JPH0743382Y2 - 扉錠におけるハンドル座の間隔調整機構 - Google Patents

扉錠におけるハンドル座の間隔調整機構

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JPH0743382Y2
JPH0743382Y2 JP2413793U JP2413793U JPH0743382Y2 JP H0743382 Y2 JPH0743382 Y2 JP H0743382Y2 JP 2413793 U JP2413793 U JP 2413793U JP 2413793 U JP2413793 U JP 2413793U JP H0743382 Y2 JPH0743382 Y2 JP H0743382Y2
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JP
Japan
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seat
door
engaging
handle
adjusting mechanism
Prior art date
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JP2413793U
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JPH0678549U (ja
Inventor
健蔵 納口
徳太 並木
Original Assignee
技研金物株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアの厚みに応じて内
外のハンドル座の間隔を調整できるようにした扉錠にお
けるハンドル座の間隔調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】扉錠をドアに取付けるには、通常、図2
に示したように、錠本体11より若干大きめの取付け孔
2をドア1の端面から面方向内方へ穿ち、そこへ錠本体
11を嵌込んだ上、ドア1の両面に内側ハンドル座14
と外側ハンドル座13を当てて締付け固定するようにし
ている。
【0003】ところが一般に、ドア1には厚手のものと
薄手のものがあり、薄手のドア1の場合には、錠本体1
1の取付け孔2をドア1の端面から内方に穿つと、その
部分の前板3と後板4の肉厚が必要以上に薄くなり、そ
の結果、内側ハンドル座14と外側ハンドル座13をネ
ジ8により締付けてゆくと、取付け孔2と錠本体11と
の間の隙間に相当する分前板3と後板4内方に凹んでし
まうといった不都合が生じる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
ドアの厚みの如何に拘りなく扉錠をドアに正しく装着す
ることのできる新たなハンドル座の間隔調整機構を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案はこの
ような課題を達成するための扉錠におけるハンドル座の
間隔調整機構として、錠本体とハンドル座との間に介装
する間隔調整機構を互いに接合し合う2つの部材により
構成するとともに、一方の部材の接合面に、少なくとも
3つの係合凸部を等角度間隔に配設し、他方の接合面に
は、これらの係合凸部と係合する複数組の係合凹部群を
互いに深さを異ならしめて配設し、係合凸部をこれらの
係合凹部群の1つの組に係合させることにより、ハンド
ル座の間隔をドアの厚みに一致させるようにしたもので
ある。
【0006】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1、図2は本考案の一実施例をなす間隔調整機構
を備えた扉錠を示したものであり、また図3、図4はこ
の間隔調整機構を示したもので、はじめに、図1、図2
をもとにドア1への扉錠10の取付けと間隔調整機構の
装着位置関係について説明する。
【0007】図中符号11は、ドア1の端面から面方向
内方へ穿った取付け孔2に嵌込まれる錠本体で、この錠
本体11は、この上にフロント12を当てがってネジ7
によりドア1に取付けられる。
【0008】一方、ドア1の前板3と後板4に穿った丸
孔5には、錠本体11の角孔11aに合わせて前後から
外側ハンドル座13と内側ハンドル座14が当てがわれ
た上、ネジ8により固定され、さらにこれらの上にはカ
バー15、16が被せられ、一方の面からドアレバー1
7の角軸17aを挿通し、錠本体11の角孔11aを通
して他方の面に取付けたドアレバー18の角孔18aに
嵌合させてネジ19により固定するように構成されてい
る。
【0009】これに対して図中符号20は、ドア1の厚
みに応じて内側ハンドル座14と外側ハンドル座15の
間隔を調整する本考案の特徴部分をなす間隔調整ユニッ
トで、この間隔調整ユニット20は、図3、図4に示し
たように、雌型座21と雄型座26とによって構成され
ている。
【0010】雌型座21は、図3に示したように、その
一面に、16本の放射状の凹溝22a〜d‥‥が削成さ
れている。これらの凹溝22a〜d‥‥は、それぞれ9
0°の間隔をおいて第1の凹溝22aは深さが2.0m
m、第2の凹溝22bは深さが1.5mm、第3の凹溝2
2cは深さが1.0mm、第4の凹溝22dは深さが0.
5mmをなしていて、それぞれ雄型座26の一面に設けた
4本の放射状の凸条28‥‥と噛合うように構成されて
いる。
【0011】これに対して雄型座26は、その一面に上
述した凸条28‥‥が90゜の間隔をおいて突出形成さ
れていて、上述した各凹溝22a〜d‥‥群の選択され
た1つの組に噛合うように構成されている。
【0012】なお、図中符号23、27は、外側ハンド
ル座13に設けた位置決めピン13aと係合して度決め
される雌型座21及び雄型座26の外周に形成された凹
部を示している。
【0013】このように構成された実施例において、い
ま厚みが2Aのドア1に錠本体11の厚みが2Bの扉錠
10を取付けるには、図1に示したように、はじめに雄
型座26の凸条28を雌型座21の凹溝22a〜d‥‥
のいずれか1つの組に噛合わせるようにして重合し、両
座21、26を合体させた調整ユニット20の厚みtが
2A−2B/2となるように調整した上で、これらを錠
本体11と内側ハンドル座13、外側ハンドル座14と
のそれぞれの間に介在させる。
【0014】すなわち、厚み2Aが最も薄いドア1の場
合には、雄型座26の凸条28を雌型座21に設けた
2.0mmの深さの凹溝22aに噛合わせ、また厚み2A
が最も厚いドア1の場合には、凸条28を0.5mmの深
さの凹溝22dに噛合わせることにより、調整ユニット
20の厚みtを1.0mmから3.0mmの範囲内で調整
し、錠本体11の厚み2Bと各調整ユニット20の厚み
tの合計がドア1の肉厚2Aとなるように調整して、こ
れらの調整ユニット20を外側ハンドル座13と内側ハ
ンドル座14との間に介在させる。
【0015】これにより、外側ハンドル座13と内側ハ
ンドル座14をドア1の表裏面からネジ8で締付けて
も、ドア1の前板3と後板4とに撓みを生じさせること
なく扉錠を強固に固定することができる。
【0016】図5乃至図7は本考案の第2の実施例を示
したものである。このものは、外側ハンドル座33と内
側ハンドル座34の各内面を雌型面21となして、そこ
に、深さの異なる4種の凹溝32a〜dをそれぞれ12
0度の間隔をおいて放射状に形成する一方、この雌型面
21に重合する雄型座36には、120°の間隔をおい
て3本の凸条28‥‥を設け、これらを雌型面21の凹
溝32a〜dの任意の1組に噛み合わせることによっ
て、ドア1の厚みに合わせるようにしたものである。
【0017】なお、この実施例では、ハンドル座13、
14の各内面を雌型面21としたものであるが、この面
を雄型面とし、この面に接合する雄型座38を雌型座と
して構成することもできる。
【0018】また、上記したいずれかの実施例も放射状
の凸条28、38と放射状の凹溝22a〜d、32a〜
dを選択的に係合させるようにしたものであるが、これ
らの凸条28、38を係合凸部とし、凹溝22a〜d、
32a〜dを係合凸部として構成することもできる。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、錠本
体とハンドル座との間に、間隔調整機構を介在させて、
その一方の部材に設けた係合凸部を他方の部材に設けた
深さを異にする係合凹部の1つの組に係合させるように
したので、調整機構を構成する2つの部材の角度を変え
て接合させるだけで、内外一対のハンドル座の間隔をド
アの厚みに正しく一致させることを可能となして、ドア
の外板に歪み等を生じさせることなく扉錠をドアに強固
に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す扉錠の組付け断面図で
ある。
【図2】同上装置の分解斜視図である。
【図3】(a)(b)は雌型座の内面と側面を示した図
である。
【図4】(a)(b)は雄型座の内面と側面を示した図
である。
【図5】本考案の他の実施例を示す扉錠の組付け断面図
である。
【図6】(a)(b)は雌型座の内面と側面を示した図
である。
【図7】(a)(b)は雄型座の内面と側面を示した図
である。
【符号の説明】
1 ドア 11 錠本体 13 外側ハンドル座 14 内側ハンドル座 17、18 ハンドル 20 間隔調整ユニット 22a〜d、32a〜d 深さを異にする凹溝 28、38 凸条

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠本体とハンドル座との間に介装する間
    隔調整機構であって、該間隔調整機構を互いに接合し合
    う2つの部材により構成するとともに、該一方の部材の
    接合面に、少なくとも3つの係合凸部を等角度間隔に配
    設し、他方の接合面には、上記各係合凸部と係合する複
    数組の係合凹部群を互いに深さを異ならしめて配設した
    ことを特徴とする扉錠におけるハンドル座の間隔調整機
    構。
  2. 【請求項2】 上記間隔調整機構を互いに接合し合う雄
    型座と雌型座により構成するとともに、上記雄型座の接
    合面には上記係合凸部を、上記雌型座には上記係合凸部
    と係合する複数組の深さを異にする凹部群を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の扉錠におけるハンドル座の
    間隔調整機構。
  3. 【請求項3】 上記間隔調整機構を構成する互いに接合
    し合う部材の一方を上記ハンドル座の内面に一体的に形
    成し、他方を上記ハンドル座の内面に接合し合う部材と
    して形成したことを特徴とする請求項1記載の扉錠にお
    けるハンドル座の間隔調整機構。
JP2413793U 1993-04-12 1993-04-12 扉錠におけるハンドル座の間隔調整機構 Expired - Lifetime JPH0743382Y2 (ja)

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JP2413793U JPH0743382Y2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 扉錠におけるハンドル座の間隔調整機構

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JP2413793U JPH0743382Y2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 扉錠におけるハンドル座の間隔調整機構

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JPH0678549U JPH0678549U (ja) 1994-11-04
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JP2413793U Expired - Lifetime JPH0743382Y2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 扉錠におけるハンドル座の間隔調整機構

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JPH0678549U (ja) 1994-11-04

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