JPH0740248U - ロングスライダーレールクリーナー - Google Patents

ロングスライダーレールクリーナー

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JPH0740248U
JPH0740248U JP070396U JP7039693U JPH0740248U JP H0740248 U JPH0740248 U JP H0740248U JP 070396 U JP070396 U JP 070396U JP 7039693 U JP7039693 U JP 7039693U JP H0740248 U JPH0740248 U JP H0740248U
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勝博 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロングスライダーを清掃するレールクリーナ
ーの優れたクリーナー性能を長期使用によっても確保す
る。 【構成】 スライダーに揺動自在に取付けた取付ブラケ
ットを、その揺動中心とは異なる部位にてスライダーに
当接させて揺動付勢する一方、取付ブラケットの揺動方
向側部分に、クリーナー本体を設けてスライドレール底
面と弾性をもって摺接させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ワンボックス車等において採用されるロングスライダーレールク リーナーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、種々な用途に利用できる、いわゆるワンボックス車が注目されているが 、かかるワンボックス車においては車室内を有効に利用できるように種々な工夫 がなされている。
【0003】 例えば、リヤ側スペースの前端から後端まで長尺のスライドレールを延在させ 、該スライドレールに第1、第2のリヤシートをスライド自在にかつロック可能 に支承し、もってリヤシートを折り畳んで格納して広い荷室スペースを作る場合 あるいはフルフラット化やテーブル化する場合にシートを任意の位置に設定でき 、有用性をアップさせた構造が提案されている。
【0004】 ところで、上述のスライドレール内には車室フロア上の塵等、異物が入り込み やすく、かかる異物が障害となってシートの円滑なスライド性が損なわれるおそ れがある。
【0005】 そこで従来は、スライドレール底面と摺接しうるレールクリーナーをシート側 に設け、これをシートとともにスライドさせてスライドレール内の異物を掃き出 す方法が提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来のレールクリーナーは単にシート側に固定していたので、長期 使用によってスライドレール底面との間に隙間ができる等、性能の経年変化が生 じるという問題があった。
【0007】 この考案は、かかる問題点に鑑み、長期使用によっても優れたクリーナー性能 を確保できるようにしたロングスライダーレールクリーナーを提供することを課 題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案に係るロングスライダーレールクリーナーは、車体前後方向に延 びる長尺のスライドレールにシートをスライダーによってスライド自在に支承し てなる自動車用シートにおいて、スライダーには取付ブラケットを揺動自在に取 付け、取付ブラケットを揺動中心とは異なる部位にてスライダーに当接させて揺 動付勢する一方、取付ブラケットの揺動方向側部分にはスライドレールの幅方向 に延びるクリーナー本体を設けてスライドレール底面と弾性をもって摺接させる ようにしたことを特徴とする。
【0009】 取付ブラケットはスライダーの前端又は後端に取付けるが、勿論、スライダー の中央部分に設けてもよい。取付ブラケットの材料は特に限定されないが、取付 ブラケット自体が弾性変形しうる材料、例えば合成樹脂が好ましい。特に、取付 ブラケットのスライダーとの当接部位の上方に長穴を形成すると、該当接部位に 弾性を付与でき、より好ましい。
【0010】 スライダーと取付ブラケットとの当接はスライダーのローラシャフトを利用す るのがよいが、勿論、スライダーに突起を形成して行ってもよい。
【0011】
【作用及び考案の効果】
本考案によれば、取付ブラケットを揺動中心とは異なる部位にてスライダーに 当接させて揺動付勢したので、クリーナー本体がスライドレール底面に弾性をも って常に押し付けられる結果、長期使用によってもクリーナー本体とスライドレ ール底面との間に隙間ができることはなく、優れたクリーナー性能を長期にわた って保証できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図6 は本考案の一実施例によるロングスライダーレールクリーナーを示す。図1にお いて、ワンボックス車の車室フロアにはリヤ側1に左右一対の長尺スライドレー ル2が前端から後端にかけて前後方向に延びて設けられ、該長尺スライドレール 2には第1、第2のリヤシート3がスライダー4によってスライド自在に支承さ れている。
【0013】 図2に示すように、リヤシート3では略四角形状をなすシートクッションフレ ーム30の四隅にパイプ製脚部31が下方に延びて固定され、前後の脚部30間 は連結プレート32で相互に連結され、又脚部31の下端側には取付舌片部31 0が圧潰にて形成されるとともに下方に傾斜され、該取付舌片部310には取付 穴が開設されている。
【0014】 スライダー4は正面略逆L字状をなし、下端部の先端及び後端にはローラ40 がシャフト44によって回転自在に取付けられ、上端部の先端及び後端には取付 ブラケット部41が下方に傾斜して一体に形成され、該取付ブラケット部41に は取付穴が形成されるとともにその裏面にナットが溶接等で固定され、該スライ ダー4の取付ブラケット部41上には脚部31の取付舌片部310が載置されて ボルト42によって連結されている。
【0015】 スライドレール2は略四角形閉断面状をなし、該スライドレール2の底面には ロック穴が所定の間隔をあけて形成され、又スライドレール2の上面壁中央には 収納溝が長手方向全長にわたって形成されてスライドレール2内には上記ローラ 40が収納され、これによって第1、第2のリヤシート3は前後にスライドしう るようになっている。
【0016】 また、スライダー4の略中央には上下方向のガイド溝が形成されてロックプレ ート50が上下スライド自在に収納され、又スライダー4には揺動アーム51が 前後方向に延びてその略中央が取付ピン510にて揺動自在に取付けられ、該揺 動アーム51の後端側は連結ピン53にてロックプレート50の上端部に連結さ れ、揺動アーム51の先端側には連携ピン52が突設されている。また、スライ ダー4と揺動アーム51との間にはロックプレート50を下方に付勢するコイル ばね54が張架されてロックプレート50はスライドレール2のロック穴に嵌入 しうるようになっており、このようにしてスライダー4をスライドレール2にロ ックしうるロック機構5が構成されている。
【0017】 シート脚部30間の連結プレート32には取付プレート60がネジ600及び ボルト601で取付けられ、該両プレート32、60間には押下げリンク61が 収納され、該押下げリンク61はそのガイド溝610に取付プレート60側のガ イドピン611が収納されて取付プレート60に上下方向にスライド自在に支承 され、該押下げリンク61の下端はスライダー4の上端面の長穴43を挿通して 揺動アーム51の連携ピン52と当接され連携されている。
【0018】 上記押下げリンク61の上端にはリンク62の一端が取付ピン612によって 揺動自在に連結され、該リンク62の他端はシャフト63端部に共回転しうるよ うに嵌合され、該シャフト63はシート幅方向に延びてシャフト受け630にて 取付プレート60に揺動自在に取付けられている。このシャフト63には操作レ バー64が固定され、又シャフト63と連結プレート32との間には操作レバー 64を下方に揺動付勢するコイルばね65が張架されており、以上のようにして ロック機構5と連携されてこれをアンロック操作する操作リンク機構6が構成さ れている。
【0019】 シートの他方の脚部31間にも同様の構造を有するロック機構が設けられ、該 ロック機構は上記シャフト63に連結されて操作レバー64によって操作される ようになっている。
【0020】 また、取付プレート60には略逆L字状をなす第2リンク66が揺動自在にピ ン連結され、該第2リンク66の上端には長穴660が形成されこれに上記取付 ピン612が挿通されてリンク61に共連結され、又第2リンク66の下端には 操作ワイヤー661が連結されて該操作ワイヤー661はシート後方に延設され ており、こうしてシート後方からもロック機構5をアンロック操作できるように なっている。
【0021】 さらに、スライダー4の先端及び後端にはレールクリーナー7が設けられてい る。このレールトリーナー7では側面コ字状をなす取付ブラケット70がスライ ダー4の側端縁に抱付かされかつその取付穴73にはスライダー70のダボ45 が嵌入されて該ダボ45回りに揺動自在に取付けられている。
【0022】 また、取付ブラケット70の取付穴73より斜め下方の下端縁がローラシャフ ト44に当接され、該当接部位の上方部分には水平方向に延びる長穴72が形成 されて該部位に弾性が付与され、これによって取付ブラケット70は揺動付勢さ れている。
【0023】 上記取付ブラケット70の揺動方向側部分にはスライドレール2の幅方向に延 びるクリーナー本体71が設けられ、該クリーナー本体71はスライドレール2 の底面に弾性を持って摺接されている。
【0024】 次に、動作について説明する。第1、第2のリヤシート3を所望の位置にスラ イドさせると、ロックプレート50がロック穴に嵌入し、リヤシート3がロック されるので、走行中にリヤシート3が不意に動くことはない。
【0025】 第1、第2のリヤシート3を他の位置にスライドさせる場合、操作レバー64 を上方に揺動させると、押下げリンク61が下方にスライドされて揺動アーム5 1を揺動させ、ロックプレート50がロック穴から引上げられてリヤシート3の ロックが解除され、リヤシート3を前後にスライドさせることができる。
【0026】 ところで、リヤシート3をスライドさせる場合、スライドレール2内にフロア 上の塵等が入り込んでいると、ローラ40が塵等に乗り上げたり、引っ掛かった りして円滑をスライドが阻害されるおそれがある。
【0027】 本実施例のレールクリーナーでは、リヤシート3のスライドに伴ってクリーナ ー7がローラ40の進行方向前方のスライドレール2底面と摺接して塵等を掃き 出すので、ローラ40が塵等に乗り上げたり引っ掛かったりすることはなく、円 滑をスライドを保証できる。
【0028】 また、取付ブラケット70を揺動自在となし、ローラシャフト45と当接させ て揺動付勢したので、クリーナー本体71がスライドレール2底面に常に所定の 弾性をもって押し付けられ、長期使用によってもクリーナー本体71とスライド レール2底面との間に隙間ができず、優れたクリーナー性能を長期にわたって保 証できる。
【0029】 図7は本考案の第2の実施例を示す。本実施例では、クリーナー本体71の先 端面が平面円弧状に形成されている。これによってスライドレール2底面の塵を レール中央に集めてロック機構5のロック穴20から外方に排出することができ るようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるロングスライダーレ
ールクリーナーを装備する車輛を示す概略図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 上記レールクリーナーの取付状態を示す分解
斜視図である。
【図4】 上記レールクリーナーの取付け状態を示す拡
大側面図である。
【図5】 上記レールクリーナーを示す斜視図である。
【図6】 上記レールクリーナーの作用を説明するため
の図である。
【図7】 本考案の第2の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…スライドレール 4…スライダー 44…ローラシャフト 7…レールクリーナー 70…取付ブラケット 71…クリーナー本体 72…長穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延びる長尺のスライドレ
    ールにシートをスライダーによってスライド自在に支承
    してなる自動車用シートにおいて、 上記スライダーには取付ブラケットが揺動自在に取付け
    られ、該取付ブラケットがその揺動中心とは異なる部位
    にて上記スライダーに当接されて揺動付勢されている一
    方、上記取付ブラケットの揺動方向側部分にはスライド
    レールの幅方向に延びるクリーナー本体が設けられてス
    ライドレール底面と弾性をもって摺接されていることを
    特徴とするロングスライダーレールクリーナー。
  2. 【請求項2】 上記取付ブラケットのスライダーとの当
    接部位にはその上方に長穴が形成されて弾性が付与され
    ている請求項1記載のロングスライダーレールクリーナ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記スライダーは、そのローラシャフト
    又は突起が取付ブラケットと当接されている請求項1又
    は2記載のロングスライダーレールクリーナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019137126A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 トヨタ紡織株式会社 乗物用スライドレール装置
KR20200076783A (ko) * 2018-12-19 2020-06-30 주식회사 베바스토코리아홀딩스 파노라마 선루프 작동부하 경감을 위한 리어레일 및 상기 리어레일 내 이물질 제거장치
KR20200076784A (ko) * 2018-12-19 2020-06-30 주식회사 베바스토코리아홀딩스 파노라마 선루프의 리어레일 내 이물질 박리기능을 갖는 슬라이딩 슈
JP2020142562A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 トヨタ車体精工株式会社 シートスライド装置

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