JPH0740094U - カッティングプロッタ - Google Patents
カッティングプロッタInfo
- Publication number
- JPH0740094U JPH0740094U JP7062493U JP7062493U JPH0740094U JP H0740094 U JPH0740094 U JP H0740094U JP 7062493 U JP7062493 U JP 7062493U JP 7062493 U JP7062493 U JP 7062493U JP H0740094 U JPH0740094 U JP H0740094U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- cutting
- length
- plotter
- cutting process
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- Control Of Cutting Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カッティングプロッタおいて入力データに対
する切抜き用シートの残量不足による無駄の発生を防止
する。 【構成】 カッティングプロッタの制御部22に、入力
データの切抜きに要するシート長を算出する手段と、カ
ッティング処理以前に予めシートを送出する手段等から
なるシート残量判定部22aを設ける。カッティング実
行指令を入力するとX軸モータ9が駆動されて算出され
た長さのシートが送出されて停止し、送出した範囲でカ
ッティング処理を行う。シート送出時において算出長に
達する前にマイクロスイッチ28によってシートの終端
が検出されたときは、カッティング処理が禁止され、シ
ートの残量不足を認識できる。
する切抜き用シートの残量不足による無駄の発生を防止
する。 【構成】 カッティングプロッタの制御部22に、入力
データの切抜きに要するシート長を算出する手段と、カ
ッティング処理以前に予めシートを送出する手段等から
なるシート残量判定部22aを設ける。カッティング実
行指令を入力するとX軸モータ9が駆動されて算出され
た長さのシートが送出されて停止し、送出した範囲でカ
ッティング処理を行う。シート送出時において算出長に
達する前にマイクロスイッチ28によってシートの終端
が検出されたときは、カッティング処理が禁止され、シ
ートの残量不足を認識できる。
Description
【0001】
この考案は、カッティングプロッタに関するものであり、特に、ロール状のシ ートからシートを繰出しつつ、文字等を切抜くカッティングプロッタに関するも のである。
【0002】
ウィンドウディスプレイや表示板等に用いる切抜き文字シートをコンピュータ 制御によって作成する従来のカッティングプロッタは、剥離紙付の塩化ビニルシ ート等のシートロールからシートを繰出しつつ、カッティングツールをシートの 移動方向と直交する方向並びに昇降方向に駆動制御して文字や図形等を切抜く。
【0003】 塩化ビニルシート等を使用して作成された切抜き文字を目的の場所に貼付する 際は、カッティング処理後に文字等以外の不要部分のシートを剥離紙から剥がし 、残された文字等の表面にアプリケーションシートを貼付した後に剥離紙を除去 する。そして、アプリケーションシートを目的の場所に仮止めし、アプリケーシ ョンシートの表面をスキージで摩擦して切抜き文字を圧着させる。従って、文字 の間隔等は切抜き時の間隔を維持したまま貼付されることになる。
【0004】 また、カッティングプロッタにはシートの終端を検出するマイクロスイッチ等 の終端検出装置がカッティングツールの直前位置等に設けられており、シートの 終端が送出されたときはカッティング処理を中止するように構成されている。
【0005】
従来のカッティングプロッタは、カッティングプロッタに装着したシートの残 量が入力された文字列に対して不足している場合に、文字列の途中でカッティン グ処理が中断されることになり、一つの文字キャラクタが分断された場合は、残 存していた分量のシートが無駄になる。
【0006】 また、無駄を解消するために未処理部分の文字のみを新たなシートに切抜いて 一つの文字列を完成させた場合は一つの文字列が2枚のシートに分散され、貼付 時の位置合わせが容易ではないという問題が生じる。 そこで、切抜くべき文字や図形等に対してシートの残量が十分か否かを事前に 確認してシートの無駄の発生を防止し、運転経費の削減を図るために解決すべき 技術的課題が生じてくるのであり、本考案は上記課題を解決することを目的とす る。
【0007】
この考案は、上記目的を達成するために提案するものであり、塩化ビニル樹脂 等のシートをシート送り装置によってX方向へ移動し、カッティングツール駆動 装置によってカッティングツールをY方向並びにZ方向へ駆動して文字や図形等 を切抜くカッティングプロッタに於て、入力された文字や図形等の表示に要する シート長を算出する手段と、前記シートの送出長を検出する手段と、前記シート の終端を検出する手段と、カッティング実行指令に応じて前記シート送り装置を 制御してシートを送出する手段と、前記算出値と送出長とを比較する手段と、前 記算出値と送出長とが一致したときに前記シートを停止し、送出された範囲内で カッティング処理を実行するとともに、前記送出長が算出値に達する以前に前記 シートの終端が検出されたときは、カッティング処理の実行を禁止する制御手段 を設けたカッティングプロッタを提供するものである。
【0008】
文字や図形等のデータが入力されると、シート上のデータ表示領域に必要なシ ート長を制御部が算出する。制御部は、シート送り装置を駆動し、シートを算出 値に達するまで送出し、シートの終端が検出されない場合は、繰出した領域内で 入力データに応じた文字等を切抜く。
【0009】 一方、シートの送出時において、シート長が算出値に達する以前に終端が検出 された場合は、カッティング処理が禁止され、シート長の不足を認識できる。
【0010】
以下、この考案の一実施例を図に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来公 知の構成も同時に説明する。図1及び図2はカッティングプロッタ1のカッティ ングツール駆動装置2とシート送り装置3を示し、筐体4内にシート送り装置3 が内蔵され、上部フレーム5にカッティングツール駆動装置2が配設されている 。上部フレーム5は、ピン6によって筐体4に枢着されており、上部フレーム5 に設けたレバー7を回動してレバー7のフック部7aと筐体4の係止片4aとの 係合を解除し、上部フレーム5を上方へ引起こすことによってシート送り装置3 が露出される。
【0011】 シート送り装置3は、筐体4に軸支されるプラテンローラ8とX軸モータ9と からなり、プラテンローラ8はX軸モータ9によりプーリ10を介してベルト駆 動される。プラテンローラ8の両端部位にはスプロケットホイール11,11が 嵌着され、図2に示すように、切抜き用の剥離紙付シート12の両側縁部近傍に 進行方向へ並設されたパーフォレーション13,13,…にスプロケットホイー ル11,11が噛合してシート12をX方向へ前後進させる。
【0012】 上部フレーム5には、カッティングツール駆動装置2のYレール14が固設さ れ、Yレール14にツールキャリッジ15が係合し、Yレール14内に配設した Y軸モータ16とツールキャリッジ15はベルト(図示せず)を介して連結され ている。図1に示すように、ツールキャリッジ15にはZ軸アクチュエータ17 が内蔵され、Z軸アクチュエータ17のヘッド17aにカッティングツール18 が装着されてカッティングツール18がY軸並びにZ軸方向へ駆動される。
【0013】 カッティングプロッタ1にシート12を装填する際は、前述したように上部フ レーム5を引起こしてプラテンローラ8の上部を開放するとともに、筐体4の側 部に設けたシートロール収納部19の従動ローラ20,20上にシートロール1 2aを載置する。そして、シート12の先端部位をプラテンローラ8の位置まで 引出してシート12のパーフォレーション13,13,…をスプロケットホイー ル11,11の爪に係合させて上部フレーム5を閉鎖する。
【0014】 そして、図3に示すようにカッティングプロッタ1本体に設けたキーボード装 置21から制御部22へ文字や図形等のデータを入力すると、入力内容はLCD 等の表示装置23に表示される。そして、キーボード装置21のスタートキーを 押下げることにより、制御部22が表示装置23、X軸モータ9、Y軸モータ1 6、Z軸アクチュエータ17の夫々の駆動回路24,25,26,27を制御し てシートロール12aから繰出されるシート12がカットされ、切抜き文字シー トが作成される。
【0015】 シート12の有無は、図1に示すように筐体4のシート経路に配置したマイク ロスイッチ28によって検出され、シート12の終端部がマイクロスイッチ28 を通過したときにマイクロスイッチ28がオフとなり、制御部22がカッティン グ処理を中止する。 制御部22には、シート残量判定部22aが設けられており、図4に示す手順 によってカッティング処理前にシートの残量を検査する。
【0016】 先ず、キーボード装置21から文字や図形等のデータが入力されると(ステッ プ101)、制御部22は入力データをカッティング処理を実行するためのベク トルデータに展開する(ステップ102)。そして、生成されたベクトルデータ からカッティング処理に必要なシート12の長さを算出し(ステップ103)、 カッティング実行指令の待機状態となる(ステップ104)。そして、カッティ ング実行指令が入力されると、マイクロスイッチ28の状態を読み(ステップ1 05)、シート12が終端まで送出された状態、或いはシート12が未装填の場 合は表示装置23にシート交換等のメッセージを表示し(ステップ106)、処 理を終了する(ステップ111)。
【0017】 また、シート12が装着されている場合は、ステップ105からステップ10 7に進み、X軸モータ9を駆動してシート12を繰出す。そして、送出長がステ ップ103において求めた算出値に達するまで繰出しを継続し(ステップ108 )、送出値が算出値と一致したときにX軸モータ9を停止(ステップ109)す る。そして、カッティング処理を実行(ステップ110)するが、この処理ステ ップは、シート12を停止した位置からX軸モータ9を逆転駆動してシート12 を後退させつつ、既に繰出した範囲内で文字等を切抜くか、或いは一旦繰出した シート12を再び等距離逆行させて先端部位から処理を開始する方法の何れであ ってもよく、カッティング処理完了時点で終了する(ステップ111)。
【0018】 一方、シート12の送出長が算出値に達する以前に、マイクロスイッチ28に よりシート12の終端が検出されたときはステップ105からステップ106へ 進み、前述したようにシート交換等のメッセージを表示して終了する。 尚、シート残量判定部22aはハードウェア或いはソフトウェアの何れによっ ても構成できることは当然である。また、本考案は、本考案の精神を逸脱しない 限り種々の改変を為すことができ、そして、本考案がそれらの改変されたものに 及ぶことは当然である。
【0019】
この考案は、上記一実施例において詳述したように、カッティング処理を実行 する前に予めシートの残量を確認し、入力文字列等のカッティング処理に必要な 長さのシートが残存していない場合はカッティング処理を開始しない。従って、 従来のカッティングプロッタとは異なり、残存しているシートをこのシートに適 合する長さの他の文字データ等に利用でき、無駄の発生が可及的に防止されると ともに、中断されたカッティング処理を再度反復する手間も省略でき、運転経費 の削減及び作業能率の向上に寄与する実用的価値ある考案である。
【図1】カッティングプロッタのシート送り装置とカッ
ティングツール駆動装置を示す要部正面図。
ティングツール駆動装置を示す要部正面図。
【図2】図1に示す部位の平面図。
【図3】カッティングプロッタの機能ブロック図。
【図4】本考案のシート残量確認制御のフローチャー
ト。
ト。
1 カッティングプロッタ 2 カッティングツール駆動装置 3 シート送り装置 9 X軸モータ 12 シート 12a シートロール 16 Y軸モータ 17 Z軸アクチュエータ 18 カッティングツール 22 制御部 22a シート残量判定部 23 表示装置 28 マイクロスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 下田 貢 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化ビニル樹脂等のシートをシート送り
装置によってX方向へ移動し、カッティングツール駆動
装置によってカッティングツールをY方向並びにZ方向
へ駆動して文字や図形等を切抜くカッティングプロッタ
に於て、入力された文字や図形等の表示に要するシート
長を算出する手段と、前記シートの送出長を検出する手
段と、前記シートの終端を検出する手段と、カッティン
グ実行指令に応じて前記シート送り装置を制御してシー
トを送出する手段と、前記算出値と送出長とを比較する
手段と、前記算出値と送出長とが一致したときに前記シ
ートを停止し、送出された範囲内でカッティング処理を
実行するとともに、前記送出長が算出値に達する以前に
前記シートの終端が検出されたときは、カッティング処
理の実行を禁止する制御手段を設けたことを特徴とする
カッティングプロッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070624U JP2577372Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | カッティングプロッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070624U JP2577372Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | カッティングプロッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740094U true JPH0740094U (ja) | 1995-07-18 |
JP2577372Y2 JP2577372Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13436967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070624U Expired - Lifetime JP2577372Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | カッティングプロッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577372Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301690A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-15 | Max Co Ltd | カッティングマシン |
JP2009501641A (ja) * | 2005-07-14 | 2009-01-22 | プロヴォ クラフト アンド ノヴェルティ インコーポレイテッド | 電気紙切断装置及び切断方法 |
JP2020116689A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | Acs株式会社 | カッティング装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993070624U patent/JP2577372Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301690A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-15 | Max Co Ltd | カッティングマシン |
JP2009501641A (ja) * | 2005-07-14 | 2009-01-22 | プロヴォ クラフト アンド ノヴェルティ インコーポレイテッド | 電気紙切断装置及び切断方法 |
JP2020116689A (ja) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | Acs株式会社 | カッティング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577372Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |