JP2910318B2 - 車両用電熱ヒータ付触媒の電源制御装置 - Google Patents

車両用電熱ヒータ付触媒の電源制御装置

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JP2910318B2 JP3138011A JP13801191A JP2910318B2 JP 2910318 B2 JP2910318 B2 JP 2910318B2 JP 3138011 A JP3138011 A JP 3138011A JP 13801191 A JP13801191 A JP 13801191A JP 2910318 B2 JP2910318 B2 JP 2910318B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の排気浄化用触媒
の活性化をうながすための電熱ヒータ付触媒の電源制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境汚染防止の観点から自動車の排気ガ
ス浄化のため触媒が使われているが、低温始動時等のエ
ンジン及び触媒が低温状態にある場合に於いては、未燃
焼燃料が触媒でとりきれずに、大気中に放出されてしま
うという問題がクローズアップされてきた。本問題を解
決する技術的手段として、電熱ヒータ付触媒を取付けて
始動時に電熱ヒータに通電して未燃焼燃料を完全燃焼さ
せる方法が提案されている(例えば、SAEpaper
900503参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本方法では始動時にエ
ンジンから排出される未燃焼燃料を含む多量の排気ガス
を規制値以下に処理するため3kw以上の電熱ヒータを
30秒間作動させ、ヒータ温度を350℃以上に保つ必
要がある。このための電力は車載するバッテリから供給
する必要があり、始動用スタータのための電力と合わせ
ると、4〜5kwの出力能力を有するバッテリが必要に
なるという問題がある。
【0004】本発明は前記電熱ヒータ付触媒の必要電力
特性、スタータの要求電力特性、及びバッテリの放電特
性をたくみに組合わせて、ヒータ作動時の過大な電圧低
下を防止することにより、バッテリ容量を大きくするこ
となく小型の軽量で安価な低温始動時の排気浄化のため
の電源制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、独立の請求項1では、エンジンの排気ガス浄化用触
媒に取り付けられた電熱ヒータと、前記エンジンを作動
させるためのスタータモータと、前記電熱ヒータおよび
スタータモータに電力を供給するバッテリと、前記スタ
ータモータの作動状態を検出するスタータモータ作動検
出手段と、前記スタータモータ作動中の前記バッテリの
放電状態を検出するバッテリ放電状態検出手段と、この
バッテリ放電状態検出手段により検出された前記バッテ
リの放電状態に応じて前記電熱ヒータへの通電量を制御
するヒータ制御手段とを有し、このヒータ制御手段は、
ヒータへの通電をオン、オフ制御するヒータコントロー
ラと、このヒータコントローラの作動タイミングを制御
する制御回路とを備え、この制御回路は、スタータモー
タ作動検出手段により検出されたスタータモータの作動
開始より第1の所定時間後にヒータコントローラの作動
を開始させ、スタータモータの作動終了より第2の所定
時間後にヒータコントローラの作動を終了させるように
している。
【0006】また、独立の請求項では、エンジンの排
気ガス浄化用触媒に取り付けられた電熱ヒータと、前記
エンジンを始動させるためのスタータモータと、前記電
熱ヒータおよびスタータモータに電力を供給する第1お
よび第2のバッテリと、前記第1および第2のバッテリ
を直列接続または並列接続に切り替える切替手段と、前
記スタータモータの作動状態を検出するスタータモータ
作動検出手段と、前記スタータモータ作動中の前記第1
のバッテリの放電状態を検出するバッテリ放電状態検出
手段と、このバッテリ放電状態検出手段により検出され
た前記第1のバッテリの放電状態に応じて前記電熱ヒー
タへの通電量を制御するとともに、前記スタータモータ
の作動開始と同時に前記第1および第2のバッテリを直
列接続とし、前記電熱ヒータへの通電終了より第3の所
定時間後に前記第1および第2のバッテリを並列接続す
るヒータ制御手段とを備えた構成としている。
【0007】さらに、独立の請求項では、エンジンの
排気ガス浄化用触媒に取り付けられた電熱ヒータと、前
記電熱ヒータに電力を供給する直列接続された第1およ
び第2のバッテリと、前記第1のバッテリにより駆動さ
れ前記エンジンを始動させるためのスタータモータと、
前記第1のバッテリの電圧を昇圧してこの電圧により前
記第2のバッテリを充電する昇圧手段と、前記スタータ
モータの作動状態を検出するスタータモータ作動検出手
段と、前記スタータモータ作動中の前記第1のバッテリ
の放電状態を検出するバッテリ放電状態検出手段と、こ
のバッテリ放電状態検出手段により検出された前記第1
のバッテリの放電状態を応じて前記電熱ヒータへの通電
量を制御するヒータ制御手段とを備えた構成としてい
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例により説明す
る。図1は本発明の第1実施例である。この図におい
て、1はバッテリ、2はエンジンにより駆動される発電
機であり、交流発電出力を整流して出力する。
【0009】3はエンジンを始動させるスタータモータ
であり、励磁コイル3aにて開閉されるスタータ接点3
bを介してバッテリ1に接続されている。5は触媒に取
り付けられた電熱ヒータ20の通電量をトランジスタ6
により制御するヒータコントローラであり、端子5a〜
5eを有する。
【0010】このヒータコントローラ5において、7は
比較器であり、その出力が抵抗11を介してトランジス
タ6のベースに接続される。8は三角波基準発振器であ
り、比較器7のマイナス入力端子に接続される。9は抵
抗10と直列に接続される正特性の温度係数を有する温
度センサであり、ヒータ20に密着して設けられ、ヒー
タ20の温度を検出する。
【0011】また、40は図2に詳細を示す制御回路で
あり、ヒータコントローラ5の比較器7への電力供給を
制御する。なお、100はエンジン始動手段としてのイ
グニッションスイッチであり、101はオフ位置、10
2はIG位置、103はスタータモータ始動位置であ
る。
【0012】図2は制御回路40の電気回路図である。
41はシュミットリガ入力の反転回路、42は反転回路
であり、端子40dが前記イグニッションスイッチ10
0のスタータモータ始動位置103に接続される。4
3,44はAND回路、45はOR回路であり、AND
回路44の出力は端子40eを介して前記ヒータコント
ローラ5の端子5eに接続される。クロック端子C,リ
セット端子R,出力端子Qn,nを有し、クロック端
子に発振回路46の出力が接続され、リセット端子に各
反転回路41,42の出力が接続され、各出力端子はA
ND回路43,OR回路45の入力に接続される。な
お、端子40aは電源端子、40cはアース端子であ
る。
【0013】上記構成について、その作動を説明する。
図1に於いて、図示しないエンジンを始動させるため、
イグニッションスイッチ100をスタータモータ始動位
置103まで回してスタータモータ3を作動させ、その
際に制御回路40は排気浄化のため、即ち未燃焼燃料を
完全燃焼させるためにヒータ20を作動させる後述の信
号を端子40eからヒータコントローラ5へ出力する。
スタータモータ3及びヒータ20は共に大電力を消費す
るので、バッテリ1は大電流を供給する必要がある。
【0014】ここで、ヒータコントローラ5は、比較器
7で三角波の基準電圧と分圧されたバッテリ端子電圧と
を比較し、バッテリ1の寿命や充電不足で、上記大電流
放電時にバッテリ1の端子電圧が所定値よりも低下する
と、トランジスタ6をオフにしてバッテリ1の放電によ
る過大な端子電圧低下を阻止し、バッテリ端子に接続さ
れたモータやリレー及び電子回路の誤動作を防止する。
【0015】また、比較器7はバッテリ1の電圧が低下
すると出力の導通比が低下し、トランジスタ6の通電量
が低減する。温度センサ9はヒータ20の温度を検出す
る正特性の温度係数を有する温度センサでヒータ20の
温度が低いと抵抗値は低く、ヒータ20の温度が高くな
ると抵抗値も高くなる。この結果、ヒータ20の温度が
上昇すると比較器7のプラス入力端子電圧が低下してト
ランジスタ6の通電量が減少し、供給電力を制限するこ
とにより、ヒータ20の温度を所定値に押さえてヒータ
20の過熱を防止するとともに無駄な電力の消費を防
ぐ。
【0016】上記動作において、制御回路40では、イ
グニッションスイッチ(以下、IG.SWという)10
0がスタータモータ始動位置103に回されると、分周
回路48は、反転回路42の出力が“1”レベルになる
と同時にリセット端子が“1”レベルになるので、回路
48はリセットされ反転出力端子のnの出力は“1”
レベルとなり、OR回路45の出力も“1”レベルとな
る。
【0017】一方、反転回路41の出力は“0”レベ
ル、反転回路42の出力は“1”レベルになり、この結
果、分周回路47はリセット端子Rが“0”レベルにな
るので作動を開始し、所定時間(例えば、1sec程
度)後出力端子Qnに“1”レベルを出力する。これに
よりAND回路43及び44の出力は“1”レベルにな
って、端子40eを介してヒータコントローラ5の作動
を許可する。このとき、ヒータコントローラ5は、バッ
テリ1の電圧及びヒータの温度に応じて、バッテリ電圧
が設定値以下とならないようにヒータへの通電量を制御
する。
【0018】エンジンが始動してIG.SWをIG位置
102に戻すと、反転回路41及び42の出力はそれぞ
れ“1”,“0”レベルになって、分周回路47のリセ
ット端子Rは“1”レベル、故に出力端子Qnは“0”
レベルになる。AND回路43の出力は“0”レベルに
なるが、AND回路44は出力信号を入力端子にフィー
ドバックして自己保持しているので出力は“1”レベル
を続ける。分周回路48はリセット端子Rが“0”レベ
ルになるので作動を開始し、触媒の加熱に必要な所定時
間経過(例えば、20sec程度)後反転出力端子n
を“0”レベルにする。するとAND回路44の出力は
“0”レベルになってヒータコントローラ5の作動を禁
止する。
【0019】図3は、本発明の第2実施例を示す電気回
路図である。この図において、30は第2のバッテリ、
31,32及び33は第1のバッテリ1と、この第1の
バッテリより容量が小さい第2のバッテリ30を直列又
は並列に接続する切替スイッチ、34はこのスイッチの
励磁コイルである。40´は制御回路であり、第1実施
例の制御回路40に対し、オフ時の動作を所定時間遅延
させるオフディレイ回路49、及び励磁コイル34を端
子40bを介して駆動するトランジスタ50を付加した
ものである。
【0020】なお、110はスイッチ33の切替え時に
過大な電流が流れるのを防止する限流リアクトル、20
0はヒータコントローラ5への電源供給後に作動が許可
され、エンジンに燃料を供給する燃料供給回路である。
また、ヒータコントローラは第1実施例と同様のもので
ある。
【0021】上記構成において、その作動を説明する。
エンジン始動のため、IG.SW100をスタータモー
タ始動位置103まで回すと、励磁コイル3aが通電さ
れ接点3bが投入されることにより、スタータモータ3
が回転し、エンジンが始動する。同時に、制御回路40
´は、接点31をオンし、バッテリ1とバッテリ30と
を直列接続する。
【0022】即ち、制御回路40´中の分周回路48
は、反転回路42の出力が“1”レベルになると同時に
リセット端子Rが“1”レベルになるので、この回路は
リセットされ反転出力端子nの出力は“1”レベルに
なる。この結果OR回路45の出力は“1”レベルにな
ってトランジスタ50をオンして励磁コイル34を励磁
する。これにより接点31はオン、接点32及び33は
オフとなるので、バッテリ1とバッテリ30とが直列接
続になる。なお、分周回路47の作動によりヒータコン
トローラ5の作動を許可する点は、図2の回路と同様で
ある。
【0023】そして、エンジンが始動されると2個のバ
ッテリが直列接続になった後、ヒータコントローラ5が
作動してヒータ20へ通電される。このとき、ヒータコ
ントローラ5及びヒータ20は高電圧で通電されるの
で、電流を小さくでき、このことにより、ヒータコント
ローラの通電制御素子であるトランジスタ6を小さくで
きる。また、ヒータコントローラ5は、この実施例では
温度センサを介さず、バッテリ1の電圧を直接監視して
バッテリ電圧が設定値以下とならない様に上述のように
ヒータ20への通電量を制御する。
【0024】エンジンが始動してIG.SWをIG位置
102に戻すと、図2の回路と同様に制御回路40´が
作動し、所定時間経過後、分周回路48の反転出力端子
nが“0”レベルとなり、AND回路44の出力も
“0”レベルとなって、ヒータコントローラ5の作動を
禁止する。一方、トランジスタ50はOR回路45の出
力が“0”レベルになった後オフディレイ回路49の作
動により所定時間(例えば1sec程度)遅れてオフす
る。すなわち、エンジン始動後所定時間ヒータ20を通
電制御し、通電を遮断した後にバッテリを直列から並列
に切り替える。ここで、限流リアクトル110はバッテ
リ30を直列から並列に切り替えた際、過大な充電電流
が流れるのを防止するものである。これにより、リレー
接点の突入電流による損傷の防止と、発電機の急俊な発
電量増加によるエンジン負荷の急増に伴う回転変動を防
止できる。
【0025】図4は、第3実施例を示し、バッテリを直
列から並列に切り替えた際に流れる過大な充電電流を制
限する他の構成例を示すものである。この図において、
60は定電流回路、61はトランジスタ、62はOPア
ンプ、63及び64は抵抗器であり、上記構成の定電流
回路に於いて、トランジスタ61を流れる電流が増大す
ると抵抗器64の端子電圧が上昇し、OPアンプ62の
出力電圧を引き下げて電流を制限する。他の回路構成
は、第2実施例と同様である。
【0026】図5は本発明の第4実施例を示すものであ
る。この図において、70はDC/DCコンバータであ
り、スタータモータを駆動する容量の大きいバッテリ1
の電圧を入力として、その昇圧された出力電圧でバッテ
リ1より容量の小さいバッテリ30を充電する。この結
果、バッテリ1とバッテリ30とを直並列に切り替える
前記のスイッチ31,32及び33が不要になる。ま
た、比較器71、ツェナーダイオード72、抵抗74、
75及び76で構成される比較回路は、バッテリ30の
低電圧検出警報回路であり、バッテリ30の電圧が所定
値よりも低いとき比較器71の出力が“0”レベルにな
ってランプ73を点灯して警報する。他の回路構成は、
第2実施例と同様である。
【0027】上記実施例では、バッテリの放電状態を検
出する手段として、バッテリの端子電圧が所定値よりも
低くなると、過放電と判断する手段を用いてヒータへの
通電を制限するようにしたが、バッテリの放電電流を検
出して、放電電流が所定値に達しない時、すなわちバッ
テリ端子電圧が放電電流により低下してしまい所定の電
流を流せない状態を検出してヒータへの通電を制限する
ようにしても同様の効果が得られる。
【0028】更に上記ヒータへの通電を制限する時間が
所定時間(例えば10秒間)以上続くと、ヒータの温度
は設定値に達せず、排気ガスを完全燃焼することができ
ないので、この時は運転者に警報を与えることが望まし
い。
【0029】図6はスタータモータ作動時のスタータモ
ータ電流ISTとバッテリ電圧VB の関係を図示したもの
である。この図に於いて始動直後t0 の期間はエンジン
オイルの粘性やロック電流の影響で過大な始動電流が流
れるので、例えば図2に示す制御回路40は、スタータ
モータ始動後所定時間遅れてヒータ20を通電する。そ
の結果、過大な始動電流とヒータ電流とによるバッテリ
の過大な放電電流が防止され、バッテリの端子電圧の大
幅な落ち込みがなくなるので、上記バッテリ電圧で作動
している車両電気負荷が誤動作をする心配をなくすこと
ができる。また、図3の構成に於いて、エンジンを作動
させる燃料供給回路200の作動も、t 0 時間禁止し
て、スタータモータが回転を始めてから作動をさせれば
未燃焼燃料の排出を少なくできる。
【0030】また、図6に於いて、スタータモータ3の
作動期間中、ヒータ20への通電は、スタータモータ3
の負荷が軽くなるエンジンの爆発期間に行う様にする
と、バッテリ電圧の脈動を押さえることができると言う
効果がある。
【0031】さらに、図4の第3実施例に於いて、バッ
テリ30と直列にトランジスタ61を含む定電流充電回
路を接続し、バッテリ30をバッテリ1と並列接続した
際に流れる過大な充電電流を防止している。この様に構
成すると、バッテリ30を並列接続して充電する場合、
バッテリ1に比べてトランジスタ61及び抵抗64によ
る電圧降下分(≒2V)だけ、バッテリ30の端子電圧
が低くなるので、例えば発電機2の出力電圧を14.5
Vとしても、バッテリ30の端子電圧は12.5Vとな
ってしまい、十分な充電ができないことがある。このた
め、バッテリ30の端子電圧は、バッテリ1の端子電圧
よりも約2V低い10Vとすることにより、完全充電が
可能となる。
【0032】また、エンジン始動手段として、上記各実
施例ではIG.SWの操作を利用する例を説明したが、
運転者が座席に着座したことを検出した信号や、シフト
レバーの位置の検出等の信号をIG.SW操作検出信号
に付加してエンジンの始動に関する信号を得るエンジン
始動手段としても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の独立の請
求項1では、排気ガス浄化用触媒を加熱する電熱ヒータ
への通電量をスタータモータの作動開始後、バッテリの
放電状態に応じて制御しているので、低温始動時の排気
浄化を実現できると共に、バッテリの寿命や充電不足に
よりバッテリの端子電圧が低下してもその過大な電圧低
下を阻止でき、バッテリに接続された電子回路やリレー
等の誤作動を未然に防止できる。
【0034】また、独立の請求項では、電熱ヒータの
制御時、第1のバッテリおよび第2のバッテリの直並列
を切り替えるようにしているので、電熱ヒータには高電
圧で通電され、電流を小さくでき、ヒータ制御手段の通
電素子を小さくできる。
【0035】さらに、独立の請求項では、第1のバッ
テリ電圧を昇圧して第2のバッテリを充電するようにし
ているので、バッテリの直並列を切り替える手段を不要
にでき、第2バッテリの容量も小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図である。
【図2】図1中の制御回路の電気回路図である。
【図3】本発明の第2実施例の構成図である。
【図4】本発明の第3実施例の構成図である。
【図5】本発明の第4実施例の構成図である。
【図6】始動時の電流、電圧の状態を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1,30 バッテリ 2 発電機 3 スタータモータ 4 車両電気負荷 5 ヒータコントローラ 9 温度センサ 20 ヒータ 31,32,33 切替スイッチ 40,40´ 制御回路 60 定電流充電回路 70 DC/DCコンバータ 100 イグニッションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 3/20 F01N 3/24 F01N 9/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気ガス浄化用触媒に取り付
    けられた電熱ヒータと、 前記エンジンを始動させるためのスタータモータと、 前記電熱ヒータおよびスタータモータに電力を供給する
    バッテリと、 前記スタータモータの作動状態を検出するスタータモー
    タ作動検出手段と、 前記スタータモータ作動中の前記バッテリの放電状態を
    検出するバッテリ放電状態検出手段と、 このバッテリ放電状態検出手段により検出された前記バ
    ッテリの放電状態に応じて前記電熱ヒータへの通電量を
    制御するヒータ制御手段とを有し、 このヒータ制御手段は、前記ヒータへの通電をオン、オ
    フ制御するヒータコントローラと、このヒータコントロ
    ーラの作動タイミングを制御する制御回路とを備え、 この制御回路は、前記スタータモータ作動検出手段によ
    り検出されたスタータモータの作動開始より第1の所定
    時間後に前記ヒータコントローラの作動を開始させ、ス
    タータモータの作動終了より第2の所定時間後に前記ヒ
    ータコントローラの作動を終了させる ことを特徴とする
    車両用電熱ヒータ付触媒の電源制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータコントローラは、前記バッテ
    リの端子電圧が低下するとこの通電のオン比率を減少さ
    せることを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒータの近傍にヒータの温度を検出
    する温度センサを設け、この検出された温度に応じて前
    記ヒータコントローラは前記ヒータへの通電のオン、オ
    フ比率を補正することを特徴とする請求項2記載の電源
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記スタータモータの
    作動開始より前記第1の所定時間後に前記エンジンの燃
    料供給システムの作動を許可することを特徴とする請求
    項1記載の電源制御装置。
  5. 【請求項5】 エンジンの排気ガス浄化用触媒に取り付
    けられた電熱ヒータと、 前記エンジンを始動させるためのスタータモータと、 前記電熱ヒータおよびスタータモータに電力を供給する
    第1および第2のバッテリと、 前記第1および第2のバッテリを直列接続または並列接
    続に切り替える切替手段と、 前記スタータモータの作動状態を検出するスタータモー
    タ作動検出手段と、 前記スタータモータ作動中の前記第1のバッテリの放電
    状態を検出するバッテリ放電状態検出手段と、 このバッテリ放電状態検出手段により検出された前記第
    1のバッテリの放電状態に応じて前記電熱ヒータへの通
    電量を制御するとともに、前記スタータモータの作動開
    始と同時に前記第1および第2のバッテリを直列接続と
    し、前記電熱ヒータへの通電終了より第3の所定時間後
    に前記第1および第2のバッテリを並列接続するヒータ
    制御手段とを 備えたことを特徴とする車両用電熱ヒータ
    付触媒の電源制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のバッテリの並列回
    路に過大な電流の流れを制限する限流リアクトルを設け
    たことを特徴とする請求項5記載の電源制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のバッテリの並列回
    路に一定電流を流す定電流回路を設けたことを特徴とす
    る請求項5記載の電源制御装置。
  8. 【請求項8】 エンジンの排気ガス浄化用触媒に取り付
    けられた電熱ヒータと、 前記電熱ヒータに電力を供給する直列接続された第1お
    よび第2のバッテリと、 前記第1のバッテリにより駆動され前記エンジンを始動
    させるためのスタータモータと、 前記第1のバッテリの電圧を昇圧してこの電圧により前
    記第2のバッテリを充電する昇圧手段と、 前記スタータモータの作動状態を検出するスタータモー
    タ作動検出手段と、 前記スタータモータ作動中の前記第1のバッテリの放電
    状態を検出するバッテ リ放電状態検出手段と、 このバッテリ放電状態検出手段により検出された前記第
    1のバッテリの放電状態に応じて前記電熱ヒータへの通
    電量を制御するヒータ制御手段とを 備えたことを特徴と
    する車両用電熱ヒータ付触媒の電源制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のバッテリの電圧を所定の設定
    値と比較し、この設定値以下のとき低電圧の警報を発す
    る低電圧警報回路を備えたことを特徴とする請求項8記
    載の電源制御装置。
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