JPH074352U - チューブ容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手を介さずに内容液の良好な塗布を行えるチ
ューブ容器を提案する。 【構成】 圧搾可能な胴部５を有する容器本体２の口頚
部６に嵌着させた注出筒部10を有するキャップ状部材３
を設け、該部材３の頂壁９に半球状に突出させて固定し
た液延ばし部11を形成して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はチューブ容器に関する。

【０００２】

【従来の技術】 【考案が解決しようとする課題】

チューブ容器として一般に、下端部を扁平に閉塞させた圧搾可能な筒状胴部上 端より円筒状の口頚部を起立させた容器体と、上記口頚部外周に周壁を螺着させ て着脱自在に装着したキャップとからなるものがある。これ等は、例えば、胴部 を圧搾することにより手の平等に内容物を注出し、しかる後目的の部分に手で延 ばしながら塗布して使用する。従って、使用後は手を洗わなければならず、また 、洗い流す分液の無駄となる。

【０００３】 本考案はこの様な点に鑑みなされたもので、手を介さずに内容液の良好な塗布 を行えるチューブ容器を提案するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案容器は上記課題を解決するため、下端を扁平状に閉塞させた圧搾可能な 筒状胴部５上端より口頚部６を起立させた容器本体２と、上記容器本体胴部５外 周上端に下端縁を嵌着固定させた周壁８上端縁より頂壁９を延設するとともに、 上記容器体口頚部６に下端を液密に嵌合させ且つ上端を頂壁９を貫通して突出さ せた注出筒部10を一体に設けてなるキャップ状部材３とを有し、上記キャップ状 部材頂壁９に半球状に突出させて固定した液延ばし部11を形成して構成した。

【０００５】

【作用】

外キャップ４を外して容器本体胴部５を圧搾し内容液を注出筒部10先端より塗 布部位へ注出する。次いで液延ばし部11により所定領域に液を引き延ばし、手を 介さずに直接塗布を行える。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

【０００７】 図１及び図２は本考案の一実施例を示すもので、図中１はチューブ容器を示す 。該容器１は、容器本体２と、キャップ状部材３と、外キャップ４とを主要部材 として構成している。

【０００８】 容器本体２は、下端縁部を扁平に閉塞させた圧搾可能な筒状胴部５上端中央部 より円筒状の口頚部６を起立して構成している。また、胴部５上端部を縮径した 縮径部７を形成している。

【０００９】 キャップ状部材３は、上記縮径部７外周に下端縁を嵌着固定させた円筒状周壁 ８上端縁よりドーム状の頂壁９を延設しており、また、頂壁９中央部に注出筒部 10を貫設している。この注出筒部10は頂壁９下方が大径で、頂壁９上方が小径を なし、下端部を容器体口頚部６内上端部に液密に嵌着させている。

【００１０】 また、キャップ状部材３の頂壁９外面には液延ばし部11を設けている。この液 延ばし部11は、容器体頂壁９上に斜め上方を向いて円形突部12を突設し、この突 部12外周に嵌着させた固定リング13により、液延ばしシート14周縁部を挾圧保持 して構成している。該シート14はウレタン等の柔軟な材質で形成し、円形突部12 上面に放射状に設けた複数のリブ板15により半球状に保持されている。

【００１１】 外キャップ４は、上記キャップ状部材３の周壁８外周に周壁16下端部を嵌合さ せて着脱自在に装着したもので、周壁16上端縁より頂壁17を延設してなる下端面 開口の円筒状をなし、頂壁17裏面中央から上記注出筒部10上端外周に嵌合する嵌 合筒部18を垂設している。また、周壁16内周下部にはキャップ状部材周壁８外周 に設けた螺条片19と螺合する螺条片20を設けて互いに螺合する様構成している。

【００１２】 尚、上記各部材は全て合成樹脂により形成する。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明した如く本考案容器は既述構成としたことにより、内容物を手を介さ ずに直接塗布して引き延ばすことが出来、手に付着した液を洗い流す手間を省く とともに、そのことによる液の無駄も省ける。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例を示す要部切り欠き正面図
である。

【図２】 同実施例の斜視図である。

【符号の説明】

２…容器本体，３…キャップ状部材，５…容器本体胴
部，６…容器本体口頚部，９…キャップ状部材頂壁，10
…注出筒部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下端を扁平状に閉塞させた圧搾可能な筒
   状胴部５上端より口頚部６を起立させた容器本体２と、
   上記容器本体胴部５外周上端に下端縁を嵌着固定させた
   周壁８上端縁より頂壁９を延設するとともに、上記容器
   体口頚部６に下端を液密に嵌合させ且つ上端を頂壁９を
   貫通して突出させた注出筒部10を一体に設けてなるキャ
   ップ状部材３とを有し、上記キャップ状部材頂壁９に半
   球状に突出させて固定した液延ばし部11を形成してなる
   ことを特徴とするチューブ容器。