JPH0741766Y2 - 天窓用棟木の連結装置 - Google Patents

天窓用棟木の連結装置

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JPH0741766Y2
JPH0741766Y2 JP1989021874U JP2187489U JPH0741766Y2 JP H0741766 Y2 JPH0741766 Y2 JP H0741766Y2 JP 1989021874 U JP1989021874 U JP 1989021874U JP 2187489 U JP2187489 U JP 2187489U JP H0741766 Y2 JPH0741766 Y2 JP H0741766Y2
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巧 肉戸
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株式会社丸八産業
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、天窓において、長手方向に複数個に分割され
たアルミニウム等金属中空型材からなる棟木材相互を連
結する連結装置に関するもので、例えば山形状天窓の棟
木を連結するのに利用される。
(従来の技術) 比較的大型の天窓であってその天窓枠の一部を構成する
棟木が相当長くなる場合には、棟木材として使用するア
ルミニウム等中空型材の長さにも限度があるため複数本
の型材を継ぎ足して使用するのが通例である。
しかして、従来天窓に用いられる棟木用型材、つまり天
窓用棟木材を連結するにあたっては、第5図に示すよう
に連結すべき双方の棟木材A,Bの対向端部に、当確対向
端部外周面の上面側に嵌合しうる断面山形状又は下向き
コ字形状のアルミニウム等型材からなる連結部材(イ)
を外嵌して、この連結部材(イ)を双方の棟木材A,B端
部にビス(ロ)止めし、そしてこの連結部材(イ)上
に、この連結部材の外表面を覆うアルミニウム等型材製
のカバー部材(ハ)を被嵌し、このカバー部材(ハ)の
両端部の折曲片(ニ)を連結部材(イ)の両端部の立上
片(ホ)にビス(ヘ)止めしていた。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来の連結装置によると、天窓の棟木材で
は、図示のように宙吊り状に配設され、且つ該棟木材で
天窓ガラスや垂木を支持するようになっているため、こ
れらの部材が双方の連結部材A,Bにかかる荷重によりそ
れらの連結部が垂みを生じ易く、しかも相対向する連結
端部の下部側が第5図の二点鎖線で示すように開いてし
まうという問題があった。
本考案はこのような問題点を解消するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の連結装置は、棟木材1,2の中空部4の断面形状
に対応する断面形状を有する金属中空型材からなる連結
部材6を連結すべき双方の棟木材1,2間に嵌挿して、各
棟木材1,2と連結部材6とをビス12,19等の固定具により
一体結合し、これら双方の棟木材1,2の連結部に、該連
結部の外周面の上面側から下面側を覆うように形成され
た金属型材からなるカバー部材7を被嵌すると共に、こ
のカバー部材の長手方向両端部下面側にそれぞれ形成し
た凹段部10にシール材23を装填し、このカバー部材7の
下面側屈曲部9を双方の棟木材1,2に対しビス等の固定
具21により止着してなることを特徴としている。
(実施例) 実施例について第1図〜第4図を参照して説明すると、
第1図は、第4図に示すような大型の天窓における棟木
の連結装置の分解斜視図であり、第2図、第3図はこの
連結装置の断面図を示したものである。この天窓の棟木
は長手方向の中央部で分割された2個の棟木材1,2によ
り構成される。
棟木材1,2は第2図に明示されたような断面略菱形状を
有するアルミニウム押出し中空型材からなるもので、各
棟木材1,2上面の山形斜壁部11,11の下面側に断面五角形
状の中空部4が形成され、その下方にやや複雑な断面形
状の中空部5が連設されている。6は連結部材を示して
おり、この連結部材6は棟木材1,2の前記中空部4の断
面形状に対応する断面形状を有するアルミニウム押出し
中空型材からなり、該中空部4内にスライド可能に嵌合
しうるようになっている。この連結部材6は第4図に示
される天窓における中央部側2本の垂木材3,3相互の間
隔lにほぼ相当する長さを有する。7は、棟木材1,2の
連結端部に跨嵌しうるように、アルミニウムの押出しま
たはアルミニウムの鋳造により形成された型材からなる
カバー部材で、山形状の斜板部8,8と各斜板部8の下端
から直角内向きに屈曲突設された屈曲片9,9とからな
る。このカバー部材7の長手方向両端部下面側には、シ
ール材装填用の凹段部10,10が形成されている。なお、
この凹段部10は、カバー部材7がアルミニウム鋳物の場
合は鋳造の際に同時に形成されるが、アルミニウム押出
し型材の場合には押出し後に切削加工により形成され
る。
前記棟木材1,2の各連結端部には山形斜壁部11,11にそれ
ぞれ、皿頭ビス12用の皿孔13が設けられ、また各棟木材
の中空部4を形成している左右両側壁部14,14にはそれ
ぞれ所要数個のビス挿通孔15(第2図参照)が長手方向
所要間隔おきに設けてある。前記連結部材6の中央部に
は各棟木材の皿孔13に対応する位置にねじ孔16が、また
各棟木材のビス挿通孔15に対応する位置にねじ孔17がそ
れぞれ設けられている。更に、各棟木材の山形斜壁部1
1,11のそれぞれの下側端部裏面には断面L字状の取付片
18が棟木材全長に亘るように取着してある(第2図参
照)。
したがって、前記棟木材1,2を連結するには、第1図に
示すように、連結部材6の長手方向中央部からその一方
端部側を連結すべき一方の棟木材1の中央部4に、また
他方端部側を他方の棟木材2の中空部4にそれぞれ嵌挿
して、これら棟木材1,2の端面相互を当接させ、そして
これら棟木材1,2の対向端部においてその各皿孔13から
皿頭ビス12を連結部材6中央部の各ねじ孔16に螺入する
と共に、各中空部4の両側壁部14,14の各ビス挿通孔15
よりビス19を連結部材6の対応するねじ孔17に螺入し
て、これらのビス12,19をそれぞれ締結することによ
り、棟木材1,2と連結部材6とを相互に連結固定する。
それからカバー部材7をこれら棟木材1,2の連結端部の
上面側から下面側にかけて跨嵌状態に被せて、このカバ
ー部材7の各下面側屈曲片9に設けたビス挿通孔20より
ビス21を、各棟木材側の取付片18に設けたねじ孔22に螺
入し、緊締して、このカバー部材7を棟木材1,2に対し
固定する。なお、下面側屈曲片9に設けてあるビス挿通
孔20はその入口部分20a(第2図参照)が深く形成して
あってビス21の頭がその中に没入するようになってい
る。
このようにカバー部材7を棟木材1,2の上面側から下面
側にかけて跨嵌し、該カバー部材7を棟木材1,2にビス
等の固定具21によって固定するためにあたって、棟木材
1,2の上面側でカバー部材7を固定するのではなくて、
その下面側でカバー部材7の下面側屈曲片9を棟木材1,
2に固定するようにしたことを特徴とするものである。
従来技術の項で述べたように、この種天窓用棟木材にあ
っては第4図で示すように宙吊り状に懸架されるため、
その長手方向途中部では天窓ガラスや垂木などの重みが
棟木材に直接的に負荷し、該途中部で一対の棟木材を突
き合わせて両者を連結部材で連結する際に、連結手段が
不十分であると、両者間に下方への垂れ下がり現象が生
起することになる。
本考案は、このような垂れ下がり現象の発生を阻止する
ために、互いに対向する棟木材1,2の中空部4,4にわたっ
て連結部材6を挿入してビス止めするだけでなく、両棟
木材1,2の外周側から下面側を覆うようにしたカバー部
材7を両棟木材1,2に跨嵌し、該カバー部材7が下面側
に屈曲する下面側屈曲片9をビスなどの固定具21によっ
て両棟木材1,2に固定するようにした。
このように、両棟木材1,2に跨嵌されるカバー部材7を
固定具21によって両棟木材1,2に固定するにあたって、
互いの上面側を固定するのではなくて、互いの下面側を
固定するようにしたため、従来技術の第5図で示すよう
に、対向する棟木材の下部側が開いて垂れ下がり現象が
生起するのを、単に連結部材6で阻止するだけでなく、
カバー部材7の下面側屈曲片9から両棟木材1,2を固定
する固定具21の作用によって該カバー部材7によっても
両棟木材1,2の垂れ下がり現象の発生を阻止することに
なる。
こうしてカバー部材7を棟木材1,2の連結端部上に被着
した後、シール材23を、このカバー部材7の各シール材
装填用凹段部10に装填して、カバー部材7と棟木材1,2
との隙間をシールする。これによって、雨水がカバー部
材7と棟木材1,2との隙間から浸入して、棟木材1,2と連
結部材6とを結合するビス12の孔13,16や、両棟木材1,2
の突き合わせ端面隙間を通じて内部に浸透するのを阻止
し、棟木材1,2、連結部材6の内部腐蝕、更には屋内へ
の雨漏りを防止することができる。また、前記ビス挿通
孔20の入口部分20aにシール材23を装填してビス21の頭
を埋めることによって、シール効果が一層良好となる。
なお、棟木材1,2と連結部材6との結合、及びカバー部
材7と棟木材1,2との結合に全てビスを使用している
が、必要に応じてボルト、ナットを用いてもよい。
(考案の効果) 本考案の連結装置によれば、棟木材の中空部の断面形状
に対応する断面形状を有する金属中空型材からなる連結
部材を連結すべき双方の棟木材間に嵌挿して、各棟木材
と連結部材とを固定具により一体結合しているので、連
結部材そのものの強度が大きくなると共に、この連結部
材の長さを十分に長くとることができ、したがって連結
部分に垂みを生じたり連結端面間に開きを生ずることな
く双方の連結部材を直線状に確実に連結することができ
る。また、カバー部材は、双方の棟木材の連結部の少な
くとも上面側を覆うように形成されていて、この連結部
に対し直接固定具に止着するようにしているため、取付
作業が簡単で容易となる。
更に本考案の連結装置によれば、カバー部材の長手方向
両端部下面側にそれぞれ凹段部を形成して、これらにシ
ール材を装填しているので、カバー部材と双方の棟木材
との隙間がシールされ、それにより、雨水がカバー部材
と棟木材との隙間から浸入して、両棟木材と連結部材と
を結合するビス等固定具の挿通部分や、両棟木材の突き
合わせ端面隙間を通じて内部に浸透するのを阻止し、棟
木材連結部材の内部腐蝕、更には屋内への雨漏りを防止
することができる。
また本考案の連結装置では、シール材装填用凹段部は金
属型材からなるカバー部材の端部下面側を凹状に形成す
るものであるから、金属板を折曲して形成するのに較
べ、製作が容易となり、しかもこの凹段部を除くカバー
部材の下面全体が棟木材と嵌合しているため、カバー部
材は棟木材に対して安定して確実に取付けられ、そして
前記凹段部に装填されたシール材が経年変化により収縮
するようなことがあっても、カバー部材がガタつきを生
じるようなことがない。
特に本考案によれば、カバー部材を棟木材の上面側から
下面側にかけて跨嵌し、該カバー部材を棟木材にビス等
の固定具によって固定するにあたって、棟木材の上面側
でカバー部材を固定するのではなくて、その下面側でカ
バー部材の下面側屈曲片を棟木材に固定するようにした
ことを特徴とするものである。
これがために、従来のように互いに対向する棟木材の下
部側が開いて垂れ下がり現象が生起しようとするのを、
単に連結部材で阻止するだけでなく、カバー部材の下面
側屈曲片から両棟木材を固定する固定具の作用によって
該カバー部材によっても両棟木材の垂れ下がり現象の発
生を阻止することができ、これがために長期間にわたっ
て安定して使用することができるという効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天窓用棟木連結装置の分解斜視
図、第2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図は第
2図のIII−III線断面図、第4図は同上の連結装置を有
する天窓の外観斜視図、第5図は従来例を示す第3図と
同様な断面図である。 1、2……棟木材、4……中空部、6……連結部材、7
……カバー部材、9……下面側屈曲部、10……凹段部、
12……皿頭ビス、13……皿孔、16……ねじ孔、19……ビ
ス、21……固定具、23……シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に複数個に分割された金属中空型
    材からなる棟木材相互を連結する連結装置において、棟
    木材の中空部の断面形状に対応する断面形状を有する金
    属中空型材からなる連結部材を連結すべき双方の棟木材
    間に嵌挿して、各棟木材と連結部材とをビス等の固定具
    により一体結合し、これら双方の棟木材の連結部に、該
    連結部の外周面の上面側から下面側を覆うように形成さ
    れた金属型材からなるカバー部材を被嵌すると共に、こ
    のカバー部材の長手方向両端部下面側にそれぞれ形成し
    た凹段部にシール材を装填し、このカバー部材の下面側
    屈曲部を双方の棟木材に対しビス等の固定具により止着
    してなる天窓用棟木の連結装置。
JP1989021874U 1989-02-27 1989-02-27 天窓用棟木の連結装置 Expired - Lifetime JPH0741766Y2 (ja)

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JPS603217U (ja) * 1983-06-22 1985-01-11 本田技研工業株式会社 自動二輪車のマフラ
JPS6127391U (ja) * 1984-07-20 1986-02-18 富士電機株式会社 入出力ユニツトの放熱構造

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