JPH0796734A - 自動車用エアコンのリリーフバルブ装置 - Google Patents

自動車用エアコンのリリーフバルブ装置

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JPH0796734A
JPH0796734A JP26423793A JP26423793A JPH0796734A JP H0796734 A JPH0796734 A JP H0796734A JP 26423793 A JP26423793 A JP 26423793A JP 26423793 A JP26423793 A JP 26423793A JP H0796734 A JPH0796734 A JP H0796734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
relief valve
air conditioner
engine
compressor
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Pending
Application number
JP26423793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Abe
晋也 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコン用の部品に取付けられるリリーフバ
ルブのガスの吹出方向を任意に決定できるようにすると
共に、コストを低減させる。 【構成】 エンジン1の周囲にエアコン用部品のコンプ
レッサ2を配設し、このコンプレッサ2に内部のガス圧
力を放出するリリーフバルブ8を設けた自動車におい
て、このリリーフバルブ8の軸部8cに軸方向に沿うガス
挿通路9を形成すると共にこのガス挿通路9に連通する
ガス吹出口10を径方向の壁部に形成する。このようにし
たので、別部品の押え金具を使用することなく、ガスを
エンジン以外の部分に向けて放出することが可能にな
る。また、別部品の押え金具を使用しないので、取付工
数が少なくすることが可能になり、ガス吹出口のずれや
脱落を回避することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に搭載
したエアコンの部品、たとえばコンプレッサのガス圧力
の上昇を防止するための自動車用エアコンのリリーフバ
ルブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車には車室内の空気の温度、湿度等
を調整して室内を快適な状態にするために冷房装置と暖
房装置とを組合わせたエアコン(エアコンディショナ)
を取付たものが多い。エアコンのうち冷房装置は、コン
プレッサ、コンデンサおよびエバポレータ等の部品から
概略構成されており、これらの部品を繋ぐ回路に冷媒を
循環させて熱交換を行うことによって車室内の空気の冷
却を行っているものである。
【0003】冷媒が上記の回路を循環すると、冷媒は液
化冷媒となったり、過熱蒸気となったり、また、高温高
圧のガス冷媒となったりする。このため回路中の部品、
特にコンプレッサにおいては、ガス圧力が異常に上昇し
た場合を考えて、ガスを放出するためのリリーフバルブ
が取付けられている。
【0004】次に、上記リリーフバルブの取付けについ
て簡単に説明する。図5において、符号1は自動車のエ
ンジンを示しており、符号2はこのエンジン1の近傍に
設けられた、エアコンの一部品であるコンプレッサを示
している。また、ガスの圧力を放出するためのリリーフ
バルブ3はコンプレッサ2のエンジン1側の一端面に取
付けられている。
【0005】リリーフバルブ3は、図6に示すようにボ
ルト状をしたもので、外周部の一側にはねじ部3aが形成
され、内部には軸線上のガス挿通路(図示せず)が形成
されている。また、リリーフバルブ3の他側、すなわ
ち、リリーフバルブ3の頭部3b側の端面にはガス放出用
の吹出口が形成されている。
【0006】このリリーフバルブ3はコンプレッサ2に
水平に取付けられ、そのガス吹出口はコンプレッサ2の
周辺のエンジン1の排気管4等に対向している。このた
め、ガス放出時には、ガス5が水平に噴出して、直接、
排気管4等にかかっていた。
【0007】このようにガス5が水平に噴出して排気管
4等にかかると、ガス5にはオイルが含まれているの
で、排気管4や配線が汚れる問題があり、また、エンジ
ン1等を点検する点検者にかかって服や身体を汚す問題
もあった。
【0008】このため、この対策として、従来はリリー
フバルブ3の頭部3bに、ガス吹出口から噴出するガスを
遮るように押え金具6(図7参照)を取付けて、ガスの
放出方向を変えていた。押え金具6はリリーフバルブ3
の頭部3bに嵌合させるリング部6aと、リング部6aの一側
面に対向させて設けた板部6bとからなるものである。な
お、図5において、符号7で示すものはオイルパンであ
ある。
【0009】なお、内燃機関の燃料噴射弁として、実開
昭61-78277号公報に開示されたものがある。この公報の
ものは、内燃機関の吸気系に燃料を噴射する燃料噴射弁
において、燃料を横方向に吹出す構造に関するものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、コンプレッサのリリーフバルブより放出し
たガスがエンジンの排気管等に直接に、かからないよう
にするために、リリーフバルブの先端部に押え金具を取
付けていたが、このように押え金具を取付けると、取付
工数がかかってコスト高になると共に走行中の振動で、
押え金具がずれたり、脱落したりする問題があった。ま
た、押え金具のガスの放出方向を任意の方向に決められ
ないという問題もあった。
【0011】なお、実開昭61-78277号公報に開示され
た、内燃機関の燃料噴射弁は、燃料を横方向に吹出す構
造のものであるが、燃料を吹出す方向を任意に決定でき
るものではないので、本発明の課題を解決しているもの
ではない。
【0012】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、リリーフバルブの径方向の壁部にガ
スの吹出口を設け、さらに、このリリーフバルブをナッ
トで固定することによって、リリーフバルブのガス吹出
方向を任意に決定できると共にコストを低減させる自動
車用エアコンのリリーフバルブ装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、エンジンの周囲にエアコン用
の部品を配設し、該エアコン用の部品に内部のガス圧力
を放出するリリーフバルブを設けた自動車において、前
記リリーフバルブのバルブ本体に軸方向に沿うガス挿通
路を形成すると共に該ガス挿通路に連通するガス吹出口
を径方向の側壁部に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0014】また、本発明は、軸方向に沿うガス挿通路
と、該ガス挿通路に連通するガス吹出口を径方向の側壁
部に設けたバルブ本体をエアコン用の部品に取付けると
共に前記バルブ本体の外周部にナットを螺合させて該バ
ルブ本体を前記エアコン用の部品に固定したことを特徴
とするものである。
【0015】
【作用】本発明は、このようにリリーフバルブのバルブ
本体に軸方向に沿うガス挿通路を形成すると共にこのガ
ス通路に連通するガス吹出口を径方向の壁部に形成した
ので、別部品の押え金具を使用しなくても、冷媒ガスを
エンジン以外に向けて放出することが可能となる。さら
に、別部品の押え金具を使用していないので、取付工数
を少なくすることが可能になり、ガス吹出口のずれや脱
落を回避することが可能になる。
【0016】また、軸方向に沿うガス通路と、このガス
通路に連通するガス吹出口を径方向の壁部に設けたバル
ブ本体をエアコン用の部品に取付けると共にこのバルブ
本体の外周部にナットを螺合させて、バルブ本体をエア
コン用の部品に固定したので、冷媒ガスを吹出すガス吹
出口を任意の位置に固定させることが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1につき図5お
よび図6と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。図において、符号1で示すものはエンジンであり、
符号2で示すものはエンジン1の近傍に設けられた、エ
アコンのコンプレッサ2である。コンプレッサ2のエン
ジン側の端面にはコンプレッサ2の内部のガスの圧力を
放出するためのリリーフバルブ8が設けられている。
【0018】リリーフバルブ8は、図2に示すようにボ
ルトの形状をしたもので、その一側の外周部にはねじ部
8aが設けられており、他側には頭部8bが設けられてい
る。また、リリーフバルブ8のバルブ本体、すなわち軸
部8cの内部には軸方向に沿うガス挿通路9が設けられて
いる。また、このガス挿通路9に連通するガス吹出口10
が軸部8cの側壁部に設けられている。
【0019】このようなリリーフバルブ8をコンプレッ
サ2に形成したねじ部8aに螺合させてリリーフバルブ8
をコンプレッサ2に取付ける。この取付部のシールはリ
リーフバルブ8の軸部8cに取付けたOリング11によって
行われる。
【0020】このようにリリーフバルブ8はねじ込み固
定式のものであるので、締込んだときに側壁部に設けた
ガス吹出口10の向きが規制できず、ガス吹出口10が、図
3に示すように上向きになることがある。このように吹
出口10が上向きになると、ガス5が上方向に吹出し、エ
ンジン1等の点検者にかかり、衣服や体が汚れることが
ある。
【0021】そこで、これを回避するために、リリーフ
バルブ8の軸部の一側に設けたねじ部8aにナット12を螺
合させ、このナット12の締付けによりリリーフバルブ8
を固定すれば、側壁部に設けたガス吹出口10を任意の向
きに設定することが可能となる。
【0022】図2は、リリーフバルブ8に螺合させたナ
ット12を締付けることにより、ガス吹出口10をエンジン
1の排気管4等に向けないで、下方向にガス5を放出さ
せた状況を示したものである。
【0023】図4は、コンプレッサ2以外の部品、たと
えば配管13にリリーフバルブ8を取付けた場合を示した
ものである。この場合は配管13にバルブ取付ボックス14
を固定し、このバルブ取付ボックス14に配管13に連通す
るリリーフバルブ8を螺合させている。リリーフバルブ
8の固定はねじ部8aに螺合させたナット12を締付けるこ
とによって行っている。
【0024】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例は、このようにリリーフバルブ8の軸部8cに軸方向に
沿うガス挿通路9を形成すると共にこのガス挿通路8に
連通するガス吹出口10を径方向の側壁部に形成したの
で、別部品の金具を用いることなく、ガス5をエンジン
1の排気管4以外に向けて放出することが可能になる。
【0025】また、リリーフバルブ8に別部品の金具を
取付ける必要がないので、別部品を取付けるための取付
工数を少なくすることが可能になり、ガス吹出口10のず
れや脱落を回避することが可能になる。
【0026】また、軸方向に沿うガス挿通路9と、この
ガス挿通路9に連通するガス吹出口10を径方向の側壁部
に設けたリリーフバルブ8をコンプレッサ2または配管
13に螺合して取付け、さらに、軸部8cに設けたねじ部8a
にナット12を螺合させれば、リリーフバルブ8をコンプ
レッサ2または配管13に固定することが可能になり、ガ
スを吹出すガス吹出口10を任意の位置に固定させること
が可能になる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにリリーフ
バルブのバルブ本体に軸方向に沿うガス挿通路を形成す
ると共にこのガス挿通路に連通するガス吹出口を径方向
の側壁部に形成したので、別部品の押え金具を使用する
ことなく、エアコンの冷媒のガスをエンジン以外に向け
て放出することができる。
【0028】また、別部品の押え金具を使用していない
ので、そのための取付工数を少なくすることができ、コ
スト高を押えることができる。さらに、押え金具がない
ので、ガス吹出口のずれや脱落を回避することができ
る。
【0029】また、軸方向に沿うガス挿通路と、このガ
ス挿通路に連通するガス吹出口を径方向の側壁部に設け
たバルブ本体をエアコン用の部品に取付けると共にこの
バルブ本体の外周部にナットを螺合させて、バルブ本体
をエアコン用の部品に固定したので、冷媒ガスを吹出す
ガス吹出口を任意の位置に設定することができる。これ
によって、エンジンの排気管およびエンジンの点検者の
いない方向にガスを放出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示すリリーフバルブを拡大して示す正面
図である。
【図3】リリーフバルブからのガスが上方に放出された
ところを示す、図2の側面図である。
【図4】図2のリリーフバルブを配管に取付けたところ
を示す斜視図である。
【図5】従来のコンプレッサのガス放出を示す正面図で
ある。
【図6】従来の示すリリーフバルブを拡大して示す正面
図である。
【図7】従来のリリーフバルブの吹出口に押え金具を取
付けたところを示す正面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 8 リリーフバルブ 8c 軸部 9 ガス挿通路 10 ガス吹出口 12 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの周囲にエアコン用の部品を配
    設し、該エアコン用の部品に内部のガス圧力を放出する
    リリーフバルブを設けた自動車において、前記リリーフ
    バルブのバルブ本体に軸方向に沿うガス挿通路を形成す
    ると共に該ガス挿通路に連通するガス吹出口を径方向の
    側壁部に形成したことを特徴とする自動車用エアコンの
    リリーフバルブ装置。
  2. 【請求項2】 軸方向に沿うガス挿通路と、該ガス挿通
    路に連通するガス吹出口を径方向の側壁部に設けたバル
    ブ本体をエアコン用の部品に取付けると共に前記バルブ
    本体の外周部にナットを螺合させて該バルブ本体を前記
    エアコン用の部品に固定したことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用エアコンのリリーフバルブ装置。
JP26423793A 1993-09-28 1993-09-28 自動車用エアコンのリリーフバルブ装置 Pending JPH0796734A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26423793A JPH0796734A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 自動車用エアコンのリリーフバルブ装置

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JP26423793A JPH0796734A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 自動車用エアコンのリリーフバルブ装置

Publications (1)

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JPH0796734A true JPH0796734A (ja) 1995-04-11

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ID=17400396

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JP26423793A Pending JPH0796734A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 自動車用エアコンのリリーフバルブ装置

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JP (1) JPH0796734A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510255A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 キャリア コーポレイション 高圧冷凍システムにおける圧力除去装置の取付

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510255A (ja) * 2008-01-17 2011-03-31 キャリア コーポレイション 高圧冷凍システムにおける圧力除去装置の取付

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