JPH0742936Y2 - ゴムクローラー - Google Patents

ゴムクローラー

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JPH0742936Y2
JPH0742936Y2 JP6521390U JP6521390U JPH0742936Y2 JP H0742936 Y2 JPH0742936 Y2 JP H0742936Y2 JP 6521390 U JP6521390 U JP 6521390U JP 6521390 U JP6521390 U JP 6521390U JP H0742936 Y2 JPH0742936 Y2 JP H0742936Y2
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JP
Japan
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rubber
black
crawler
rubber crawler
carbon black
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Application number
JP6521390U
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JPH0423593U (ja
Inventor
博信 中村
Original Assignee
オーツタイヤ株式会社
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Publication date
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  • Tires In General (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は各種土木建設等に用いる土工建設機械に使用す
るゴムクローラーに関する。
(従来の技術) 一般に、ゴムクローラーに求められる課題として、耐候
性・耐屈曲性を初め、排土性・屈撓性・駆動力の確保・
振動抑止効果、更にラグの充分な剛性による耐久性・亀
裂防止効果等が挙げられる。
これら全てを満足し得るゴムクローラーを提供すること
は困難ではあるが、その形状・付属品等にいろいろな改
良がなされ、カーボンブラック配合の黒色系ゴムを弾性
材料とした、より良いゴムクローラーが提案されつつあ
る。
(考案が解決しようとする課題) ゴムクローラー式土工建設機械を使用する土木現場が山
林や農地等で、その接地面が土壌、砂利、岩石等中心の
作業においては、前記接地面にカーボンブラック配合黒
色系ゴムのもたらす影響が問題となることは全くない。
しかし近時、都市型工事の件数が多くなり、それに伴っ
て、コンクリート・アスファルト等の接地面上を走行す
ることが増えてきた。例えば、接地面が石畳等やタイル
貼り地、レンガ敷き地、又は適宜着色されたコンクリー
ト等のように構内的要素が含まれた工事が増加し、それ
によって掘削機械、整地機械、運搬機械等に用いられる
ゴムクローラーが、その走行によるラグのもたらす摺擦
等のため、接地面上にゴム配合中のカーボンブラックの
黒色痕を残し、接地面の美観を損なってしまう。
又、一度付着した黒色痕は洗浄等ではなかなか除去する
ことができず、場合によっては接地面全体を塗り代え、
貼り換え、或いは敷き換えたりしなければならない。
そこで、前記欠点を解消するこめ、ゴムクローラーのゴ
ム素材に配合する補強充填剤の大部分を占め、黒色痕の
原因であるカーボンブラックをホワイトカーボンに置換
することも考えられるが、ゴムクローラー全体をホワイ
トカーボン配合の明色系ゴムとすると、前記カーボンブ
ラック配合の黒色系ゴムに比べて、どうしても耐候性・
耐屈曲性に欠け、実用的でない。
本考案は上記問題点に鑑み、耐候性、耐屈曲性を多少犠
牲にしてでも、接地面上にカーボンブラックによる黒色
痕を残さない土木建設機械に使用するゴムクローラーを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、次の技術的手段を
講じる。
即ち、全体がゴム等の弾性材料で無端帯状体に形成さ
れ、該無端帯状体の接地面側にラグ5を帯長手方向に所
定間隔をおいて一体突設させたゴムクローラーにおい
て、前記ゴムクローラーの本体1をカーボンブラック配
合の黒色系ゴム6で、一方ラグ5の全体部、或いは下半
部をホワイトカーボン配合の明色系ゴム7で形成してい
ることを特徴としている。
(作用) 本考案のゴムクローラーを使用した土木建設機械によれ
ば、路面に接する部分を明色系ゴム7で形成しているの
で、走行中の急ブレーキや旋回の際、ラグ5の摺擦によ
って接地面上に従来のようにカーボンブラックの黒色痕
を残すことがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1図はゴムクローラーの概略図、第2
図及び第3図は本考案の実施例を示すクローラー幅方向
の断面図、第4図は第2図A−A線断面図、第5図乃至
第7図はラグパターンを示す接地面側からの平面図であ
る。
1はクローラー本体で補強充填剤としてカーボンブラッ
ク等を配合させた黒色系ゴム6を弾性材料にし、無端帯
状に形成させ、第1図で示すように、駆動輪2や遊動輪
3、中間遊動輪4に巻き掛けられている。
該ゴムクローラー本体1のゴム素材は、天然ゴム、ウレ
タンゴム、合成ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴ
ム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピ
レンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム、又はこれらの複合体等の従来公知
のもので、それに補強剤、充填剤、軟化剤、粘着付与
剤、ゴム加硫剤、加硫促進剤等が配合されたものであ
る。
前記クローラー本体1の接地面側の帯長手方向には所定
間隔をおいてラグ5が突設形成されている。
このラグ5は接地面上に黒色痕を付着させないように前
記補強充填剤のカーボンブラックをホワイトカーボンに
置換した明色系ゴム7を弾性材料とし、第2図で示す実
施例のようにクローラー本体1に接着等で一体化させた
ものである。
また、該明色系ゴム7は第3図で示すようにラグの下半
部のみに使用してもかまわず、路面に接する部分が明色
系ゴムであればよい。尚、本考案でいう明色系ゴムと
は、白色をはじめ赤色、緑色、青色等の淡色を例示で
き、接地面の色彩に応じて適宜選択すれば良い。
ゴムクローラーの生産方法としては、カーボンブラック
配合の黒色系ゴム6とホワイトカーボン配合の明色系ゴ
ム7を別々に熱加硫し、両ゴム6,7を接着剤等を用いて
接合させてもよいし、未加硫状の両ゴム6,7を貼り合わ
せて同時に熱加硫してもよい。
又、接合面は第4図で示すようにラグ5の長手方向の断
面を凹凸状形成すると両ゴム6,7の一体化がより強固に
なる。
尚、本考案のゴムクローラーにおけるラグパターンは第
5図乃至第7図で示すように、直交千鳥型ラグパターン
8、直交千鳥と独立ラグの併合パターン9、山型ラグパ
ターン10等があるが、このパターンは図示のものに限定
されるものではなく、その他のパターンで列設されるこ
ともある。
(考案の効果) 本考案のゴムクローラーでは、本体1自体は従来通り、
カーボンブラック配合の黒色系ゴム6を使用しているの
で、耐候性、耐屈曲性をある程度保持し得ると共に、接
地面側に突設させたラグ5の全体部、或いは下半部をホ
ワイトカーボン配合の明色系ゴム7で形成し、本体1と
接着等で一体化しているので、該ゴムクローラーを使用
した土木建設機械が走行中に急ブレーキを掛けたり、旋
回したりする際、ラグ5の摺擦によって接地面上にカー
ボンブラックの黒色痕を残すことがなくなったので、こ
れを除去する手間も省け、接地面の美観を充分維持でき
るようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図はゴムクローラーの概略図、第2図及び第3図は
本考案の実施例を示す断面図、第4図は第2図A−A線
断面図、第5図乃至第7図はラグパターンの示す平面図
である。 1……ゴムクローラー本体、5……ラグ、6……黒色系
ゴム、7……明色系ゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体がゴム等の弾性材料で無端帯状体に形
    成され、該無端帯状体の接地面側にラグ(5)を帯長手
    方向に所定間隔をおいて一体突設させたゴムクローラー
    において、前記ゴムクローラーの本体(1)をカーボン
    ブラック配合の黒色系ゴム(6)で、一方ラグ(5)の
    全体部、或いは下半部をホワイトカーボン配合の明色系
    ゴム(7)で形成したことを特徴とするゴムクローラ
    ー。
JP6521390U 1990-06-20 1990-06-20 ゴムクローラー Expired - Lifetime JPH0742936Y2 (ja)

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JPH0423593U JPH0423593U (ja) 1992-02-26
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JP2594500Y2 (ja) * 1992-03-17 1999-04-26 オーツタイヤ株式会社 ゴムクローラー
JP6352690B2 (ja) 2014-06-10 2018-07-04 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ
JP6363880B2 (ja) * 2014-06-10 2018-07-25 株式会社ブリヂストン ゴムクローラおよびゴムクローラの製造方法

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JPH0423593U (ja) 1992-02-26

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