JPH074189U - ルーフキャリヤ挟持部材のヒンジ用ピン - Google Patents
ルーフキャリヤ挟持部材のヒンジ用ピンInfo
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- JPH074189U JPH074189U JP3209893U JP3209893U JPH074189U JP H074189 U JPH074189 U JP H074189U JP 3209893 U JP3209893 U JP 3209893U JP 3209893 U JP3209893 U JP 3209893U JP H074189 U JPH074189 U JP H074189U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ルーフキャリヤの挟持部材に使用するヒンジ
用ピンの組み付けを容易にする。 【構成】 ルーフキャリヤの挟持部材において、挟持部
材の支持台にアームを開閉可能に取り付けるためのヒン
ジ用ピン8を同形同大の一対のピン部材15によって構
成する。ピン部材15は、頭部16と、これに接続する
同形同大の複数の脚部17とを有し、一方のピン部材1
5の脚部17が他方のピン部材15の脚部間隙に嵌合可
能にしてある。
用ピンの組み付けを容易にする。 【構成】 ルーフキャリヤの挟持部材において、挟持部
材の支持台にアームを開閉可能に取り付けるためのヒン
ジ用ピン8を同形同大の一対のピン部材15によって構
成する。ピン部材15は、頭部16と、これに接続する
同形同大の複数の脚部17とを有し、一方のピン部材1
5の脚部17が他方のピン部材15の脚部間隙に嵌合可
能にしてある。
Description
【0001】
この考案は、ルーフキャリヤの挟持部材に使用するためのヒンジ用ピンに関す る。
【0002】
自動車ルーフに搭載するスキーなどをルーフキャリヤに固定するためのヒンジ 機構を備えた挟持部材は、よく知られている。例えば、実開平4−58455号 公報には、その種挟持部材として支持台にヒンジ機構を介してアームを開閉可能 に取り付けたものが開示されている。これら支持台とアームとでスキーを挟持す ることができ、ヒンジ用のピンには、プラスチックやステンレススチールなどの 耐蝕性材料からなるボルトとナットとを使用することができる。
【0003】
前記挟持部材は、例示したものに限らず、一般に長い年月使用を続けてもその ヒンジ機構を分解する必要性が殆ど、あるいは全く生じないものである。その意 味において、ヒンジ用ピンにボルトとナットとを使用する必要はなく、むしろ、 その使用によって挟持部材の組立ての際にナットの締め付けや緩み止めの作業に 手間がかかり、組立てコストの上昇を招くという問題がある。
【0004】 そこで、この考案は、ヒンジ用ピンを互いに嵌合可能な一対のピン部材によっ て構成することにより前記問題を解決することを課題にしている。
【0005】
この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0006】 この考案においては、自動車ルーフ搭載物をルーフキャリヤに固定するための ヒンジ機構を備えた挟持部材に使用するヒンジ用ピンを前提にしている。
【0007】 かかる前提において、ヒンジ用ピンが、ピンの軸方向へ互いに嵌脱可能な実質 的に同形同大の一対のピン部材によって構成され、そのピン部材が、頭部と、そ の頭部に接続し互いに平行かつピンの周方向へ等間隔に配置された同形同大の複 数の脚部とからなる軸部とを有し、前記間隔が、一対のピン部材の脚部自由端か らもう一方のピン部材の脚部を挿入可能な幅に形成され、各脚部の自由端近傍と 頭部近傍には係合手段が設けられ、前記挿入により、各脚部が互いの自由端近傍 と頭部近傍とで係合し、ピン部材どうしの嵌合が可能である。これがこの考案の 特徴である。
【0008】
このように構成したヒンジ用ピンにおいては、挟持部材の支持台とアームとに 左右両側を貫く透孔を設けておき、両側からピン部材を挿通する。そのとき、一 方のピン部材の脚部を他方のピン部材の脚部間に挿入すると、両ピン部材は、互 いの脚部自由端近傍と頭部近傍との係合手段が係合して一体のピンとなる。
【0009】
図1は、一対のスキーキャリヤ1を装着した自動車ルーフ2の斜視図である。 スキーキャリヤ1は、フック部材3を介してルーフ2に固定された断面が矩形の 支杆4と、支杆4に対しその長手方向位置の調節と着脱とが可能なスキー挟持部 材5とからなり、一本の支杆4に対し左右対称に一対のスキー挟持部材5が取り 付けてある。一本または一対のスキー板(図示せず)に対し、ルーフ2の前後方 向に並ぶ一対の挟持部材5を使用する。
【0010】 スキー挟持部材5は、支杆4に着脱可能な支持台10と、支持台10にスキー を圧接するための弾性帯片40を有するアーム11とで構成されている。アーム 11は、アーム11と支持台10とに設けた後記透孔12に挿通したヒンジ用ピ ン8を介して支持台10に対し開閉可能に取り付けてあり、閉じたときにはロッ ク機構(図示せず)が働いて妄りに開くことがないようにしてある。
【0011】 図2は、支持台10とアーム11の左右両側を貫く透孔12に挿通したヒンジ 用ピン8の長手方向断面図であって、後記一対のピン部材15の一方が実線で、 もう一方が仮想線で示してある。また、ピン部材15の仮想線のうち、二点鎖線 は、挿入途中の状態を示し、一点鎖線は、挿入後の状態を示す。
【0012】 図3の(A)は、ピン部材15の斜視図であり、(B)は、そのX−X線端面 図、(C)は、Y−Y線端面図である。
【0013】 図2、3において、ヒンジ用ピン8は、互いに嵌合した同形同大の一対のピン 部材15によって構成されている。ピン部材15は、相対的に径が大きい頭部1 6と、頭部16に接続する同形同大の一対の脚部17からなる軸部18とを有す る。一対の脚部17は、頭部16の近傍において円柱状の連結部20を介して一 体となり、連結部20は、その周面に係合突起21を有する。脚部17の自由端 部は、外側が面取りによる斜面22であって、透孔12への挿通を容易にしてあ り、内側には、周方向に係合溝25を有する。なお、連結部20の長さは、通常 、脚部17の全長の1/2以下にするが、1/2より大きくすることも可能であ る。
【0014】 図2に示すように、係合突起21は、脚部17の自由端に向かって下り勾配の 側面21Aと、頭部16側にあって周面に対しほぼ垂直な側面21Bと、連結部 20に平行な周面21Cとを有する。また係合溝25は、互いに対向する垂直な 側壁を有する角溝であって、その幅と深さとは係合突起21が嵌合可能な大きさ にしてある。
【0015】 図3の(B)、(C)に示すように、脚部17は径方向の断面において半径R の外周面と、半径r1の内周面とを有し、連結部20は半径r2の外周面を有する 。連結部20の中心に関して、脚部17は角度Aの広がりを有し、一対の脚部1 7は、角度Bだけ離隔している。そして角度はA≦B、径はr2≦r 1なる関係に ある。これらの関係にある一対のピン部材15では、一方の部材15の脚部17 がもう一方の部材15の角度Bを有する脚部間隙に嵌合可能である。
【0016】 このように構成したヒンジ用ピン8を使用するには、次のようにする。スキー 挟持部材5の一方の側から透孔12にピン部材15の一方を挿通する。次いで、 他方の側からもう一方のピン部材15を、既に挿通済みのピン部材15に対して 約90°回転させ、その脚部17の自由端が相手方の脚部間隙と向かい合う状態 にして挿通する。脚部17の自由端は、その間隙を案内にして軸方向へ前進し、 係合突起21を乗り越える。続いてその係合突起21が係合溝25に嵌合する一 方、自由端がもう一方のピン部材15の頭部16に当接するか、または、両ピン 部材15の連結部20どうしが当接して、その前進が止まる。どちらの当接によ って止まるようにするかは、設計上の選択の問題である。また、一旦係合した後 は、ピン部材15を互いに引き抜こうとすると、係合突起21の垂直な側面21 Bと係合溝25の垂直な側壁とが当接して容易に引き抜くことができない。引き 抜く必要が生じたときには、脚部17の自由端を持ち上げ、突起21と溝25と の係合を解いた状態でピン部材15を互いに引張ればよい。一対のピン部材15 は、各々の脚部17が相手方の脚部間隙を埋めて実質的に円柱状の軸を形成する 。
【0017】 なお、図示例では、ピン部材15が2本の脚部17を有しているが、3本以上 の脚部17を有することも可能である。また、一対のピン部材15において、脚 部17が円柱状の軸の他に多角形の軸を形成することも可能である。
【0018】 ピン部材15は、プラスチックの射出成形によってつくることができる。
【0019】
この考案に係るヒンジ用ピンを使用すると、挟持部材の両側からピン部材を挿 入し、脚部を相手方の脚部間隙に嵌合させるだけでアームを支持することができ るようになるから、挟持部材の組立てが簡単になる。
【図1】スキーキャリヤを装着した自動車ルーフの斜視
図。
図。
【図2】ピン部材の断面図。
【図3】(A)はピン部材の斜視図、(B)と(C)
は、各々(A)のX−X線、Y−Y線端面図。
は、各々(A)のX−X線、Y−Y線端面図。
1 ルーフキャリヤ 5 挟持部材 8 ヒンジ用ピン 15 ピン部材 16 頭部 17 脚部 18 軸部 21 係合手段(係合突起) 25 係合手段(係合溝)
Claims (1)
- 【請求項1】自動車ルーフ搭載物をルーフキャリヤに固
定するためのヒンジ機構を備えた挟持部材に使用するヒ
ンジ用ピンであって、 前記ヒンジ用ピンが、ピンの軸方向へ互いに嵌脱可能な
実質的に同形同大の一対のピン部材によって構成され、 前記ピン部材が、頭部と、該頭部に接続し互いに平行か
つピンの周方向へ等間隔に配置された同形同大の複数の
脚部とからなる軸部とを有し、 前記間隔が、一方のピン部材の脚部自由端からもう一方
のピン部材の脚部を挿入可能な幅に形成され、 各脚部の自由端近傍と頭部近傍には係合手段が設けら
れ、 前記挿入により、各脚部が互いの自由端近傍と頭部近傍
とで係合し、ピン部材どうしの嵌合が可能であることを
特徴とする前記ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032098U JP2564378Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ルーフキャリヤ挟持部材のヒンジ用ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032098U JP2564378Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ルーフキャリヤ挟持部材のヒンジ用ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074189U true JPH074189U (ja) | 1995-01-20 |
JP2564378Y2 JP2564378Y2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=12349424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032098U Expired - Fee Related JP2564378Y2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ルーフキャリヤ挟持部材のヒンジ用ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564378Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189508U (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-11 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP1993032098U patent/JP2564378Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189508U (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2564378Y2 (ja) | 1998-03-09 |
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Legal Events
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