JPH0743122Y2 - 着色骨材を使用した覆工板 - Google Patents

着色骨材を使用した覆工板

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JPH0743122Y2
JPH0743122Y2 JP12226289U JP12226289U JPH0743122Y2 JP H0743122 Y2 JPH0743122 Y2 JP H0743122Y2 JP 12226289 U JP12226289 U JP 12226289U JP 12226289 U JP12226289 U JP 12226289U JP H0743122 Y2 JPH0743122 Y2 JP H0743122Y2
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JP
Japan
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lining plate
concrete
aggregate
colored
steel
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JP12226289U
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JPH0362194U (ja
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豊 坂田
豪 荻野
弘 小林
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Nippon Steel Corp
Sangyo Shinko Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Sangyo Shinko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モルタル,コンクリートまたは骨材等のすべ
り止め材を表面に被覆した鋼製覆工板,鋼・コンクリー
ト合成覆工板あるいはコンクリート製覆工板において、
表面部分を着色した場合、車(自動車)や人の通行で表
面が摩耗しても色がほとんど変化しない覆工板に関する
ものである。
〔従来の技術〕
地下鉄や地下街工事あるいは共同溝工事等では、道路を
掘削した箇所に覆工板を敷設して、車や人の交通に供し
ている。
この覆工板としては、H形鋼,溝形鋼,鋼板等の鋼材を
加工した鋼製覆工板、あるいは鋼材を加工した表面に強
度部材としてのコンクリートを被覆して合成させた鋼・
コンクリート合成覆工板が使用されており、一部では鉄
筋コンクリート,プレストレストコンクリートなどのコ
ンクリート製覆工板も使用されている。
鋼製覆工板の場合は、車や人のスリップを防ぐ目的で表
面に凹凸を付けているが、長期間使用するうちに凹凸の
角部等が摩耗し、特に雨天時はすべりやすくなるという
傾向があり、車の交通量の多い市街地等では覆工板の表
面に樹脂モルタルなどのすべり止め材を被覆するケース
が多くなっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
近年、都市の景観、美観が重要視されてきており、土
木,建築等の工事現場の美観向上対策も、工事用の防護
壁を着色したり、壁画を描く等、種々の対策が施されて
いる。この美観向上対策として、周囲の環境に調和した
着色あるいは着色デザインを覆工板の表面に施すこと
は、有効な対策となる。
また覆工板を敷設した道路において、車道部分と歩道部
分,横断歩道部分等を異なった色で区分することは、交
通安全対策の面で有効な手段である。
前述のモルタル,コンクリートまたは骨材等のすべり止
め材表面被覆した鋼製覆工板、あるいは鋼・コンクリー
ト合成覆工板あるいはコンクリート製覆工板に着色する
手段として、表面に塗料を塗布して着色する手段、ある
いはモルタルやコンクリートを混練する際に顔料を添加
する手段がある。
歩道部分は人の通行しかないため表面が摩耗することは
ほとんどないが、車道部分は車の通行,特に大型車の通
行によって表面が摩耗してくるため、表面に塗布した塗
料は次第に消滅してしまう。
モルタルやコンクリートの混練時に顔料を添加すると、
表面だけではなく内部にも顔料が拡散するが、局部的に
は骨材の表面を着色しているだけで、骨材内部までは着
色されていない。
したがって、車の通行で覆工板表面のすべり止め材やコ
ンクリート等が摩耗すると、骨材表面の塗料が摩耗,消
滅してしまうため、全体としては骨材そのものの色に変
化してしまう。
本考案は、このような従来の問題点を解決し、車や人の
通行で表面が摩耗しても色がほとんど変化しない覆工板
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案の着色骨材を使用し
た覆工板においては、鋼製覆工板主体の表面にモルタル
またはコンクリートを被覆した覆工板,鋼製覆工板主体
の表面に樹脂を塗布すると共にその上に骨材を一体に被
覆した覆工板,鋼・コンクリート合成覆工板あるいはコ
ンクリート製覆工板において、前記モルタルまたはコン
クリートの骨材あるいは樹脂表面の骨材として着色骨材
が用いられている。
着色骨材を使用する範囲は、モルタルあるいはコンクリ
ート等の厚さ方向全範囲でもよいし、摩耗範囲を想定し
て表面から所定の厚さ部分に限ってもよい。
〔作用〕
着色骨材そのものにより覆工板の表面部分を着色してい
るため、車や人の通行により覆工板の表面が摩耗して
も、着色骨材使用範囲では色が変化することはほとんど
なく、長期間使用することによる紫外線や風雨による影
響あるいは車のタイヤによる摩擦の影響による若干の色
調の変化が生じるだけである。
〔実施例〕
次に本考案を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示すもので
あって、鋼製覆工板主体1の上面に、全体すなわち内部
まで着色されている着色骨材2を含むモルタルまたはコ
ンクリートからなる表面被覆材3が一体に設けられてい
る。
第4図は本考案をコンクリート製覆工板4に実施した第
2実施例を示すものであって、骨材として全体すなわち
内部まで着色されている着色骨材2が用いられている。
前記着色骨材2は、表面被覆材3およびコンクリート製
覆工板4の厚さ方向の全範囲に用いられてもよく、ある
いは表面被覆材3およびコンクリート製覆工板4の表面
から適当範囲にのみ用いられてもよい。
前記表面被覆材3の厚さは4〜10mm程度であるので、表
面被覆材3の厚さ方向の全範囲に着色骨材2を用いるの
が好ましい。
鋼・コンクリート合成覆工板の場合は、表面被覆材3の
厚さが約50mm以上となり、またコンクリート製覆工板4
の場合は、厚さが100mm以上になるので、着色骨材2を
表面被覆材3の表面およびコンクリート製覆工板4の表
面から適当深さ例えば20〜30mmの範囲にのみ用いてもよ
い。
また内部まで着色されている場合骨材2としては、セラ
ミック系あるいはボーキサイト系等の粒子を使用するこ
とができる。さらにまた、モルタルあるいはコンクリー
トの混練時に、着色骨材と共に、その着色骨材と同様の
色の顔料を若干添加することにより、色調を調整するこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案は前述にように構成されているので、従来の覆工
板に比較して、以下に記載するような効果を奏する。
(1) 車(自動車)や人の通行により覆工板の表面が
摩耗しても、その表面の色がほとんど変化しない。
(2) 工事現場の美観向上対策として、周囲の環境に
調和した着色あるいは着色デザインを施した覆工板とし
て長期間使用できる。
(3) 交通安全対策として、車道部分と歩道部分,横
断歩道部分等を異なった色で区分するために、互いに異
なった着色を施した覆工板を敷き分け、長期間使用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示すもので
あって、第1図は覆工板の斜視図、第2図はその覆工板
の一部を示す拡大縦断側面図、第3図は表面被覆材の拡
大断面図である。第4図は本考案の第2実施例に係るコ
ンクリート製覆工板の一部を示す一部縦断側面図であ
る。 図において、1は鋼製覆工板主体、2は着色骨材、3は
表面被覆材、4はコンクリート製覆工板である。
フロントページの続き (72)考案者 荻野 豪 東京都千代田区有楽町1丁目10番1号 日 本油脂株式会社内 (72)考案者 小林 弘 千葉県市川市千鳥町5―11 産業振興株式 会社東京営業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼製覆工板主体の表面にモルタルまたはコ
    ンクリートを被覆した覆工板,鋼製覆工板主体の表面に
    樹脂を塗布すると共にその上に骨材を一体に被覆した覆
    工板,鋼・コンクリート合成覆工板あるいはコンクリー
    ト製覆工板において、前記モルタルまたはコンクリート
    の骨材あるいは樹脂表面の骨材として着色骨材が用いら
    れている着色骨材を使用した覆工板。
JP12226289U 1989-10-20 1989-10-20 着色骨材を使用した覆工板 Expired - Lifetime JPH0743122Y2 (ja)

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JP12226289U JPH0743122Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 着色骨材を使用した覆工板

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Publication Number Publication Date
JPH0362194U JPH0362194U (ja) 1991-06-18
JPH0743122Y2 true JPH0743122Y2 (ja) 1995-10-04

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JP6328840B1 (ja) * 2016-12-22 2018-05-23 ハンラ ケミカル カンパニー リミテッド 滑り止め層を備えた覆工板

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JPH0362194U (ja) 1991-06-18

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