JPH0635589Y2 - スピーカの取付け構造 - Google Patents

スピーカの取付け構造

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JPH0635589Y2
JPH0635589Y2 JP16800388U JP16800388U JPH0635589Y2 JP H0635589 Y2 JPH0635589 Y2 JP H0635589Y2 JP 16800388 U JP16800388 U JP 16800388U JP 16800388 U JP16800388 U JP 16800388U JP H0635589 Y2 JPH0635589 Y2 JP H0635589Y2
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JP16800388U
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正実 渡辺
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ナイルス部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スピーカを建築物等の壁面に埋設する、スピ
ーカの取付け構造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、建築物等の壁面、例えば、コンクリート壁などに
スピーカを埋設する構成として、下記のような取付け構
造があつた。
従来この種の技術に於ける第1例は、第9図で示すよう
に、壁101内にスピーカボツクス102を埋設した構成であ
る。この場合は、スピーカ103が固着された枠体104を、
ネジ105でボツクス102に取付ける。このような構成にお
いては、建物の床面に対するスピーカ102の水平度など
を調整するために、枠体104におけるネジ挿入穴104aを
大口径とし、平座金106を通してネジ止めしている。
従来、この種の技術に於ける第2例は、上述のようなネ
ジ止めが不能な場合などにおいて、実開昭62-119084号
公報で開示した技術のように取付ける。この場合は、ス
ピーカを固着したスピーカ枠の表側から裏側に向けて棒
状ネジ部材を挿装し、裏側において圧縮バネを介在し揺
動羽根の一端部を該ネジ部材で螺合した構成である。而
して、この構成においては、スピーカ枠を壁面に形成し
た装着穴位置に合わせ、ネジ部材を締め付けることによ
り、揺動羽根で壁に挟み固定する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の技術においては、いずれもネジ止め取付け用
と揺動羽根による取り付け用の、二種類の枠体が必要に
なり、部品が増加し、組立て生産性が劣るという問題が
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点に鑑み考案したものであり、スピ
ーカを壁面に埋設するスピーカの取付け構造において、
スピーカを固着すると共に、貫通穴を形成した縁部を周
囲に有する枠体と、 上記貫通穴に、弾性係合により嵌着した保持具と、 上記保持具を貫通しかつ保持されたネジ部材と、 上記枠体の裏面側において、一端部を上記ネジ部材に螺
合して配設した揺動板と、 上記保持具と上記揺動板との間に介在すると共に前記ネ
ジ部材に巻装した圧縮バネとを備えてスピーカの取付構
造を構成し、上記従来技術に於ける問題点を解消する。
〔作用〕
上記した構成によれば、スピーカを取付ける枠体を共用
できるので、組立性及び生産性が向上する。また、ネジ
止め取付けの場合には平座金を通してネジ止めし、他
方、揺動板による取付けの場合には、枠体の貫通穴に弾
性係合により保持具をワンタツチで嵌着し、揺動板を取
付けて壁を挟み込むだけで取付けできる。
〔実施例〕
本考案に係るスピーカの取付け構造の好適な一実施例
を、添付図面に基づき詳述する。
1は枠体であり、スピーカ2をネジ3で固着している。
枠体1の全周囲には縁部1aを有している。縁部1aの四隅
には第5図に示す貫通穴1bを形成している。また、貫通
穴1bの上部周縁部分はテーパ状に形成している。枠体1
の裏面には、縁部1aに沿つて薄板状の立壁1cを形成して
いる。尚、貫通穴1bは、後述する保持具4の本体4aが嵌
入し得ると共に、枠体1をネジ止め取付けの場合に、該
枠体1やスピーカ2の建物の床面等に対する取付水平度
などを調整可能な大きさに設定される。
4は保持具であり、上記貫通穴1bに装着される。保持具
4は、貫通穴1bに嵌合する本体4aと、該本体4aの上方に
おいて下面をテーパ状に形成した頭部4bと、該本体4aの
下部に形成した筒部4cと、該筒部4c内に貫通形成したネ
ジ用穴4dと、該頭部4b内において該ネジ用穴4dと同心上
かつ上部に形成した保持穴4eと、該頭部4bから該頭部4c
に沿つて垂下すると共に該筒部4cの半径方向に変形可能
に弾性を有する係止片4fと、該係止片4fの下端に形成し
た係止突起4gで一体的に形成している。
5はネジ部材であり、保持具4のネジ用穴4dに貫通し、
かつり保持穴4eで保持される。
6は板状の揺動板であり、一端部にネジ穴6aを形成し、
枠体1の裏面側においてネジ部材5に螺合して配設して
いる。また、揺動板6は他方側に締付片6bを延設してい
る。
7は圧縮バネであり、保持具4と揺動板6との間に介在
しかつネジ部材5に巻装している。
次に、上記構成における作用を説明する。
先ず、揺動板6により枠体1を取付ける場合について説
明する。
スピーカ2を固着した枠体1の各貫通穴1bに、保持具4
を挿入し軽く押圧する。すると、係止突起4gが貫通穴1b
に挿入する際には係止片4fが筒部4c側に弾性変形し、そ
の後に、自己弾性力により復帰し、該係止突起4gが該貫
通穴1bの周壁1b′隅部に弾性係合することにより嵌着す
る。而して、保持具4は貫通穴1bにワンタツチで嵌着さ
れる。
その後、枠体1の裏側から、保持具4に圧縮バネ7を挿
入する。筒部4cの外径寸法は圧縮バネ7の内径とほぼ同
一の嵌合寸法である。而して、圧縮バネ7は軽く押圧挿
入することにより、筒部4cに嵌着される。また、第4図
で示すように、係止突起4gの背面から圧縮バネ7の外周
面までの隙間S1は、該係止突起4gの先端から貫通穴1bの
周壁1b′までの係合寸法S2よりも若干小寸法に設定して
ある。而して、筒部4cに圧縮バネ7を嵌着したことによ
り、係止突起4gが内側に変形移動しても、該係止突起4g
が貫通穴1bから離脱しない。
更にその後、枠体1の表側から、保持具4のネジ用穴4d
にネジ部材5を挿入する。更に、枠体1の裏側におい
て、圧縮バネ7を押圧しながら揺動板6をネジ部材5に
螺合して配設する。
このようにして組付けられた枠体1において、各揺動板
6の締付片6bを第2図における実線で示すように、該枠
体1の内側であるラインaの角度に納めておく。そし
て、枠体1を壁8に形成した装着穴8aへ挿入し、ネジ部
材5を締め付ける。揺動板6は、常に圧縮バネ7で付勢
されることにより、ネジ部材5との螺合部分の摩擦力が
増大している。而して、ネジ部材5を締め付けると、揺
動板6も該ネジ部材5と共に回転し、第2図における仮
想線で示すラインbの角度に移動する。各揺動板6はラ
インbの角度において、その側端が枠体1の立壁1cに当
接することにより、回転を停止する。この時、ネジ部材
5を更に締め付けることにより、揺動板6は枠体1側に
接近移動し、その締付片6bと縁部1a間で壁8を挟み固定
する。
次に、枠体1をネジ止め取付けをする場合を説明する。
この場合には、第9図で示す従来の構造と同様に、枠体
1における貫通穴1bに、平座金106を介してネジ105でス
ピーカボツクス102に固着する。
従つて、このように1つの枠体1を共用して、壁面にネ
ジ止め取付けと、揺動板6による取付けを一度に行なう
ことができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、スピーカを壁面に
埋設するのに、ネジ止め取付けの場合と揺動板による挟
み固定する場合とを一度で行なうことができ、枠体を共
用できるので組立性及び生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案に係るスピーカの取付構造
の一実施例を示し、第1図は組立状態を示す平面図、第
2図は第1図の底面図、第3図は第1図における矢視A
−A線方向の断面図、第4図は第1図における矢視B−
B線方向の壁に取付けた状態を示す拡大断面図、第5図
は第4図における保持具回りの分解斜視図、第6図は第
5図における保持具の平面図、第7図は第6図の底面
図、第8図は第6図の一部を断面した側面図である。第
9図はスピーカの取付構造の従来例を示す部分拡大断面
図である。 1……枠体、1a……縁部、1b……貫通穴、2……スピー
カ、4……保持具、4a……本体、4b……頭部、4c……筒
部、4d……ネジ用穴、4e……保持部、4f……係止片、4g
……係止突起、5……ネジ部材、6……揺動板、6a……
ネジ穴、6b……締付片、7……圧縮バネ、8……壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカを壁面に埋設するスピーカの取付
    け構造において、 スピーカを固着すると共に、貫通穴を形成した縁部を周
    囲に有する枠体と、 上記貫通穴に、弾性係合により嵌着した保持具と、 上記保持具を貫通しかつ保持されたネジ部材と、 上記枠体の裏面側において、一端部を上記ネジ部材に螺
    合して配設した揺動板と、 上記保持具と上記揺動板との間に介在すると共に前記ネ
    ジ部材に巻装した圧縮バネとを備えたことを特徴とする
    スピーカの取付け構造。
JP16800388U 1988-12-26 1988-12-26 スピーカの取付け構造 Expired - Lifetime JPH0635589Y2 (ja)

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JP16800388U JPH0635589Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 スピーカの取付け構造

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JP16800388U JPH0635589Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 スピーカの取付け構造

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JPH0288390U JPH0288390U (ja) 1990-07-12
JPH0635589Y2 true JPH0635589Y2 (ja) 1994-09-14

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JP4609399B2 (ja) * 2006-08-28 2011-01-12 パナソニック電工株式会社 埋設用機器

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