JPH0741999Y2 - バケット式トラップ - Google Patents

バケット式トラップ

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JPH0741999Y2
JPH0741999Y2 JP1142290U JP1142290U JPH0741999Y2 JP H0741999 Y2 JPH0741999 Y2 JP H0741999Y2 JP 1142290 U JP1142290 U JP 1142290U JP 1142290 U JP1142290 U JP 1142290U JP H0741999 Y2 JPH0741999 Y2 JP H0741999Y2
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JP
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bucket
strainer
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trap
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Inventor
正治 長谷部
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フシマン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、蒸気装置又は蒸気配管中の復水或いは空気,
ガス中の水分を自動的に排出可能なバケット式トラップ
に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のこの種の下向きバケット式トラップの
構成例を示しているが、図中、1は入口1a,出口1b及び
内室1gを有する弁箱、2は弁箱1内に下向きに垂架され
たバケット、3は弁箱1の底壁1c及び隔壁1d(通口1hが
開設されている)の間に装着されたストレーナ、4はス
トレーナ室、5は入口1a及びストレーナ室4を連通する
通路である。そして、入口1aから通路5,ストレーナ室4
を通って弁箱1の内室1gに流入した復水等により、バケ
ット2がその浮力によって上下動し、かかるバケット2
の作動によって弁部の開閉制御が行なわれるようになっ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる従来のバケット式トラップにおいて、弁箱1の入
口1a,ストレーナ室4,通路5及び内室1gは一体で鋳抜き
により形成されるが、ストレーナ室4及び通路5は狭小
で、しかも曲がった複雑な形状をしているため、鋳造の
ための中子を製作するのが極めて困難であり、そのコス
トが高くならざるを得なかった。更に狭小で複雑な構造
であるので、内部まで手が届かなくなり鋳造後に通路5
に固着した鋳砂等を除去し難く、作業性を悪くしてい
た。
本考案はかかる実情に鑑み、特に鋳造し易くなるように
したバケット式トラップを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案のバケット式トラップでは、弁箱の底部に形成し
た段部に、ストレーナと隔壁板とを設置し、これらが押
え輪によって固定せしめられる。
従って、本考案によれば、ストレーナ室を画成するため
に、鋳造壁で仕切るのではなく、段部にストレーナと隔
壁板を設置すればよいから、特に弁箱底部の構造が簡単
になり、これにより鋳造が著しく容易になる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図に基づき、従来例と同一の部材
には同一の符号を用いて本考案のバケット式トラップの
一実施例を説明する。先づ、弁箱1の底部には段部1eが
形成されていて、この段部1eは、下方に向って僅かに広
がるようになったテーパ部1fを介して弁箱1の内周面と
つながっている。そして、図中、3′はその周辺部が段
部1e上に敷設されて弁箱1の底部に設置されたストレー
ナ、4′は通路5を介して入口1aと連通するストレーナ
室、6は中央部に通路用の開口6aを有し、上記ストレー
ナ3′と整合するように重ね合わされている隔壁板、7
はばね鋼等の線材によって第2図に示したように形成さ
れていてテーパ部1fに弾発的に嵌め込まれることにより
ストレーナ3′及び隔壁板6を段部1eに固定せしめる押
え輪である。
そして上記バケット2はおもり2a,止め輪2b及び釣り金
具2cを有しているが、更に、8は蓋、9はガスケット、
10は出口1bと連通する蓋8に形成した通路、11は弁座口
11aを有して蓋8に螺着された弁座、12は一端が連結ピ
ン13を介して支持具14に枢着されると共に他端が釣り金
具2cの先端を支持しているレバー、15は止め輪16によっ
てレバー12に固定せしめられている弁体である。
本考案のバケット式トラップは上記のように構成されて
いるから、次に、スチームトラップとして使用した場合
の作用について説明する。先づ、通気開始時に入口1aか
ら入ってきた復水は、通路5を通り、ストレーナ3′に
よってごみ等を漉されて更に隔壁板6の開口6aを介して
弁箱1の内室1gに流入する。そしてバケット2内部に入
るが、該バケット2はおもり2aの重量により第1図に示
した状態よりも下方位置に持ち来されており、このため
弁座口11aは開いている。従って復水はバケット2の周
囲に沿って流れ、弁座口11aより通路10を通って出口1b
から排出せしめられる。一方、この復水の排出後、蒸気
が弁箱1内に流入すると、バケット2はその内部に入っ
た蒸気により浮力が生じ、上記下方位置から浮上する結
果、レバー12を介して作動する弁体15が弁座口11aを閉
塞せしめ、出口1bからの蒸気の漏出は防止される。尚、
蒸気の場合の他に空気,各種のガス等に適用した場合で
も上記と同様な作用効果が得られる。
ところで、本案バケット式トラップ、特に弁箱1におい
てストレーナ室4′を鋳造壁によって仕切ることにより
画成するのではなく、弁箱1内部の底部に段部1eを設
け、そこにストレーナ3′及び隔壁板6を設置して押え
輪7によって固定する構造になっているので、鋳造の中
子が作り易く、又、通路5の砂落しが弁箱1の内室1g側
から容易に行なえる。このように、ストレーナ室4を形
成するための鋳造壁を廃止したため鋳造し易く又、砂落
し等の作業が容易になる上に、コストが安い弁箱を作る
ことが可能になった。
尚、上記実施例における押え輪7の形状等は必ずしも図
示した例に限定されるものではなく、その半径方向に弾
性変形可能になるように適宜の形状,材料を選定するこ
とができる。又、弁箱のテーパ部1fの代りに、溝等を設
けることも可能である。
〔考案の効果〕
上述のように本考案のバケット式トラップは、トラップ
装置としての本来の適正作動を保証した上、特に鋳造を
著しく容易に行ない得る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバケット式トラップの一実施例の縦断
面図、第2図は本考案に係るストレーナ等を固定するた
めの押え輪の平面図、第3図は従来のバケット式トラッ
プの縦断面図である。 1……弁箱、1a……入口、1b……出口、1e……段部、1f
……テーパ部、2……バケット、3′……ストレーナ、
4′……ストレーナ室、5……通路、6……隔壁板、7
……押え輪、8……蓋、11……弁座、15……弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱内に下向きに配置したバケットの浮力
    を利用して該バケットに連結した弁の開閉を行うように
    したバケット式トラップにおいて、上記弁箱の底部に形
    成した段部に、ストレーナと隔壁板とを設置し、押え輪
    によってこれらを固定したことを特徴とするバケット式
    トラップ。
JP1142290U 1990-02-07 1990-02-07 バケット式トラップ Expired - Fee Related JPH0741999Y2 (ja)

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