JPH0743470Y2 - 装飾部材の固定具 - Google Patents

装飾部材の固定具

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JPH0743470Y2
JPH0743470Y2 JP1990060869U JP6086990U JPH0743470Y2 JP H0743470 Y2 JPH0743470 Y2 JP H0743470Y2 JP 1990060869 U JP1990060869 U JP 1990060869U JP 6086990 U JP6086990 U JP 6086990U JP H0743470 Y2 JPH0743470 Y2 JP H0743470Y2
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Japan
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grommet
panel
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fixture
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敏男 丸山
淳 佐野
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Mitsubishi Motors Corp
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車体等のパネルに装飾部材、特に装飾板を取
付けるのに適した固定具に関する。
従来の技術 車体等のパネルに装飾板等を取付ける固定具には種々の
ものがある。例えば、実開昭58−33329号公報や実開昭5
3−101614号公報や実開昭55−9796号公報には、装飾板
を車体に取付ける固定具が開示されている。これらの固
定具は、装飾板の取付けが簡単になる利点を有するが、
装飾板は車体に対して固く取付けられるため、その装飾
板にエンジン等の熱が加わったときの熱膨張や収縮に対
応できず、装飾板が波打ち状に変形したりすることがあ
った。
考案が解決しようとする課題 この熱膨張や収縮に対応できる固定具も開発されてい
る。例えば、実開昭60−20966号公報や実開昭60−52405
号公報には、車体の側に長穴を設け、取付ける固定具を
その長手方向にスライドできる構成にしたものが開示さ
れている。しかし、これの固定具では、車体側に長穴が
形成されているため、その長穴部分からの水等の漏れ等
があり、また、その部分の密閉が困難であるという欠点
があった。
従って、本考案の目的は、装飾部材の熱膨張や熱収縮に
対応でき、しかも密閉できる構成の装飾部材用固定具を
提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、車体等の
パネルに固定されるパネル固定部と、装飾部材を支持す
るグロメット部とを備え、該グロメット部がパネル固定
部に連結される装飾部材の固定具であって、前記パネル
固定部は、非円形のパネル穴に挿入されて取付けられる
非円形断面の脚部と、該脚部の上端部にパネル穴より広
く形成されてパネルに接面する平坦な座部と、該座部か
ら立上る一対の平行な壁体で成るグロメット部受部とか
ら構成され、前記グロメット部は、前記グロメット部受
部に受入れられる本体と、該本体の上端部に装飾部材の
取付穴より広く形成されて装飾部材に接面する平坦な頭
部とから構成され、グロメット部には装飾部材を前記頭
部に接面した状態でねじ止めできる穴が形成されてお
り、グロメット部受部とグロメット部本体とには、グロ
メット部本体がグロメット部受部に収容された状態で相
互に連結する手段が形成されており、更に、グロメット
部受部はグロメット部本体より長く形成され、上記連結
状態を維持しながらグロメット部本体がグロメット部受
部の長手方向にスライドできる構造に形成されているこ
とを特徴とする装飾部材の固定具が提供される。これに
より、熱膨張や熱収縮に応じた装飾部材のスライドが可
能になり、パネル穴の密閉と装飾部材の取付穴の密閉と
が可能になる。
また、本考案によれば、上記固定具であって、グロメッ
ト部は、当初の非連結状態では、押し込によってパネル
固定部に連結できるように、グロメット部本体の下端と
グロメット部受部の上端とが破断可能な薄肉部を介して
一体成形されており、グロメット部受部の長手方向の各
端部は開口している固定具が提供され、パネル固定部と
グロメット部の連結を容易にし、一方の部材を失う惧れ
をなくし、更に、パネル固定部とグロメット部とを薄肉
部で連結した一体成形品の成形を容易にする。
更に、本考案よれば、上記固定具であって、グロメット
部がパネル固定部に対してスライドできる長さが一定に
制限されるように、グロメット部受部の長手方向の各端
部の開口の一部を塞ぐストッパが設けられている装飾部
材の固定具が提供され、パネル固定部とグロメット部と
薄肉部との一体成形の容易さを維持しつつ、グロメット
部をパネル固定部に連結した後においてはグロメット部
がパネル固定部から外れるのを防止する。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図(a)〜(h)には、本考案に係る装飾
部材の固定具の詳細が開示されており、第2図〜第6図
には、本考案に係る固定具を用いて装飾部材を車体に取
付ける様子が示されている。
第1図(a)〜(h)を参照しながら、固定具1につい
て説明する。固定具1は、車体等のパネルに固定される
パネル固定部2と、装飾部材をねじによって固定できる
グロメット部3とから成り、グロメット部3はパネル固
定部2に連結される構成にされている。
先ず、パネル固定部2は、パネル穴に挿入されて固定さ
れる脚部4と、パネルに接する面となる座部5と、この
座部からグロメット部3の側に延びて該グロメット部3
を受入れるグロメット部受け部6とから成る。脚部4は
全体として角筒状体に形成され、対向する側面には一対
の係止爪7、7が形成されていて、該筒状脚部が挿入に
よってパネル穴に係止できる構成にされている。各係止
爪7の周囲にはU字形のスリット8が形成されて係止爪
に弾性を与え、脚部4の挿入を滑らかにするのが好まし
い。座部5は脚部4の面はパネルに接面するフランジと
なるため平坦に且つパネル穴より広く形成されている。
グロメット部受け部6は、グロメット部3を受入れて保
持するように、先端部に係止爪9を有する座部5から直
立した2つの平行な壁体で成る。このグロメット部受け
部6は、第1図(h)に図示のように、左右の方向に一
定長さ延びていて、受入れたグロメット部3の本体を長
手方向にスライド可能にしている。また、受入れたグロ
メット部3の本体がスライドし過ぎて外れないように、
グロメット部受け部6の両端部には、ストッパ壁10が形
成されている。
グロメット部3は、装飾部材をねじによって固定できる
ように、上面から下方に延びる下穴12が形成された本体
13を有し、この本体13は、前記グロメット部受け部6に
受入れられてスライドできるような大きさの角筒状体に
形成されている。そして、その側面には、グロメット部
受け部6の係止爪9に係止する係止爪14が形成されてい
て、このグロメット部本体13が挿入された後にはその連
結が外れないようにされている。グロメット部13の頭部
15は、装飾部材の接面性を良くして固定力を上げるた
め、広い平面に形成されている。また、この頭部15の縁
部からは係止爪14に対向するように下方に壁16が形成さ
れている。この壁16はグロメット部本体13がグロメット
部受け部6に受入れられたとき、その連結を補強する機
能を果たす。
図示のように、パネル固定部2とグロメット部3とは、
破断可能な薄肉部17によって、連結前の状態で一体成形
されている。従って、パネル固定部2とグロメット部3
とが分離せず、一方の部材を失うということがなくな
る。また、パネル固定部2にグロメット部3を連結させ
るには、グロメット部3の頭部15を押し込むだけの簡単
な操作でよく、グロメット部の本体13をパネル固定部の
グロメット部受け部6にあてがうという面倒な操作が不
要になる。そして、パネル固定部2に対するグロメット
部3をあてがう姿勢が正確に維持されるので、連結も確
実になされ、その連結後の姿勢も安定している。
かかる構成で成る本考案に係る固定具1を用いて、装飾
部材を車体等のパネルに固定する操作の1例について、
第2図〜第5図を参照して説明する。第2図において、
パネル固定部2の脚部4にはパッキン19が取付けられ
る。その後、グロメット部3の頭部15を指等で押し込む
ことにより、薄肉部17を破断して係止爪14が係止爪9に
係止し、グロメット部3がパネル固定部2に連結され
る。その連結状態で、艤装ライン等に納入される。
第3図において、パッキン19を保持した固定具1の脚部
4が、車体等のパネル20の取付け穴21に挿入されて固定
される。この固定後、第4図に図示のように、トリムや
ガーニッシュ等の装飾部材22が、その取付け穴23をグロ
メット部のねじ用下穴12に合うように、頭部15に配置さ
れる。ねじ25がグロメット部3にねじ込まれて、第5図
に図示のように、装飾部材22がパネル20に固定される。
なお、パッキン19はなくともよい。また、これらの取付
け手順は任意に変更でき、最終的にパネル20に装飾部材
22が固定されればよい。
第5図の固定状態において、装飾部材22が熱膨張や収縮
によってその長さが変化する場合、グロメット部3は、
前記したように、グロメット部受け部6とグロメット部
本体13とにより、パネル固定部2に対して、スライド可
能に連結されているため、第5図の紙面の表裏方向に移
動でき、その熱膨張や収縮に対応できる。なお、第6図
には、そのスライド可能な様子が矢印26、27によって示
されている。
考案の効果 本考案によれば、パネル固定部と、装飾部材固定用のグ
ロメット部とが相互に連結され、その連結状態でグロメ
ット部がパネル固定部に対して一定の方向にスライドで
きるので、装飾部材が熱によって膨張や収縮をしてもそ
の膨張や収縮した分を移動によって吸収できて波打ち等
の変形を防止でき、更に、パネル固定部が脚部とパネル
に接面する平坦な座部と座部から立上る一対の平行な壁
体で成るグロメット部受部とから構成されるのでパネル
固定部はパネルにそのパネル穴を密閉する状態に取付け
られ、また、グロメット部も本体と装飾部材に接面する
平坦な頭部とから構成されるので装飾部材はその取付穴
が密閉される状態でねじ止めされ、パネルと装飾部材と
が、確実に水漏れや水の侵入等を防止した状態で取付け
られる。
また、本考案によれば、グロメット部は、当初の非連結
状態では、押し込によってパネル固定部に連結できるよ
うに破断可能な薄肉部を介して該パネル固定部と一体成
形されているので、両部分の一方を失うということがな
くなり、パネル固定部にグロメット部をあてがう必要な
く、グロメット部を押し込むだけの簡単な操作で連結で
き、パネル固定部に対するグロメット部の姿勢が正確に
維持されるので、連結が確実になされ、連結後の姿勢も
安定し、また、破断可能な薄肉部はグロメット部本体の
下端とグロメット部受部の上端とを連結するように形成
され、グロメット部受部の長手方向の各端部は開口して
いるので、破断可能な薄肉部でパネル固定部とグロメッ
ト部とを一体に連結した状態で一体成形するのが極めて
容易になり、薄肉部でパネル固定部とグロメット部とを
連結した一体成形品を1つの金型で作成することが可能
になる。
更に、グロメット部がパネル固定部に対してスライドで
きる長さがストッパによって一定に制限されているの
で、両部分の不意の連結外れの防止を図ることができ、
ストッパは、グロメット部受部の長手方向端部の開口全
部を塞ぐものではないので、薄肉部でパネル固定部とグ
ロメット部とを連結した一体成形品の製造における容易
さは維持される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(h)は本考案に係る固定具の詳細を示
しており、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、
同図(c)は底面図、同図(d)は側面図、同図(e)
は同図(a)のe−e線断面図、同図(f)は同図
(a)のf−f線断面図、同図(g)は同図(d)のg
−g線断面図、同図(h)は同図(e)のh−h線断面
図である。 第2図〜第5図は、本考案に係る固定具を用いて装飾部
材をパネルに固定する1つの手順を示す説明図である。 第6図は、本考案に係る固定具を用いて装飾部材をパネ
ルに固定した状態でのスライドの様子を示す図である。 符号の説明 1……固定具、2……パネル固定部 3……グロメット部分、4……脚部 5……座部 6……グロメット部受け部 7……係止爪、8……スリット 9……係止爪、10……ストッパ 13……グロメット部本体 14……係止爪、15……頭部 16……壁、17……係止爪 19……パッキン、20……パネル 22……装飾部材、25……ねじ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体等のパネルに固定されるパネル固定部
    と、装飾部材を支持するグロメット部とを備え、該グロ
    メット部が前記パネル固定部に連結される装飾部材の固
    定具において、前記パネル固定部は、非円形のパネル穴
    に挿入されて取付けられる非円形断面の脚部と、該脚部
    の上端部にパネル穴より広く形成されてパネルに接面す
    る平坦な座部と、該座部から立上る一対の平行な壁体で
    成るグロメット部受部とから構成され、前記グロメット
    部は、前記グロメット部受部に受入れられる本体と、該
    本体の上端部に装飾部材の取付穴より広く形成されて装
    飾部材に接面する平坦な頭部とから構成され、前記グロ
    メット部には装飾部材を前記頭部に接面した状態でねじ
    止めできる穴が形成されており、前記グロメット部受部
    と前記グロメット部本体とには、グロメット部本体がグ
    ロメット部受部に収容された状態で相互に連結する手段
    が形成されており、更に、前記グロメット部受部は前記
    グロメット部本体より長く形成され、上記連結状態を維
    持しながら前記グロメット部本体が前記グロメット部受
    部の長手方向にスライドできる構造に形成されているこ
    とを特徴とする装飾部材の固定具。
  2. 【請求項2】グロメット部は、当初の非連結状態では、
    押し込によってパネル固定部に連結できるように、前記
    グロメット部本体の下端と前記グロメット部受部の上端
    とが破断可能な薄肉部を介して一体成形されており、前
    記グロメット部受部の長手方向の各端部は開口している
    ことを特徴とする請求項1記載の固定具。
  3. 【請求項3】グロメット部がパネル固定部に対してスラ
    イドできる長さが一定に制限されるように、前記グロメ
    ット部受部の長手方向の各端部の開口の一部を塞ぐスト
    ッパが設けられていることを特徴とする請求項2に記載
    の固定具。
JP1990060869U 1990-06-08 1990-06-08 装飾部材の固定具 Expired - Fee Related JPH0743470Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS546466U (ja) * 1977-06-15 1979-01-17
JPS5650163U (ja) * 1979-09-27 1981-05-02
JPS622816U (ja) * 1985-06-21 1987-01-09

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