JPH074154Y2 - 食肉スライサー - Google Patents
食肉スライサーInfo
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- JPH074154Y2 JPH074154Y2 JP8409488U JP8409488U JPH074154Y2 JP H074154 Y2 JPH074154 Y2 JP H074154Y2 JP 8409488 U JP8409488 U JP 8409488U JP 8409488 U JP8409488 U JP 8409488U JP H074154 Y2 JPH074154 Y2 JP H074154Y2
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- JP
- Japan
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- meat
- cam
- scale
- scale bar
- stopper
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は食肉スライサー、さらに詳細には、機台に設け
たカムの移動量をスケールバーの移動量に変換し、肉箱
に設けられている肉塊給送機構の駆動量を目盛表示する
食肉スライサーの肉塊切断厚さ表示装置に関するもので
ある。
たカムの移動量をスケールバーの移動量に変換し、肉箱
に設けられている肉塊給送機構の駆動量を目盛表示する
食肉スライサーの肉塊切断厚さ表示装置に関するもので
ある。
第7図は従来の食肉スライサー用肉塊切断厚さ表示装置
の構成を示す平面図、第8図は第7図の側面図である。
の構成を示す平面図、第8図は第7図の側面図である。
ここで、本考案に係る食肉スライサーの全体構成(正
面)を示す第3図、および第3図の平面図である第4図
を参照しつつ、従来形この種スライサー用肉塊切断厚さ
表示装置の構成を、第7図および第8図にもとづいて説
明する。
面)を示す第3図、および第3図の平面図である第4図
を参照しつつ、従来形この種スライサー用肉塊切断厚さ
表示装置の構成を、第7図および第8図にもとづいて説
明する。
第3図および第4図に示すように、肉箱5内における肉
塊給送機構14は、肉箱5の往復方向に対して直角方向に
横架軸支されている駆動軸6に連結され、駆動軸6の端
部には、ワンウェイクラッチをそれぞれ装着したアーム
8とアーム9が設けられ、アーム8,9には、それぞれ転
子12,13が装着されている。
塊給送機構14は、肉箱5の往復方向に対して直角方向に
横架軸支されている駆動軸6に連結され、駆動軸6の端
部には、ワンウェイクラッチをそれぞれ装着したアーム
8とアーム9が設けられ、アーム8,9には、それぞれ転
子12,13が装着されている。
一方、機台1の側面に固着されたカムホルダ7には、カ
ム10が肉箱5の往復方向に沿って摺動可能に支承されて
おり、転子12と転子13とは、後述するようにカム10に設
けられた当接面16と当接面17とにそれぞれ係合するよう
構成されている。
ム10が肉箱5の往復方向に沿って摺動可能に支承されて
おり、転子12と転子13とは、後述するようにカム10に設
けられた当接面16と当接面17とにそれぞれ係合するよう
構成されている。
また、カム10は、第8図に示すように、機台1の前方側
面に固着されているシャフトホルダ19、さらにはカムホ
ルダ7に軸支されているカム軸11とネジ嵌合している。
シャフトホルダ19より前方に突出しているカム軸11の先
端部には、ノブ18が固着されている。シャフトホルダ19
の上部には、後方側にスケールバー装着ピース25が立設
され、かつスケールバー装着ピース25より前方側に位置
して、シャフトホルダ19の上面には、第7図に示すよう
に、目盛を有するスケールホルダ20が設けられている。
面に固着されているシャフトホルダ19、さらにはカムホ
ルダ7に軸支されているカム軸11とネジ嵌合している。
シャフトホルダ19より前方に突出しているカム軸11の先
端部には、ノブ18が固着されている。シャフトホルダ19
の上部には、後方側にスケールバー装着ピース25が立設
され、かつスケールバー装着ピース25より前方側に位置
して、シャフトホルダ19の上面には、第7図に示すよう
に、目盛を有するスケールホルダ20が設けられている。
カム10には、スケールバー装着ピース26が固着されてお
り、このピース26には、カム軸11と平行に配置されたス
ケールバー21の一端が固定されている。スケールバー21
の他端部は、スケールバー装着ピース25に設けられた孔
を貫通し、スケールホルダ20の目盛上に位置している。
り、このピース26には、カム軸11と平行に配置されたス
ケールバー21の一端が固定されている。スケールバー21
の他端部は、スケールバー装着ピース25に設けられた孔
を貫通し、スケールホルダ20の目盛上に位置している。
以上の構成において、ノブ18を回転させると、カム10
は、肉箱5の往復方向に沿って移動するものであり、往
復動する肉箱5の後退時、転子12と転子13とは、カム10
の当接面16と当接面17とにそれぞれ当接し、アーム8と
アーム9とが回動して、ワンウェイクラッチを介して駆
動軸6が回転し、肉塊給送装置14が駆動されて、肉塊15
が丸刃2の方向に送られる。ここで、ワンウェイクラッ
チを内蔵した2つのアーム8とアーム9を備える理由を
下記する。
は、肉箱5の往復方向に沿って移動するものであり、往
復動する肉箱5の後退時、転子12と転子13とは、カム10
の当接面16と当接面17とにそれぞれ当接し、アーム8と
アーム9とが回動して、ワンウェイクラッチを介して駆
動軸6が回転し、肉塊給送装置14が駆動されて、肉塊15
が丸刃2の方向に送られる。ここで、ワンウェイクラッ
チを内蔵した2つのアーム8とアーム9を備える理由を
下記する。
すなわち、1個のアーム8のみの回転角度θ(第8図に
示す)は、実際上、約60°程度までが限度であり、その
結果、駆動軸6から伝動される肉塊給送機構14による肉
塊15の送出量も10mm程度となる。これに対し、肉塊15の
厚切りをおこなう場合、当該肉塊15の送出量は、前記の
約2倍である20mm程度が要求されるものであって、この
要求に対処するため、もう1つのアーム9が設けられて
いる。これをさらに詳述すると、アーム8の転子12がカ
ム10の当接面16に衝接し、アーム8の回転角度が最大の
θとなった時、アーム9の転子13がカム10の当接面17に
当接するよう、当接面16と当接面17との位置を変えて設
けると、アーム8とアーム9との両方がそれぞれ最大回
転角度θとなった時、駆動軸6の回転角度は2θとな
り、肉塊15の送出量が約2倍となる。
示す)は、実際上、約60°程度までが限度であり、その
結果、駆動軸6から伝動される肉塊給送機構14による肉
塊15の送出量も10mm程度となる。これに対し、肉塊15の
厚切りをおこなう場合、当該肉塊15の送出量は、前記の
約2倍である20mm程度が要求されるものであって、この
要求に対処するため、もう1つのアーム9が設けられて
いる。これをさらに詳述すると、アーム8の転子12がカ
ム10の当接面16に衝接し、アーム8の回転角度が最大の
θとなった時、アーム9の転子13がカム10の当接面17に
当接するよう、当接面16と当接面17との位置を変えて設
けると、アーム8とアーム9との両方がそれぞれ最大回
転角度θとなった時、駆動軸6の回転角度は2θとな
り、肉塊15の送出量が約2倍となる。
しかし、カム10による肉箱5の往復方向の移動量S1(第
7図)は、肉塊15の送出量を大きくすればするほど大き
くなり、カム10に連なったスケールバー21の移動量S2も
同様に大きくなる。
7図)は、肉塊15の送出量を大きくすればするほど大き
くなり、カム10に連なったスケールバー21の移動量S2も
同様に大きくなる。
その結果、スケールホルダ20の長さが増加し、カム軸11
の前方側端部に位置するノブ18は、機台1の前端部より
も大きく前に突き出し、スライサー本体の占有面積が増
加するばかりでなく、前方に大きく突き出したノブ18に
作業者の体が当り、思わぬ怪我をする危険も大きい。
の前方側端部に位置するノブ18は、機台1の前端部より
も大きく前に突き出し、スライサー本体の占有面積が増
加するばかりでなく、前方に大きく突き出したノブ18に
作業者の体が当り、思わぬ怪我をする危険も大きい。
これに対し、ノブ18が機台1よりも前方に突き出ないよ
うに、スケールホルダ20を後退させた場合を考えると、
この種作業は、通常、第4図の×部でおこなわれるた
め、スケールホルダ20の目盛が肉箱5の陰になって見え
なくなるという不具合を新たに生じる。
うに、スケールホルダ20を後退させた場合を考えると、
この種作業は、通常、第4図の×部でおこなわれるた
め、スケールホルダ20の目盛が肉箱5の陰になって見え
なくなるという不具合を新たに生じる。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点をなくし、肉
塊を厚切りするため、スケールバーの移動量を規定する
カムの最大移動量が大きくなっても、肉塊切断厚さ表示
部の大きさは小さく、機台の先端部から大きく突き出す
必要がなく、スライサー本体の占有面積を極力抑えて、
そのコンパクト化を図ることである。
塊を厚切りするため、スケールバーの移動量を規定する
カムの最大移動量が大きくなっても、肉塊切断厚さ表示
部の大きさは小さく、機台の先端部から大きく突き出す
必要がなく、スライサー本体の占有面積を極力抑えて、
そのコンパクト化を図ることである。
また、肉塊切断厚さ表示部の大きさを小さくして、機台
の先端部から大きく突き出す必要がなく、ひいてはこれ
に作業者の体が当って思わぬ怪我をする危険性も少なく
することである。
の先端部から大きく突き出す必要がなく、ひいてはこれ
に作業者の体が当って思わぬ怪我をする危険性も少なく
することである。
さらに、スケールホルダが機台よりも前方に突き出さな
いよう、当該スケールホルダを後退させて取り付ける必
要がなく、スケールホルダの目盛が肉箱の陰となって見
えなくなる、という不具合を解決することのできる食肉
スライサーを提供することである。
いよう、当該スケールホルダを後退させて取り付ける必
要がなく、スケールホルダの目盛が肉箱の陰となって見
えなくなる、という不具合を解決することのできる食肉
スライサーを提供することである。
前記目的は、機台に設けたカムの移動量をスケールバー
の移動量に変換し、肉箱に設けられている肉塊給送機構
の駆動量を目盛表示する食肉スライサーにおいて、前記
スケールバーを2本平行に設け、かつ前記カムの最大移
動量の半分ずつを前記各スケールバーの移動によって目
盛指示する構成の採用によって達成される。
の移動量に変換し、肉箱に設けられている肉塊給送機構
の駆動量を目盛表示する食肉スライサーにおいて、前記
スケールバーを2本平行に設け、かつ前記カムの最大移
動量の半分ずつを前記各スケールバーの移動によって目
盛指示する構成の採用によって達成される。
しかして、前記構成よりなる本考案によれば、肉塊の切
断厚さを表示するスケールバーを2本平行に設け、かつ
スケールバーの移動量を規定するカムの最大移動量の半
分づつを、前記各スケールバーの移動によって目盛指示
するよう構成したことにより、肉塊を厚切りするため
に、カムの最大移動量が大きくなっても、肉塊切断厚さ
表示部の大きさは小さくて済む。
断厚さを表示するスケールバーを2本平行に設け、かつ
スケールバーの移動量を規定するカムの最大移動量の半
分づつを、前記各スケールバーの移動によって目盛指示
するよう構成したことにより、肉塊を厚切りするため
に、カムの最大移動量が大きくなっても、肉塊切断厚さ
表示部の大きさは小さくて済む。
以下、本考案に係る食肉スライサーを、第1図〜第6図
の一実施例にもとづいて説明すると、第1図は本考案の
要部である肉塊切断厚さ表示装置の構成を示す第3図の
一部拡大平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は既
述のごとく、食肉スライサーの全体構成を示す正面図、
第4図は第3図の平面図、第5図はカム10が移動した状
態を示す一部拡大平面図、第6図は第5図の側面図であ
る。
の一実施例にもとづいて説明すると、第1図は本考案の
要部である肉塊切断厚さ表示装置の構成を示す第3図の
一部拡大平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は既
述のごとく、食肉スライサーの全体構成を示す正面図、
第4図は第3図の平面図、第5図はカム10が移動した状
態を示す一部拡大平面図、第6図は第5図の側面図であ
る。
食肉スライサーの全体構成を示す第3図、および第3図
の平面図である第4図において、機台1の一側には、丸
刃ベース3が立設し、丸刃ベース3は、回転丸刃2を軸
支している。肉箱5は機台1上に装着されたレール4を
案内として、丸刃2に向けて往復駆動される。また、肉
箱5には肉塊15を丸刃2側に向けて送り出す肉塊給送機
構14が設けられている。さらに、肉箱5の側面部には、
肉箱5の往復方向と直角方向に横架軸支された駆動軸6
が設けられ、その一端は、肉塊給送機構14と連結し、駆
動軸6の他端には、ワンウェイクラッチを内蔵したアー
ム8とアーム9とが装着され、これらアーム8,9の端部
には、第2図に明示するように、それぞれ転子12と転子
13が突設されている。
の平面図である第4図において、機台1の一側には、丸
刃ベース3が立設し、丸刃ベース3は、回転丸刃2を軸
支している。肉箱5は機台1上に装着されたレール4を
案内として、丸刃2に向けて往復駆動される。また、肉
箱5には肉塊15を丸刃2側に向けて送り出す肉塊給送機
構14が設けられている。さらに、肉箱5の側面部には、
肉箱5の往復方向と直角方向に横架軸支された駆動軸6
が設けられ、その一端は、肉塊給送機構14と連結し、駆
動軸6の他端には、ワンウェイクラッチを内蔵したアー
ム8とアーム9とが装着され、これらアーム8,9の端部
には、第2図に明示するように、それぞれ転子12と転子
13が突設されている。
一方、機台1の丸刃ベース3と反対側の側面には、第1
図および第2図に示すように、肉箱5の往復方向と平行
なカム軸11を軸支するシャフトホルダ19とカムホルダ7
が固着され、シャフトホルダ19より前方側に突出したカ
ム軸11の端部にはノブ18が固着されている。また、カム
軸11は、カムホルダ7上を肉箱5の往復方向に沿って摺
動自在に支承されたカム10とネジ嵌合している。さら
に、カム10には、転子12と転子13にそれぞれ係合する位
置に、当接面16と当接面17とを有し、転子12が当接面16
に当接しかつ、アーム8が最大回動角度θに達した時、
転子13が当接面17に当接し始めるよう構成されている。
図および第2図に示すように、肉箱5の往復方向と平行
なカム軸11を軸支するシャフトホルダ19とカムホルダ7
が固着され、シャフトホルダ19より前方側に突出したカ
ム軸11の端部にはノブ18が固着されている。また、カム
軸11は、カムホルダ7上を肉箱5の往復方向に沿って摺
動自在に支承されたカム10とネジ嵌合している。さら
に、カム10には、転子12と転子13にそれぞれ係合する位
置に、当接面16と当接面17とを有し、転子12が当接面16
に当接しかつ、アーム8が最大回動角度θに達した時、
転子13が当接面17に当接し始めるよう構成されている。
スケールホルダ20は、シャフトホルダ19の上部に固着さ
れ、スケールホルダ20の後方側には、スケールバー装着
ピース25が一体に連設され、またスケールホルダ20の前
方側上面には、第1図に示すように目盛が設けられてい
る。また、カム10には、スケールバー装着ピース26が固
着されており、このピース26とシャフトホルダ19のピー
ス25にはそれぞれ孔が設けられ、各孔に対し、カム軸11
と平行なスケールバー21とスケールバー22が貫通してい
る。
れ、スケールホルダ20の後方側には、スケールバー装着
ピース25が一体に連設され、またスケールホルダ20の前
方側上面には、第1図に示すように目盛が設けられてい
る。また、カム10には、スケールバー装着ピース26が固
着されており、このピース26とシャフトホルダ19のピー
ス25にはそれぞれ孔が設けられ、各孔に対し、カム軸11
と平行なスケールバー21とスケールバー22が貫通してい
る。
さらに、スケールバー21の係止部25よりも前方側に突出
した端部には、前記孔よりも外形が大きなストッパー23
aが固着され、両ピース25,26間に位置するスケールバー
21には、ストッパー27aが固着されており、ピース25と
ストッパー27aとの間にスプリング24aを介在させること
により、スプリング24aは、ピース25とストッパー27aと
を互いに離れる方向に付勢している。
した端部には、前記孔よりも外形が大きなストッパー23
aが固着され、両ピース25,26間に位置するスケールバー
21には、ストッパー27aが固着されており、ピース25と
ストッパー27aとの間にスプリング24aを介在させること
により、スプリング24aは、ピース25とストッパー27aと
を互いに離れる方向に付勢している。
また、他方のスケールバー22のピース26よりも後方側に
突出した端部には、ストッパー23bが固着され、ピース2
5,26間に位置するスケールバー22には、ストッパー27b
が固着されており、ピース26とストッパー27bとの間に
スプリング24bを介在させることにより、スプリング24b
は前記した他のスプリング24aと同様、ピース26とスト
ッパー27bとを互いに離れる方向に付勢している。そし
て、スケールバー21の前方側端部、さらにはスケールバ
ー22のピース25よりも前方側に突出している端部は、ス
ケールホルダ20の上面に設けた目盛に近接するように配
置されている。
突出した端部には、ストッパー23bが固着され、ピース2
5,26間に位置するスケールバー22には、ストッパー27b
が固着されており、ピース26とストッパー27bとの間に
スプリング24bを介在させることにより、スプリング24b
は前記した他のスプリング24aと同様、ピース26とスト
ッパー27bとを互いに離れる方向に付勢している。そし
て、スケールバー21の前方側端部、さらにはスケールバ
ー22のピース25よりも前方側に突出している端部は、ス
ケールホルダ20の上面に設けた目盛に近接するように配
置されている。
なお、第1図および第2図は、ノブ18を回転させること
によりカム10の当接面16が転子12に当接し、他方、転子
13は当接面17に当接していない状態を示している。この
状態において、スケールバー21のストッパー27aは、ス
プリング24aにより押圧されて、ピース26に接触し、カ
ム10の移動とともに移動する。したがって、この状態に
おいて、スケールバー21の前方側の先端部、すなわちス
トッパー23a部もカム10の移動とともに移動し、スケー
ルホルダ20上の目盛を指示する。一方、この時、スケー
ルバー22は、ストッパー27bがピース25にスプリング24b
により押圧されたまま接触しているため、カム10の移動
とともには動かない。
によりカム10の当接面16が転子12に当接し、他方、転子
13は当接面17に当接していない状態を示している。この
状態において、スケールバー21のストッパー27aは、ス
プリング24aにより押圧されて、ピース26に接触し、カ
ム10の移動とともに移動する。したがって、この状態に
おいて、スケールバー21の前方側の先端部、すなわちス
トッパー23a部もカム10の移動とともに移動し、スケー
ルホルダ20上の目盛を指示する。一方、この時、スケー
ルバー22は、ストッパー27bがピース25にスプリング24b
により押圧されたまま接触しているため、カム10の移動
とともには動かない。
次に、ノブ18を再び回転させ、カム10をさらに後方に移
動させて、第5図および第6図に示すように、カム10の
当接面17にアーム9の転子13を当接させた時、スケール
バー21のストッパー23aは、ピース25に接触し、ストッ
パー27aがピース26より離れて、スケールバー21はカム1
0の移動とともに移動しなくなる。一方、この時、スケ
ールバー22のストッパー23bは、ピース26と接触し、ス
トッパー27bが係止部25より離れて、スケールバー22は
カム10の移動とともに移動する。したがって、この状態
において、スケールバー22の係止部25よりも前方側に位
置する端部は、スケールホルダ20上の目盛を指示する。
動させて、第5図および第6図に示すように、カム10の
当接面17にアーム9の転子13を当接させた時、スケール
バー21のストッパー23aは、ピース25に接触し、ストッ
パー27aがピース26より離れて、スケールバー21はカム1
0の移動とともに移動しなくなる。一方、この時、スケ
ールバー22のストッパー23bは、ピース26と接触し、ス
トッパー27bが係止部25より離れて、スケールバー22は
カム10の移動とともに移動する。したがって、この状態
において、スケールバー22の係止部25よりも前方側に位
置する端部は、スケールホルダ20上の目盛を指示する。
しかして、アーム8の転子12がカム10の当接面16に当接
し、アーム8が最大回転角度θになるまでのカム10の移
動量を0〜10mmとし、スケールバー21の前方側端部の指
示する目盛をスケールホルダ20上に表示して、次に、ア
ーム9の転子13がカム10の当接面17に当接し、アーム9
が最大回転角度θになるまでのカム10の移動量を10〜20
mmとし、スケールバー22の前方側端部の指示する目盛を
スケールホルダ20上に表示すると、ノブ18を回して肉塊
給送機構14の送出量を定めるには、0〜10mmの場合、ス
ケールバー21の先端部が指示する目盛に合わせてノブ18
を回し、また、10〜20mmの場合には、スケールバー22の
先端部が指示する目盛に合わせてノブ18を回せばよい。
し、アーム8が最大回転角度θになるまでのカム10の移
動量を0〜10mmとし、スケールバー21の前方側端部の指
示する目盛をスケールホルダ20上に表示して、次に、ア
ーム9の転子13がカム10の当接面17に当接し、アーム9
が最大回転角度θになるまでのカム10の移動量を10〜20
mmとし、スケールバー22の前方側端部の指示する目盛を
スケールホルダ20上に表示すると、ノブ18を回して肉塊
給送機構14の送出量を定めるには、0〜10mmの場合、ス
ケールバー21の先端部が指示する目盛に合わせてノブ18
を回し、また、10〜20mmの場合には、スケールバー22の
先端部が指示する目盛に合わせてノブ18を回せばよい。
なお、図示実施例においては、スケールバー装着ピース
25をスケールホルダ20と一体に設けた場合について例示
したが、ピース25とスケールホルダ20とを別体としても
よい。
25をスケールホルダ20と一体に設けた場合について例示
したが、ピース25とスケールホルダ20とを別体としても
よい。
本考案は以上のごとき構成よりなり、図示実施例の説明
からも明らかなように、本考案によれば、機台に設けた
カムの移動量をスケールバーの移動量に変換し、肉箱に
設けられている肉塊給送機構の駆動量を目盛表示する食
肉スライサーにおいて、スケールバーを2本平行に設
け、かつ前記カムの最大移動量の半分づつを、前記各ス
ケールバーの移動によって目盛指示するよう構成したこ
とにより、肉塊を厚切りするために、カムの最大移動量
が大きくなっても、肉塊切断厚さ表示部の大きさは小さ
く、機台の先端部から大きく突き出す必要はなく、スラ
イサー本体の占有面積を極力抑えて、そのコンパクト化
を図ることができる。
からも明らかなように、本考案によれば、機台に設けた
カムの移動量をスケールバーの移動量に変換し、肉箱に
設けられている肉塊給送機構の駆動量を目盛表示する食
肉スライサーにおいて、スケールバーを2本平行に設
け、かつ前記カムの最大移動量の半分づつを、前記各ス
ケールバーの移動によって目盛指示するよう構成したこ
とにより、肉塊を厚切りするために、カムの最大移動量
が大きくなっても、肉塊切断厚さ表示部の大きさは小さ
く、機台の先端部から大きく突き出す必要はなく、スラ
イサー本体の占有面積を極力抑えて、そのコンパクト化
を図ることができる。
しかも、前記のごとく、肉塊切断厚さ表示部を小さくし
て、機台の先端部から大きく突き出す必要がないため、
該部に作業者の体が当って思わぬ怪我をする危険性は少
ない。
て、機台の先端部から大きく突き出す必要がないため、
該部に作業者の体が当って思わぬ怪我をする危険性は少
ない。
さらに、スケールホルダが機台よりも前方に突き出さな
いよう、当該スケールホルダを後退させて取り付ける必
要がないため、スケールホルダの目盛が肉箱の陰となっ
て見えなくなるという不具合を解決することができる。
いよう、当該スケールホルダを後退させて取り付ける必
要がないため、スケールホルダの目盛が肉箱の陰となっ
て見えなくなるという不具合を解決することができる。
第1図〜第6図は本考案に係る食肉スライサーの一実施
例を示し、第1図は本考案の要部である肉塊切断厚さ表
示装置の構成を示す第3図の一部拡大平面図、第2図は
第1図の側面図、第3図は食肉スライサーの全体構成を
示す正面図、第4図は第3図の平面図、第5図はカム10
が移動した状態を示す一部拡大平面図、第6図は第5図
の側面図、第7図は従来の食肉スライサー用肉塊切断厚
さ表示装置の構成を示す平面図、第8図は第7図の側面
図である。 1は機台、2は丸刃、3は丸刃ベース、4はレール、5
は肉箱、6は駆動軸、7はカムホルダ、8,9はアーム、1
0はカム、11はカム軸、12,13は転子、14は肉塊給送機
構、15は肉塊、16,17は当接面、18はノブ、19はシャフ
トホルダ、20はスケールホルダ、21,22はスケールバ
ー、23a,23b,27a,27bはストッパー、24a,24bはスプリン
グ、25,26はスケールバー装着ピースである。
例を示し、第1図は本考案の要部である肉塊切断厚さ表
示装置の構成を示す第3図の一部拡大平面図、第2図は
第1図の側面図、第3図は食肉スライサーの全体構成を
示す正面図、第4図は第3図の平面図、第5図はカム10
が移動した状態を示す一部拡大平面図、第6図は第5図
の側面図、第7図は従来の食肉スライサー用肉塊切断厚
さ表示装置の構成を示す平面図、第8図は第7図の側面
図である。 1は機台、2は丸刃、3は丸刃ベース、4はレール、5
は肉箱、6は駆動軸、7はカムホルダ、8,9はアーム、1
0はカム、11はカム軸、12,13は転子、14は肉塊給送機
構、15は肉塊、16,17は当接面、18はノブ、19はシャフ
トホルダ、20はスケールホルダ、21,22はスケールバ
ー、23a,23b,27a,27bはストッパー、24a,24bはスプリン
グ、25,26はスケールバー装着ピースである。
Claims (2)
- 【請求項1】機台に設けたカムの移動量をスケールバー
の移動量に変換し、肉箱に設けられている肉塊給送機構
の駆動量を目盛表示する食肉スライサーにおいて、前記
スケールバーを2本平行に設け、かつ前記カムの最大移
動量の半分ずつを、前記各スケールバーの移動によって
目盛指示したことを特徴とする食肉スライサー。 - 【請求項2】機台1の一側に、回転丸刃2を軸支した丸
刃ベース3を立設し、前記丸刃2に向けて、機台1上に
設けたレール4を案内として往復駆動される肉箱5に対
し、その往復方向と直角方向に、駆動軸6を横架軸支
し、この駆動軸6に対し、アーム8とアーム9とを、そ
れぞれワンウェイクラッチを介して装着する一方、機台
1の側面に、カム10を、肉箱5の往復方向に沿って摺動
可能に取り付けて、カム10にネジ嵌合するカム軸11を軸
支し、このカム軸11の回転によりカム10を直線方向に移
動自在とし、肉箱5の後退に際し、アーム8とアーム9
とにそれぞれ装着した転子12と転子13とを、カム10に位
置を変えて設けた当接面16と当接面17とにそれぞれ衝接
させて、アーム8とアーム9とを回動させ、この回動に
より回転する駆動軸6に連結されている肉箱5の肉塊給
送機構14を駆動せしめ、肉塊15を丸刃2側に向けて送り
出して、回転丸刃2により肉塊15を薄切りする食肉スラ
イサーにおいて、前記肉箱5の側面に設けたスケールバ
ー装着ピース25とスケールバー装着ピース26とにそれぞ
れ孔を設けて、その各孔にカム軸11と平行に配置した2
本のスケールバー21とスケールバー22とを遊嵌貫通せし
め、スケールバー21には、前記両ピース25,26とに対し
て、それぞれ前方側にストッパー23aとストッパー27aと
を固着し、かつ前記一方のピース25とストッパー27aと
の間には、互いに離れる方向に力が作用するスプリング
24aを介在せしめ、他方、スケールバー22には、前記両
ピース25,26とに対して、それぞれ後方側にストッパー2
3bとストッパー27bとを固着し、かつ前記一方のピース2
6とストッパー27bとの間には、互いに離れる方向に力が
作用するスプリング24bを介在せしめ、前記一方のピー
ス25よりも前方に位置するスケールバー21とスケールバ
ー22との先端部で肉塊給送機構の駆動量を目盛指示する
ようにしたことを特徴とする食肉スライサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8409488U JPH074154Y2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 食肉スライサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8409488U JPH074154Y2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 食肉スライサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027996U JPH027996U (ja) | 1990-01-18 |
JPH074154Y2 true JPH074154Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31308795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8409488U Expired - Lifetime JPH074154Y2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 食肉スライサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074154Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP8409488U patent/JPH074154Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH027996U (ja) | 1990-01-18 |
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