JPH0740618A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0740618A
JPH0740618A JP18510793A JP18510793A JPH0740618A JP H0740618 A JPH0740618 A JP H0740618A JP 18510793 A JP18510793 A JP 18510793A JP 18510793 A JP18510793 A JP 18510793A JP H0740618 A JPH0740618 A JP H0740618A
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JP
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recording
discharge
guide member
sheet
case
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JP18510793A
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English (en)
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Yasuo Miyauchi
靖雄 宮内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の記録装置でありながら十分な機能を具
え、かつ、被記録材の後端近傍がプラテンから浮き上る
のを防止することによって被記録材上に高品位の記録を
保証することのできる記録装置を提供する。 【構成】 排出されてくる被記録材(S)を排出ローラ
(11,12)の下流側で排出ローラ(11,12)に
よる挾持線(C)よりプラテン(10)とは反対の側に
偏倚可能な排出ガイド部材(23)をケース(20)の
排出口(20A)近傍に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置に関し、特に、
収納性や携帯性を考慮した小型のポータブル型記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年ではパソコンの小型化が進むに連れ
て、持ち運びや収納に便利なノート型パソコンが広く普
及してきており、これに伴い、パソコンに接続される記
録装置の方にもその小型化の要求が高まっている。この
ような小型の記録装置においては、その限られたケース
内の空間に各部材が配置されることになるので、重要度
の低い部材は極力省かれて、必要最少限の構成部品だけ
が残ることになる。
【0003】例えば、被記録材であるシートの搬送機構
としては、数本のローラと複数のギア類、及び搬送ガイ
ドにより簡略な形で構成されていて、記録部以外では記
録シートの大部分が機外に露出されたままの状態で作動
する。また、このような装置においては一度に大量の記
録を行なう場合が少ないので、給送トレイや排出トレイ
といったものは削除されるか、あるいはスペースの関係
で不十分な大きさの程度のものしか備えられていないの
が通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで小型の記録装
置においても記録品位としては当然乍ら高品位なものが
求められることになるが、従来のこのような小型の記録
装置においては以下に述べるような問題があった。
【0005】図7は従来のこのような小型記録装置にお
ける記録シート排出直前の状態を示すもので、ここで、
1は記録装置の記録シート送給側に設けられている送給
ガイド、2は搬送ローラ、3および4はピンチローラ、
5は搬送ローラ2に沿わせて記録シートを案内する搬送
ガイドである。また、6は記録ヘッド(例えばインクを
吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド)、7は
記録ヘッド6を搭載し、紙面と直交する方向に往復移動
するキャリッジ、8および9はキャリッジ7を案内する
ガイド軸、10はプラテン、11および12は排出ロー
ラである。
【0006】このように構成された記録装置では、送給
ガイド1に沿って導かれた記録シートSが、搬送ローラ
2とピンチローラ3,4との間に保持され、更に排出ロ
ーラ11,12間に先端部が挾持された状態で記録ヘッ
ド6の主走査中インクの吐出により記録が行われる。そ
して、一走査ごとに搬送ローラ2によるシート送りが繰
返されて、最後にはこの図に示すように記録シートSの
端部がピンチローラ4から解放されるが、このとき一点
鎖線で示すように排出ローラ11,12間の挾持線に沿
って保たれていたものが跳ね返されて例えば実線で示す
ように記録ヘッド6のインク吐出面6Aと接触する虞が
ある。このような接触があると折角に記録を終えた記録
シートSの端部をインクによって著しく汚してしまう。
【0007】これを防ぐには、シート後端がピンチロー
ラ4から外れる前に記録動作を停止すればよいが、この
場合記録シートSの後端余白が大きくなってしまうので
やはり好ましくない。
【0008】更に、また、シートSの後端がピンチロー
ラ4に挾持された状態においても記録シートSが排出ロ
ーラ11,12の位置で傾きを生じることによって、ピ
ンチローラ4と排出ローラ11,12の間で記録シート
Sにたるみの生じる場合がある。特にインクジェット式
記録装置においては、インクジェット記録ヘッド6のイ
ンク吐出面6Aと記録シートSとの間の距離が1mm前
後に設定されることが多いから、こういった僅かなたる
みでも問題となる場合があった。
【0009】本発明の目的は、上述したような従来の問
題に着目し、その解決を図るべく、小型でありながら記
録装置としての十分な機能を具え、しかも被記録材の後
端近傍がプラテンから浮き上るのを防止することにより
被記録材上に高品位の記録が保証される記録装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、ほぼ平坦なプラテン上に導かれた被記
録材に向けて前記プラテンの対向位置から記録ヘッドに
より記録がなされ、記録済の被記録材を排出ローラ間に
挾持させながらケースの排出口から排出するようにした
記録装置において、排出されてくる被記録材を前記排出
ローラの下流側で前記排出ローラ間の挾持線より前記プ
ラテンとは反対の側に偏倚可能な排出ガイド部材を前記
ケースの排出口近傍に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明によれば、排出口から排出されてくる被
記録材が排出ガイド部材によってたえずプラテンとは反
対の側に偏倚されるので、排出ローラより上流側ではプ
ラテンに向けて被記録材を偏倚させる力が生じ、被記録
材上に安定した記録を実施することができる。
【0012】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す。その
(A)において、21はピン22の周りに矢印A方向に
起倒自在な送給トレイであり、図示の位置にまで引き起
こすことによって、その面に沿って記録シートSを保持
し、これを送給ガイド1から搬送ローラ2とピンチロー
ラ3との間に導くことができる。また、23は本発明に
かかる排出ガイド部材であり、ケース20の排出口20
A近傍にピン24を介して矢印B方向に回動可能に保た
れており、使用時には図示の位置にセットされる。な
お、この状態で排出ガイド部材23は2点鎖線で示すニ
ップ線(記録シートSが排出ローラ11,12によって
正常な状態に挾持される線)Cより記録ヘッド6側に倒
れ込む姿勢に保持される。
【0014】そこで、このように構成した記録装置で
は、(A)に示したような位置に送給トレイ21および
排出ガイド部材23をセットした後、記録シートSを送
給トレイ21上に載置することにより、シート先端部を
搬送ローラ2とピンチローラ3との間に導くことができ
る。そこで、不図示のホストコンピュータから記録信号
が送られてくると、搬送ローラ2が回転し、記録シート
Sは搬送ガイド5に沿ってピンチローラ4との間に挾持
され、プラテン10上にと送り出される。そしてシート
先端が所定の位置に到達すると搬送ローラ2が停止し、
キャリッジ7が不図示の駆動手段により駆動されガイド
軸8,9に沿って往復動する。キャリッジ7にはインク
ジェット記録ヘッド6が搭載されているので記録信号に
応じて記録シートS上に1ライン分の記録が行われる。
【0015】ついで再び搬送ローラ2が所定量だけ回転
してシート送りがなされるたびに、次の1ライン分の記
録が行われ、これを繰り返して記録シートSの全域に対
して記録動作が終了すると、記録シートSは排出口20
Aから機外へと排出される。
【0016】ところで、本実施例においては、排出ガイ
ド部材23が排出ローラ11,12から排出されてきた
記録シートSを図1の(B)に示すようにこれらの排出
ローラ11,12のニップ線Cに対してプラテン10と
は反対側に導くように傾けられているので、ピンチロー
ラ4と排出ローラ11,12とで保持されている記録シ
ートSにプラテン10側に偏倚される力が発生する。こ
れにより記録中の記録シートSの浮きを抑えて、インク
ジェット記録ヘッド6との接触によるインク汚れを防ぐ
ことができる。
【0017】また、シート後端の挙動について言えば、
従来の場合は図7に示したように、搬送ローラ2、およ
び搬送ガイド5によって記録シートSには若干のまきぐ
せがついているために排出ローラ11,12から排出さ
れた後、矢印D方向にと傾く傾向となり、シート後端が
ピンチローラ4から外れた瞬間、排出ローラ11,12
の挾持によってのみ保持される記録シートSはプラテン
10から大きく引離されてしまい記録ができない状態と
なる。
【0018】これに対して、本実施例によれば、図1の
(B)に示すように排出された記録シートSが排出ロー
ラ11,12から排出されたところで排出ガイド部材2
3によってその方向が規制されるため、シート後端がピ
ンチローラ4から外れても記録シートSをプラテン10
に沿って安定した状態で搬送することができ、記録可能
領域を増し、余白部分を少なくすることができる。
【0019】図2は図1に示した実施例に対し、その送
給トレイ21と排出ガイド部材23とを互いに連動させ
るようにしたもので、25A〜25Dは連動用のギヤ
列、21Aは送給トレイ21の送給動作に支障ないよう
に例えば送給トレイ21の一方の側面近傍に設けられた
扇型のギヤ、23Aは排出ガイド部材23の同様な位置
に設けられた扇型のギヤである。そこで、送給トレイ2
1の矢印A方向の傾倒動作により21A,23Aと噛合
し合うギヤ列25A〜25Dを介して、排出ガイド部材
23を矢印B方向に動作させ、送給トレイ21および排
出ガイド部材23を2点鎖線で示すように互いに重ね合
わせた収納状態とすることができる。すなわち送給トレ
イ21を収納蓋として兼用することができて、携帯に便
利な形にまとめられる。また、収納状態から送給トレイ
21を図2に示す位置まで引起す動作により排出ガイド
部材23を実線の位置にセットすることができる。
【0020】なお、本例では排出ガイド部材23を送給
トレイ21に連動させるようにしたが、排出ガイド部材
23を収納時に倒す必要がなければ、排出ガイド部材2
3は固定されたままでもよく、送給トレイ21を収納蓋
兼用に機能させるだけで良い。
【0021】図3および図4は本発明の第2の実施例を
示す。本例は、図3に示すように搬送や携帯に便利な収
納時の状態からケース20の一部をそのヒンジ部30の
周りに回動させることにより図4に示すような記録時の
使用状態とすることができる折畳み式とした記録装置の
例を示す。なお、ヒンジ部30の周りに回動されるケー
ス20の一部(以下ではシート送給台と呼ぶ)31は、
あとのケース20に保持される記録部32に送給する記
録シートSの受台として機能する。また、33は記録部
32側にピン34を介して、回動自在に支持される排出
ガイド部材、35は排出ガイド部材33からシート送給
台31側に延在され、その端部35Aがシート送給台3
1側の係合切欠き部31Aに係合可能な係合レバー、3
6は排出ガイド部材33および係合レバー35を収納状
態でケース20から突出させないように保つためのばね
であり、収納状態では図3に示すように排出ガイド部材
33をばね力により引きつけて排出ローラ11,12上
を覆蓋し、これらを保護するようにも機能する。
【0022】そこで、図3に示す収納状態からシート送
給台31をほぼ90°回動させて図4に示す状態にする
とシート送給台31の係合切欠き部31Aに排出ガイド
部材33の係合レバー35が当接して排出ガイド部材3
3を開いた状態に保持する。これで使用状態となり、イ
ンクジェット記録ヘッド6は下向きに記録していくの
で、インクの着弾精度を向上させると共にシートS上で
のインクの流れ等がないから良好な記録が期待できる。
また、装置としても、収納状態ではノート型の形態が守
られる一方、使用時には、折り曲げた状態に保たれるの
で記録に好適な安定した形態をとることができる。
【0023】なお、記録されて排出されてきた記録シー
トSは、自重によってその先端が確実に垂れ下がった状
態で排出されることになるが、排出ガイド部材33によ
って、排出ローラ11,12から排出されたところで一
旦排出ローラ11,12のニップ線Cよりも上方にもち
上げられる形となるので、シート後端がピンチローラ4
から外れた時でも、プラテン10から浮き上がることも
なく記録可能状態を維持できる。
【0024】なお、上述の第2実施例では、記録部32
のケース20に対してシート送給台31を回動自在とし
た記録装置の場合についてであったが、例えば記録装置
自体が図4に示すような固定形態のままで、図3に示す
状態に戻す必要がないような場合は、排出ガイド部材3
3をケース20の一部として固定したままの状態として
もよい。
【0025】図5は本発明の第3の実施例を示す。本例
は、第2実施例による折畳み式の記録装置において、自
動給紙装置を設けたものである。本例によればシート束
SPをシート送給台31上にセットしておくだけで、1
度に複数枚の記録シートに対して記録が行なえる。
【0026】ただし、排出ガイド部材33に排出後のシ
ート後端が残っていると、次の排出シートがうまく排出
されず、ジャムになったり、前に送出された記録シート
Sの下にもぐり込んでインクの定着が不十分な記録直後
の記録部分を汚してしまうという不具合が発生する。
【0027】そこで本実施例においては、記録および排
出動作に連動して排出ガイド部材33を揺動させるよう
にした。以下、詳細に説明すると、シート送給台31の
上面にセットされたシート束SPから送給ローラ41と
分離パッド42とによって最上位のシートSが1枚分離
され搬送ローラ2へと送り出されると、送給ローラ41
は1回転したところで不図示のクラッチによって駆動が
停止され、そのあとはシートの動きに従動して回転する
ように構成されている。
【0028】そこで、若しも排出された記録シートSの
後端が排出ガイド部材33に引っ掛ったまま次の記録動
作が始まると再び送給ローラ41が回転するが、この
時、送給ローラ41と同軸上に固定されたカム43が共
に回転して、排出ガイド部材33のレバー部35に係合
し、排出ガイド部材33を矢印E方向へと揺動させて、
記録済のシートSをシート束SP上に落下させ、次の記
録シートの排出を妨げないようにする。なお、本例では
記録後のシートが再送給されないように阻止部材44を
配設した。
【0029】また、本例での排出ガイド部材33の復帰
力は自重によるもので、カム43がレバー部35と係合
しない状態では、排出ガイド部材33はストッパ部材4
5によって係止されている。
【0030】図6は図5に示す実施例で本体ケース20
と排出ガイド部材33とをいわゆる互いにくし歯型に形
成したものであって、このように構成することで、上述
した排出ガイド部材33の揺動によって排出ガイド部材
33上にひっかかった記録シートSの後端を確実に下に
落し易くすることができる。
【0031】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0032】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0033】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0034】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0035】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0036】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0037】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0038】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0039】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、排出されてくる被記録材を前記排出ローラの下流側
で前記排出ローラ間の挾持線より前記プラテンとは反対
の側に偏倚可能な排出ガイド部材を前記ケースの排出口
近傍に設けたので、特に小型の携帯型のものにおいて、
排出される直前の記録シートの後端がプラテンから浮き
上がって記録シートを汚したり、記録領域が狭められた
りするのを防ぎ、後端の余白を小さくすることができ
る。また、送給トレイの起倒動作や、装置本体の使用状
態または収納状態への切換動作と連動して排出ガイド部
材を揺動させるようにすることで、操作性を損うことな
く、収納時のノート型形態を維持することができる。さ
らにまた、自動給紙装置付のものにおいて、その送給動
作に連動して排出ガイド部材を揺動させるようにするこ
とで、連続記録時に、後続の記録シートの排出が排出ガ
イド部材によって妨げられるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による構成を断面(A)お
よびその記録シート排出時の状態(B)によって示す説
明図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる別の構成を示す断
面図である。
【図3】本発明の第2実施例による構成を収納状態で示
す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例による構成を使用状態で示
す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例による構成を使用状態で示
す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例による他の構成例を使用状
態で示す断面図である。
【図7】従来例による構成をその記録シート排出時の状
態で示す断面図である。
【符号の説明】 1 送給ガイド 2 搬送ローラ 3,4 ピンチローラ 5 搬送ガイド 6 記録ヘッド 7 キャリッジ 10 プラテン 11,12 排出ローラ 20 ケース 20A 排出口 21 送給トレイ 23,33 排出ガイド部材 C ニップ線 S 記録シート 21A,23A 扇型ギヤ 25A〜25D ギヤ列 31 シート送給台 31A 切欠き部 35 係合レバー 36 ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ平坦なプラテン上に導かれた被記録
    材に向けて前記プラテンの対向位置から記録ヘッドによ
    り記録がなされ、記録済の被記録材を排出ローラ間に挾
    持させながらケースの排出口から排出するようにした記
    録装置において、 排出されてくる被記録材を前記排出ローラの下流側で前
    記排出ローラ間の挾持線より前記プラテンとは反対の側
    に偏倚可能な排出ガイド部材を前記ケースの排出口近傍
    に設けたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記排出ガイド部材は前記排出されてく
    る被記録材を偏倚させる位置と前記ケースに沿わせた収
    納位置とに揺動自在であることを特徴とする請求項1に
    記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースに沿った方向に折畳み可能な
    被記録材送給用トレイを有し、該被記録材送給トレイの
    折畳み動作に前記排出ガイド部材の揺動動作を連動され
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の記録装置。
  4. 【請求項4】 自動送給装置を有し、該自動送給装置の
    送給動作に連動して前記排出されてくる被記録材の後端
    部から引き外される方向に前記排出ガイド部材が揺動す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装
    置。
JP18510793A 1993-07-27 1993-07-27 記録装置 Pending JPH0740618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18510793A JPH0740618A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18510793A JPH0740618A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0740618A true JPH0740618A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16164982

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JP18510793A Pending JPH0740618A (ja) 1993-07-27 1993-07-27 記録装置

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JP (1) JPH0740618A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5835516A (en) * 1994-12-13 1998-11-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor laser device and method of fabricating semiconductor laser device
US7229163B2 (en) 1998-09-30 2007-06-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printer

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