JPH0742083A - ヌバック調の外観を有するシート材およびその製造方法 - Google Patents
ヌバック調の外観を有するシート材およびその製造方法Info
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- JPH0742083A JPH0742083A JP20467693A JP20467693A JPH0742083A JP H0742083 A JPH0742083 A JP H0742083A JP 20467693 A JP20467693 A JP 20467693A JP 20467693 A JP20467693 A JP 20467693A JP H0742083 A JPH0742083 A JP H0742083A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた撥水性、撥油性が長期にわたって持続
するとともに、製造コストの安価なヌバック調外観を有
するシート材およびその製造方法を提供する。 【構成】 繊維基材上に、ポリウレタン樹脂を塗布、含
浸させた後、該ポリウレタン樹脂を湿式凝固させること
により得られるシート材の表面を起毛処理して得られる
ヌバック調の外観を有するシート材であって、繊維基材
が起毛処理された繊維基材で、且つポリウレタン樹脂が
含フッ素ウレタン化合物を含有する無黄変タイプのポリ
カーボネート系ポリウレタン樹脂であることを特徴とす
るヌバック調の外観を有するシート材。繊維基材として
は、起毛部を構成する繊維の単糸繊度が1デニール以下
であるものが好ましく使用できる。
するとともに、製造コストの安価なヌバック調外観を有
するシート材およびその製造方法を提供する。 【構成】 繊維基材上に、ポリウレタン樹脂を塗布、含
浸させた後、該ポリウレタン樹脂を湿式凝固させること
により得られるシート材の表面を起毛処理して得られる
ヌバック調の外観を有するシート材であって、繊維基材
が起毛処理された繊維基材で、且つポリウレタン樹脂が
含フッ素ウレタン化合物を含有する無黄変タイプのポリ
カーボネート系ポリウレタン樹脂であることを特徴とす
るヌバック調の外観を有するシート材。繊維基材として
は、起毛部を構成する繊維の単糸繊度が1デニール以下
であるものが好ましく使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具、車輌等の素材用
として用いられるヌバック調の外観を有するシート材お
よびその製造方法に関する。
として用いられるヌバック調の外観を有するシート材お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヌバック調の外観を有するシート材(以
下「ヌバック調シート材」と略記することがある)とし
ては、繊維基材の表面にポリウレタン系樹脂を塗布、含
浸し、湿式凝固させて多孔質層とした後、表面のスキン
層を研削除去して微細気孔の一部を露出したものや、起
毛処理または立毛処理(以下「起毛」または「起毛処
理」と略記することがある)させた繊維基材の表面にポ
リウレタン系樹脂を塗布、含浸し、湿式凝固して多孔質
層とした後、バフィングして繊維基材の起毛部を表面に
露出させたもの等が使用されていた。
下「ヌバック調シート材」と略記することがある)とし
ては、繊維基材の表面にポリウレタン系樹脂を塗布、含
浸し、湿式凝固させて多孔質層とした後、表面のスキン
層を研削除去して微細気孔の一部を露出したものや、起
毛処理または立毛処理(以下「起毛」または「起毛処
理」と略記することがある)させた繊維基材の表面にポ
リウレタン系樹脂を塗布、含浸し、湿式凝固して多孔質
層とした後、バフィングして繊維基材の起毛部を表面に
露出させたもの等が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ヌバック調シート材は、繊維基材の表面にポリウレタン
樹脂層が微多孔質構造を有するため、撥水性、撥油性、
防汚性等に劣るという問題があった。従来では、上記問
題を解決するために、得られたヌバック調シート材に、
スプレー法、含浸法またはグラビアロール法などの手段
により、シリコン系、フッ素系等の撥水、撥油剤による
後処理を施して、ヌバック調シート材に撥水性、撥油性
を付与していたが、撥水性、撥油性の効果が長期にわた
って持続せず、また後処理工程を必要とする分コストが
高くなるといった問題点があった。
ヌバック調シート材は、繊維基材の表面にポリウレタン
樹脂層が微多孔質構造を有するため、撥水性、撥油性、
防汚性等に劣るという問題があった。従来では、上記問
題を解決するために、得られたヌバック調シート材に、
スプレー法、含浸法またはグラビアロール法などの手段
により、シリコン系、フッ素系等の撥水、撥油剤による
後処理を施して、ヌバック調シート材に撥水性、撥油性
を付与していたが、撥水性、撥油性の効果が長期にわた
って持続せず、また後処理工程を必要とする分コストが
高くなるといった問題点があった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、撥水性、撥油性が長期にわたって
持続するヌバック調シート材およびその製造方法にて提
供することをその目的とする。
されたものであって、撥水性、撥油性が長期にわたって
持続するヌバック調シート材およびその製造方法にて提
供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ヌバック調の外観を有す
るシート材は、繊維基材上に、含フッ素ウレタン化合物
を含有する無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレ
タン樹脂を塗布、含浸させた後、該ポリウレタン樹脂を
湿式凝固させることにより得られるシート材の表面を起
毛処理したことを特徴とする。また、本発明のヌバック
調の外観を有するシート材の製造方法は、起毛処理され
た繊維基材上に含フッ素ウレタン化合物を含有する無黄
変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を塗
布、含浸させ、非溶剤中にてポリウレタン樹脂を湿式凝
固させて得られるシート材表面に、エンボス加工により
凹凸を形成させた後、起毛処理を施すことを特徴とする
ものである。
るシート材は、繊維基材上に、含フッ素ウレタン化合物
を含有する無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレ
タン樹脂を塗布、含浸させた後、該ポリウレタン樹脂を
湿式凝固させることにより得られるシート材の表面を起
毛処理したことを特徴とする。また、本発明のヌバック
調の外観を有するシート材の製造方法は、起毛処理され
た繊維基材上に含フッ素ウレタン化合物を含有する無黄
変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を塗
布、含浸させ、非溶剤中にてポリウレタン樹脂を湿式凝
固させて得られるシート材表面に、エンボス加工により
凹凸を形成させた後、起毛処理を施すことを特徴とする
ものである。
【0006】本発明に使用される繊維基材としては、単
糸繊度が1デニール以下の繊維で作られた編布、織布あ
るいはポリウレタンや合成ゴム等の弾性重合体が付与さ
れた繊維絡合不織布などである。また、繊維基材を構成
する繊維としては、例えばポリエステル、ポリアミド、
ポリアクリロニトリル、ポリオレフィン、ポリビニルア
ルコールなどの合成繊維、再生セルロース等の化学繊
維、あるいは少なくとも一成分を溶解除去したり、二成
分を分割したりすることにより極細繊維に変成された多
成分繊維等を用いることができる。
糸繊度が1デニール以下の繊維で作られた編布、織布あ
るいはポリウレタンや合成ゴム等の弾性重合体が付与さ
れた繊維絡合不織布などである。また、繊維基材を構成
する繊維としては、例えばポリエステル、ポリアミド、
ポリアクリロニトリル、ポリオレフィン、ポリビニルア
ルコールなどの合成繊維、再生セルロース等の化学繊
維、あるいは少なくとも一成分を溶解除去したり、二成
分を分割したりすることにより極細繊維に変成された多
成分繊維等を用いることができる。
【0007】上記の繊維基材は、サンドペーパー、サン
ドクロス、サンドネット、サンドロール、針布、砥石、
ブラシなどの公知の方法で起毛処理される。このときの
起毛の長さ、密度は特に限定されないが、一般的には起
毛が短く、かつ密度が多い程好ましいヌバック調シート
材を得ることができる。
ドクロス、サンドネット、サンドロール、針布、砥石、
ブラシなどの公知の方法で起毛処理される。このときの
起毛の長さ、密度は特に限定されないが、一般的には起
毛が短く、かつ密度が多い程好ましいヌバック調シート
材を得ることができる。
【0008】本発明に使用される無黄変タイプのポリカ
ーボネート系ポリウレタン樹脂は、ポリカーボネートジ
オールと無黄変型ジイソシアネート、並びに必要に応じ
て鎖伸長剤とを反応させた重合物である。
ーボネート系ポリウレタン樹脂は、ポリカーボネートジ
オールと無黄変型ジイソシアネート、並びに必要に応じ
て鎖伸長剤とを反応させた重合物である。
【0009】上記ポリカーボネートジオールとしては、
下記化1に示す一般式で表される、ポリアルキレンポリ
カーボネートジオールであり、特に1,6−ヘキサンポ
リカーボネートジオールが好ましく使用される。
下記化1に示す一般式で表される、ポリアルキレンポリ
カーボネートジオールであり、特に1,6−ヘキサンポ
リカーボネートジオールが好ましく使用される。
【化1】 (式中、p,rは2以上の整数、またmは5〜200の
整数を示す) また、必要に応じて上記のポリアルキレンポリカーボネ
ートジオールの一部をポリアルキレン変性カーボネート
で置換したものであってもよい。
整数を示す) また、必要に応じて上記のポリアルキレンポリカーボネ
ートジオールの一部をポリアルキレン変性カーボネート
で置換したものであってもよい。
【0010】上記のポリカーボネートジオールの水酸基
価から求めた平均分子量は、500〜5000、好まし
くは900〜3000の範囲のものを用いる。分子量が
500未満ではウレタン基濃度が大きくなり、ポリウレ
タン樹脂の柔軟性、溶剤溶解性が低下する。また分子量
5000を越えるとウレタン基濃度が低下し、ポリウレ
タン特有の強靱性、耐摩耗性等が悪化する。
価から求めた平均分子量は、500〜5000、好まし
くは900〜3000の範囲のものを用いる。分子量が
500未満ではウレタン基濃度が大きくなり、ポリウレ
タン樹脂の柔軟性、溶剤溶解性が低下する。また分子量
5000を越えるとウレタン基濃度が低下し、ポリウレ
タン特有の強靱性、耐摩耗性等が悪化する。
【0011】上記の無黄変型ジイソシアネートとして
は、例えばテトラメチレンジイソシアネート、1,6−
ヘキサンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジイソシアネート、1−メチルシクロ
ヘキサン−2,4−ジイソシアネート、3,3’−ジメ
チル−4,4’−ジイソシアネートジシクロヘキシルメ
タン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート等の脂肪族もしくは脂環族のものが使用できる。こ
れらの有機ジイソシアネートは単独で使用してもよい
し、2種以上を混合して使用してもよい。
は、例えばテトラメチレンジイソシアネート、1,6−
ヘキサンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジイソシアネート、1−メチルシクロ
ヘキサン−2,4−ジイソシアネート、3,3’−ジメ
チル−4,4’−ジイソシアネートジシクロヘキシルメ
タン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート等の脂肪族もしくは脂環族のものが使用できる。こ
れらの有機ジイソシアネートは単独で使用してもよい
し、2種以上を混合して使用してもよい。
【0012】また、鎖伸長剤としては、活性水素原子を
2個以上有する化合物、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−
シクロヘキサンジオール、キシリレングリコールなどの
ジオール類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
キシリレンジアミン、イソホロジアミン、ピペラジン、
フェニレンジアミン、トリレンジアミン等のジアミン
類、ヒドラジン、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル
酸ジヒドラジド等のヒドラジド類等が使用できる。これ
らの鎖伸長剤は単独で使用してもよいし、2種以上を混
合物して使用してもよい。
2個以上有する化合物、例えばエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−
シクロヘキサンジオール、キシリレングリコールなどの
ジオール類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、
キシリレンジアミン、イソホロジアミン、ピペラジン、
フェニレンジアミン、トリレンジアミン等のジアミン
類、ヒドラジン、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル
酸ジヒドラジド等のヒドラジド類等が使用できる。これ
らの鎖伸長剤は単独で使用してもよいし、2種以上を混
合物して使用してもよい。
【0013】本発明の無黄変タイプポリカーボネート系
ポリウレタン樹脂は、上記のポリカーボネートジオー
ル、無黄変型ジイソシアネート、および鎖伸長剤を所望
の割合で反応させることによって得られる。また、無黄
変タイプポリカーボネート系ポリウレタン樹脂は、ジメ
チルホルムアミドの20重量%溶液としたときの粘度
が、25℃において50〜150ポイズの範囲にあるも
のを使用するのが好ましい。更に、上記ポリウレタン系
樹脂は、100%モジュラスが10〜120kg/cm
2 のものが好ましい。100%モジュラスが10kg/
cm2 未満であると、機能的強度が低下し、100%モ
ジュラスが120kg/cm2 を越えると風合が硬くな
る。
ポリウレタン樹脂は、上記のポリカーボネートジオー
ル、無黄変型ジイソシアネート、および鎖伸長剤を所望
の割合で反応させることによって得られる。また、無黄
変タイプポリカーボネート系ポリウレタン樹脂は、ジメ
チルホルムアミドの20重量%溶液としたときの粘度
が、25℃において50〜150ポイズの範囲にあるも
のを使用するのが好ましい。更に、上記ポリウレタン系
樹脂は、100%モジュラスが10〜120kg/cm
2 のものが好ましい。100%モジュラスが10kg/
cm2 未満であると、機能的強度が低下し、100%モ
ジュラスが120kg/cm2 を越えると風合が硬くな
る。
【0014】本発明に使用できる無黄変タイプポリカー
ボネート系ポリウレタン樹脂は、耐加水分解性、耐光
性、耐熱性等の性能を低下させない範囲であれば、上記
の無黄変タイプポリカーボネート系ポリウレタン樹脂以
外のポリウレタン樹脂との共重合体や混合物であっても
使用できる。共重合体として具体的には、ポリカプロラ
クトン−ポリカーボネート共重合ポリウレタン樹脂、炭
素数6以上のジオールとジカルボン酸との縮合によって
得られるポリエステルジオール−ポリカーボネート共重
合ポリウレタン樹脂等が挙げられ、また、無黄変タイプ
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂と混合できるポリ
ウレタンとしては、ポリカプロラクトン系ポリウレタン
樹脂、ポリテトラメチレングリコール系ポリウレタン樹
脂、炭素数6以上のジオールとジカルボン酸との縮合に
よって得られるポリエステル系ポリウレタン樹脂等が挙
げられる。
ボネート系ポリウレタン樹脂は、耐加水分解性、耐光
性、耐熱性等の性能を低下させない範囲であれば、上記
の無黄変タイプポリカーボネート系ポリウレタン樹脂以
外のポリウレタン樹脂との共重合体や混合物であっても
使用できる。共重合体として具体的には、ポリカプロラ
クトン−ポリカーボネート共重合ポリウレタン樹脂、炭
素数6以上のジオールとジカルボン酸との縮合によって
得られるポリエステルジオール−ポリカーボネート共重
合ポリウレタン樹脂等が挙げられ、また、無黄変タイプ
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂と混合できるポリ
ウレタンとしては、ポリカプロラクトン系ポリウレタン
樹脂、ポリテトラメチレングリコール系ポリウレタン樹
脂、炭素数6以上のジオールとジカルボン酸との縮合に
よって得られるポリエステル系ポリウレタン樹脂等が挙
げられる。
【0015】上記の無黄変タイプポリカーボネート系ポ
リウレタン樹脂は、必要に応じて凝固調節剤(界面活性
剤)、着色剤、充填剤、酸化防止剤等の各種添加剤を混
入し、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の溶剤
によって適宜の濃度のポリウレタン樹脂溶液とされる。
このときのポリウレタン樹脂含有割合は、目的、用途に
よって異なるので一概には規定することができないが、
一般には繊維基材に対し2〜30重量%とされる。ま
た、無黄変タイプポリカーボネート系ポリウレタン樹脂
溶液には、必要に応じてコラーゲン粉末等を添加しても
よい。
リウレタン樹脂は、必要に応じて凝固調節剤(界面活性
剤)、着色剤、充填剤、酸化防止剤等の各種添加剤を混
入し、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の溶剤
によって適宜の濃度のポリウレタン樹脂溶液とされる。
このときのポリウレタン樹脂含有割合は、目的、用途に
よって異なるので一概には規定することができないが、
一般には繊維基材に対し2〜30重量%とされる。ま
た、無黄変タイプポリカーボネート系ポリウレタン樹脂
溶液には、必要に応じてコラーゲン粉末等を添加しても
よい。
【0016】本発明に使用される含フッ素化合物として
は、末端にイソシアネート基ウレタンプレポリマーと活
性水素基を有するパーフルオロアルキル基含有化合物と
の反応生成物が使用できる。上記のウレタンプレポリマ
ーとしては、ポリエステルポリオール、カプロラクトン
ポリオール、ポリカーボネートポリオール等の長鎖ジオ
ールと、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート等のポリイソシアネートとを反応させて得
られる。上記の長鎖ポリオールとしては、分子量が50
0〜4000のものを使用するのが好ましい。
は、末端にイソシアネート基ウレタンプレポリマーと活
性水素基を有するパーフルオロアルキル基含有化合物と
の反応生成物が使用できる。上記のウレタンプレポリマ
ーとしては、ポリエステルポリオール、カプロラクトン
ポリオール、ポリカーボネートポリオール等の長鎖ジオ
ールと、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート等のポリイソシアネートとを反応させて得
られる。上記の長鎖ポリオールとしては、分子量が50
0〜4000のものを使用するのが好ましい。
【0017】上記のウレタンプレポリマーと付加反応せ
しめられる活性水素基を有するパーフルオロアルキル基
含有化合物として具体的には、下記化2に示す(1)〜
(4)に示す一般式で示される化合物が挙げられる。
しめられる活性水素基を有するパーフルオロアルキル基
含有化合物として具体的には、下記化2に示す(1)〜
(4)に示す一般式で示される化合物が挙げられる。
【化2】 (式中R1 は炭素数6〜18のパーフルオロアルキル
基、R2 は炭素数1〜3のアルキル基を示す)
基、R2 は炭素数1〜3のアルキル基を示す)
【0018】上記ウレタンプレポリマーとパーフルオロ
アルキル基含有化合物は、両者の反応によって得られる
含フッ素ウレタン化合物中のフッ素含有率が10〜40
重量%となるようにウレタンプレポリマーおよびパーフ
ルオロアルキル基含有化合物の分子量、種類等を選択し
て用いるのが好ましい。含フッ素ウレタン化合物中のフ
ッ素含有率が10重量%未満であると、含フッ素ウレタ
ン化合物の撥水、撥油性が低下し、また40重量%を越
えるとポリウレタン樹脂を非溶剤中で湿式凝固させる際
に、含フッ素ウレタン化合物が非溶剤中に逸脱してしま
う虞が生じる。
アルキル基含有化合物は、両者の反応によって得られる
含フッ素ウレタン化合物中のフッ素含有率が10〜40
重量%となるようにウレタンプレポリマーおよびパーフ
ルオロアルキル基含有化合物の分子量、種類等を選択し
て用いるのが好ましい。含フッ素ウレタン化合物中のフ
ッ素含有率が10重量%未満であると、含フッ素ウレタ
ン化合物の撥水、撥油性が低下し、また40重量%を越
えるとポリウレタン樹脂を非溶剤中で湿式凝固させる際
に、含フッ素ウレタン化合物が非溶剤中に逸脱してしま
う虞が生じる。
【0019】また、含フッ素ウレタン化合物の無黄変タ
イプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂への配合量
は、含フッ素ウレタン化合物を含有させた無黄変タイプ
のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂中のフッ素含有
率が0.5〜7重量%となるように適宜選定して配合す
るのが好ましい。含フッ素ウレタン化合物を含有させた
無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂中
のフッ素含有率が0.5重量%未満であると、充分な撥
水、撥油性が得られず、また、7重量%越える量の含フ
ッ素ウレタン化合物を添加しても含フッ素ウレタン化合
物を添加する効果は平衡状態となり、撥水、撥油性のそ
れ以上の向上は望み難い。
イプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂への配合量
は、含フッ素ウレタン化合物を含有させた無黄変タイプ
のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂中のフッ素含有
率が0.5〜7重量%となるように適宜選定して配合す
るのが好ましい。含フッ素ウレタン化合物を含有させた
無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂中
のフッ素含有率が0.5重量%未満であると、充分な撥
水、撥油性が得られず、また、7重量%越える量の含フ
ッ素ウレタン化合物を添加しても含フッ素ウレタン化合
物を添加する効果は平衡状態となり、撥水、撥油性のそ
れ以上の向上は望み難い。
【0020】上記のポリカーボネート系ポリウレタン樹
脂溶液は、裏面に浸透剤水溶液を含浸させた繊維基材上
にドクターナイフ等の手段により塗布され、しかる後、
塗布部を水や前記ポリウレタン樹脂の溶剤の水溶液等の
非溶剤中に浸漬し、ポリウレタン系樹脂を凝固、脱溶媒
し、次いで水洗、乾燥してシート状物を得る。このとき
使用される非溶剤としては、ジメチルホルムアミドの0
〜20%水溶液が特に好ましい。また、ポリカーボネー
ト系ポリウレタン樹脂の凝固温度は、15〜40℃の範
囲で適宜選択すればよい。
脂溶液は、裏面に浸透剤水溶液を含浸させた繊維基材上
にドクターナイフ等の手段により塗布され、しかる後、
塗布部を水や前記ポリウレタン樹脂の溶剤の水溶液等の
非溶剤中に浸漬し、ポリウレタン系樹脂を凝固、脱溶媒
し、次いで水洗、乾燥してシート状物を得る。このとき
使用される非溶剤としては、ジメチルホルムアミドの0
〜20%水溶液が特に好ましい。また、ポリカーボネー
ト系ポリウレタン樹脂の凝固温度は、15〜40℃の範
囲で適宜選択すればよい。
【0021】ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂層を
形成されたシート状物は、必要に応じて型押しロール等
によりエンボス加工を施し、表面に凹凸を付与された
後、起毛処理される。このときの起毛処理の方法として
は、前記した繊維基材の起毛処理方法と同様の方法で処
理することができるが、あまり強い条件ではなく、研削
作用の緩やかなサンドペーパーやブラシ等を用いて軽く
起毛処理するのが好ましい。
形成されたシート状物は、必要に応じて型押しロール等
によりエンボス加工を施し、表面に凹凸を付与された
後、起毛処理される。このときの起毛処理の方法として
は、前記した繊維基材の起毛処理方法と同様の方法で処
理することができるが、あまり強い条件ではなく、研削
作用の緩やかなサンドペーパーやブラシ等を用いて軽く
起毛処理するのが好ましい。
【0022】また、表面全体を均一に起毛処理せずに、
繊維起毛部を繊維起毛の殆どない部分とが混在した表
面、即ち、繊維起毛部と非繊維起毛部が明確に区分けさ
れておらず混然一体となって混じり合っている状態とす
ると、より天然皮革に類似したヌバック調シートを得る
ことができる。また、本発明のヌバック調シート材は、
上記の工程の任意の段階において、通常の染色処理、揉
み処理を施すこともできる。
繊維起毛部を繊維起毛の殆どない部分とが混在した表
面、即ち、繊維起毛部と非繊維起毛部が明確に区分けさ
れておらず混然一体となって混じり合っている状態とす
ると、より天然皮革に類似したヌバック調シートを得る
ことができる。また、本発明のヌバック調シート材は、
上記の工程の任意の段階において、通常の染色処理、揉
み処理を施すこともできる。
【0023】
【作用】本発明のヌバック調シート材は、含フッ素ウレ
タン化合物を無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウ
レタン樹脂中に含有させてなるので、撥水、撥油性を有
し、またその効果が長期にわたって継続する。また、後
処理工程を不要としたので、その分工程が簡略化され、
製品コストがやすくなる。
タン化合物を無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウ
レタン樹脂中に含有させてなるので、撥水、撥油性を有
し、またその効果が長期にわたって継続する。また、後
処理工程を不要としたので、その分工程が簡略化され、
製品コストがやすくなる。
【0024】
【実施例】以下に具体的な実施例を挙げ、本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0025】・実施例1 フロントに単糸繊度が0.4デニールのハイマルチフィ
ラメントからなるポリエステル繊維、ミドルおよびバッ
クに単糸繊度が2デニールのマルチフィラメントからな
るポリエステル繊維とを縦編みに編成し、グレーに染色
した厚さ0.8mmの片面起毛を有する繊維基材の表面
に、表1に示す組成からなる含フッ素ウレタン化合物を
含む無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹
脂溶液(含フッ素ウレタン化合物と無黄変タイプのポリ
カーボネート系ポリウレタン樹脂との合計の固形分中の
フッ素含有率2.5重量%)を、ナイフコーターにてポ
リウレタン固形分が45g/m2 (ポリウレタン付着量
は、繊維基材に対し約13重量%)となるように塗布
し、次いで、該繊維基材をジメチルホルムアミド12%
水溶液(液温25℃)中に浸漬して、ポリウレタン系樹
脂を凝固させた後、60℃の温水中で脱溶媒、洗浄し、
乾燥して厚さ0.9mmのシート状物を得た。
ラメントからなるポリエステル繊維、ミドルおよびバッ
クに単糸繊度が2デニールのマルチフィラメントからな
るポリエステル繊維とを縦編みに編成し、グレーに染色
した厚さ0.8mmの片面起毛を有する繊維基材の表面
に、表1に示す組成からなる含フッ素ウレタン化合物を
含む無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹
脂溶液(含フッ素ウレタン化合物と無黄変タイプのポリ
カーボネート系ポリウレタン樹脂との合計の固形分中の
フッ素含有率2.5重量%)を、ナイフコーターにてポ
リウレタン固形分が45g/m2 (ポリウレタン付着量
は、繊維基材に対し約13重量%)となるように塗布
し、次いで、該繊維基材をジメチルホルムアミド12%
水溶液(液温25℃)中に浸漬して、ポリウレタン系樹
脂を凝固させた後、60℃の温水中で脱溶媒、洗浄し、
乾燥して厚さ0.9mmのシート状物を得た。
【0026】
【表1】 クリスボン MP−303*1 100重量部 ジメチルホルムアミド 70重量部 着色剤 15重量部 含フッ素ウレタン化合物*2 1.5重量部 凝固調節剤 1.5重量部 *1 大日本インキ社製(NV20%、100%モジュ
ラス45kg/m2 ) *2 分子量500のポリブチレンアジペートとトリレ
ンジイソシアネートと化3に示すパーフルオロアルキル
基含有化合物(フッ素含有率36重量%)を反応させた
もの
ラス45kg/m2 ) *2 分子量500のポリブチレンアジペートとトリレ
ンジイソシアネートと化3に示すパーフルオロアルキル
基含有化合物(フッ素含有率36重量%)を反応させた
もの
【化3】
【0027】得られたシート状物の表面に、皮絞模様の
エンボスロールにて加熱加圧エンボス加工を行った後、
表面を240メッシュのサンドペーパーにて軽くバフィ
ングすることにより、厚さ0.7mmのヌバック調シー
トを得た。得られたヌバック調シートは、柔軟性に優
れ、しっとりとした触感と天然皮革に類似のスムースで
自然なタッチを有し、且つ天然皮革のヌバックの外観、
タッチに非常に近似したものであって、撥水性、撥油性
に優れ、かつ耐加水分解性、耐光性、耐熱性に優れ、家
具、車輌用のシート材に好適であった。
エンボスロールにて加熱加圧エンボス加工を行った後、
表面を240メッシュのサンドペーパーにて軽くバフィ
ングすることにより、厚さ0.7mmのヌバック調シー
トを得た。得られたヌバック調シートは、柔軟性に優
れ、しっとりとした触感と天然皮革に類似のスムースで
自然なタッチを有し、且つ天然皮革のヌバックの外観、
タッチに非常に近似したものであって、撥水性、撥油性
に優れ、かつ耐加水分解性、耐光性、耐熱性に優れ、家
具、車輌用のシート材に好適であった。
【0028】・実施例2 フロントに単糸繊度が0.3デニールのハイマルチフィ
ラメントからなるポリエステル繊維、ミドルおよびバッ
クに単糸繊度が2デニールのマルチフィラメントからな
るポリエステル繊維とを縦編みに編成し、茶色に染色し
た厚さ0.8mmの片面起毛を有する繊維基材の表面
に、表2に示す組成からなる含フッ素ウレタン化合物を
含有する無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタ
ン樹脂溶液(含フッ素ウレタン化合物と無黄変タイプの
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂との合計の固形分
中のフッ素含有率1.5重量%)を、ナイフコーターに
てポリウレタン固形分が50g/m2 (ポリウレタン付
着量は、繊維基材に対し約14重量%)となるように塗
布し、次いで、該繊維基材をジメチルホルムアミド12
%水溶液(液温25℃)中に浸漬して、ポリウレタン系
樹脂を凝固させた後、60℃の温水中で脱溶媒、洗浄
し、乾燥して表面にポリウレタン系樹脂層を有するシー
ト状物を得た。
ラメントからなるポリエステル繊維、ミドルおよびバッ
クに単糸繊度が2デニールのマルチフィラメントからな
るポリエステル繊維とを縦編みに編成し、茶色に染色し
た厚さ0.8mmの片面起毛を有する繊維基材の表面
に、表2に示す組成からなる含フッ素ウレタン化合物を
含有する無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタ
ン樹脂溶液(含フッ素ウレタン化合物と無黄変タイプの
ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂との合計の固形分
中のフッ素含有率1.5重量%)を、ナイフコーターに
てポリウレタン固形分が50g/m2 (ポリウレタン付
着量は、繊維基材に対し約14重量%)となるように塗
布し、次いで、該繊維基材をジメチルホルムアミド12
%水溶液(液温25℃)中に浸漬して、ポリウレタン系
樹脂を凝固させた後、60℃の温水中で脱溶媒、洗浄
し、乾燥して表面にポリウレタン系樹脂層を有するシー
ト状物を得た。
【0029】
【表2】 レザミン CNU650−20*3 100重量部 ジメチルホルムアミド 70重量部 着色剤 15重量部 含フッ素ウレタン化合物*4 1重量部 凝固調節剤 2重量部 *3 大日精化社製(NV20%、100%モジュラス
60kg/m2 ) *2 分子量500のポリエチレンアジペートとトリレ
ンジイソシアネートと化4に示すパーフルオロアルキル
基含有化合物(フッ素含有率31重量%)を反応させた
もの
60kg/m2 ) *2 分子量500のポリエチレンアジペートとトリレ
ンジイソシアネートと化4に示すパーフルオロアルキル
基含有化合物(フッ素含有率31重量%)を反応させた
もの
【化4】
【0030】得られたシート状物の表面に、皮絞模様の
エンボスロールにて加熱加圧エンボス加工を行った後、
表面を240メッシュのサンドペーパーにて軽くバフィ
ングすることにより、厚さ0.7mmのヌバック調シー
トを得た。得られたヌバック調シートは、柔軟性に優
れ、しっとりとした触感と天然皮革に類似のスムースで
自然なタッチを有し、且つ天然皮革のヌバックの外観、
タッチに非常に近似したものであった。また、得られた
ヌバック調シートは、撥水性、撥油性に優れると共に、
耐加水分解性、耐光性、耐熱性に優れ、家具や車輌用の
シート材として好適なものであった。
エンボスロールにて加熱加圧エンボス加工を行った後、
表面を240メッシュのサンドペーパーにて軽くバフィ
ングすることにより、厚さ0.7mmのヌバック調シー
トを得た。得られたヌバック調シートは、柔軟性に優
れ、しっとりとした触感と天然皮革に類似のスムースで
自然なタッチを有し、且つ天然皮革のヌバックの外観、
タッチに非常に近似したものであった。また、得られた
ヌバック調シートは、撥水性、撥油性に優れると共に、
耐加水分解性、耐光性、耐熱性に優れ、家具や車輌用の
シート材として好適なものであった。
【0031】・比較例1 含フッ素ウレタン化合物を添加しない以外は、実施例1
と同様にしてヌバック調シートを得た。得られたシート
材は撥水性、撥油性に劣るものであった。
と同様にしてヌバック調シートを得た。得られたシート
材は撥水性、撥油性に劣るものであった。
【0032】・比較例2 含フッ素ウレタン化合物を添加しない以外は、実施例2
と同様にしてヌバック調シートを得た。得られたシート
材は撥水性、撥油性に劣るものであった。
と同様にしてヌバック調シートを得た。得られたシート
材は撥水性、撥油性に劣るものであった。
【0033】
【発明の効果】本発明のヌバック調シート材は、優れた
撥水、撥油性を有し、またその効果が長期にわたって継
続すると共に、耐加水分解性、耐光性、耐熱性に優れる
ので、家具や車輌用のシート材として好適に使用するこ
とができる。また、後処理工程を不要としたので、その
分工程が簡略化され、製品コストがやすくなるといった
効果を奏するものである。
撥水、撥油性を有し、またその効果が長期にわたって継
続すると共に、耐加水分解性、耐光性、耐熱性に優れる
ので、家具や車輌用のシート材として好適に使用するこ
とができる。また、後処理工程を不要としたので、その
分工程が簡略化され、製品コストがやすくなるといった
効果を奏するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 繊維基材上に、ポリウレタン樹脂を塗
布、含浸させた後、該ポリウレタン樹脂を湿式凝固させ
ることにより得られるシート材の表面を起毛処理して得
られるヌバック調の外観を有するシート材であって、繊
維基材が起毛処理された繊維基材で、且つポリウレタン
樹脂が含フッ素ウレタン化合物を含有する無黄変タイプ
のポリカーボネート系ポリウレタン樹脂であることを特
徴とするヌバック調の外観を有するシート材。 - 【請求項2】 起毛処理を施された繊維基材の起毛部を
構成する繊維の繊度が、1デニール以下であることを特
徴とする請求項1記載のヌバック調の外観を有するシー
ト材。 - 【請求項3】 無黄変タイプのポリカーボネート系ポリ
ウレタン樹脂層の表面に起毛処理を施す前に、エンボス
加工によって表面凹凸を形成したことを特徴とする請求
項1記載のヌバック調外観を有するシート材。 - 【請求項4】 起毛処理された繊維基材上に含フッ素ウ
レタン化合物を含有した無黄変タイプのポリカーボネー
ト系ポリウレタン樹脂を塗布、含浸させ、非溶剤中にて
無黄変タイプのポリカーボネート系ポリウレタン樹脂を
湿式凝固させて得られるシート材表面に、エンボス加工
により凹凸を形成させた後、起毛処理を施すことを特徴
とするヌバック調の外観を有するシート材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20467693A JPH0742083A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | ヌバック調の外観を有するシート材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20467693A JPH0742083A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | ヌバック調の外観を有するシート材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742083A true JPH0742083A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16494456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20467693A Pending JPH0742083A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | ヌバック調の外観を有するシート材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742083A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034366A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | セーレン株式会社 | 消臭性繊維布帛 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP20467693A patent/JPH0742083A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015034366A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | セーレン株式会社 | 消臭性繊維布帛 |
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