JPH0742541A - ヒータ付触媒の電源装置 - Google Patents

ヒータ付触媒の電源装置

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JPH0742541A
JPH0742541A JP5188342A JP18834293A JPH0742541A JP H0742541 A JPH0742541 A JP H0742541A JP 5188342 A JP5188342 A JP 5188342A JP 18834293 A JP18834293 A JP 18834293A JP H0742541 A JPH0742541 A JP H0742541A
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JP
Japan
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heater
switch
battery
capacitor
catalyst
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Application number
JP5188342A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okazaki
崎 洋 岡
Teruo Tatsumi
巳 輝 雄 辰
Motonaga Akagi
木 基 修 赤
Nobuyuki Ota
田 信 之 太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒を加熱する場合において、内燃機関始動
時のバッテリーの電圧降下を防ぎ、装置内の効率を良く
すること。 【構成】 バッテリー10と、コンデンサ11と、バッ
テリー10とコンデンサ11の間に配置された充電スイ
ッチ18と、ヒータ13、バッテリー10、およびコン
デンサ11に接続された電源スイッチ16,17と、充
電スイッチ18および電源スイッチ16,17を制御す
る制御装置20とを備え、制御装置20は、充電スイッ
チ18をオンとする充電モードと、電源スイッチ16を
オンとする急速加熱モードと、電源スイッチ17をオン
とする保温モードとを備える。上記の構成に加えて、昇
圧回路12を設けたり、ヒータ13を複数の抵抗で構成
して、ヒータ13の抵抗を直列−並列切り換え可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はヒータ付触媒の電源装
置に係わり、特に内燃機関の排気浄化のためのヒータ付
触媒の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気浄化のための触媒は、一
般に所定の温度に達しないと活性化せず、浄化機能が得
られない。内燃機関の始動時には、内燃機関本体が未だ
暖機されていないので、燃料の燃焼率が悪く、未燃焼ガ
スが大量に触媒に送り込まれる。ヒータの付いていない
触媒は、内燃機関本体からの排気温によって加熱される
が、内燃機関の始動直後は排気温が低く、ヒータの付い
ていない触媒では浄化機能を得られるような温度に達し
ていないので、未燃焼ガスが浄化されず、排気管から大
量の未燃焼ガスを排出していた。
【0003】そこで、特開昭48−54312号公報に
示されるように、ヒータに触媒をコーティングして触媒
を加熱する装置が開発された。しかし、上記の公報に開
示されたヒータ付触媒は、ヒータに電力を供給する電力
源がバッテリーのみであるため、内燃機関始動と同時に
ヒータに電流を流す場合にバッテリーに負担がかかり、
バッテリーの劣化が早くなる恐れがあった。
【0004】そこで、特開平4−276111号公報に
よって示されるように、ヒータの電源にコンデンサを用
いることにより、バッテリーに負担をかけることなく、
かつ、バッテリーからの通電に較べて急速に触媒を加熱
することが可能になった。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、内燃機関が
始動して安定した運転を開始した時点には触媒としての
機能を発揮する温度に達しているが、まだ排気ガスが充
分高温になっていないため、通電を停止すると排気ガス
によって触媒が再び冷却されてしまう恐れがある。
【0006】また、特開平4−276111号公報によ
って示されるヒータ付触媒において、コンデンサに充電
される電圧はバッテリー電圧と同じであるので、触媒が
作動温度になるまで加熱するには大きな電流が必要にな
り、ケーブルやスイッチ等のわずかな抵抗でも大きな損
失となってしまい、電源装置における効率が悪くなると
いう問題があった。そこで、触媒が機能を発揮する温度
に達した後、最小限の通電で必要な加熱温度を維持する
ことによりケーブルやスイッチ等による損失を少なくす
ることを本発明の課題とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明においては、バッテリーと、コンデ
ンサと、バッテリーとコンデンサの間に配置された充電
スイッチと、ヒータ、バッテリー、およびコンデンサに
接続された電源スイッチと、充電スイッチおよび電源ス
イッチを制御する制御装置とを備え、制御装置は、充電
スイッチを閉とする充電モードと、電源スイッチをヒー
タとコンデンサ間を接続するように制御する急速加熱モ
ードと、電源スイッチをヒータとバッテリー間を接続す
るように制御する保温モードとを備え、内燃機関の始動
と連動して急速加熱モードを選択し、そのあと、保温モ
ードと充電モードのいずれかを選択するようにした。
【0008】上記の課題を解決するために請求項2の発
明においては、バッテリーと、コンデンサと、バッテリ
ーを昇圧する昇圧回路と、ヒータ、バッテリー、および
コンデンサに接続された電源スイッチと、充電スイッチ
および電源スイッチを制御する制御装置とを備え、制御
装置は、充電スイッチを閉とする充電モードと、電源ス
イッチをヒータとコンデンサ間を接続するように制御す
る急速加熱モードと、電源スイッチを、ヒータとバッテ
リー間を接続するように制御する保温モードとを備え
た。
【0009】また、上記の課題を解決するために請求項
3の発明においては、複数の抵抗からなるヒータと、バ
ッテリーと、コンデンサと、バッテリーとコンデンサの
間に配置された充電スイッチと、ヒータ内の抵抗の接続
を直列または並列に切り換えるヒータ切り換えスイッチ
と、ヒータ、バッテリー、コンデンサに接続された電源
スイッチと、ヒータ切り換えスイッチおよび電源スイッ
チを制御する制御手段を備え、制御手段は、充電スイッ
チを閉じる充電モードと、電源スイッチがヒータとコン
デンサ間を接続し、かつヒータ切り換えスイッチがヒー
タを並列接続にするように制御する急速加熱モードと、
電源スイッチがヒータとバッテリー間を接続し、かつヒ
ータ切り換えスイッチがヒータを直列接続にするように
制御する保温モードとを備えた。
【0010】請求項4においては、請求項1のヒータ付
触媒の電源装置において、内燃機関の始動と連動して、
所定温度未到達時に、急速加熱モードを選択し、所定温
度到達時或いは所定時間経過時に、保温モードを選択
し、さらに所定温度到達時或いは所定時間経過時に、充
電モードを選択するようにした。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、内燃機関の始動と連
動して、急速加熱モードによりコンデンサからヒータへ
放電して、急速に触媒を加熱する。そのあと保温モード
と充電モードにより、ヒータの電源がコンデンサからバ
ッテリーに切り換わり、触媒の保温と、コンデンサの充
電が行われる。
【0012】請求項2の発明によれば、内燃機関の始動
と連動して、急速加熱モードにより、昇圧回路によって
昇圧されたコンデンサからヒータに放電して、急速に触
媒を加熱する。そのあと保温モードと充電モードによ
り、バッテリーからの通電による触媒の保温と、コンデ
ンサの充電が行われる。
【0013】請求項3の発明によれば、内燃機関の始動
と連動して急速加熱モードにより、コンデンサからヒー
タに放電して、急速に触媒を加熱する。このときヒータ
内の複数の抵抗は、並列に接続されている。そのあと保
温モードが選択されると、ヒータの電源がコンデンサか
らバッテリーに切り換えられ、それと同時にヒータ内の
複数の抵抗が直列に接続される。充電モードが選択され
ると、コンデンサの充電が行われる。
【0014】請求項4の発明によれば、内燃機関の始動
と連動して、所定温度未到達時に急速加熱モードにより
触媒が加熱され、所定温度到達時或いは所定時間経過時
に保温モードが選択されて触媒を保温する。さらに所定
温度到達時或いは所定時間経過時に、充電モードを選択
して、コンデンサを充電する。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
【0016】図1は第1実施例を示している。ヒータ7
の電源をバッテリー1とコンデンサ2に切り換えられる
ように電源スイッチ3、4を設けている。また、コンデ
ンサ2を充電するための充電スイッチ5も設けており、
急激な充電を避けるために充電スイッチ5とコンデンサ
2の間に抵抗6を挿入した。温度センサ(サーミスタ)
8、イグニッションスイッチ27、スタータモータスイ
ッチ28の状態、コンデンサ2の電圧29が制御装置9
に入力され、触媒の温度に応じて電源スイッチ3,4,
充電スイッチ5の制御を行っている。バッテリー1の電
圧は12V、コンデンサ2の容量は280F、ヒータ7
の抵抗値は約25mΩ、抵抗6の値は10Ωである。
【0017】制御装置9は、イグニッションスイッチ2
7の状態と、スタータモータスイッチ28の状態と、コ
ンデンサ2の電圧29と、触媒の温度により、コンデン
サ2からヒータ7に放電して、触媒を作動温度(300
℃)まで急速に加熱する急速加熱モード、作動温度(3
00℃)に達した触媒を充分高温(600℃)になるま
で加熱する保温モード、次回の放電に備えてコンデンサ
2を充電する充電モードを選択する。
【0018】次に、制御装置9の作動をフローチャート
に従って説明する。第1実施例においては、予め前回の
内燃機関の作動時に充電モードを選択して、バッテリー
1からコンデンサ2に充電しておく。内燃機関始動前に
は電源スイッチ3,4はバッテリー1側とコンデンサ2
側のどちらにも接続されておらず、イグニッションスイ
ッチ27,スタータモータスイッチ28はオフになって
いる。
【0019】図2に制御装置9の処理のフローチャート
を示す。先ず、ステップ37において、イグニッション
スイッチ27がオンである、という信号が制御装置9に
入力されると、ステップ38にて温度センサ(サーミス
タ)8が触媒の温度を検出し、作動温度(300℃)以
下か否かが判定される。イグニッションスイッチ27が
オンになると、点火装置30が動作する。通常、内燃機
関の始動時においては、イグニッションスイッチ27が
オンになるのと殆ど同時にスタータモータスイッチ28
がオンになり、スタータモータ31が回転して内燃機関
を始動させる。
【0020】内燃機関が始動すると、スタータモータス
イッチ28はオフになる。
【0021】触媒の温度が作動温度(300℃)以下に
あるときは、ステップ39にて電源スイッチ3が閉じ
て、コンデンサ2からヒータ7に放電して、触媒を急速
に加熱する。次にステップ40に進み、温度センサ(サ
ーミスタ)8により、触媒の温度が作動温度(300
℃)以上か否かが判定される。触媒の温度が作動温度
(300℃)以上にあるときは、ステップ41にて電源
スイッチ3が開いて、コンデンサ2からヒータ7への通
電を停止する。続いて、ステップ42にてスタータモー
タスイッチ28がオフになっているか否かを判定して、
オフになっていると、ステップ43にて電源スイッチ4
が閉じて、ヒータ7の電源がバッテリー1に切り換わ
る。
【0022】ステップ44にて温度センサ(サーミス
タ)8が触媒の温度を検出して、充分高温(600℃)
であるか否かを判定して、充分高温になっていると、ス
テップ45にて電源スイッチ4が開き、充電スイッチ5
が閉じる。ステップ46にて、コンデンサ2の電圧29
が12Vになったか否かが判定される。制御装置9がコ
ンデンサ2の電圧29を監視して、コンデンサ2の電圧
29が12Vになると、ステップ47にて充電スイッチ
5が開き、制御装置9の動作が終了する。第1実施例で
はコンデンサ2の充電が完了したら充電スイッチ5を開
くように制御しているが、充電スイッチ5は次回の放電
まで閉じたままの状態でも良い。
【0023】第1実施例において、図2のステップ37
から39が急速加熱モードで、ステップ40から43ま
でが保温モードで、ステップ44から47までが充電モ
ードである。第1実施例では急速加熱モードの後に保温
モードになるように制御しているが、急速加熱モードに
よって既に充分高温になったり、その他、様々な場合が
考えられるので、急速加熱モードの後に充電モードを選
択し、その後保温モードを選択したり、急速加熱モード
の後に保温モードと充電モードを交互に選択するように
してもよい。
【0024】図4は本発明の第2実施例を示している。
電源装置は、バッテリー10と、コンデンサ11と、バ
ッテリー10の昇圧のためのDC−DCコンバータ12
と、DC−DCコンバータ内に配置された充電スイッチ
18と、ヒータ内部の抵抗の接続を並列および直列に切
り換え可能なヒータ13と、触媒の温度を検出する温度
センサ(サーミスタ)19と、ヒータ13の内部の抵抗
の接続を切り換えるヒータ切り換えスイッチ14,15
と、バッテリー10からヒータ13に通電するための電
源スイッチ17、コンデンサ11からヒータ13に放電
するための電源スイッチ16と、上記のスイッチを制御
する制御装置20とを備える。バッテリー10の電圧は
12V、コンデンサ11の容量は25F、DC−DCコ
ンバータ12による昇圧値は40V、ヒータ切り換えス
イッチ14,15により、ヒータ13内の抵抗の接続を
並列および直列に切り換えることによって、ヒータ13
の抵抗値は450mΩ〜4.1Ωの値をとる。
【0025】ヒータ13の構造について説明する。本実
施例ではヒータ13は3つの抵抗から構成され、図5の
ヒータ13の側面図に示すように、ヒータ13の筒部に
端子を設けている。図6は図5のA−A断面図である。
図6において、端子21がヒータの電源の+側に、端子
26が電源の−側およびアースに接続している。端子2
3と端子25、端子22と端子24は常に接続してお
り、触媒が作動温度に達するまでは図4のヒータ切り換
えスイッチ14、15は閉じており、このとき、端子2
1と端子23、端子24と端子26がそれぞれ接続さ
れ、ヒータ15は3つの抵抗の並列接続になっている。
図4のヒータ切り換えスイッチ14、15が開くと、端
子21と端子23、端子24と端子26がそれぞれ非接
続になり、ヒータ13は3つの抵抗の直列接続に切り換
わる。
【0026】制御装置20は、イグニッションスイッチ
32の状態と、スタータモータスイッチ33の状態と、
触媒の温度と、コンデンサ11の電圧34により、コン
デンサ11からヒータ13に放電して、触媒を作動温度
(300℃)まで急速に加熱する急速加熱モード、作動
温度(300℃)に達した触媒を充分高温(600℃)
になるまで加熱する保温モード、次回の放電に備えてコ
ンデンサ11を充電する充電モードを選択する。
【0027】次に、制御装置20の作動をフローチャー
トに従って説明する。第2実施例においては、予め前回
の内燃機関の作動時に、バッテリー10をDC−DCコ
ンバータ12を用いて40Vに昇圧して、コンデンサ1
1に充電しておく。内燃機関始動前には充電スイッチ1
8、ヒータ切り換えスイッチ14,15、電源スイッチ
16,17は開いた状態になっている。図6は制御装置
20の処理のフローチャートを示す。先ずステップ48
において、イグニッションスイッチ32がオンである、
という信号が制御装置20に入力されると、ステップ4
9にて温度センサ(サーミスタ)19が触媒の温度を検
出して、触媒が作動温度(300℃)以12否かを判定
する。イグニッションスイッチ32がオンになると、点
火装置35が動作する。内燃機関の始動時において、イ
グニッションスイッチ32がオンになるのと殆ど同時に
スタータモータスイッチ33がオンになり、スタータモ
ータ36が回転して内燃機関を始動させる。触媒が作動
温度(300℃)以下であると、ステップ50にてヒー
タ切り換えスイッチ14,15および電源スイッチ16
が閉じて、ヒータ13内の抵抗を並列接続にして、40
Vに昇圧したコンデンサ11からヒータ13に放電す
る。ステップ51にて、温度センサ(サーミスタ)19
が、触媒が作動温度(300℃)以上か否かを判定し、
作動温度(300℃)以上であると、ステップ52にて
ヒータ切り換えスイッチ14,15および電源スイッチ
16が開いて、ヒータ13内の抵抗を直列にして、ヒー
タ13への放電を停止する。ステップ53にてスタータ
モータスイッチ33がオフであるか否かを判定し、スタ
ータモータ33がオフであれば、ステップ54にて電源
スイッチ17が閉じてバッテリー10からヒータ13に
通電して、触媒を保温する。
【0028】触媒がバッテリー10による通電で保温さ
れ、それと同時に内燃機関からの排気温によって触媒は
高温になっていく。ステップ55にて触媒が充分高温
(600℃)か否かを判定し、充分高温(600℃)で
あれば、ステップ56にて電源スイッチ17が開き、充
電スイッチ18が閉じて、コンデンサ11を充電する。
【0029】ステップ57にてコンデンサ11の電圧3
4が40Vであるか否かを判定する。
【0030】制御装置20がコンデンサ11の電圧34
を監視して、コンデンサ11の電圧34が40Vになる
と、ステップ58にて充電スイッチ18が開いて、制御
装置20の動作が終了する。
【0031】第2実施例では、図6のステップ48から
50が急速加熱モードで、ステップ51から54までが
保温モードで、ステップ55から58までが充電モード
である。
【0032】第1実施例および第2実施例では、内燃機
関始動と同時にヒータに放電するようにしてあるが、必
ずしも内燃機関始動時に放電するようにする必要はな
い。例えば、内燃機関始動前に、自動車のドアにキーを
入れた時に内燃機関の始動を予測して触媒を加熱しても
良い。しかし、内燃機関始動後に触媒を加熱し始める
と、排気ガスの浄化が遅れてしまうので、内燃機関始動
後に触媒を加熱するのは好ましくない。
【0033】また、第1実施例および第2実施例におい
て、制御装置は、イグニッションスイッチの状態、スタ
ータモータスイッチの状態、コンデンサの電圧、温度セ
ンサを用いて、触媒の温度が所定温度に達すると、制御
装置が各モードを選択するようにしているが、温度セン
サの代わりにタイマを用いてヒータに通電を行ってから
の時間を測定しておいて、例えば、内燃機関の始動と同
時に急速加熱モードを選択して、所定時間経過時に保温
モードを選択して、さらに所定時間経過時に充電モード
を選択するようにしても良い。また、温度センサとタイ
マの両方を用いて、触媒を加熱して触媒がなかなか所定
温度に達しない場合には、所定時間経過時に次のモード
に切り換わるようにすることも可能である。さらに、上
記の制御方法以外にエンジン回転数や、エンジン冷却水
の温度を検出して各スイッチを制御するようにしても良
い。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、始めのヒータ
の電源をコンデンサにしているため、内燃機関始動時に
おけるバッテリーの電圧降下を防ぐことが可能であり、
その結果、バッテリーの劣化を早める恐れがなくなる。
また、コンデンサからの放電によって触媒は既に作動温
度に達しているので、ヒータへの通電をバッテリーに切
り換えた後は、触媒の温度を維持するために、始めにコ
ンデンサから放電したときに消費した電力に比べて小さ
い電力で良く、触媒の保温時におけるケーブルやスイッ
チによる損失を抑えることができる。
【0035】請求項2の発明によれば、始めのヒータの
電源に、バッテリーを昇圧してコンデンサに充電したも
のを用いているので、上記の効果に加えて、コンデンサ
からヒータに放電する場合に、大きな電力を供給するこ
とが可能となり、触媒の昇温を早くすることが可能であ
る。
【0036】請求項3の発明によれば、始めのヒータの
電源として、ヒータを並列接続にしてコンデンサから放
電しているため、ヒータの抵抗値が小さいので、ヒータ
に流れる電流が大きくなり、その結果ヒータに印加する
電力も大きくなり、触媒を作動温度まで急速に加熱する
ことができる。その後、ヒータを直列接続にしてバッテ
リーから通電することにより、最小限の通電で加熱温度
を維持することができ、ケーブルやスイッチによる電力
の損失を抑えることができ、従来と較べて電源装置内の
効率を良くすることが可能になる。
【0037】請求項4の発明によれば、始めに急速加熱
モードを選択して、触媒を急速に加熱する。次に保温モ
ードを選択して、最後に充電モードを選択することによ
り、触媒を効率良く加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるヒータ付触媒の電
源装置の回路図
【図2】本発明の第1実施例における制御装置の処理を
示すフローチャート
【図3】本発明の第2実施例におけるヒータ付触媒の電
源装置の回路図
【図4】本発明の第2実施例におけるヒータの側面図
【図5】図4のヒータのA−A断面図
【図6】本発明の第2実施例における制御装置の処理を
示すフローチャート
【符号の説明】
1、10 バッテリー 2、11 コン
デンサ 3、4、16、17 電源スイッチ 5、18 充電
スイッチ 6 抵抗 7 ヒータ 8、19 温度センサ(サーミスタ) 9、20 制御
装置 12 DC−DCコンバータ 13 並列−直
列切り換え可能なヒータ 14、15 ヒータ切り換えスイッチ 21、22、23、24、25、26 端子 27、32 イグニッションスイッチ 28、33 ス
タータモータスイッチ 29、34 コンデンサの電圧 30、35 点
火装置 31、36 スタータモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太 田 信 之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気ガス通路に設置され、排
    気浄化をおこなうための触媒およびその触媒を加熱する
    ヒータからなるヒータ付触媒において、バッテリーと、
    コンデンサと、前記バッテリーと前記コンデンサの間に
    配置された充電スイッチと、前記ヒータ、バッテリー、
    およびコンデンサに接続された電源スイッチと、前記充
    電スイッチおよび前記電源スイッチを制御する制御装置
    とを備え、前記制御装置は、前記充電スイッチをオンと
    する充電モードと、前記電源スイッチをヒータとコンデ
    ンサ間を接続するように制御する急速加熱モードと、前
    記電源スイッチをヒータとバッテリー間を接続するよう
    に制御する保温モードとを備え、内燃機関の始動と連動
    して前記急速加熱モードを選択し、そのあと前記保温モ
    ードと充電モードのいづれかを選択することを特徴とす
    るヒータ付触媒の電源装置。
  2. 【請求項2】 バッテリーと、該バッテリーを昇圧する
    昇圧回路と、コンデンサと、前記バッテリーと前記コン
    デンサの間に配置された充電スイッチと、前記ヒータ、
    バッテリー、およびコンデンサに接続された電源スイッ
    チと、前記充電スイッチおよび前記電源スイッチを制御
    する制御装置とを備えることを特徴とする請求項1記載
    のヒータ付触媒の電源装置。
  3. 【請求項3】 複数の抵抗から成るヒータと、バッテリ
    ーと、コンデンサと、前記バッテリーとコンデンサの間
    に配置された充電スイッチと、前記ヒータ内の抵抗の接
    続を直列または並列に切り換えるヒータ切り換えスイッ
    チと、前記ヒータ、バッテリー、コンデンサに接続され
    た電源スイッチと、前記ヒータ切り換えスイッチおよび
    電源スイッチを制御する制御手段とを備え、前記制御手
    段は、前記充電スイッチをオンとする充電モードと、前
    記電源スイッチがヒータとコンデンサ間を接続し、かつ
    ヒータ切り換えスイッチがヒータを並列接続にするよう
    に制御する急速加熱モードと、前記電源スイッチがヒー
    タとバッテリー間を接続し、かつヒータ切り換えスイッ
    チがヒータを直列接続にするように制御する保温モード
    とを備えることを特徴とする請求項1記載のヒータ付触
    媒の電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1のヒータ付触媒の電源装置にお
    いて、内燃機関の始動と連動して前記急速加熱モードを
    選択し、所定温度到達時或いは所定時間経過時に、前記
    保温モードを選択し、さらに所定温度到達時或いは所定
    時間経過時に、前記充電モードを選択することを特徴と
    するヒータ付触媒の電源装置。
JP5188342A 1993-07-29 1993-07-29 ヒータ付触媒の電源装置 Pending JPH0742541A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7284365B2 (en) 2004-06-04 2007-10-23 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Electric heated catalyst failure diagnostic device
JP2008014239A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Toyota Motor Corp 電熱ヒータ付き触媒装置
JP2012062811A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP2014222983A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 日本車輌製造株式会社 エンジン発電機
CN105298603A (zh) * 2015-12-10 2016-02-03 潍柴动力股份有限公司 一种scr后处理加热系统及其控制方法

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