JPH0742954B2 - 回転型圧縮機 - Google Patents

回転型圧縮機

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Publication number
JPH0742954B2
JPH0742954B2 JP60053956A JP5395685A JPH0742954B2 JP H0742954 B2 JPH0742954 B2 JP H0742954B2 JP 60053956 A JP60053956 A JP 60053956A JP 5395685 A JP5395685 A JP 5395685A JP H0742954 B2 JPH0742954 B2 JP H0742954B2
Authority
JP
Japan
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recess
bearing
cylinder
discharge chamber
compressor
Prior art date
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Application number
JP60053956A
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English (en)
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JPS61212690A (ja
Inventor
利夫 上辻
隆 小山
Original Assignee
松下冷機株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷凍冷蔵装置に用いられる回転型圧縮機に関
する。
従来の技術 近年、冷凍冷蔵装置に用いられる圧縮機は、省エネルギ
ー、省スペースの見地より往復型から回転型へ移行しつ
つある。これらの回転型圧縮機は、通常密閉ケース内が
高圧側とされ、シリンダ内で圧縮された冷媒は圧縮機か
ら冷凍システム内に吐出される前にいったんシェル内空
間に吐出される。その結果、シリンダ内で冷媒が圧縮さ
れることにより生じた冷媒の圧力脈動成分はほとんど減
衰することなくシェル内空間に伝わり、シェル内空間の
気柱共振を引き起こし、さらにシェルを振動させて大き
な騒音を発生する。
そのため、従来よりシリンダ内で圧縮された冷媒がシリ
ンダより吐出された直後に吐出チャンバーを設けて、圧
力脈動を減衰させる方法がとられている。
以下図面を参照しながら、上述した従来の回転型圧縮機
の一例について説明する。
第4図,第5図は従来の回転型圧縮機の一例を示すもの
である。
図において、1は回転型圧縮機で、2は密閉ケース、3
はステータで密閉ケース2に焼バメ固定されている。4
はロータでクランクシャフト5と連結されている。6は
ロータリー型のピストンで、7はシリンダである。8は
ロータ側の軸受で、密閉ケース2に溶接固定されてい
る。9はシャフト端部の軸受で9aはバルブ(図示せず)
を装着する凹陥部である。10aは吐出チャンバーであり
軸9にカップ状の吐出カバー10を固定することにより構
成される。吐出カバー10には吐出チャンバー10aに密閉
ケース内空間11を連通する吐出孔10bが設けられてい
る。
以上のように構成された回転型圧縮機について、以下そ
の動作について説明する。
シリンダ7内で圧縮された冷媒ガスは吐出チャンバー10
aに吐出され、さらに吐出カバー10に設けられた吐出孔1
0bより、密閉ケース内空間11に吐出される。そのため、
吐出チャンバー10aは主として膨張型の消音器として作
用し、冷媒が吐出チャンバー10aを通過する際に冷媒の
圧力脈動成分は減衰されるので、密閉ケース内空間11に
吐出される冷媒の圧力脈動成分は減少し、騒音の発生を
減少することができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、吐出チャンバー
10aは主として膨張型消音器として作用するため、消音
効果のほとんどない周波数領域(以後非減衰領域と呼
ぶ)が発生する。これらの非減衰領域は比較的せまい周
波数帯域であるが、密閉ケース内空間11にて生じる気柱
共振の周波数と、これらの非減衰領域の周波数帯域が一
致すると、大きな騒音を発生するので、吐出チャンバー
10aによる騒音低減効果は非常に小さいものとなる。
本発明は上記問題点に鑑み、圧縮機効率を低下させるこ
となく、さらに圧縮機のコンパクト性をほとんどそこな
うことなく、極めて有効な消音効果を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の回転型圧縮機は反
シリンダ側の面にバルブ装着用の凹部とは別個に凹部を
有する軸受と、この軸受の反シリンダ側の面側に配置さ
れかつこの軸受とで前記凹部と連通する吐出チャンバー
を形成する吐出カバーとを備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、吐出チャンバーによる
消音効果の非減衰領域の周波数帯域に共鳴器の消音効果
を作用させることによりきわめて巾広い消音効果を得る
ものである。
実 施 例 以下本発明の一実施例の回転側圧縮機について、図面を
参照しながら説明する。尚、説明の重複をさけるため、
従来例と同一部分については同一符号を付し説明を省略
する。
第1図〜第3図は本発明の回転型圧縮機の一実施例を示
すものである。図において、12はシャフト端部の軸受で
あり、軸受12の反シリンダ面12aにはバルブVを装着す
る凹陥部12bと吐出チャンバー10aと連通する円筒形状の
凹部12cが設けられている。12dはバルブ孔である。7aは
シリンダ内周面である。
以上のように構成された回転型圧縮機について、以下第
1図及び第2図を用いてその動作を説明する。
シリンダ7内で圧縮された冷媒はバルブ孔12dより吐出
チャンバー10aに吐出され、さらに吐出カバー10に設け
られた吐出孔10bより密閉ケース内空間11に吐出され
る。
かかる過程において、シリンダ11内で発生した冷媒の圧
力脈動は吐出チャンバー10aの消音効果により減衰さ
れ、密閉ケース内の空間11に冷媒が吐出されるときは大
部分が減衰されているが、この吐出チャンバー10aの消
音効果は主として、膨張型の消音効果であるため、非減
衰領域があり、その周波数帯域では圧力脈動成分はほと
んど減衰されない。
しかし、吐出チャンバー10aは軸受12に設けられた凹部1
2cと連通しており、凹部12cは1/4波長型の共鳴型消音器
として作用するため、吐出チャンバー10a内の圧力脈動
成分の一部はこの消音効果により減衰される。
本実施例ではこの凹部12cの深さを、共鳴型消音器とし
て遮断周波数が吐出チャンバーによる非減衰領域の中心
周波数となるように調整しているため、吐出チャンバー
10aによる消音効果は非減衰領域が前記共鳴型消音作用
にたり減衰されるため、きわめて有効なものとなる。
さらに共鳴型消音器の構造を凹形状としているため、シ
リンダ内周面7aの内側にも消音器を配置することができ
るため、消音構造の装備が容易であり、凹部12cは冷媒
の流路とはならないため、圧力損失等による効率の低下
はほとんどなく、またこの消音構造は従来型の軸受を用
いて形成したため、圧縮機のコンパクト性を損うことは
ない。以上のように、本実施例によれば、反シリンダ面
12aにバルブ装着を目的としない凹部12cを有する軸受12
と、この軸受12の反シリンダ面12aに配置されかつこの
軸受12とで前記凹部12cと連通する吐出チャンバー10aを
形成する吐出カバー10とを備えることにより、圧縮機効
率を損うことなく、さらに容易に、圧縮機のコンパクト
性を損うことなく、巾広い消音効果が得られ、圧縮機騒
音を効果的に低減できる。
発明の効果 以上のように本発明は、密閉ケース内に電動圧縮要素を
収納する回転型圧縮機において、反シリンダ側の面に、
バルブ装着用の凹部とは別個に凹部を有する軸受と、こ
の軸受の反シリンダ側の面側に配置されかつこの軸受と
で前記凹部とを連通する吐出チャンバーを形成する吐出
カバーとを備えることにより、圧縮機効率と圧縮機のコ
ンパクト性を損うことなく、容易に巾広い消音効果が得
られ、圧縮機騒音を効果的に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回転型圧縮機の軸受、
吐出カバーを示す分解斜視図、第2図は同圧縮機の軸
受、吐出カバー、シリンダの構造を示す断面図、第3図
は同圧縮機の断面図、第4図は従来例の回転型圧縮機の
軸受、吐出カバーを示す分解斜視図、第5図は同圧縮機
の断面図である。 7……シリンダ、10……吐出カバー、10a……吐出チャ
ンバー、12……軸受、12c……凹部、V……バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動圧縮要素を収納した密閉ケースと、反
    シリンダ側の面にバルブ装着用の凹部と別途設けられた
    凹部を有する軸受と、この軸受の反シリンダ側の面側に
    配置され、前記軸受とで前記バルブ及び凹部を覆って、
    この凹部と連通する吐出チャンバーを形成する吐出カバ
    ーとを備え、前記凹部は、前記吐出チャンバーによる非
    減衰領域の周波数の波長の四分の一の深さである回転型
    圧縮機。
JP60053956A 1985-03-18 1985-03-18 回転型圧縮機 Expired - Lifetime JPH0742954B2 (ja)

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JP60053956A JPH0742954B2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18 回転型圧縮機

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JP60053956A JPH0742954B2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18 回転型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61212690A JPS61212690A (ja) 1986-09-20
JPH0742954B2 true JPH0742954B2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=12957151

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60053956A Expired - Lifetime JPH0742954B2 (ja) 1985-03-18 1985-03-18 回転型圧縮機

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58108291U (ja) * 1982-01-19 1983-07-23 株式会社東芝 ロ−タリコンプレツサのマフラカバ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61212690A (ja) 1986-09-20

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