JP3528777B2 - カッティングプロッタ - Google Patents
カッティングプロッタInfo
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- JP3528777B2 JP3528777B2 JP2000320435A JP2000320435A JP3528777B2 JP 3528777 B2 JP3528777 B2 JP 3528777B2 JP 2000320435 A JP2000320435 A JP 2000320435A JP 2000320435 A JP2000320435 A JP 2000320435A JP 3528777 B2 JP3528777 B2 JP 3528777B2
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- sheet
- cutting
- cut
- cutter
- roller
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Landscapes
- Control Of Cutting Processes (AREA)
Description
ートを所望の寸法に切り離すと共に、ハーフカット用シ
ートに切抜き対象となる文字や図形などのキャラクタを
アウトラインカットするカッティングプロッタに関する
ものである。
して、特開平10−202582号公報に記載のものが
知られている。このカッティングプロッタは、装置ケー
ス内に、ロール状に巻回したハーフカット用シートと、
ハーフカット用シートを正逆送りするシート送りローラ
と、ハーフカット用シートに切抜き文字等をアウトライ
ンカットするカッティングバイトと、カッティングバイ
トを往復動させる往復動機構とを備えている。このカッ
ティングプロッタでは、先ずハーフカット用シートを繰
り出して所定の寸法に切断し、これをシート送りローラ
により正逆送りしながら、カッティングバイトを往復動
させて切抜き文字等のアウトラインカットが行われる。
ティングプロッタでは、ユーザがハーフカット用シート
を適宜切断する必要があるため、作業が繁雑になる不具
合があり、ハーフカット用シートのフルカットを自動化
することが好ましい。しかし、スライド式のカッタであ
れ押切り式のカッタであれ、幅の広いハーフカット用シ
ートを自動切断するためには、カッタ刃を切断動作させ
る機構や動力源が必要となり、構造が複雑になることが
想定される。
イドカッタのいずれもがカッティング動作において往復
動することに着目して為されたものであり、カッティン
グバイトおよびスライドカッタ廻りの構造を単純化する
ことができるカッティングプロッタを提供することをそ
の目的としている。
ロッタは、ハーフカット用シートに対し切抜き対象とな
るキャラクタのアウトラインをハーフカットするカッテ
ィングバイトと、ハーフカット用シートをフルカットす
るスライドカッタと、ハーフカット用シートを正逆方向
に送るシート送り機構と、ハーフカット用シートの送り
方向に直交する方向にカッティングバイトおよび前記ス
ライドカッタを往復動させる単一の往復動機構と、スラ
イドカッタを、ハーフカット用シートに臨む切断動作位
置とハーフカット用シートから退避する非切断動作位置
との間で移動させるカッタ移動機構と、シート送り機構
および往復動機構を制御するコントローラとを備え、コ
ントローラは、シート送り機構および往復動機構の駆動
を制御してカッティングバイトにアウトラインカットを
行わせ、往復動機構のみの駆動を制御してスライドカッ
タにフルカットを行わせるカッティングプロッタにおい
て、往復動機構は、カッティングバイトおよびスライド
カッタを搭載したカッタキャリッジと、カッタキャリッ
ジを往復動させるベルト機構と、カッタキャリッジの往
復動を案内すると共に両外端部を装置フレームに支持さ
れたキャリッジガイド軸と、ベルト機構を正逆方向に走
行させるキャリッジモータとを有し、スライドカッタ
は、カッタキャリッジに回動自在に取り付けられ、カッ
タ移動機構は、装置フレームに設けられ、往復動機構に
より往動の終端近傍まで移動してきたスライドカッタに
突き当たってこれを切断動作位置となる起立姿勢に回動
させる往動突当て部材と、装置フレームに設けられ、往
復動機構により復動の終端近傍まで移動してきたスライ
ドカッタに突き当たってこれを非切断動作位置となる斜
め姿勢に回動させる復動突当て部材とを有することを特
徴とする。
ラクタのアウトラインカットを行う場合には、シート送
り機構および往復動機構を駆動して、ハーフカット用シ
ートに対しカッティングバイトを、相対的にX軸方向お
よびY軸方向に適宜移動させる。また、ハーフカット用
シートをフルカットする場合には、ハーフカット用シー
トの切断位置をスライドカッタの移動位置に位置合わせ
ておいて、往復動機構を駆動してスライドカッタを直線
的に切断移動させる。このように、アウトラインカット
の場合でもフルカットの場合でも、往復動機構を兼用す
べく単一のものとすることにより、装置構造を単純化お
よび省スペース化を達成することができると共に、コス
トダウンを達成することができる。また、単一のカッタ
キャリッジにカッティングバイトおよびスライドカッタ
を搭載しているため、往復動機構自体も単純な構造とす
ることができる。さらに、両外端部を装置フレームに支
持されたキャリッジガイド軸により、カッタキャリッジ
を介して、カッティング動作時のカッティングバイトお
よびスライドカッタの浮きを防止することができる。し
かも、スライドカッタは、起立姿勢と斜め姿勢との間で
回動させることにより、切込み深さの変動等を構造的に
防止し易くすることができる。また、スライドカッタの
回動を、往動突当て部材および往動突当て部材に突き当
てて行うことにより、スライドカッタの切断動作位置と
非切断動作位置との間の回動を、往復動機構を利用して
行うことができ、構造を単純化することができる。
カット用シートに臨む切断動作位置とハーフカット用シ
ートから退避する非切断動作位置との間で移動させるバ
イト移動機構を、更に備え、コントローラは、バイト移
動機構およびカッタ移動機構を制御し、カッティングバ
イトを切断動作位置に移動させたときにはスライドカッ
タを非切断動作位置に移動させ、スライドカッタを切断
動作位置に移動させたときにはカッティングバイトを非
切断動作位置に移動させることが、好ましい。
イトとスライドカッタとが、同一平面内でカッティング
動作するときなどにおいて、カッティングバイトによる
カッティング動作のときにスライドカッタがハーフカッ
ト用シートに干渉することがなく、また逆にスライドカ
ッタのカッティング動作のときにハーフカット用シート
にカッティングバイトが干渉することがない。これによ
り、ハーフカット用シートがカッティングバイトおよび
スライドカッタにより、傷つくのを確実に防止すること
ができる。
カット用シートを回転送りする送りローラを有し、スラ
イドカッタは、送りローラに対しハーフカット用シート
の供給方向手前側に配設されていることが、好ましい。
のフルカットおよびハーフカット用シートの正逆送りを
考慮して、スライドカッタを機能的に配置することがで
きる。
て部材は、装置フレームの一部を折り曲げて形成されて
いることが、好ましい。
復動突当て部材を、極めて簡単且つ低コストで形成する
ことができる。
ート走行路を構成するベースプレートには、カッティン
グバイトおよびスライドカッタにおける往復動のカット
ラインに対応して、溝部がそれぞれ形成されていること
が、好ましい。
よびスライドカッタのカッティング動作において、ハー
フカット用シートの切断部位が溝条内にわずかに撓むこ
とにより、これらバイトおよびカッタの切込み深さが安
定なものとなり、ハーフカットおよびフルカットにおけ
る切断ミスを、有効に防止することができる。
行路を構成するベースプレートには、カッティングバイ
トのカッティングラインの両端部に位置して一対の溝部
が形成され、一対の溝部は、ハーフカット用シートの両
幅端に相当する位置をそれぞれ跨いで延在していること
が、好ましい。
に対し、カッティングバイトがその外側から切り込んで
ゆく場合であっても、溝部によりカッティングバイトの
刃先が損傷するなどの不具合を生ずることがない。ま
た、刃先が、ばねによりハーフカット用シート側に押し
付けられる形式のカッティングバイトでは、シートが無
い部分においてこの溝部が刃先の逃げ溝として機能す
る。
明の一実施形態に係るカッティングプロッタを適用した
切抜き文字作成装置について説明する。この切抜き文字
作成装置は、導入したハーフカット用シートに文字や図
形などのキャラクタ(単一文字や文字列から成る)をア
ウトラインカットしていわゆる切抜き文字を形成し、更
に切抜き文字の部分であるキャラクタ部を残して不要シ
ート部を引き剥がした後、これにアプリケーションシー
トを貼着するものであり、これら一連の作業を全て自動
で行うものである。
あり、図2はその縦断面図である。両図に示すように、
切抜き文字作成装置1は、外観を構成する方形の装置ケ
ース4と、装置フレーム5に支持した状態で装置ケース
4に収容した内部装置6とで、構成されている。内部装
置6は、ハーフカット用シートAをシート走行路7上に
供給するシート供給機構11と、シート走行路7上にお
いてハーフカット用シートAを正逆送りするシート送り
機構12と、シート送り機構12と協働してキャラクタ
のアウトラインをカットするカッティングプロッタ機構
13と、シート送り機構12と協働してハーフカット用
シートAの不要となる部分を引き剥がすシート剥離機構
14と、これら機構を統括制御するコントローラ15と
を備えている。
シートAをはじめ、ハーフカット用シートAの不要とな
る部分を引き剥がすときに用いる弱粘着シートBや上記
内部装置6の一部はカートリッジケース8に収容され、
シートカートリッジ3として、装置本体2に形成したカ
ートリッジ装着部9に着脱自在に装着されるようになっ
ている。この場合、シート本体Aaと剥離シートAbと
を積層して成るハーフカット用シートAには、幅の異な
る2種類(120mm幅/210mm幅)のものが用意
されており、これに対応して幅の異なる2種類のシート
カートリッジ3(3a,3b)が用意されている(図3
参照)。
ス4bと、上ケース4bの上側に設けたケース蓋4cと
で構成されており、前部を跳ね上げるようしてケース蓋
4cを開放することにより、カートリッジ装着部9を開
放し、上方からシートカートリッジ3を着脱できるよう
になっている。ケース蓋4cの上面には、前下がりに傾
斜した操作パネル21が設けられており、操作パネル2
1には、各種のキー22aを配置したキーボート22、
およびキーボート22からの入力・編集結果などを表示
するディスプレイ23が配設されている。また、ケース
蓋4cの内部には、キーボート22の裏側に位置して上
記のコントローラ15などを組み込んだ回路ブロック2
0が配設されている。
4bの下部を切り欠くようにしてスリット状のシート排
出口24が形成され、同様に後面には、上ケース4bに
スリット状のシート作業口25が形成されている。シー
ト排出口24とシート作業口25とは、上記のシート走
行路7に連なっており、カッティング作業等において正
逆送りされるハーフカット用シートAの一部が、シート
排出口24およびシート作業口25から装置外部に送り
出されると共に、最終的に切抜き文字の作成を完了した
ハーフカット用シートAが、シート排出口24から前方
に送り出される(排出)。
に設けた後蓋26により開閉自在に構成されている。す
なわち、後蓋26は、下端のヒンジを介して斜め後方に
傾動するようにして開放され、開放された状態でシート
作業口25から装置外部に送り出されるハーフカット用
シートAの、装置外部におけるシート走行路7が構成さ
れるようになっている。なお、後蓋26は、装置ケース
4の後面と面一になるように閉塞される。また、図中の
符号27は、カラーボード収納ボックスであり、カラー
ボード収納ボックス27は、引出し構造になっていて、
切抜き文字を貼る複数枚のカラーボードが収納されてい
る。なお、カラーボードは、切抜き文字を貼着対象物に
直接貼着できない場合などに用いるベースプレートであ
る。
操作により所望のキャラクタを入力・編集し、切抜き文
字作成キー押釦すると、シート供給機構11およびシー
ト送り機構12が駆動して、ハーフカット用シートAを
シートカートリッジ3から繰り出してシート走行路7に
導入すると共に、これを所定の寸法に切断する。続い
て、シート送り機構12およびカッティングプロッタ機
構13が駆動して、キャラクタのアウトラインカットが
行われる。
フカット用シートAのシート本体Aaのみをカットする
いわゆるハーフカットであり、ハーフカット用シートA
に対しカッティングプロッタ機構13のカッティングバ
イト201(後述する)をX・Y方向に相対的に切断移
動させることにより行われる。また、キャラクタのアウ
トラインカットには、キャラクタにくり抜き領域となる
くり抜きラウンドAAや引き剥がし方向に凸領域となる
逆剥ぎラウンドABがある場合には(詳細は後述する:
図21参照)、これらを先ずアウトラインカットし、こ
のラウンド部分AA,ABを引き剥がした後に、キャラ
クタの外形部分をカットする。すなわち、カッティング
作業は2回に分けて行われる。
ッティングプロッタ機構13が駆動して、くり抜きラウ
ンドAAおよび/または逆剥ぎラウンドABをカットす
る。続いて、シート送り機構12およびシート剥離機構
14が駆動して、いったん弱粘着シートBをハーフカッ
ト用シートAに貼着してから、弱粘着シートBと共に上
記のラウンド部分AA,ABを引き剥がす。次に再度、
シート送り機構12およびカッティングプロッタ機構1
3が駆動して、キャラクタの外形部分をカットする。続
いて、シート送り機構12およびシート剥離機構14が
駆動して、キャラクタ部ADを残して不要シート部AC
を引き剥がす。
には剥離シートAb上にキャラクタ部ADのみが残る
が、ここで再度、シート送り機構12およびシート剥離
機構14が駆動して、ハーフカット用シートAにアプリ
ケーションシートBBとなる上記の弱粘着シートBを貼
着する。そして、アプリケーションシートBBを貼着し
たハーフカット用シートAを、シート排出口24から送
り出して一連の作業を完了する。
する前に、シートカートリッジ3について詳細に説明す
る。図3、図4および図5に示すように、シートカート
リッジ3は、縦割り2分割構造のカートリッジケース8
により外殻が形成されており、カートリッジケース8内
には、ロール状に巻回したハーフカット用シートAや弱
粘着シートBの他、シート供給機構11の一部やシート
剥離機構14の主要部を構成する粘着シート貼着機構3
1、巻取り剥離機構32および剥離ガイド機構33など
が収容されている。
置する主ケース8aと、左側に位置する副ケース8bと
で2分割に構成されている。図3に示すように、幅の異
なる2種類のシートカートリッジ3a,3bにおいて、
主ケース8aは共通に用いられ、副ケース8bはカート
リッジケース8の幅に対応して広狭異なる幅に形成され
ている。すなわち、幅の異なる複数種類のシートカート
リッジ3a,3bを形成する場合には、主ケース8aを
同一幅(同一形状)とし、副ケース8bでその幅調整を
行うようにしている。
ートリッジケース(シートカートリッジ3)8は、いず
れもその幅方向(左右方向)の中心位置が、装置本体
(カートリッジ装着部9)2の左右中心位置に合致する
ように位置決めされて、カートリッジ装着部9に装着さ
れる。
向の中間位置に掛止め突起41aが形成され、幅方向の
接合端位置にフック受け突起42aが形成されている。
また、主ケース8aの後面下部には、その幅方向の中間
位置に鉛直段部43aが形成され、さらに幅方向の接合
端寄りに鉛直段部43aに連なる水平段部44aが形成
されている(図5参照)。
その幅方向の中間位置に掛止め突起41bが形成され、
幅方向の接合端位置にフック受け突起42bが形成され
ている。また、副ケース8bの後面下部には、その幅方
向の中間位置に鉛直段部43bが形成され、さらに幅方
向の接合端寄りに鉛直段部43bに更なる水平段部44
bが形成されている。そして、主ケース8aと副ケース
8bとを接合した状態で、フック受け突起42a,42
b同士が幅方向に連続すると共に、水平段部44a,4
4b同士が幅方向に連続するようになっている。
と、カートリッジケース8の前面には、中間のフック受
け突起42とこれを挟んで左右に掛止め突起41,41
とが構成され、後面には、中間の水平段部44とこれを
挟んで左右の鉛直段部43,43とが構成される。そし
て、シートカートリッジ3を装置本体2のカートリッジ
装着部9に装着すると、フック受け突起42および左右
の掛止め突起41,41が、後述する装置フレーム5の
上鉛直フレーム153に形成したフック159および左
右の掛止め開口156,156にそれぞれ係止して、シ
ートカートリッジ3の前部の位置決めが為される(図6
参照)。
4および左右の鉛直段部43,43が、装置フレーム5
の後鉛直フレーム152に形成した下向き切欠き部16
1および中間上端部162にそれぞれ係止して、シート
カートリッジ3の後部の位置決めが為される(図6参
照)。これにより、大小2種類のシートカートリッジ3
a,3bは、いずれも左右方向の中心位置が、装置本体
2の左右中心位置に合致するように位置決めされて、装
着される。
ジケース8は、上下中間位置に一体に形成した隔板部
(隔壁)51により、上収容部52と下収容部53とに
区画されている。隔板部51は水平に延在し、その上面
に装置本体2側を前半部とするシート走行路7の後半部
を構成している。この場合、シート走行路7構成する隔
板部51の上面は非粘着処理されており、走行するハー
フカット用シートAや、後述する弱粘着シートBを巻回
した巻取りローラ35が粘着されてしまうのを防止して
いる。
リッジケース8の前板部54と後板部55には、それぞ
れハーフカット用シートAの正逆送りを案内する前スリ
ット開口56および後スリット開口57が形成されてい
る。そして、前スリット開口56は装置ケース4のシー
ト排出口24に、後スリット開口57は装置ケース4の
シート作業口25に連なっている(図2参照)。
ーフカット用シートAと、ハーフカット用シートAの引
き込みを阻止する逆送阻止機構61と、後述するシート
供給機構11のシート供給ローラ171に上側から対峙
するシート押さえ部材62とが収容されている(図2参
照)。ハーフカット用シートAは、カートリッジケース
8に一体に形成され幅方向に延びる円筒状の太径軸63
に回転自在に支持され、隔板部51の下側に位置して前
板部54に形成したシート供給口58から装置本体2側
に繰り出される。
と、ハーフカット用シートAを挟んでシート押さえ片6
5に対峙する丸棒状のシート挟持部材66と、シート挟
持部材66を支持する挟持部材受け67とで構成されて
いる。シート押さえ片65は隔板部51に一体に垂設さ
れ且つ逆略「T」字状に形成されていて、その下端面で
ハーフカット用シートAに上側から接触している。挟持
部材受け67はその上面に略「V」字状の溝部67aを
有し、この溝部67aにシート挟持部材66が自由状態
で載置されている。溝部67aは、後方に向かってなだ
らかな斜面となっており、ハーフカット用シートAが引
き込まれるように逆走すると、ハーフカット用シートA
とシート挟持部材66との摩擦抵抗により、シート挟持
部材66が斜面を上ってシート押さえ片65との間にハ
ーフカット用シートAを挟持する。
用シートAの逆送りが阻止され、ハーフカット用シート
Aの繰出し端部A1が、シート供給ローラ171から外
れて下収容部53内に引き込まれるのを防止することが
できる。なお、詳細は後述するが、シート走行路7に供
給されたハーフカット用シートAは所定の寸法に切断さ
れるが、その切断端をシート走行路7から退避させるべ
く、ロール側のハーフカット用シートAの繰出し端部A
1は、シート供給ローラ171によりわずかに逆送りさ
れる。その際のわずかな逆送り量は、シート挟持部材6
6が上記の溝部67aの溝底から挟持位置までの移動量
などで吸収されることになる。
押さえ部材62は、カートリッジケース8の両側板部5
9,59に回動自在に支持された押さえ部材本体68
と、押さえ部材本体68をシート供給ローラ171側に
回動付勢する捻りコイルばね69とで構成されている。
押さえ部材本体68の押さえ片部68aは、シート供給
口58からカートリッジケース8の外部に延びており、
軸部に巻回した捻りコイルばね69のばね力を受けて、
シート供給ローラ171との間にハーフカット用シート
Aを挟むようにしてこれを押圧している。これにより、
シート供給ローラ171によるハーフカット用シートA
の供給(送り)が、確実に行えるようになっている。
シートBと、弱粘着シートBをハーフカット用シートA
に貼着するための粘着シート貼着機構31と、弱粘着シ
ートBおよび不要シート部AC(図21参照)を巻き取
る巻取りローラ35と、巻取りローラ35に回転動力を
伝達するローラギヤ列(ローラ駆動機構)36と、巻取
りローラ35を昇降させるローラ移動機構37(図2参
照)と、不要シート部ACの引き剥がしに用いる剥離ガ
イド機構33とが収容されている。なお、巻取りローラ
35、ローラギヤ列36およびローラ移動機構37によ
り、弱粘着シートBおよび不要シート部ACを引き剥が
しながら巻き取る巻取り剥離機構32が構成されてい
る。
に一体に形成され幅方向に延びる円筒状の細径軸71に
回転自在に支持され、前板部54の内側に形成した円形
リブ72にガイドされて、後述する圧着ローラ73に向
かって繰り出されるようになっている。なお、弱粘着シ
ートBは粘着剤付きの透明或いは半透明な、いわゆるラ
ミネートシートであり、上述したように最終的にアプリ
ケーションシートBBとしても用いる。このため、実施
形態の弱粘着シートBは、ハーフカット用シートAと同
一幅で且つほぼ2倍の長さのものが搭載されている。
Bおよび細径軸71と、上下動機構70とで構成されて
おり、上下動機構70は、ハーフカット用シートAの表
面に圧着する金属製の圧着ローラ73と、圧着ローラ7
3を回転自在に保持するローラホルダ74と、ローラホ
ルダ74を介して圧着ローラ73を上下動させるカム駆
動部材30とで構成されている(図2参照)。ローラホ
ルダ74は、ホルダ本体76と、ホルダ本体76から上
記の前スリット開口56を経てケース外部に臨むローラ
支持部77と、ローラ支持部77の上側に形成した正面
視山形のカム部78とで一体に形成されている。
ローラ73を回転自在に支持しており、圧着ローラ73
の直上部に上記のカム部78が形成されている。カム部
78は、左右外側に配設した平坦部位78a,78a
と、左右中間に配設したなだらかな斜面を有する左右の
斜面部位78b,78bと、その頂となる平坦な頂部位
78cとを、連ねて構成されている(図3参照)。カム
駆動部材30が、このカム部78の斜面部位78bを上
ることにより、圧着ローラ73が弱粘着シートBをハー
フカット用シートAに圧着する圧着位置に下動し、カム
部78の斜面部位78bを下ることにより、圧着ローラ
73がハーフカット用シートAから離れるに非圧着位置
に上動する。
前ガイドピン80および後ガイド溝83が形成されてお
り、これら前ガイドピン80および後ガイド溝83は、
カートリッジケース8の両側板部59に形成した前ガイ
ド溝82および後ガイドピン81に係合している。前ガ
イド溝82は斜め前下がりの長円形溝に形成され、後ガ
イド溝83はほぼ水平の長円形溝に形成されている。こ
れにより、圧着ローラ73は、圧着位置から非圧着位置
にわずかに後退しながら上動する。したがって、後述す
るスライドカッタ175に、圧着ローラ73に伴って非
圧着位置に移動した弱粘着シートBの切断端が接触する
のを、有効に防止することができる。
9に形成された位置決め部(図示省略)には、捻りコイ
ルばね84が設けられており、この捻りコイルばね84
により、ローラホルダ74が上動方向に付勢されてい
る。すなわち、圧着ローラ73の圧着位置から非圧着位
置への移動は、この捻りコイルばね84のばね力により
行われる。
ように、カム駆動部材30は装置本体2側に設けられて
おり、カッティングプロッタ機構13の往復動機構によ
り左右方向に往復動し(以下、シート排出口24の方向
から見て左側への移動を「往動」とし、右側への移動を
「復動」として説明する。)、圧着ローラ73の上下動
の他、巻取りローラ35の昇降動や剥離ガイド機構33
の進退動を行わせる。
ホルダ74のカム部78に接触するカムフォロア86が
上下動自在に取り付けられている。カムフォロア86
は、カム部78に直接接触する接触部87と、カム駆動
部材30の後端下部に上下動自在に取り付けられた軸部
88とで一体に形成され、軸部88に巻回した加圧用の
圧縮ばね89により下方に付勢されている。なお、軸部
88の上端部は、抜け止めのためのストッパ部となって
いる(図7および図10参照)。
し端部を伴って下動する圧着ローラ73により、その貼
着開始部分(繰出し端部)をハーフカット用シートAに
押しつけられ、続いて上記のシート送り機構12による
ハーフカット用シートAの前方への走行により連続的に
貼着される(図10参照)。そして、貼着が完了後、弱
粘着シートBはスライドカッタ175により切断され
る。なお、詳細は後述するが、この弱粘着シートBの切
断は、ハーフカット用シートAの尾端部A2を含んでの
切断となる(図26参照)。
1とローラ軸92とで構成され、ローラ軸92を介して
後述するローラ移動機構37のカバーアーム111に両
持ちで回転自在に支持されている。この場合、ローラ本
体91は、弱粘着シートAおよび不要シート部ACを巻
き取ることで、これらの粘着剤により粘着ローラとして
機能する。例えば、不要シート部ACを引き剥がすとき
に、その引剥がし端部に接触し、巻取りに先立ってこれ
を粘着保持する。
に固定したローラ歯車101と、ローラ歯車101に噛
み合う第1中間歯車102と、弱粘着シートBの細径軸
71と同軸上に設けられ第1中間歯車102に噛み合う
第2中間歯車103と、第2中間歯車103に噛み合う
カートリッジ入力歯車104とで構成されている。第1
中間歯車102および第2中間歯車103は、いずれも
カバーアーム111の一方(左側)の側板114に回転
自在に取り付けられており、カートリッジ入力歯車10
4は、カートリッジケース8の左側板部59に回転自在
に取り付けられると共に、前板部54に形成したギヤ用
切欠き部105からケース外部に突出している。
は、装置本体2側のカートリッジ出力歯車106に噛み
合っており、カートリッジ出力歯車106は、駆動源か
らの回転動力をシートカートリッジ3内に伝達するカー
トリッジ出力軸107に固定されている。カートリッジ
出力軸107の回転動力は、カートリッジ出力歯車10
6からカートリッジ入力歯車104に伝達されてシート
カートリッジ3内に至り、さらに第1中間歯車102、
第2中間歯車103およびローラ歯車101を介して減
速され、最終的に巻取りローラ35を回転させる。な
お、カートリッジ出力歯車106は、幅の異なる2種類
のシートカートリッジ3a,3bに対応させるべく、2
個設けられている(図7参照)。
軸支する細径軸71に回動自在に取り付けられたカバー
アーム111と、カバーアーム111を回動させるカバ
ー作動機構112と、カバー作動機構112を作動させ
る上記のカム駆動部材30とで構成されている(図2参
照)。カバーアーム111は、両側板114,114と
天板115とで一体に形成され、弱粘着シートBおよび
巻取りローラ35を上側から覆うように配設されてい
る。そして、カバーアーム111は、弱粘着シートBの
細径軸71を中心に回動自在に構成され、巻取りローラ
35を、ハーフカット用シートAに接触する接触位置と
ハーフカット用シートAから上方に離間する非接触位置
との間で昇降させる。
の復帰ばね116,116が配設されており、この一対
の復帰ばね116,116により、カバーアーム111
は非接触位置に向かって付勢されている。各復帰ばね1
16は、細径軸71に巻回された捻りコイルばねで構成
されており、その一端はカバーアーム111の両側板1
14の外側に位置する左右1対のアームガイドピン11
7,117に掛止めされ、他端はカートリッジケース8
の側板部59の内側に掛止めされている。さらに、カバ
ーアーム111の両側板114,114には、後述する
剥離ガイド部材131を作動させる左右一対の作動ピン
118,118が設けられている。
ッジ出力軸107に回動自在に軸支された円筒カム部材
121と、円筒カム部材121に係合すると共にカート
リッジ出力軸107に回動自在に軸支された回動レバー
122とで構成されている。回動レバー122は、軸受
け部122aと、「L」字状に形成したレバー部122
bとで構成され、円筒カム部材121から回転力を受け
てカートリッジ出力軸107廻りに回動する。回動レバ
ー122が回動すると、そのレバー部122bは、カー
トリッジケース8のレバー用切欠き部123からケース
内部に入り込み、カバーアーム111の天板115の前
端を上方に押し上げてカバーアーム111を回動させる
(非接触位置から接触位置)。
示すように、断面円弧状に形成され表面にカム溝125
を形成した厚肉のカム部材本体124と、カム部材本体
124の裏面から延びカートリッジ出力軸107に軸支
される軸支部126とで一体に形成されている。軸支部
126は、回動レバー122を挟み込むようにしてこれ
に係合する左右一対の軸支部片126a,126aから
成り、両軸支部片126a,126aは、周方向にわず
かに遊びを持って回動レバー122の軸受け部122a
に係合している。
26aに対し回動レバー122の軸受け部122aは、
相互の径方向の係合段部により所定の回転角度の遊びを
持って係合し、且つ両軸支部片126a,126aは回
動レバー122の軸受け部122aを強く挟持してい
て、相互の摩擦抵抗により回動レバー122を回動させ
るようになっている。また、図中の符号127はレバー
ストッパであり、回動レバー122はその遊びに関係な
くこのレバーストッパ127により、常に所定の垂下姿
勢に復帰する。
ートBや不要シート部ACを巻き取るとその分、太径に
なってゆき、接触位置と非接触位置との間の移動距離が
短くなってゆく。この移動距離の変化は、カバーアーム
111の回動角度の変化となるが、この回動角度の変化
を上記の回動レバー122の遊びで吸収するようにして
いる。すなわち、カバーアーム111の回動角度が小さ
くなるとその分、円筒カム部材121の軸支部126に
対し回動レバー122が空回転(スリップ回転)する。
なお、この空回転による軸支部126と回動レバー12
2との位相のずれは、復帰時に回動レバー122がレバ
ーストッパ127に突き当たることにより解消される。
する円筒カム部材121の軸支部126は、シートカー
トリッジ3に対し左右一対設けられており、且つ幅の異
なる2種類のシートカートリッジ3a,3bに対応させ
るべく2組、計4個設けられている(図7参照)。
5は、軸方向に延びる左側の長溝部位125aおよび右
側の短溝部位125bと、これらを連結する傾斜溝部位
125cとを連ねて構成されている。そして、このカム
溝125には、上記のカム駆動部材30の上端部に形成
したカム突起129が係合している。すなわち、カム駆
動部材30が復動(右動)することにより、カム突起1
29が長溝部位125aから傾斜溝部位125cを経て
短溝部位125bに移動し、そのカム作用により円筒カ
ム部材121を回動させる。これにより、回動レバー1
22がシートカートリッジ3内のカバーアーム111を
回動させて、巻取りローラ35を接触位置に下降させ
る。
動)すると、カム突起129が短溝部位125bから傾
斜溝部位125cを経て長溝部位125aに移動し、そ
のカム作用により円筒カム部材121を上記と逆方向に
回動させる。これにより、回動レバー122が元の位置
に復帰し、上記の復帰ばね116がカバーアーム111
を介して、巻取りローラ35を非接触位置に上昇させ
る。
位78bおよび頂部位78c)78と、円筒カム部材1
21のカム溝(傾斜溝部位125cおよび短溝部位12
5b)125とは、左右方向において相互に位置ずれし
ており、カム駆動部材30による圧着ローラ73の上下
動と巻取りローラ35の昇降動とが重なって行われるこ
とはない。
を引き剥がすときに、その剥離部位が大きな曲率となる
ようにこれに突き当てられるものであり、隔板部(シー
ト走行路7)51の上面に沿って前後方向に進退自在に
構成された剥離ガイド部材131と、剥離ガイド部材1
31を進退移動させる左右一対の回動アーム132,1
32とを有している。そして、左右一対の回動アーム1
32,132は上記のカバーアーム111に係合してお
り、カバーアーム111の回動に連動して回動し、剥離
ガイド部材131を進退させる。すなわち、回動アーム
132とローラ移動機構37の組み合わせにより、剥離
ガイド部材131を進退させる剥離ガイド進退機構33
が構成されている。
の剥離部分に水平方向から直接突き当てられる突当て部
134と、突当て部134の左右両側に配設され回動ア
ーム132と連結される左右一対の連結支持部135,
135とで一体に形成されている。突当て部134は、
その前端下部を突き当ての先端部位として鋭角に形成さ
れている。これにより、不要シート部ACの剥離部分
は、引きがされるときに大きな曲率となるように曲げら
れ(図12参照)、不要シート部ACとキャラクタ部A
Dの分離が促進される。なお、実施形態では、剥離部分
を鋭角になるように折り曲げているが、この部分の曲率
が十分に大きくなるかぎりこれが鈍角であってもよい
(剥離ガイド部材131と巻取りローラ35との位置関
係による)。
イド突起部136が形成され、このガイド突起部136
がカートリッジケース8の両側板部59に形成したガイ
ド溝137(図5参照)に案内されることで、剥離ガイ
ド部材131はシート走行路(隔板部51)7上におい
て、ハーフカット用シートAにわずかな間隙を存してこ
れに平行に進退する。また、各連結支持部135には、
連結ピン係合部138が立設されており、連結ピン係合
部138に形成した長孔138aに、後述する回動アー
ム132の連結ピン142が摺動自在に係合している。
孔141を介してカートリッジケース8の側板部59に
回動自在に支持され、下端部に内側に突出形成した連結
ピン142で剥離ガイド部材131に連結されている。
また、軸孔141廻りには捻りコイルばね143が巻回
されており、この捻りコイルばね143により、回動ア
ーム132を介して剥離ガイド部材131が前進方向に
弱く付勢されるようになっている。回動アーム132の
内側面には、上端から軸孔141を迂回して下部に至る
湾曲ガイド溝144が形成されており、この湾曲ガイド
溝144に上記カバーアーム111に形成した作動ピン
118が係合している。また、湾曲ガイド溝144の上
端部は広がっており、前進した剥離ガイド部材131
が、捻りコイルばね143に抗して適宜後退することを
許容している。
すると、作動ピン118が湾曲ガイド溝144内を下方
に向かってスライドし、回動アーム132が後方に回動
する。これにより、巻取りローラ35が下降すると同時
に剥離ガイド部材131が後退する。また逆に、カバー
アーム111が上方に向かって回動すると、作動ピン1
18が湾曲ガイド溝144内を上方に向かってスライド
し、回動アーム132が前方に回動する。これにより、
巻取りローラ35が上昇すると同時に剥離ガイド部材1
31が前進する。なお、湾曲ガイド溝144の軸孔から
遠い側の溝形状は、カバーアーム111が回動自在に支
持される細径軸71を中心とする円弧状に形成されてお
り、剥離ガイド部材131が後退位置に長く留まるよう
になっている。これにより、巻取りローラ35は大きな
径までシートを巻取り可能となる。
して不要シート部ACの引剥がし端部を粘着保持すると
きには、剥離ガイド部材131は巻取りローラ35に干
渉しないように後退しており、不要シート部ACを粘着
保持した巻取りローラ35が上昇すると、剥離ガイド部
材131が不要シート部ACの剥離部分が鋭角となる
(大きい曲率となる)ようにこれに突き当てられる(図
11および図12参照)。そして、巻取りローラ35と
剥離ガイド部材131とが上下に位置し、且つ剥離ガイ
ド部材131の方が幾分前方に位置する状態で、巻取り
ローラ35の回転とハーフカット用シートAの前方への
送りとが同時に行われて、不要シート部ACの引き剥が
しとこれに続く巻取りとが同時に行われる。
Cの引き剥がし開始位置、すなわち巻取りローラ35に
よる粘着保持位置は、ハーフカット用シートAの前部に
ハーフカットで形成した横断山形カット線S8または1
本〜複数本の横断カット線S8の位置となる(図20参
照)。特に、横断山形カット線S8は山形の頂部から確
実に粘着保持される。
が上述した弱粘着シートBを引き剥がす場合にも、上記
と類似の動作が行われる。弱粘着シートBを引き剥がす
場合には、巻取りローラ35が下降(剥離ガイド部材1
31は後退)して弱粘着シートBの引剥がし端部を粘着
保持した後、接触位置のまま巻取りローラ35の回転と
ハーフカット用シートAの前方への送りとが同時に行わ
れて、弱粘着シートBの引き剥がしとこれに続く巻取り
とが同時に行われる。すなわち、巻取りローラ35がハ
ーフカット用シートA上を相対的に転動するようにし
て、弱粘着シートBの引き剥がしと巻取りとが行われる
(図11参照)。
抜きラウンドAAや逆剥ぎラウンドABを貼着して引き
剥がされる。この場合、ハーフカット用シートAに対
し、巻取りローラ35を相対的に転動させて弱粘着シー
トBを引き剥がすことで、シート全体を押えつつ引き剥
がしが行われる。このため、剥離シートAbに対する粘
着面積の小さい(粘着力が小さい)ラウンド部分AA,
ABが、優先的に引き剥がされることになり、ラウンド
部分AA,ABを確実に引き剥がすことができる。
図12を参照して、装置フレーム5および内部装置6に
ついて詳細に説明する。装置フレーム5は、図6ないし
図9に示すように、左右両側のサイドフレーム151,
151と、両サイドフレーム151,151の後下半部
間に渡した後鉛直フレーム152と、両サイドフレーム
151,151の前上部間に渡した上鉛直フレーム15
3と、両サイドフレーム151,151の前部間に渡し
た前水平フレーム154とで構成されている。
フレーム152とは折り曲げることにより一体に形成さ
れ、これらと別体に形成された上鉛直フレーム153と
前水平フレーム154とは、両サイドフレーム151,
151にねじ止めされている。そして、両サイドフレー
ム151,151は、各種の内部装置6を支持して装置
アッセンブリを構成しており、また後鉛直フレーム15
2と上鉛直フレーム153とは、カートリッジ装着部9
の一部を構成している。
リッジ3の左右の掛止め突起41,41が係止される3
つの掛止め開口156と、上記のカートリッジ出力歯車
106が臨む2つのギヤ用切欠き開口157と、上記の
回動レバー122が臨む4つのレバー用切欠き開口15
8が形成されている。また、上鉛直フレーム153の左
右の中間上部には、ばねにより付勢されたフック159
が設けられている。
に位置する内側の2つの掛止め開口156,156に
は、幅狭に形成したシートカートリッジ3aの左右の掛
止め突起41,41が係止し、外側の掛止め開口156
および兼用となる右側の掛止め開口156には、幅広に
形成したシートカートリッジ3bの左右の掛止め突起4
1,41が係止する。また、フック159は、各シート
カートリッジ3a,3bのフック受け突起42に上側か
ら係止し、シートカートリッジ3をカートリッジ装着部
9に押さえ付けて、その浮き上がりを防止している。
対のレバー用切欠き開口158,158とは、幅狭に形
成したシートカートリッジ3aに対応しており、それぞ
れカートリッジケース8に形成したギヤ用切欠き部10
5およびレバー用切欠き部123に連通している。同様
に、外側のギヤ用切欠き開口157と外側の一対のレバ
ー用切欠き開口158,158とは、幅広に形成したシ
ートカートリッジ3bに対応している。
リッジ3の左右の鉛直段部43,43が係止される4つ
の下向き切欠き部161が、形成されている。4つの下
向き切欠き部161のうち、内側の2つの下向き切欠き
部161,161には、幅狭に形成したシートカートリ
ッジ3aの左右の鉛直段部43,43が係止され、外側
の2つの下向き切欠き部161,161には、幅広に形
成したシートカートリッジ3bの左右の鉛直段部43,
43が係止される。また、後鉛直フレーム152の中間
上端部162には、各シートカートリッジ3a,3bの
水平段部44が載置されるようになっている。このよう
に、カートリッジ装着部9に臨む装置フレーム5の一部
を利用して、大小2種類のシートカートリッジ3a,3
bは、いずれも左右方向の中心位置が、カートリッジ装
着部9の左右中心位置に合致するように位置決めされ
て、装着される。
装置6であるシート供給機構11、シート送り機構1
2、カッティングプロッタ機構13およびシート剥離機
構14について説明する。この場合、シート供給機構1
1、シート送り機構12およびシート剥離機構14は、
単一の駆動モータ17と、駆動モータ17の回転動力を
クラッチ切替えにより各機構11,12,14に伝達す
る共通の動力伝達部18により、駆動されるようになっ
ている。また上述のように、シート供給機構11の一部
およびシート剥離機構14の主要部は、シートカートリ
ッジ3の構成部材としてこれに組み込まれている。
ジ3のシート供給口58の近傍に配置したシート供給ロ
ーラ171と、シートカートリッジ3に搭載したシート
押さえ部材62とを備えている。シート供給ローラ17
1は、両端部を装置フレーム5に回転自在に支持され、
上記の駆動モータ17により回転されるシート供給軸1
72と、シート供給軸172に装着した左右一対のゴム
ローラ173,173とを有している(図7参照)。シ
ートカートリッジ3を装着すると、ハーフカット用シー
トAの繰出し部A1がシート押さえ部材62に押圧され
るようにして、シート供給ローラ171に接触する(図
5参照)。
転させると、ハーフカット用シートAはシート走行路7
に送り出され、シート送り機構12に受け取られる。詳
細は後述するが、シート送り機構12のシート送り方向
の上流側にはスライドカッタ175が配設され、下流側
にはシート検出センサ176が配設されている。シート
走行路7に送り出されたハーフカット用シートAは、シ
ート検出センサ176によりその前端が検出され、所定
のステップ数送られたところで停止し、スライドカッタ
175により切り離される。そして、スライドカッタ1
75の切断が完了すると、シート供給ローラ171がわ
ずかに逆転してハーフカット用シートAの切断端をシー
ト走行路7からわずかに引き戻す。
導入したハーフカット用シートAを挟持して、これを回
転送りする上送りローラ182および下送りローラ18
3から成るシート送りローラ(グリップローラ)181
を備えている。上送りローラ182は自由回転ローラで
あり、フリー回転軸185と、フリー回転軸185の軸
方向に分散配置した4つの樹脂ローラ186とで構成さ
れている(図7参照)。下送りローラ183は、ステン
レスなどの金属ローラで構成した駆動ローラで構成され
ている。上送りローラ182の4つの樹脂ローラ186
が転接する下送りローラ183の4つの転接部位183
aは、ローレット加工などにより外周面に荒げ加工が施
されており、ハーフカット用シートAをスリップするこ
となく正逆送りできるようになっている(図7参照)。
ーム5に回転自在に支持されており、この両支持部の中
心位置に対し、シートカートリッジ3のハーフカット用
シートAの幅方向の中心が合致するようにカートリッジ
装着部9が配置されている。また、4つの樹脂ローラ1
86も、その2つずつが下送りローラ183の左右の中
心に対し左右対称に配置されており、ハーフカット用シ
ートAの斜行が防止されるようになっている。一方、上
送りローラ182は、両端部を左右一対のレバーアーム
187,187に回転自在に支持されている。各レバー
アーム187は、上部で装置フレーム5のサイドフレー
ム151に回動自在に支持されると共に、下部にサイド
フレーム151から延びるコイルばね188が掛け止め
されている(図7参照)。
には、上送りローラ182のフリー回転軸185が両持
ちで軸支され、両レバーアーム187,187の下端部
を前方に引くことにより、コイルばね188に抗して両
レバーアーム187,187が回動し、上送りローラ1
82が下送りローラ183から上方に離間する。逆に、
両レバーアーム187,187を離すと、コイルばね1
88により両レバーアーム187,187が逆方向に回
動し、上送りローラ182が下送りローラ183に上方
から接触する。すなわち、上送りローラ182は下送り
ローラ183に対し、コイルばね188による一定の押
圧力をもって接触している。なお、実施形態におけるレ
バーアーム187のレバー操作は、主にハーフカット用
シートAにジャミングが発生した場合等の非常時に行わ
れる。
ィングバイト201と、カッティングバイト201をシ
ート送り方向と直交する方向に往復動させる往復動機構
202と、往復動機構202を駆動する正逆回転可能な
往復動モータ(キャリッジモータ)203とを備えてい
る。往復動機構202は、カッティングバイト201を
保持するバイトキャリッジ205と、バイトキャリッジ
205の往復動を案内するキャリッジガイド軸206
と、バイトキャリッジ205を往復動させるタイミング
ベルト207と、タイミングベルト207を掛け渡した
駆動プーリ208および従動プーリ209とを有してい
る(図7参照)。
バイトキャリッジ205を上下方向に回動させて、カッ
ティングバイト201を切断動作位置と非切断動作位置
との間で移動させるバイト移動機構210を備えてい
る。さらに、往復動機構202のバイトキャリッジ20
5には上記のスライドカッタ175が搭載され、且つ往
復動するバイトキャリッジ205により上記の動力伝達
部18のクラッチ切替えが行われる。さらにまた、上記
のカム駆動部材30の往復動もこの往復動機構202に
より行われる(いずれも詳細は後述する)。
前水平フレーム154の端部に下向きに載置固定されて
おり、また前水平フレーム154の両外端部下面には、
ギヤ一体型の駆動プーリ208と従動プーリ209とが
回転自在に取り付けられている。往復動モータ203の
主軸に固定した出力ギヤ211には駆動プーリ208の
ギヤ212が噛み合っており、往復動モータ203の正
逆回転により、駆動プーリ208および従動プーリ20
9間に掛け渡したタイミングベルト207が、正逆走行
する(図7参照)。
214と鉛直厚板部215とで略「T」字状の断面形状
を有しており、水平厚板部214の中央に上側から貫通
するようにカッティングバイト201が着脱自在に装着
されている。また、鉛直厚板部215の後面には、スラ
イドカッタ175が着脱自在に且つ回動自在に搭載され
ている。また、バイトキャリッジ205は、水平厚板部
214と鉛直厚板部215との交差部分でキャリッジガ
イド軸206にスライド自在に取り付けられ、且つキャ
リッジガイド軸206近傍の水平厚板部214上面の突
起部216でタイミングベルト207の一部に固定され
ている。一方、キャリッジガイド軸206は円形のシャ
フトであり、両外端部をサイドフレーム151に支持さ
れている。
と、バイトキャリッジ205がキャリッジガイド軸20
6に案内されて左右方向に往復動する。そして、この往
復動とこれに同期するハーフカット用シートAの正逆走
行とにより、カッティングバイト201によるハーフカ
ット用シートAへのキャラクタのアウトラインカットが
行われる。また、ハーフカット用シートAの送りを停止
した状態で、バイトキャリッジ205を往復動させるこ
とで、スライドカッタ175によるハーフカット用シー
トAの切断が行われる。
202を用いて、カッティングバイト201およびスラ
イドカッタ175を個々に切断動作させる場合、カッテ
ィングバイト201を切断動作させるときにはスライド
カッタ175をハーフカット用シート(シート走行路
7)Aから退避させる一方、スライドカッタ175を切
断動作させるときにはカッティングバイト201をハー
フカット用シート(シート走行路7)Aから退避させる
必要がある。そこで、カッティングプロッタ機構13に
関連させて装置本体2には、バイト移動機構210およ
びカッタ移動機構218が設けられている(図14〜図
16参照)。
成されており、バイト移動機構210によりこのキャリ
ッジガイド軸206を中心にバイトキャリッジ205を
上下方向に傾動させ得るようになっている。すなわち、
図9および図13に示すように、バイト移動機構210
は、バイトキャリッジ205を水平姿勢に傾動させて、
カッティングバイト201をハーフカット用シートAに
切り込ませる(ハーフカット)切断動作位置と、バイト
キャリッジ205を前上がり姿勢に傾動させて、カッテ
ィングバイト201をハーフカット用シートAから上方
に退避させる非切断動作位置との間で、バイトキャリッ
ジ205およびカッティングバイト201を移動させ
る。
ド軸206に平行に配設したガイドプレート221と、
ガイドプレート221を回動させる電磁ソレノイド22
2とを有している。ガイドプレート221は、前端部の
両側で装置フレーム(サイドフレーム151)5に回動
自在に支持されており、後端部にはバイトキャリッジ2
05がスライド自在に係合している。すなわち、バイト
キャリッジ205は、前部をガイドプレート221に案
内され、後部をキャリッジガイド軸206に案内されて
往復動する。
レート片224を介して電磁ソレノイド222のプラン
ジャ225が連結されている。また、プランジャ225
には戻しばね226が巻回されている。バイトキャリッ
ジ205が非切断動作位置ある状態から電磁ソレノイド
222を励磁すると、ガイドプレート221およびバイ
トキャリッジ205を介して、カッティングバイト20
1が切断動作位置に移動し、逆に励磁すると、戻しばね
226によりカッティングバイト201が非切断動作位
置に移動する。これにより、非切断動作時のカッティン
グバイト201は、ハーフカット用シートAから離れて
おり、この状態でカッティングバイト201が往復動し
ても、ハーフカット用シートAを傷つけることがない。
ャリッジ205の後面に回動自在に取り付けられてお
り、カッタ移動機構218は、バイトキャリッジ205
の往復動を利用して、スライドカッタ175を回動させ
る構造になっている。すなわち、カッタ移動機構218
は、往動の終端でスライドカッタ175を起立姿勢に回
動させてハーフカット用シートAに切り込み可能な切断
動作位置とし、復動の終端でスライドカッタ175を傾
き姿勢に傾動させてハーフカット用シートAから退避さ
せる非切断動作位置とする。
いし図16に示すように、カッタ刃231と、カッタ刃
231を保持するカッタホルダ232とを有している。
カッタ刃231は、上下に斜刃を形成したものであり、
磨耗が進んだ場合には上下を反転して使用できるように
なっている。カッタホルダ232は、カッタ刃231を
上方から装着可能な刃装着部234と、バイトキャリッ
ジ205の軸突起235に回動自在に係合する軸受け孔
236と、軸受け孔236の上側に形成したクリック係
合部237と、上端に突出した突当受け部238とで一
体に形成されている。
の上端において片側に寄った位置であって、ほぼ回動中
心の直上部に配置されており、上方に向かって延在して
いる。刃装着部234は、内側にカッタ刃231の厚み
に対応する溝を形成した1対の装着片240,240で
構成されており、幅方向および厚み方向でカッタ刃23
1を不動に保持している。また、カッタ刃231の刃先
が面する側の装着片240の下部は、溝を廃して刃先に
倣った斜面となっており、この部分でカッタ刃231の
先端突出長さが規制されるようになっている。
は、円形断面に形成された軸部235aの先端に径方向
に突出した扇形部位235bおよび方形部位235cを
有している。これに対し、カッタホルダ232の軸受け
孔236は、上記の軸部235aに対応する軸孔236
aの径方向に、扇形部位235bおよび方形部位235
cに対応する扇形孔部位236bおよび方形孔部位23
6cを有している。
235cと、扇形孔部位236bおよび方形孔部位23
6cとは、バイトキャリッジ205に対しカッタホルダ
232を横倒し姿勢にした状態でのみ合致するようにな
っている。これにより、カッタホルダ232は、横倒し
姿勢でバイトキャリッジ205に装着され、この状態か
ら上記の起立姿勢あるいは斜め姿勢に回動させることに
より、バイトキャリッジ205に対し抜止め状態とな
る。
孔241,241により画成されたばね性を有する薄肉
の帯状部であり、その中間部裏面側には、バイトキャリ
ッジに形成した一対の方形孔242,242にクリック
係合する円形小突起243が形成されている。バイトキ
ャリッジ205の1対の方形孔242,242は、カッ
タホルダ232がそれぞれ起立姿勢および斜め姿勢にあ
るときに、円形小突起243が係合するように配設され
ている。すなわち、クリック係合部237により、カッ
タホルダ232は切断動作位置および非切断動作位置に
おいてバイトキャリッジ205に位置規制され、振動等
で回動してしまうのを防止している。もっとも、カッタ
刃231の向きと移動方向との関係で、クリック係合が
不十分であっても切断動作および非切断動作に支障を生
ずることはない。
5の切断動作位置を越えた回動を阻止する回動ストッパ
である。スライドカッタ175を一方向(往動方向)に
切断動作させると、そのカッタ刃231には切断抵抗が
作用しカッタホルダ232を図示反時計回りに回動させ
ようとするが、この回動ストッパ244により、切断動
作時のスライドカッタ175の起立姿勢(切断姿勢)が
維持される。なお、実施形態の回動ストッパ244は、
スライドカッタ175の回動中心に対し斜め上方位置に
1つ配設されているが、回動中心に対し対角位置に2つ
配設することが、好ましい。
構202と、装置フレーム5の両サイドフレーム15
1,151に設けた往動突当て片(左側)246および
復動突当て片(右側)247とで構成されている。往動
突当て片246および復動突当て片247は、各サイド
フレーム151の一部を長方形に且つ内側に向かって直
角に切り起こして形成されている。
ャリッジ205が往動の終端近傍に達すると、スライド
カッタ175の突当受け部238が往動突当て片246
に突き当たり、スライドカッタ175は切断動作位置に
回動する(図15参照)。また逆に、復動するバイトキ
ャリッジ205が復動の終端近傍に達すると、スライド
カッタ175の突当受け部238が復動突当て片247
に突き当たり、スライドカッタ175は非切断動作位置
に回動する(図16参照)。
を切断動作させるためのバイトキャリッジ205の往動
および復動の範囲は、カッティングバイト201を切断
動作させるときのバイトキャリッジ205の往復動範囲
の外側に設定されており、カッティングバイト201が
切断動作(往復動)しているときには、スライドカッタ
175が往動突当て片246および復動突当て片247
に突き当たることはない。すなわち、スライドカッタ1
75が非切断動作位置から切断動作位置に回動すること
はない。
てカッティングバイト201およびスライドカッタ17
5は、シート走行路7の前半部に臨んでおり、このシー
ト走行路7の前半部は、両サイドプレート151,15
1に渡すように設けたベースプレート(の上面)251
で構成されている。ベースプレート251には、上記の
下送りローラ183を逃げるローラ溝部252と、カッ
ティングバイト201の刃先を逃げるバイト溝部253
と、スライドカッタ175の移動(往復動)軌跡を対応
して設けたカッタ溝部254とが形成されている(図9
参照)。
ット用シートAの両幅端に相当する位置を挟んで左右一
対(2箇所)、且つ横断方向(シートAに直交する方
向)に短いもので形成されている。実際には、2種類の
カーフカット用シートAに対応して、直線上に計4箇所
に形成されている。これにより、不要シート部ACの引
き剥がし開始のための横断カット線S8(図20参照)
を形成するときに、ハーフカット用シートAに対しカッ
ティングバイト201をその外側から切り込んでいって
も、カッティングバイト201の刃先が損傷することが
ない。
53を連続する1本のものとすることもできる。すなわ
ち、バイト溝部253を、カッティングバイト201の
移動軌跡に対応した1本の溝としてもよい。かかる場合
には、カッティングバイト201によるハーフカット時
に、ハーフカット用シートAのカット部位がバイト溝部
253内にわずかに撓むため、カッティングバイト20
1への上向きの反力が小さくなり、切込み深さが安定し
てハーフカットを精度良く行うことができる。
75では、その切先がカッタ溝部254を切断移動する
ため、安定した切断が可能となると共に切先の磨耗が抑
制される。なお、ハーフカット用シートAを位置検出す
るシート検出センサ176は、ローラ溝部252とバイ
ト溝部253との間に上向きに配設されている。
ム駆動部材30は、キャリッジガイド軸206の上側に
これと平行に配設したカム駆動部材ガイド軸261にス
ライド自在に取り付けられ、またバイトキャリッジ20
5の鉛直厚板部215との間に構成した係脱機構262
により、バイトキャリッジ205に対し係脱自在に構成
されている。カム駆動部材ガイド軸261は、キャリッ
ジガイド軸206と同様に円形シャフトで構成され、両
端部を左右のサイドフレーム151,151に固定され
ている。
その後部に圧着ローラ73を下動させるカムフォロア8
6が取り付けられ、上端部に巻取りローラ35を下降さ
せると共に剥離ガイド部材131を前進させるカム突起
129が形成されている。また、カム駆動部材30の前
部は下向き「L」字状に屈曲して、前水平フレーム15
4の上面に接触している。すなわち、カム駆動部材30
は、カム駆動部材ガイド軸261および前水平フレーム
154の上面に案内されて往復動する。なお、カムフォ
ロア86がカム作用で受ける反力およびカム突起129
がカム作用で受ける反力は、前水平フレーム154で受
けられる。
5の鉛直厚板部215の上面に揺動自在に取り付けたフ
ックアーム264と、カム駆動部材30の下面に形成さ
れフックアーム264が係脱するフック受け部265と
で構成されている。フックアーム264は、先端部にフ
ック受け部265に係脱する上向きの円柱状突起266
を有し、基部で鉛直厚板部215に回動自在に取り付け
られている。また、フックアーム264の基部には、そ
の尾端から往復動方向に延びる板ばね267が取り付け
られており、この板ばね267により、揺動するフック
アーム264が常に往復動方向に平行な姿勢に戻るよう
になっている(図15および図16参照)。
65は、フックアーム264の延在方向に対し斜めに傾
いたブロック状の下向き凸部で構成されている。フック
受け部265の平面視先端位置には、上記の円柱状突起
266が掛止めされる引側掛止め部位268が、尾端位
置には押側掛止め部位269がそれぞれ窪入形成されて
いる。
イトキャリッジ205が往動してくると、フックアーム
264の円柱状突起266が斜めに位置するフック受け
部265の手前側面に突き当たり、この側面に沿って進
む。この状態では、フックアーム264は板ばね267
に抗して一方向に振られてゆく。さらに円柱状突起26
6が引側掛止め部位268に達すると、板ばね267の
ばね力により円柱状突起266が引側掛止め部位268
に入り込み、フックアーム264がカム駆動部材30を
掛け止めした状態となる。この状態でバイトキャリッジ
205が反転復動すると、カム駆動部材30はバイトキ
ャリッジ205に引かれるようにして復動する。
30を掛け止めした状態を越えて進む(往動)と、フッ
クアーム264は引側掛止め部位268から外れ、板ば
ね267によりフック受け部265の先方側面に瞬時に
回り込む。ここで、バイトキャリッジ205が反転復動
すると、円柱状突起266は先方側面に沿って移動し押
側掛止め部位269に入り込むが、そのままカム駆動部
材30を置去りにする。
側掛止め部位269に入り込んだ状態で、バイトキャリ
ッジ205が反転往動すると、カム駆動部材30はバイ
トキャリッジ205に押されるようにして往動する。な
お、板ばね267のばね力が極めて弱いため、円柱状突
起266がフック受け部265の手前側面や先方側面に
突き当たった程度では、カム駆動部材30は移動するこ
とはない。
ム駆動部材30との間に構成した係脱機構262によ
り、バイトキャリッジ205の往復動を利用し、カム駆
動部材30に選択的な往動および復動を行わせ適宜、圧
着ローラ73の上下動や巻取りローラ35の昇降動を行
うようになっている。
ウンドAAおよび/または逆剥ぎラウンドABを引き剥
がすラウンド剥離機構と、キャラクタ部AD以外の不要
シート部ACを引き剥がす不要シート部剥離機構とで構
成されているが、これらは構成装置の一部を相互に兼用
している。すなわち、上述のようにシート剥離機構14
は、粘着シート貼着機構31と、巻取りローラ35、ロ
ーラギヤ列36およびローラ移動機構37から成る巻取
り剥離機構32と、剥離ガイド機構33とで構成されて
いる。
て、各機構の共通の動力源となる駆動モータ17、およ
び駆動モータ17の回転動力を各機構に選択的に伝達す
る動力伝達部18について説明する。駆動モータ17
は、上記の往復動モータ203と同様に正逆回転可能な
ステッピングモータで構成され、シート供給機構11、
シート送り機構12およびシート剥離機構(巻取り剥離
機構32)14に回転動力を付与する。動力伝達部18
は、駆動モータ17の回転動力をこれら機構に選択的に
伝達するクラッチ機構19を有しており、クラッチ機構
19は、往復動するカッティングプロッタ機構13のバ
イトキャリッジ205により切り替えられるようになっ
ている。
17の回転動力をシート送り機構12のみに伝達するシ
ート送り位置C1と、シート送り機構12およびシート
供給機構11に伝達するシート供給位置C2と、シート
送り機構12および巻取り剥離機構32に伝達するシー
ト巻取り位置C3との、3段階の切替え移動により行わ
れる(図18参照)。
151の内側に固定され、サイドフレーム151を外側
に貫通した主軸には出力歯車271が固定されている
(図7参照)。
51の外側に配設されており、駆動モータ17の出力歯
車271から後述する中間歯車301を介してシート送
り機構12に動力を入力するシート送り歯車282と、
シート送り歯車282から動力を入力するクラッチ機構
19と、クラッチ機構19からシート供給機構11に動
力を入力するシート供給歯車281と、クラッチ機構1
9から巻取り剥離機構32に動力を入力する巻取り動力
伝達機構283とで構成されている。
ラ171のシート供給軸172の端部に固定されてお
り、駆動モータ17の回転動力をシート供給ローラ17
1に伝達し、これを回転させる。シート送り歯車282
は、下送りローラ183の端部に固定されており、駆動
モータ17の回転動力をシート送りローラ181に伝達
し、これを回転させる。この場合、シート送り歯車28
2は、後述する中間歯車301を介して出力歯車271
と常に連結されており、駆動モータ17の回転に伴って
常に回転する。
切替歯車302を介してシート送り歯車282に連結さ
れており、クラッチ切替えにより選択的に回転する。ま
た、シート送り歯車282とシート供給歯車281との
減速比はシート供給量がシート送り量より小さくなるよ
うに設定されている。このため、シート供給時に、シー
ト供給ローラ171とシート送りローラ181との間で
ハーフカット用シートAの弛みを防止することができ
る。
トリッジ出力軸107に動力を伝達するものであり、ク
ラッチ機構19から動力を入力する巻取り入力プーリ2
85と、カートリッジ出力軸107に取り付けた巻取り
出力プーリ286と、巻取り入力/出力プーリ間に配置
した経路変更用の2つの中間プーリ287,287と、
これらプーリに掛け渡した巻取りタイミングベルト28
8とを備えると共に、巻取り出力プーリ286に添設し
た摩擦クラッチ289と、2つの中間プーリ287,2
87を保持すると共にこれを一方向に付勢するテンショ
ン機構290とを備えている。
は、後述する切替歯車302が連結される噛合い連結部
285aが形成されており(図18参照)、巻取り入力
プーリ285と切替歯車302とは、噛合いクラッチ構
造で連結自在に構成されている。テンション機構290
は、2つの中間プーリ297,297を回転自在に支持
する支持フレーム292と、支持フレーム292を一方
向に引っ張る引張りばね293と、これらを収容するホ
ルダ294とで構成されており、引張りばね293によ
り、2つの中間プーリ287,287を介して巻取りタ
イミングベルト288に所定の張りを与えている。
擦クラッチ板295a,295bと、両摩擦クラッチ板
295a,295bに挟持されたフェルト等より成る摩
擦板295cと、押圧ばね296とから成り、一方の摩
擦クラッチ板295aがカートリッジ出力軸107に固
定され、他方の摩擦クラッチ板295bが巻取り出力プ
ーリ286に固定されている。また、巻取り出力プーリ
286と他方の摩擦クラッチ板295bとは、カートリ
ッジ出力軸107に回転自在に支持され、且つ押圧ばね
296により一方の摩擦クラッチ板295aに向かって
付勢されている。カートリッジ出力軸107に一定の負
荷(巻取りトルク)が加わると、2枚の摩擦クラッチ板
295a,295bが滑って巻取り出力プーリ286が
スリップ回転する。
りローラ181と協働して回転する巻取りローラ35に
より巻き取られるが、その際、不要シート部ACの弛み
を防止するため、巻取り動力伝達機構283の減速比
は、巻取りローラ35の径が最小のときに、シート送り
ローラ181によるハーフカット用シートAの送り量よ
りも、巻取りローラ35により巻き取られる不要シート
部ACの巻取り量が多くなるように設定されている。そ
して、このハーフカット用シートAの送り量と不要シー
ト部ACの巻取り量との違いを、スリップ回転する上記
の摩擦クラッチ289により吸収している。また、摩擦
クラッチ289のスリップトルクの大きさは、巻取りロ
ーラ35による弱粘着シートBの巻取り時、シート送り
ローラ181と巻取りローラ35の間で、ハーフカット
用シートAが弛まない範囲で、且つ不要シート部ACが
巻取りローラ35に密着巻きされる値に設定されてい
る。
2と、巻取り入力プーリ285と同軸上に配設した切替
歯車302と、切替歯車302を軸方向に切替え移動さ
せる切替レバー303と、切替レバー303を戻し方向
に付勢する切替ばね304とを備えている。一方、クラ
ッチ機構19の切替えを行うバイトキャリッジ205に
は、その側端部に2本のプッシャ305,305が一体
に突設されている(図15参照)。
に固定した中間歯車軸307に回転自在に軸支され、出
力歯車271およびシート送り歯車282に噛み合って
いる。切替歯車302は、サイドプレート151に固定
したプーリ支軸308に、巻取り入力プーリ285と共
に回転自在に軸支されている。この場合、外側に巻取り
入力プーリ285が配設され内側に切替歯車302が配
設されていて、この巻取り入力プーリ285と切替歯車
302との間には上記の切替ばね304が介設されてい
る。また、切替歯車302の外側の端面には、巻取り入
力プーリ285と噛合いクラッチ構造で連結される噛合
い連結部302aが形成されている。
る「L」字状の板材で構成され、上端部でサイドプレー
ト151に固定したレバーガイド軸309に、下部で中
間歯車軸307およびプーリ支軸308にスライド自在
に支持されている。切替レバー303の上端部にはバイ
トキャリッジ205の2本のプッシャ305,305が
当接する一方、切替レバー303の下先端部は切替歯車
302の内側の端面に当接している。
5によるクラッチ切替範囲は、カッティングバイト20
1を切断動作させるときのバイトキャリッジ205の往
復動範囲の外側に設定されており、バイトキャリッジ2
05がクラッチ切替範囲外に移動しているときには、切
替ばね304に付勢された切替歯車302は、シート送
り位置C1(定位置としてのホーム位置)となっていて
シート送り歯車282のみに噛み合っている。この状態
では、駆動モータ17の動力はシート送り歯車282に
伝達されこれを回転させる。また、切替歯車302は、
シート送り歯車282の回転を受けて空回転する。
囲の給紙駆動位置(後述する)P3に移動すると、切替
レバー303が切替ばね304に抗して切替歯車302
をシート供給位置C2に移動させる(図19参照)。こ
れにより、切替歯車302がシート送り歯車282およ
びシート供給歯車281に噛み合って、駆動モータ17
の動力はシート送り歯車282、切替歯車302および
シート供給歯車281の順で伝達される。この場合、切
替歯車302は、シート送り歯車282とシート供給歯
車281とを同方向に回転させる中間ギヤとして機能す
る。
囲の巻取り駆動位置(後述する)P2に移動すると、切
替レバー303が切替ばね304に抗して切替歯車30
2をシート巻取り位置C3に移動させる(図19参
照)。これにより、切替歯車302は、シート送り歯車
282に噛み合うと共に巻取り入力プーリ285と噛合
い連結される。これにより、駆動モータ17の動力はシ
ート送り歯車282、切替歯車302および巻取り入力
プーリ285の順で伝達される。そして、巻取り入力プ
ーリ285の回転動力は、巻取りタイミングベルト28
8および巻取り出力プーリ286を経て、カートリッジ
出力軸107を回転させる。
205により、クラッチ機構19がシート送り位置C1
に切り替わると、シート送りローラ181が回転してハ
ーフカット用シートAの正逆送りが行われ、シート供給
位置C2に切り替わると、シート供給ローラ171およ
びシート送りローラ181が回転してハーフカット用シ
ートAがシート走行路7に供給(導入)される。さら
に、クラッチ機構19がシート巻取り位置C3に切り替
わると、シート送りローラ181および巻取りローラ3
5が回転して、弱粘着シートBや不要シート部ACの巻
取りが行われる。
キャリッジ205の往復動は、以下の種々に動作の駆動
源となっている。具体的には、アウトラインカットに
おけるカッティングバイト201の切断移動、スライ
ドカッタ175の切断移動、スライドカッタ175の
出入れ動作(回動)、圧着ローラ73の上下動、巻
取りローラ35の昇降動(剥離ガイド部材131の進退
動を含む)およびクラッチ機構19の切替え動作を行
う。そして、これらの動作を可能とするバイトキャリッ
ジ205の往復動位置や往復動範囲は、ハーフカット用
シートA、シートカートリッジ3、クラッチ機構19の
それぞれの位置などを考慮して、設計されている。
とバイトキャリッジ205の往復動における位置関係を
示している。同図では、バイトキャリッジ205の左右
方向の中心位置を、往動方向である右端から左端まで順
に、P0〜P12までの符号を付して示している。な
お、図中の数値は、ハーフカット用シートAの中心位置
からの各位置の距離を表している。また、カッティング
処理されるハーフカット用シートAの幅は、120mm
と210mmの2種類である。
によりバイトキャリッジ205がこの位置まで移動し、
バイトキャリッジ205の動作がリセットされる。な
お、バイトキャリッジ205の初期位置の検出は、図示
しない検出センサや検出スイッチ、或いはバイトキャリ
ッジ205がサイドフレーム151に突き当たって往復
動モータ203が脱調することにより行われる。P1は
カッタリセット位置であり、スライドカッタ175が非
切断動作位置に回動(回動完了)する位置である。スラ
イドカッタ175は、後述するホーム位置P4から回動
を開始しこの位置P1で非切断動作位置への回動を完了
する。
構19の切替位置のうちのシート巻取り位置C3に対応
している。この位置P2を中心とする前後の区間で、切
替歯車302が巻取り入力プーリ285に連結される。
P3は給紙駆動位置であり、クラッチ機構19の切替位
置のうちのシート供給位置C2に対応している。上記と
同様に、この位置P3を中心とする前後の区間で、切替
歯車302がシート供給歯車281に噛み合う。なお、
クラッチ機構19のシート送り位置C1は、上記の位置
P0〜位置P3の範囲以外の位置がこれに対応する。
ジ205はこの位置で待機し、この位置から各位置へ移
動する。したがって、バイトキャリッジ205は、電源
ONにより位置P0に移動した後、この位置P4に移動
して待機する。また、上述したがこの位置P4は、スラ
イドカッタ175が復動突当て片247に突き当たる回
動開始位置でもある(ただし、バイトキャリッジ205
は停止せず)。
0が引出し状態でバイトキャリッジ205がこの位置に
移動すると、巻取りローラ35が下降(下降完了)す
る。具体的には、カム駆動部材30のカム突起129
が、カム溝125における短溝部位125bのほぼ左右
中間で停止する。P6はラミネート位置であり、カム駆
動部材30が引出し状態でバイトキャリッジ205がこ
の位置に移動すると、圧着ローラ73が下動(下動完
了)する。具体的には、カム駆動部材30のカムフォロ
ア86が、カム部78における頂部位78cのほぼ左右
中間で停止する。
に、幅方向に中心位置を合致させてハーフカット用シー
トAの供給および走行が行われる。P8は、カム駆動部
材収納位置であり、カム駆動部材30を左端の待機位置
に収納する場合に、カム駆動部材30が押込み状態でバ
イトキャリッジ205はこの位置まできてカム駆動部材
30を収納する。同様に、P9は、カム駆動部材取出位
置であり、カム駆動部材30を左端の待機位置から取り
出す場合に、バイトキャリッジ205はこの位置までき
てカム駆動部材30を引き出して行く。なお、これらの
位置に対し、待機(収納)しているカム駆動部材30の
中心位置がP12(カム駆動部材待機位置)である。ま
た、P8およびP9は、カッティングバイト201を切
断動作させるときのバイトキャリッジ205の往復動範
囲の外側に設定されている。
図は、バイトキャリッジ205がカム駆動部材30に対
し係脱するときの動きを示している。引出し軌跡では、
バイトキャリッジ205のフックアーム264がカム駆
動部材30のフック受け部265に当接してから11m
m進むと、その円柱状突起266が引側掛止め部位26
8に至り、さらに掛止めを確実にすべく1mm進んでか
ら反転して引出し可能状態となる。押込み軌跡では、上
記の円柱状突起266が引側掛止め部位268に至って
から更に4mm進んで引側掛止め部位268を完全に越
えてから反転し、続いて押側掛止め部位269に至り、
ここで掛止め確実にすべく更に1mm進んでから反転し
て押込み可能状態となる(図17参照)。
り、スライドカッタ175が切断動作位置に回動(回動
完了)する位置である。スライドカッタ175は、位置
P10で回動を開始しこの位置P11で切断動作位置へ
の回動を完了する(スライドカッタ175起立)。すな
わち、位置P10は、スライドカッタ175が往動突当
て片246に突き当たる回動開始位置である(ただし、
バイトキャリッジ205は停止せず)。
201の切断動作におけるバイトキャリッジ205は、
位置P7を中心としてハーフカット用シートAの幅(1
20mm/210mm)に対応する範囲を往復動する。
「」および「」のスライドカッタ175の一連の切
断動作におけるバイトキャリッジ205は、位置P4か
ら位置P11に往動してスライドカッタ175を切断動
作位置に移動させ、続いて位置P1まで復動して切断動
作を行わせ、さらに非切断動作位置に移動させて位置P
4に戻る。
バイトキャリッジ205は、位置P4から位置P9に往
動してカム駆動部材30を引き出してから位置P6に移
動して圧着ローラ73を圧着位置に下動させる。また、
弱粘着シートBの貼着後は、位置P6から位置8に往動
してカム駆動部材30を元の位置に収める。もっともこ
の間に、上記のスライドカッタ175の切断動作が行わ
れるため、位置P6でいったんカム駆動部材30を置去
りにして上記の「」および「」の動作が行われる。
これにより、ハーフカット用シートAはシート送りロー
ラ181と圧着ローラ73との間に挟持され、スライド
カッタ175の切断軌跡は曲がることなく直線になる。
バイトキャリッジ205は、位置P4から位置P9に往
動してカム駆動部材30を引き出してから、位置P5に
復動して巻取りローラ35を接触位置に下降させる。そ
して、弱粘着テープ(ラウンド部AA,AB)Bを引き
剥がす場合には、巻取りローラ35を接触位置に維持す
べく、カム駆動部材30を置去りにして位置P2に移動
してクラッチ機構19をシート巻取り位置C3に切り替
える。また、不要シート部ACを引き剥がすときには、
シート送りローラ181によりハーフカット用シートA
を送って、不要シート部ACの先端を巻取りローラ35
に巻き付けてからカム駆動部材30を元の位置に収め
(位置P5−位置P8)、その後位置P2に移動する。
ハーフカット用シートA全体に対するカッティングのた
めの領域や弱粘着シートBの貼着開始位置などの位置関
係について説明する。同図(a)のシートマップにおけ
る位置関係は標準的なものであり、構成装置が同図
(b)の位置関係にあることを前提としている。ハーフ
カット用シートAの前端は、上記のシート検出センサ1
76により位置検出される頭出し位置S1であり、後端
は給紙切断位置S2である。
置S4は、シート送りローラ181と巻取り開始との距
離h(同図(b)参照)よりも少し長い距離H(頭出し
位置S1からの距離)に設定されている。不要シート部
ACを引き剥がすときの引剥がし開始部位、すなわち巻
取りローラ35による粘着部位となるカット線エリアS
7は、アプリケーションシートBBの貼着開始位置S4
の後方に配置される。これは、アプリケーションシート
BBの貼着時には、カット線エリアS7から後方のシー
ト本体Aaは巻き取られており、少なくともアプリケー
ションシートBBの繰出し端部(非粘着部B1)に続く
粘着部分が、カット線エリアS7の手前から貼着を開始
されるようにするためである。アプリケーションシート
BBの粘着部分が、非粘着処理された剥離シートAbに
貼着を開始されることになると、滑りを生じてアプリケ
ーションシートBBが良好に引き出せなくなる可能性が
ある。
0は、その貼着時においてシート本体Aaはまだ巻き取
られていない(引き剥がされていない)ため、アプリケ
ーションシートBBの貼着開始位置S4とカッティング
エリアS3との間に設定される。また、弱粘着シートB
を切断する第1シート切断位置S5は、スライドカッタ
175と圧着ローラ73の距離mより少し長い距離M、
給紙切断位置S2より前方に設定されている。すなわ
ち、切り離された残る側(ロール側)の弱粘着シートB
は、ハーフカット用シートAの尾端部A2を伴なって切
り離される(図26参照)。これにより、次に貼着され
る弱粘着シートBの繰出し端部には、上記寸法Mの尾端
部A2による非粘着部B1が構成される。
ため、実際の弱粘着シートBは常に前部に寸法Mの非粘
着部B1を存して貼着される。そして、この非粘着部B
1は引き剥がしの際の巻取りローラ35による粘着保持
部位となる。同様に、アプリケーションシートBBの切
断は、ハーフカット用シートAの給紙切断位置S2から
寸法M+M(この時点で後端から寸法M)前方の第2シ
ート切断位置S6となる。アプリケーションシートBB
における非粘着部B1は、剥離シートAbから切抜き文
字を剥がすときや貼着対象物に切抜き文字を貼った後、
これを引き剥がすときの手掛かりとして機能する。
置S1に向かって山形となる横断山形カット線S8aま
たは1本以上複数本以下の平行な横断カット線S8bが
形成される。カット線エリアS7は、不要シート部AC
を引き剥がすときの引剥がし開始位置、すなわち巻取り
ローラ35による粘着保持部位となる。また、第2シー
ト切断位置S6とほぼ同位置にも横断カット線S9が形
成され、この横断カット線S9は、不要シート部ACの
引剥がし完了端となる。
ト切断位置S5の距離Pは、巻取りローラ35が最大径
になったときの円周長に対応させて、設定されている。
これは、不要シート部ACの引剥がしにおける粘着保持
工程のときに、弱粘着シートBによって剥ぎ取られたく
り抜きラウンドや逆剥ぎラウンドが、シート本体Aa側
に剥ぎ取られないように、常にこれらラウンドの貼着さ
れていない弱粘着シートBの部分で、巻取りローラ35
の外周面を構成しておくためである。
ドおよび逆剥ぎラウンドについて、詳細に説明する。同
図(a)の斜線で示すキャラクタを例に説明すると、中
央にある楕円形部分がくり抜きラウンドAAである。く
り抜きラウンドAAは、キャラクタ部ADの外側に位置
する不要シート部ACとは繋がっておらず、不要シート
部ACに連ねて引き剥がすことはできない部分である。
る図示の複数の三角形の部分が、逆剥ぎラウンドABで
ある。逆剥ぎラウンドABは、不要シート部ACとは繋
がっているが、不要シート部ACを一方向から引き剥が
す(図示の矢印の方向)ときに、基部から逆方向に引き
剥がされることになる部分である。この逆剥ぎは、上向
きの引き剥がし形態(鈍角で引き剥がされる)となるた
め、引き剥がすことができずにシート本体Aaを破って
しまい、良好に巻き取ることができなくなるおそれがあ
る。このため、逆剥ぎラウンドABを不要シート部AC
とは別に且つ先行して引き剥がすようにしている。な
お、図示の左下の部分に生じている2つの逆剥ぎラウン
ドAB,ABは、その一部が相互に重複しているため、
この部分は両者のAND領域を一体として切断および引
き剥がすようにしている(同図(b)参照)。
の方法を、フローチャート(図22)に基づいて説明す
る。なお、この説明では、対象となるキャラクタにくり
抜きラウンドAAおよび逆剥ぎラウンドABが存在する
ことが前提となっている。両ラウンドAA,ABの形状
・位置の計算は、キャラクタ部ADの外向き極小点の抽
出から開始する(S−1)。外向き極小点とは、図示の
矢印方向におけるキャラクタ部ADの鋭角部分(図示黒
丸部分)であり、図示のものでは5箇所の外向き極小点
が抽出される。次に、この5箇所の外向き極小点に基づ
いて、逆剥ぎラウンドABを抽出する(S−2)。具体
的には、各外向き極小点から延びる垂線により逆剥ぎラ
ウンドABをそれぞれ抽出する。このとき、図示左下の
部分では、逆剥ぎラウンドAB,ABが一部重複するこ
とになる。そこで次に、抽出された逆剥ぎラウンドA
B,ABをAND処理する(S−3:同図(b)参
照)。
移行する(S−4)。ここで、くり抜きラウンドAAの
階層値が1以下か否かが判別され(S−5)、1以下で
ない場合にはくり抜きラウンドAAの抽出をキャンセル
する(S−6)。例えば、階層値が「2」の場合には、
図示のくり抜きラウンドAAである楕円の中に、さらに
楕円等の残す部分が存在することになり、この場合には
引き剥がしが複雑になるため、この部分の引き剥がしを
断念する(人力に委ねる)。一方、階層値が1以下であ
る場合には、くり抜きラウンドAAを抽出し(S−
7)、最終的にくり抜きラウンドAAと逆剥ぎラウンド
ABとをAND処理して、実際に引き剥がすラウンドA
A,ABを抽出する(S−8)。
5廻りの構成について、簡単に説明する。上述したよう
に、コントローラ15は回路ブロック20に組み込まれ
ており、コントローラ15には、入力手段としてのキー
ボードの各種のキー22aが接続されている。また、コ
ントローラ15には、出力手段としてのディスプレイ2
3が接続され、さらに実施形態の主な制御対象である駆
動モータ17、往復動モータ203、電磁ソレノイド2
22およびシート検出センサ176などが接続されてい
る。
施形態の切抜き文字作成装置1による切抜き文字作成方
法(コントローラ15による制御)について、順を追っ
て説明する。図24(a)は、初期状態を表しており、
ハーフカット用シートAは、その繰出し端部A1をシー
ト供給ローラ171に接触した状態にある。また、圧着
ローラ73は非圧着位置に上動しており、巻取りローラ
35は非接触位置に上昇している。さらに、カッティン
グバイト201およびスライドカッタ175は、いずれ
も非切断動作位置に移動している。そして、バイトキャ
リッジ205はホーム位置P4にあって、クラッチ機構
19がシート送り位置C1となっている。
されると、クラッチ機構19がシート供給位置C2に切
り替わり、シート送りローラ181およびシート供給ロ
ーラ171が回転を開始する。これにより、ハーフカッ
ト用シートAがシートカートリッジ3からシート走行路
7に繰り出されてゆく。ハーフカット用シートAの先端
がシート送りローラ181を越えると、シート検出セン
サ176によりハーフカット用シートAの先端(頭出し
位置S1)が検出され、これを基準に必要ステップ数
(所定の寸法)送られたところで、両ローラ171,1
81が停止する(図24(b)参照)。また、シート送
りローラ181の周速はシート供給ローラ171の周速
より速くなるように設定されており、ハーフカット用シ
ートAとシート供給ローラ171との間は適宜滑るの
で、ハーフカット用シートAは、シート送りローラ18
1とシート供給ローラ171との間で弛むことはない。
切断動作位置に回動してから反転復動して、ハーフカッ
ト用シートAを切り離す(図24(c)参照)。ハーフ
カット用シートAを切断したスライドカッタ175は、
さらに復動し非切断動作位置に回動してから反転往動し
てホーム位置P4に戻る。次に、シート送りローラ18
1およびシート供給ローラ171がわずかに逆転し、ハ
ーフカット用シートAの切断端をシート走行路7から退
避させる(図25(a)参照)。
C1(バイトキャリッジ205:ホーム位置P4)に切
り替わると同時に、シート送りローラ181が逆転して
ハーフカット用シートAが後方に送られ、その先端検出
(シート検出センサ176による頭出し)が行われる。
続いて、ハーフカット用シートAをアウトラインカット
の開始位置まで送った後、電磁ソレノイド222を励磁
して、カッティングバイト201を切断動作位置に移動
させる。ここで、シート送りローラ181によるハーフ
カット用シートAの正逆送りと、往復動機構202によ
るカッティングバイト201の往復動とを同期させて、
くり抜きラウンドおよび/または逆剥ぎラウンドのアウ
トラインカットが行われる(図25(b)参照)。
レノイド222を消磁してカッティングバイト201を
非切断動作位置に移動させると同時に、ハーフカット用
シートAを後方に送る。続いて、圧着ローラ73を圧着
位置(圧着開始位置S10)に下動させ、弱粘着シート
Bの繰出し端(非粘着部B1)をハーフカット用シート
Aに押し付ける(図25(c)参照)。ここで、ハーフ
カット用シートAを前方に送って、弱粘着シートBをハ
ーフカット用シートA上に連続して貼着してゆく(図2
6(a)参照)。なお、圧着開始位置S10にはシート
本体Aaがあり、弱粘着シートBの繰出し端との間で十
分な摩擦力が発生するため、適切な貼着開始(弱粘着シ
ートBの引き出し)が可能となる。
175の位置に来ると、ハーフカット用シートAの送り
が停止されると同時に、スライドカッタ175が切断動
作し、弱粘着シートBの貼着が完了する。このとき、ス
ライドカッタ175により、ハーフカット用シートAの
尾端部A2を含めて弱粘着シートBを切断する(図26
(b)参照)。次に、弱粘着シートBの切断端部を伴っ
て圧着ローラ73を非圧着位置に上動させ、且つハーフ
カット用シートAを後方に送る(図26(c)参照)。
なお、スライドカッタ175が切断時には、ハーフカッ
ト用シートAはシート送りローラ181と圧着ローラ7
3との間に挟持されており、ハーフカット用シートAは
曲がり無く切断される。
降させ、弱粘着シートBの繰出し端に接触させてこれを
粘着保持する(図27(a)参照)。ここで、クラッチ
機構19をシート巻取り位置C3に切り替え、シート送
りローラ181と巻取りローラ35とを回転させ、ハー
フカット用シートAを前方へ送りながら弱粘着シートB
を巻き取る。このとき、接触位置にある巻取りローラ3
5は、ハーフカット用シートA上を相対的に転動し、く
り抜きラウンドAA/逆剥ぎラウンドABは、弱粘着シ
ートBと共に剥離シートAbから引き剥がされると同時
に巻き取られる(図27(b)参照)。
ール状の弱粘着シートBを低トルクで繰出し得ると共
に、巻取りローラ35が粘着巻取り可能な程度の粘着力
を発揮し得る、表面処理が施されている。また、巻取り
ローラ35をハーフカット用シートAに押し付けた状態
で、弱粘着シートBの巻き取りが行われ、且つくり抜き
ラウンドAA/逆剥ぎラウンドABはその剥ぎ取り曲率
が小さく、材料の復元戻り力が小さいため、これらラウ
ンドAA,ABは、弱粘着シートBに強く貼着され、ミ
スなく剥ぎ取られる。さらに、巻取りローラ35には摩
擦クラッチ289を介して巻取りトルクが加えられてお
り、弱粘着シートBの密着巻きが可能になる。そして、
その径は、シート送りローラと巻き取りローラとの間に
あるハーフカット用シートAに弛みが発生しない程度に
設定されている。
取りローラ35を非接触位置に上昇させると共に、ハー
フカット用シートAを後方に移動させ、先端検出を行っ
てからキャラクタの外形カットに移行する。このよう
に、ハーフカット用シートAの先端位置を再度検出する
ため、ラウンド剥離工程を経ても、ラウンドカットと外
形カットとの相互間における位置ずれは発生しない。な
お、キャラクタにラウンド部分AA,ABが存在しない
場合には、図25(a)の状態からこの外形カットに移
行する。キャラクタの外形カットは、上記のラウンド部
分AA,ABのカットと同様に、ハーフカット用シート
Aの正逆送りとカッティングバイト201の往復動とを
同期させて行われる(図27(c)参照)。なお、この
キャラクタの外形カットでは、最初と最後に上記の横断
カット線S8,S9のハーフカットが行われる。
ーフカット用シートAのカット線エリアS7と巻取りロ
ーラ35との接触位置に送った後、再度、巻取りローラ
35を接触位置に下降させ、不要シート部ACの剥離開
始端(カット線エリアS7)に接触させてこれを粘着保
持する(図28(a)参照)。次に、不要シート部AC
を粘着保持した巻取りローラ35を非接触位置に上昇さ
せるが、このとき剥離ガイド部材131が前進して、不
要シート部ACに突き当てられる。
ローラ35とを回転させ、ハーフカット用シートAを前
方へ送りながら不要シート部ACを巻き取る(図28
(b)参照)。このとき、不要シート部ACは、剥離ガ
イド部材131により剥離シートAbから鋭角に引き剥
がされて、巻取ローラ35に巻き取られる。この場合、
キャラクタ部ADの腰の強さにより、キャラクタ部AD
と不要シート部ACとが容易に分離し、キャラクタ部A
Dが剥離シートAb上に残る。また、巻取りローラ35
には摩擦クラッチ289を介して巻取りトルクが加えら
れており、弱粘着シートBは密着巻きされる。不要シー
ト部ACの巻取りが完了すると、ハーフカット用シート
Aは、その貼着開始位置S4が圧着ローラ73の接触位
置に達するように後方に送られる。
下動し、アプリケーションシートBBとしての弱粘着シ
ートBの繰出し端(非粘着部B1)を、ハーフカット用
シートAに押し付ける(図28(c)参照)。続いて、
ハーフカット用シートAを前方に送って、弱粘着シート
Bをハーフカット用シートAに連続して貼着してゆく
(図29(a)参照)。このとき、貼着開始位置S4は
シート本体Aa上にあるため、弱粘着シートBの繰出し
端は、剥離シートAb上ではなくシート本体Aa上から
粘着を開始するため、滑りを生ずることなく適切に貼着
されることになる。
175の位置までくると、弱粘着シートBの貼着が完了
し、スライドカッタ175により、ハーフカット用シー
トAの尾端部A2を含めて弱粘着シートBが切断される
(図29(b)参照)。この場合も、ハーフカット用シ
ートAはシート送りローラ181と圧着ローラ73との
間に挟持されており、スライドカッタ175により曲が
り無く切断される。そして最後に、圧着ローラ73を非
切断位置に上動させると共に、ハーフカット用シートA
をシート排出口24から装置外部に送り出す(図29
(c)参照)。
は、上記のようにキラクタのアウトラインカットからア
プリケーションシートの貼着までの一連の動作を自動で
行うようになっているが、モード切替により、アプリケ
ーションシートの貼着をキャンセルすることも可能であ
る。また、モード切替により、キラクタのアウトライン
カットのみを行わせることも可能である(ネガ切り文字
の作成に活用)。かかる場合には、ハーフカット用シー
トはアウトラインカット完了後、直ちに排出される。ま
た、切抜き文字としての鏡文字の作成や右書き・左書き
の選択も可能であることは、いうまでもない。さらに、
本実施形態のハーフカット用シートは、ロール状に巻回
したものを用いたが、特定の長さのシート片であっても
よい。かかる場合には、切り文字作成装置を薄型化する
ことができる。
は、シート供給機構、シート送り機構、カッティングプ
ロッタ機構およびシート剥離機構を備えているが、これ
を、シート送り機構、カッティングプロッタ機構および
シート剥離機構のアプリケーションシート貼着機構のみ
を備えた装置とすることも可能である。かかる場合に
は、ハーフカット用シートを装置外部から供給(ハーフ
カット用シートはシートカートリッジには搭載しない)
してキャラクタのアウトラインカットを行い、これをい
ったん装置外に排出し、人間の手で不要シート部分を剥
いで再度、装置にシートを投入してアプリケーションシ
ートの貼着を行うようにする。
ンシート貼着機構に代えて不要シート剥離機構を備えた
装置としてもよい。かかる場合には、装置外部から供給
したハーフカット用シートは、アウトラインカットの後
不要シート部分が引き剥がされ、この状態で装置外に排
出される。
もよい。すなわち、シートカートリッジから供給された
ハーフカット用シートは、アウトラインカットされた後
装置外に排出される。この場合には、シート剥離機構や
弱粘着シートなどが不要となるため、装置構成を単純化
することができる。
カッタ移動機構を備えるシート切断装置は、インクジェ
ットプリンタやシリアルサーマルプリンタなどの往復動
するキャリッジを搭載した電子機器に適用できること
は、いうまでもない。
ッタによれば、切抜き対象となるキャラクタのアウトラ
インカットを行う場合でもハーフカット用シートのフル
カットを行う場合でも、同じ往復動機構を用いるように
しているため、カッティングバイトおよびスライドカッ
タ廻りの装置構造を単純化および省スペース化を達成す
ることができると共に、コストダウンを達成することが
できる。
の外観斜視図である。
である。
である。
体内部の斜視図である。
た斜視図である。
た斜視図である。
造(ハーフカット用シートの供給)を表した縦断面図で
ある。
構造(弱粘着シートの貼着)を表した縦断面図である。
構造(弱粘着シートの剥離)を表した縦断面図である。
構造(不要シート部の剥離)を表した縦断面図である。
構造(動力伝達部、バイト移動機構)を表した縦断面図
である。
す拡大斜視図である。
す拡大斜視図である。
造を示す拡大平面図である。
動作との関係を表した説明図である。
す説明図である。
逆剥ぎラウンドの説明図である。
ートである。
文字の作成手順(1)を表した動作説明図である。
文字の作成手順(2)を表した動作説明図である。
文字の作成手順(3)を表した動作説明図である。
文字の作成手順(4)を表した動作説明図である。
文字の作成手順(5)を表した動作説明図である。
文字の作成手順(6)を表した動作説明図である。
ス 5 装置フレーム 7 シート走
行路 8 カートリッジケース 9 カートリ
ッジ装着部 11 シート供給機構 12 シート
送り機構 13 カッティングプロッタ機構 14 シート
剥離機構 15 コントローラ 17 駆動モ
ータ 18 動力伝達部 19 クラッ
チ機構 20 回路ブロック 21 操作パ
ネル 24 シート排出口 25 シート
作業口 30 カム駆動部材 31 粘着シ
ート貼着機構 32 巻取り剥離機構 33 剥離ガ
イド機構 35 巻取りローラ 36 ローラ
ギヤ列 37 ローラ移動機構 51 隔板部 52 上収容部 53 下収容
部 56 前スリット開口 57 後スリ
ット開口 61 逆送阻止機構 62 シート
押え部材 70 上下動機構 73 圧着ロ
ーラ 74 ローラホルダ 78 カム部 86 カムフォロア 106 カート
リッジ出力歯車 107 カートリッジ出力軸 111 カバ
ーアーム 112 カバー作動機構 121 円筒
カム部材 122 回動レバー 125 カム
溝 129 カム突起 131 剥離
ガイド部材 132 回動アーム 134 突当
て部 151 サイドフレーム 171 シー
ト供給ローラ 175 スライドカッタ 176 シー
ト検出センサ 181 シート送りローラ 182 上送
りローラ 183 下送りローラ 201 カッ
ティングバイト 202 往復動機構 203 往復
動モータ 205 バイトキャリッジ 206 キャ
リッジガイド軸 207 タイミングベルト 210 バイ
ト移動機構 218 カッタ移動機構 221 ガイ
ドプレート 222 電磁ソレノイド 231 カッ
タ刃 232 カッタホルダ 235 軸突
起 236 軸受け孔 237 クリ
ック係合部 246 往動突当て片 247 復動
突当て片 251 ベースプレート 262 係脱
機構 264 フックアーム 265 フッ
ク受け部 281 シート供給歯車 282 シー
ト送り歯車 283 巻取り動力伝達機構 285 巻取
り入力プーリ 289 摩擦クラッチ 301 中間
歯車 302 切替歯車 303 切替
レバー 304 切替ばね A ハー
フカット用シート Aa シート本体 Ab 剥離
シート AA くり抜きラウンド AB 逆剥
ぎラウンド AC 不要シート部 AD キャ
ラクタ部 A1 繰出し端部 A2 尾端
部 B 弱粘着シート BB アプリ
ケーションシート B1 非粘着部
Claims (6)
- 【請求項1】 ハーフカット用シートに対し切抜き対象
となるキャラクタのアウトラインをハーフカットするカ
ッティングバイトと、 前記ハーフカット用シートをフルカットするスライドカ
ッタと、 前記ハーフカット用シートを正逆方向に送るシート送り
機構と、 前記ハーフカット用シートの送り方向に直交する方向に
前記カッティングバイトおよび前記スライドカッタを往
復動させる単一の往復動機構と、前記スライドカッタを、前記ハーフカット用シートに臨
む切断動作位置と前記ハーフカット用シートから退避す
る非切断動作位置との間で移動させるカッタ移動機構
と、 前記シート送り機構および前記往復動機構を制御するコ
ントローラとを備え、 前記コントローラは、前記シート送り機構および前記往
復動機構の駆動を制御して前記カッティングバイトに前
記アウトラインカットを行わせ、前記往復動機構のみの
駆動を制御して前記スライドカッタに前記フルカットを
行わせるカッティングプロッタにおいて、 前記往復動機構は、前記カッティングバイトおよび前記
スライドカッタを搭載したカッタキャリッジと、前記カ
ッタキャリッジを往復動させるベルト機構と、前記カッ
タキャリッジの往復動を案内すると共に両外端部を装置
フレームに支持されたキャリッジガイド軸と、前記ベル
ト機構を正逆方向に走行させるキャリッジモータとを有
し、 前記スライドカッタは、前記カッタキャリッジに回動自
在に取り付けられ、 前記カッタ移動機構は、前記装置フレームに設けられ、
前記往復動機構により往動の終端近傍まで移動してきた
前記スライドカッタに突き当たってこれを切断動作位置
となる起立姿勢に回動させる往動突当て部材と、 前記装置フレームに設けられ、前記往復動機構により復
動の終端近傍まで移動してきた前記スライドカッタに突
き当たってこれを非切断動作位置となる斜め姿勢に回動
させる復動突当て部材とを有する ことを特徴とするカッ
ティングプロッタ。 - 【請求項2】 前記カッティングバイトを、前記ハーフ
カット用シートに臨む切断動作位置と前記ハーフカット
用シートから退避する非切断動作位置との間で移動させ
るバイト移動機構を、更に備え、 前記コントローラは、前記バイト移動機構および前記カ
ッタ移動機構を制御し、前記カッティングバイトを切断
動作位置に移動させたときには前記スライドカッタを非
切断動作位置に移動させ、前記スライドカッタを切断動
作位置に移動させたときには前記カッティングバイトを
非切断動作位置に移動させることを特徴とする請求項1
に記載のカッティングプロッタ。 - 【請求項3】 前記シート送り機構は、前記ハーフカッ
ト用シートを回転送りする送りローラを有し、 前記スライドカッタは、前記送りローラに対し前記ハー
フカット用シートの供給方向手前側に配設されているこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のカッティング
プロッタ。 - 【請求項4】 前記往動突当て部材および前記復動突当
て部材は、前記装置フレームの一部を折り曲げて形成さ
れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
に記載のカッティングプロッタ。 - 【請求項5】 前記ハーフカット用シートのシート走行
路を構成するベースプレートには、前記カッティングバ
イトおよび前記スライドカッタにおける往復動のカット
ラインに対応して、溝部がそれぞれ形成されていること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカッ
ティングプロッタ。 - 【請求項6】 前記ハーフカット用シートのシート走行
路を構成するベースプレートには、前記カッティングバ
イトのカッティングラインの両端部に位置して一対の溝
部が形成され、 前記一対の溝部は、前記ハーフカット用シートの両幅端
に相当する位置をそれぞれ跨いで延在していることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカッティ
ングプロッタ。
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