JPH0743123A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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JPH0743123A
JPH0743123A JP18957493A JP18957493A JPH0743123A JP H0743123 A JPH0743123 A JP H0743123A JP 18957493 A JP18957493 A JP 18957493A JP 18957493 A JP18957493 A JP 18957493A JP H0743123 A JPH0743123 A JP H0743123A
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laser light
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JP18957493A
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Takeshi Tatsuta
健 龍田
Hideyuki Ishimaru
秀行 石丸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査物表面を死角なく、高精度に検査でき
る表面検査装置の提供。 【構成】 レーザー光発生手段1、2とこのレーザー光
発生手段1、2からのレーザー光5を走査させる走査手
段6、8とを有して走査レーザー光9を発生する走査レ
ーザー光発生部と、前記被検査物11の表面からの反射
光13を受ける光検出器15と、前記走査レーザー光発
生部8と前記被検査物11との間に位置し、前記の被検
査物11の表面を走査する走査レーザー光12を前記被
検査物11の表面に垂直に集光すると共に、前記被検査
物11の表面からの前記反射光13を収束し前記走査手
段6、8を逆行させて前記光検出器15の検出面上に集
光させる走査用レンズ系10とを備え、且つ、前記被検
査物11の表面と前記光検出器15の検出面とが前記走
査用レンズ系10に対して結像関係にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の検査装置に
関し、特に、電子部品を検査する表面検査装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電子部品、例えば、実装基板の検
査装置には、レーザースキャンニング方式による実装基
板検査装置が多く使用されている。
【0003】レーザースキャンニング方式による実装基
板検査装置の従来例を図9に基づいて説明する。
【0004】図9において、従来例は、半導体レーザー
素子161からのレーザー光は、集光レンズ系162に
よって収束光163となり、主走査方向に反射面を回転
するように軸転しているポリゴンミラー164の反射面
に当たって反射し、主走査方向に走査する反射光165
になる。この主走査方向に走査している反射光165
は、ポリゴンミラー164の回転軸に直交する方向の回
転軸で回転し主走査方向に直交する副走査方向に反射面
を回転しているガルバノミラー166に当たって反射
し、被検査実装基板167上を、主走査方向及び副走査
方向に走査する照射光168になる。この照射光168
は、被検査実装基板167に当たって反射散乱光169
になって反射する。この反射散乱光169は、前記のガ
ルバノミラー166とポリゴンミラー164に当たって
反射し、結像レンズ170を通過して光検出器171上
に結像する。この結像は被検査実装基板167の表面形
状を表し、光検出器171で光電変換され、表面形状が
検査される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成で
は、ガルバノミラー166に当たって反射し被検査実装
基板167上を走査する照射光168は、前記ガルバノ
ミラー166と前記被検査実装基板167との間ではレ
ンズを通っていないので、ポリゴンミラー164の回転
による主走査方向とガルバノミラー166の回転による
副走査方向との傾きを持ったままの状態で被検査実装基
板167に当たる。この傾きが、被検査実装基板167
上に実装された部品の存在による死角を生じ、この死角
部分の検査情報が得られないという問題点がある。
【0006】又、前記の傾きによって、被検査実装基板
167の面から光検出器171の検出面までの距離が、
被検査実装基板167の中央部と端部とで異なり、光検
出器171の検出面の結像に像面湾曲が発生し、又、前
記中央部に比べて端部では照射光168のビームスポッ
トが大きくなり、且つ、前記中央部に比べて端部では走
査速度が早くなるという問題点がある。
【0007】そして、上記の問題点によって、結局、検
査精度が良くないという問題点が発生する。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決し、被検査
実物を死角なく、高精度に検査できる表面検査装置を提
供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の表面検査装置
は、上記の課題を解決するために、レーザー光発生手段
とこのレーザー光発生手段からのレーザー光を走査させ
る走査手段とを有して被検査物表面を走査する走査レー
ザー光を発生する走査レーザー光発生部と、前記被検査
物表面からの反射光を受ける光検出器と、前記走査レー
ザー光発生部と前記被検査物との間に位置し、前記の被
検査物表面を走査する走査レーザー光を前記被検査物表
面に垂直に集光すると共に、前記被検査物表面からの前
記反射光を収束し前記走査手段を逆行させて前記光検出
器の検出面上に集光させる走査用レンズ系とを備え、且
つ、前記被検査物表面と前記光検出器の検出面とが前記
走査用レンズ系に対して結像関係にあることを特徴とす
る。
【0010】又、本発明の表面検査装置は、上記の課題
を解決するために、走査手段は、主走査用回転多面ミラ
ーと、副走査用回転ミラーであることが好適である。
【0011】又、本発明の表面検査装置は、上記の課題
を解決するために、主走査用回転多面ミラーの照射用反
射面と受光用反射面とが別の反射面であることが好適で
ある。
【0012】又、本発明の表面検査装置は、上記の課題
を解決するために、主走査用回転多面ミラーの1反射面
が照射用反射面になり、この照射用反射面になった前記
1反射面の両側の反射面が受光用反射面となり、各受光
用反射面からの反射光を別個に検出する2つの光検出器
を有することが好適である。
【0013】又、本発明の表面検査装置は、上記の課題
を解決するために、副走査用回転ミラーの中央部に、レ
ーザー光発生手段からのレーザー光を通す穴を設けるこ
とが好適である。
【0014】又、本発明の表面検査装置は、上記の課題
を解決するために、レーザー光を通す副走査用回転ミラ
ーの中央部の穴の位置と、レーザー光発生手段からのレ
ーザー光のビームウエストの位置とが一致することが好
適である。
【0015】
【作用】レーザースキャンニング方式による従来例の実
装基板検査装置では、レーザー光を走査するガルバノミ
ラーと被検査実装基板との間にはレンズがないので、レ
ーザー光は走査による傾きを持ったままの状態で被検査
実装基板に当たっている。
【0016】これに対して、本発明の表面検査装置は、
走査レーザー光を出す走査レーザー光発生部と被検査物
との間に、前記被検査物表面とこの被検査物表面からの
反射光を検出する光検出器の検出面とを結像関係におく
走査用レンズ系が配置され、この走査用レンズ系が、前
記被検査物表面を走査する前記走査レーザー光を前記被
検査物表面に垂直に集光して照射するので、前記被検査
物表面に凹凸があっても死角を生じることが無く、前記
被検査物表面の中央部と端部との走査速度差が小さくな
り、前記被検査物表面の中央部と端部とにおける前記被
検査物表面と前記光検出器の検出面間の距離の相違が小
さくなり、画像湾曲も小さくなって、検査精度が向上す
る。
【0017】又、本発明の表面検査装置は、走査手段
は、主走査用回転多面ミラーが、その回転によって、レ
ーザー光を主走査し、副走査用回転ミラーが、その回転
によって、レーザー光を副走査している。
【0018】又、本発明の表面検査装置は、照射用反射
面と受光用反射面とに、主走査用回転多面ミラーの別々
の反射面を使用しているので、主走査用回転多面ミラー
への走査レーザー光発生部からのレーザー光の方向と、
主走査用回転多面ミラーから光検出器へのレーザー光の
方向とが異なり、走査レーザー光発生部と光検出器とを
相互干渉なく適正に設置できる。
【0019】又、本発明の表面検査装置は、主走査用回
転多面ミラーの1反射面が照射用反射面になり、この照
射用反射面になった前記1反射面の両側の反射面が受光
用反射面となり、各受光用反射面からの反射光を別個に
検出する2つの光検出器を有する。このことは、ある瞬
間に、2つの光検出器が得る情報は、そのときにレーザ
ー光が照射している位置に関する情報ではあるが、例え
ば、この照射位置における部品の傾き具合によって、片
方の光検出器に入る散乱光量が少なくて信頼性に欠ける
場合に、もう一方の光検出器でこれを補うことができ
る。
【0020】又、本発明の表面検査装置は、副走査用回
転ミラーの中央部に、レーザー光発生手段からのレーザ
ー光を通す穴を設けているので、走査レーザー光発生部
からのレーザー光が主走査用回転多面ミラーの正面を垂
直に照射し、被検査物上のレーザー光走査線の直線性が
向上する。
【0021】又、本発明の表面検査装置は、レーザー光
を通す副走査用回転ミラーの中央部の穴の位置と、レー
ザー光発生手段からのレーザー光のビームウエストの位
置とを一致させているので、前記穴の大きさを最小限に
できるので、レーザー光の穴によるエネルギ損失を最小
限にできる。
【0022】
【実施例】本発明の表面検査装置の第1実施例を図1に
基づいて説明する。
【0023】図1に示すように、第1実施例は、半導体
レーザー素子1からのレーザー光は、集光レンズ系2に
よって収束光3となり、点光源(ビームウエスト)4を
過ぎると発散光5になって、主走査方向に反射面を回転
するように軸転しているポリゴンミラー6の反射面6−
0に当たって反射し、主走査方向に走査する反射光7に
なる。この主走査方向に走査している反射光7は、ポリ
ゴンミラー6の回転軸に直交する方向の回転軸で回転
し、主走査方向に直交する副走査方向に反射面を回転し
ているガルバノミラー8に当たって反射し前記副走査方
向にも走査する照射光9になって、走査用レンズ系10
に達し、この走査用レンズ系10上を主走査方向と副走
査方向に走査する。この照射光9は、発散光5の延長の
発散光なので、この走査用レンズ系10を通過してこの
走査用レンズ系10の光軸に並行方向に集光されて、垂
直集光照射光12になり、被検査実装基板11を垂直に
照射する。この垂直集光照射光12は、被検査実装基板
11に当たって垂直集光反射散乱光13になって反射す
る。この垂直集光反射散乱光13は、前記走査用レンズ
系10によって垂直集光反射収束光14になり、前記走
査用レンズ系10と前記ガルバノミラー8とポリゴンミ
ラー6とを、前記反射光7と前記照射光9と前記垂直集
光照射光12とは逆の経路を辿ることによって、前記ガ
ルバノミラー8と前記ポリゴンミラー6の反射面6−1
に反射されてから、反射方向は異なるが、距離的に、前
記垂直集光照射光12の光源になっている点光源(ビー
ムウエスト)4に相当する位置に集光して結像する。こ
の結像は、上記のように、被検査実装基板11に垂直に
当たって反射した垂直集光反射散乱光13が、走査用レ
ンズ系10の作用によって垂直集光反射収束光14にな
り、距離的に前記の点光源(ビームウエスト)4に相当
する位置に集光して結像しているので、被検査実装基板
11上の垂直集光照射光12の照射位置に取付けられた
部品の高さが、前記結像上の集光位置に忠実に反映す
る。従って、被検査実装基板11上に実装されている部
品等の高さを含めた被検査実装基板11の形状を、精度
良く結像させることができる。そして、この結像は、光
検出器15の検出面上に結像するので、光検出器15に
よって、光電変換され、表面形状が検査される。
【0024】次に、図5〜図8に基づいて、上記の、実
装されている部品等の高さを含めた被検査実装基板11
の形状を精度良く結像させることができる原理を説明す
る。
【0025】図5は、図6、図7、図8の予備説明であ
る。図5において、fはレンズ101の焦点距離、10
2はレンズ101の前側焦点位置、103はレンズ10
1の後側焦点位置である。
【0026】xとx′とは次の式(1)の結像関係を満
足している。
【0027】 x・x′=f2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) この場合、レンズ101の光軸上にあり前側焦点位置1
02からxの距離にある点光源104から出た光は、レ
ンズ101の光軸上にあり後側焦点位置103からx′
の距離にある結像点105に結像する。
【0028】又、レンズ101の光軸から外れた位置に
あり前側焦点位置102からxの距離にある点光源10
6から出た光は、レンズ101の光軸から外れた位置に
あり後側焦点位置103からx′の距離にある結像点1
07に結像する。
【0029】そして、この場合、点光源106から出て
前側焦点位置102を通過する主光線は、レンズ101
を通過した後、光軸に並行に進む。従って、前側焦点位
置102からxの距離にありレンズ101の光軸に垂直
な直線から出て前側焦点位置102を通過した主光線は
レンズ101で集光され、光軸に並行に進む。
【0030】図6は、図1のガルバノミラー8で反射し
た照射光9が走査用レンズ系10を通過して被検査実装
基板11を垂直に照射することを説明する図である。
【0031】図6において、レンズ101の前側焦点位
置102に光軸に垂直なミラー112を設置し、レンズ
101の光軸上にあり前側焦点位置102からxの距離
にある点光源104と、後側焦点位置103からx′の
距離にある結像面120の中央部の結像点115とが、
式(1)に示す結像関係にあるようにし、前記点光源1
04を、前側焦点位置102の位置にあり光軸に垂直な
ミラー112で折り返した位置に点光源114を設置す
る。このようにすると、点光源114からでた光は、ミ
ラー112で反射され、レンズ101によって結像点1
15に結像する。この状態で、ミラー112を回転する
と、回転するミラー112で反射された光束は、その主
光線が常に前側焦点位置102を通過しレンズ101の
光軸に平行に進み、その結像が前記結像面120上を、
ミラー112の回転方向に走査する。
【0032】図7は、図8の予備説明である。図7にお
いて、点光源104と結像点105とが式(1)の結像
関係にあるとき、点光源104を点光源124に移動す
ると結像点105は結像点125に移動する。点光源1
04から点光源124までを矢印131、結像点105
から結像点125までを矢印132とすると、矢印13
1と矢印132とは結像関係にある。同様に、点光源1
06を点光源126に移動すると結像点107は結像点
127に移動する。点光源106から点光源126まで
を矢印133、結像点107から結像点127までを矢
印134とすると、矢印133と矢印134は結像関係
にある。
【0033】図8は、図1のポリゴンミラー6で反射し
た反射光7がガルバノミラー8と走査用レンズ系10を
通過して被検査実装基板11を垂直に照射し、被検査実
装基板11で反射して逆方向に走査用レンズ系10を通
過してガルバノミラー8とポリゴンミラー6で反射して
検出器15に結像することを説明する図である。
【0034】先ず、図7と同様にして、レンズ101に
対して矢印131と矢印132とが結像関係にある。こ
のとき、レンズ101の前側焦点位置102にポリゴン
ミラーの反射面142を設け、その両隣に反射面14
3、144を設ける。矢印131を、夫々、反射面14
2、143、144で折り返したものを、矢印154、
155、156とし、点光源104が反射面142で折
り返ったものを点光源244とする。このようにする
と、矢印132を光源にすると、矢印132からの散乱
光は、図8に示すように、レンズ101を通過して集光
し、反射面142、143、144で反射して矢印15
4、155、156の3箇所に結像する。又、ポリゴン
ミラーの反射面142、143、144が回転し、矢印
154と矢印134とが結像関係にあるとして、矢印1
34を光源にすると、矢印134からの散乱光は、上記
と同様にして、レンズ101を通過して集光し、反射面
142、143、144で反射して矢印154、15
5、156の3箇所に結像する。
【0035】即ち、図8の構成で、点光源244からの
光を、ポリゴンミラーの反射面142、143、144
に反射させレンズ101を通して結像面120にある物
体面を走査した場合、この物体面の前記走査線上にある
光軸方向の矢印は、総て矢印154、155、156の
位置に結像する。
【0036】本発明の実装基板検査装置は、被検査実装
基板を図8の結像面120の位置に配置し、ポリゴンミ
ラー6の隣接する3反射面6−0、6−1、6−2が図
8の反射面142、143、144になるようにし、点
光源(ビームウエスト)が244にくるようにし、光検
出器15の検出面を矢印155又は156の位置に配置
する。走査用レンズ10は補正作用があるように複数枚
のレンズ系にする。
【0037】上記の原理によって、被検査実装基板11
上を照射する垂直集光照射光12の照射位置における、
実装部品等の高さが、光検出器15の検出面上における
光結像位置に対応するので、被検査実装基板11上の実
装部品の実装位置を精度良く検査できる。
【0038】次に、本発明の第2実施例を図2に基づい
て説明する。
【0039】図2に示すように、第2実施例が、図1に
示す第1実施例と異なるのは、第1実施例では光検出器
が、図8の矢印155の位置にある光検出器15の1台
であるのに対して、第2実施例では、図8の矢印15
5、156の位置にある光検出器15、18の2台であ
る点である。図2に示す第2実施例では、被検査実装基
板11から反射する垂直集光反射散乱光13と16とを
使用し、垂直集光反射散乱光13は垂直集光反射収束光
14となり光検出器15に結像し、垂直集光反射散乱光
16は垂直集光反射収束光17となり光検出器18に結
像する。
【0040】2個の光検出器15、18を使用すること
の効果は、次の通りである。即ち、ある瞬間に、光検出
器15、18に得られる情報は、そのときに垂直集光照
射光12が照射している位置の同一高さに関する情報で
はあるが、この照射位置における部品の傾き具合によっ
て、片方の光検出器に入る散乱光量が少なくて信頼性に
欠ける場合でも、もう一方の光検出器で補うことができ
る。他の部分は、第1実施例と同様なので、同一符号を
付けて説明を省略する。
【0041】次に、本発明の第3実施例を図3に基づい
て説明する。
【0042】図3に示すように、第3実施例が、図2に
示す第2実施例と異なるのは、ガルバノミラー8の中央
部に穴19を開け、発散光5をこの穴19を通過させて
いることである。この穴19を開けて発散光5を通す効
果は、これによって、発散光19をポリゴンミラー6の
正面に垂直に当て得ることである。即ち、垂直に当てる
ことによって、被検査実装基板11上のレーザー光走査
線の直線性が向上する。他の部分は、第2実施例と同様
なので、同一符号を付けて説明を省略する。
【0043】次に、本発明の第4実施例を図4に基づい
て説明する。
【0044】図4に示すように、第4実施例が、図3に
示す第3実施例と異なるのは、ガルバノミラー8の中央
部に穴20を開け、点光源(ビームウエスト)4の位置
を、穴20の位置に設定していることである。この効果
は、穴20の大きさを、第3実施例の穴19に比べて、
最小限にでき、反射光7の穴20によるエネルギ損失を
最小限にできることである。他の部分は、第2実施例と
同様なので、同一符号を付けて説明を省略する。
【0045】尚、実施例には、実装基板を被検査物とし
たが、実装基板に限らず、実装前の回路基板、各種部品
の他に、液晶パネルや半導体ウエハ等の各製造工程にお
ける表面状態の検査にも使用できる。
【0046】又、実施例には、副走査用回転ミラーとし
て、ガルバノミラーを使用したが、ガルバノミラーに限
らず種々のミラーを使用できる。例えば、レゾナントミ
ラー、或いは、ポリゴンミラーを使用できる。
【0047】又、ポリゴンミラーは、6面又は8面の反
射面を持ったものが便利であるが、何面でもかまわな
い。
【0048】
【発明の効果】従来例のレーザースキャンニング方式の
表面検査装置では、被検査物表面に照射するレーザー光
が、被検査物表面に斜めに当たるので、走査速度が不均
一になり、走査線の直線性が悪く、画像湾曲が発生し、
被検査物の表面に凹凸がある場合には凸部による死角が
存在し、その部分の検査ができなかったが、本発明の表
面検査装置は、レーザースキャンニング方式ではある
が、走査用ミラーと被検査物との間に走査用レンズを設
けることによって、レーザー光を、被検査物の表面に垂
直に照射できるので、走査速度の等速性と走査線の直線
性が向上し、被検査物表面に凹凸があっても死角が存在
せず、被検査物の表面形状を凹凸の高さを含めて精度良
く検査できるという効果を奏する。
【0049】又、本発明の表面検査装置は、光検出器を
2台使用すると測定精度を向上できるという効果を奏す
る。
【0050】又、本発明の表面検査装置は、副走査用ミ
ラーに、スキャンニング用レーザー光を通す穴を開ける
と、スキャンニング用レーザー光が主走査用ミラーに垂
直に当たるので、走査線の直線性を向上する効果を奏す
る。
【0051】又、本発明の表面検査装置は、副走査用ミ
ラーの前記の穴の位置に、スキャンニング用レーザー光
のビームウエストを一致させると、副走査用ミラーの反
射効率の低下が小さくなり、検査データの出力が向上す
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面検査装置の第1実施例の構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の表面検査装置の第2実施例の構成を示
す斜視図である。
【図3】本発明の表面検査装置の第3実施例の構成を示
す斜視図である。
【図4】本発明の表面検査装置の第4実施例の構成を示
す斜視図である。
【図5】本発明の原理を示す図である。
【図6】本発明の原理を示す図である。
【図7】本発明の原理を示す図である。
【図8】本発明の原理を示す図である。
【図9】表面検査装置の従来例の構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザー素子 2 集光レンズ 3 収束光 4 点光源(ビームウエスト) 5 発散光 6 ポリゴンミラー 6−0、6−1、6−2 反射面 7 反射光 8 ガルバノミラー 9 照射光 10 走査用レンズ系 11 被検査実装基板 12 垂直集光照射光 13、16 垂直集光反射散乱光 14、17 垂直集光反射収束光 15、18 光検出器 19、20 穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光発生手段とこのレーザー光発
    生手段からのレーザー光を走査させる走査手段とを有し
    て被検査物表面を走査する走査レーザー光を発生する走
    査レーザー光発生部と、前記被検査物表面からの反射光
    を受ける光検出器と、前記走査レーザー光発生部と前記
    被検査物との間に位置し、前記の被検査物表面を走査す
    る走査レーザー光を前記被検査物表面に垂直に集光する
    と共に、前記被検査物表面からの前記反射光を収束し前
    記走査手段を逆行させて前記光検出器の検出面上に集光
    させる走査用レンズ系とを備え、且つ、前記被検査物表
    面と前記光検出器の検出面とが前記走査用レンズ系に対
    して結像関係にあることを特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 走査手段は、主走査用回転多面ミラー
    と、副走査用回転ミラーである請求項1に記載の表面検
    査装置。
  3. 【請求項3】 主走査用回転多面ミラーの照射用反射面
    と受光用反射面とが別の反射面である請求項2に記載の
    表面検査装置。
  4. 【請求項4】 主走査用回転多面ミラーの1反射面が照
    射用反射面になり、この照射用反射面になった前記1反
    射面の両側の反射面が受光用反射面となり、各受光用反
    射面からの反射光を別個に検出する2つの光検出器を有
    する請求項2又は3に記載の表面検査装置。
  5. 【請求項5】 副走査用回転ミラーの中央部に、レーザ
    ー光発生手段からのレーザー光を通す穴を設ける請求項
    2、3又は4に記載の表面検査装置。
  6. 【請求項6】 レーザー光を通す副走査用回転ミラーの
    中央部の穴の位置と、レーザー光発生手段からのレーザ
    ー光のビームウエストの位置とが一致する請求項5に記
    載の表面検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6633376B1 (en) 1998-08-10 2003-10-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for inspecting a printed circuit board
CN112925095A (zh) * 2021-01-29 2021-06-08 江苏德恩医学技术有限公司 一种双面镀膜振镜、可扩展式高速扫描振镜组及显微镜

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