JPH0743074Y2 - 媒体引き寄せ機構 - Google Patents

媒体引き寄せ機構

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JPH0743074Y2
JPH0743074Y2 JP1690189U JP1690189U JPH0743074Y2 JP H0743074 Y2 JPH0743074 Y2 JP H0743074Y2 JP 1690189 U JP1690189 U JP 1690189U JP 1690189 U JP1690189 U JP 1690189U JP H0743074 Y2 JPH0743074 Y2 JP H0743074Y2
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JP
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lever
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pusher
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智弘 堀口
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、通帳,磁気カード,伝票等の媒体を基準面に
引き寄せる媒体引き寄せ機構に関する。
〔従来の技術〕
金融機関等で使用される通帳,磁気カード,伝票等の媒
体に磁気書き込みヘッドによる磁気書き込みや印字ヘッ
ドによる印字を行ったり、またはこれらの媒体に記録さ
れている情報を磁気読み取りヘッドにより読み取りを行
う場合、まず媒体引き寄せ機構により媒体を基準面へ引
き寄せる必要がある。
第6図はこの種の媒体引き寄せ機構の従来例を示す側面
図であり、これは実開昭61-80746号に開示されている技
術である。
図において、1はプランジャマグネット、2はこのプラ
ンジャマグネット1に軸3を介して連結したリンク、4
は固定軸5によって回動自在に支持されたレバーであ
り、その一端は前記リンク2に軸6によって連結されて
いる。
7はスライドブラケットであり、長穴7a,7bを有し、こ
の長穴7a,7bをそれぞれ固定軸8a,8bに嵌めて直線移動が
できるようになっている。
9a,9bはクランプレバーでありその一端を上記スライド
ブラケット7の中程にそれぞれ軸10a,10bによって回動
自在に連結してある。
このクランプレバー9a,9bの中程にローラ11a,11bを対向
させた上、内側に多少突出させて設けてあり、さらにク
ランプスプリング12によって両クランプレバー9a,9bを
互いに引き寄せてある。
上記スライドブラケット7の後端にはリミッタポスト13
を取り付け、このリミッタポスト13に上記レバー4の端
部が当接してあり、さらにこのレバー4とスライドブラ
ケット7はスプリング14によって、互いに引き合う構成
になっている。
上記クランプレバー9a,9bの他端には互いに向かい合わ
せに直方体形状のゴム材よりなる押圧子15a,15bが固設
してあり、媒体16を挟むことができるようになってい
る。
17は板カムであり、上記クランプレバー9a,9bに取り付
けられたローラ11a,11bをそのカム面17a,17bに当接して
ある。
18はフレームであり、端部に基準面19が形成され近くの
上記押圧子15a,15bが位置する個所に作動穴20が開けて
ある。
21はリセットスプリングであり、本体とレバー4との間
に張設してレバー4を引っ張っている。
22は図示せぬモータにより回転して媒体16を搬送するフ
ィードローラ、23は図示せぬソレノイドによりフィード
ローラ22に対し圧接・離反するプレッシャローラであ
る。
第7図は同従来例の作用を示す側面図、第8図は同従来
例における押圧子15a,15bの運動経路を示す側面図であ
る。
上記構成により、媒体16をフィードローラ22とプッレッ
シャローラ23で挟持し、定められた引き寄せ位置まで搬
送すると、プッレッシャローラ23をフィードローラ22よ
り離反する。
次に、プランジャマグネット1を励磁すると、リンク2
を介してレバー4が固定軸5を中心として回転し、スプ
リング14により固定軸8a,8bをガイドとして、スライド
ブラケットを第7図の矢印A方向に移動させる。
移動が開始されると、板カム17のカム面17a,17bとロー
ラ11a,11bの作用によりクランプレバー9a,9bが近づいて
押圧子15a,15bは第8図の押圧子の運動経路に示される
ように、P0→P1と移動しフレーム18上にある媒体16を挟
み、続いてP1→P2と移動して媒体16を基準面19に引き寄
せる。
媒体16を引き寄せると、媒体16は再びフィードローラ22
とプッレッシャローラ23で挟持される。
以上の状態でプランジャマグネット1の励磁を切断する
とリセットスプリング21によりレバー4を作動してスラ
イドブラケット7は第6図の矢印B方向に移動する。ス
ライドブラケット7の移動によって生ずる板カム17のカ
ム面17a,17bとローラ11a,11bの作用により押圧子15a,15
bは媒体16の引き寄せ時に通った運動経路の逆のP2→P1
→P0と移動して初期位置へもどり開放状態となる。
このように、押圧子15a,15bの運動経路を往復とも同一
にすることで機構の簡易化を図っている。
以上の動作により、媒体16は基準面19に引き寄せられた
ことになり、種々の処理が行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した構成の従来技術によれば、媒体
はフィードローラ及びプレッシャローラにて挟持された
上、押圧子が復帰時に媒体と接触したままであるので上
述の運動経路では摩擦が生じ、引き寄せた媒体を再び基
準面から離反してしまったり、しわをよせたりするとい
う問題があった。
本考案は、以上の問題点に鑑み、押圧子が復帰時に媒体
と接触したままでも摩擦の生じない構成を得て、簡易な
構造のままで、一旦引き寄せた媒体を基準面より離反し
てしまったり、しわをよせたりすることのない媒体引き
寄せ機構を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、運動経路は従来の
ままにし、押圧子を、引き寄せ方向には摩擦を生じ復帰
方向には摩擦を生じない構造とする。
すなわち、本考案は、先端に押圧子を有するクランプレ
バーと、該クランプレバーの後端の位置を移動させる移
動機構と、クランプレバーの後端の位置によってクラン
プレバーの先端の開きを制御するカム機構と、前記移動
機構を駆動する駆動源を有し、前記クランプレバーの後
端を移動させることで押圧子で媒体を挟んで基準面に引
き寄せる媒体引き寄せ機構において、前記押圧子として
ワンウエイローラを用い、かつ、前記ワンウエイローラ
を媒体の引き寄せ動作時に回転不可能で、復帰時には回
転可能となる状態で設置することを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成による本考案は、まず、移動機構を駆動して
クランプレバーの後端の位置を媒体引き寄せ方向に移動
するとカム機構により、クランプレバーの先端の開きが
制御され、クランプレバーの先端に設置したワンウエイ
ローラは媒体を挟んで基準面方向に移動する。このと
き、ワンウエイローラは媒体の引き寄せ動作時に回転不
可能となるように設置してあるので、媒体とワンウエイ
ローラとの間に摩擦が生じ媒体は基準面まで引き寄せら
れる。
媒体の引き寄せ完了後、クランプレバーの後端の位置を
復帰方向に移動するとカム機構により、クランプレバー
の先端の開きが制御され、クランプレバーの先端に設置
したワンウエイローラは媒体に接触したまま復帰方向に
移動する。このとき、ワンウエイローラは復帰動作時に
回転可能となるように設置してあるので、ワンウエイロ
ーラは媒体の上を転がって摩擦の発生を防ぎながら初期
位置へ復帰することができる。
〔実施例〕
以下図面に従って実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は同実
施例の要部断面図である。
第1図において、1はプランジャマグネット、2はこの
プランジャマグネット1に軸3を介して連結したリン
ク、4は固定軸5によって回動自在に支持されたレバー
であり、その一端はリンク2に軸6によって連結されて
いる。
7はスライドブラケットであり、長穴7a,7bを有し、こ
の長穴7a,7bを固定軸8a,8bに嵌めて直線移動ができるよ
うになっている。
9a,9bはクランプレバーでありその一端を前記スライド
ブラケット7の中程にそれぞれ軸10a,10bによって回動
自在に連結してある。
このクランプレバー9a,9bの中程にローラ11a,11bを対向
させると共に、内側に多少突出させて設けてあり、さら
にクランプスプリング12によって両クランプレバー9a,9
bを互いに引き寄せてある。
上記スライドブラケット7の後端にはリミッタポスト13
を取り付け、このリミッタポスト13に上記レバー4の端
部が当接してあり、さらにこのレバー4とスライドブラ
ケット7との間にはスプリング14が張設してあり、互い
に引き合っている。
24a,24bは前記クランプレバー9a,9bの他端に互いに向か
い合わせに取りつけたワンウエイローラであり、これら
ワンウエイローラ24a,24bは第1図に示した矢印C,C′方
向に回転しないようにロックする状態で設置してある。
ワンウエイローラ24a,24bは第2図に示す如く、リベッ
ト25を軸にクランプレバー9a,9bに取り付け、表面には
ゴム材26を施してある。
なお、このゴム材26に、一方向の回転に対してのみ大き
な摩擦力を発生させる鱗状の表面加工を施すようにして
もよい。
第1図に戻り、17は板カムであり、上記クランプレバー
9a,9bに取り付けられたローラ11a,11bをカム面17a,17b
に当接してある。
18はフレームであり、端部に基準面19が形成され近くの
前記押圧子として用いられるワンウエイローラ24a,24b
が位置する個所に作動穴20が開けてある。
21はリセットスプリングであり、本体とレバー4との間
に張設してレバー4を引っ張っている。
22は図示せぬモータにより回転して媒体16を搬送するフ
ィードローラ、23は図示せぬソレノイドによりフィード
ローラ22に対し圧接・離反するプレッシャローラであ
る。
第3図は本実施例の制御系を示すブロック図である。
図において、27は主制御部、28はフィードローラ22の駆
動を制御するフィードローラ制御部、29はプレッシャロ
ーラ23の当接・離反を制御するプレッシャローラ制御
部、30は媒体引き寄せの駆動源となるプランジャマグネ
ット1の駆動を制御するプランジャマグネット制御部、
31は装置内の各所に配置した図示せぬセンサを駆動制御
するとともに、これらのセンサの検知信号を主制御部27
に送るセンサ駆動部である。
以上の構成の本実施例の作用を以下に説明する。
第4図は本実施例の作用を示す側面図、第5図は同実施
例におけるワンウエイローラ24a,24bの運動経路を示す
側面図である。
上記構成により、媒体16をフィードローラ22とプッレッ
シャローラ23で挟持し、定められた引き寄せ位置まで搬
送すると、プッレッシャローラ23をフィードローラ22よ
り離反する。
次に、プランジャマグネット1を励磁すると、リンク2
を介してレバー4が固定軸5を中心として回転し、スプ
リング14により固定軸8a,8bをガイドとして、スライド
ブラケットを第4図の矢印A方向に移動させる。
移動が開始すると、板カム17のカム面17a,17bとローラ1
1a,11bの作用によりクランプレバー9a,9bが近づいてワ
ンウエイローラ24a,24bは、第5図からわかるようにP0
→P1と移動しフレーム18上にある媒体16を挟み、続いて
P1→P2と移動して媒体16を基準面に引き寄せる。このと
き、ワンウエイローラ24a,24bは第1図に示した矢印C,
C′方向に回転しないようにロックされているので、媒
体16とワンウエイローラ24a,24bとの間に摩擦が生じ媒
体16は基準面19まで引き寄せられる。
媒体16を引き寄せると、媒体16は再びフィードローラ22
とプッレッシャローラ23で挟持される。
以上の状態でプランジャマグネット1の励磁を切断する
とリセットスプリング21によりレバー4を作動してスラ
イドブラケット7が第1図の矢印B方向に移動する。ス
ライドブラケット7の移動によって生ずる板カム17のカ
ム面17a,17bとローラ11a,11bの作用により、ワンウエイ
ローラ24a,24bは媒体16の引き寄せ時に通った運動経路
の逆のP2→P1→P0と移動して初期位置へもどり開放状態
となる。このとき、ワンウエイローラ24a,24bは反矢印
C,C′方向には回動可能であるので、ワンウエイローラ2
4a,24bは媒体16の上を転がって摩擦の発生を防ぎながら
初期位置に復帰する。
以上の動作により、媒体16は基準面に引き寄せられたこ
とになり、以後印字や磁気書き込み・読み取り等の種々
の処理が行われる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如く、本考案によれば、先端に押圧
子を有するクランプレバーと、該クランプレバーの後端
の位置を移動させる移動機構と、クランプレバーの後端
の位置によってクランプレバーの先端の開きを制御する
カム機構と、前記移動機構を駆動する駆動源を有し、前
記クランプレバーの後端を移動させることで押圧子で媒
体を挟んで基準面に引き寄せる媒体引き寄せ機構におい
て、前記押圧子としてワンウエイローラを用い、かつ、
前記ワンウエイローラを、媒体の引き寄せ動作時に回転
不可能で、復帰時には回転可能となる状態で設置したの
で、運動経路は従来のままで、押圧子を、引き寄せ方向
には摩擦を生じ復帰方向には摩擦を生じないようにでき
る。
これにより、押圧子が復帰時に媒体と接触したままでも
摩擦が生じないようにすることが可能となり、簡易な構
造のままで、一端引き寄せた媒体を基準面より離反して
しまったり、しわをよせたりすることのない媒体引き寄
せ機構を得るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は同実
施例の要部断面図、第3図は本実施例の制御系を示すブ
ロック図、第4図は同実施例の作用を示す側面図、第5
図は同実施例におけるワンウエイローラの運動経路を示
す側面図、第6図は従来例を示す側面図、第7図は同従
来例の作用を示す側面図、第8図は同従来例における押
圧子の運動経路を示す側面図である。 1……プランジャマグネット 9a,9b……クランプレバー 11a,11b……ローラ 17……板カム 24……ワンウエイローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に押圧子を有するクランプレバーと、 該クランプレバーの後端の位置を移動させる移動機構
    と、 クランプレバーの後端の位置によってクランプレバーの
    先端の開きを制御するカム機構と、 前記移動機構を駆動する駆動源を有し、 前記クランプレバーの後端を移動させることで押圧子で
    媒体を挟んで基準面に引き寄せる媒体引き寄せ機構にお
    いて、 前記押圧子としてワンウエイローラを用い、 かつ、前記ワンウエイローラを、媒体の引き寄せ動作時
    に回転不可能で、復帰時には回転可能となる状態で設置
    することを特徴とする媒体引き寄せ機構。
JP1690189U 1989-02-17 1989-02-17 媒体引き寄せ機構 Expired - Fee Related JPH0743074Y2 (ja)

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