JP2000096593A - 踏面のすべり止め構造及びその施工方法 - Google Patents

踏面のすべり止め構造及びその施工方法

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JP2000096593A
JP2000096593A JP10262728A JP26272898A JP2000096593A JP 2000096593 A JP2000096593 A JP 2000096593A JP 10262728 A JP10262728 A JP 10262728A JP 26272898 A JP26272898 A JP 26272898A JP 2000096593 A JP2000096593 A JP 2000096593A
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particles
adhesive
tread
manhole cover
tread face
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Koji Tanaka
康志 田中
Hiroshi Kondo
博司 近藤
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Riken Corundum Co Ltd
Okamoto Industries Inc
Asaba Manufacturing Co Ltd
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Riken Corundum Co Ltd
Okamoto Industries Inc
Asaba Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホールカバーの如き基体の踏面にすべり
止め構造を施すことにより、常時は勿論、雨雪時におい
ても人や車輌などがすべることのない安全な踏面のすべ
り止め構造及びその施工方法を得ること。 【解決手段】 マンホールカバーの如き基体1の踏面2
に接着剤4を介して粒子5を付着させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面などに露出す
るマンホールカバーの如き基体の踏面のすべり止め構造
及びその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、金属製のマンホールカバー、ハ
ンドホールカバー、地下鉄工事や下水工事などのため路
上に敷設された鉄板、あるいは外階段の金属製踏板や金
属製梯子の踏板など(以下、これらを総称して基体とい
う)は、その表面(以下、踏面という)が路上に露出し
て設置され又は戸外に露出して設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の踏面は、通行者
や車輌などがその上を通過するときにすべり易く、特
に、雨雪の場合や坂道に設置されている場合はこの傾向
が著しく、危険である。なお、上述の踏面のうち、マン
ホールカバーや外階段の金属製踏板の場合は、すべり止
めのため表面に凹凸模様などが設けられているが、必ず
しも万全ではなく、やはりすべり易く危険である。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、マンホールカバーの如き基体の踏面にす
べり止めの構造を施すことにより、常時は勿論、雨雪時
においても人や車輌などがすべることのない安全な踏面
のすべり止め構造及びその施工方法を得ることを目的と
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る踏面のすべ
り止め構造は、マンホールカバーの如き基体の踏面に接
着剤を介して粒子を付着させた。上記の粒子をセラミッ
クで構成し、また、粒子の平均粒径を0.1〜5.0mm
の範囲とした。
【0006】また、本発明に係る踏面のすべり止め施工
方法は、マンホールカバーの如き基体の踏面に接着剤を
単層で塗布し、該接着剤が固化する前に該接着剤上に粒
子をほぼ単層で散布するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態の平
面図である。図において、1はマンホールカバーからな
る基体で、その踏面2には、例えば、セラミック粒子の
如き硬度の高い粒子が接着剤により接着されたすべり止
め層3が形成されている。
【0008】この基体1は、図2に示すように、その踏
面2に、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレ
タン樹脂などの合成樹脂系接着剤4(以下、単に接着剤
という)を単層で塗布し、接着剤4が固化する前に接着
剤4の上に高硬度(例えば、新モース硬度6以上)のセ
ラミック粒子、あるいは摩擦係数の大きいゴム粒子、コ
ルク粒子の如き粒子5をほぼ単層で散布し、接着剤4の
固化により粒子5を基体1の踏面2上に接着固定したも
のである。上記の粒子5の平均粒径は0.1〜5.0mm
の範囲、好ましくは、0.1〜2.0mmの範囲が望まし
く、また、踏面2上に塗布する接着剤4の厚さは、その
上に散布する粒子5の平均粒径の1/3〜1/2程度が
望ましい。なお、粒子5の平均粒径が0.1mm未満では
すべり止め効果が低く、5.0mmを超えると人や車輌等
の通過により踏面から離脱し易い。
【0009】このように、本発明は、基体1の踏面2上
に、単層の接着剤4と、ほぼ単層の粒子5とによりすべ
り止め層3を形成し、これによりすべり止め構造を構成
したものである。なお、基体1を構成する例えばマンホ
ールカバーの踏面2には、通常凹凸による模様や文字な
どが設けられているが、凸部のみにすべり止め層3を形
成してもよく、あるいは、凹凸部全面にすべり止め層3
を形成してもよい。
【0010】上記のような本発明に係る踏面のすべり止
め構造は、道路上などに設置されたマンホールカバー等
の基体1の踏面にも容易かつ簡単に施工することがで
き、また、これによって踏面2に設けたすべり止め層3
の粒子5の凹凸により摩擦力が向上するため、基体1上
を通る人や車輌などのすべりを防止することができる。
さらに、接着剤4は、基体1に対して密着性が良いた
め、基体1の防食性を向上することができ、また、基体
1の踏面2は接着剤4と粒子5により被覆されて保護さ
れているので、耐久性が向上する。
【0011】[実施例1]道路上に設置されている直径
922mmで鋳鉄製のマンホールカバーの表面を清掃して
汚れと湿気を除去したのち、全表面に接着剤を0.35
mmの厚さで塗布し、塗布後10分経過したのち接着剤の
上に平均粒径が0.71mmのアルミナ粒子をほぼ単層で
散布した。粒子を散布してから30分経過したときに2
000cc級の乗用車がその上を通過したが、脱粒や粒子
の破壊等はなかった。
【0012】[実施例2]実施例1と同様のマンホール
カバーの表面を清掃したのち、全表面に接着剤を0.0
5mmの厚さで塗布し、塗布後5分経過したのち接着材の
上に平気粒径が0.1mmのアルミナ粒子をほぼ単層で散
布した。粒子を散布して20分経過したときに2000
cc級の乗用車がその上を通過したが、脱粒や粒子の破壊
は生じなかった。
【0013】[実施例3]道路上に敷設されている長さ
3m、幅1.5m、厚さ9mmの縞鋼板の表面を清掃した
のち、全表面に接着剤を0.9mmの厚さで塗布し、塗布
後20分経過したのち接着剤の上に平均粒径が2.0mm
のアルミナ粒子をほぼ単層で散布した。粒子を散布して
35分経過したとき、10t積みトラックがその上を通
過したが、脱粒や粒子の破壊はほとんどなかった。
【0014】上述のように、本発明においては、マンホ
ールカバー等の基体の踏面に、接着剤を塗布してから3
0分以内に粒子を散布することにより、粒子の散布後2
0〜60分で人や車輌などが通行可能であるため、マン
ホールカバー等の表面の清掃を含めても、1時間以内に
余裕をもってすべり止め工事を施工することができる。
このため、通行人や車輌などに迷惑をかけることはほと
んどない。
【0015】[比較例]鋳鉄板の表面に接着剤を0.3
5mmの厚さで塗布し、その上に平均粒径0.71mmのア
ルミナ粒子をほぼ単層で散布した本発明に係る第1の試
料と、第1の試料と同様の鋳鉄板の表面に接着剤を0.
05mmの厚さで塗布し、その上に平均粒径0.1mmのア
ルミナ粒子をほぼ単層で散布した本発明の第2の試料
と、表面になんらのすべり止め加工を施さない第1、第
2の試料と同様の鋳鉄板である第3の試料とを、角度3
0°で傾斜させて設置した。そして、これら第1〜第3
の試料につき、乾燥時及び表面に噴霧器でまんべんなく
霧を吹付けて濡した場合(以下、ウェット時という)
の、ゴム板(CR70度)による静摩擦係数を測定し
た。測定結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、本発明に係る第
1、第2の試料は、通常の鋳鉄板である第3の試料に比
べて、乾燥時は静摩擦係数が約2.3倍に増加し、ウェ
ット時においては、静摩擦係数が約2.4〜2.8倍に
増加することが確認された。
【0018】また、乾燥時とウェット時の静摩擦係数を
比較すると、通常の鋳鉄板である第3の試料は、乾燥時
に比べてウェット時には約20%低下するのに対し、本
発明に係る第1、第2の試料は2〜7%の低下にとどま
ることがわかった。このように、本発明に係る踏面のす
べり止め構造は、すべり止め加工を施さない場合に比べ
て、乾燥時は勿論、ウェット時においても静摩擦係数が
大幅に高いことが確認された。
【0019】上記の説明では、基体1の踏面2、接着剤
4及び粒子5を通常色の状態ですべり止め層3を形成し
た場合を示したが、接着剤4若しくは粒子5、又は接着
剤4及び粒子5を所望の色に着色してすべり止め層3を
形成し、あるいは、基体1の踏面2に着色し、透明又は
半透明の接着剤4及び粒子5によりすべり止め層3を形
成してもよい。これにより、基体1の踏面2にすべり止
め機能を付与すると共に、道路等に変化をもたせること
ができ、また、歩行者や車輌の運転者などに注意を喚起
することができる。
【0020】また、上記の説明では、道路等に設置した
マンホールカバー等の基体1の踏面2に、現場において
本発明に係るすべり止め構造を施工する場合を示した
が、本発明はこれに限定するものではなく、工場、倉庫
等において、マンホールカバー等の基体1の踏面2に本
発明に係るすべり止め構造を施工してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る踏面のすべり止め構造は、
マンホールカバーの如き基体の踏面に接着剤を介して粒
子を付着させたものであり、また、上記の粒子をセラミ
ックで構成し、あるいは、粒子の平均粒径を0.1〜
5.0mmの範囲としたので、道路上などに設置された又
は設置されるマンホールカバー等の基体の踏面にも容易
かつ簡単に施工することができる。
【0022】また、基体の踏面に設けたすべり止めの層
の粒子の凹凸により摩擦力が向上するため、常時は勿
論、雨雪時などにおいても基体上を通る人や車輌などの
すべりを防止することができ、安全な踏面を有する基体
を得ることができる。さらに、接着剤は基体に対して密
着性がよいため基体の防食性を向上することができ、ま
た、基体の踏面はすべり止め層により被覆されて保護さ
れているので、耐久性が向上する。
【0023】また、本発明に係る踏面のすべり止め構造
の施工方法は、マンホールカバーの如き基体の踏面に接
着剤を塗布し、この接着剤が固化する前に接着剤上に粒
子をほぼ単層で散布するようにしたので、上記と同様の
効果を得ることができる。また、施工はきわめて短時間
(例えば、60分以内)で完了するので、道路上に設置
されたマンホールカバー等に対しても、通行人や通行車
輌などに迷惑をかけることなく施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る踏面のすべり止め構造の一例を示
す平面図である。
【図2】本発明に係る踏面のすべり止め構造の施工方法
の説明図である。
【符号の説明】
1 基体 2 踏面 3 すべり止め層 4 接着剤 5 粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 康志 埼玉県鴻巣市大字宮前547番地の1 理研 コランダム株式会社内 (72)発明者 近藤 博司 東京都文京区本郷3丁目27番12号 オカモ ト株式会社内 Fターム(参考) 2D047 BB00 2E044 BC07 BC23 DA07 3J046 AA09 AA14 CA01 DA10 EA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールカバーの如き基体の踏面に接
    着剤を介して粒子を付着させたことを特徴とする踏面の
    すべり止め構造。
  2. 【請求項2】 粒子をセラミックで構成したことを特徴
    とする請求項1記載の踏面のすべり止め構造。
  3. 【請求項3】 粒子の平均粒径を0.1〜5.0mmの範
    囲としたことを特徴とする請求項1又は2記載の踏面の
    すべり止め構造。
  4. 【請求項4】 マンホールカバーの如き基体の踏面に接
    着剤を単層で塗布し、該接着剤が固化する前に該接着剤
    上に粒子をほぼ単層で散布することを特徴とする踏面の
    すべり止め構造の施工方法。
JP10262728A 1998-09-17 1998-09-17 踏面のすべり止め構造及びその施工方法 Withdrawn JP2000096593A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2399585A (en) * 2003-03-20 2004-09-22 Saint Gobain Pipelines Plc Surface access cover
NL1030985C2 (nl) * 2006-01-24 2007-07-26 Pressplate B V Anti-slip putdeksel.
GB2445150A (en) * 2006-12-22 2008-07-02 Saint Gobain Pipelines Plc Surface access cover

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