JPH074356A - カーエアコン用圧縮機の安全弁のキャップ - Google Patents

カーエアコン用圧縮機の安全弁のキャップ

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JPH074356A
JPH074356A JP14235493A JP14235493A JPH074356A JP H074356 A JPH074356 A JP H074356A JP 14235493 A JP14235493 A JP 14235493A JP 14235493 A JP14235493 A JP 14235493A JP H074356 A JPH074356 A JP H074356A
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JP
Japan
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safety valve
cap
cap body
compressor
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP14235493A
Other languages
English (en)
Inventor
Chuichi Kawamura
忠一 河村
Ichiro Kasugai
一郎 春日井
Mitsuru Hashimoto
満 橋本
Masahiro Ida
昌宏 井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンルーム内の補助機器に制約されるこ
となく、安全弁へのキャップの取り付け作業を容易に行
う。 【構成】 安全弁4の円筒ケース5の端部外周に形成し
た六角ナット6に対しその軸線方向から嵌合される蓋部
7bを有する六角筒状のキャップ本体7aを構成する六
つの板部7cの境界部にスリット7dをそれぞれ形成す
る。キャップ本体7aの安全弁4への嵌合時に六つの板
部7cが六角ナット6により外側方へ弾性変形可能にす
る。キャップ本体7aの安全弁4への嵌合状態で各板部
7cの少なくとも一つには前記六角ナット6に係止され
てキャップ本体7aの抜け出しを防止する係止孔7eを
設ける。さらに、特定の板部7cには前記安全弁4の吹
出口5aから吹き出され、かつ前記蓋部7bに当たって
変向された冷媒ガスを所定方向へ導く案内口7fを形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカーエアコン用圧縮機
の安全弁のキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンルーム内には
エアコン用の圧縮機やジェネレータあるいはオイルモー
タ等の各種の補助機器が装着されている。前記圧縮機は
エンジンの動力により回転されて冷媒ガスを圧縮して冷
凍回路に供給する。エンジンの回転数は自動車の走行速
度の変動に比例して増減される。又、車室内の冷房負荷
も変動するため、圧縮機自体の容量は可変となってい
る。このため圧縮機は運転条件が激変し、圧縮機内の温
度及び圧力の変化も激しく、例えば過酷な気象条件によ
り圧縮機内の圧力が異常に上昇する場合がある。このと
き、その異常圧力を外部に開放するため図7に示すよう
に圧縮機1のハウジング2の外壁には、凹部3が形成さ
れ、その凹部にはハウジング2の破損を防止する安全弁
4が取り付けられている。
【0003】上記安全弁4は図8に示すように吹出口5
a及びハウジング2に螺合されるネジ部5bを有する円
筒ケース5と,その先端外周に形成した円筒ケース5の
締め付け用の六角ナット6とから構成されている。そし
て、該安全弁4が作動すると、圧縮機1内の冷媒ガスの
一部が安全弁4の吹出口5aから機外に放出される。こ
の冷媒ガス中には圧縮機内の摺動機構の潤滑性を保持す
るためミスト状の潤滑油が含まれている。このため機外
に放出された冷媒ガスがエンジンルーム内において、例
えばエンジンの加熱されたエグゾーストマニホールドに
吹き付けられると、ミスト状の潤滑油が白煙化してエン
ジンルーム内の補助機器を汚損するという問題がある。
【0004】上記問題を防止するため図8に示すように
安全弁4にはキャップ11が被嵌される。このキャップ
11として従来、鉄板をプレス成形して湾曲した安価な
ものが使用されている。すなわち、キャップ本体11a
の一端部には安全弁4の円筒ケース5の外周面にその径
方向(P矢印)から弾性変形して拡径されつつ嵌合され
る一対の係止アーム部11bが形成されている。又、キ
ャップ本体11aの他端部には蓋部11cがその一辺を
中心に本体11aの他端開口を覆うように湾曲形成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の安全弁4の
キャップ11は安全弁4に対し図7に矢印で示すように
上方かつ径方向から取り付ける構造となっている。この
ため、シェルモータ等の補助機器が圧縮機1の斜め上方
に配設されていると、キャップ11の差し込み方向が限
定され、取り付け作業が面倒になるという問題があっ
た。又、安全弁を圧縮機のハウジング2に螺合固定した
後、その組み付け方向と直交する方向からキャップ11
を安全弁4に差し込む方式では、安全弁とキャップの自
動組付装置が複雑となり設備のコストダウンを図ること
ができないという問題もあった。
【0006】この発明の目的は上記従来の問題点を解消
して、安全弁への取り付け作業を容易に行うことができ
るとともに、自動組付装置の構造を簡素化してコストダ
ウンを図ることができるカーエアコン用圧縮機の安全弁
のキャップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、カーエアコン用圧縮機のハウジングに取り
付けられ、圧縮機内部の異常圧力を開放する安全弁に取
着されるキャップにおいて、前記安全弁の円筒ケースの
端部外周に形成した六角ナットに対しその軸線方向から
嵌合される蓋部を有する六角筒状のキャップ本体を構成
する六つの板部の境界部にスリットをそれぞれ形成し
て、キャップ本体の安全弁への嵌合時に六つの板部が六
角ナットにより外側方へ弾性変形可能になし、キャップ
本体の安全弁への嵌合状態で各板部の少なくとも一つに
は前記六角ナットに係止されてキャップ本体の抜け出し
を防止する係止部を設け、さらに、特定の板部には前記
安全弁の吹出口から吹き出され、かつ前記蓋部に当たっ
て変向された冷媒ガスを所定方向へ導く案内口を形成す
るという手段をとっている。
【0008】
【作用】この発明は上記手段をとったことにより、次の
ように作用する。安全弁に対しその六角ナット側からキ
ャップ本体の開口部を挿入すると、六つの板部は六角ナ
ットにより弾性変形して拡径された状態で六角ナットに
嵌合される。そして、係止部が六角ナットに係止される
と、六つの板部は元の位置に復元されて、キャップの安
全弁への取り付け作業が終了する。
【0009】この取り付け状態で安全弁の吹出口から冷
媒ガスが吹き出されると、このガスはキャップ本体の蓋
部に衝突して変向された後、案内口から所定方向に排出
される。
【0010】この発明では安全弁の六角ナット側から軸
線方向にキャップを取り付けることができるので、圧縮
機の上方や側方に配置されたシェルモータ等の補助機器
により取り付け方向が制約されることはなく、従って、
キャップの取り付け作業が非常に容易となる。
【0011】又、圧縮機に安全弁を取り付けた後、その
取り付け方向と同方向からキャップを安全弁に取り付け
ることができるので、自動化に有利となり、その自動組
付装置の構成を簡素化することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図4に基づいて説明する。図1に示す安全弁4にはキ
ャップ7が取り外し可能に装着される。このキャップ7
は平板状の鉄板を複数回プレス成型して一体形成されて
いる。又、キャップ7は前記安全弁4の六角ナット6の
外周面に嵌合される六角筒状のキャップ本体7aと、該
キャップ本体7aの端部に形成され、かつ前記吹出口5
aから吹き出されたガスを直角方向へ変向する蓋部7b
(図4参照)とを備えている。又、前記キャップ本体7
aを構成する各板部7cの間にはスリット7dが形成さ
れている。さらに、各板部7cには前記六角ナット6の
角部6aを嵌合する係止部としての係止孔7eがそれぞ
れ形成されている。さらに、下部に位置する二つの板部
7cの係止孔は他の係止孔7eよりも大きく形成され、
この係止孔7fが前記吹出口5aから吹き出され、蓋部
7bにより直角方向へ変向された冷媒ガスを外部に排出
する案内口7fとなっている。
【0013】前記各板部7cの先端部には安全弁4への
キャップ7の嵌合時に嵌合動作を円滑に行うリブ7gが
それぞれ外側方へ折り曲げ形成されている。前記キャッ
プ7を安全弁4に装着するには、図1に示すように、キ
ャップ本体7aを六角ナット6の軸線方向前方に対応す
るとともに、二つの案内口7fを下向きにした状態で、
キャップ7を安全弁4に向かって水平方向へ押動する。
すると、各板部7cの中心部が六角ナット6の角部6a
にそれぞれ当接するので、各板部7cはその付け根を中
心に図2に示すように互いに拡径する方向に弾性変形さ
れて、六角ナット6を包み込むように移動される。そし
て、各係止孔7e及び案内口7fが六角ナット6の角部
6aと対応して各角部6aが係止孔7e及び案内口7f
に嵌合されると、図3及び図4に示すように各板部7c
が復元されて安全弁4へのキャップ7の取付が終了す
る。この状態では安全弁4の吹出口5aと蓋部7bとの
間には所定の隙間gが形成され、二つの案内口7fは斜
め下向きになっている。
【0014】さて、安全弁4のケース5にキャップ7を
取り付けた状態で、圧縮機1内の圧力が異常に上昇し
て、安全弁4の設定値を越えると、図4において、吹出
口5aから冷媒ガスが吹き出される。このガスは蓋部7
bにより変向されて、隙間gから案内口7fを通して斜
め下方に放出される。
【0015】前記実施例では安全弁4の六角ナット6側
からその軸線方向にキャップ7を取り付けることができ
るので、シェルモータ等の補助機器により取り付け方向
が制約されることはなく、従って、その取り付け作業が
非常に容易となる。
【0016】又、前記実施例では安全弁4を圧縮機1の
ハウジング2に取り付けた後、その取り付け方向と同方
向からキャップ7を安全弁4に取り付けることができる
ので、自動化に有利となり、その自動組付装置の構成を
簡素化し、コストダウンを図ることができる。
【0017】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)図5及び図6に示すように各板部7cの先端寄り
内側面に係止部としての係止突起7hを形成し、六角ナ
ット6の角部6aの内端面に前記係止突起7hを係止す
るように構成すること。この実施例では六角ナット6の
外周面にキャップ本体7aを構成する各板部7cがそれ
ぞれ接触される。
【0018】(2)図1に示す実施例において、係止孔
7e及び案内口7fを板部7cの接触部、つまりスリッ
ト7dの途中に形成すること。この実施例では六角ナッ
ト6の外周面に各板部7cが接触可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は特許請
求の範囲の欄に記載した構成をとったことにより、エン
ジンルーム内の補助機器に制約されることなく、安全弁
へのキャップの取り付け作業を容易に行うことができ
る。又、安全弁を組み付ける方向と安全弁にキャップを
組み付ける方向が同方向となるので、自動組付装置の構
造を簡素化してコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した安全弁及びキャップの斜
視図である。
【図2】キャップの安全弁への取付方法を説明する正面
図である。
【図3】キャップの組付状態を示す横断面図である。
【図4】キャップの組付状態を示す縦断面図である。
【図5】この発明の別例を示す縦断面図である。
【図6】この発明の別例を示す横断面図である。
【図7】圧縮機の安全弁の取付状態を示す正面図であ
る。
【図8】従来の安全弁のキャップを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…ハウジング、4…安全弁、5…円筒ケ
ース、5a…吹出口、6…六角ナット、7…キャップ、
7a…キャップ本体、7b…蓋部、7c…板部、7d…
スリット、7e…係止部としての係止孔、7f…係止部
を兼用する案内口、7h…係止部としての係止突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井田 昌宏 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーエアコン用圧縮機のハウジングに取
    り付けられ、圧縮機内部の異常圧力を開放する安全弁に
    取着されるキャップにおいて、 前記安全弁の円筒ケースの端部外周に形成した六角ナッ
    トに対しその軸線方向から嵌合される蓋部を有する六角
    筒状のキャップ本体を構成する六つの板部の境界部にス
    リットをそれぞれ形成して、キャップ本体の安全弁への
    嵌合時に六つの板部が六角ナットにより外側方へ弾性変
    形可能になし、キャップ本体の安全弁への嵌合状態で各
    板部の少なくとも一つには前記六角ナットに係止されて
    キャップ本体の抜け出しを防止する係止部を設け、さら
    に、特定の板部には前記安全弁の吹出口から吹き出さ
    れ、かつ前記蓋部に当たって変向された冷媒ガスを所定
    方向へ導く案内口を形成したカーエアコン用圧縮機の安
    全弁のキャップ。
JP14235493A 1993-06-14 1993-06-14 カーエアコン用圧縮機の安全弁のキャップ Pending JPH074356A (ja)

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JP (1) JPH074356A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100454778B1 (ko) * 1995-12-13 2005-04-22 산덴 가부시키가이샤 안전릴리프밸브조립체
JP2011043094A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Keihin Corp 圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100454778B1 (ko) * 1995-12-13 2005-04-22 산덴 가부시키가이샤 안전릴리프밸브조립체
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