JPH0740488U - 不正開封防止容器 - Google Patents

不正開封防止容器

Info

Publication number
JPH0740488U
JPH0740488U JP6856893U JP6856893U JPH0740488U JP H0740488 U JPH0740488 U JP H0740488U JP 6856893 U JP6856893 U JP 6856893U JP 6856893 U JP6856893 U JP 6856893U JP H0740488 U JPH0740488 U JP H0740488U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral wall
lid
outer peripheral
container
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6856893U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2596215Y2 (ja
Inventor
正則 平田
秀彦 木下
光弘 佐藤
研 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Toyo Science Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Toyo Science Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd, Toyo Science Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP1993068568U priority Critical patent/JP2596215Y2/ja
Publication of JPH0740488U publication Critical patent/JPH0740488U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596215Y2 publication Critical patent/JP2596215Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不正開封防止容器が移送中や施蓋時に切り取
り線が破れず、かつ開蓋の有無を一瞥して識別でき、蓋
の一部を切断するだけで容易に開蓋できるようにする。 【構成】 容器本体(1)の下部周壁(12)の下端に
フランジ(13)を設け下部周壁(12)とフランジ
(13)に切欠き部(14)を設け、蓋体にフランジ
(13)に達する外周壁(19)を設け、切欠き部(1
4)の外側の外周壁(19)に下端から切り取り線(2
0)の薄肉部(23)を設け、蓋体(17)の外側の外
周壁(19)に摘み部(21)を形成した不正開封防止
容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、不正に開封されることを防止する容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、不正に開封されることを防止する容器として、特開昭52−11017 5号公報、実公昭56−13242号公報に記載されたものがある。 特開昭52−110175号公報に記載のものは図13および図14に示すよ うに容器(52)の口部(31)の上部に段部(26)を設け、口部(31)の 下部に下部フランジ(30)を設けて容器を形成している。 そして、口部(31)に被嵌される蓋(25)は、外筒(27)の上部に段部 (26)に係合する蓋段部(28)を設け、外筒(27)の下端は前記下部フラ ンジ(30)の外周縁より外部に突出しないようにして設けてある。 外筒(27)の蓋段部(28)の下側には、外筒(27)の全周に水平方向に 延びる切り取り線(29)を設け、さらに、外筒(27)の下端から切り取り線 (29)に達する縦方向の切り離し線(53)を設け、かつ、外筒(27)の下 部には、切り離し線(53)に隣接する摘み部(54)を設けた容器と閉止体で ある。 また、実公昭56−13242号公報に記載されたものは、図15および図16 に示すように、容器(63)の口部(65)の上部に上部段部(66)を設け、 口部(65)の下部に下部段部(64)を設けて容器を形成している。 口部(65)に被嵌される蓋(55)は、外筒(56)の上部に上部段部(6 6)に係合する蓋段部(62)を設け、外筒(56)の下端の係止部(58)は 下部段部(64)に密接して係止するように形成してある。そして、外筒(56 )の蓋段部(62)の下側には、水平方向に延びる切り取り線(57)を設けこ の切り取り線(57)の両方の端部から、外筒(56)の下端に達する一対の切 り離し線(59)を設け、この一対の切り離し線(59)の間を摘み部(60) とした瓶栓である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図13および図14に記載された容器と閉止体は、外筒(27)の切り離し線 (53)や下端が口部(31)の下部フランジ(30)の外周縁より外部に突出 していないので外筒(27)の切り取り線(29)を破らずに、蓋(25)をこ じ開けることはできない。 これを、開蓋する場合には、摘み部(54)を引っ張ることにより、切り離し 線(53)と切り取り線(29)を破り、容易に開蓋できるものである。 しかしながら、前記閉止体は摘み部(54)が外筒(27)の外部に突出して いるので、施蓋時に、または施蓋前あるいは施蓋後の移送時などに、摘み部(5 4)が他の物に突き当たり、切り離し線(53)および切り取り線(29)が破 れるおそれがある。 また、前記、図15および図16に記載された瓶栓は、摘み部(60)を含ん だ外筒(56)の下端の下端係止部(58)が、容器(63)の口部(65)の 下部段部(64)に密接して係止してあるので、切り離し線(59)や切り取り 線(57)を破らずに蓋(55)をこじ開けることはできないものである。 そして、摘み部(60)を引っ張ることにより、切り離し線(59)と切り取 り線(57)を破り開蓋できるものである。 しかしながら、前記瓶栓は、摘み部(60)が内方に向かって曲げられ密接して いるのでつまみ難く、切り離し線(59)が破り難い問題がある。 本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、切り離し線や切り取り線を破 らずに蓋を開くことはできない不正開封防止容器を、移送中や施蓋時などに前記 切り離し線などが破れることはなく、かつ、開蓋時には容易に開蓋できるように することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案は以上のような目的を達成するため、次のような不正開封防止容器を提供 するものである。 すなわち、合成樹脂製容器本体(1)の上縁に張出段部(3)を設けると共に この張出段部(3)に上部周壁(4)と下部周壁(12)を設け、その下部周壁 (12)にフランジ(13)を設け、容器本体(1)に被嵌される合成樹脂製蓋 体(17)の外周壁(19)は前記フランジ(13)に達するように容器本体( 1)の上部周壁(4)と下部周壁(12)に被嵌され、容器本体(1)の上部周 壁(4)に形成された係止部(8)に係合する係止部(25)を蓋体(17)の 外周壁(19)の一部に設け、この係止部(25)を摘み部(21)で切り取る 切取線(20)を蓋体(17)の外周壁(19)の一部に設けて、この切り取る 部分に対応した容器本体(1)の下部周壁(12)とフランジ(13)に切欠き 部(14)を設けた不正開封防止容器である。 また、かかる容器において、容器本体(1)の係止部(8)は上部周壁(4) の一部に縦溝(6)で分割して形成した可撓側壁(7)に設けたものであり、更 に容器本体(1)の上部周壁(4)の一部に側壁段部(5)を設けると共に、こ れに係合する外周段部(24)を蓋体(17)の外周壁(19)の一部に設けて なるものであり、更に又蓋体(17)の蓋フランジ状部(18)から垂下した外 周壁(19)の一部に凸状部(22)を設けたものである。
【0005】
【作用】
本案によれば、容器本体(1)に蓋体(17)を被せて押し下げると、容器本 体(1)の上部周壁(4)の外側に設けた周壁段部(5)に蓋体(17)の外周 壁(19)に設けた外周壁段部(24)が嵌合し、更に上部周壁(4)に設けた 可撓側壁(7)の係止部(8)に蓋体(17)の外周壁(19)の係止部(25 )が係合し、蓋体(17)が容器本体(1)に嵌着される。 そうすると、蓋体(17)の外周壁(19)の下端には下部周壁(12)のフラ ンジ(13)があるので外周壁(19)をこじ開けることができない。 そして、フランジ(13)の切欠き部(14)の位置で蓋体(17)の外周壁 (19)にある摘み部(21)をこじ開けようとすると切り取り線(20)が破 れるので傷跡を残さずに蓋体(17)をこじ開けることはできない。 蓋(17)を開くには、摘み部(21)の裏側の切欠き部(14)を利用して 指先などを引っ掛けて、摘み部(21)を引っ張ると、容易に切り取り線(20 )を破ることができる。すると、容器本体(1)の係止部 (8)と蓋体(17 )の係止部(25)での嵌着が開放され、周壁段部(5)と外周壁段部(24) は残るので、以後前記周壁段部(5)と外周壁(24)を係脱して蓋(17)の 開閉をする。 そして、蓋(17)の摘み部(21)は、突出していないので、移送中や施蓋 時に他のものに突き当たり、切り取り線(20)が破れるおそれがない。 さらに、蓋(17)の摘み部(21)を外周壁(19)から取り除いた後、周 壁段部(5)から外周壁段部(24)を外すとき、蓋(17)の蓋フランジ状部 (18)と外周壁(19)の一部に設けた凸状部(22)を把持する手の指で 容易に蓋(17)を開くことができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づいて本案の実施例を説明する。 本案は合成樹脂製容器本体(1)の上縁に張出段部(3)を設けると共に、こ の張出段部(3)に上部周壁(4)と下部周壁(12)を設け、その下部周壁( 12)にフランジ(13)を設け、容器本体(1)に被嵌される合成樹脂製蓋体 (17)の外周壁(19)は、前記フランジ(13)に達するように容器本体( 1)の上部周壁(4)下部周壁(12)に被嵌され、容器本体(1)の上部周壁 (4)に形成した係止部(8)に係合する係止部(25)を蓋体(17)の外周 壁(19)に設け、この係止部(25)を摘み部(21)で切り取る切り取り線 (20)を蓋体(17)の外周壁(19)の一部に設けて、この切り取る部分に 対応した容器本体(1)の下部周壁(12)とフランジ(13)に切欠き部(1 4)を設けた不正開封防止容器である。 以上のような容器によると、開封前においては容器本体(1)の上部周壁(4 )に形成した係止部(8)と蓋体(17)の外周壁(19)の一部に設けた係止 部(25)とが係合して密嵌されていて、蓋体(17)の外周壁(19)が容器 本体(1)の下部周壁(12)に形成したフランジ(13)に達しているので外 周壁(19)をこじ開けることができない。 又、外周壁(19)の切り取り線(20)で形成された摘み部(21)はフラ ンジ(13)より外方に突出していないので、移送中や施蓋時などに切り取り線 (20)などが破れない。 更に、開封時には切欠き部(14)を利用して摘み部(21)の裏側から指を 当てて、引っ張ることにより容易に開封できる事を特徴とするものである。
【0007】 具体的には図1ないし図6は本案の第1実施例にかかる説明図である。 容器本体(1)は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチ レンテレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリアクリル・ニトリル・ブタジエン ・スチレン、ポリアクリル・ニトリル・スチレン等の熱可塑性樹脂の合成樹脂で 形成し、長方形で角部を弧状に形成したものであり、食品容器用として形成した ものである。 容器本体(1)の口部(2)の上縁には、張出段部(3)を設けてあり、容器 本体(1)内に内容物を収容した後、前記張出段部(3)の上面に、アルミ箔シ ートなどを接着できるように形成してある。 口部(2)の張出段部(3)の外周には、口部(2)の上方を囲むようにして 角部を弧状に形成した長方形の上部周壁(4)を立設してあり、この上部周壁 (4)の弧状の角部の外側上縁には、図2および図4に示すように、断面が円弧 状の凸部を形成した周壁段部(5)が設けてある。 また、前記周壁(4)の短辺側の上縁には、バターナイフなどの柄を置く凹所 (15)が設けてある。 張出段部(3)の外周部には、下部周壁(12)を垂下して設け、この下部周 壁(12)の下端には、水平方向に延びる外向きのフランジ(13)を設けこの フランジ(13)の幅は、蓋(17)の外周壁(19)の厚さと略同一か、また は突出して形成したものである。 下部周壁(12)の少なくとも一方の長辺側と、この一方の長辺側の下部周壁 (12)の下端に続くフランジ(13)の中央部には、図2および図3に示すよ うに、切欠き部(14)が設けてある。 容器本体(1)における上部周壁(4)の角部には周壁段部(5)が設けてあ り、この部分における容器本体(1)の外壁と下部周壁(12)との間には図4 に示すように補強用のリブ(16)が設けてある。
【0008】 容器本体(1)に被嵌される蓋(17)は、ポリプロピレン、ポリエチレン、 ポリ塩化ビニール、エチレン・ビニル・アセテート等の熱可塑性樹脂で比較的柔 軟性に富む合成樹脂で形成し、容器本体(1)に合致する長方形で角部を弧状に 形成したものである。 蓋体(17)の下部で、長方形の角部の弧状となる部分の内側には、図4に示 すように、断面が円弧状の凹部に形成した外周段部(24)が設けてありこの外 周段部(24)は、前記容器本体(1)の周壁段部(5)に係合するように形成 してある。 前記蓋体(17)の蓋フランジ状部(18)の外周部には、前記容器本体(1 )のフランジ(13)の上面にほぼ達する外周壁(19)を垂下して設け、この 外周壁(19)の厚さは、容器本体(1)のフランジ(13)の幅と略同一の厚 さか、またはフランジ(13)の幅より突出しない大きさである。 外周壁(19)には、容器本体(1)の係止部(8)に係止する係止部(25 )を設け、この係止部(25)は、前記容器本体(1)の可撓側壁(7)に設け たアンダーカットの凸部として形成した係止部(8)に合致するアンダーカット の凸部を形成してある。 前記した可撓側壁(7)は上部周壁(4)を縦溝(6)で分割して形成したも のである。 容器本体(1)の切欠き部(14)の外側の位置にある蓋体(17)の外周壁 (19)には、下端から切り取り線(20)を、切欠き部(14)の端縁に沿っ て設けてあり、切り取り線(20)は、引き裂くことのできる薄肉部(23)と して形成したものである。 そして切欠き部(14)の外側の部分が蓋体(17)の摘み部(21)となり この摘み部(21)は蓋体(17)の長辺側に形成したものである。
【0009】 この実施例の容器本体(1)は図5に示すように多数の容器本体(1)を積み 重ねられるものであり、さらに積重ねられた容器本体(1)同士が密嵌しないよ うに下側の容器本体(1)の上部周壁(4)の上面に上側の容器本体(1)の補 強用のリブ(16)が載るように形成してある。 蓋体(17)においては図6に示すように密嵌しないで積み重ねられるように 下側の蓋体(17)の蓋フランジ状部(18)の上面に上側の蓋体(17)の外 周壁(19)の端部が載るように形成してある。
【0010】 第1実施例の不正用開封防止容器は、容器本体(1)に内容物を収納し、張出 段部(3)の上面にアルミ箔シートなどを接着して容器(1)を密封する。 そして、容器本体(1)に蓋体(17)を被せ、蓋フランジ状部(18)を押し 下げると、蓋体(17)の下部と外周壁(19)はそれぞれ容器本体(1)の上 部周壁(4)と下部周壁(12)の表面を滑り下り、蓋体(17)の外周壁段部 (24)が容器本体(1)の周壁段部(5)に係合し、蓋体(17)の係止部( 25)が容器本体(1)の可撓側壁(7)に設けたアンダーカットの凸部の係止 部(8)に係止して、蓋体(17)が容器本体(1)に嵌着される。 蓋体(17)の係止部(25)と容器本体(1)の係止部(8)の位置は、水 平方向に延びる上部周壁(4)に形成してあるので、強固に係止される。 また、図4に示すように蓋体(17)の外周壁(19)の下端には、下部周壁 (12)のフランジ(13)があり、このフランジ(13)の幅は、外周壁(1 9)の厚さと略同一または突出して形成してあるので、外周壁(19)の内側に 物を挿入してこじ開けることはできない。 一方、容器本体(1)のフランジ(13)と下部周壁(12)のない切欠き部 (14)の位置で、蓋体(17)の外周壁(19)をこじ開けようとすると、切 り取り線(20)が破れるので、傷跡を残さずにこじ開けることはできない。 蓋体(17)を開くには、図1から図3に示すように、摘み部(21)の裏側 に指先を引っ掛けて摘み部(21)を引張り、切り取り線(20)の薄肉部(2 3)を破り、取り除く。 すると、図4に示すように周壁段部(5)と外周壁段部(24)が残り、以後前 記周壁段部(5)と外周壁段部(24)を係脱して蓋体(17)を開閉する。 さらに、周壁段部(5)から外周壁段部(24)を外して蓋体(17)を開く とき蓋体(17)の長辺部両側面の摘み部(21)の上部に凸状部(22)を形 成して、蓋体(17)を把持する手の指で蓋体(17)の凸状部(22)を押さ えることにより、容器全体をしっかりと把持できて、蓋体(17)を容易に開く ことができる。 この蓋体(17)の摘み部(21)は、突出していないので、移送中や施蓋時 に他の物に突き当たり、切り取り線(20)が破れるおそれがない。 また、蓋体(17)の長辺部両側面の摘み部(21)は、1箇所のものを取り 除いて蓋体(17)の凸状部(22)を把持しても開閉が可能である。 そして、この容器本体(1)は、丸形、正方形、楕円形をベースに成形し、ある いはそれらを変形したものに形成できる。
【0011】 図9〜図12の係止部(8)(25)は、第1実施例における変形の第2及び 第3実施例であって、他は第1実施例のものと同様である。 ここで、第1実施例及び変形の第2及び第3実施例において可撓側壁(7)を 形成するのは係止部(8)(25)が弾性等の作用を利用して係合し易くするた めのものである。 蓋体(17)の蓋フランジ状部(18)から垂下した外周壁(19)には容器 本体(1)の切欠き部(14)に対応した位置に切り取り線(20)があるが、 各係止部(8)に係合する係止部(25)は摘み部(21)を切欠き部(14) の下方から指を入れて矢印方向に押すことによって係止部(25)を切り取り線 (20)で取り除くことができる。
【0012】 図9および図10は第2実施例で、容器本体(1)の上部周壁(4)に形成し た可撓側壁(7)は縦溝(6)で形成され、各可撓側壁(7)には係止部(8) の爪状の代わりに孔状(8)がある。 又、蓋体(17)の蓋フランジ状部(18)から垂下した外周壁(19)には 容器本体(1)の切欠き部(14)に対応した位置に切り取り線(20)があっ て前記した係止部(8)の孔状に係合する一個もしくは複数の係止部(25)の 爪状が切り取り線(20)で形成される摘み部(21)の上部に形成してあり、 図10の如く係止部(25)の爪状と係止部(8)の孔状とが係合して蓋体(1 7)は容器本体(1)に嵌着し、切欠き部(14)の下方から指を入れて摘み部 (21)を矢印方向に押すことにより係止部(25)の爪状を係止部(8)の孔 状から取り除くことができる。
【0013】 図11および図12のものは、第3実施例であって、第2実施例のものとは反 対に複数の可撓側壁(7)のそれぞれに係止部(8)の爪状を設け、摘み部(2 1)側にこの係止部(8)の爪状に係合する係止部(25)の孔状を一個もしく は複数個設けたものである。 このものも、開封の操作方法は以上のような第1実施例のものと変わりがない。 第2の実施例、もしくは第3の実施例の爪状及び孔状は、一個もしくは複数の対 になっている。 何れにしても、容器本体(1)と蓋体(17)との密嵌状の組合せは任意に設 け、変更しうるものである。
【0014】
【考案の効果】
本案は、容器本体(1)の周壁(12)の下端にフランジ(13)を設けると 共に下部周壁(12)とフランジ(13)に切欠き部(14)を設け、蓋体(1 7)には、フランジ(13)に嵌合する外周壁(19)を設けると共に、切欠き 部(14)の外側の外周壁(19)に下端から切り取り線(20)を設け、切欠 き部(14)の外側に摘み部(21)を形成したものである。 したがって、蓋体(17)の外周壁(19)は、フランジ(13)によりこじ 開けを防止できるものである。そして、摘み部(21)は外周壁(19)から突 出するものではないので、移送中や施蓋時に、前記摘み部(21)が他の物に突 き当たり、切り取り線(20)が破れるおそれがない。 さらに、蓋体(17)を開くときは、切欠き部(14)から摘み部(21)の 裏側に指先などを引っ掛けて、摘み部(21)を引っ張ることにより、切り取り 線(20)の薄肉部(23)を容易に破って取り除き、開蓋できるものである。 さらに、摘み部(21)を蓋体(17)から取り除いた後、周壁段部(5)か ら外周壁段部(24)を外して蓋体(17)を開くため、蓋体(17)を把持す る手の指で蓋体(17)の凸状部(22)を押さえることにより、容器全体をし っかりと把持することができ、蓋体(17)を容易に開くことができる。 そして、容器本体(1)の係止部(8)は上部周壁(4)の一部に縦溝(6) で分割して形成した可撓側壁(7)に設けたものであるから蓋体(17)の外周 壁(19)に形成した係止部(25)が容器本体(1)の係止部(8)と嵌合す る時、容易に可撓側壁 (7)が撓んで係止部(25)が係止部(8)に容易に 係合できる。 又、容器開封後は、上部周壁(4)の周壁段部(5)と外周壁段部(24)と の係合により蓋体(17)を容器本体(1)に閉蓋しうるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の第1実施例の蓋体の斜面図。
【図2】本案の第1実施例の容器本体の斜視図。
【図3】本案の第1実施例の切欠き部を設けた要部の断
面図。
【図4】本案の第1実施例の図3に示す要部と反対側の
部分の断面図
【図5】本案の第1実施例の容器本体を重ねた部分断面
【図6】本案の第1実施例の蓋体を重ねた部分断面図
【図7】本案の第1実施例にかかる係止部分の密嵌前の
状態を示す斜面図。
【図8】同上の密嵌状態の斜面図。
【図9】本案の第2実施例にかかる係止部分の密嵌前の
状態を示す斜面図。
【図10】同上の密嵌状態の斜面図。
【図11】本案の第3実施例にかかる係止部分の密嵌前
の状態を示す斜面図。
【図12】同上の密嵌状態の斜面図。
【図13】従来例の要部の縦断面図。
【図14】同上の要部の横断面図。
【図15】別の従来例の正面図。
【図16】同上の要部の縦断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 口部 3 張出段部 4 上部周壁 5 周壁段部 6 縦溝 7 可撓側壁 8 係止部 12 下部周壁 13 フランジ 14 切欠き部 15 凹所 16 リブ 17 蓋体 18 蓋フランジ状部 19 外周壁 20 切り取り線 21 摘み部 22 凸状部 23 薄肉部 24 外周壁段部 25 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 光弘 千葉県柏市布施810−43 (72)考案者 青木 研 埼玉県春日部市谷原3−5−1

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製容器本体(1)の上縁に張出
    段部(3)を設けると共に、この張出段部(3)に上部
    周壁(4)と下部周壁(12)を設け、その下部周壁
    (12)にフランジ(13)を設け、容器本体(1)に
    被嵌される合成樹脂製蓋体(17)の外周壁(19)
    は、前記フランジ(13)に達するように容器本体
    (1)の上部周壁(4)と下部周壁(12)に被嵌さ
    れ、容器本体(1)の上部周壁(4)に形成した係止部
    (8)に係合する係止部(25)を蓋体(17)の外周
    壁(19)に設け、この係止部(25)を摘み部(2
    1)で切り取る切取線(20)を蓋体(17)の外周壁
    (19)に設けて、この切り取る部分に対応した容器本
    体(1)の下部周壁(12)とフランジ(13)に切欠
    き部(14)を設けた不正開封防止容器。
  2. 【請求項2】 容器本体(1)の係止部(8)は上部周
    壁(4)の一部に縦溝(6)で分割して形成した可撓側
    壁(7)に設けてなる請求項1記載の不正開封防止容
    器。
  3. 【請求項3】 容器本体(1)の上部周壁(4)に周壁
    段部(5)を設けると共にこれに係合する外周壁段部
    (24)を蓋体(17)の外周壁(19)に設けてなる
    請求項1又は2記載の何れかに記載の不正開封防止容
    器。
  4. 【請求項4】 蓋体(17)の蓋フランジ状部(18)
    から垂下した外周壁(19)の一部に凸状部(22)を
    設けてなる請求項1ないし3の何れかに記載の不正開封
    防止容器。
JP1993068568U 1993-12-22 1993-12-22 不正開封防止容器 Expired - Fee Related JP2596215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993068568U JP2596215Y2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 不正開封防止容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993068568U JP2596215Y2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 不正開封防止容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0740488U true JPH0740488U (ja) 1995-07-18
JP2596215Y2 JP2596215Y2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=13377508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993068568U Expired - Fee Related JP2596215Y2 (ja) 1993-12-22 1993-12-22 不正開封防止容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596215Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001097352A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Toyo Science Co Ltd 収納用容器
JP2021532015A (ja) * 2018-07-24 2021-11-25 キャタピラー インコーポレイテッドCaterpillar Incorporated 取り付け可能なトラックシューカバー
JP2022133210A (ja) * 2021-03-01 2022-09-13 江門市新会恒隆家居創新用品有限公司 使い捨て弁当箱

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001097352A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Toyo Science Co Ltd 収納用容器
JP4532628B2 (ja) * 1999-09-30 2010-08-25 東洋科学株式会社 収納用容器
JP2021532015A (ja) * 2018-07-24 2021-11-25 キャタピラー インコーポレイテッドCaterpillar Incorporated 取り付け可能なトラックシューカバー
JP2022133210A (ja) * 2021-03-01 2022-09-13 江門市新会恒隆家居創新用品有限公司 使い捨て弁当箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2596215Y2 (ja) 1999-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5718347A (en) Child resistant, user friendly container and closure
JP2543571Y2 (ja) 合成樹脂製蓋
US7063230B2 (en) Container with hinged lid
CN108861029B (zh) 显窃启塑料食品容器
US7931167B2 (en) Tamper evident cap for shipping and storage containers
US20040118848A1 (en) Tamper-evident lid assembly
CA1306974C (en) Tamper evident overcap
MXPA05011004A (es) Envase que muestra evidencia de violacion.
UA82155C2 (uk) Кришка, захищена від маніпулювання
US8322555B2 (en) Resealable tamper-evident container assembly and lid
JPH11502801A (ja) 開封確認機構を有する容器
JPH08244812A (ja) 不正開封防止容器
JP3762470B2 (ja) 樹脂製キャップ
JPH0740488U (ja) 不正開封防止容器
US4817807A (en) Tamper-evident container
JP2596216Y2 (ja) 不正開封防止容器
US20180079568A1 (en) Plastic packaging with tamper evidence
JP2001058658A (ja) プラスチックキャップ
JP2580617Y2 (ja) 不正開封防止容器
JP2580618Y2 (ja) 不正開封防止容器
JPH0711559U (ja) 容器とその蓋
JP4034391B2 (ja) 分別機能を有するプラスチックキャップ
JPH07237651A (ja) 瓶封蓋
WO2018042410A1 (en) Plastic packaging with tamper evidence
CA2028225C (en) Tamper resistant containers

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990223

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees