JPH074114U - スタビライザ装置 - Google Patents
スタビライザ装置Info
- Publication number
- JPH074114U JPH074114U JP3089293U JP3089293U JPH074114U JP H074114 U JPH074114 U JP H074114U JP 3089293 U JP3089293 U JP 3089293U JP 3089293 U JP3089293 U JP 3089293U JP H074114 U JPH074114 U JP H074114U
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- JP
- Japan
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- stabilizer
- turned
- switch
- neutral position
- accumulators
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一方向に常時ロール角が発生することを防止
する。 【構成】 スタビライザスイッチ20をOFFにし、イ
グニッションスイッチ19をONにすると、オイルポン
プ16が作動してアキュムレータC及びDにおける油圧
が上昇しプレッシャスイッチ10,11を介してそれぞ
れ異なる油圧に保持されてシリンダ室a及びbで発生す
る力が同一にし、スタビライザスイッチ20をONに
し、中立位置検出スイッチ26がスタビライザ1の位置
が実線で示す中立位置を検知してONになると、切替弁
8を介して可動シリンダ7のピストンロッド6の動きを
ロックしてスタビライザ1を固定するとともにパイロッ
トランプ21が点灯する。
する。 【構成】 スタビライザスイッチ20をOFFにし、イ
グニッションスイッチ19をONにすると、オイルポン
プ16が作動してアキュムレータC及びDにおける油圧
が上昇しプレッシャスイッチ10,11を介してそれぞ
れ異なる油圧に保持されてシリンダ室a及びbで発生す
る力が同一にし、スタビライザスイッチ20をONに
し、中立位置検出スイッチ26がスタビライザ1の位置
が実線で示す中立位置を検知してONになると、切替弁
8を介して可動シリンダ7のピストンロッド6の動きを
ロックしてスタビライザ1を固定するとともにパイロッ
トランプ21が点灯する。
Description
【0001】
本考案は、特にリーフスプリング懸架装置に取付けられ片方に可動シリンダを 配置した自動車用ばね定数可変式スタビライザ装置に関する。
【0002】
リーフスプリングを用いたスタビライザ装置の一例としては、実開平2−12 1409号公報の記載によって、図2に示すようなほぼコ字状に折曲したスタビ ライザ29の中央部29Aを、車両前後方向と直角に車体に回動自在に支持する とともに中央部29Aの両端から車両前後方向にほぼ平行に折曲された折曲部2 9B,29Cを車両左右のリーフスプリング26,26にそれぞれ沿わせた構造 が知られており、また実開昭63−69608号公報の記載によって図3に示す ような一方の折曲部29Bの車輪31側端部に油圧シリンダ30を配置しアキュ ムレータ36からのオイルを油圧シリンダ30の両端より注入することによって スタビライザのばね定数を可変にする方式も知られている。
【0003】
しかし上記した従来の油圧シリンダ方式では、普通片ロッドであるがゆえに左 右の受圧面積が異なり、アキュムレータ36内に蓄積された状態でオイルをシリ ンダ30の両端より注入すると片側に力が発生して常に一方向にロール角が形成 する作用が働く。またその影響を少なくするために蓄圧を低くすると、油圧シリ ンダをロックしたときに圧力が高くなるまでシリンダがストロークすることにな ってスタビライザの効果が低下するという問題点が生ずる。
【0004】 本考案は、一方向に常時ロール角が発生することを防止した自動車用ばね定数 可変式スタビライザ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案によれば、左右輪の上下動差に応じて捩りトルクを発生するスタビライ ザ装置において、スタビライザの一方の折曲部とフレームとの間に介装されてい て変位可能な可動シリンダと、この可動シリンダの左右にそれぞれ接続されてい てそれぞれ圧力の異なるオイルを貯留する2個のアキュムレータと、これらのア キュムレータに送油するオイルポンプを作動させるイグニッションスイッチと、 スタビライザが中立位置にあることを検出する中立位置検出スイッチ及びこの中 立位置検出スイッチの信号により前記可動シリンダの左右と2個のアキュムレー タとの連通をそれぞれ遮断する切替弁とを有することを特徴とするスタビライザ 装置。
【0006】
上記のように構成されたによれば、可動シリンダの左室(受圧面積大)には低 圧のアキュムレータ圧が作用し右室(受圧面積小)には高圧のアキュムレータ圧 が作用して両室にかかる力が相殺し、かつ中立位置検出スイッチの信号により可 動シリンダが切替弁を介してロックされる。
【0007】
以下、図1を参照して説明する。図において、アクスルAに支持されたスタビ ライザ1の一方の折曲部1B端部とフレームBに可動的に支持された可動シリン ダ7に進退するピストンロッド6との間にロッド2及びクランク3が介装されて いる。支軸4はクランク3に固装され揺動自在にフレームBに固装された軸受け 5に支持されている。クランク3の支軸部の外周に設けた凹部を検知してスタビ ライザ1の中立位置を検出する中立位置検出スイッチ26aが設けられている。
【0008】 ピストン6Aによって分離されたシリンダ室a,bは切替弁8を介してそれぞ れアキュムレータC及びDに連通され、アキュムレータC及びDにはそれぞれプ レッシャスイッチ10および11が設けられている。またシリンダ室a側の配管 はチェック弁13及びオイルポンプ16を介してリザーバ15に接続されるとと もにリリーフ弁12を介してリザーバ15に接続され、かつ両者間にリリーフ弁 18が介装されている。アキュムレータC,Dからの配管は切替弁9を介して接 続されている。
【0009】 なお電装品としてイグニッションスイッチ19,スタビライザスイッチ20, パイロットランプ21,第1のリレー22,第2のリレー23及びポンプリレー 24があり、オイルポンプ16にはサーマルスイッチ25と安全弁17とが内蔵 されている。
【0010】 以下、本考案の作用について同図を参照して説明する。
【0011】 可動シリンダ7のシリンダ室a側のアキュムレータC内の圧力を高圧にセット し一方シリンダ室b側のアキュムレータD内圧力を低圧にセットして、シリンダ 室a及びbで発生する力が同一であるように設定してある。
【0012】 スタビライザスイッチ20をOFFにしたままで、イグニッションスイッチ1 9をONにすると、ポンプリレー24がONになつてオイルポンプ16が作動し てアキュムレータC及びDにおける油圧が上昇しプレッシャスイッチ10がOF F(High)になると切替弁9がOFFになってアキュムレータD側への送油 が断たれる。次にアキュムレータCが設定圧まで上昇するとプレッシャスイッチ 11がOFF(High)になってオイルポンプ16は停止する。この状態では シリンダ室a及びbで発生する力が同一であるからスタビライザ1にはなんら外 力が加わらない。
【0013】 次にスタビライザスイッチ20をONにすると、第1のリレー22がONにな り、中立位置検出スイッチ26aがスタビライザ1の位置が実線で示す中立位置 を検知してONになると、第2のリレー23がONになって切替弁8を切替え可 動シリンダ7のピストンロッド6の動きをロックしスタビライザ1を固定すると ともにパイロットランプ21が点灯しスタビライザがON状態にあることをドラ イバに知らせる。
【0014】
本考案は、以上説明したように構成されているので、アキュムレータC及びD のセット圧力を油圧シリンダ7の左右の室内a及びbで発生する力が相殺される ように設定することにより、常時ロール角が発生することがなくなる。更にセッ ト圧力を高められるので、スタビライザONの時のロック状態が確実となり性能 が向上する。
【図1】本考案による実施例を示すシステム図。
【図2】第1の従来例を示す外観斜視図。
【図3】第2の従来例を示す外観斜視図。
1,29・・・スタビライザ 1B,29B・・・一方の折曲部 2・・・ロッド 3・・・クランク 4・・・支軸 5・・・軸受 6・・・ピストンロッド 7・・・可動シリンダ 8・・・切替弁 9・・・切替弁 10,11・・・プレッシャスイッチ 12,18・・・リリーフ弁 15・・・リザーバ 16・・・オイルポンプ 17・・・安全弁 19・・・イグニッションスイッチ 20・・・スタビライザスイッチ 21・・・パイロットランプ 22・・・第1のリレー 23・・・第2のリレー 24・・・ポンプリレー 25・・・サーマルスイッチ 26・・・リーフスプリング A・・・アクスル B・・・フレーム C,D・・・アキュムレータ a,b・・・シリンダ室
Claims (1)
- 【請求項1】 左右輪の上下動差に応じて捩りトル
クを発生するスタビライザ装置において、スタビライザ
の一方の折曲部とフレームとの間に介装されていて変位
可能な可動シリンダと、この可動シリンダの左右にそれ
ぞれ接続されていてそれぞれ圧力の異なるオイルを貯留
する2個のアキュムレータと、これらのアキュムレータ
に送油するオイルポンプを作動させるイグニッションス
イッチと、スタビライザが中立位置にあることを検出す
る中立位置検出スイッチ及びこの中立位置検出スイッチ
の信号により前記可動シリンダの左右と2個のアキュム
レータとの連通をそれぞれ遮断する切替弁とを有するこ
とを特徴とするスタビライザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030892U JP2607266Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | スタビライザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030892U JP2607266Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | スタビライザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074114U true JPH074114U (ja) | 1995-01-20 |
JP2607266Y2 JP2607266Y2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=12316384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993030892U Expired - Lifetime JP2607266Y2 (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | スタビライザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607266Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010508204A (ja) * | 2006-11-01 | 2010-03-18 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 大型車両のスタビライザ装置 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP1993030892U patent/JP2607266Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010508204A (ja) * | 2006-11-01 | 2010-03-18 | ボルボ ラストバグナー アーベー | 大型車両のスタビライザ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2607266Y2 (ja) | 2001-05-28 |
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