JPH08177006A - 敷設具 - Google Patents

敷設具

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JPH08177006A
JPH08177006A JP32506194A JP32506194A JPH08177006A JP H08177006 A JPH08177006 A JP H08177006A JP 32506194 A JP32506194 A JP 32506194A JP 32506194 A JP32506194 A JP 32506194A JP H08177006 A JPH08177006 A JP H08177006A
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JP
Japan
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cloth material
laying tool
sheet body
laying
cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP32506194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Kurihara
静夫 栗原
Shingo Watari
伸吾 渡
Masao Ishii
正夫 石井
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AIREC GIKEN KK
IWANO BUSSAN KK
TOGAWA GOMME KK
Original Assignee
AIREC GIKEN KK
IWANO BUSSAN KK
TOGAWA GOMME KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷設作業が簡単に手軽にでき、かつ、容易・
確実に被敷設面を覆って敷設可能な敷設具を提供するこ
と。 【構成】 ゴム材料からなるシート本体1を設け、前記
シート本体1の表面を凹凸面に形成するとともに、前記
シート本体1に布材を一体埋設させた布材層を設け、か
つ、前記シート本体1の周部に複数の固定用孔3を設け
るとともに、前記固定用孔3に鳩目4を取り付けてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敷設具に関し、例え
ば、道路工事のときに、道路表面から土砂を掘り出して
形成した工事用ピットを仮舗装するときに、前記工事用
ピットを覆って敷設する敷設具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、敷設具としては鉄板が考えられて
おり、例えば道路表面から土砂を掘り出して形成した工
事用ピットは、工事作業を中断する場合に、一旦土砂を
埋め戻し、その埋め戻した被敷設面の上に、鉄板を被せ
て仮舗装として用いることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉄板は重いの
で、敷設作業に伴う取扱いが困難で重労働になるととも
に、鉄板は埋め戻した土砂の表面に沿いにくいので、人
や車両が、鉄板の上を通行する際に、前記鉄板が、がた
ついたり、そのがたつきに伴って位置ずれしたりして交
通安全性に問題が発生するおそれがあるうえ、埋め戻し
た土砂表面が露出する危険性があり、特に雨天の場合等
に美観上好ましくない状況が考えられていた。
【0004】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、敷設作業が簡単に手軽に行え、かつ、容易・確実に
被敷設面を覆って敷設可能な敷設具を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、ゴム材料からなるシート本体を
設け、前記シート本体の表面を凹凸面に形成するととも
に、前記シート本体に布材を一体埋設させて布材層を設
け、かつ、前記シート本体の周部に複数の固定用孔を設
けるとともに、前記固定用孔に鳩目を取り付けてあるこ
とにあり、その作用効果は以下の通りである。
【0006】
【作用】つまり、シート本体をゴム材料から形成してあ
ることで、鉄板に較べて軽量かつ取扱い容易で、施工に
かかる手間を軽減でき、また、敷設具を敷設する被敷設
面が凹凸形状であったとしても、前記敷設具は前記凹凸
形状に沿いやすく、従来のように、人や車両が、鉄板の
上を通行する際に、前記鉄板が、がたついたり位置ずれ
したりする様な不都合はなく、容易に敷設する事が出来
るので、安全性、美観の面で好都合である。
【0007】また、前記シート本体の表面を凹凸面に形
成してあるから、前記シート本体の上を、人や車両等が
通ったとしても、滑りにくく、人が転んだり、車両がス
リップしたりすることが起きにくく、高い安全性を期待
できる。
【0008】さらに、前記シート本体に布材を一体埋設
させて布材層を設けて補強してあるから、強度が高く、
前記シート本体上を車両が通過するなどしても、前記シ
ート本体が引き裂けるなどの不都合が起きにくく、ま
た、伸び縮みも緩和されるので寸法安定性がよく、車等
の通行によってシート本体がのびて「たぐれる」ような
不都合も生じにくい。
【0009】その上、前記シート本体の周部に複数の固
定用孔を設けるとともに、前記固定用孔に鳩目を取り付
けてあるから、前記固定用孔に位置固定具を打ち込むな
どして、被敷設面を覆うように確実に敷設することが容
易であるとともに、前記固定用孔は、鳩目により補強さ
れ、やはり、引裂きに対する強度を高く出来た。
【0010】
【発明の効果】従って、敷設作業が簡単に手軽に出来、
かつ、容易・確実に被敷設面を覆って敷設可能なので、
道路工事用のピットの仮舗装や、軟弱な地盤の補修等を
行う場合に、簡単に被敷設面を覆うように敷設でき、施
工が容易に出来るようになった。
【0011】また、前記凹凸面を、筋状に形成してあれ
ば、車の走行や歩行の際に、滑り止めの効果がある上
に、前記シート本体が凹部の分だけ軽量になり、施工容
易である。更に、筋状の凹凸面は、製造上にも成形容易
なので製造コストの低減にも役立つ。
【0012】前記ゴム材料のスプリング式硬さHs(J
IS A)が、40度以上90度以下であれば、柔らか
すぎて筋がつぶれ、滑り止めの効果がなくなったり、硬
すぎて被敷設面の凹凸形状に沿わず、歩行や車の走行の
障害になったりしにくく、施工後の安全性を高く維持す
ることができる。
【0013】前記布材料の目の粗さについて、平面視で
の糸と、糸と糸との間の空間との投影面積比(空間/用
糸)が(空間/用糸)=(1/2)〜(3/2)にする
とともに、前記布材料を加硫によって前記ゴム材料に一
体埋設してあれば、前記布材料の目の粗さを1/2より
小さくすると、ゴム材料中の布材層の影響が大きくな
り、湾曲して、歩行や車の走行に支障が起き易く、一
方、目の粗さを3/2より大きくすると、布の補強効果
が少なくなり、敷設中に破損しやすくなるのに対して、
ゴムと布の収縮率の差によって、シート本体が湾曲する
現象を抑え、かつ、布の補強効果を保持できる。
【0014】前記布材料を構成する繊維が、汎用合成繊
維であるビニロン、ナイロン、ポリエステルから選ば
れ、樹脂コーティングを行う表面処理を施してあれば、
耐久性があり、強度も強く、その上、前記布材料を前記
ゴム材料に埋設する際に、前記ゴム材料と前記布材料と
の接着性が高く、完全な一体化が期待できる敷設具が安
価に製造できる。
【0015】前記布材料を構成する糸が綿糸であれば、
樹脂加工による表面処理をしなくても高い接着性が得ら
れるとともに、加硫時の熱による収縮も少ないので、波
打ちなどの不都合が生じにくい。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜2に示すように、本発明の敷設具は、スプ
リング式硬さHs(JISA)が、70度の天然ゴム配
合物からなり、横幅1m、長さ5mで、厚さ約5mmの
シート本体1からなり、その表面には幅(w)約2mm
で深さ(h)約2mmの溝1aを5mm間隔(p)に配
置して長手方向に沿う筋状に設け、凹凸面に形成してあ
る。前記シート本体1の裏面には、表面をRFL(レゾ
ルシノール・ホルムアルデヒド混合ラテックス)処理し
て、天然ゴム材料との加硫接着性を向上させたナイロン
製の織布を加硫一体化して布材層2を形成してある。
【0017】前記ナイロン製織布は、太さ840Dのナ
イロン製の単糸からなり、タテ、ヨコ共に30本/5c
mで織ったものであり、平面視で{(糸と糸との間の空
間):(糸)}=(1.6:2)の投影面積比を有する
ものである。
【0018】また、前記シート本体1の周部には、複数
の固定用孔3を設けてあるとともに、前記固定用孔3に
金属製の鳩目4を取り付けてあり、前記固定用孔3に釘
5を打ち込むことで、被敷設面を覆って固定可能に設け
てある。
【0019】このような敷設具は、例えば歩道を掘削す
る工事を行った後の仮舗装の際に以下のように用いられ
る。
【0020】図3〜4に道路脇の歩道11にピット12
を形成し、配管工事を行う工事現場を示す。このような
工事現場を仮復旧するには、まず、前記ピット12を土
砂で埋め戻し、ある程度の固さまで突き固め、略周囲の
路面の高さに一致させる。次に、前記敷設具を、前記土
砂表面を覆うように被せ、前記固定用孔3に釘5を打ち
込み、前記敷設具を歩道11に固定し、仮舗装とする。
【0021】このようにして固定された敷設具は、人が
上を通行しても滑りにくく、かつ、皺になったり、めく
れたりしにくいので、安全に歩道11を歩行したり走行
したりできる仮舗装が行える。
【0022】〔敷設具の耐久性試験〕前記敷設具の試料
片にφ5錐孔を設け、その錐孔に釘を挿入して固定し、
引張力を作用させて引裂試験を行った。比較例として、
前記敷設具において布材層2を設けていないものについ
ても同様の試験を行った。その結果、布材層2を設けた
敷設具は、布材層2を設けていない敷設具に対して1.
5〜3倍の耐引裂強度を有していることが分かった。
【0023】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
先の実施例では、歩道11の仮舗装に用いたが、これに
限らず、土面の露出する駐車場の地面が、雨天で悪化し
たような場合に、悪化した地面に敷設して用いてもよ
く、露出していては不都合の生じるような被敷設面を覆
って用いればよい。尚、前記敷設具をもって覆う部分を
被敷設面と総称するものとする。
【0024】また、前記凹凸面についても、一例として
溝を筋状に設けて構成したものを示したが、これに限ら
ず、シート本体1の表面に多数の突起を配設して凹凸面
に形成してあってもよく、上を通行する者が滑るような
不都合が生じない形状であればどのような凹凸形状であ
ってもよい。
【0025】また、鳩目4についても、金属製に限ら
ず、硬質の樹脂材料製であってもよく、要するに硬質の
材料から構成してあれば、固定用孔3の補強となる。
【0026】また、ゴム材料としては、天然ゴム配合物
の他に、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ク
ロロプレンゴム等の合成ゴム配合物を用いてもよく、さ
らに、布材についても、ビニロンのほか、ナイロン、ポ
リエステル等の合成繊維であってもよく、さらに、綿糸
等の天然繊維であってもよい。
【0027】また、布材層2はシート本体1の裏面側に
埋設する以外に前記溝1a近傍に埋設してあってもよ
く、表面に露出しない程度に埋設されていることが望ま
しい。
【0028】さらに、被敷設面が広い場合等には、前記
敷設具に重ねあわせたときに、固定用孔3に対応して前
記固定用孔3と連通する孔部を、複数設けてある連結用
帯板具を、隣設する敷設具どうしにわたって重ねあわせ
た状態で敷設しておき、前記孔部と前記固定用孔3とを
通じて釘5等の固定具を挿通して、隣設するものどうし
を、一体連結し、多数の敷設具を並設して広い被敷設面
に敷きつめることもできる。このような場合、広い被敷
設面にわたって敷設具を確実に固定出来るとともに、隙
間なく敷きつめて設置出来、一種の敷設具を被敷設面の
広さによらず汎用して利用出来る利点がある。尚、前記
連結用帯板具は、金属、あるいは樹脂製であっても良
く、重ねあわせる際には、前記敷設具の下に敷いて用い
れば、一体連結した敷設具表面に段差が生じにくい等、
好都合である。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の敷設具の平面図
【図2】本発明の敷設具の断面図
【図3】本発明の敷設具の使用状態を示す断面図
【図4】本発明の敷設具の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 シート本体 2 布材層 3 固定用孔 4 鳩目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡 伸吾 大阪府堺市上之516番地 株式会社十川ゴ ム製造所堺工場内 (72)発明者 石井 正夫 東京都江東区佐賀1丁目15番7号 岩野物 産株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム材料からなるシート本体(1)を設
    け、前記シート本体(1)の表面を凹凸面に形成すると
    ともに、前記シート本体(1)に布材を一体埋設させた
    布材層(2)を設け、かつ、前記シート本体(1)の周
    部に複数の固定用孔(3)を設けるとともに、前記固定
    用孔(3)に鳩目(4)を取り付けてある敷設具。
  2. 【請求項2】 前記凹凸面を、筋状に形成してあるとと
    もに前記ゴム材料が、JIS K 6301(加硫ゴム
    物理試験方法)の硬さ試験によるスプリング式硬さHs
    (JIS A)が40度以上90度以下のものである請
    求項1に記載の敷設具。
  3. 【請求項3】 前記布材料は、平面視での糸と糸との間
    の空間と、糸との投影面積比が(空間/糸)=(1/
    2)〜(3/2)の目の粗さを有するものであり、前記
    ゴム材料に、加硫接着によって一体埋設してある請求項
    1〜2のいずれかに記載の敷設具。
  4. 【請求項4】 前記布材料を構成する繊維が、ビニロ
    ン、ナイロン、ポリエステルのいずれか一種のものであ
    り、表面に樹脂コーティングを行う表面処理を施したも
    のである請求項3に記載の敷設具。
  5. 【請求項5】 前記布材料を構成する繊維が綿糸である
    請求項3に記載の敷設具。
JP32506194A 1994-12-27 1994-12-27 敷設具 Pending JPH08177006A (ja)

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JP32506194A JPH08177006A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 敷設具

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JP32506194A JPH08177006A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 敷設具

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JPH08177006A true JPH08177006A (ja) 1996-07-09

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JP32506194A Pending JPH08177006A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 敷設具

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JP (1) JPH08177006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255165A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Capty Co Ltd 立坑の仮復旧工法
JP2014163069A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Imai Sumiko Design Jimusho Kk 駐車場の舗装構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255165A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Capty Co Ltd 立坑の仮復旧工法
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031023