JPH0741339A - 光学レンズ接合方法 - Google Patents

光学レンズ接合方法

Info

Publication number
JPH0741339A
JPH0741339A JP20890493A JP20890493A JPH0741339A JP H0741339 A JPH0741339 A JP H0741339A JP 20890493 A JP20890493 A JP 20890493A JP 20890493 A JP20890493 A JP 20890493A JP H0741339 A JPH0741339 A JP H0741339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
adhesive
holding member
cemented
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20890493A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Atsumi
元宏 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP20890493A priority Critical patent/JPH0741339A/ja
Publication of JPH0741339A publication Critical patent/JPH0741339A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合層の気泡発生と接着層の片寄りによる接
着層の厚さ不均一とを解消し、接合レンズの品質を向上
する。 【構成】 回転自在に支持されたボールネジ12にはジ
ョイント部材16が螺合している。ジョイント部材16
の先端近傍には上レンズ保持部材4が嵌合固定されてい
る。下レンズ保持部材3の上部側面には振動子5が取り
付けられている。モーター7の回転軸7a上端には振動
子5を介して下レンズ保持部材3を振動させる偏芯カム
6が取着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着層の気泡混入と接
着剤の片寄りによる接着層の厚さ不均一とを解消する光
学レンズ接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ接合作業に於いて気泡混入
が問題となる場合は、被接合レンズの片面に接着剤を付
与した後、真空に出来る容器に移して該容器を真空にし
てから貼り合わせる方法が一般的に使用されていた。こ
の方法では、真空装置の設備が必要となり、さらに作業
工程の中に真空にする工程が入るために作業性が悪くな
り、時間がかかるという問題があった。
【0003】また、真空装置を使用しない接合作業に於
いては、2つの被接合レンズの一方の接合面に接着剤を
付与し、他方の被接合レンズを上方より貼り合わせ、接
着層を均一にする為に一方の被接合レンズの中心を加圧
する方法も使用されていた。この方法では、加圧するこ
とによって接合層に均一に力がかからなかった場合に
は、接着剤の片寄りによる接着層の厚さ不均一を発生し
てしまう。
【0004】さらに、真空装置を使用しない接合作業と
して、例えば特公昭62−20234号公報に記載され
る様に、安価でコンパクトな設備を用いて貼り合わせ時
間も短く出来る方法として、2つの接合レンズのそれぞ
れの被接合面に接着剤を液滴付与後、一方の被接合レン
ズを水平に保持し、他方の被接合レンズを上方から該液
滴同志が点接触するように貼り合わせる事により接着層
への気泡の混入を防止する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記特公昭
62−20234号公報記載の発明においては以下の様
な欠点がある。すなわち、接合時の接着層への気泡混入
を防止するために2つの接合レンズの被接合面両方へ接
着剤の液滴付与を行わなければならず、さらに該液滴同
志が点接触する様に貼り合わせなければならないため、
自動機での機構として市販の定量吐出器の増設や接合レ
ンズの反転機構とその位置決め機構とを設けなければな
らない。
【0006】また、2つの接合レンズの一方は上方より
貼り合わせるために、接合面に接着剤を液滴した後に接
合レンズを反転しなければならず、その時に液滴された
接着剤が片寄る事が考えられ、そのままで貼り合わせを
行えば接着剤の片寄りによる接着層の厚さ不均一がおこ
る事が考えられる。
【0007】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、接着層の気泡混入と接着
剤の片寄りによる接着層の厚さ不均一とを解消できる光
学レンズ接合方法の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、光
学レンズを接合するにあたり、2つの被接合レンズの内
の一方の被接合レンズを水平に保持し、該被接合レンズ
の接合面に接着剤を付与して水平方向に振動を与えた
後、他方の被接合レンズを上方から貼り合わせる接合方
法である。
【0009】すなわち、2つの被接合レンズのうちの一
方を水平に保持して接合面に市販の定量吐出器等により
接着剤を付与し、被接合レンズに対して水平方向へレン
ズ保持部材と共に振動を与え、付与した接着剤を接合面
に均一に広げた後、他方の被接合レンズを上方から貼り
合わせる接合方法である。
【0010】上記方法によれば、接着剤の付与が1回で
よく、被接合レンズの保持状態を変える事がなく、振動
により接着剤が接合面に均一に広がるので、貼り合わせ
の時に接着剤の片寄りによる接着層の厚さ不均一をなく
す事が出来る。また、貼り合わせの速度をゆっくりとす
る事により、接着層への気泡混入をなくすことが出来
る。
【0011】
【実施例1】図1〜図4は本実施例を示し、図1は光学
レンズ接合に用いる装置の一部を破断した正面図、図2
〜図4は光学レンズ接合工程を示す部分断面図である。
枠体10の上面にはジョイント部材14が立設されてい
る。ジョイント部材14の上下にはボールネジ受け部材
13および15が設けられている。上下のボールネジ受
け部材13,15によりボールネジ12が支持されてお
り、ボールネジ12は上ボールネジ受け部材13に固設
されたモーター11により回転自在に支持されている。
ボールネジ12にはジョイント部材16が上下動自在に
螺合している。
【0012】ジョイント部材16の先端近傍には上レン
ズ保持部材4が嵌合固定されている。上レンズ保持部材
4の軸心には貫通孔4aが穿設されており、貫通孔4a
はその上部に設けられたエアー配管継ぎ手8およびエア
ー配管9を介してエアーコンプレッサー(図示省略)に
接続されている。
【0013】一方、上レンズ保持部材4の下方の枠体1
0上には下レンズ保持部材3が上レンズ保持部材4と同
一軸線上に固設されている。下レンズ保持部材3の上部
側面には振動子5が取り付けられている。下レンズ保持
部材3近傍の枠体10上にはモーター7が固設されてい
る。モーター7の回転軸7a上端には偏芯カム6が取着
されており、偏芯カム6の回転により振動子5を介して
下レンズ保持部材3を振動させることができる様に構成
されている。
【0014】以上の構成からなる装置を用いて、本発明
による光学レンズ接合方法の接着層の気泡発生と接着層
の片寄りによる接着層の厚さ不均一とをなくす方法に付
いて以下に説明する。まず、下レンズ保持部材3に接着
剤20を液滴した被接合レンズ1を保持させて位置決め
を行う。次に、上レンズ保持部材4に被接合レンズ2を
吸着保持させて位置決めを行う(図2参照)。
【0015】その後、モーター7が偏芯カム6を回転さ
せ、偏芯カム6が振動子5に当たる事により下レンズ保
持部材3を振動させ、被接合レンズ1も同時に振動させ
る。この時に、被接合レンズ1上の接着剤20は接着剤
20の持つ液状性のために接合面へ均一に広がる(図3
参照)。
【0016】接着剤20が均一に広がったところで、モ
ーター11とボールネジ12により被接合レンズ2を被
接合レンズ1上の接着剤20に接触する直前まで降下さ
せる。そして、接合する時にはモーター11の回転数を
少なくし、被接合レンズ2をわずかづつ降下させて接合
作業を行う(図4参照)。
【0017】本実施例によれば、接着層の気泡発生と接
着層の片寄りによる接着層の厚さ不均一とをなくすこと
ができる。
【0018】
【実施例2】図5は本実施例における光学レンズ接合に
用いる装置の一部を破断した正面図である。本実施例で
は図2〜図4を併用して説明を行う。本実施例で用いる
装置は、前記実施例1における下レンズ保持部材3の振
動方法が異なるもので、他の構成は同一な構成部分から
成り、同一構成部分には同一番号を付してその説明を省
略する。
【0019】枠体21にはジョイント部材22が固設さ
れている。ジョイント部材22の上部には下レンズ保持
部材23が取着されている。下レンズ保持部材23の下
部には振動子24が一体に形成されている。振動子24
の周囲には振動子24を振動させる電磁石25が一定の
間隔を有して設けられている。
【0020】以上の構成からなる装置を用いて、本発明
による光学レンズ接合方法の接着層の気泡発生と接着層
の片寄りによる接着層の厚さ不均一とをなくす方法に付
いて以下に説明する。まず、下レンズ保持部材23に接
着剤20を液滴した被接合レンズ1を保持させて位置決
めを行う。次に、上レンズ保持部材4に被接合レンズ2
を吸着保持させて位置決めを行う(図2参照)。
【0021】その後、電磁石25に電気を断続的に通電
すると、振動子24が電磁石25に引きつけられたり離
れたりする事により、レンズ保持部材23を振動させて
被接合レンズ1も同時に振動させる。この時、被接合レ
ンズ1上の接着剤20は接着剤20の持つ液状性のため
に接合面へ均一に広がる(図3参照)。
【0022】接着剤20が均一に広がったところで、モ
ーター11とボールネジ12により被接合レンズ2を被
接合レンズ1上の接着剤20に接触する直前まで降下さ
せる。そして、接合する時にはモーター11の回転数を
少なくし、被接合レンズ2をわずかづつ降下させて接合
作業を行う(図4参照)。
【0023】本実施例によれば、接着層の気泡発生と接
着層の片寄りによる接着層の厚さ不均一とをなくすこと
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したよ様に、本発明に係る光学
レンズ接合方法によれば、接合層の気泡発生と接着層の
片寄りによる接着層の厚さ不均一とを解消でき、接合レ
ンズの品質を向上させることができる。また、従来使用
してきた接合機を改造する事により設備の有効利用がで
きる。さらに、この種のレンズ接合作業を自動化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す一部を破断した正面図である。
【図2】実施例1を示す部分断面図である。
【図3】実施例1を示す部分断面図である。
【図4】実施例1を示す部分断面図である。
【図5】実施例2を示す一部を破断した正面図である。
【符号の説明】
1,2 被接合レンズ 3 下レンズ保持部材 4 上レンズ保持部材 5 振動子 6 偏芯カム 7,11 モーター 12 ボールネジ 14,16 ジョイント部材 20 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズを接合するにあたり、2つの
    被接合レンズの内の一方の被接合レンズを水平に保持
    し、該被接合レンズの接合面に接着剤を付与して水平方
    向に振動を与えた後、他方の被接合レンズを上方から貼
    り合わせることを特徴とする光学レンズ接合方法。
JP20890493A 1993-07-30 1993-07-30 光学レンズ接合方法 Pending JPH0741339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20890493A JPH0741339A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 光学レンズ接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20890493A JPH0741339A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 光学レンズ接合方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0741339A true JPH0741339A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16564056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20890493A Pending JPH0741339A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 光学レンズ接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741339A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7764452B2 (en) 2005-10-14 2010-07-27 Fujinon Corporation Method for manufacturing cemented lens, cemented lens and projector apparatus
JP2014214165A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 富士通株式会社 接着剤による接着方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7764452B2 (en) 2005-10-14 2010-07-27 Fujinon Corporation Method for manufacturing cemented lens, cemented lens and projector apparatus
JP2014214165A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 富士通株式会社 接着剤による接着方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5798140A (en) Oscillatory chuck method and apparatus for coating flat substrates
JP2000036134A (ja) 光ディスクの貼り合わせ方法および装置
JPH0741339A (ja) 光学レンズ接合方法
CN102651639A (zh) 旋转卡盘、具备旋转卡盘的压电振动片的制造装置、压电振动片的制造方法、压电振动片及压电振动器
JP2004265962A (ja) 基板回転装置
JP2003197686A (ja) 電子部品実装装置及び電子部品実装方法
JP2003203953A (ja) 超音波ボンディング装置と、そのボンディング方法
JPH1079399A (ja) ワイヤボンディング方法及び装置
JPS6114610A (ja) 光コネクタ部品と光フアイバの接続方法
JPH1126562A (ja) ウエハ載置台及びウエハ裏面の処理方法
JPH10294557A (ja) 電子部品接着用ボンドの塗布装置
JP2004167422A (ja) 塗布方法、塗布装置
JP2001291740A (ja) 半導体素子の実装方法
JP2000212517A (ja) 部材接着方法
JPH02262120A (ja) 液晶表示素子の液晶注入方法
JPS6012900A (ja) スピ−カの組立体製造法
JPH08277381A (ja) 接着装置及び接着方法
JPH07120646A (ja) 光学部品の接着固定構造
JPH06282204A (ja) 像保持部材の製造方法
JPH05102209A (ja) 半導体装置製造装置
JP2002078279A (ja) ハードディスク装置のスピンドルモータ
JPH11150056A (ja) レジストの塗布装置
JP2001153184A (ja) 内燃機関用ねじり振動緩衝器の製造方法
JP2836849B2 (ja) バンプ形成装置
JPH09136404A (ja) クリームはんだ塗布用メタルスクリーンの洗浄方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030805