JPH0743047A - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁

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JPH0743047A
JPH0743047A JP5192224A JP19222493A JPH0743047A JP H0743047 A JPH0743047 A JP H0743047A JP 5192224 A JP5192224 A JP 5192224A JP 19222493 A JP19222493 A JP 19222493A JP H0743047 A JPH0743047 A JP H0743047A
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JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
pressure side
channel
communication hole
side refrigerant
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Pending
Application number
JP5192224A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokumi Tsugawa
徳巳 津川
Satoshi Kawakami
智 川上
Takeyasu Nishiyama
武泰 西山
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
Isao Sendo
功 仙道
Shinji Saeki
真司 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0743047A publication Critical patent/JPH0743047A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/04Refrigeration circuit bypassing means
    • F25B2400/0411Refrigeration circuit bypassing means for the expansion valve or capillary tube

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来注意を払われていなかった要素に着目し
て、冷媒通過音を一層低減させることのできる膨張弁を
提供することを目的とする。 【構成】高圧の冷媒が送り込まれてくる高圧側冷媒流路
12とその冷媒が断熱膨張しながら送り出される低圧側
冷媒流路13とを膨張弁本体11内に略直角の向きに配
置して、上記低圧側冷媒流路13に対して直列に連通形
成した連通孔14によって上記両流路12,13を連通
させると共に、上記連通孔14内から低圧側冷媒流路1
3内にかけて配置した弁体15を、上記連通孔14の低
圧側冷媒流路13側の口元に形成された弁座16に対向
して配置した膨張弁において、上記連通孔14に対する
上記高圧側冷媒流路12の冷媒出口開口12aを、上記
連通孔14内の冷媒流路35に対して偏心して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用冷房装置
(カーエアコン)等の冷凍サイクルに使用される膨張弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】膨張弁は、受液器に接続された高圧側冷
媒流路から蒸発器に接続された低圧側冷媒流路に対し
て、冷媒を断熱膨張させて送り出すためのものである。
【0003】膨張弁においては、冷媒を断熱膨張させる
ために高圧側冷媒流路と低圧側冷媒流路との間の連通部
に形成された絞り部(弁部)付近において、冷媒が高速
で流れることにより冷媒通過音が騒音として発生する。
【0004】そこで従来は、冷媒の流れによって発生す
るそのような騒音を低減するために、絞り孔の直径と長
さの比を適当な値に設定したり、周辺の凹凸を小さくし
たりして対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年乗用車が高級化し
て室内が非常に静かになり、従来は気にならなかった音
までが騒音として感じられるようになってきた。そのた
め、上述のような従来の冷媒通過音低減対策だけでは不
充分なものとなり、冷媒通過音をさらに低減させる必要
が生じてきた。
【0006】そこで本発明は、従来注意を払われていな
かった要素に着目して、冷媒通過音を一層低減させるこ
とのできる膨張弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の膨張弁は、高圧の冷媒が送り込まれてくる
高圧側冷媒流路とその冷媒が断熱膨張しながら送り出さ
れる低圧側冷媒流路とを膨張弁本体内に略直角の向きに
配置して、上記低圧側冷媒流路に対して直列に連通形成
した連通孔によって上記両流路を連通させると共に、上
記連通孔内から低圧側冷媒流路内にかけて配置した弁体
を、上記連通孔の低圧側冷媒流路側の口元に形成された
弁座に対向して配置した膨張弁において、上記連通孔に
対する上記高圧側冷媒流路の冷媒出口開口を、上記連通
孔内の冷媒流路に対して偏心して設けたことを特徴とす
る。
【0008】なお、上記連通孔内の冷媒流路の底面を滑
らかな曲面に形成するとよく、また、上記高圧側冷媒流
路の出口開口の外縁と上記弁座との間の距離をLとし、
上記弁座の直径をDとしたとき、D/Lを6以上にする
とよい。
【0009】
【作用】高圧側冷媒流路の出口開口を連通孔内の冷媒流
路に対して偏心して設けることにより、冷媒の流れがス
ムーズになり、冷媒が弁部を高速で通過する際に発生す
る冷媒通過音の大きさが低減される。
【0010】そしてさらに、連通孔内の冷媒流路部の底
面を滑らかな曲面に形成することにより、冷媒通過音が
さらに低減され、D/Lを6以上とすることによって、
冷媒通過音がより一層低減される。
【0011】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
本発明の第1の実施例の膨張弁を示している。
【0012】弁本体11内には、高圧の冷媒液を貯留す
る受液器(図示せず)の出口に接続されて高圧の液体冷
媒が送り込まれてくる高圧側冷媒流路12と、蒸発器
(図示せず)の入口に接続されて冷媒が断熱膨張しなが
ら送り出される低圧側冷媒流路13とが形成されてい
る。両流路12,13共に円形断面に形成されており、
高圧側冷媒流路12の先端側の部分12bは少し細く形
成されている。
【0013】低圧側冷媒流路13は、弁本体11の底部
側から上方へ向かって弁本体11の中央部付近まで形成
され、高圧側冷媒流路12は、そのすぐ上側の位置に横
向きに、低圧側冷媒流路13に対して直角の向きに形成
されている。
【0014】両流路12,13は、低圧側冷媒流路13
に対して直列に低圧側冷媒流路13と同軸に形成された
連通孔14によって連通しており、連通孔14の冷媒出
口側、即ち低圧側冷媒流路13側の口元に弁座16が形
成されている。
【0015】そして、連通孔14内から低圧側冷媒流路
13内にかけて配置された弁体15が、低圧側冷媒流路
13側から弁座16に対向するように配置されている。
その弁体15は、圧縮コイルスプリング17によって、
低圧側冷媒流路13側から弁座16に押し付けられる方
向に付勢されている。
【0016】圧縮コイルスプリング17の下端を受ける
スプリング受け18は、弁本体11に螺合していて、圧
縮コイルスプリング17のばね力を調整することができ
るようになっている。
【0017】弁本体11の上端部には、弁体15及び弁
座16と中心位置を合わせて ダイアフラム室20が設
けられている。21は、変位自在な薄い膜板からなるダ
イアフラムであり、ダイアフラム室20を、表側の高圧
室22と裏側の低圧室23とに仕切っている。
【0018】ダイアフラム室20の高圧室22には、感
温管25が連通接続されている。この感温管25内に
は、冷凍サイクルが運転される条件下で飽和蒸気の状態
になる冷媒が封入されていて、その先端(図示せず)は
封止されている。感温管25の先端は、図示されていな
い蒸発器の出口側配管に接触するように配置される。
【0019】したがって、蒸発器を出た冷媒の温度変動
(過熱度によって生じる)によって、感温管25内の冷
媒の圧力が変化し、それによってダイアフラム室20の
高圧室22内の圧力が変化する。
【0020】一方、ダイアフラム室20の低圧室23
は、図示されていない蒸発器の出口側配管内と連通して
おり、低圧室23内は蒸発器を出る冷媒ガスの圧力と等
圧になっている。そして、ダイアフラム21は、高圧室
22と低圧室23との圧力差によって変位する。
【0021】ダイアフラム21の裏面側(低圧室23
側)には、円盤状のダイアフラム受け29が、ダイアフ
ラム21と中心位置を合わせてダイアフラム21に当接
して配置されている。
【0022】そして、ダイアフラム受け29の下面側
は、弁体15と一体的に形成された連結棒部30の上端
に当接しており、ダイアフラム21の動きが、ダイアフ
ラム受け29と連結棒部30を介して弁体15に伝達さ
れる。連結棒部30は連通孔14の上半部内に摺動自在
に嵌合しており、その外周面には上下一対のシール用の
Oリング31,32が装着されている。
【0023】33は、一対のOリング31,32の間で
連結棒部30の外周面に開口すると共に、下方の低圧側
冷媒流路13に連通するように、連結棒部30から弁体
15内にT字状に穿設されたリーク孔であり、連結棒部
30と連通孔14との嵌合部を通って上方に漏れる冷媒
を低圧側冷媒流路13内にリークさせる。
【0024】弁体15は、連通孔14内から低圧側冷媒
流路13側へ向かって広がるテーパ状に形成されてお
り、弁座16と低圧側冷媒流路13の側壁との間の壁面
19も、低圧側冷媒流路13側へ向かって広がる、弁体
15より角度の大きなテーパ状の斜面に形成されてい
る。
【0025】そして、弁体15の外周面が連通孔14内
における冷媒流路35の底面を形成しており、高圧側冷
媒流路12の出口孔12aがこの冷媒流路35に向かっ
て開口している。
【0026】この高圧側冷媒流路12の出口孔12a
は、図1に示されるように、連通孔14内の冷媒流路3
5の深い部分に向かって開口するように形成されると共
に、図2に示されるように、冷媒流路35の中心に対し
て側方に偏心して形成されている。
【0027】したがって、高圧側冷媒流路12から連通
孔14内の冷媒流路35に流れ込む高圧冷媒は、冷媒流
路35の底面にまともに激突せずに、冷媒流路35内で
回転運動をするように運動の向きを変えながら滑らかに
流入する。その結果、冷媒の流れがスムーズになる。
【0028】図3は本発明の第2の実施例を示してお
り、連通孔14内の冷媒流路35の底面、即ち弁体15
の外周面を、滑らかな曲面に形成したものである。この
ように形成することにより、冷媒流路35内における高
圧冷媒の流れがよりスムーズになる。
【0029】また、図3に示されるように、高圧側冷媒
流路12の出口孔12aの下縁部と弁座16との間の距
離をLとし、弁座16の直径をDとすると、この実施例
においてはD/Lが4又は6に設定されている。
【0030】上述の第1及び第2の実施例のように構成
された膨張弁において、高圧側冷媒流路12内の高圧冷
媒は、連通孔14内の冷媒流路35を経由して、弁座1
6と弁体15との間に形成される絞り部を通過して低圧
側冷媒流路13内に流れ込み、断熱膨張をしながら蒸発
器の入口へ送り出される。
【0031】そこで、第1の実施例と第2の実施例にお
いて、冷媒通過音の音の大きさを測定した。図4はその
測定結果を示しており、は第1の実施例(ただしD/
L=4)、は第2の実施例(ただしD/L=4)、
は第2の実施例(ただしD/L=6)である。
【0032】また、破線は比較例として、高圧側冷媒流
路12の出口孔12aが連通孔14に対して偏心してい
ないものの測定結果を示している。この図4に示される
ように、高圧側冷媒流路12の出口孔12aを連通孔1
4内における冷媒流路35に対して偏心させることによ
り2dB近い音量低減効果が得られ、冷媒流路35の底
面形成を滑らかな曲面にすることによってさらに音量が
低減し、D/Lを4から6にすることによってより一
層、音量が低減する。
【0033】図5は、第2の実施例においてD/Lを変
化させた場合を示しており、D/Lを6以上にすれば2
dB以上の明らかな音量低減効果が得られる。なお、第
1の実施例においても、D/Lを6以上にすれば同様の
効果がある。
【0034】
【発明の効果】本発明の膨張弁によれば、高圧側冷媒流
路の出口開口を連通孔内の冷媒流路に対して偏心して設
けることによって、冷媒通過音を小さくして膨張弁から
の騒音発生を小さくすることができ、その冷媒流路の底
面を滑らかな曲面に形成し、またD/Lを6以上にする
ことによって、さらに音量を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の膨張弁の縦断面図である。
【図2】第1の実施例の膨張弁の平面断面図である。
【図3】第2の実施例の膨張弁の縦断面図である。
【図4】実施例の冷媒通過音量測定結果を示す線図であ
る。
【図5】実施例の冷媒通過音量測定結果を示す線図であ
る。
【符号の説明】
11 弁本体 12 高圧側冷媒流路 12a 出口孔(出口開口) 13 低圧側冷媒流路 14 連通孔 15 弁体 16 弁座 35 冷媒流路
フロントページの続き (72)発明者 広田 久寿 東京都八王子市椚田町1211番地4 株式会 社テージーケー内 (72)発明者 仙道 功 東京都八王子市椚田町1211番地4 株式会 社テージーケー内 (72)発明者 佐伯 真司 東京都八王子市椚田町1211番地4 株式会 社テージーケー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧の冷媒が送り込まれてくる高圧側冷媒
    流路とその冷媒が断熱膨張しながら送り出される低圧側
    冷媒流路とを膨張弁本体内に略直角の向きに配置して、
    上記低圧側冷媒流路に対して直列に連通形成した連通孔
    によって上記両流路を連通させると共に、上記連通孔内
    から低圧側冷媒流路内にかけて配置した弁体を、上記連
    通孔の低圧側冷媒流路側の口元に形成された弁座に対向
    して配置した膨張弁において、 上記連通孔に対する上記高圧側冷媒流路の冷媒出口開口
    を、上記連通孔内の冷媒流路に対して偏心して設けたこ
    とを特徴とする膨張弁。
  2. 【請求項2】上記連通孔内の冷媒流路の底面が滑らかな
    曲面に形成されている請求項1記載の膨張弁。
  3. 【請求項3】上記高圧側冷媒流路の出口開口の外縁と上
    記弁座との間の距離をLとし、上記弁座の直径をDとし
    たとき、D/Lが6以上である請求項1又は2記載の膨
    張弁。
JP5192224A 1993-08-03 1993-08-03 膨張弁 Pending JPH0743047A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001153497A (ja) * 1999-12-02 2001-06-08 Tgk Co Ltd 膨張弁
CN109425153A (zh) * 2017-08-28 2019-03-05 株式会社鹭宫制作所 节流装置及冷冻循环系统

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CN109425153A (zh) * 2017-08-28 2019-03-05 株式会社鹭宫制作所 节流装置及冷冻循环系统
JP2019039526A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 株式会社鷺宮製作所 絞り装置および冷凍サイクルシステム
CN109425153B (zh) * 2017-08-28 2021-05-04 株式会社鹭宫制作所 节流装置及冷冻循环系统

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