TNREQの変数iに対応したビットデータが上記ステップ1
01の処理による“0"に保たれると同時に、同一音色オフ
チャンネル数データOFSMNOが以前の値に保たれたままプ
ログラムがステップ109に進められるからである。
このように上記割当て優先順位の条件を満たすチャン
ネルが見つからない状態で、ステップ104〜110からなる
循環処理の実行が終了されると、すなわち変数iが「1
2」になってステップ110にて「NO」と判定されると、プ
ログラムはステップ112以降に進められる。このステッ
プ112においては、同一音色オフチャンネル数データOFS
MNOが「1」より大きいか否かが判定される。この判定
は上記割当て優先順位のただし書き「新たに発生を開
始する楽音信号と同一信号の楽音信号を発生中であり、
かつダンプデータDMP値がダンプリミットデータDMPLMT
値以下の楽音信号発生チャンネルが存在しても、該チャ
ンネルが2個以上存在しない場合には上記割当て優先順
位,に基づき新たな楽音信号発生チャンネルを探
す。」という条件に対応するもので、同一音色オフチャ
ンネル数データOFSMNOが「1」より大きい場合には、前
記ステップ112における「YES」との判定の基に、ステッ
プ113にて同一音色フラグSMFLGが“1"に設定されると同
時に、利用可能チャンネルデータAVCHが同一音色オフチ
ャンネルデータOFTNREQ値に設定される。この利用可能
チャンネルデータAVCHもオフチャンネルデータOFREQ及
び同一音色オフチャンネルデータOFTNREQと同様に12個
の各楽音信号発生チャンネルに対応した12ビットのデー
タからなり、各ビットのデータはそれぞれ“1"にて割当
て可能チャンネルを示すとともに、“0"にて割当て不能
チャンネルを示す。そして、この利用可能チャンネルデ
ータAVCHはステップ127〜131からなる循環処理における
割当てチャンネルサーチに利用される。
前記ステップ113の処理後、前記ステップ127〜131から
なる循環処理が実行される。かかる場合、CPU21はステ
ップ127による変数iの初期制定(i=0)及びダンプ
データDMP(i)の最小値を探すためのサーチ用最小値
データMINの初期設定(MIN=FFH)、ステップ130,131に
よる変数iの更新(i=i+1)及び変数iの比較(i
<12)により変数iを「0」〜「11」まで変更しなが
ら、ステップ128,129の処理により前記割当て可能なチ
ャンネルの中でダンプデータDMP(i)が最小のチャン
ネルを探す。すなわち、利用可能チャンネルデータAVCH
の中で変数iにより指定されるビットデータが“1"であ
り、かつサーチ用最小値データMINが変数iにより指定
されるダンプデータDMP(i)より大きければ(AVCHi
“1".AND.MIN>DMP(i))、ステップ128における「YE
S」との判定の基に、ステップ129にサーチ用最小値デー
タMINが前記ダンプデータDMP(i)に更新されると同時
に、最小値チャンネル番号データMINCHが該ダンプデー
タDMP(i)を記憶するチャンネル番号を示す変数iに
更新される。また、上記条件が成立しなければ、ステッ
プ128における「NO」との判定の基に、プログラムはス
テップ129をジャンプしてステップ130に進められる。こ
れにより、変数iが「12」になってステップ131にて「N
O」と判定された時点では、最小値チャンネル暗号デー
タMINCHは上記割当て優先順位の条件「新たに発生を
開始する楽音信号と同一音色の楽音信号を発生中であ
り、かつダンプデータDMP値がダンプリミットデータDMP
LMT値以下であって、該ダンプデータDMP値が最小の楽音
信号発生チャンネル」を満たしたチャンネル番号を示す
ことになる。
かかるステップ128〜131からなる循環処理の実行後、ス
テップ132にて割当てチャンネルデータASSCHが前記最小
値チャンネル番号データMINCHに設定されるとともに、
後続のステップ136(第6B図)にて、入力バッファ回路2
1に入力されたキーコードKCが該割当てチャンネルデー
タASSCHにより指定されるキーコードバッファデータKCB
UF(ASSCH)として設定されるので、新たに入力された
キーコードKCが上記割当て優先順位に従った楽音信号
発生チャンネルに割当てられたことになる。次に、CPU2
1はプログラムをステップ133以降に進めるが、かかる場
合にも同一音色フラグSMFLGは“1"に設定されているの
で、ステップ133における「YES」との判定の基に、上記
同様のステップ136,137の処理により楽音信号の発生が
制御される。なお、この場合にも音色制御パラメータが
楽音信号発生回路13に出力されることはない。
次に、上記割当て優先順位の条件に合致する楽音信
号発生チャンネルが見つからなかった場合について説明
する。かかる場合、ステップ112にて「NO」と判定さ
れ、ステップ114以降の処理が実行される。
ステップ114においては、同一音色チャンネルデータTNR
EQの全ビットがそれぞれ“0"に初期設定されるととも
に、同一音色チャンネル数データSMNOが「0」に初期設
定される。この場合、同一音色チャンネルデータTNREQ
は、上記オフチャンネルデータOFREQ及び同一音色オフ
チャンネルデータOFTNREQと同様、楽音信号発生チャン
ネルにそれぞれ対応した12ビットのデータでそれぞれ構
成され、同一音色チャンネルデータTNREQの各ビットは
“1"にて離鍵とは無関係に新たな押鍵により発生される
楽音信号と同一音色の楽音信号を発生中のチャンネルで
あることを表し、かつ“0"にてそうでないチャンネルで
あることを表す。また、同一音色チャンネル数データSM
NOは離鍵とは無関係に新たな押鍵により発生される楽音
信号と同一音色の楽音信号を発生中のチャンネル数(同
一音色チャンネルデータTNREQ中の“1"であるビット数
に対応)を表す。
前記ステップ114の初期設定後、CPU21はステップ115に
よる変数iの初期設定(i=0)、ステップ118,119に
よる変数iの更新(i=i+1)及び変数iの比較(i
<12)により変数iを「0」〜「11」まで変更しなが
ら、ステップ116における新たに発生を開始する楽音信
号と同一音色の楽音信号を以前発生していた楽音信号発
生チャンネルであるか否かの判定処理(演算TNT(i)
=TONEに対応)と、ステップ117における同一音色チャ
ンネルデータTNREQの変数iにより指定されるビット位
置へ“1"を設定する処理(TNREQ1=“1")及び同一音色
チャンネル数データSMNOを増加する処理(SMNO=SMNO+
1)により、同一音色チャンネルデータTNREQ中で、新
たに発生しようとする楽音信号と同一音色の楽音信号を
発生中であるチャンネルに対応したビット位置に“1"が
設定されると同時に、かかる条件に合致したチャンネル
数が同一音色チャンネル数データSMNOとして設定され
る。なぜならば、前記条件TNT(i)=TONEの成立時に
は、ステップ116における「YES」との判定の基に、ステ
ップ117にて前記同一音色チャンネルデータTNREQの設定
及び同一音色チャンネル数データSMNOの増加がなされる
とともに、前記条件の不成立時には、ステップ116にお
ける「NO」との判定の基に、ステップ117の前記処理が
なされないで、すなわち同一音色チャンネルデータTNRE
Qの変数iに対応したビットデータが上記ステップ114の
処理による“0"に保たれると同時に、同一音色チャンネ
ル数データSMNOが以前の値に保たれたままプログラムが
ステップ118に進められるからである。
かかるステップ116〜119からなる循環処理により、同一
音色チャンネルのサーチが終了して変数iが「12」にな
ると、ステップ119にて「NO」と判定され、ステップ120
にて同一音色チャンネル数データSMNOが論理チャンネル
データLCH(入力したキーオンデータ中の通信チャンネ
ルに対応)により指定された最大発音数データMAXCH(L
CH)値以上であるか否か、(SMNO≧MAXCH(LCH))が判
定される。かかる場合、同一音色チャンネル数データSM
NO値が発生楽音信号のパートに許容されている最大発音
数データMAXCH(LCH)値に達していれば、前記のステッ
プ120における「YES」との判定の基に、ステップ121に
て同一音色フラグSMFLGが“1"に設定され、ステップ122
にて利用可能チャンネルデータAVCHが“同一音色チャン
ネルデータTNREQ値に設定される。そして、プログラム
がステップ127以降に進められ、上記ステップ127〜131
からなるダンプデータDMP(i)の最小値のサーチ処理
(ただし、この場合には同一音色チャンネル中から最小
値がサーチされる)が実行されるとともに、ステップ13
2,136の割当てチャンネルデータASSCH及びキーコードバ
ッファデータKCBUF(ASSCH)の設定処理が実行されるの
で、入力したキーコードKCは上記割当て優先順位,
のただし書き「新たに発生を開始する楽音信号と同一音
色の楽音信号を発生中の楽音信号発生チャンネル数が該
音色に関する最大発音数を越える場合には、前記同一音
色の楽音信号発生チャンネルの中でダンプデータDMP値
が最小の楽音信号が発生チャンネル」に対応した楽音信
号発生チャンネルに割当てられることになる。
前記ステップ132の処理後、CPU21はプログラムをステッ
プ133以降に進めるが、かかる場合にも同一音色フラグS
MFLGは“1"に設定されいるので、ステップ133における
「YES」との判定の基に、上記同様のステップ136,137の
処理により楽音信号の発生を制御する。なお、この場合
にも音色パラメータが楽音信号発生回路13に出力される
ことはない。
一方、上記ステップ120において「NO」すなわち同一音
色チャンネル数データSMNO値が最大発音数データMAXCH
(LCH)値より小さいと判定されると、ステップ123にて
同一音色フラグSMFLGは“0"に設定され、ステップ124に
て上記ステップ105,106の処理により設定されたオフチ
ャンネルデータOFREQの全ビットが“0"であるか否か(O
FREQ≠0)が判定される。かかる場合、離鍵に関するチ
ャンネルがあってオフチャンネルデータOFREQのいずれ
かのビットデータが“1"であれば、前記ステップ124に
おける「YES」との判定の基に、ステップ125にて利用可
能チャンネルデータAVCHがオフチャンネルデータOFREQ
値に設定される。そして、プログラムがステップ127以
降に進められ、上記ステップ127〜131からならダンプデ
ータDMP(i)の最小値のサーチ処理(ただし、この場
合にはキーオフチャンネル中から最小値がサーチされ
る)が実行されるとともに、ステップ132,136の割当て
チャンネルデータASSCH及びキーコードバッファデータK
CBUF(ASSCH)の設定処理が実行されるので、入力した
キーコードKCは上記割当て優先順位の条件「新たに発
生を開始する楽音信号の音色とは無関係に、離鍵(キー
オフ)された鍵に関する楽音信号を発生中又は同信号の
発生を終了しており、かつダンプデータDMP値が最小の
楽音信号発生チャンネル(最古離鍵チャンネル)」に対
応した楽音信号発生チャンネルに割当てられることにな
る。
前記ステップ132の処理後、プログラムは、上述の場合
と同様、ステップ133(第6B図)以降に進められる。し
かし、この場合には、同一音色フラグSMFLGは“0"に設
定されいるので、ステップ133における「NO」との判定
の基に、ステップ134にて割当てチャンネルデータASSCH
により指定された楽音信号発生チャンネルの音色データ
TNT(ASSCH)は新たな音色を表すトーンデータTONEに書
換えられる。このステップ134の処理後、CPU21はステッ
プ135にてトーンデータTONEにより指定された音色に関
する音色制御パラメータを音色パラメータメモリ14から
読出し、該読出した音色制御パラメータを前記割当てチ
ャンネルデータASSCHとともに楽音信号発生回路13へ供
給する。
この音色制御パラメータ及び割当てチャンネルデータAS
SCHの供給により、楽音信号発生回路13の音色制御パラ
メータ記憶回路13bは割当てチャンネルデータASSCHによ
り指定される記憶位置に前記供給音色制御パラメータを
記憶して、楽音信号形成回路13aにて形成される該割当
てチャンネルデータASSCHに対応したチャンネルの楽音
信号を制御する。そして、CPU21は、前記ステップ135の
処理後、上述したステップ136,137の処理により、入力
キーコードKCに応じた楽音信号の発生を制御する。その
結果、楽音信号発生回路13は、前記割当てチャンネルに
て、前記供給された音色制御パラメータに対応した楽音
信号を出力するようになる。
また、離鍵に関するチャンネルがなくてオフチャンネル
データOFREQのいずれのビットデータも“0"であれば、
上記ステップ124において「NO」と判定され、ステップ1
26にて利用可能チャンネルデータAVCHが「FFFH」に設定
される。このことは利用可能チャンネルデータAVCHの全
ビットを“1"に設定すること、すなわち12個全てのチャ
ンネルへのキーコードKCの割当てを可能にすることを意
味する。そして、プログラムがステップ127以降に進め
られ、上記ステップ127〜131からなるダンプデータDMP
(i)の最小値のサーチ処理(ただし、この場合には全
チャンネル中から最小値がサーチされる)が実行される
とともに、ステップ132,136の割当てチャンネルデータA
SSCH及びキーコードバッアァデータKCVUF(ASSCH)の設
定処理が実行されるので、入力したキーコードKCは上記
割当て優先順位の条件「新たに発生を開始る楽音信号
の音色及び離鍵された鍵に関する楽音信号を発生中か否
かには無関係に、ダンプデータDMP値が最小の楽音信号
発生チャンネル(最古押鍵チャンネル)」に対応した楽
音信号発生チャンネルに割当てられることになる。
前記ステップ132の処理後、プログラムは、上述の場合
と同様、ステップ133(第6B図)以降に進められる。そ
して、この場合も、同一音色フラグSMFLGは“0"に設定
されているので、ステップ133における「NO」との設定
の基に、ステップ134にて音色データTNT(ASSCH)は新
たな音色を表すトーンデータTONEに書換えられととも
に、ステップ135にて楽音信号発生回路13内の割当てチ
ャンネルデータASSCHに対応した音色制御パラメータも
書換えられる。その結果、かかる場合も、楽音信号発生
回路13は、前記割当てチャンネルにて、前記供給された
音色制御パラメータに対応した楽音信号を出力するよう
になる。
このように、新たなキーオンデータが入力バッファ回路
12に入力された場合には、ステップ100〜132(第6A図)
及びステップ134,136(第6B図)の処理により入力キー
コードKCとともに該キーコードKCに関するトーンデータ
TONE(音色情報)をもいずれかの楽音信号発生チャンネ
ルに割当てるようにして、楽音信号の音高と音色とを同
時に制御するようにしたので、各パート(通信チャンネ
ル)毎の楽音信号の発生チャンネル数の制限が緩和され
る。また、かかるキーコードKC及びトーンデータTONE
(音色情報)の割当ては上述した割当て優先順位〜
に従って音色の変更されない楽音信号発生チャンネルに
優先的になされるようにするとともに、該割当てチャン
ネルにて以前同一の楽音信号が発生されていて音色制御
パラメータの変更を要しない場合には、ステップ133〜1
35の処理により楽音信号発生回路13へ該音色制御パラメ
ータの出力を禁止するようにしたので、CPU21による音
色制御パラメータの出力の時間が節約されて、他の種々
のプログラム制御が迅速に行われるようになる。
次に、入力バッファ回路12にキーオフデータが入力され
た場合について説明する。かかる場合、イベントルーチ
ン(第5図)のステップ41,42の処理により設定される
分岐制御データBRは「8H」であるので、ステップ43の判
定処理によりプログラムはステップ62へ進められ、同ス
テップ62にて入力バッファ回路12内の第2番目のデータ
が入力データINとして取り込まれると同時に同回路12内
から消去され、ステップ63にて音高を表す入力データIN
がキーコードKCとして設定される。そして、ステップ64
にてキーオフルーチンが実行されるとともに、ステップ
46にて該イベントルーチンの実行が終了される。
このキーオフルーチンは、第7図に詳細に示すように、
その実行がステップ200にて開始され、ステップ201にて
該入力されたキーオフデータに関する論理チャンネルLC
H(第5図のステップ42にて設定)により指定される音
色データTNL(LCH)、すなわち離鍵された鍵に関するキ
ーコードKCの属するパートの音色がトーンデータTONEと
して一時的に記憶される。次に、CPU21はステップ202に
よる変数iの初期設定(i=0)、ステップ204,205に
よる変数iの更新(i=i+1)及び変数iの比較(i
<12)により変数iを「0」〜「1」まで変更しなが
ら、ステップ203の判定処理により離鍵された鍵すなわ
ち入力されたキーコードKCに関する楽音信号を再生中の
楽音信号発生チャンネルを探す。この判定処理は、入力
キーオフデータと同一音色のチャンネルすなわち同一パ
ートのチャンネルであって同一キーコードKCを記憶中の
チャンネル(TNT(i)=TONE.AND.KCBUF(i)=KC)
を探すことにより行われる。なお、キーコードKCのみで
なく音色の一致をも条件とするのは、パート(音色)が
異なれば、同一音高の楽音信号が同時に発生される可能
性があるためである。
かかるステップ203〜205からなる循環処理中、離鍵され
た鍵に関する楽音信号を発生中の楽音信号発生チャンネ
ルが見つかると、ステップ203における「YES」との判定
の基に、プログラムはステップ206以降に進められ、ス
テップ206にて離鍵された鍵に係るチャンネルを表すオ
フチャンネルデータOFFCHが変数iに設定されるととも
に、ステップ207にて該オフチャンネルデータOFFCHによ
り指定されるチャンネルのダンプデータDMP(OFFCH)が
「7FH」に設定される。これにより、上述のように、押
鍵中には「80H」で更新が停止されていたダンプデータD
MP(i)は離鍵後において再び「7FH」から減少する。
前記ステップ207の処理後、CPU21はステップ208にて楽
音信号発生回路13へオフチャンネルデータOFFCHととも
にキーオフ制御信号を出力して、ステップ209にて該キ
ーオフルーチンの実行を終了する。
一方、楽音信号発生回路13の楽音信号形成回路13aは、
前記供給されたキーオフ制御信号及びオフチャンネルデ
ータOFFCHに基づき、該チャンネルデータOFFCHにより指
定される楽音信号発生チャンネルのキーオン信号を“0"
に設定して、同チャンネルの楽音信号の発生を停止す
る。
なお、上記実施例を次のように変形しても本発明は実施
できるものである。
(1)上記実施例においては、ステップ112(第6A図)
の判定処理により、新たに発生を開始する楽音信号と同
一の音色の楽音信号を発生中であり、かつダンプデータ
DMP値がダンプリミットデータDMPLMT値以下の楽音信号
発生チャンネルが存在する場合、該チャンネルが1個以
下であれば前記チャンネルへ新たなキーコードKCを割当
てないようにするとともに、2個以上であれば前記チャ
ンネルへ新たなキーコードKCを割当てるようにしたが、
前記ステップ112にて同一音色オフチャンネル数データO
FSMNOと比較する数を変更することにより、前記条件の
チャンネル数が2,3以上のときのみ前記チャンネルに対
する新たなキーコードKCの割当てを可能としたり、該条
件を省略して、新たに発生を開始する楽音信号と同一音
色の楽音信号を発生中であり、かつダンプデータDMP値
がダンプリミットデータDMPLMT値以下の楽音信号発生チ
ャンネルが存在する場合には、常に前記チャンネルへ新
たなキーコードKCを割当てるようにしてもよい。
(2)上記実施例においては、ステップ120(第6B図)
の判定処理により、同一音色の楽音信号を発生できる最
大発音チャンネル数をMAXCH(LCH)に制限するようにし
たが、ステップ120における判定処理を省略することに
より前記制限をなくして、同一音色(パート)の楽音信
号を楽音信号発生チャンネル数分発生できるようにして
もよい。
(3)上記実施例においては、ステップ107(第6A図)
の判定処理により、新たなキーコードKCを同一音色の楽
音信号発生チャンネルに割当てる場合にダンプデータDM
P値がダンプリミットデータDMPLMT値以下であることを
条件としたが、かかる条件を省略するようにしてもよ
い。また、このダンプリミットDMPLMTを上記実施例のよ
うに音色別でなく全て音色について同一の値を用いるよ
うにしてもよい。
(4)上記実施例においては、通信チャンネル数(論理
チャンネル数)が16個、楽音信号発生チャンネル数を12
個にしたが、同通信チャンネル数及び楽音信号発生チャ
ンネル数をそれぞれ異なる他の値にしてもよい。
(5)上記実施例においては、ダンプデータDMP(i)
を音色とは無関係に押鍵時に「FFH」に設定するととも
に離鍵時に「7FH」に設定するようにしたが、これらの
値を発生楽音信号の音色に応じて変更するようにしても
よい。
(6)上記実施例は本発明を鍵盤を有さない楽音信号発
生装置に適用した例について説明したが、本発明は鍵盤
等の演奏操作手段を備えた電子楽器にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す楽音信号発生装置のブ
ロック図、第2図は第1図の入力バッファ回路に入力さ
れる各種データのフォーマット図、第3図乃至第7図は
第1図のプログラムメモリに記憶されているプログラム
のフローチャートである。 符号の説明 12……入力バッファ回路、13……楽音信号発生回路、14
……音色パラメータメモリ、21……CPU、22……プログ
ラムメモリ、23……ワーキングメモリ、24……タイマ回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音信号発生回路を構成する複数の楽音信
    号発生チャンネルのいずれかに音高情報を割当てて楽音
    信号の発生を制御するとともに、音色パラメータメモリ
    に記憶されている音色制御パラメータを楽音信号発生回
    路に供給して該楽音信号の音色を制御する楽音発生制御
    装置において、 発生すべき楽音信号の音高を表す音高情報と同楽音信号
    の音色を表す音色情報とを入力する入力手段と、 前記入力音高情報を所定の条件に従って前記楽音信号発
    生チャンネルのいずれかに割当てる割当て手段と、 前記割当てられた入力音高情報を前記楽音信号発生回路
    に出力して前記割当てた楽音信号発生チャンネルにおけ
    る該音高情報に応じた楽音信号の発生を制御するととも
    に、前記音色パラメータメモリ内の前記入力音色情報に
    対応した音色制御パラメータを楽音信号発生回路に出力
    して該割当てた楽音信号発生チャンネルにおける楽音信
    号の音色を制御する出力手段と、 前記複数の楽音信号発生チャンネルにそれぞれ対応した
    複数の記憶領域を有するとともに、各記憶領域に前記楽
    音信号発生チャンネルにて発生される楽音信号の音色を
    表す音色情報を前記入力音高情報の割当てに応じて更新
    記憶する音色情報記憶手段と、 前記入力音色情報と前記音色情報記憶手段に記憶されて
    いる音色情報とに基づき該入力音色情報により表された
    音色が前記割当てた楽音信号発生チャネルにて以前発生
    されていた楽音信号の音色と同じであるとき、前記出力
    手段による音色制御パラメータの楽音信号発生回路への
    出力を禁止する禁止手段と、 前記入力音色情報と前記音色情報記憶手段に記憶されて
    いる音色情報とに基づき前記入力音高情報の割当てを以
    前同じ音色の楽音信号を発生していた前記楽音信号発生
    チャンネルに優先して割当てるように前記割当て手段を
    制御する優先割当て制御手段と を設けたことを特徴とする楽音発生制御装置。
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