JP2000179457A - 冷媒圧縮機の圧力弁 - Google Patents

冷媒圧縮機の圧力弁

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JP2000179457A
JP2000179457A JP10360978A JP36097898A JP2000179457A JP 2000179457 A JP2000179457 A JP 2000179457A JP 10360978 A JP10360978 A JP 10360978A JP 36097898 A JP36097898 A JP 36097898A JP 2000179457 A JP2000179457 A JP 2000179457A
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Japan
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pressure valve
pressure
refrigerant compressor
cylinder part
hole
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JP10360978A
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Tamotsu Matsuoka
保 松岡
Yoshihiko Uchida
吉彦 内田
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Sanden Corp
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であり、組み立て性、取り外し性
が向上し、部品コストを低減でき、冷媒の吹き出し方向
をアナログ的に容易に調整でき、さらに、常に吹き出し
口が確保されるので、より安全である冷媒圧縮機の圧力
弁を提供すること。 【解決手段】 冷媒圧縮機に設けられ、異常高圧下の運
転による破損を防ぐための冷媒リリーフ弁を為す圧力弁
において、圧力弁本体1の円筒部7に一個所以上の排出
口11を設け、ここにC型クリップ部材2を取り付ける
ことによって、圧力弁の吹き出し方向を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調・冷凍に用い
られる冷媒圧縮機の圧力弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒圧縮機、例えば、車両空調用
圧縮機においては、吐出圧力の異常な高まりを防止する
ために圧力弁が設けられている。この圧力弁は、安全弁
とも呼ばれ、吐出圧力が所定の圧力以上になると開成
し、高圧の冷媒ガスの一部を外部に逃がす構造を有して
いる。しかしながら、自動車等の空調用として搭載され
た圧縮機の場合に、その冷媒ガスは、可燃性の潤滑オイ
ルを含むために、自動車等のエンジン等の高温体に接触
すると、発火するおそれがある。これを防止するため
に、従来の圧力弁において、放出される吐出ガスの方向
を可変可能な圧力弁が提案されている(特開平9−16
6081号公報、以下、従来技術1と呼ぶ)。
【0003】図4(a)は、従来技術1による圧力弁の
正面図、図4(b)は図4(a)の圧力弁を下側から眺
めた図、図5(a)は図4の圧力弁本体を示す側面図、
及び図5(b)は圧力弁本体の正面図である。また、図
6は図4の圧力弁の使用状態を示す部分斜視図、図7は
図6のVII−VII線に沿う断面図、図8は図6の圧力弁の
備えるカバーの展開図、及び図9は圧力弁が備える弾性
体の斜視図である。
【0004】図4(a)及び(b)を参照すると、従来
技術による圧力弁50は、圧力弁本体51と、圧力弁本
体51に着脱可能に取り付けられたカバー52と、圧力
弁本体51の吐出孔51dを覆って圧力弁本体51に密
着し且つ圧縮状態で圧力弁本体51とカバー52との間
に介挿された弾性体53とを備えている。
【0005】図5(a)及び(b)を参照すると、圧力
弁本体51は、一端には、冷媒圧縮機に捩じ込んで取り
付けるための結合部56が設けられている。また、圧力
弁本体の一端から他端まで、途中に図示しない弁部材を
介して貫通する穴部を備え、その先端部は、圧力弁本体
51の他面に開口して排出口51eを形成している。図
示しない弁部材は、一端からの冷媒の圧力が予め定めら
れた値以上になると、開成して、排出口51eから冷媒
を排出するように構成されている。
【0006】さらに、図6乃至図9を参照すると、これ
らの図において、弁部材等の一部は、説明の便宜上省略
されているが、圧力弁は、弾性体53の圧力弁本体51
との密着面には、密着面内にあって圧力弁本体51の吐
出孔51dに対峙する始端54aと密着面の外縁に達す
る終端54bとを有する溝54が形成されている。この
溝54と溝54を覆う圧力弁本体51の表面とにより、
ガス吐出流路が形成されている。また、弾性体53の溝
54の底壁54cは、溝54の始端54aから終端54
bへ向かって、圧力弁本体51の吐出孔51dから遠ざ
かる方向に傾斜している。尚、弾性体53の溝54の終
端54bにラビリンスが形成されているものや、弾性体
53の溝54の終端54bに薄膜状の仕切り壁が形成さ
れているものもあり、さらに、弾性体53の溝54の終
端54bに溝の底壁から立ち上がるカンチレバー状の弁
板が形成されているものもある。
【0007】そして、圧力弁本体51には、係止用突起
51cが形成され、カバー52には係止用爪52dが形
成され、カバー52の係止用爪52dが圧力弁本体51
の係止用突起51cに係合した状態で、カバー52は圧
力弁本体51に取り付けられている。
【0008】このような従来技術1による圧力弁におい
て、圧力弁から吹き出し方向規制については、圧力弁用
のカバー52を圧力弁先端取り付ける事で行っていた。
【0009】一方、従来技術1には、図10に示される
ように、放射状に配設された複数の吐出孔61dを有す
る圧力弁本体61と、吐出孔61dを覆って着脱可能に
弁本体61に外嵌合するリング状のカバー62とを備
え、カバー62には、同時に二つ以上の吐出孔61dの
露出を許容しない幅の切れ目Cが形成されている冷媒圧
縮機の圧力弁61も開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1に示された冷媒圧縮機の圧力弁は、圧力弁用のカバ
ーが構造が複雑な為、高価であり、又、組立性、取り外
し性が悪いという欠点を有した。
【0011】さらに、図10に示した圧力弁では、全て
の吐出孔61dを閉じた状態にしてしまうおそれがあ
る。また、図10に示した圧力弁では、異常吐出圧力の
際の冷媒の吹き出し方向は、ディジタル的に可変であ
る。例えば、孔2個なら、2方向のみであり、その取り
付け方向が制約され不都合であった。
【0012】そこで、本発明の第1技術的課題は、構造
が簡単であり、組み立て性、取り外し性が向上し、部品
コストを低減できる冷媒圧縮機の圧力弁を提供すること
にある。
【0013】また、本発明の第2技術的課題は、冷媒の
吹き出し方向を連続して(アナログ的に)容易に調整で
きる冷媒圧縮機の圧力弁を提供することにある。
【0014】さらに、本発明の第3技術的課題は、常に
吹き出し口が確保されるので、より安全である冷媒圧縮
機の圧力弁を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、冷媒圧
縮機に設けられ、異常高圧下の運転による破損を防ぐた
めの冷媒リリーフ弁をなす圧力弁において、前記圧力弁
の円筒部に一個所以上の孔を設け、前記円筒部にC型ク
リップ部材を装着することによって、圧力弁の吹き出し
方向を規制することを特徴とする冷媒圧縮機の圧力弁が
得られる。
【0016】また、本発明によれば、前記冷媒圧縮機の
圧力弁において、前記C型クリップ部材は、内周面に沿
って形成され両端が外部に貫通した溝が設けられている
ことを特徴とする冷媒圧縮機の圧力弁が得られる。
【0017】さらに、本発明によれば、前記冷媒圧縮機
の圧力弁において、前記C型クリップ部材は、前記円筒
部の外周に沿って回転可能に装着されていることを特徴
とする冷媒圧縮機の圧力弁が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態による圧力弁の
正面図である。図2(a)は図1の圧力弁本体の構造を
示す側面図である。図2(b)は図2(a)の圧力弁本
体の正面図である。図3(a)は図1のC型クリップ部
材の正面図である。また、図3(b)は図3(a)のII
I−III線に沿う断面図である。
【0020】図1を参照すると、圧力弁10は、図示し
ない冷媒圧縮機の吐出部側に捩じ込んで結合するための
結合部3を一端に揃えた圧力弁本体1と、これに装着さ
れるC型クリップ部材2とを備えている。
【0021】図2(a)及び図2(b)に示すように、
圧力弁本体1は、一端に設けられた結合部3と、取付部
5と、六角頭部6と、先端部4とを一体に備え、また、
取付部5と六角頭部5との間には、これらよりも径の小
さな円筒部7が形成されている。結合部3から円筒部7
まで、この弁本体1の中心軸方向に図示しない穴部が設
けられており、この穴部と円筒部7の外周面とを半径方
向に貫通する排出孔が形成され、円筒部7の一表面に排
出口11を形成している。また、圧力弁本体1の内部に
は、この穴部と排出孔によって形成された冷媒排出通路
を通常圧力のときは遮断し、所定圧力以上の異常圧力の
時には、開成する図示しない弁部材が配置されている。
【0022】また、図3(a)及び図3(b)に示すよ
うに、C型クリップ部材2は、円周の一部が切り欠かれ
た切欠部12を備え、弾性を備えた材料からなるリング
状であり、その内周面には、溝13が切り欠き部12の
一端から他端まで貫通するように、形成されている。
【0023】図1に示すような弁本体1の結合部3を図
示しない冷媒圧縮機にねじ込み固定し、C型クリップ部
材2を装着して、圧力弁10が完成となる。このC型ク
リップ部材2は、円筒部7上に沿って摺動回転移動可能
であり、排出口11から排出された冷媒は、溝13内に
沿って移動して、切り欠き部12から常に吐出するため
に、切り欠き部12を円周方向に回転することによっ
て、所望する円筒部7の円周上の位置に切り欠き部12
を回転移動させるだけで、アナログ的に連続させて吐出
圧力異常の際の冷媒の排出位置又は方向を調整すること
ができる。
【0024】このように、本発明の実施の形態による圧
力弁によれば、構造(吹出し方向規制部品の)簡易化に
よるコスト低減、及びメンテナンス性の向上を図ること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の技術に対して構造が簡単である為、組み立て性、
取り外し性が向上、部品コストを低減できる冷媒圧縮機
の圧力弁を提供することができる。
【0026】また、本発明によれば、C型クリップ部材
を回転させることにより、冷媒の吹き出し方向を容易に
調整できる冷媒圧縮機の圧力弁を提供することができ
る。
【0027】また、本発明によれば、常に、吹き出し口
が確保されるので、より安全である冷媒圧縮機の圧力弁
を提供することができる。
【0028】さらに、本発明によれば、吹き出し方向の
アナログ的変化が可能である、即ち、穴1個で、全方向
に設定可能である冷媒圧縮機の圧力弁を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による圧力弁の正面図であ
る。
【図2】(a)は図1の圧力弁本体の構造を示す側面図
である。(b)は(a)の圧力弁本体の正面図である。
【図3】(a)は図1のC型クリップ部材の正面図であ
る。(b)は(a)のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】(a)は、従来技術1による圧力弁の正面図で
ある。(b)は(a)のび圧力弁を下側から眺めた図で
ある。
【図5】(a)は図4の圧力弁本体を示す側面図であ
る。(b)は圧力弁本体の正面図である。
【図6】図4の圧力弁の使用状態を示す部分斜視図であ
る。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図6の圧力弁の備えるカバーの展開図である。
【図9】安全弁が備える弾性体の斜視図である。
【図10】従来技術1による冷媒圧縮機の圧力弁の他の
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧力弁本体 2 C型クリップ部材 3 結合部 4 先端部 5 取付部 6 六角頭部 7 円筒部 10 圧力弁 11 排出口 12 切り欠き部 13 溝 50 圧力弁 51 圧力弁本体 51c 係止用突起 51d 吐出孔 51e 排出口 52 カバー 52d 係止用爪 53 弾性体 54 溝 54a 始端 54b 終端 54c 底壁 61 圧力弁本体 61d 吐出孔 62 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機に設けられ、異常高圧下の運
    転による破損を防ぐための冷媒リリーフ弁をなす圧力弁
    において、前記圧力弁の円筒部に一個所以上の孔を設
    け、前記円筒部にC型クリップ部材を装着することによ
    って、圧力弁の吹き出し方向を規制することを特徴とす
    る冷媒圧縮機の圧力弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷媒圧縮機の圧力弁にお
    いて、前記C型クリップ部材は、内周面に沿って形成さ
    れ両端が外部に貫通した溝が設けられていることを特徴
    とする冷媒圧縮機の圧力弁。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の冷媒圧縮機の圧力弁にお
    いて、前記C型クリップ部材は、前記円筒部の外周に沿
    って回転可能に装着されていることを特徴とする冷媒圧
    縮機の圧力弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043094A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Keihin Corp 圧縮機
JP2015124657A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社豊田自動織機 圧縮機
JP2016138645A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社豊田自動織機 リリーフ弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043094A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Keihin Corp 圧縮機
JP2015124657A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社豊田自動織機 圧縮機
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