JPH074082B2 - トラクタ−の油圧制御装置 - Google Patents

トラクタ−の油圧制御装置

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JPH074082B2
JPH074082B2 JP61097772A JP9777286A JPH074082B2 JP H074082 B2 JPH074082 B2 JP H074082B2 JP 61097772 A JP61097772 A JP 61097772A JP 9777286 A JP9777286 A JP 9777286A JP H074082 B2 JPH074082 B2 JP H074082B2
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JP
Japan
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control
control mode
flow rate
tractor
solenoid valve
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JP61097772A
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Inventor
制心 玉井
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、トラクターの油圧制御装置に関し、特にト
ラクターに連結される種々のロータリー耕耘装置やプラ
ウ等の作業機を最適な状態で制御し得る油圧制御装置を
提供せんとするものである。
[従来技術] 近年、トラクターの油圧制御装置の電子化が図られてい
る。プラウを昇降制御させるドラフト制御、ロータリー
耕耘装置のリヤカバーを耕深センサーとして利用しなが
ら作業機を昇降制御させるデプス制御、油圧操作レバー
の回動操作量に応じて作業機を昇降制御させるポジショ
ン制御等があり、これらは電気的に制御されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記した従来装置の場合、油圧昇降装置を作
動させるコントロールバルブは、その流量特性が一律的
に定められたものであり、制御モードが変わっても流量
特性自体は変わらないものであったため、作業機の種
類、作業の内容によっては最適に制御できるとは言い難
く、正確な制御が行なえない問題点があった。
[問題を解決するための手段] この発明は上記した問題点に鑑みて提案するものであっ
て、次のような技術的手段を講じた。
即ち、ポジション制御モードと、ドラフト制御モードあ
るいはデプス制御モードを有するトラクターであって、
該トラクターは制御部からの指令によって上昇用電磁弁
及び下降用電磁弁を制御して油圧昇降機構を上下回動さ
せるよう構成し、制御部の記憶装置内には、各制御モー
ドに応じて不感帯幅及び流量カーブが異なる流量特性を
記憶させるよう構成し、制御モード切換スイッチを適宜
選択操作することによって制御モード自体の切換と各制
御モードに適した流量特性の選択が同時になされるよう
構成したことを特徴とするトラクターの油圧制御装置の
構成とする。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。ま
ず、構成から説明すると、1はトラクター、2、3は夫
々前輪と後輪である。
4はミッションケース5の上部に搭載されている油圧シ
リンダーケースであって、この油圧シリンダーケース4
内には、単動式の油圧シリンダー(図示省略)が収容さ
れ、同ケース4の左右両側部にはリフトアーム6、6が
枢着されている。
図示外の油圧シリンダー内に作動圧油を供給するこによ
ってリフトアーム6、6が上方に回動するように構成さ
れている。
7、7はロワーリンク、8、8はロワーリンク7、7と
リフトアーム6、6とを連結するリフトロッド、9はト
ップリンクである。トップリンク9、及びロワーリンク
7、7からなる3点リンク機構の後部にはプラウ10が連
結され、また、ミッションケース5の後上部にはドラフ
トセンサー11が設けられ、プラウ作業時にトップリンク
9に所定値を越える圧縮力が加わると後述するコントロ
ールバルブに作業機を上昇させる信号が入り、プラウ10
を上昇させるように連動構成している。コントロールバ
ルブは、上昇用電磁弁12と下降用電磁弁13とからなり、
この実施例では上昇用電磁弁12は電磁比例式の上昇用比
例ソレノイド弁で構成され、下降用電磁弁13は電磁比例
式の下降用比例ソレノイド弁で構成されており、これら
のソレノイド弁に通電される電流値をコントロールする
ことによってその電流値に比例した作動油の流量が確保
されるように構成している。
第2図はこの制御系のブロック図を説明したものである
が、リフトアーム6の回動軸上に取り付けられたポテン
ショメータ14、ドラフトセンサー11、作業機の昇降高さ
を設定するポジションレバー15の回動基部に取り付けら
れたポジション設定器15a、ドラフト力を設定するドラ
フト設定器16がA/D変換器17に接続され、このA/D変換器
17はマイコンからなる制御部18と接続され、制御部18か
らの指示により、前記上昇用電磁弁12、下降用電磁弁13
に電流が通電される。
19は制御モード選択用の切換スイッチであり、作業内容
が変わるときに人為的に切り替えて使用するものであ
る。なお、この実施例ではポジション制御とドラフト制
御の2種類の異なる制御モードの切換が行なえる。
ロータリー耕耘装置のリヤカバーを耕深センサーとして
利用するデプス制御をここに加え、3位置切換式の切換
スイッチ機構を構成しても良い。この切換スイッチ19を
操作することによって制御モードが切換えられ、同時に
制御部18の記憶装置に記憶された複数個の流量特性のう
ちの1つが選択され、選択された1つの流量特性に従っ
て電磁弁12、13が制御される。
第3図はポジション制御の場合、第4図はドラフト制御
の場合である。
第3図では縦軸に流量、横軸にポジション設定値とポジ
ション検出値の差(偏差)を取り、第4図では縦軸に流
量、横軸にドラフト設定値とドラフト検出値の差(偏
差)を取って流量特性を表したものである。ポジション
制御の場合は、ポジションレバー15の操作量に比例して
油圧昇降機構が動作するように偏差に対する流量が直線
的に変化するのが望ましい。また、同図から明らかなよ
うに、偏差が微小な領域では不感帯aが設定されること
によってこの範囲では制御がなされず、また、偏差があ
る値(b)を越えると最大流量(全量)が流される。
ドラフト制御の場合は、第4図に示す如く、不感帯設定
領域cと全量流す領域dの間に、2次曲線的に変化する
領域が設定される。ドラフト制御では、目標とする設定
値から大きく外れたときだけ作業機上昇出力が出される
ように、初めは緩やかに傾斜し、途中から急激に立ち上
がるカーブを描く流量特性が設定されている。このよう
に流量カーブを設定することでドラフト制御の安定化を
図っている。上記した特性は制御部18の記憶部に予め記
憶されているものであって、切換スイッチ19を操作して
1つの作業モードを選択すると、そのモードに見合った
流量特性が選択され、設定値と検出値との偏差を算出し
ながら、上昇用電磁弁12あるいは下降用電磁弁13が制御
部18からの指令にしたがって通電制御される。
[発明の効果] この発明は前記の如く、ポジション制御モードと、ドラ
フト制御モードあるいはデプス制御モードを有するトラ
クターであって、該トラクターは制御部からの指令によ
って上昇用電磁弁及び下降用電磁弁を制御して油圧昇降
機構を上下回動させるよう構成し、制御部の記憶装置内
には、各制御モードに応じて不感帯幅及び流量カーブが
異なる流量特性を記憶させるよう構成し、制御モード切
換スイッチを適宜選択操作することによって制御モード
自体の切換と各制御モードに適した流量特性の選択が同
時になされるよう構成しているので、制御モード切換ス
イッチを切り換え操作するという簡単な方法で制御モー
ドの切換と、その制御モードに合った最適な流量特性の
選択が行われることになり、誰でも簡単に切換えが行え
て操作性が向上すると共に、作業精度も向上する特徴を
有する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は側面図、第2図
はブロック図、第3図、第4図は流量特性図である。 符号の説明 1……トラクター 4……油圧シリンダーケース 5……ミッションケース 6……リフトアーム 7……ロワーリンク 8……リフトロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポジション制御モードと、ドラフト制御モ
    ードあるいはデプス制御モードを有するトラクターであ
    って、該トラクターは制御部からの指令によって上昇用
    電磁弁及び下降用電磁弁を制御して油圧昇降機構を上下
    回動させるよう構成し、制御部の記憶装置内には、各制
    御モードに応じて不感帯幅及び流量カーブが異なる流量
    特性を記憶させるよう構成し、制御モード切換スイッチ
    を適宜選択操作することによって制御モード自体の切換
    と各制御モードに適した流量特性の選択が同時になされ
    るよう構成したことを特徴とするトラクターの油圧制御
    装置。
JP61097772A 1986-04-25 1986-04-25 トラクタ−の油圧制御装置 Expired - Lifetime JPH074082B2 (ja)

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