JPH0741622Y2 - 田植機における無段変速装置 - Google Patents

田植機における無段変速装置

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JPH0741622Y2
JPH0741622Y2 JP1986189524U JP18952486U JPH0741622Y2 JP H0741622 Y2 JPH0741622 Y2 JP H0741622Y2 JP 1986189524 U JP1986189524 U JP 1986189524U JP 18952486 U JP18952486 U JP 18952486U JP H0741622 Y2 JPH0741622 Y2 JP H0741622Y2
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variable
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佳成 山下
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は田植機における無段変速装置に関するものであ
る。
(従来技術) 作動カム体によって駆動側の割プーリを作動させること
により、駆動側と被駆動側の割プーリのベルト有効径を
互いに変更して変速を行うと共に、被駆動側の割プーリ
部に主クラッチを直付けする構造の無段変速において、
被駆動側の割プーリ部には主クラッチとプーリを挟んで
割プーリのベルト有効径を互いに変更するための追従バ
ネが、実公昭59−28909号公報にみられるように配置さ
れるものであった。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の以上のようなものでは作動カム体が駆動側にしか
なく、割プーリのベルト有効径を互いに変更するための
追従バネだけではトルクが大きくなる方向への割プーリ
のベルト有効径の変更は行ないにくく、したがって、変
速の操作がスムースではなく、また、割プーリへのベル
トの掛りが不十分となり、ベルトのたるみによるスリッ
プや、張力の異常上昇による伸び・切断の状況が発生
し、主クラッチを介してのミッションへの伝動が十分な
ものとならず、トルク的にも非常に不安定なものとなっ
ていた。
また、割プーリによる変速のための割プーリ操作用の作
動カム体を駆動側と被駆動側の割プーリにそれぞれ設
け、該駆動側と被駆動側のそれぞれの作動カム体を同時
に逆方向に操作るよう構成したものにおいては、該駆動
側と被駆動側のそれぞれ作動カム体による無段変速系と
主クラッチ系を一体化構成したものはなく、コンパクト
な構造で変速装置とクラッチ操作が行え、変速クラッチ
操作がスムースで無駄なく行うことが容易ではなかっ
た。
(問題点を解決するための手段) したがって、本案の技術的課題は、カム体作動による無
段変速とプーリ部、主クラッチのメリットを組合わせて
理想的な無段変速系と主クラッチ系の一体化構成をうる
ことを目的とするもので、この技術的課題を解決する本
案の技術的手段は、可変プーリと伝動ベルトからなる無
段変速装置を、田植機の走行および植付の駆動装置とし
て駆動側と被駆動側間に張設して構成するとともに、可
変プーリによる変速のための可変プーリ操作用の作動カ
ム体を駆動側と被駆動側の可変プーリにそれぞれ設け、
該駆動側と被駆動側のそれぞれの作動カム体のカム部材
を同時に逆方向に操作するよう構成し、被駆動側の可変
プーリに一体的に主クラッチを設け、該主クラッチを被
駆動側の可変プーリをはさんでミッション側に配設する
とともに、可変プーリによる変速のための被駆動側の可
変プーリ側の作動カム体とその操作部材を被駆動側の可
変プーリの主クラッチと反対側に設けるとともに、無段
変速装置を、互いに平行に固定された一対の回転軸と、
各回転軸に設けられた固定割プーリ、及び、各回転軸に
回転一体にかつ軸方向に移動可能にボス部にて支持さ
れ、固定割プーリとの間に断面V字状のベルト溝を形成
する可動割プーリからなる一対の可変プーリと、該可変
プーリのベルト溝間に巻き掛けられた伝動ベルトと、各
可変プーリの可動割プーリを固定割プーリに対し接近離
間させて可変プーリのプーリ径を変化させる一対の作動
カム体と、両可変プーリのプーリ径が互いに逆方向に変
化するように両作動カム体を連動させて、両回転軸間の
変速比を可変とする変速切換機構とを備えるよう構成し
た田植機における無段変速装置において、作動カム体は
可変プーリの可動割プーリと一体に回動するボス部上に
ベアリングを介し支持された可動割プーリ側カムと、該
カムに接触する前記カム部材とを有し、両カム部材の相
対回動により可動割プーリを軸方向に移動させるように
構成し、変速切換機構は、可変プーリの作動カム体の可
動割プーリ側カムとを両作動カム体の可動割プーリ側カ
ム同士が回転軸回りに連係して回動するように、回転軸
と直交する平面と略平行にカム部材から延設された操作
部材により、両カム部材を連結操作する連結リンクを設
けた田植機における無段変速装置にある。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
先ず、乗用型田植機全体から説明すると、(1)は乗用
車体であり、この乗用車体(1)の後部にリフト機構
(2)を介して植付部(3)が連結される。
車体フレーム(4)の上にエンジン(5)が搭載される
と共に、その下方に前輪(6)がある。(7)はミッシ
ョンケースで、この左右両側から伝動ケース(8)があ
り、伝動ケース(8)の後端には後輪(9)がある。
(10)は運転席であり、(11)は足踏台、(12)はステ
アリングホイールである。
リフト機構(2)はリンクフレームのトップリンク(1
3)とロワーリンク(14)が取付けられており、油圧シ
リンダーの伸縮によりリンク(13)(14)を揺動させて
植付部(3)を昇降するようになっている。植付部
(3)は苗載台(15)、フロート(16)、伝動ケース
(17)とからなっている。又、(18)はロータリケース
であり、(19)は植付アームを示す。
以上のような伝動装置を第3図をもとにして説明する
と、エンジン(5)からプーリ(20)とベルト(21)を
介してプーリ(22)が駆動され、油圧ポンプ(23)が駆
動される。この油圧ポンプ(23)は植付部の昇降部等に
作動油を送るものである。
プーリ(22)の回転軸(24)には、可変プーリ(25)が
設けられており、これから伝動ベルト(40)を介して可
変プーリ(27)が駆動される。可変プーリ(27)は又、
主クラッチ(28)を介してミッションケース(7)内の
歯車機構で回転軸(29)、軸(30)を駆動するもので、
軸(30)は植付駆動軸である。
又、ミッションケース(7)内の歯車機構で駆動される
歯車(31)は、プロペラ軸(32)を駆動し、デフケース
内の差動歯車機構(33)(34)を介して前輪(6)と後
輪(9)が駆動される。(35)は後輪駆動用の伝動ケー
ス(8)内の歯車機構を示す。なお、(36)(37)は前
後車軸である。
本案は以上のような田植機の無段変速装置において、被
駆動側割プーリである可変プーリ(27)に一体的に主ク
ラッチ(28)を設けたものである。
第1図において、可変プーリ(25)の一方の固定割プー
リ(25a)に苗継ぎクラッチ(38)が設けられており、
第2図に示す苗継ぎクラッチレバー(67)の操作により
固定割プーリ(25a)を強制的に離間方向へ操作し、回
転軸(24)上のベアリング(39)位置に伝動ベルト(4
0)を落とし、駆動を断とするものである。
固定割プーリ(25a)はスプリング(41)で軸方向に附
勢されており、他方の可動割プーリ(25b)は可動のカ
ム部材(43)に係合するカムを有するベアリングケース
(42)に支持されており、カム部材(43)の回動により
ベアリングケース(42)と共に可動割プーリ(25b)は
移動する。
一方、被駆動軸である回転軸(29)には又、可動のカム
部材(44)があり、前記カム部材(43)と共に、主クラ
ッチペダル(苗継ぎクラッチとは独立した操作具)と連
動する操作杆(45)の連結リンク(46)(47)で操作さ
れる。
操作杆(45)は又、植付部昇降レバーと連動する。した
がって、昇降レバー操作により植付作業時に変速操作を
することができる。
カム部材(44)に係合するカムを有するベアリングケー
ス(48)には可変プーリ(27)の一方の可動割プーリ
(27b)を附勢するスプリング(50)の受金具(51)を
支持している。回転軸(29)の外嵌パイプ(52)にはキ
ー(53)があり、これで可動割プーリ(27b)は外嵌パ
イプ(52)と一体に回動する。又、可変プーリ(27)の
他方の固定割プーリ(27a)にはケースカバー(54)が
あり、この中に主クラッチ(28)があって、ミッション
ケースへの動力の伝達を行っている。
したがって、苗継ぎクラッチレバーのような手動操作具
により固定割プーリ(25a)を強制的に離間方向へ操作
し、軸(24)上のベアリング(39)位置にベルト(40)
を落とし、駆動を断とすることができるが、一方主クラ
ッチペダルの足踏操作により操作杆(45)を介してカム
部材(43)(44)を操作し、ミッションケースへの動力
を断つと共に、低速側にカムを移行せしめることがで
き、発進が常に低速側から行うことができる。
可変プーリ(25,27)による変速のための可変プーリ操
作用の作動カム体(58,59)を駆動側と被駆動側の可変
プーリ(25,27)にそれぞれ設け、該駆動側と被駆動側
のそれぞれの作動カム体(58,59)のカム部材(43,44)
を同時に逆方向に操作する。
さらに、各可変プーリ(25,27)の可動割プーリ(25b,2
7b)を固定割プーリ(25a,27a)に対し接離させて可変
プーリ(25,27)のプーリ径を変化させる一対の作動カ
ム体(58,59)と、上記両可変プーリ(25,27)のプーリ
径が互いに逆方向に変化するように前記両作動カム体
(58,59)を連動させて、両回転軸(24,29)間の変速比
を可変とする変速切換機構(64)とを設ける。
作動カム体(58,59)は、可変プーリ(25,27)の可動割
プーリ(25b,27b)と一体に回動するボス部(62,63)上
にベアリング(65,66)を介して支持された可動割プー
リ側カム(42,48)と、該カムに接触する前記カム部材
(43,44)とを有し、両カム部材(43,44)の相対回動に
より可動割プーリ(25b,27b)を軸方向に移動させるよ
うに構成し、上記変速切換機構(64)は、可変プーリの
作動カム体の可変割プーリ側カムとを両作動カム体の可
動割プーリ側カム同士が回転軸回りに連係して回動する
ように、回転軸(24,29)と直交する平面と略平行にカ
ム部材(43,44)から延設された操作部材(60,61)によ
り、両カム部材(43,44)を連結操作する連結リンク(4
6,47)を設ける。
しかして、駆動カム(43)(44)と従動カム(44)(4
8)により正確でトルク伝動のよい無段変速動力を従動
カム(48)と同軸上の主クラッチ(28)で伝達すること
ができる。
また、プーリ(27)の一方のプーリ(27a)と一体的に
ケースカバー(54)があり、これに主クラッチ(28)が
収められているのでミッションからベルト(40)までの
距離が短くて済む。
したがって、プーリの軸(29)の曲がりを防止すること
ができ、駆動系が軽量かつコンパクトな変速装置とな
る。更に、軸の曲がりを防止できることからベルトのプ
ーリからの脱落を防止できる。
更に、主クラッチ(28)とカム体(48)(44)を配置す
るに当たって主クラッチ(28)をミッション側とし、プ
ーリ(27)をはさんで反対側にカム体(44)(48)とそ
の操作部材(47)を設けたことにより、コンパクトな構
造で変速操作とクラッチ操作が行える。
なお、クラッチ軸(55)は回転(29)の外嵌パイプ(5
2)に対してベアリング(56)で支持され、接手(57)
を介してミッション入力軸(29a)に連結されている。
本案は、可変プーリと伝動ベルトからなる無段変速装置
を、田植機の走行および植付の駆動装置として駆動側と
被駆動側間に張設して構成するとともに、可変プーリに
よる変速のための可変プーリ操作用の作動カム体を駆動
側と被駆動側の可変プーリにそれぞれ設け、該駆動側と
被駆動側のそれぞれの作動カム体のカム部材を同時に逆
方向に操作するよう構成し、被駆動側の可変プーリに一
体的に主クラッチを設け、該主クラッチを被駆動側の可
変プーリをはさんでミッション側に配設するとともに、
可変プーリによる変速のための被駆動側の可変プーリ側
の作動カム体とその操作部材を被駆動側の可変プーリの
主クラッチと反対側に設けるとともに、無段変速装置
を、互いに平行に固定された一対の回転軸と、各回転軸
に設けられた固定割プーリ、及び、各回転軸に回転一体
にかつ軸方向に移動可能にボス部にて支持され、固定割
プーリとの間に断面V字状のベルト溝を形成する可動割
プーリからなる一対の可変プーリと、該可変プーリのベ
ルト溝間に巻き掛けられた伝動ベルトと、各可変プーリ
の可動割プーリを固定割プーリに対し接近離間させて可
変プーリのプーリ径を変化させる一対の作動カム体と、
両可変プーリのプーリ径が互いに逆方向に変化するよう
に両作動カム体を連動させて、両回転軸間の変速比を可
変とする変速切換機構とを備えるよう構成した田植機に
おける無段変速装置において、作動カム体は可変プーリ
の可動割プーリと一体に回動するボス部上にベアリング
を介して支持された可動割プーリ側カムと、該カムに接
触する前記カム部材とを有し、両カム部材の相対回動に
より可動割プーリを軸方向に移動させるように構成し、
変速切換機構は、可変プーリの作動カム体の可動割プー
リ側カムとを両作動カム体の可動割プーリ側カム同士が
回転軸回りに連係して回動するように、回転軸と直交す
る平面と略平行にカム部材から延設された操作部材によ
り、両カム部材を連結操作する連結リンクを設けたもの
である。
(考案の効果) このように本考案は、可変プーリと伝動ベルトからなる
無段変速装置を、田植機の走行および植付の駆動装置と
して駆動側と被駆動側間に張設して構成するとともに、
可変プーリによる変速のための可変プーリ操作用の作動
カム体を駆動側と被駆動側の可変プーリにそれぞれ設
け、該駆動側と被駆動側のそれぞれの作動カム体のカム
部材を同時に逆方向に操作するよう構成し、被駆動側の
可変プーリに一体的に主クラッチを設け、該主クラッチ
を被駆動側の可変プーリをはさんでミッション側に配設
するとともに、可変プーリによる変速のための被駆動側
の可変プーリ側の作動カム体とその操作部材を被駆動側
の可変プーリの主クラッチと反対側に設けるとともに、
無段変速装置を、互いに平行に固定された一対の回転軸
と、各回転軸に設けられた固定割プーリ、及び、各回転
軸に回転一体にかつ軸方向に移動可能にボス部にて支持
され、固定割プーリとの間に断面V字状のベルト溝を形
成する可動割プーリからなる一対の可変プーリと、該可
変プーリのベルト溝間に巻き掛けられた伝動ベルトと、
各可変プーリの可動割プーリを固定割プーリに対し接近
離間させて可変プーリのプーリ径を変化させる一対の作
動カム体と、両可変プーリのプーリ径が互いに逆方向に
変化するように両作動カム体を連動させて、両回転軸間
の変速比を可変とする変速切換機構とを備えるよう構成
した田植機における無段変速装置において、作動カム体
は可変プーリの可動割プーリと一体に回動するボス部上
にベアリングを介して支持された可動割プーリ側カム
と、該カムに接触する前記カム部材とを有し、両カム部
材の相対回動により可動割プーリを軸方向に移動させる
ように構成し、変速切換機構は、可変プーリの作動カム
体の可動割プーリ側カムとを両作動カム体の可動割プー
リ側カム同士が回転軸回りに連係して回動するように、
回転軸と直交する平面と略平行にカム部材から延設され
た操作部材により、両カム部材を連結操作する連結リン
クを設けるよう構成したから、作動カム体が駆動側にし
かなく、割プーリのベルト有効径を互いに変更するため
の追従バネだけではトルクが大きくなる方向への割プー
リのベルト有効径の変更は行ないにくいものに比べて、
変速の操作がスムースで、また、割プーリへのベルトの
掛りが十分となり、ベルトのたるみによるスリップや張
力の異常上昇による伸び・切断の状況が発生せず、主ク
ラッチを介してのミッションへの伝動が十分なものとな
り、トルク的にも非常に安定したものとなった。
また、被駆動側の変速プーリに一体的に主クラッチを設
け、該主クラッチを被駆動側の可変プーリをはさんでミ
ッション側に配設するとともに、可変プーリによる変速
のための被駆動側の可変プーリ側の作動カム体とその操
作部材を被駆動側の可変プーリの主クラッチと反対側に
設けたことにより、割プーリによる変速のための割プー
リ操作用の作動カム体を駆動側と被駆動側の割プーリに
それぞれ設け、該駆動側と被駆動側のそれぞれの作動カ
ム体を同時に逆方向に操作するよう構成し、駆動側と被
駆動側のそれぞれ作動カム体による無段変速系とクラッ
チ系を別体化構成したものに比べて、無段変速系と主ク
ラッチ系を一体化することにより、作動カム体による無
段変速とプーリ部の主クラッチのメリットを組合わせ
て、無段変速系と主クラッチ系の理想的な一体化構成を
得ることができ、コンパクトな構造で変速操作とクラッ
チ操作が行えるとともに、変速クラッチの操作がスムー
スで無駄なく行えるものである。また、主クラッチと割
プーリの間またはミッションと主クラッチの間に被駆動
側のカム体を配置するものに比べて、主クラッチをミッ
ション側およびと割プーリに近づけられかつ被駆動側の
カム体を割プーリに近づけられることから、被駆動側の
カム体および主クラッチに対する割プーリとの関係が無
駄な操作のないものとでき、割プーリを挟んでコンパク
トな構造で変速操作とクラッチ操作がロスなく行え、変
速クラッチ操作がスムースで無駄なく行える。
そして,無段変速装置を、互いに平行に固定された一対
の回転軸と、各回転軸に回転一体に固定された固定割プ
ーリ、及び、各回転軸に回転一体にかつ軸方向に移動可
能にボス部にて支持され、固定割プーリとの間に断面V
字状のベルト溝を形成する可動割プーリからなる一対の
可変プーリと、該可変プーリのベルト溝間に巻き掛けら
れた伝動ベルトと、各可変プーリの可動割プーリを固定
割プーリに対し接離させて可変プーリのプーリ径を変化
させる一対の作動カム体と、両可変プーリのプーリ径が
互いに逆方向に変化するように両作動カム体を連動させ
て、両回転軸間の変速比を可変とする変速切換溝とを備
えるよう構成したことにより、作動カム体が駆動側にの
みに設けられるとともに被駆動側には割プーリのベルト
有効径を互いに変更するための追従バネを設ける駆動側
作動カム操作式の無段変速装置に比べて、トルクが大き
くなる方向への割プーリのベルト有効径の変更は行うの
が非常に容易となり、したがって変速の操作がスムース
となる。また、割プーリのベルト有効径を互いに変更す
る追従バネの不安定に起因する割プーリへのベルトの掛
りの乱れもなく、駆動側と被駆動側のそれぞれ割プーリ
へのベルトの掛りが十分となり、ベルトのたるみによる
スリップやベルトの張力の異常上昇による伸び・切断の
状況が発生せず、主クラッチを介してのミッションへの
伝動がさらに十分なものとなり、トルク的にも非常に安
定なものとすることができる。
さらに、作動カム体は可変プーリの可動割プーリと一体
に回動するボス部上にベアリングを介して支持された可
動割プーリ側カムと、該カムに接触する前記カム部材と
を有し、両カム部材の相対回動により可動割プーリを軸
方向に移動させるように構成し、変速切換機構は、可変
プーリの作動カム体の可動割プーリ側カムとを両作動カ
ム体の可動割プーリ側カム同士が回転軸回りに連係して
回動するように、回転軸と直交する平面と略平行にカム
部材から延設された操作部材により、両カム部材を連結
操作する連結リンクを設けるよう構成したことにより、
可動割プーリの軸方向の移動がガタのない非常に確実な
ものとなり、たおれやこじれの発生をよく抑えることが
できるとともに、両カム部材を連結操作する連結リンク
の動作がバランスよくなめらかに実施できるというすぐ
れた特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置を示す切断面図、第2図は田植機全体
図、 第3図は伝動装置の説明図である。 (24)……駆動軸 (25)(27)……割プーリ (28)……主クラッチ (29)……被駆動軸 (40)……ベルト (54)……ケースカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭59−28909(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変プーリ(25,27)と伝動ベルト(40)
    からなる無段変速装置を、田植機の走行および植付の駆
    動装置として駆動側と被駆動側間に張設して構成すると
    ともに、可変プーリ(25,27)による変速のための可変
    プーリ操作用の作動カム体(58,59)を駆動側と被駆動
    側の可変プーリ(25,27)にそれぞれ設け、該駆動側と
    被駆動側のそれぞれの作動カム体(58,59)のカム部材
    (43,44)を同時に逆方向に操作するよう構成し、被駆
    動側の可変プーリ(27)に一体的に主クラッチ(28)を
    設け、該主クラッチ(28)を被駆動側の可変プーリ(2
    7)をはさんでミッション(7)側に配設するととも
    に、可変プーリ(27)による変速のための被駆動側の可
    変プーリ(27)側の作動カム体(59)とその操作部材
    (61)を被駆動側の可変プーリ(27)の主クラッチ(2
    8)と反対側に設けるとともに、該無段変速装置を、互
    いに平行に設けられた一対の回転軸(24,29)と、該各
    回転軸(24,29)に設けられた固定割プーリ(25a,27
    a)、及び、各回転軸(24,29)に回転一体にかつ軸方向
    に移動可能にボス部(62,63)にて支持され、前記固定
    割プーリ(25a,27a)との間に断面V字状のベルト溝を
    形成する可動割プーリ(25b,27b)からなる一対の可変
    プーリ(25,27)と、該可変プーリ(25,27)のベルト溝
    間に巻き掛けられた伝動ベルト(40)と、前記各可変プ
    ーリ(25,27)の可動割プーリ(25b,27b)を固定割プー
    リ(25a,27a)に対し接近離間させて可変プーリ(25,2
    7)のプーリ径を変化させる一対の作動カム体(58,59)
    と、上記両可変プーリ(25,27)のプーリ径が互いに逆
    方向に変化するように前記両作動カム体(58,59)を連
    動させて、両回転軸(24,29)間の変速比を可変とする
    変速切換機構(64)とを備えるよう構成した田植機にお
    ける無段変速装置において、前記作動カム体(58,59)
    は可変プーリ(25,27)の可動割プーリ(25b,27b)と一
    体に回動するボス部(62,63)上にベアリング(65,66)
    を介して支持された可動割プーリ側カム(42,48)と、
    該カムに接触する前記カム部材(43,44)とを有し、両
    カム部材(43,44)の相対回動により可動割プーリ(25
    b,27b)を軸方向に移動させるように構成し、上記変速
    切換機構(64)は、可変プーリの作動カム体の可動割プ
    ーリ側カムとを両作動カム体の可動割プーリ側カム同士
    が回転軸回りに連係して回動するように、回転軸(24,2
    9)と直交する平面と略平行にカム部材(43,44)から延
    設された操作部材(60,61)により、両カム部材(43,4
    4)を連結操作する連結リンク(46,47)を設けるよう構
    成したことを特徴とする田植機における無段変速装置。
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