JPH07433B2 - 自動製図機 - Google Patents

自動製図機

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JPH07433B2
JPH07433B2 JP60077166A JP7716685A JPH07433B2 JP H07433 B2 JPH07433 B2 JP H07433B2 JP 60077166 A JP60077166 A JP 60077166A JP 7716685 A JP7716685 A JP 7716685A JP H07433 B2 JPH07433 B2 JP H07433B2
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裕司 吉野
龍秀 中川
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は消耗性筆記芯を作画面に対して昇降制御する一
方、前記芯を作画面に対して相対的に所定の方向に平行
移動して作図を行うようにした自動製図機の制御方法に
関する。
〔従来の技術〕
鉛芯などの消耗性筆記芯を使用した自動製図機におい
て、上記芯を作画動作に伴うその摩減に応じて作画面に
繰り出すには、従来、特公昭58−54677号公報に開示さ
れているように、画線ヘッドに昇降可能に配設した押し
軸を芯に圧接して、該芯をその摩耗量に応じて作画面に
押し出している。
このような構成において、芯が作図に適しなくなるまで
減少した場合には、押し軸と連動する突起が画線ヘッド
の基板に配設したリミットスイッチに衝突し、該リミッ
トスイッチの投入信号によって芯が作画に不適当な程摩
耗した状態即ち芯なし状態を検出するように構成されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、自動製図機においては、各作画コマンドの区
切りごとに各種状態の確認等の動作を行なっているた
め、ある作画コマンドの実行中に芯無し状態を検出して
も、そのコマンドの実行終了後でなければ芯無しの認識
がなされない。そのため、例えば、50cmの直線を描くコ
マンドを実行している途中で芯が無くなった場合、該直
線の途中で芯がかすれ又は線が途中で跡切れてしまうこ
とになる。
本発明は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決する手段〕
ホルダー筒40と、該ホルダー筒40の下部に軸方向にスラ
イド自在に保持され下端部が前記ホルダー筒40の下端か
ら所定量突出するとともに、中間部に形成された鍔部の
下面が前記ホルダー筒40の下部に形成された係止部に対
向するとともに内部に芯46を摩擦力を有してスライド自
在に保持する芯保持管56と、前記芯保持管56の鍔部を前
記ホルダー筒40の係止部の方向に付勢するスプリングS1
と、内側にテーパー面42aが形成され、前記ホルダー筒4
0内に固設された案内筒42と、前記芯保持管56の上方に
所定間隔を有して前記案内筒42内にスプリングによって
保持され、鋼球52を介して前記テーパー面42aと対向す
る曲面48a,50aを有し、前記ホルダー筒40に対して上方
向に向かう移動力が加わると内部に挿入された芯46を把
持し前記ホルダー筒40に対して下方向に向かう移動力が
加わると内部に挿入された芯46の把持を解除する芯チャ
ック48,50と、前記芯チャック48,50を前記ホルダー筒40
に対して上方向に付勢するスプリングとを備え、前記ホ
ルダー筒40を作画面に接近させ前記芯チャック48,50内
及び前記芯保持管56内に挿入された芯46の先端を前記芯
保持管56の先端とともに作画面に圧接すると、該芯46の
上昇力が前記芯チャック48,50に伝わり、該芯46が前記
芯チャック46,50に把持され該芯チャック48,50を介して
前記芯46がホルダー筒40の定位置に保持され前記ホルダ
ー筒40を前記作画面に対して垂直方向に加圧しつつ水平
方向に移動すると、前記芯46の摩耗にともなって前記ホ
ルダー筒40が下降するようにした構成の記録ペン18を用
い、該記録ペン18の前記ホルダー筒40を、軸方向にずれ
ないように画線ヘッド8の昇降可能なペン保持アーム14
に保持し、前記ペン保持アーム14によって前記ホルダー
筒40を作画面に対して垂直方向に加圧しつつ前記画線ヘ
ッド8を作画面に対して相対的にXY方向に平行移動して
作図を行なうようにし、前記ペン保持アーム14を所定位
置まで上昇し、前記ホルダー筒40を定位置まで上昇させ
ると、前記芯保持管56が前記ホルダー筒40に係止される
まで相対的にスプリング力によって下降し、この下降に
よって前記芯チャック48,50に保持されている芯46がそ
の摩耗量分前記芯保持管56の下降と連動して前記芯チャ
ック48,50から引き出されるようにした自動製図機にお
いて、前記画線ヘッド8に、前記ペン保持アーム14が所
定位置まで下降したときこれを検出する芯無し直前検出
器39を配設し、前記ペン保持アーム14は、芯の摩耗量に
基づいて前記ペン保持アーム14が前記芯無し直前検出器
39に検出される前にペンアップ信号によって上昇される
ようにし、芯46が短くなって前記芯チャック48,50から
芯46が外れ、閉じた芯チャック48,50の下端面によって
芯46の上端が係止される状態のとき前記ペン保持アーム
14が所定位置まで下降すると、前記ペン保持アーム14が
所定位置まで下降したことが前記芯無し直前検出器39に
検出され、この芯無し直前検出器39の検出信号に基づい
て筆記芯交換動作に移行するようにしたものである。
〔作用〕
従って、ある作画コマンドを実行中、芯が残り少なくな
ったときに、これを検出して、検出信号に出力されるた
め、作画コマンドの実行中に芯が完全に無くなることが
なく、上記作画コマンドの実行中に、線がかすれたり、
あるいは、線が跡切れたりすることがない。
〔実施例〕
以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例を参照して
説明する。
第9図において、2はX−Yプロッタの機体であり、テ
ーブル4上にYレール6がX座標軸方向に沿って移動自
在に配設され、該Yレール6には画線ヘッド8が移動自
在に取付けられている。前記画線ヘッド8には、第3図
に示す如く、アルミニウム等の非磁性体から成る昇降体
10に固設されたペン保持枠12と、一端部が前記昇降体10
にテーブル4面に対して平行な平面内で回転自在に軸支
され、開放端側が前記ペン保持枠12と接近する方向に付
勢されたペン保持アーム14とから成るペンホルダー16が
設けられ、該ペンホルダー16に芯自動繰り出し機構が内
蔵された記録ペン18が脱着可能に保持されている。前記
昇降体10はヘッド8の基板に固設されたガイド軸20にス
ライド自在に嵌挿され、該昇降体10はコイルばね22によ
って上方向に付勢されている。24はヘッド8の基板に固
定されたソレノイドであり、これの出力軸は昇降体10に
形成された突片10aに対向している。前記ソレノイド24
はパーソナルコンピュータのCPU30(第10図参照)から
成るコントローラのソレノイドドライバ32に接続してい
る。33は昇降体10に配設されたペン保持検出器であり、
リミットスイッチにより構成されている。前記Yレール
6と画線ヘッド8はコントローラによって制御されるXY
モータ34,36に連係し、これらの駆動によってテーブル
4上の所定の位置に送られる。38は、ペンストッカーで
あり、複数の記録ペン18が保持されている。前記画線ヘ
ッド8を前記ペンストッカー38の空の保持部38aに移動
させ、そのペンホルダー16を該保持部38a内に位置さ
せ、しかる後に、画線ヘッド8を保持部38aから離反さ
せると、ペンストッカー38に内蔵された公知のペン交換
機構(図示省略)によって、ペンホルダー16に保持され
ている記録ペン18が前記保持部38aに移行し、ペンの交
換が行われるように構成されている。また、記録ペンを
保持していない画線ヘッド8を、記録ペンを保持してい
るペンストッカー38の保持部38bに移動させ、ペンホル
ダー16を該保持部38b内に位置させ、しかる後に、画線
ヘッド8を保持部38bから離反させると、上記ペン交換
機構によって、保持部38bに保持されている記録ペンが
画線ヘッド8のペンホルダー16に保持され、ペンの交換
が行われるように構成されている。39は磁束検出器から
成る芯なし直前検出器であり、前記ヘッド8の基板に、
前記突片10aの立ち上り部に固定されたヨーク(鉄心)6
1に固定された永久磁石41に対向して、固設されてい
る。
次に、上記記録ペンの内部構造を第6図乃至第8図を参
照して説明する。
40はホルダー筒であり、これを内周面に案内筒42が固定
されている。44は頭部ブロックであり、これの外周部に
環状の鍔部44aが形成され、該ブロック44の下部は前記
案内筒42の上部に固定されている。前記ブロック44の中
心部には、鉛芯から成る筆記用消耗芯46をスライド自在
に保持するための軸穴が透設されている。前記案内筒42
の下部内壁面には下方に向けて拡径するテーパー面42a
が形成されている。48,50は一対の芯チャックであり、
これらの下部には下方に向けて芯チャック48,50の横幅
が増大するように曲面48a,50aが形成されている。前記
テーパー面42aと前記曲面48a,50aとの間には複数個の鋼
球52が配置されている。前記一対の芯チャック48,50
は、コイルスプリングの弾発力によって上方向に付勢さ
れている。54は前記ホルダー筒40の下部に固着された有
底の筒体であり、これの内周面にスライド自在に芯保持
管56の鍔部の外周面が嵌合している。前記保持管56の下
半分は、前記筒体54の底部に形成された穴から下方に突
出している。前記保持管56の鍔部の上面と前記芯チャッ
ク48,50の下面との間にはコイルスプリングが圧縮配置
されている。57は環状のゴム体であり、前記保持管56の
上端に固着され、該ゴム体57の軸穴の径は芯46の径より
も若干小径に形成されている。前記ブロック44の軸穴、
芯チャック48,50、ゴム体57の軸穴及び保持管56内には
1本の芯46が嵌挿配置されている。第10図において、60
はコントローラのマニュアル操作盤、62はモータドライ
バ、64はカウント回路であり、所定のプリセット値が設
定され、該プリセット値に達するまでパルス数をカウン
トすると、ペンアップ号を出力するように設定されてい
る。このプリセット値によりペンアップのタイミングが
決定される。66,68,70はオア回路である。上記頭部ブロ
ック44その他の記録ペン18の構成部分を透明体により構
成し、記録ペン18内部に芯46が内置されているか否かを
外部から確認し得るように構成している。前記コントロ
ーラには作図スタート信号を出力するためのリモートス
イッチ80と、Yレール6を用紙載置面から離脱する所定
位置に移動させるためのローカルスイッチ82が接続して
いる。
次に本実施例の作用について説明する。まず、記録ペン
18内に新しい芯46をセットする。芯46はその下端が丁度
芯保持管56の下端と一致するようにその突出量が設定さ
れる。次に、コントローラを電源オンとすると、初期設
定が行われる(ステップ1,2)。ホストコンピュータ84
からの作画情報はコントローラのバッファに入力され、
バッファはモード端子のレベルがリモートモードになっ
ていると(ステップ6,7)、上記作画情報をコントロー
ラのモータ制御手段に供給する。これによってモータ制
御手段はXYモータ34,36を駆動する正逆駆動用パルスを
出力する。一方、バッファからペンアップダウン信号が
コントローラのソレノイド制御手段に供給され、これに
より該手段は、ソレノイド24を通電又は非通電状態とす
る信号を出力する。コントローラのCPU30からペンダウ
ン信号が出力されると、ドライバー32が駆動されてソレ
ノイド24が通電し、ソレノイド24のロッドが下降する。
これにより、昇降体10が下降し、ペンホルダー16に保持
された記録ペン18が下降して芯46の先端がテーブル4上
の画紙面にソレノイド24の励磁力により、所定の圧力で
弾接する。芯46が画紙に圧接すると、芯46は、画紙から
の圧力によって芯チャック48,50に対して相対的に上昇
しようとする。芯チャック48,50は芯46が上昇しようと
すると、鋼球52が曲面48aとテーパー面42aとの間にきつ
く喰い込み、鋼球52によってチャック48,48aは互いに接
近する方向に加圧される。この加圧力によって芯46は、
チャック片48,48aに対して上昇する方向の移動が阻止さ
れる。芯46の下端がテーブル4上の画紙即ち作画面に圧
接すると昇降体10の昇降が停止する。芯46が画紙に圧接
した状態において、保持管56は、第6図に示すように、
筒体54に対して最下降位置にあり、保持管56の鍔部の下
面は、筒体54の底壁の上面に弾接している。次に、CPU3
0からモータドライバー62にパルスが供給されて、XYモ
ータ34,36が駆動されると、画線ヘッド8がテーブル4
面に対して平行な平面内で所定の方向に移動し、画紙上
に所定の作図が行われる(ステップ10)。作図中、芯46
は芯チャック48,50に固定された状態で、その先端が摩
減する。芯46先端の摩減に伴って、昇降体10及びペンホ
ルダー16はソレノイド24の励磁力によって下降し、芯46
の下端の作画面との圧力を一定に維持する。この芯46下
端の摩減により、保持管56は、芯46の摩減量と同量だけ
筒体54に対してコイルばねの弾力に抗して相対的に上昇
し、保持管56の鍔部の下面は筒体54の底壁の上面から離
反する。ペンアップのタイミングを決定する芯46の摩減
量はパルス数に換算され、該パルス数は、予じめカウン
ト回路64にプリセットされている。芯46が所定量摩耗し
たところで、カウント回路64は、ペンアップ信号を出力
する。このとき、永久磁石41は検出器39の検出部の上方
に所定の間隔を存して位置し、検出器39が磁束を検出し
ないように設定されている。即ち、永久磁石41と検出器
39との初期設定間隔をx、芯46の前記プリセット値に対
応する減少長をyとするとx>yの関係に設定されてい
る。上記ペンアップ信号によってドライバー32が駆動さ
れ、ソレノイド24への通電が遮断されると、昇降体10は
コイルスプリング22の弾発力によって所定の位置まで上
昇する。この昇降体10の上昇により、記録ペン18は上昇
し、芯46の先端が作画面から離反する。この記録ペン18
が上昇するとき、保持管56は、コイルスプリングS1の弾
発力によって該保持管56の鍔部が筒体54の底壁に係止さ
れるまで、筒体54に対して相対的に下降する。この保持
管56の筒体54に対する下降により、ゴム体57に密嵌する
芯46は、該ゴム体57との摩擦力により、保持管56と連動
して下降する。この芯46の下降により、芯46は、チャッ
ク48,50に対して相対的に下降方向に引張られるのであ
るが、この芯46の引張方向は、チャック48と50の締付力
が緩む方向に作用するため、芯46は、その摩耗量分だ
け、保持管56と連動してチャック48,50間をスライド
し、下方向に繰り出されることになる。尚、カウント回
路64がペンアップ信号を出力すると、この信号はオア回
路68を経て、カウント回路64のリセット端子に入力さ
れ、カウント回路64がリセットされる。このようにし
て、ペンアップ動作ごとに芯46がその摩耗量分下方向に
繰り出される。芯46が短くなると、芯46は第7図に示す
ように、チャック48と50との間から外れ、チャック48,5
0は、これらの下部がテーパー面42aと曲面48a,50a、鋼
球52及びコイルスプリングの相互案内作用により、互い
に当接し、この当接状態のチャック48,50の下端面によ
って芯46の上端を係止することになる。作図の一工程が
完了すると、用紙の張り替えのために、ホストコンピュ
ータ84からYレール除去信号がコントローラに入力さ
れ、上記バッファはローカルモード即ち、データは受け
取るが出力しない状態に移行する(ステップ3)。
一方、コントローラのソレノイド制御手段の入力端にペ
ンアップ信号が入力される。これによりソレノイド制御
手段はソレノイド24にペンアップ信号(電流ゼロ)を出
力し、画線ヘッド8のペンホルダー16が上昇し、ペンア
ップ状態となる。次に、ホストコンピュータ84の上記Y
レール6除去信号により、コントローラの一方向高速パ
ルス発振手段のパルス信号がX,Yモータ34,36のドライバ
に供給され、X,Yモータ34,36が正方向に高速回転し、Y
レール6が第9図中、+X座標方向に、画線ヘッド6が
移動レール4に沿って+Y座標方向に高速で移動する。
Yレール6がテーブル4上の用紙載置面から+X方向に
離脱した所定の位置まで移動し、画線ヘッド8がYレー
ル6の第9図中、右端まで移動したところでX,Yモータ3
4,36が停止する。移動レール6が用紙載置面から離脱し
た設定位置に待機した状態において、操作者は、テーブ
ル4上に用紙を張り替える。次にホストコンピュータ84
からリモートコマンド信号が入力されると(ステップ
6)、コントローラはX,Yモータ34,36を駆動して、画線
ヘッド8を原点位置まで移動させ、しかる後に、ホスト
コンピュータ84から供給される各種作図コマンドに基
き、コントローラはX,Yモータ34,36及びソレノイド24を
制御して所定の作図を行う。作図中、芯46が摩耗し、第
7図に示すように、芯46が芯チャック48,50から外れる
と、芯46の下端がテーブル4上の画紙に圧接するのに必
要とされる昇降体10の下降量が増大し、記録ペン下降時
において、永久磁石41は検出器39に更に接近する。芯46
の全長が第8図に示すように、ゴム体57を含む芯保持管
56の全長より若干長い状態即ち、芯なし直前まで短くな
り、芯46の上端がゴム体57の上端より若干突出した状態
で、ペンダウン信号により、芯46の下端が画紙面に当接
するまで、ソレノイド24の励磁力により昇降体10が下降
すると、永久磁石41がその磁束が検出器39に検出される
位置まで下降し、該検出器39が働いて、芯無し直前信号
を出力する(ステップ11)。例えば、xを13mm、yを5m
m、芯チャック48,50の下端と芯保持管56の上端との間の
ペンアップ状態における間隔即ち初期設定間隔を12mm、
ペンアップ状態のときの芯保持管56の下端と作画面との
間隔を2mmとすると、記録ペン18が、ペンアップ状態か
らペンダウンすると、昇降体10即ち記録ペン18は、2mm
下降する。該状態において、磁石41は、検出器39に対し
て11mm上方にある。ペンダウン状態で作画が行われ、芯
46が5mm摩耗すると、コントローラは、ペンアップ信号
を出力する。この状態において、昇降体10は、芯46の摩
耗量と同量下降するので、昇降体10は、ペンアップ状態
から7mm下降したことになる。このとき、磁石41は、検
出器39に対して6mm上方にあり、検出器39は、磁石41の
磁束を検出しない。記録ペン18のペンアップが行われる
と、磁石41と検出器39の間隔xが初期状態に復帰し、芯
保持管56も初期状態に復帰する。従って、芯46が芯チャ
ック48,50から外れないうちは、記録ペン18は、ペンア
ップ状態から7mm以上下降することがないので、検出器3
9は、磁石41を検出することがない。しかるに、芯46が
短くなって、芯チャック48,50から外れてしまい、ペン
アップ時、芯46が芯保持管46の上端から3mmだけ方向に
突出した状態になったと仮定する。芯保持管46の上端と
芯チャック下端との間隔は、12mmなので、記録ペン18が
ペンアップ状態から2mm下降して、芯保持管46の下端が
作画面に当接した後、更に、芯チャック48,50の下端
が、芯46の上端に圧接するまで、即ち、9mm更に下降す
ることで、作画面に筆圧がかかり、ペンダウンが完了す
る。即ち、記録ペン18は、ペンアップからペンダウンま
で、11mm下降することになる。この状態では、まだ、磁
石41は、検出器39に対して2mm上方にあり、検出器39
は、磁石41を検出しない。この後、作図が行われて、芯
46が2mm摩耗すると、芯46は、芯保持管56の上端からわ
ずか1mm突出する芯なし直前の状態となり、磁石41は検
出器39と向き合い、検出器39が芯なし直前検出信号を出
力する。芯46が1mmでも芯保持管56から突出していれ
ば、芯チャック48,50の下端面によって、作画面に筆を
かけることが可能であり、この状態を芯なし直前状態と
いう、芯46の長さが芯保持管56の長さと同じとなって、
芯46が芯保持管56の上端から突出しなくなると、もは
や、芯46を作画面に加圧することができない。この状態
を芯なし状態という。上記検出器39のペン無し直前信号
はCPUに送られ、CPUはこの信号を受け、予じめ記憶され
たプログラムに従って、1つの作画コマンド実行後、画
線ヘッド8を停止し、しかる後に、自動ペン交換信号を
出力する。このペン交換信号に基いて、画線ヘッド8の
記録ペン18は、ペンストッカー38の所望の記録ペンと自
動的に交換される(ステップ12)。ペン交換後、作画動
作は続行される(ステップ8)。尚、第2図に示すよう
に上記検出器39のペン無し直前信号に基いて、CPUは、
芯無し警報ランプを点灯し(ステップ13)、記録ペン18
を自動的にペンストッカー38側に返却し(ステップ1
4)、コントローラのモードがローカル状態に自動的に
切り換わるようにしても良い。オペレータは、このロー
カル状態において、手動操作によりペン交換又は芯補充
を行ない、リモートスイッチ80を押して(ステップ1
7)、作画動作を続行させる。また、検出器39は、記録
ペン18が所定位置下降したとき、投入されるリミットス
イッチにより構成しても良い。また、自動製図機は作画
面を床面に対して垂直とした構成即ち、第9図が正面図
となるような構成としても良い。
従って、上記明細書において、用いた上昇と下降という
表現は作画面を基準としたものであり、作画面を垂直に
設定した場合には、作画面に垂直に近づく移動が下降、
遠ざかる方向の移動が上昇ということになる。
〔効果〕
本発明は上述の如く、記録ペンの芯なし直前を検出し
て、記録ペンの自動又は手動交換動作に移行するように
したので、一つの作画コマンドを実行中に芯切れとなる
ことがないという効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図はフローチャート、第2図は他の実施例を示すフ
ローチャート、第3図は断面図、第4図は部分断面図、
第5図は部分側面図、第6図は断面図、第7図は断面
図、第8図は断面図、第9図は平面図、第10図はブロッ
ク説明図である。 2……機体,4……テーブル,6……Yレール,8……画線ヘ
ッド,10……昇降体,12……ペン保持枠,14……ペン保持
アーム,16……ペンホルダー,18……記録ペン,20……ガ
イド軸,22……コイルばね,24……ソレノイド,30……CP
U,32……ソレノイドドライバ,33……ペン保持検出器,3
4,36……モータ,38……ペンストッカー,39……芯無し直
前検出器,40……ホルダー筒,44……頭部ブロック,42…
…案内筒,46……芯,48,50……芯チャック,56……芯保持

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダー筒40と、該ホルダー筒40の下部に
    軸方向にスライド自在に保持され下端部が前記ホルダー
    筒40の下端から所定量突出するとともに、中間部に形成
    された鍔部の下面が前記ホルダー筒40の下部に形成され
    た係止部に対向するとともに内部に芯46を摩擦力を有し
    てスライド自在に保持する芯保持管56と、前記芯保持管
    56の鍔部を前記ホルダー筒40の係止部の方向に付勢する
    スプリングS1と、内側にテーパー面42aが形成され、前
    記ホルダー筒40内に固設された案内筒42と、前記芯保持
    管56の上方に所定間隔を有して前記案内筒42内にスプリ
    ングによって保持され、鋼球52を介して前記テーパー面
    42aと対向する曲面48a,50aを有し、前記ホルダー筒40に
    対して上方向に向かう移動力が加わると内部に挿入され
    た芯46を把持し前記ホルダー筒40に対して下方向に向か
    う移動力が加わると内部に挿入された芯46の把持を解除
    する芯チャック48,50と、前記芯チャック48,50を前記ホ
    ルダー筒40に対して上方向に付勢するスプリングとを備
    え、前記ホルダー筒40を作画面に接近させ前記芯チャッ
    ク48,50内及び前記芯保持管56内に挿入された芯46の先
    端を前記芯保持管56の先端とともに作画面に圧接する
    と、該芯46の上昇力が前記芯チャック48,50に伝わり、
    該芯46が前記芯チャック46,50に把持され該芯チャック4
    8,50を介して前記芯46がホルダー筒40の定位置に保持さ
    れ前記ホルダー筒40を前記作画面に対して垂直方向に加
    圧しつつ水平方向に移動すると、前記芯46の摩耗にとも
    なって前記ホルダー筒40が下降するようにした構成の記
    録ペン18を用い、該記録ペン18の前記ホルダー筒40を、
    軸方向にずれないように画線ヘッド8の昇降可能なペン
    保持アーム14に保持し、前記ペン保持アーム14によって
    前記ホルダー筒40を作画面に対して垂直方向に加圧しつ
    つ前記画線ヘッド8を作画面に対して相対的にXY方向に
    平行移動して作図を行なうようにし、前記ペン保持アー
    ム14を所定位置まで上昇し、前記ホルダー筒40を定位置
    まで上昇させると、前記芯保持管56が前記ホルダー筒40
    に係止されるまで相対的にスプリング力によって下降
    し、この下降によって前記芯チャック48,50に保持され
    ている芯46がその摩耗量分前記芯保持管56の下降と連動
    して前記芯チャック48,50から引き出されるようにした
    自動製図機において、前記画線ヘッド8に、前記ペン保
    持アーム14が所定位置まで下降したときこれを検出する
    芯無し直前検出器39を配設し、前記ペン保持アーム14
    は、芯の摩耗量に基づいて前記ペン保持アーム14が前記
    芯無し直前検出器39に検出される前にペンアップ信号に
    よって上昇されるようにし、芯46が短くなって前記芯チ
    ャック48,50から芯46が外れ、閉じた芯チャック48,50の
    下端面によって芯46の上端が係止される状態のとき前記
    ペン保持アーム14が所定位置まで下降すると、前記ペン
    保持アーム14が所定位置まで下降したことが前記芯無し
    直前検出器39に検出され、この芯無し直前検出器39の検
    出信号に基づいて筆記芯交換動作に移行するようにした
    ことを特徴とする自動製図機。
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