JPH11132734A - 形状測定装置 - Google Patents

形状測定装置

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JPH11132734A
JPH11132734A JP29525497A JP29525497A JPH11132734A JP H11132734 A JPH11132734 A JP H11132734A JP 29525497 A JP29525497 A JP 29525497A JP 29525497 A JP29525497 A JP 29525497A JP H11132734 A JPH11132734 A JP H11132734A
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scanning mirror
scanning
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path
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JP29525497A
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Mitsumasa Okabayashi
光正 岡林
Sumio Goto
純夫 後藤
Toshiaki Nagai
利明 永井
Masaru Saito
勝 斉藤
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出精度の向上と装置の小型化を目的とする。 【解決手段】レーザ光を発生するレーザダイオードと、
前記レーザダイオードの光軸と交わる回転軸心を配置
し、該回転軸心上に反射面を有する走査ミラーと、前記
走査ミラーにより反射されたレーザ光が走査される被測
定面と、前記被測定面からの反射光を前記走査ミラーの
反射面に導く反射ミラーと、前記被測定面から走査ミラ
ーまでの反射ミラーを含む光路上に配置された受光レン
ズを、該受光レンズの後側焦点距離と走査ミラーから被
測定面までの距離とが一致するように配置し、前記レー
ザダイオードの光軸と同一平面上に受光光軸を有する一
次元受光素子とを備えることにより、小型化を実現し、
更に、パルス発光手段、ビームスプリッタ、位置検出手
段を備えることにより、検出精度の向上を実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被測定面上の測
定物の形状を測定するための形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、測定物の形状を測定する形状測定
装置としては図7に示すようなものが知られている。図
7は従来の三次元測定装置の外観斜視図である。レーザ
ダイオード50から発射されるレーザ光は非球面レンズ
51によりスポット光Aにされて走査ミラー52に照射
される。走査ミラー52は被測定面53に対して水平な
回動軸52a(図7中一点鎖線で示す)を中心に回動し
ており、走査ミラー52の反射面で反射したスポット光
Bで被測定面53上を走査する。この時、レーザダイオ
ード50から走査ミラー52までの非球面レンズ51の
光軸と被測定面53上のスポット光Bの走査線とは同一
平面上にある(光軸と走査線は共に図にて矢符Xで示す
方向である)。
【0003】スポット光Bの走査線に対して直交する光
線上に結像レンズ54と2次元PSD55が配置されて
おり、スポット光Bは被測定面53上で反射され、その
拡散反射光は結像レンズ54により2次元PSD55上
に結像されることにより被測定面53の形状を測定する
ことができる。また、走査ミラー52と被測定面53と
の間にはビームスプリッタ56を配置しており、このビ
ームスプリッタ56が走査ミラー52の反射面で反射さ
れたスポット光Bの一部を取り出す。取り出されたスポ
ット光の一部は、結像レンズ57を介して一次元PSD
58により受光されることにより走査スポット光の位置
検出を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
形状測定装置には以下のような問題があった。従来の三
次元測定装置においては、レーザダイオード50から発
生されるレーザ光の光軸と、2次元PSD55の検出方
向或いは1次元PSD58の検出方向とが互いに直交し
ているために、外観の幅・長さ寸法がそれぞれレーザダ
イオード50から走査ミラー52までの幅及び1次元P
SD58から2次元PSD55までの長さとなるから、
装置自体が大型化してしまうという問題が生じる。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明にあっては、レーザ光を発生するレーザダイオー
ドと、前記レーザダイオードの光軸と交わる回転軸心を
配置し、該回転軸心上に反射面を有する走査ミラーと、
前記走査ミラーにより反射されたレーザ光が走査される
被測定面と、前記被測定面からの反射光を前記走査ミラ
ーの反射面に導く反射ミラーと、前記被測定面から走査
ミラーまでの反射ミラーを含む光路上に配置された受光
レンズを、該受光レンズの後側焦点距離と走査ミラーか
ら被測定面までの距離とが一致するように配置し、前記
レーザダイオードの光軸と同一平面上に受光光軸を有す
る一次元受光素子とを備えて構成している。
【0006】従って、レーザダイオードから発生された
レーザ光は、走査ミラーの反射面の回転軸心上で反射さ
れて、被測定面に投光走査される。投光走査されたレー
ザ光は反射ミラーにより反射されて走査ミラーの反射面
の回転軸心上に再び戻され反射され、一次元受光素子に
より受光される。この時、反射光は受光レンズを通って
走査ミラーに戻される訳であるが、この受光レンズの後
側焦点距離と走査ミラーから被測定面までの距離とが一
致するように設定されているために、走査ミラーにより
反射された受光光軸は、常にレーザダイオードの光軸を
含む同一平面上を通る。つまり、レーザダイオードの光
軸と一次元受光素子の受光光軸とが同一平面上に配置さ
れることになるから、薄型化することができ、装置全体
を小型化することができる。
【0007】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明において、前記レーザダイオードから発
生されるレーザ光をパルス発光させるパルス発光手段
と、前記走査ミラーと被測定面との間のレーザ光の一部
を取り出すビームスプリッタと、前記ビームスプリッタ
により取り出されるレーザ光を受光するCCD受光素子
を一列に配した受光部から形成される位置検出手段とを
備えて構成している。
【0008】従って、PSDに比べて大きな領域を位置
検出することができる。位置検出装置が、被測定面上に
投光走査される走査長さよりも長い検出部を有している
から、位置検出に際して倍率を縮小することがなく、走
査長さと同一長さで精密な位置検出を行うことができ
る。請求項3に記載の発明にあっては、請求項1又は2
に記載の発明において、X−Y平面を移動する移動機構
を備える構成とした。
【0009】従って、装置が小型化されているために、
移動機構にかかる負担を少なくすることができ、検出精
度を向上することができる。また、移動機構を駆動する
モータ等についても、小型のもので十分であるために、
移動機構をも小型化することができる。請求項4に記載
の発明にあっては、請求項1乃至3の何れか1項に記載
の発明において、走査方向を変更する回転機構を備える
構成とした。
【0010】従って、被測定物を回転させる必要がなく
容易に被測定物に対する方向変換を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る形状測定装
置1の外観斜視図である。図1には形状測定装置1の構
成に加えて、走査ミラー3を駆動してレーザ光を被測定
面4上で走査させた時のレーザ光の走査経路も示してい
る。図2は、形状測定装置1の側面図である。
【0012】形状測定装置1は、レーザダイオード(La
ser Diode:以下、単に「LD」とする )2、走査ミラー
3、被測定面4、受光レンズ5、反射ミラー6、一次元
受光素子としての一次元PSD7、ビームスプリッタ
8、位置検出手段としてのCCDラインセンサ9等によ
り構成される。LD2から発射されるレーザ光は、後述
するパルス発光手段により0.03[ms]毎に点灯・消灯
を繰り返すようにパルス発光されている。このLD2
は、レーザ光を水平方向に発射するように配置されてお
り、水平方向に発射されたレーザ光は、コリメートレン
ズ2Aを通って平行光とされた後に、フォーカシングレ
ンズ2Bを通って被測定面4上で最小スポット光とされ
るように集光されながら、経路aを通って走査ミラー3
の反射面3Aに投光される。
【0013】走査ミラー3は、例えば周知のガルバノメ
ータミラーの構成要素の1つであり、その反射面3Aは
回転軸心3Bを中心として左右に揺動駆動されるもので
ある。ここで、反射面3A上に回転軸心3Bが配置され
ており、レーザ光は、この回転軸心3Bに向かって投光
されている。走査ミラー3の回転軸心3Bは、図2に示
すように、経路aに対して45°の角度をもって配置さ
れているから、水平方向から経路aを通って入射される
レーザ光は、反射面3Aで直角に反射されて、経路bを
通り、被測定面4上に垂直上方から投光される。被測定
面4上に投光されたレーザ光は、フォーカシングレンズ
2Bにより直径約12 [μm]のスポット光とされてい
る。
【0014】走査ミラー3が回転軸心3Bを中心に揺動
駆動されると、水平方向から経路aを通って入射された
レーザ光は、θbの走査角度をもって経路b1 から経路
2までの間を走査する。ここで、走査ミラー3に投光
されるレーザ光は、常に反射面3Aの回転軸心3B上の
一点(図1においてPで示す位置)で反射されることと
なるから、走査ミラー3の揺動駆動により経路aからの
レーザ光が、経路b(経路b1 〜経路b2 内)のいずれ
の経路を通る場合でも、経路bは図2における紙面左右
方向にずれることがないため、被測定面4上での走査軌
跡Lを直線とすることができる。本実施例において、θ
bの最大走査角度は30°であり、点Pと被測定面4ま
での距離は70[mm]に設定されている。従って、最大走
査幅Lは、約34[mm]となる。
【0015】被測定面4上に投光されたスポット光は、
拡散反射し、その一部が経路cを通って受光レンズとし
てのシリンダーレンズ5に入射する。ここで、シリンダ
ーレンズ5は、図2に示すように、経路cが経路bに対
して30°の角度をなすように配置されている。シリン
ダーレンズ5の後側焦点距離とシリンダーレンズ5から
走査ミラー3の回転軸心3Bまでの経路dの距離とが同
一となるように配置されているために、シリンダーレン
ズ5を通過した反射光は、走査ミラー3の反射面3Aの
回転軸心3B上のP点へと投光されることとなる。従っ
て、レーザ光が、経路b1 で投光された場合でも、経路
2 で投光された場合でも、被測定面4上で発生した拡
散反射光は、それぞれ、経路c1 及び経路d1 並びに経
路c2 及び経路d2 を通り反射面3Aの回転軸心3B上
へと戻される。
【0016】反射ミラー6は、図2に示すように、その
反射面6Aが経路bと平行に配置されており、経路dが
経路bに対して30°の角度をなしている。本実施例で
は、更に、反射ミラー6は、被測定面4の位置が基準位
置にある時に、経路dが点Pと一致するように配置され
ている。被測定面4が基準位置にある場合、前述したシ
リンダーレンズ5の後側焦点距離は、経路bの距離と同
一となるように設定されているため、経路b1 と経路b
2 とからなる走査角θbと経路d1 と経路d2 とからな
る視野角θdとが同一の角度となる。従って、拡散反射
光が経路d(経路d1 ,経路d2 等)のいずれを通った
場合であっても、回転軸心3B上の点Pで反射された反
射光は、経路aを含む同一平面上にある経路eを通るこ
ととなるから、一次元PSDの視野を走査長さよりも狭
い受光視野に設定でき、高い精度の測定が可能となる。
【0017】反射面3Aで反射された反射光は、経路e
を通って、対物レンズ7Aを通過させることにより被測
定面4上のスポット光の実像が形成され、続いて、接眼
レンズ7Bを通過させることにより該実像が一次元PS
D7に1:1で結像されるように拡大される。被測定面
4のスポット光の当たる部分の高さが変化した場合、反
射面3Aと経路dとの合点は、回転軸心3Bに沿って上
下方向に変化するので、これにより経路eも上下方向に
変化する。この上下方向の変化を一次元PSD7で検出
することにより、被測定面4上の高さを測定することが
できる。
【0018】本実施例では、被測定面4が基準高さにあ
る時に、経路eが一次元PSD7の中心にくるように配
置がなされている。そして、この一次元PSD7は、上
下方向に±3[mm]の視野をもっているから検出高さ領域
Hは、 H=±(3[mm]/sin30°)≒±3.46[mm] となる。
【0019】8はビームスプリッタであり、経路bの途
中に配置され、走査ミラー3からのレーザ光を、90%
被測定面4上へと透過し、10%取り出すものである。
このビームスプリッタ8は、レーザ光の走査方向に伸長
し、且つ図2に示すように、経路bに対して45°の角
度をなしている。従って、取り出した10%のレーザ光
を水平方向へと反射する。
【0020】ビームスプリッタ8で反射され水平方向へ
と進むレーザ光の進路には、CCDラインセンサ9が、
やはり、ビームスプリッタ8と同様にレーザ光の走査方
向に伸長し、且つ受光面9Aにレーザ光が垂直に当たる
ように配置されている。CCDラインセンサ9の受光面
9Aは、幅7 [μm]の受光セルを5000個並設してい
るから、レーザ光の走査方向に35[mm]の検出領域を有
する。
【0021】走査ミラー3の点PからCCDラインセン
サ9の受光面までの距離は、点Pから被測定面4までの
距離と同一の70[mm]であるから、取り出されたレーザ
光は受光面上でスポット光となる。また、CCDライン
センサ9の受光面9A上でのレーザ光の走査幅は、被測
定面4上の走査幅と同一の約34[mm]であるから、レー
ザ光の全走査位置が検出可能である。
【0022】このCCDラインセンサ9は、従来使用し
ていた一次元PSDと異なり直線性がよいため、検出幅
を走査幅と同一となるような大きな幅とした場合であっ
ても正確に位置検出を行うことができる。次に、図3に
示す本装置のブロック図を説明する。20はCPU(Ce
ntral Processing Unit)であり、CCDラインセンサ9
による検出出力から走査位置を演算したり、一次元PS
D7による検出出力から被測定面4の高さを演算処理す
る。
【0023】21は走査ミラー駆動回路であり、発振器
21aの出力に基いて走査ミラー3を50[Hz]の振動数
にて揺動駆動させるから、一走査当り10[ms]で走査す
る。22は走査方向検出回路であり、走査ミラー3の走
査方向を検出する。23はLD発光回路であり、発振器
23aの出力に基いて、LD2をパルス発光させ、0.
03[ms]毎に点灯・消灯を繰り返す。つまり、このLD
発光回路23と発振器23aとでパルス発光手段が構成
されている。
【0024】LD2をパルス発光させることによって、
連続発光しておらずレーザ光が点灯していない時間が生
じるということであるから、連続照射しているものと比
較すると同出力で同時間照射した場合、点灯させている
方が単位時間当りの照射光量が少ないということである
から、単位時間当りの照射光量を連続照射のものと同一
にした場合、パルス発光させる方が出力を大きくするこ
とができるということである。
【0025】よって、外乱光の影響を受けにくくするこ
とができるから、S/N比が向上し測定精度を向上させ
ることができる。また、位置検出についても同様なこと
が言える。つまり、LDをパルス発光させているため、
レーザ光の出力を大きくすることができるから、外乱光
の影響を受けにくくすることができ、S/N比が向上し
位置検出精度を向上させることができる。
【0026】24はLD発光タイミング検出回路であ
り、前記LD2を発光させるタイミングを検出する回路
である。LD2は常に発光されるのではなく、高さ検出
期間のみ発光される。高さ検出期間というのは、具体的
には走査ミラー3の運動により決定されるものである。
つまり、走査ミラー3は、正弦波運動を行って、左右に
揺動駆動されているため、両端の左右方向の運動転換期
付近において、その角速度は不安定なものとなる。従っ
て、角速度の安定する間のみ、高さ検出期間として高さ
を検出するようにしている。本発明の場合、この角速度
が安定する距離は、全走査幅約34[mm]の内、約22[m
m]であって、これが検出幅となる。
【0027】要するに、LD発光タイミング検出回路2
4は、レーザ光が検出幅約22[mm]を走査する期間を検
出してLD発光信号を出力する。そして、この検出出力
に応じてLD2は、パルス発光される。25は高さ検出
回路であり、LD2の発光に同期して1次元PSD7に
より検出された検出信号をアナログからデジタルに変換
してCPU20へと出力するものである。
【0028】26は走査位置検出回路であり、LD発光
タイミング検出回路24からの検出出力に基いて、LD
発光タイミングでない時(高さ検出期間ではない時)
に、高さ検出期間にCCDラインセンサ9に蓄積された
走査位置情報を取り出してCPU20へと出力する。以
上の構成による高さ検出の作用を図4、5のフローチャ
ートにより説明する。
【0029】走査方向検出回路22により走査ミラー3
が左右方向(正逆方向)のどちらの方向に進行している
かが検出される(ステップ1:図中、単に「S1」で示
す)。本実施例では正方向を検出することにより次ステ
ップに進むこととしたが、逆方向の時に進むようにして
もよい。つまり、正・逆方向のどちらか一方の規定され
た方向の時に次ステップに進むようにすればよい。
【0030】LD発光タイミング検出回路24により、
LD発光タイミング(高さ検出期間)とCCDの情報出
力タイミング(高さ検出外期間)の内、LD発光タイミ
ングが検出されている時、LD出力タイミング信号が出
力され、ステップ2では、この信号が出力されているか
否かを判定している。ステップ2でLD出力タイミング
信号が出力されていると判断されると、高さデータメモ
リアドレスがセットされ(ステップ3、図6(a)参
照)、続いて、LD発光回数カウンタが0にセットされ
る(ステップ4)。
【0031】LD2が発光されて1次元PSD7により
そのLD発光信号が出力される(ステップ5)と、LD
発光回数カウンタが+1される(ステップ6)。この
時、PSD出力値が読み込まれ(ステップ7)、その出
力値に基いてCPU20にて高さ演算処理が行われる
(ステップ8)。演算処理により求められた高さデータ
は、メモリにストアされ(ステップ9)、高さデータメ
モリアドレスが+1される(ステップ10、図6(a)
参照)。
【0032】ステップ11では、LDとCCDのどちら
の出力タイミング信号が出力されているかが判定され、
LD出力タイミング信号が出力されている場合には、再
びステップ5からステップ10を繰り返し行う。そし
て、CCD出力タイミング信号が出力されている場合に
は、図5に示すステップ12に進む。ステップ12で
は、走査ミラー3の正逆方向が判定され、正方向である
と判定された場合は、走査位置メモリアドレスがセット
される(ステップ13、図6(b)参照)。その後、高
さ検出期間にCCDラインセンサ9からの走査位置信号
の出力が確認される(ステップ14)と、各受光セルに
蓄えられたCCDカウンタ値が読み込まれ(ステップ1
5)、そのカウンタ値に基いてCPU20により走査位
置が演算される(ステップ16)。
【0033】演算処理により求められた走査位置データ
は、高さデータと同じくメモリにストアされ(ステップ
17)、走査位置データメモリアドレスが+1される
(ステップ18、図6(b)参照)。上記の工程によ
り、図6(a),(b)に示した高さデータ表と走査位
置データ表とが完成される。高さデータメモリアドレス
と走査位置データメモリアドレスとに示される番号は、
互いに対応しており、例えば、走査位置データメモリア
ドレスが1の走査位置では、高さは高さデータメモリア
ドレスが1の値であるということである。このように、
高さデータと走査位置データとを対応させることによっ
て、所定の走査位置における正確な高さデータを得るこ
とができる。
【0034】そして、ステップ19にてCCDカウンタ
値が有効画素数Nc より大きくなったかどうかが判定さ
れ、有効画素数より小さい場合は、再びステップ14か
らステップ18を繰り返して行い、有効画素数より大き
い場合は、図4のステップ2に戻る。有効画素数Nc
いうのは、前述した受光セルの数、つまり、5000と
いうことになる。要するに、ステップ19では、全ての
受光セルから蓄積された情報が出力されたかどうかが判
定されることになる。
【0035】次に、前記ステップ12で走査ミラー3の
正逆方向が逆であると判定された場合について説明す
る。ステップ12で走査ミラー3が逆方向であると判定
されると、前記ステップ6にて加算されている総LD発
光回数カウンタの値が走査位置データメモリアドレス値
にセットされる(ステップ20、図6(c)参照)。以
降ステップ21からステップ24までは前述したステッ
プ14からステップ17と同様であるため詳細な説明は
省略する。
【0036】そして、ステップ24にて走査位置データ
をメモリにストアした後、走査位置データメモリアドレ
スを−1する(ステップ25、図6(c)参照)。ステ
ップ26にてCCDカウンタ値が有効画素数Nc より大
きくなったかどうかが判定され、有効画素数より小さい
場合は、再びステップ21からステップ25を繰り返し
て行う。
【0037】上記の工程により、図6(c)に示した走
査位置データ表が完成される。図6(c)の場合も、高
さデータメモリアドレスと走査位置データメモリアドレ
スとに示される番号は、互いに対応しており、例えば、
走査位置データメモリアドレスが1の走査位置では、高
さは高さデータメモリアドレスが1の値であるというこ
とである。このように、高さデータと走査位置データと
を対応させることによって、所定の走査位置における正
確な高さデータを得ることができる。
【0038】以上のようにして、走査ミラー3の正方向
及び逆方向時の高さ及び走査位置の測定が終了する。図
8は、本発明の形状測定装置をX−Y移動機構に組み付
けた状態の斜視図である。X−Y移動機構は、X軸リニ
ア駆動モジュール30、Y軸リニア駆動モジュール3
1、取付け台32、回転駆動モータ33等により構成さ
れる。
【0039】X軸リニア駆動モジュール30は図示しな
い基台に固定されており、このX軸リニア駆動モジュー
ル30には直交する方向に伸長するY軸リニア駆動モジ
ュール31がX軸方向に沿って移動駆動可能に支持され
ている。Y軸リニア駆動モジュール31は、取付け台3
2がY軸に沿って移動駆動可能に支持しており、この取
付け台32には回転駆動モータ33を介して回転駆動さ
れる形状測定装置1が取り付けられている。
【0040】以上の構成により、形状測定装置1による
レーザ光の走査位置をX及びY軸リニア駆動モジュール
30・31により移動させることによって、三次元計測
が可能となる。また、回転駆動モータ33で走査方向を
回転させることにより、種々の被測定面に対して効率的
な計測を行うことができる。具体的には、例えばクリー
ム半田印刷機により基板上に印刷されたクリーム半田の
形状を測定するような場合、クリーム半田は、搭載され
る電子部品に合わせて並んで印刷されているが、この並
ぶ方向は、必ずしも一方向には限られず多岐に渡る。こ
のような場合、基板を回転するという大掛かりなことを
せずとも、走査方向を回転させるだけで容易に測定を行
うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上の構成により、本発明は、薄型化す
ることができ、装置全体を小型化することができる。ま
た、LDがパルス発光しており、レーザ光が点灯してい
ない時間が生じるため、連続照射のものに比べて、出力
を大きくすることができる。従って、外乱光の影響を受
けにくくすることができるから、S/N比が向上し測定
精度を向上させることができる。また、S/N比の向上
により、位置検出精度をも向上させることができる。
【0042】装置が小型化されているために、装置を移
動機構に組み込んだとしても移動機構にかかる負担を少
なくすることができ、検出精度を向上することができ
る。また、移動機構を駆動するモータ等についても、小
型のもので十分であるために、移動機構をも小型化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における形状測定装置の外観斜視図。
【図2】 本発明における形状測定装置の側面図。
【図3】 本発明における形状測定装置のブロック図。
【図4】 本発明の図5に続くフローチャート。
【図5】 本発明の図4の続きのフローチャート。
【図6】 本発明の高さ・走査位置データ表。
【図7】 従来の形状測定装置の外観斜視図。
【図8】 本発明における形状測定装置をX−Y移動機
構に組み込んだ図。
【符号の説明】
2 レーザダイオード(LD) 3 走査ミラー 3B 回転軸心 4 被測定面 5 シリンダーレンズ(受光レンズ) 6 反射ミラー 7 1次元PSD(1次元受光素子) 8 ビームスプリッタ 9 CCDラインセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 勝 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発生するレーザダイオード
    と、 前記レーザダイオードの光軸と交わる回転軸心を配置
    し、該回転軸心上に反射面を有する走査ミラーと、 前記走査ミラーにより反射されたレーザ光が走査される
    被測定面と、 前記被測定面からの反射光を前記走査ミラーの反射面に
    導く反射ミラーと、 前記被測定面から走査ミラーまでの反射ミラーを含む光
    路上に配置された受光レンズを、該受光レンズの後側焦
    点距離と走査ミラーから被測定面までの距離とが一致す
    るように配置し、 前記レーザダイオードの光軸と同一平面上に受光光軸を
    有する一次元受光素子とを備えることを特徴とする形状
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザダイオードから発生されるレ
    ーザ光をパルス発光させるパルス発光手段と、 前記走査ミラーと被測定面との間のレーザ光の一部を取
    り出すビームスプリッタと、前記ビームスプリッタによ
    り取り出されるレーザ光を受光するCCD受光素子を一
    列に配した受光部から形成される位置検出手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 【請求項3】X−Y平面を移動する移動機構を備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の形状測定装置。
  4. 【請求項4】走査方向を変更する回転機構を備えること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の形状
    測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257516A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Nagoya Electric Works Co Ltd 半田高さ計測方法およびその装置
JP2005296917A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Top Engineering Co Ltd ペースト塗布器及びその制御方法
JP2008505696A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 ヴィスクス インコーポレイテッド 走査レーザー眼手術装置用のレーザーパルス位置モニター
JP2009168581A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Saki Corp:Kk 被検査体の検査装置

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