JPH0743460Y2 - 箱体の係止構造 - Google Patents

箱体の係止構造

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JPH0743460Y2
JPH0743460Y2 JP11767890U JP11767890U JPH0743460Y2 JP H0743460 Y2 JPH0743460 Y2 JP H0743460Y2 JP 11767890 U JP11767890 U JP 11767890U JP 11767890 U JP11767890 U JP 11767890U JP H0743460 Y2 JPH0743460 Y2 JP H0743460Y2
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box body
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靖 瀬野
秀夫 戸津
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば公衆電話機において電子部品等を内臓し
た電子機器の箱体の係止構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図および第6図は公衆電話機に採用された従来の箱
体の係止構造を示す図である。これらの図において、符
号30で示すものは公衆電話機であり、筐体基部31、扉部
32および金庫部33とからなる。扉部32の内側には図示し
ない選別軌道や蓄積軌道等が備えられた硬貨軌道ユニッ
ト34が配設されている。この硬貨軌道ユニット34の上端
部に硬貨Cが投入される硬貨投入口が設けられている。
硬貨軌道ユニット34の背面部には取付板35が取り付けら
れており、この取付板35には配線基板36がネジで固定さ
れている。この配線基板36の上端部にはクッション材37
が取り付けられている。取付板35の上端には取付ロッド
38がねじ39により固定されている。
符号40で示すものは、硬貨選別のための各種データを設
定する電子部品が内臓された電子機器の箱体であり、上
ケース41と下ケース42とからなる。上ケース41の上端部
には第6図に詳細を示すように側断面が略クランク状を
呈する固定係止ブラケット43が固定されている。この固
定係止ブラケット43の一端は、上ケース6側に折曲げら
れて係止爪44を形成している。
このような構造において、箱体40を取付板35に係止する
場合には、取付ロッド38の上方から係止ブラケット43の
係止爪44を取付ロッド38に係止させて箱体40を取付ロッ
ド38に吊り下げる。吊り下げられた箱体40は自重により
時計方向に回動して上ケース41の下端部がクッション材
37に当接して係止する。
硬貨選別のための各種データを変更する必要が生じて箱
体40を取付ロッド38から取り外し、下ケース42を上ケー
ス41から外して内臓してある電子部品を交換する場合に
は、箱体40を上方に持ち上げることにより取り外す。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の箱体の係止構造において
は、取り外しが容易となり、箱体の中の電子部品の交換
作業は容易に行なえるようにはなったが、箱体が吊り下
げられた状態を維持しているだけであるので、公衆電話
機が通常の状態、すなわち設置状態であれば問題はない
が、公衆電話機を輸送したり、また、故意に公衆電話機
を揺すったりすると、がたが生じで電子機器としての信
頼性が低下するという問題があった。
この問題を解決しようとして、上ケースの下端に新たな
係合手段を設けて箱体を確実に係止する構造も提案され
たが、構造が複雑になるばかりでなく、取り付け取り外
しが煩雑となり、交換作業が面倒となる。
本考案は上述した点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、取り付け取り外しによる交換作業が
容易であり、かつ確実な係止状態が得られる箱体の係止
構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本考案に係る箱体の
係止構造は、箱体の外面に固定した固定係止部材と、こ
の係止部材と対向するように前記箱体に穿設された窓
と、この窓から進退自在となるように前記箱体の内部に
回動自在に支持された回動係止部材と、この回動係止部
材に取り付けられ前記箱体の垂直姿勢により回動係止部
材を窓から進出させ、前記箱体の傾斜姿勢により回動係
止部材を窓から退避させる重りとを備え、窓から進出し
た回動係止部材と前記固定係止部材とでロッドを挟持し
たものである。
〔作用〕
本考案においては、箱体を取り付ける際には回動係止部
材が取付ロッドに挟持する位置になく、箱体を取付ロッ
ドに係止した状態にすると、回動部材が取り付けロッド
を挟持する位置にきて固定係止部材とともに取付ロッド
を挟持する。
〔実施例〕 以下、その構成等を図に示す実施例により詳細に説明す
る。第1図は本考案に係る箱体の係止構造が実施された
公衆電話機の一部を示す斜視図、第2図は同じく箱体の
分解斜視図、第3図は同じく要部の側断面図、第4図は
同じく動作を説明する図である。
これらの図において、符号2で示すものは公衆電話機に
内蔵した図示しない硬貨軌道ユニットに取り付けられた
取付板である。この取付板2にはコの字状をした取付ロ
ッド3がねじ4により取付板2に垂直に取り付けられて
いる。5は電子部品が内蔵されている電子機器の箱体で
あり、上ケース6と下ケース7とからなり両ケースはね
じ8により固定されている。9は配線基板であり電子部
品が搭載され、上ケース6に取り付けられている。上ケ
ース6の外側上部には側断面が略クランク状をした固定
係止ブラケット10がねじ12により取り付けられている。
この固定係止ブラケット10の一端は上ケース6の内方に
折曲げられて第一の係止爪11を形成している。
上ケース6の内壁には断面がコの字状をした突起部15が
形成されており、この突起部15には一対の凹陥部16が設
けられている。突起部15の両側には一対の突出窓17が形
成されている。18はボスで後述する固定板25を固定する
ものである。
符号20で示すものは回動係止ブラケットで両側面に一対
の腕21が設けられている。腕21には嵌挿孔21bが設けら
れており、この嵌挿孔21bには前記凹陥部16に軸支され
るシャフト22が嵌挿される。このシャフト22に対して回
動係止ブラケット20は回動自在に支持される。そして、
回動係止ブラケット20はねじ24により取り付けられた重
り23により一定の姿勢、すなわち鉛直方向に保たれてい
る。上方の重り23に形成した切欠き23aは、後述するが
回動係止ブラケット20の回動時のストッパとして機能す
る。また、腕21の先端には突出窓17から上ケース6の外
部に出退自在な第二の係止爪21bが形成されている。
符号25で示すものは取付ブラケットであり、ねじ28によ
りボス18に取り付けられる。取り付けられたブラケット
25は凹陥部16とともにシャフト22を回動自在に支持す
る。また、取付ブラケット25に形成した一対の腕26及び
脚27は、後述するが切欠き23aおよび回動ブラケット25
の側面部と共同して回動係止ブラケット20の回動時のス
トッパとして機能する。
以下に取り付け取り外しの操作を説明する。
箱体5を取付ロッド3に取り付ける場合には、第3図に
おいて一点鎖線で示すように取付ロッド3を中心として
反時計方向に傾ける。この状態にすると第4図(b)で
示すように回動係止ブラケット21は重り23により鉛直方
向に姿勢を保もたれるもので第二の係止爪21aは突出窓1
7から箱体5内に退避する。この状態で固定係止ブラケ
ット10の第一の係止爪11と上ケース6との間に取付ロッ
ド3を嵌入させて、箱体5を取付ロッド3に吊り下げ
る。
なお、回動係止ブラケット21は、箱体5を一定の角度以
上に傾けても取付ブラケット25の脚27にブラケット21の
側面部が係止するので、ブラケット21は一定の角度以上
の回動が阻止される。
この状態から箱体5を取付ロッド3を中心として時計方
向に回動させると、第4図(a)に示すように回動係止
ブラケット20の第二の係止爪21aは突出窓17から上ケー
ス6の外側に突出する。これにより突出した第二の係止
爪21aと固定係止ブラケット10の第一の係止爪11とで取
付ロッド3を挟持し、箱体5を取付ロッド3に固定す
る。この状態の時、重り23の切欠き23aが取付ブラケッ
ト25の腕26に係止しているので、回動ブラケット20は反
時計方向の回動が阻止される。したがって、箱体5が取
付ロッド3から外れる方向、すなわち上方方向に外力が
加わった場合でも回動係止ブラケット20により外れる方
向の動きが係止されることになる。
箱体5を取付ロッド3から取り外す場合には、取り付け
る場合と同様に箱体5を反時計方向に回動させれば、回
動係止ブラケット21の第二の係止爪21aが突出窓17から
箱体5の内側に退避するので、箱体5を上方に持ち上げ
れば取付ロッド3から取り外すことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、箱体の外面に固定
した固定係止部材と、この係止部材と対向するように前
記箱体に穿設された窓と、この窓から進退自在となるよ
うに前記箱体の内部に回動自在に支持された回動係止部
材と、この回動係止部材に取り付けられた前記箱体の垂
直姿勢により回動係止部材を窓から進出させ、前記箱体
の傾斜姿勢により回動係止部材を窓から退避させる重り
とを備え、窓から進出した回動係止部材と前記固定係止
部材とでロッドを挟持したものであるので、取り付けお
よび取り外しの作業が容易であると同時に取り付け状態
を確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る箱体の係止構造が実施された公衆
電話機の分解斜視図、第2図は同じく箱体の分解斜視
図、第3図は同じく要部の側断面図、第4図は同じく動
作を説明する図で同図(a)は箱体が固定された状態を
示す図、同図(b)は箱体を取り外す状態を示す図、第
5図は従来の箱体の係止構造が実施された公衆電話機の
一部断側面図、第6図は同要部側面図である。 3、33……取付ロッド、5、40……箱体、10、43……固
定係止ブラケット、11……第一の係止爪、20……回動係
止ブラケット、21a……第二の係止爪、23……重り、25
……取付ブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱体をロッドに係止する構造であって、箱
    体の外面に固定した固定係止部材と、この係止部材と対
    向するように前記箱体に穿設された窓と、この窓から進
    退自在となるように前記箱体の内部に回動自在に支持さ
    れた回動係止部材と、この回動係止部材に取り付けられ
    前記箱体の垂直姿勢により回動係止部材を窓から進出さ
    せ、前記箱体の傾斜姿勢により回動係止部材を窓から退
    避させる重りとを備え、窓から進出した回動係止部材と
    前記固定係止部材とでロッドを挟持したことを特徴とす
    る箱体の係止構造。
JP11767890U 1990-11-13 1990-11-13 箱体の係止構造 Expired - Fee Related JPH0743460Y2 (ja)

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JPH0475204U JPH0475204U (ja) 1992-06-30
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JP5454339B2 (ja) * 2010-04-30 2014-03-26 株式会社ノーリツ 電装筐体の取付方法および電装筐体装置

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