JPH0740829U - Alc縦壁パネルの取付構造 - Google Patents
Alc縦壁パネルの取付構造Info
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- JPH0740829U JPH0740829U JP7082793U JP7082793U JPH0740829U JP H0740829 U JPH0740829 U JP H0740829U JP 7082793 U JP7082793 U JP 7082793U JP 7082793 U JP7082793 U JP 7082793U JP H0740829 U JPH0740829 U JP H0740829U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 建屋基礎等の躯体部の上面にALCパネルの
下部を固定するためのALC縦壁パネルの取付構造に関
し、ALCパネルに対する高さおよび通りの調整を容
易,確実に行う。 【構成】 躯体部の上面から上方に突出されるアンカー
ボルト43に、高さ調節金物45を螺合し、この高さ調
節金物に、定規アングル47を溶接し、この定規アング
ルに、ALCパネルの下部を固定して構成する。また、
前記高さ調節金物を、貫通孔の形成されるプレートと、
このプレートの前記貫通孔の縁部に溶接されるナットと
から構成する。
下部を固定するためのALC縦壁パネルの取付構造に関
し、ALCパネルに対する高さおよび通りの調整を容
易,確実に行う。 【構成】 躯体部の上面から上方に突出されるアンカー
ボルト43に、高さ調節金物45を螺合し、この高さ調
節金物に、定規アングル47を溶接し、この定規アング
ルに、ALCパネルの下部を固定して構成する。また、
前記高さ調節金物を、貫通孔の形成されるプレートと、
このプレートの前記貫通孔の縁部に溶接されるナットと
から構成する。
Description
【0001】
本考案は、建屋基礎等の躯体部の上面にALCパネルの下部を固定するための ALC縦壁パネルの取付構造に関する。
【0002】
近時、建築物の壁材に、軽量気泡コンクリート(ALC)パネルが多用される ようになっている。
【0003】 従来、このようなALCパネルの建屋基礎等の躯体部への取り付け方法として は、図6ないし図8に示すような方法が知られている。 すなわち、図6に示す取り付け方法では、例えば、コンクリートからなる躯体 部11に、予めアンカー筋13が、躯体部11の上面から上方に突出するように 埋設されており、このアンカー筋13の突出部に、高さおよび通りを調整しなが ら定規アングル15の一端が溶接された後、イナズマ型プレート17を介してA LCパネル19が固定され、この後、モルタル21およびシーリング材23が充 填される。
【0004】 また、図7に示す取り付け方法では、躯体部11に埋設されるアンカー筋25 の上端に、予め埋め込み金物プレート27が溶接されており、この埋め込み金物 プレート27に、ピースアングル29が高さ調整されて溶接された後、ピースア ングル29に、通りを調整されながら定規アングル31の一端が溶接され、この 後、イナズマ型プレート17を介してALCパネル19が固定され、さらに、モ ルタル21およびシーリング材23が充填される。
【0005】 さらに、図8に示す取り付け方法では、躯体部11に埋設されるアンカープレ ート33の上面に、通りを調整されながらピースアングル35が溶接された後、 ピースアングル35に、高さを調整されながら定規アングル37の一端が溶接さ れ、この後、イナズマ型プレート17を介してALCパネル19が固定され、さ らに、モルタル21およびシーリング材23が充填される。
【0006】
しかしながら、図6に示した取り付け方法では、アンカー筋13の上部に、定 規アングル15の端部を直接溶接しているために、充分な溶接強度を得ることが できず、また、高さと通りとを同時に調整する必要があるため、調整に多大な工 数が必要になるという問題があった。
【0007】 また、図7に示した取り付け方法では、埋め込み金物プレート27が所定位置 からずれる場合があり、このような場合には、ピースアングル29の高さ調整が しにくくなり、また、ピースアングル29の溶接部分が内壁側に露出するため、 錆止め塗装等を行う必要があるという問題があった。
【0008】 さらに、図8に示した取り付け方法では、高さ調整により定規アングル37が 、ピースアングル35の底面側に偏ると、ピースアングル35が邪魔して、イナ ズマ型プレート37によるALCパネル19の定規アングル37への固定が困難 になるという問題があった。
【0009】 本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、ALCパネル に対する高さおよび通りの調整を容易,確実に行うことができるALC縦壁パネ ルの取付構造を提供しようとするものである。
【0010】
請求項1のALC縦壁パネルの取付構造は、躯体部の上面から上方に突出され るアンカーボルトに、高さ調節金物を螺合し、この高さ調節金物に、定規アング ルを溶接し、この定規アングルに、ALCパネルの下部を固定してなるものであ る。
【0011】 請求項2のALC縦壁パネルの取付構造は、請求項1において、前記高さ調節 金物は、貫通孔の形成されるプレートと、このプレートの前記貫通孔の縁部に溶 接されるナットとからなるものである。
【0012】
請求項1のALC縦壁パネルの取付構造では、躯体部の上面から上方に突出さ れるアンカーボルトに、高さ調節金物が螺合され、この高さ調節金物を回動する ことにより高さ調整が行われ、この後、この高さ調節金物に、通り調整をしなが ら定規アングルが溶接され、さらに、この定規アングルに、ALCパネルの下部 が固定される。
【0013】 請求項2のALC縦壁パネルの取付構造では、高さ調節金物が、プレートの貫 通孔の縁部にナットを溶接することにより形成される。
【0014】
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明する。 図1は、本考案のALC縦壁パネルの取付構造の一実施例を示すもので、図に おいて符号41は、建屋の基礎である、例えばコンクリートからなる躯体部を示 している。
【0015】 躯体部41には、例えば、直径10mm,長さ600mmのアンカーボルト43が 埋設されている。 アンカーボルト43の上部は、躯体部41の上面から上方に突出されており、 この突出部43aには、高さ調節金物45が螺合されている。
【0016】 この高さ調節金物45には、断面L字状の定規アングル47の底面部47aが 溶接49されており、垂直部47bが上方に向けて位置されている。 定規アングル47の底面部47aには、ALCパネル51の底面が載置されて おり、また、垂直部47bには、ALCパネル51の側面の下部が当接されてい る。
【0017】 ALCパネル51の下部には、アンカーボルト53が埋設されており、このア ンカーボルト53に、イナズマ型プレート55の取付部55aが被嵌され、ナッ ト57によりALCパネル5に固定されている。
【0018】 また、イナズマ型プレート55の固定部55bとALCパネル51との間に、 定規アングル47の垂直部47bが強固に挟持されている。 そして、ALCパネル51の下面と、躯体部41の上面との間に形成される空 間および躯体部41の外壁にモルタル59が塗装され、さらに、ALCパネル5 1の下面とモルタル59との間にシーリング材61が充填されている。
【0019】 図2および図3は、高さ調節金物45の詳細を示すもので、この高さ調節金物 45は、中央に貫通孔63aが形成される、例えば、65mm×65mm×6mmの金 属製のプレート63と、このプレート63の貫通孔63aの縁部に溶接Wされる ナット65とから構成されている。
【0020】 上述したALC縦壁パネルの取付構造の施工は、以下述べるようにして行われ る。 先ず、図4に示すように、アンカーボルト43を設置した状態でコンクリート を打設することにより躯体部41が形成される。
【0021】 この後、躯体部41の上面から上方に突出されるアンカーボルト43に、高さ 調節金物45が螺合され、この高さ調節金物45を回動することにより高さ調整 が行われる。
【0022】 次に、高さ調節金物45からアンカーボルト43が突出している場合には、サ ンダー等により突出した部分が切断される。 この後、高さ調節金物45のプレート63の上面に、定規アングル47の位置 決めのために通り墨が行われる。
【0023】 次に、図5に示すように、この高さ調節金物45に、定規アングル47が溶接 される。 なお、定規アングル47の溶接は、定規アングル47の底面部47aの端部を 、通り墨に沿って位置させた状態で行われる。
【0024】 この後、定規アングル47の底面部47aと垂直部47bに当接するようにし てALCパネル51が配置される。 そして、この状態で、アンカーボルト43に被嵌されるイナズマ型プレート5 5の固定部55bが、定規アングル47の垂直部47bの外側に位置され、ナッ ト57を締め付けることにより、イナズマ型プレート55の固定部55bとAL Cパネル51との間に、定規アングル47の垂直部47bが強固に挟持固定され る。
【0025】 この後、ALCパネル51の下面と、躯体部41の上面との間に形成される空 間および躯体部41の外壁にモルタル59が塗装され、さらに、ALCパネル5 1の下面とモルタルとの間にシーリング材61が充填され施工が完了する。
【0026】 しかして、上述したALC縦壁パネルの取付構造では、躯体部41の上面から 上方に突出されるアンカーボルト43に、高さ調節金物45が螺合され、この高 さ調節金物45を回動することにより高さ調整が行われるため、高さ調整を容易 ,確実に行うことができる。
【0027】 また、高さ調節金物45に、通り墨を行い、定規アングル47の底面部47a の端部を、通り墨に沿って位置させた状態で、定規アングル47が溶接されるた め、通りの調整を容易,確実に行うことができる。
【0028】 さらに、高さ調節金物45のプレート63の面積が大きいため、このプレート 63に定規アングル47を強固に固定することが可能になる。 また、高さ調節金物45が、プレート63の貫通孔63aの縁部にナット65 を溶接することにより形成されるため、非常に安価なものになる。
【0029】 なお、以上述べた実施例では、高さ調節金物45を、プレート63の貫通孔6 3aの縁部にナット65を溶接して形成した例について説明したが、本考案はか かる実施例に限定されるものではなく、例えば、プレートの貫通孔に直接螺子を 形成しても良いことは勿論である。
【0030】
以上述べたように、請求項1のALC縦壁パネルの取付構造では、躯体部の上 面から上方に突出されるアンカーボルトに、高さ調節金物が螺合され、この高さ 調節金物を回動することにより高さ調整が行われ、この後、この高さ調節金物に 、通り調整をしながら定規アングルが溶接されるため、ALCパネルに対する高 さおよび通りの調整を容易,確実に行うことができる。
【0031】 請求項2のALC縦壁パネルの取付構造では、高さ調節金物が、プレートの貫 通孔の縁部にナットを溶接することにより形成されるため、安価な高さ調節金物 を提供することができるという利点がある。
【図1】本考案のALC縦壁パネルの取付構造の一実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図2】図1の高さ調節金物を示す側面図である。
【図3】図2の底面図である。
【図4】躯体部にアンカーボルトを埋設した状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】高さ調節金物に定規アングルを溶接した状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】従来のALC縦壁パネルの取付方法の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】従来のALC縦壁パネルの取付方法の他の例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図8】従来のALC縦壁パネルの取付方法のさらに他
の例を示す断面図である。
の例を示す断面図である。
41 躯体部 43 アンカーボルト 45 高さ調節金物 47 定規アングル 51 ALCパネル 55 イナズマ型プレート 63 プレート 63a 貫通孔 65 ナット
Claims (2)
- 【請求項1】 躯体部の上面から上方に突出されるアン
カーボルトに、高さ調節金物を螺合し、この高さ調節金
物に、定規アングルを溶接し、この定規アングルに、A
LCパネルの下部を固定してなることを特徴とするAL
C縦壁パネルの取付構造。 - 【請求項2】 前記高さ調節金物は、貫通孔の形成され
るプレートと、このプレートの前記貫通孔の縁部に溶接
されるナットとからなることを特徴とする請求項1記載
のALC縦壁パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7082793U JPH0740829U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | Alc縦壁パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7082793U JPH0740829U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | Alc縦壁パネルの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740829U true JPH0740829U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13442807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7082793U Pending JPH0740829U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | Alc縦壁パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740829U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116769A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-05-27 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 壁パネルの取付構造及び取付方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151635A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | Asahi Chem Ind Co Ltd | アングルの取付構造 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7082793U patent/JPH0740829U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151635A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | Asahi Chem Ind Co Ltd | アングルの取付構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116769A (ja) * | 2008-09-02 | 2010-05-27 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 壁パネルの取付構造及び取付方法 |
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