JPH074297Y2 - 墓 標 - Google Patents

墓 標

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JPH074297Y2
JPH074297Y2 JP8477392U JP8477392U JPH074297Y2 JP H074297 Y2 JPH074297 Y2 JP H074297Y2 JP 8477392 U JP8477392 U JP 8477392U JP 8477392 U JP8477392 U JP 8477392U JP H074297 Y2 JPH074297 Y2 JP H074297Y2
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JP
Japan
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stone
fence
skeleton
carrot
opening
Prior art date
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Application number
JP8477392U
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JPH0647532U (ja
Inventor
大二郎 新井
Original Assignee
有限会社鹿児島石材興業
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は骨壷の出し入れを容易
に行なうことのできる墓標に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば関東地方の墓標にあっては、区画
された墓の敷地内に骨壷を収納する凹穴を掘り、この凹
穴の周囲を石材にて包囲し、その上面を蓋石で覆うこと
ことにより納骨室を構成するカロートを形成し、さらに
上記カロートの上に墓石を載置することにより構成され
ている。上記カロートは正面側の側面が前蓋石により塞
がれ、この前蓋石を取り外すことによりカロートの前面
を開口させ、この開口から納骨室内に骨壷を収納して上
記凹穴の内部に納骨していた。また、九州地方の墓標で
は墓敷地内の地面上に比較的高い台形のカロートを形成
し、このカロートの側面を構成する石板を取り外すこと
によりカロート側面を開口し、この開口から納骨室内に
骨壷を収納する形で納骨が行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の墓標においては、納骨やカロート内部の清掃を
行なう際に、カロートの側面を構成する前蓋石や石板を
取り外した上で、開かれた開口部から骨壷の収納やカロ
ート内部の清掃作業を行なう必要があったため、その作
業は大変面倒であった。
【0004】本考案は、上記した如き従来の墓標に対し
て、カロートへの納骨やカロート内部の清掃を容易に行
なうことのできる手段を具備せしめることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
為に本考案の墓標は、一側面が開口するカロートを石材
を用いて形成し、このカロートの内部に骨壷を載置する
納骨柵を水平方向へ摺動可能に収納し、且つ上記カロー
トの開口部を蓋材により外側から被蓋し、該蓋材と上記
納骨柵とを一体化して開口部から引出し及び収納可能に
構成したものである。
【0006】
【作用】以上の手段によれば、カロートの内部に形成さ
れる納骨室には骨壷を載置する納骨柵が水平方向へ摺動
可能に収納されている。また、カロートの側面に開設し
た開口部は上記納骨柵と一体化する蓋材により外側から
覆われている。従って、上記蓋材をもって手前に引く
と、カロート内部に収納されていた納骨柵が開口部から
水平に引き出され、納骨柵上に載置しておいた骨壷を外
部に取り出すことができる。また、納骨の際には上記し
たように引き出した納骨柵の上に納骨する骨壷を置いた
後に、蓋材を押して納骨柵をカロート内へ水平に押し戻
すことにより、納骨柵上に載置した骨壷がカロート内部
に収納され、また開口部は蓋材により閉鎖される。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、骨壷を載
置した状態でカロート内部に収納される納骨柵を蓋材と
共に開口部から引出し及び収納可能に構成したものであ
るから、カロート側面の前蓋石や石板を取り外さなけれ
ばならなかった従来の墓標と比較すると、納骨やカロー
ト内部の清掃作業を非常に簡単に行なうことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明
する。図1及び図2にて示す墓碑aは、墓の敷地bの上
に石材を井筒状に組み合せてなるカロートa1を設置す
ると共に、該カロートa1の上に墓石a2を載置して構
成してある。
【0009】カロートa1は骨壷を収納する納骨室a
1’を構成するものであって、図3にて示すようにブロ
ック状の石材11を敷地b上の左右に3個ずつ並べて設
置すると共に、3個ずつ並べた石材11の上に各々奥行
き方向に長い石材12を載せ(図4)、さらに間隔を置
いて対向する石材12の間にわたり上蓋石13を載せる
ことにより構成してある(図5)。また、左右3個ずつ
並設した石材11の間に挟まれる納骨室a1’空間の前
面下半部及び後面は、図4にて示すように石板15,1
6によって閉鎖されている。これにより、カロートa1
の内部には左右の石材11,12,石板15,16及び
上蓋石13により包囲される納骨室a1’が形成され
る。また、納骨室a1’前面の上半部は図5にて示すよ
うに開口している。
【0010】図3及び図4にて示すように、石材11上
面における石材12の載置面と、石材12上面における
上蓋石13の載置面には各々はめ込み用の切り込み溝1
1a,12aが形成してある。また、左右石材11の対
向面にも石板1,16の両側辺部を差し込む凹11b,
11c溝が形成してある。このように各石材11,12
及び石板15,16間の接合部にはめ込み用の切り溝1
1a,12aや凹溝11b,11cを形成することよれ
ば、各部材間が溝を介して接合されることになり、墓碑
aの耐震性が効果的に高められる。また、左右の石材1
2同士は、3個ずつ並べて設置した左右の石材11上面
の内側端部より幾分外側へずらした状態で載置してあ
り、これにより左右石材11の内側縁部に後述する納骨
柵17を摺動させる為の摺動辺14を形成してある。
【0011】納骨柵17は骨壷を並べて載置する柵であ
って、上記した摺動辺14に同柵17の左右両側辺部を
載せることにより納骨室a1’内の中間高さに収納され
ている。また、図6にて示すように納骨柵17下面にお
ける左右両側辺部に沿っては数個のボールキャスタ18
が一列状に取り付けてあり、このボールキャスタ18列
を左右の摺動辺14の上面に載せることにより納骨柵1
7自体が前後水平方向に摺動可能に支持され、納骨室a
1’前面の開口部19から外部へ向けて出し入れ可能と
なる。
【0012】図2にて示すようにカロートa1前面の左
右両側には墓誌碑21を立設し、該墓誌碑21間に挟ま
れる形で覗くカロートa1前面の開口部19には前蓋石
22が被蓋させている。前蓋石22はカロートa1前面
の開口部19を前面側から覆うように被蓋され、前記納
骨柵17の前端部に接合して一体化してある。従って、
前蓋石22は納骨柵17の前端部にて支持される形で開
口部19を前面から覆い、また手前に引くことにより納
骨柵17と共に開口部19より前に引き出される。この
引出し状態において納骨柵17上に載置される骨壷も開
口部19から外に出された状態となる。よって、納骨や
納骨室a1’内の清掃の際には、図1にて示すように前
蓋石22を手前に引き、納骨柵17を開口部19から外
へ引き出すことにより骨壷の収納や収納室a1’および
納骨柵17上の清掃を簡単に行なうことができる。
【0013】また、前記前蓋石22には窓部22aを開
設し、この窓部に22aにスリットが嵌め込んである。
これによれば、窓部22aを介して納骨室a1’内への
通気と採光が確保され、湿気の溜り易い納骨室a1’内
が多湿状態となるのを防止することができる。
【0014】カロートa1内部の納骨室a1’は図1に
て示すように納骨柵17により上下に分割され、骨壷は
納骨柵17の上に載置される形となる。よって納骨柵1
7より下は未使用の空間となるが、地面には吸湿作用の
高い木炭を敷設して除湿空間としている。この空間は古
い遺骨を土に返す慣習にも利用される。
【0015】尚、カロートa1の前面左右両側に立設し
た墓誌碑21は、カロートa1を構成する石材11,1
2の前面に対して接合させてた状態で支持してあるの
で、台風時の強風により墓誌碑21が倒れるのを防止す
ることができる。また、墓誌碑21より前の敷地bには
板状の敷石材23,24を敷設してある。これによれ
ば、墓の敷地bはカロートa1と敷石材23,24によ
り全て覆われることになり、従来のように墓の敷地内に
おける空き地面に落葉等が蓄積されないように工夫され
ている。上記したカロートa1及び墓石a2の側部は石
材を多段状に積み重ねた状態にしてあるので清掃作業の
際には側面部を階段として墓石a2の上の方まで無理な
く清掃することができる。さらに、上記した墓標aは石
材11,12上蓋石13を井筒状に組み合せて所謂目が
ね橋と同様な構造としているので、台風や地震に強く、
さらに石積み式であるから、施工時に地面を転圧するだ
けでコンクリートを殆ど使用することがなく、建付けか
ら完成まで数時間で完成させることができる。よって従
来の墓標と比較すると施工費を大幅に低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した墓標を示す縦断面図。
【図2】 同墓標を示す斜視図。
【図3】 墓の区画内の左右に3個ずつの石材を並べ
た状態を示す斜視図。
【図4】 3個ずつの石材の上に奥行き方向に長い石
材を載せた状態を示す斜視図。
【図5】 カロートの内部に納骨柵を差込む状態を示
す斜視図。
【図6】 図5における VI-VI線断面図。
【符号の説明】
a・・・墓標 a1・・・カロート a1’・・・納骨室 17・・・納骨柵 19・・・開口部 22・・・前蓋石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面が開口するカロートを石材を用
    いて形成し、このカロートの内部に骨壷を載置する納骨
    柵を水平方向へ摺動可能に収納し、且つ上記カロートの
    開口部を蓋材により外側から被蓋し、該蓋材と上記納骨
    柵とを一体化して開口部から引出し及び収納可能に構成
    した墓標。
JP8477392U 1992-12-09 1992-12-09 墓 標 Expired - Lifetime JPH074297Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8477392U JPH074297Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 墓 標

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JP8477392U JPH074297Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 墓 標

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Publication Number Publication Date
JPH0647532U JPH0647532U (ja) 1994-06-28
JPH074297Y2 true JPH074297Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=13840003

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JP8477392U Expired - Lifetime JPH074297Y2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 墓 標

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JP7289585B1 (ja) * 2023-03-27 2023-06-12 合資会社沖縄関ケ原石材 石材墓

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JPH0647532U (ja) 1994-06-28

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