JP2001349309A - 自動車の内装材固定用クリップ - Google Patents

自動車の内装材固定用クリップ

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JP2001349309A
JP2001349309A JP2000170537A JP2000170537A JP2001349309A JP 2001349309 A JP2001349309 A JP 2001349309A JP 2000170537 A JP2000170537 A JP 2000170537A JP 2000170537 A JP2000170537 A JP 2000170537A JP 2001349309 A JP2001349309 A JP 2001349309A
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JP
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clip
interior material
interior member
automobile
lower flange
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JP2000170537A
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Koji Asai
好治 浅井
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Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入性に優れており、またクリップが傾いて
取付けられたり、センターズレを発生させたりすること
のない自動車の内装材固定用クリップを提供すること。 【解決手段】 下面に係合用の脚部1を垂設したシール
盤部2の上面に上下のフランジ部4、4を連結軸部5で
繋いだ内装材挟持用の頭部3を設けた自動車の内装材固
定用クリップであって、前記した上下のフランジ部4、
4相互の間隔Sを内装材の厚みよりも僅かに狭く形成す
るとともに、この上下のフランジ部4、4の少なくとも
一方の周端側をその挟持面が外側に向け拡開された面6
aとされて薄肉化した鍔先部6に形成して、外側に向け
拡開された面6aを内装材20のクリップ装着孔20a
に密接させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入性に優れてお
り、また、クリップが内装材に対して傾いて取り付けら
れたり、センターズレを発生させたりすることのない自
動車の内装材固定用クリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドアトリムボード等の自動車用
内装材を固定する手段として、係合用の脚部の基部にシ
ール用の吸着部を張設するとともに、該吸着部の下部に
連結部を介し上部フランジ部と下部フランジ部を対向し
て形成し、これら上部フランジ部と下部フランジ部間で
内装材を挟持するようにした自動車の内装材固定用クリ
ップを用いることが知られている。
【0003】しかしながら、従来の内装材固定用クリッ
プではクリップを内装材のクリップ装着孔に挿入する際
にフランジ部の接触面積が大きく抵抗が大きいため装着
性に劣るという問題点があり、また装着孔の寸法のバラ
ツキや内装材の厚みのバラツキがあると、傾いたまま装
着されてしまい内装材の組付精度が劣るという問題点が
あった。更には、前記連結部はクリップ装着孔の内径よ
り若干小さくなっているため、装着後において内部で移
動してセンターズレを発生させインナーパネルと係合す
る際に脚部が座屈してしまうという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、クリップのクリップ装着孔へ
の挿入性に優れておりクリップの装着作業を簡単かつ確
実に行うことができ、またクリップが傾いて取り付けら
れたりセンターズレを発生させたりすることがなく組付
精度を大幅に向上させることができる自動車の内装材固
定用クリップを提供することを目的として完成されたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車の内装材固定用クリップ
は、係合用の脚部と、上下のフランジ部を連結軸部で繋
いだ内装材挟持用の頭部とを備えた自動車の内装材固定
用クリップにおいて、連結軸部により形成される上下の
フランジ部の相互の間隔を内装材のクリップ装着孔周辺
の厚みよりも僅かに狭く形成するとともに、この上下の
フランジ部の少なくとも一方の周端側をその挟持面が外
側に向け拡開された面とされて薄肉化した鍔先部に形成
してあることを特徴とするものを基本構成とする。そし
て、前記した自動車の内装材固定用クリップにおいて、
係合用の脚部と内装材挟持用の頭部と間に鍔状に張設さ
れるシール盤部が介在されるように係合用の脚部をシー
ル盤部の下面に垂設し、上下のフランジ部を連結軸部で
繋いだ内装材挟持用の頭部を前記シール盤部の上面に立
設して、インナーパネルに設けた係合孔に脚部を挿入係
合させて内装板をインナーパネルの表面に固定したと
き、シール盤部が装着孔を塞いで装着孔21aを通じて
の水漏れなどをなくすようにすることが好ましく、これ
を請求項2の発明とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の好ましい実施の形態を示す。図面は、自動車用ドアト
リムである内装材20をインナーパネル21に固定する
場合を示すものであって、図中1は吸盤形のシール盤部
2の下面に垂設されている係合用の脚部、3はこのシー
ル盤部2の上面に立設されている内装材挟持用の頭部で
あって、この頭部3は対向する上下のフランジ部4、4
を相互間に内装材を介入させる間隔Sが形成されるよう
に連結軸部5で繋いだもので、前記した脚部1とシール
盤部2と頭部3とはポリエチレン樹脂などの強靱な弾性
を有する熱可塑性合成樹脂材をもって一体成形されてい
る。
【0007】そして本発明では、前記した上下のフラン
ジ部4、4相互間に形成してある内装材を介入させるた
めの間隔Sを内装材の厚みよりも僅かに狭くするととも
に、上下のフランジ部4、4のうち少なくとも一方の周
端側を、その挟持面が外側に向け拡開された面6aとさ
れて薄肉化した鍔先部6に形成し、この拡開された面6
aを内装材20のクリップ装着孔20aの孔縁に密接さ
せるようにした点を特徴としている。このような構成に
より、クリップ装着孔20aへ挿入する際におけるフラ
ンジ部の内装材20への接触面積が小さくなり、この結
果、円滑にスライド移動が可能となってクリップの装着
作業を簡単かつ確実に行うことができる。また鍔先部6
の挟持面にある外側に向け拡開された面6aがクリップ
をクリップ装着孔20aの中心へ戻す働きがあるため
に、クリップが若干傾いて装着されたとしても自動的に
正位置まで戻すことなり、センターズレを発生させるこ
とがなく組付精度を大幅に向上させることができる。
【0008】すなわち、前記した連結軸部5はその直径
を内装材20のクリップ装着孔20aの内径よりも若干
小さいものとされており、その上下両端には内装材20
を挟持するための上下のフランジ部4、4が張設されて
いる。そして、この連結軸部5の長さは内装材20の厚
みよりも例えば0.5〜2mm程度わずかに短いものとさ
れており、さらに、前記した上下のフランジ部4、4の
うちいずれか一方のフランジ部4の挟持面側或いは両フ
ランジ部4、4双方の挟持面側の周端側は外側に向け拡
開された面6aとなるように薄肉化した鍔先部6とされ
ていて、装着時にこの外側に向け拡開された面6aが内
装材20のクリップ装着孔20aの孔縁に密接するよう
構成されている。なお、前記した外側に向け拡開された
面6aは直線状であっても円弧状であってもよい。
【0009】このように構成されたものは、従来のこの
種の自動車の内装材固定用クリップと同様、インナーパ
ネル21に装着しようとする内装材20のクリップ装着
孔20aに続く導入口20bよりクリップ装着孔20a
に向け頭部3をスライドさせて差し込むことによってク
リップ装着孔20aの孔部周辺をこの頭部3の上下のフ
ランジ部4、4間に挟持させておき、この内装材20を
前記した頭部3に続く脚部1をもってインナーパネル2
1に配設してある装着孔21aに挿入係合させてインナ
ーパネル21の表面に内装材20を固定することとなる
が、本発明では連結軸部5の長さを内装材20の厚みよ
りも短くして上下のフランジ部4、4相互の間隔Sを内
装材の厚みよりも僅かに狭く形成するとともに、上下の
フランジ部4、4のうち少なくとも一方の挟持面側を外
側に向け拡開される面6aとしてこの面6aを内装材2
0のクリップ装着孔20aに密接するようにしてあるの
で、装着時において前記した外側に向け拡開される面6
aが内装材20をガイドすることとなり挿入が容易とな
り、さらに、この外側に向け拡開される面6aがクリッ
プ装着孔20aの孔縁と線接触状態であるため摩擦抵抗
が少なく簡単にスライド移動させることができ、装着作
業性が大幅に向上することとなる。また、装着後におい
ては薄肉化した鍔先部6がその弾力性によって元に戻る
ため内装材20を確実に挟持するとともに、装着の際に
多少のセンターずれがあったとしても外側に向け拡開さ
れる面6aにより中心側に修正されるためセンタリング
性が向上し、装着精度が大幅に向上することとなる。
【0010】また、係合用の脚部1と頭部3との間にシ
ール盤部2が張設されるように、係合用の脚部1をシー
ル盤部2の下面に垂設し、上下のフランジ部4、4を連
結軸部5で繋いだ内装材挟持用の頭部3をこのシール盤
部2の上面に立設してある請求項2の発明は、インナー
パネル21に配設してある装着孔21aに脚部1を挿入
係合させてインナーパネル21の表面に内装材20を固
定した際、シール盤部2が 装着孔21aによるインナ
ーパネル21の内外の連通を遮断して装着孔21aを通
じての水漏れなどを防ぐので一層好ましいものとなる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はクリップのクリップ装着孔への挿入性に優れており
クリップの装着作業を簡単かつ確実に行うことができ、
また、クリップが傾いて取り付けられたりセンターズレ
を発生させたりすることがなく組付精度を大幅に向上さ
せることができるものである。よって本発明は従来の問
題点を一掃した自動車の内装材固定用クリップとして、
産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の内装材固定用クリップの使用状態を示
す断面図である。
【図3】本発明の内装材固定用クリップの装着工程を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 脚部 2 シール盤部 3 頭部 4 フランジ部 5 連結軸部 6 鍔先部 6a 外側に向け拡開される面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合用の脚部(1) と、上下のフランジ部
    (4) 、(4) を連結軸部(5) で繋いだ内装材挟持用の頭部
    (3) とを備えた自動車の内装材固定用クリップにおい
    て、連結軸部(5) により形成される上下のフランジ部
    (4) 、(4) の相互の間隔(S) を内装材(20)のクリップ装
    着孔周辺の厚みよりも僅かに狭く形成するとともに、こ
    の上下のフランジ部(4) 、(4) の少なくとも一方の周端
    側をその挟持面が外側に向け拡開された面(6a)とされて
    薄肉化した鍔先部(6) に形成してあることを特徴とする
    自動車の内装材固定用クリップ。
  2. 【請求項2】 係合用の脚部(1) がシール盤部(2) の下
    面に垂設され、上下のフランジ部(4) 、(4) を連結軸部
    (5) で繋いだ内装材挟持用の頭部(3) が前記シール盤部
    (2) の上面に立設してある請求項1に記載の自動車の内
    装材固定用クリップ。
JP2000170537A 2000-06-07 2000-06-07 自動車の内装材固定用クリップ Withdrawn JP2001349309A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461143B1 (ko) * 2001-09-14 2004-12-13 현대자동차주식회사 필러 트림 고정용 플라스틱 클립
JP2010106918A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd 取付部材の保持具
CN101832311A (zh) * 2010-03-10 2010-09-15 苏州工业园区新凯精密五金有限公司 一种定位支撑卡柱
CN102094883A (zh) * 2011-02-22 2011-06-15 苏州工业园区新凯精密五金有限公司 一种压铆螺母柱

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Effective date: 20070807