JPH078537U - 内燃機関の排気弁駆動装置 - Google Patents
内燃機関の排気弁駆動装置Info
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- JPH078537U JPH078537U JP3697993U JP3697993U JPH078537U JP H078537 U JPH078537 U JP H078537U JP 3697993 U JP3697993 U JP 3697993U JP 3697993 U JP3697993 U JP 3697993U JP H078537 U JPH078537 U JP H078537U
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- valve
- exhaust
- exhaust valve
- engine
- egr
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンに排気ガス再循環装置を配設するに
当たって、EGRガス吸入に伴う新気の充填効率の悪化
を出来るだけ少なくしてエンジンの出力低下を防ぎ、且
つ、エンジンの各種の運転状態に即応して適時適切な量
のEGRガスをシリンダ内に供給し、更に、その装置が
簡単でそのエンジンへの搭載に大きなスペースを取らな
いEGR装置を提供することを目的とする。 【構成】 弁リフタ10を備えた動弁機構において、電
子制御ユニット5により制御されたアクチュエータ14
により駆動されるプッシュロッド17により、排気弁2
3の弁リフタ10を押し動かし、前記排気弁23の駆動
用カム8による排気弁23の開弁時期とは異なった時期
に該排気弁23を開弁し、排気管中の排気ガスの一部を
シリンダ内に流入せしめるように構成する。
当たって、EGRガス吸入に伴う新気の充填効率の悪化
を出来るだけ少なくしてエンジンの出力低下を防ぎ、且
つ、エンジンの各種の運転状態に即応して適時適切な量
のEGRガスをシリンダ内に供給し、更に、その装置が
簡単でそのエンジンへの搭載に大きなスペースを取らな
いEGR装置を提供することを目的とする。 【構成】 弁リフタ10を備えた動弁機構において、電
子制御ユニット5により制御されたアクチュエータ14
により駆動されるプッシュロッド17により、排気弁2
3の弁リフタ10を押し動かし、前記排気弁23の駆動
用カム8による排気弁23の開弁時期とは異なった時期
に該排気弁23を開弁し、排気管中の排気ガスの一部を
シリンダ内に流入せしめるように構成する。
Description
【0001】
本考案は、排気ガス中に含まれるNOX の発生量を低減するための内燃機関の排 気ガス浄化装置に関する。
【0002】
一般に、内燃機関においては、シリンダ内でのNOX の発生量を低減するため の手段として、排気ガスの一部を吸気管内に還流させて燃焼最高温度を下げるよ うにした所謂排気ガス再循環装置(EGR)が用いられている。このエンジンの EGR装置は大別すると、メカニカルに制御する方式とマイコン制御方式とがあ る。前者は排気圧力や気化器のベンチュリ負圧など吸入空気量に比例的な量を感 知して制御する方式で、負圧コントロール方式、排圧コントロール方式等があり 、後者はマイコンを利用した電子制御による方式である。
【0003】 上記のマイコン制御式EGR装置は、各種センサからエンジンの運転状態を検 知し、コントロールユニットから出力される電気信号によりアクチュエータを作 動させEGRバルブ開度を自由に制御する構成をとっている。図2にその一例を しめす。図において、1はエンジン、2は吸気マニホールド、3は排気マニホー ルド、4はEGRバルブ、5は電子制御ユニット(ECU)、6はEVRV (El ectronic Vacuum Regulating Valve) 、7は真空ポンプである。センサからEC U5に入力されるエンジン回転数信号Eとアクセル開度信号Aに応じてECU5 により制御されてEVRV6に出された信号によりEVRV6が開いて真空ポン プ7とEGRバルブ4が連通し、EGRバルブ4が開かれて排気マニホールド3 より出た排気ガスの一部がEGRバルブ4を経て吸気マニホールド2に吸入され てEGRが行われる。
【0004】 なお、従来の内燃機関の動弁機構の主な形式には図3に示すようなものがある 。これをカム8から弁11までの間に介在して弁11を動かす要素部品の形式に より分類すると、ロッカアーム9を用いたもの(a,b,d)と、弁リフタ10 を用いたもの(c)との2種類の形式がある。
【0005】 上記の従来のEGR装置は、いずれも吸入空気に、排気ガスの一部を吸気管を 経て混入させるために、その分だけ吸入空気量が減少しエンジンの出力が減少す るという不都合がある。また、このための装置として、すべてEGRバルブを必 要とするが、これにはエンジンへの搭載上の制約があり大きいものが付けられず 、それがEGRの容量の限界となっている。
【0006】 上記の問題点を解決するために、従来、種々の提案がなされている。その例を あげると、特開昭52−56211号公報、特開昭53−97114号公報等が あり、いずれもEGRガスを吸気管を経ずに直接排気弁よりシリンダ内に導入す る手段として排気行程時以外の時期に排気弁を開くための排気弁用の第二のカム (補助カム)を備えている。従ってこれらの装置にはEGRバルブが不要である 。
【0007】 しかしながら、上記の特開昭52−56211号公報および特開昭53−97 114号公報に記載されたものは、EGRガスの導入をメカニカルに制御してい る方式の一種で、EGRガス導入のための排気弁のリフト量及び開弁時期の設定 はEGR用の第二のカムの形状により一義的に決められるために、エンジンの各 種の運転状態に応じた微妙な制御を適切に行うことが難しい。
【0008】 上記の種々の問題点を解決するために本考案においては、エンジンに排気ガス 再循環装置を配設するに当たって、EGRガス吸入に伴う新気の充填効率の悪化 を出来るだけ少なくしてエンジンの出力低下を防ぎ、且つ、エンジンの各種の運 転状態に即応して適時適切な量のEGRガスをシリンダ内に供給し、更に、その 装置が簡単でそのエンジンへの搭載に大きなスペースを取らないEGR装置を提 供することを目的とする。
【0009】
上記の目的を達成するために本考案においては、弁リフタを備えた動弁機構に おいて、電子制御ユニットにより制御されたアクチュエータにより駆動されるプ ッシュロッドにより、排気弁の弁リフタを押し動かし、前記排気弁の駆動用カム による排気弁の開弁時期とは異なった時期に該排気弁を開弁し、排気管中の排気 ガスの一部をシリンダ内に流入せしめるように構成したことを特徴とする内燃機 関の排気弁駆動装置を提供する。
【0010】
エンジンの運転中に、エンジン回転数、アクセル開度、カム角度を各センサー により検知した信号がECUに入り、ECUは、特にEGRを必要とする領域を 検知し、適正なEGRが行える時期にアクチュエータを作動させてプッシュロッ ドにより排気弁の弁リフタを押し動かし排気弁を開く。この排気弁の開く時期は 、エンジンの排気行程における排気弁の開弁時期以外の時期において前記ECU の制御により選ばれ、直接排気管よりエンジンのシリンダ内に排気弁を通じて排 気ガスの一部がEGRガスとしで供給される。
【0011】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1に前記弁リフタ10を備えた 動弁機構において、排気弁の駆動用カム8による排気弁23の開弁時期とは異な った時期に該排気弁23を開弁する装置をしめす。図1(a) はその構成を示す一 部断面正面図、図1(b) は図1(a) の側面図をしめす。図において、18はカム シャフト、8はカム、10は弁リフタ、21はバルブスプリング、22はバルブ ステム、23は排気弁で、ここまでは、従来の動弁機構と同様である。
【0012】 本考案の特徴とする装置としては、プッシュロッド17とこれを押し動かすア クチュエータ14とがあり、プッシュロッド17は図1に示す通りカムシャフト 18及びカム8を挟んで4本柱状に弁リフタ10の頂面に向いて延伸した押し棒 17aを備えている。アクチュエータ14はエンジンヘッドカバー13に固定さ れており、モータ15と、このモータ15により駆動されてプッシュロッド17 を動かすアクチュエータカム16を備え、ECU5により制御されて作動する。 ECU5には、エンジン回転数E、アクセル開度A、カム角度Cに関する信号が 入力され、エンジンの運転状態に応じてアクチュエータ14に出力信号を出し、 モータ15、アクチュエータカム16が作動してプッシュロッド17を動かし、 弁リフタ10を押して排気弁23を開く。
【0013】 アクチュエータ14はエンジンの排気行程において排気弁23が開いている時 には作動しない。エンジンの運転中に、エンジン回転数、アクセル開度、カム角 度を各センサーにより検知した信号がECU5に入り、ECU5は特にEGRを 必要とする軽負荷域等を検知し、適正なEGRが行える時期にアクチュエータ1 4を作動させて排気弁23を開く。この排気弁の開く時期は、ほぼ、吸気行程の 後半の時期で、吸気弁が閉じた後も、シリンダ内圧の低い期間は含まれ、この時 期は前記ECU5の制御により選ばれ、直接排気管よりエンジンのシリンダ内に 排気弁23を通じて排気ガスの一部がEGRガスとして供給される。
【0014】
本考案を実施することにより次の効果を奏する。 (1) 排気ガス中に含まれるNOX の発生量を低減することができる。 (2) 従来の排気ガス再循環装置(EGR)に見られるような排気ガスを吸気管 へ導くためのEGRバルブ及び各種配管等の排気ガス導入手段を必要とせず、装 置が簡単でスペースを取らない。 (3) 従来のEGR装置においては高温の排気ガスが新気の混合気と共にシリン ダ内へ流入するために混合気の充填効率が悪化しエンジンの出力低下や燃料消費 率の増加等の不具合が多くあったが、本考案によればエンジンの吸気行程のほぼ 後半及びこれに続く圧縮行程の初期の、シリンダ内圧の比較的低い時期において 、直接排気弁よりシリンダ内に排気ガスを流入させるために新気の充填効率に対 する悪影響が少ない。 (4) EGRガス導入のための排気弁の開閉制御に電子制御ユニット(ECU) を用いたことにより、エンジンの運転状態に応じて特にEGRの必要な軽負荷域 等における、微妙な制御が可能となり、排気弁のリフト量、リフト期間を適正に 操作することにより最適なEGR率を得ることができる。
【図1】本発明の実施例を示し、図1(a) はその構成を
示す一部断面正面図、図1(b)は図1(a) の側面図を示
す。
示す一部断面正面図、図1(b)は図1(a) の側面図を示
す。
【図2】従来のマイコン制御式EGR装置の一例を示
す。
す。
【図3】従来の内燃機関の動弁機構の主な形式を示す。
図3(a) 、(b) 、(d) はロッカアームを用いたもの、図
3(c) は弁リフタを用いたものを示す。
図3(a) 、(b) 、(d) はロッカアームを用いたもの、図
3(c) は弁リフタを用いたものを示す。
1…エンジン 2…吸気マニホルド 3…拝気マニホルド 4…EGRバルブ 5…電子制御ユニット(ECU) 6…EVRV 7…真空ポンプ 8…カム 9…ロッカアーム 10…弁リフタ 11…弁 13…エンジンヘッドカバー 14…アクチュエータ 15…モータ 16…アクチュエータカム 17…プッシュロッド 18…カムシャフト 21…バルブスプリング 22…バルブステム 23…排気弁
Claims (1)
- 【請求項1】 弁リフタを備えた動弁機構において、電
子制御ユニットにより制御されたアクチュエータにより
駆動されるプッシュロッドにより、排気弁の弁リフタを
押し動かし、前記排気弁の駆動用カムによる排気弁の開
弁時期とは異なった時期に該排気弁を開弁し、排気管中
の排気ガスの一部をシリンダ内に流入せしめるように構
成したことを特徴とする内燃機関の排気弁駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3697993U JPH078537U (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 内燃機関の排気弁駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3697993U JPH078537U (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 内燃機関の排気弁駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078537U true JPH078537U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12484878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3697993U Pending JPH078537U (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 内燃機関の排気弁駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078537U (ja) |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP3697993U patent/JPH078537U/ja active Pending
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