JPH0743218U - 内燃機関の排気弁駆動装置 - Google Patents

内燃機関の排気弁駆動装置

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JPH0743218U
JPH0743218U JP7599093U JP7599093U JPH0743218U JP H0743218 U JPH0743218 U JP H0743218U JP 7599093 U JP7599093 U JP 7599093U JP 7599093 U JP7599093 U JP 7599093U JP H0743218 U JPH0743218 U JP H0743218U
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雅也 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンに排気ガス再循環装置を配設するに
当たって、EGRガス吸入に伴う新気の充填効率の悪化
を出来るだけ少なくしてエンジンの出力低下を防ぎ、且
つ、エンジンの各種の運転状態に即応して適時適切な量
のEGRガスをシリンダ内に供給し、更に、その装置が
簡単でそのエンジンへの搭載に大きなスペースを取らな
いEGR装置を提供することを目的とする。 【構成】 バルブロッカーアーム24を備えた動弁機構
において、電子制御ユニット33により制御されたアク
チュエータ31により駆動されるピボット29により、
排気弁21のロッカアーム24のロッカサポート28を
押し動かし、前記排気弁21の駆動用カム27による排
気弁21の開弁時期とは異なった時期に該排気弁21を
開弁し、排気管中の排気ガスの一部をシリンダ内に流入
せしめるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、排気ガス中に含まれるNOX の発生量を低減するための内燃機関の 排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、内燃機関においては、シリンダ内でのNOX の発生量を低減するため の手段として、排気ガスの一部を吸気管内に還流させて燃焼最高温度を下げるよ うにした所謂排気ガス再循環装置(EGR)が用いられている。このエンジンの EGR装置は大別すると、メカニカルに制御する方式とマイコン制御方式とがあ る。前者は排気圧力や気化器のベンチュリ負圧など吸入空気量に比例的な量を感 知して制御する方式で、負圧コントロール方式、排圧コントロール方式等があり 、後者はマイコンを利用した電子制御による方式である。
【0003】 上記のマイコン制御式EGR装置は、各種センサからエンジンの運転状態を検 知し、コントロールユニットから出力される電気信号によりアクチュエータを作 動させEGRバルブ開度を自由に制御する構成をとっている。図4にその一例を しめす。図において、1はエンジン、2は吸気マニホールド、3は排気マニホー ルド、4はEGRバルブ、5は電子制御ユニット(ECU)、6はEVRV (El ectronic Vacuum Regulating Valve) 、7は真空ポンプである。センサからEC U5に入力されるエンジン回転数信号Eとアクセル開度信号Aに応じてECU5 により制御されてEVRV6に出された信号によりEVRV6が開いて真空ポン プ7とEGRバルブ4が連通し、EGRバルブ4が開かれて排気マニホールド3 より出た排気ガスの一部がEGRバルブ4を経て吸気マニホールド2に吸入され てEGRが行われる。
【0004】 なお、従来の内燃機関の動弁機構の主な形式には図5に示すようなものがある 。これをカム8から弁11までの間に介在して弁11を動かす要素部品の形式に より分類すると、バルブロッカアーム9を用いたもの(a,b,d)と、弁リフ タ10を用いたもの(c)との2種類の形式がある。
【0005】 上記の従来のEGR装置は、いずれも吸入空気に、排気ガスの一部を吸気管を 経て混入させるために、その分だけ吸入空気量が減少しエンジンの出力が減少す るという不都合がある。また、このための装置として、すべてEGRバルブを必 要とするが、これにはエンジンへの搭載上の制約があり大きいものが付けられず 、それがEGRの容量の限界となっている。
【0006】 上記の問題点を解決するために、従来、種々の提案がなされている。その例を 1げると、特開昭52−56211号公報、特開昭53−97114号公報等が あり、いずれもEGRガスを吸気管を経ずに直接排気弁よりシリンダ内に導入す る手段として排気行程時以外の時期に排気弁を開くための排気弁用の第二のカム (補助カム)を備えている。従ってこれらの装置にはEGRバルブが不要である 。
【0007】 しかしながら、上記の特開昭52−56211号公報および特開昭53−97 114号公報に記載されたものは、EGRガスの導入をメカニカルに制御してい る方式の一種で、EGRガス導入のための排気弁のリフト量及び開弁時期の設定 はEGR用の第二のカムの形状により一義的に決められるために、エンジンの各 種の運転状態に応じた微妙な制御を適切に行うことが難しい。
【0008】 上記の種々の問題点を解決するために本考案においては、エンジンに排気ガス 再循環装置を配設するに当たって、EGRガス吸入に伴う新気の充填効率の悪化 を出来るだけ少なくしてエンジンの出力低下を防ぎ、且つ、エンジンの各種の運 転状態に即応して適時適切な量のEGRガスをシリンダ内に供給し、更に、その 装置が簡単でそのエンジンへの搭載に大きなスペースを取らないEGR装置を提 供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案においては、バルブロッカアームを備えた 動弁機構において、電子制御ユニットにより制御されたアクチュエータにより駆 動されるピボットにより、排気弁のロッカアームのロッカサポートを押し動かし 、前記排気弁の駆動用カムによる排気弁の開弁時期とは異なった時期に該排気弁 を開弁し、排気管中の排気ガスの一部を直接シリンダ内に流入せしめるように構 成したことを特徴とする内燃機関の排気弁駆動装置を提供する。
【0010】
【作用】
エンジンの運転中に、エンジン回転数、アクセル開度、カム角度を各センサー により検知した信号がECUに入り、ECUは、特にEGRを必要とする領域を 検知し、適正なEGRが行える時期にアクチュエータを作動させてピボットによ り、排気弁のロッカアームのロッカサポートを押し動かし、エンジンの排気行程 における排気弁の開弁時期以外の時期に、直接排気管よりエンジンのシリンダ内 に排気弁を通じて排気ガスの一部がEGRガスとしで供給される。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に本考案の実施例による排気弁駆動装置の一部断面正面図、図2に前記装 置の平面図、図3にその要部分解斜視図を示す。 図において、21は排気弁、22はシリンダヘッド、23はシリンダヘッドカ バー、24はロッカーアーム、25はプッシュロッド、26バルブリフター、2 7はカム、28はロッカーサポート、29はピボット、30はロッカーシャフト 、31はアクチュエータ、32はスプリング、33はECUである。
【0012】 図に示すように、本装置においえは排気弁のロッカーシャフト30は各排気弁 毎に分離して別々に独立して設けられ、通常のエンジンのように一本の共通のロ ッカーシャフトを各バルブのロッカーアームに通す形式にはなっていない。 各排気弁のロッカーシャフト30は各排気弁毎に設けられたロッカサポート2 8に固定され、このロッカーサポート28はピボット29を介してシリンダヘッ ド22に固定されている。 ロッカーサポート28の下面282はピボット29の上面291に接し、且つ 、その下面282の中央部より下方に伸びた突起部283はピボット29の上面 291の中央部に穿設された穴部293に嵌合している。ピボット29の下部に は雄ねじ292が螺切され、シリンダヘッド22に螺切された雌ねじ221と螺 合している。 ロッカーサポート28の上面281とシリンダヘッドカバー23との間にはス プリング32が配設され、このスプリング32によりロッカーサポート28は常 に下方に押圧されている。 ロッカーアーム24はロッカーシャフト30に回動自在に嵌合している。これ により、カム27、バルブリフタ26、プッシュロッド25、ロッカーアーム2 4を経た作動により、通常の排気弁21の開閉が行われる。
【0013】 アクチュエータ31は、アーム294、295を介してピボット29を回動さ せる。アクチュエータ31は、エンジンの運転状態に応じたECU33よりの指 令に基づいて作動してピボット29を回動させ、それにより、ピボット29とシ リンダヘッド22とのねじ部が摺動し、ピボット29が上下に移動し、ロッカー サポート28、即ち、ロッカーシャフト30のシリンダヘッド22よりの高さが 変化する。これにより、通常排気弁21が閉じている時期にロッカーシャフト3 0を押し下げて排気弁21を開くことが可能となる。
【0014】 アクチュエータ31はエンジンの排気行程において排気弁21が開いている時 には作動しない。エンジンの運転中に、エンジン回転数、アクセル開度、カム角 度を各センサーにより検知した信号(それぞれ、E、A、C)がECU33に入 り、ECU33は特にEGRを必要とする軽負荷域等を検知し、適正なEGRが 行える時期にアクチュエータ31を作動させて排気弁21を開く。この排気弁の 開く時期は、ほぼ、吸気行程の後半の時期で、吸気弁が閉じた後も、シリンダ内 圧の低い期間は含まれ、この時期は前記ECU33の制御により選ばれ、直接排 気管よりエンジンのシリンダ内に排気弁21を通じて排気ガスの一部がEGRガ スとして供給される。
【0015】
【考案の効果】
本考案を実施することにより次の効果を奏する。 (1) 排気ガス中に含まれるNOX の発生量を低減することができる。 (2) 従来の排気ガス再循環装置(EGR)に見られるような排気ガスを吸気管 へ導くためのEGRバルブ及び各種配管等の排気ガス導入手段を必要とせず、装 置が簡単でスペースを取らない。 (3) 従来のEGR装置においては高温の排気ガスが新気の混合気と共にシリン ダ内へ流入するために混合気の充填効率が悪化しエンジンの出力低下や燃料消費 率の増加等の不具合が多くあったが、本考案によればエンジンの吸気行程のほぼ 後半及びこれに続く圧縮行程の初期の、シリンダ内圧の比較的低い時期において 、直接排気弁よりシリンダ内に排気ガスを流入させるために新気の充填効率に対 する悪影響が少ない。 (4) EGRガス導入のための排気弁の開閉制御に電子制御ユニット(ECU) を用いたことにより、エンジンの運転状態に応じて特にEGRの必要な軽負荷域 等における、微妙な制御が可能となり、排気弁のリフト量、リフト期間を適正に 操作することにより最適なEGR率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、図1はその排気弁駆動
装置の一部断面正面図である。
【図2】図1に示す装置のA−A視平面図である。
【図3】図1に示す装置の要部分解斜視図である。
【図4】従来のマイコン制御式EGR装置の一例を示
す。
【図5】従来の内燃機関の動弁機構の主な形式を示す。
図5(a) 、(b) 、(d) はロッカアームを用いたもの、図
5(c) は弁リフタを用いたものを示す。
【符号の説明】
1…エンジン 2…吸気マニホルド 3…拝気マニホルド 4…EGRバルブ 5,33…電子制御ユニット(ECU) 6…EVRV 7…真空ポンプ 8,27…カム 9,24…ロッカアーム 10…弁リフタ 11…弁 21…排気弁 22…シリンダヘッド 23…シリンダヘッドカバー 25…プッシュロッド 26…バルブリフター 28…ロッカーサポート 29…ピボット 30…ロッカーシャフト 31…アクチュエータ 32…スプリング 221…シリンダヘッド雄ねじ 281…ロッカーサポート上面 282…ロッカーサポート下面 283…ロッカーサポート突起部 291…ピボット上面 292…ピボット雄ねじ 293…ピボット穴部 294,295…ピボットアーム E…エンジン回転数信号 A…アクセル開度信号 C…カム角度信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 510 B 580 C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブロッカアーム(24)を備えた動
    弁機構において、電子制御ユニット(33)により制御
    されたアクチュエータ(31)により駆動されるピボッ
    ト(29)により、排気弁(21)のロッカアーム(2
    4)のロッカサポート(28)を押し動かし、前記排気
    弁(21)の駆動用カム(27)による排気弁(21)
    の開弁時期とは異なった時期に該排気弁(21)を開弁
    し、排気管中の排気ガスの一部を直接シリンダ内に流入
    せしめるように構成したことを特徴とする内燃機関の排
    気弁駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101012446B1 (ko) * 2007-09-28 2011-02-08 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 Egr 장치
WO2021100977A1 (ko) * 2019-11-20 2021-05-27 장순길 연속 가변 동작 밸브 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101012446B1 (ko) * 2007-09-28 2011-02-08 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 Egr 장치
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