JPH0614602A - ロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置 - Google Patents
ロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置Info
- Publication number
- JPH0614602A JPH0614602A JP17281792A JP17281792A JPH0614602A JP H0614602 A JPH0614602 A JP H0614602A JP 17281792 A JP17281792 A JP 17281792A JP 17281792 A JP17281792 A JP 17281792A JP H0614602 A JPH0614602 A JP H0614602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary
- rotary cover
- notch
- sensor
- depth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、耕耘部の後方を覆う後部カバ−と
畦立器との関係を適正に保って常に良好な畦立作業を行
なわせんとするものである。 【構成】主ロ−タリカバ−と後部ロ−タリカバ−とから
なるロ−タリカバ−を耕耘軸の廻りに回動自在に設け、
後部ロ−タリカバ−の中央を逆V字型に切り欠いてこの
切欠内に畦立器を配設したものにおいて、切欠と畦立器
との間に両者の相対的位置関係を検出するセンサを設
け、後部ロ−タリカバ−と畦立器が所定の位置関係に維
持される制御手段を設けている。
畦立器との関係を適正に保って常に良好な畦立作業を行
なわせんとするものである。 【構成】主ロ−タリカバ−と後部ロ−タリカバ−とから
なるロ−タリカバ−を耕耘軸の廻りに回動自在に設け、
後部ロ−タリカバ−の中央を逆V字型に切り欠いてこの
切欠内に畦立器を配設したものにおいて、切欠と畦立器
との間に両者の相対的位置関係を検出するセンサを設
け、後部ロ−タリカバ−と畦立器が所定の位置関係に維
持される制御手段を設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタ−等の動力
農機に連結されて土壌を耕起するロ−タリ耕耘装置の耕
深制御装置に関するものである。
農機に連結されて土壌を耕起するロ−タリ耕耘装置の耕
深制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】ロ−タリ耕耘装置のロ−タリカバ−をその
耕耘軸廻りに回動させて耕深を略一定に保つように構成
した所謂回動ロ−タリがある。このロ−タリ耕耘装置
は、通常、手動操作によるロ−タリカバ−の前後回動
と、油圧昇降機構の昇降動作に連動してロ−タリカバ−
が自動的に回動する自動制御モ−ドとがあり、自動制御
モ−ドでは、作業中、耕深が深くなったことをロ−タリ
カバ−が検出するとロ−タリカバ−を前側に移動させ、
逆に耕深が浅くなったことを検出すると、ロ−タリカバ
−を後側に移動させるようにしている。
耕耘軸廻りに回動させて耕深を略一定に保つように構成
した所謂回動ロ−タリがある。このロ−タリ耕耘装置
は、通常、手動操作によるロ−タリカバ−の前後回動
と、油圧昇降機構の昇降動作に連動してロ−タリカバ−
が自動的に回動する自動制御モ−ドとがあり、自動制御
モ−ドでは、作業中、耕深が深くなったことをロ−タリ
カバ−が検出するとロ−タリカバ−を前側に移動させ、
逆に耕深が浅くなったことを検出すると、ロ−タリカバ
−を後側に移動させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置は、手動モ−ドと自動モ−ドの2つのモ−ドが存
在するだけであって、ロ−タリカバ−の後方に畦立器を
装着して畦立作業を行なう場合のことを考慮していなか
ったために、畦立作業中、ロ−タリカバ−後部の切欠部
と畦立器との間から土が流出して畦の上面が平らになら
ず、美麗にならないという不具合があった。
来装置は、手動モ−ドと自動モ−ドの2つのモ−ドが存
在するだけであって、ロ−タリカバ−の後方に畦立器を
装着して畦立作業を行なう場合のことを考慮していなか
ったために、畦立作業中、ロ−タリカバ−後部の切欠部
と畦立器との間から土が流出して畦の上面が平らになら
ず、美麗にならないという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、耕耘部34を覆いながら前後方向に回動す
るロ−タリカバ−35、36と、このロ−タリカバ−3
5、36を回動させるアクチュエ−タ43と、ロ−タリ
カバ−35、36の位置を検出するセンサ46と、地表
の凹凸変化を検出するデプスセンサ42及び耕深を設定
する耕深設定器55とを備えたロ−タリ耕耘装置におい
て、前記ロ−タリカバ−36の後方中央部をV字型に切
欠いてこの切欠52内に畦立器50を位置させ、さらに
切欠53と畦立器50との相対的位置関係を検出するセ
ンサ53を設け、ロ−タリカバ−35、36と畦立器5
0との位置関係が略一定となる制御手段54を設けたこ
とを特徴とするロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置
の構成とする。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、耕耘部34を覆いながら前後方向に回動す
るロ−タリカバ−35、36と、このロ−タリカバ−3
5、36を回動させるアクチュエ−タ43と、ロ−タリ
カバ−35、36の位置を検出するセンサ46と、地表
の凹凸変化を検出するデプスセンサ42及び耕深を設定
する耕深設定器55とを備えたロ−タリ耕耘装置におい
て、前記ロ−タリカバ−36の後方中央部をV字型に切
欠いてこの切欠52内に畦立器50を位置させ、さらに
切欠53と畦立器50との相対的位置関係を検出するセ
ンサ53を設け、ロ−タリカバ−35、36と畦立器5
0との位置関係が略一定となる制御手段54を設けたこ
とを特徴とするロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置
の構成とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
はトラクタ−で機体の前後部に夫々前輪2、2と後輪
3、3を備え、ボンネット4内のエンジン5の回転動力
をミッションケ−ス6内の変速装置により適宜減速して
前輪2、2と後輪3、3とに伝えるように構成してい
る。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
はトラクタ−で機体の前後部に夫々前輪2、2と後輪
3、3を備え、ボンネット4内のエンジン5の回転動力
をミッションケ−ス6内の変速装置により適宜減速して
前輪2、2と後輪3、3とに伝えるように構成してい
る。
【0006】ミッションケ−ス6の後上部には油圧シリ
ンダケ−ス7を固着して設けている。油圧シリンダケ−
ス内には単動式の油圧シリンダ8を設け、また、この油
圧シリンダケ−ス7の左右両側にはリフトア−ム9、9
を回動自由に枢支している。トップリンク10、ロワ−
リンク11、11からなる3点リンク機構12の後端部
には、ロ−タリ耕耘装置14が昇降自在に連結され、リ
フトア−ム9、9とロワ−リンク11、11との間には
リフトロッド15、15が介装連結されている。20は
ポジション操作レバ−で、このポジション操作レバ−2
0の回動基部には、トラクタ−1の後部に連結されるロ
−タリ耕耘装置14の対地高さを設定するポジション設
定器16が取り付けられ、一方、片側のリフトア−ム9
の回動基部にもそれの回動角度、すなわち、ロ−タリ耕
耘装置14の高さを検出するリフトア−ム角センサ23
が取り付けられ、ポジション操作レバ−20にて設定さ
れた位置にリフトア−ム9、9が回動してその位置で停
止するように構成され、ここにポジションコントロ−ル
系が構成される。
ンダケ−ス7を固着して設けている。油圧シリンダケ−
ス内には単動式の油圧シリンダ8を設け、また、この油
圧シリンダケ−ス7の左右両側にはリフトア−ム9、9
を回動自由に枢支している。トップリンク10、ロワ−
リンク11、11からなる3点リンク機構12の後端部
には、ロ−タリ耕耘装置14が昇降自在に連結され、リ
フトア−ム9、9とロワ−リンク11、11との間には
リフトロッド15、15が介装連結されている。20は
ポジション操作レバ−で、このポジション操作レバ−2
0の回動基部には、トラクタ−1の後部に連結されるロ
−タリ耕耘装置14の対地高さを設定するポジション設
定器16が取り付けられ、一方、片側のリフトア−ム9
の回動基部にもそれの回動角度、すなわち、ロ−タリ耕
耘装置14の高さを検出するリフトア−ム角センサ23
が取り付けられ、ポジション操作レバ−20にて設定さ
れた位置にリフトア−ム9、9が回動してその位置で停
止するように構成され、ここにポジションコントロ−ル
系が構成される。
【0007】ロ−タリ耕耘装置14は、耕耘部34と、
耕耘部34の上方を覆う主ロ−タリカバ−35と、主ロ
−タリカバ−35の後部に枢着された後部ロ−タリカバ
−36等を備え、これらのロ−タリカバ−35、36は
耕耘軸37の軸心廻りに回動できるように構成してい
る。後部ロ−タリカバ−36は主ロ−タリカバ−35の
上面と後部ロ−タリカバ−36の上面との間に介装した
弾性押圧体40によって下向きに加圧されている。ま
た、主ロ−タリカバ−35の後端上部には後部ロ−タリ
カバ−36の回動角度を検出するデプスセンサ42が設
けられている。
耕耘部34の上方を覆う主ロ−タリカバ−35と、主ロ
−タリカバ−35の後部に枢着された後部ロ−タリカバ
−36等を備え、これらのロ−タリカバ−35、36は
耕耘軸37の軸心廻りに回動できるように構成してい
る。後部ロ−タリカバ−36は主ロ−タリカバ−35の
上面と後部ロ−タリカバ−36の上面との間に介装した
弾性押圧体40によって下向きに加圧されている。ま
た、主ロ−タリカバ−35の後端上部には後部ロ−タリ
カバ−36の回動角度を検出するデプスセンサ42が設
けられている。
【0008】43はロ−タリカバ−35、36を前後方
向に回動させるアクチュエ−タであって電動モ−タにて
構成され、後述するスイッチ44、45で回動操作され
る。46はロ−タリカバ−35、36の回動位置を検出
する回動角度センサである。作業機を取り付けるために
設けられたヒッチ47の後部には畦立器50が配設さ
れ、この畦立器50は後部ロ−タリカバ−36の中央部
を逆V字型に切欠いて形成した切欠52内に臨むように
前後位置調節される。畦立器50と前記切欠52との間
には畦立器50の位置を検出する畦立位置センサ53が
設けられている。
向に回動させるアクチュエ−タであって電動モ−タにて
構成され、後述するスイッチ44、45で回動操作され
る。46はロ−タリカバ−35、36の回動位置を検出
する回動角度センサである。作業機を取り付けるために
設けられたヒッチ47の後部には畦立器50が配設さ
れ、この畦立器50は後部ロ−タリカバ−36の中央部
を逆V字型に切欠いて形成した切欠52内に臨むように
前後位置調節される。畦立器50と前記切欠52との間
には畦立器50の位置を検出する畦立位置センサ53が
設けられている。
【0009】この畦立位置センサ53はON,OFF式
のスイッチで構成してもよく、また両者の距離をアナロ
グ的に検出する直線摺動式のストロ−クセンサで構成し
てもよい。アナログセンサとしては接触式、無接触式の
いずれであってもよい。次に図3に示すブロック図を説
明する。マイコンからなるコントロ−ラ54の入力側に
は、ポジション設定器16、耕深設定器55、リフトア
−ム角センサ23、デプスセンサ42、回動角度センサ
46、畦立位置センサ53、エンジン5の回転数を検出
するセンサ60が接続されている。
のスイッチで構成してもよく、また両者の距離をアナロ
グ的に検出する直線摺動式のストロ−クセンサで構成し
てもよい。アナログセンサとしては接触式、無接触式の
いずれであってもよい。次に図3に示すブロック図を説
明する。マイコンからなるコントロ−ラ54の入力側に
は、ポジション設定器16、耕深設定器55、リフトア
−ム角センサ23、デプスセンサ42、回動角度センサ
46、畦立位置センサ53、エンジン5の回転数を検出
するセンサ60が接続されている。
【0010】57はコントロ−ラ54の入力側に接続さ
れた回動モ−ド設定スイッチであって、「手動」、「オ
−ト」、「畦立」の3つのモ−ドを選択することができ
る。「手動」モ−ドを選択して前記手動操作スイッチ4
4、45を操作すると、スイッチを押している間ロ−タ
リカバ−35、36が前方、あるいは後方に回動する。
「オ−ト」モ−ドにするとまず耕深設定器55で設定さ
れた位置にロ−タリカバ−35、36が移動し、ついで
後部ロ−タリカバ−36が耕深変化を検出するとロ−タ
リ耕耘装置14が昇降制御され、ここに所謂デプス制御
がなされる。
れた回動モ−ド設定スイッチであって、「手動」、「オ
−ト」、「畦立」の3つのモ−ドを選択することができ
る。「手動」モ−ドを選択して前記手動操作スイッチ4
4、45を操作すると、スイッチを押している間ロ−タ
リカバ−35、36が前方、あるいは後方に回動する。
「オ−ト」モ−ドにするとまず耕深設定器55で設定さ
れた位置にロ−タリカバ−35、36が移動し、ついで
後部ロ−タリカバ−36が耕深変化を検出するとロ−タ
リ耕耘装置14が昇降制御され、ここに所謂デプス制御
がなされる。
【0011】「畦立」モ−ドに設定すると、畦立器と後
部ロ−タリカバ−36の切欠52との位置関係が一定に
保たれるように制御される。また、コントロ−ラ54の
出力側には、油圧昇降装置の油圧シリンダ8に作動圧油
を給排制御するための上昇用比例制御弁62と下降用比
例制御弁64が接続され、さらにロ−タリカバ−35、
36を回動させるアクチュエ−タ43の制御リレ−6
6、67が接続されている。
部ロ−タリカバ−36の切欠52との位置関係が一定に
保たれるように制御される。また、コントロ−ラ54の
出力側には、油圧昇降装置の油圧シリンダ8に作動圧油
を給排制御するための上昇用比例制御弁62と下降用比
例制御弁64が接続され、さらにロ−タリカバ−35、
36を回動させるアクチュエ−タ43の制御リレ−6
6、67が接続されている。
【0012】上昇用及び下降用比例制御弁62、64は
共に設定値と検出値との差、即ち、偏差に応じて制御パ
ルスのオン時間が変更される。制御リレ−66、67は
ロ−タリカバ−35、36を前側に移動させて耕深が深
くなる方向にアクチュエ−タ43をコントロ−ルする
「深側」制御リレ−66と、ロ−タリカバ−35、36
を後側に移動させる「浅側」制御リレ−67とからな
る。
共に設定値と検出値との差、即ち、偏差に応じて制御パ
ルスのオン時間が変更される。制御リレ−66、67は
ロ−タリカバ−35、36を前側に移動させて耕深が深
くなる方向にアクチュエ−タ43をコントロ−ルする
「深側」制御リレ−66と、ロ−タリカバ−35、36
を後側に移動させる「浅側」制御リレ−67とからな
る。
【0013】次に前記回動モ−ド切換スイッチ57を
「畦立」にセットして作業を行なう場合の作用を図4に
示すフロ−チャ−トに基づいて説明する。まず、各設定
器、検出器、スイッチの状態が読み込む(ステップS
1)。ロ−タリ耕耘装置14が上昇操作されているとき
は後部ロ−タリカバ−36の位置を把握すべくデプスセ
ンサ42の値が記憶され(ステップS2、S3)、ロ−
タリカバ−35、36が上昇中に回動しないように回動
制御フラグがリセットさせる(ステップS4)。一方、
ロ−タリ耕耘装置14が再び降下されて着地し、デプス
センサ42が元の作業位置に復帰したことを検知すると
回動制御フラグをセット(ステップS6、S7)し、ロ
−タリカバ−35、36が前後方向に回動し得る状態に
維持する。
「畦立」にセットして作業を行なう場合の作用を図4に
示すフロ−チャ−トに基づいて説明する。まず、各設定
器、検出器、スイッチの状態が読み込む(ステップS
1)。ロ−タリ耕耘装置14が上昇操作されているとき
は後部ロ−タリカバ−36の位置を把握すべくデプスセ
ンサ42の値が記憶され(ステップS2、S3)、ロ−
タリカバ−35、36が上昇中に回動しないように回動
制御フラグがリセットさせる(ステップS4)。一方、
ロ−タリ耕耘装置14が再び降下されて着地し、デプス
センサ42が元の作業位置に復帰したことを検知すると
回動制御フラグをセット(ステップS6、S7)し、ロ
−タリカバ−35、36が前後方向に回動し得る状態に
維持する。
【0014】この状態で作業を進めて行く際、ロ−タリ
カバ−35、36内で持ち回られる土の量が増えると後
部ロ−タリカバ−36が後方に押されて畦立器50に接
近し、これを畦立位置センサ53が検出することにな
る。すると、ロ−タリカバ−35、36を前側、即ち耕
深を深くする側の制御出力が要求されロ−タリカバ−3
5、36を前側に回動させる出力が「深側」の制御リレ
−66に与えられ(ステップS9、S12)ロ−タリカ
バ−35、36全体を前に移動させる。ロ−タリカバ−
35、36の移動により切欠52の隙間が拡がって後部
ロ−タリカバ−36は再び下方に垂れ下がり、畦立器5
0から離れて元の位置関係に復帰する。このため、後部
ロ−タリカバ−36と畦立器50の関係は作業開始前に
設定したときの適正な状態になる。逆にロ−タリカバ−
35、36内の土の量が不足し、後部ロ−タリカバ−3
6が前側に回動して畦立器50から離れようとすると、
ロ−タリカバ−35、36全体が後側に回動するように
「浅側」制御リレ−67が励磁され、カバ−35、36
は後に回動し、畦立器50との関係を適正なものに維持
しようとする。
カバ−35、36内で持ち回られる土の量が増えると後
部ロ−タリカバ−36が後方に押されて畦立器50に接
近し、これを畦立位置センサ53が検出することにな
る。すると、ロ−タリカバ−35、36を前側、即ち耕
深を深くする側の制御出力が要求されロ−タリカバ−3
5、36を前側に回動させる出力が「深側」の制御リレ
−66に与えられ(ステップS9、S12)ロ−タリカ
バ−35、36全体を前に移動させる。ロ−タリカバ−
35、36の移動により切欠52の隙間が拡がって後部
ロ−タリカバ−36は再び下方に垂れ下がり、畦立器5
0から離れて元の位置関係に復帰する。このため、後部
ロ−タリカバ−36と畦立器50の関係は作業開始前に
設定したときの適正な状態になる。逆にロ−タリカバ−
35、36内の土の量が不足し、後部ロ−タリカバ−3
6が前側に回動して畦立器50から離れようとすると、
ロ−タリカバ−35、36全体が後側に回動するように
「浅側」制御リレ−67が励磁され、カバ−35、36
は後に回動し、畦立器50との関係を適正なものに維持
しようとする。
【0015】なお、前述の実施例ではエンジン5の回転
数による制御を付加しなかったが、耕耘作業中に、エン
ジン5の回転数が許容値を下回ったときに一時的に負荷
を抜くべくロ−タリカバ−35、36を前側に回動させ
て切欠52から土を後方へ放出させるようにしてもよ
い。
数による制御を付加しなかったが、耕耘作業中に、エン
ジン5の回転数が許容値を下回ったときに一時的に負荷
を抜くべくロ−タリカバ−35、36を前側に回動させ
て切欠52から土を後方へ放出させるようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】この発明は、前記したように耕耘部34
を覆いながら前後方向に回動するロ−タリカバ−35、
36と、このロ−タリカバ−35、36を回動させるア
クチュエ−タ43と、ロ−タリカバ−35、36の位置
を検出するセンサ46と、地表の凹凸変化を検出するデ
プスセンサ42及び耕深を設定する耕深設定器55とを
備えたロ−タリ耕耘装置において、前記ロ−タリカバ−
36の後方中央部をV字型に切欠いてこの切欠52内に
畦立器50を位置させ、さらに切欠52と畦立器50と
の相対的位置関係を検出するセンサ53を設け、ロ−タ
リカバ−35、36と畦立器50との位置関係が略一定
となる制御手段54を設けたものであるから、畦立器5
0と後部ロ−タリカバ−36との位置関係が常に適正に
保持されて畦立作業精度が著しく向上すると共に、両者
の位置関係は作業前に一度調節するだけでよいので操作
性も向上する。
を覆いながら前後方向に回動するロ−タリカバ−35、
36と、このロ−タリカバ−35、36を回動させるア
クチュエ−タ43と、ロ−タリカバ−35、36の位置
を検出するセンサ46と、地表の凹凸変化を検出するデ
プスセンサ42及び耕深を設定する耕深設定器55とを
備えたロ−タリ耕耘装置において、前記ロ−タリカバ−
36の後方中央部をV字型に切欠いてこの切欠52内に
畦立器50を位置させ、さらに切欠52と畦立器50と
の相対的位置関係を検出するセンサ53を設け、ロ−タ
リカバ−35、36と畦立器50との位置関係が略一定
となる制御手段54を設けたものであるから、畦立器5
0と後部ロ−タリカバ−36との位置関係が常に適正に
保持されて畦立作業精度が著しく向上すると共に、両者
の位置関係は作業前に一度調節するだけでよいので操作
性も向上する。
【図1】ロ−タリ耕耘装置とトラクタ−の側面図であ
る。
る。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】ブロック図である。
【図4】畦立モ−ドの作用を説明するフロ−チャ−トで
ある。
ある。
1 トラクタ− 14 ロ−タリ耕耘装置 16 ポジション設定器 20 ポジション操作レバ− 23 リフトア−ム角センサ 35 主ロ−タリカバ− 36 後部ロ−タリカバ− 42 デプスセンサ 43 アクチュエ−タ(電動モ−タ) 46 回動角度センサ 50 畦立器 52 切欠 53 畦立位置センサ 54 制御手段(コントロ−ラ) 55 耕深設定器
Claims (1)
- 【請求項1】耕耘部34を覆いながら前後方向に回動す
るロ−タリカバ−35、36と、このロ−タリカバ−3
5、36を回動させるアクチュエ−タ43と、ロ−タリ
カバ−35、36の位置を検出するセンサ46と、地表
の凹凸変化を検出するデプスセンサ42及び耕深を設定
する耕深設定器55とを備えたロ−タリ耕耘装置におい
て、前記ロ−タリカバ−36の後方中央部をV字型に切
欠いてこの切欠52内に畦立器50を位置させ、さらに
切欠52と畦立器50との相対的位置関係を検出するセ
ンサ53を設け、ロ−タリカバ−35、36と畦立器5
0との位置関係が略一定となる制御手段54を設けたこ
とを特徴とするロ−タリ耕耘装置における耕深制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17281792A JPH0614602A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17281792A JPH0614602A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614602A true JPH0614602A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15948926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17281792A Pending JPH0614602A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | ロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6520888B1 (en) | 1999-10-15 | 2003-02-18 | Nsk Ltd. | Loading cam apparatus for toroidal type continuously variable transmission |
JP2003102201A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | ロータリ作業機の畝整形装置 |
EP1508724A2 (en) | 2003-08-19 | 2005-02-23 | Nsk Ltd | Toroidal type continuously variable transmission |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17281792A patent/JPH0614602A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6520888B1 (en) | 1999-10-15 | 2003-02-18 | Nsk Ltd. | Loading cam apparatus for toroidal type continuously variable transmission |
JP2003102201A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-08 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | ロータリ作業機の畝整形装置 |
EP1508724A2 (en) | 2003-08-19 | 2005-02-23 | Nsk Ltd | Toroidal type continuously variable transmission |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0614602A (ja) | ロ−タリ耕耘装置における耕深制御装置 | |
JP2551430B2 (ja) | 耕耘機におけるロ−タリ−カバ−装置 | |
JPH08214612A (ja) | 耕耘機の制御装置 | |
JP2589039B2 (ja) | 農用トラクターにおける制御操作装置 | |
JP2510039B2 (ja) | 昇降制御装置 | |
JPH0448649Y2 (ja) | ||
JP3236340B2 (ja) | ロータリー耕耘装置の昇降制御装置 | |
JPH0559681B2 (ja) | ||
JPH0431645B2 (ja) | ||
JP3221065B2 (ja) | 耕耘装置におけるカバ−の回動制御装置 | |
JPH0358683B2 (ja) | ||
JPH074082B2 (ja) | トラクタ−の油圧制御装置 | |
JPH0624445B2 (ja) | 耕深制御装置 | |
JPH0636645Y2 (ja) | ロ−タリ耕耘装置の耕深制御装置 | |
JPH0614806B2 (ja) | トラクタ−の耕深自動制御装置 | |
JP2893909B2 (ja) | 対地作業機の油圧制御装置 | |
JPH0343923Y2 (ja) | ||
JPH0740808B2 (ja) | トラクターの油圧昇降制御装置 | |
JPH032091Y2 (ja) | ||
JPH032092Y2 (ja) | ||
JP2504640Y2 (ja) | 対地作業機におけるリヤカバ―の接地角制御装置 | |
JPH0561154B2 (ja) | ||
JPH0431646B2 (ja) | ||
JPH0616647B2 (ja) | 農作業車の油圧装置 | |
JPH07194205A (ja) | トラクタの油圧昇降制御装置 |